JP5777669B2 - 電気車用制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は電気車用制御装置に関するものである。この制御装置は、電気車の電力供給が不能(例えば架線停電又は架線自体がないエリア)になったとき、最寄りの場所まで、電気車に備えた蓄電装置から補助回路に安定した電力を供給する場合のに適用されて有効である。
現在の電気車では、架線等からの電源供給が不能になった場合は、電気車が動けなくなり救援車を待つしかないという課題がある。一方、一部のトロリーバスは、この課題は解決されていて、トロリー線のない車庫周辺等での移動は、車載のバッテリーを電源として低速で走行を可能にしている。トロリーバスでは補助回路の負荷容量が小さく、総てバッテリーによる駆動が可能である。しかし、高圧補助電源装置により負荷容量の大きい補助回路に電源を供給するタイプの一般の編成列車は、高圧補助電源装置からの交流出力で電力を得るシステムなので、これらの一般の編成列車ではバッテリー走行時には高圧補助電源装置は動作しないという課題がある。このため、一般の編成列車では自走により最寄りの場所へ移動することが実現せず、現在は線路をふさいだ状態で救援車による救出を仰いでいる。
なお電気車においてブレーキをかけたときに回生電力が得られるが、この回生エネルギーを有効利用する技術は知られている(たとえば特許文献1)。この回生エネルギーは力行加速時などに利用されている。
特開2003−199204号公報
高圧補助電源装置で負荷容量の大きい補助回路に電源を供給する一般の編成列車では、高圧補助電源装置からの交流出力で電力を得るシステムなので、これらの一般の編成列車ではバッテリー走行時には高圧補助電源装置は動作しないという課題がある。
一方、直流電車における離線といった瞬時の電源欠如、又は交流電車における交交セクション通過といった常時発生する短時間の電源欠如、交直電車における比較的長時間の電源の欠如に対しても、電力供給対策を測る必要がある。
瞬時或いは短時間の電源欠如に対しては、離線保証用に大容量のコンデンサを準備して、電力供給対策を測ることができる。また長時間の電源欠如に対しては、蓄電装置を用意し、車内の消灯を避ける必要があるが、そのために蛍光灯負荷だけは経済的な交流蛍光灯から多少高価な直流蛍光灯を採用せざるを得ないという課題がある。
また、自動列車運転における列車の停止制御では、停止間際の回生失効の発生により、停止位置精度が大きく変化するという課題もある。
そこでこの発明は、昇降圧チョッパと蓄電装置を組み合わせることにより、主回路に対しては低速でも力行を得る電力を確保できると共に、補助回路に対しては十分な高圧補助電源としての機能を提供する電気車用制御装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明の実施例は、一端が集電装置または蓄電装置に接続し、他端が第1のフィルタに接続される接触器と、前記第1のフィルタの他端が接続する主回路と、前記集電装置と第2のフィルタを介して接続される補助回路と、前記蓄電装置と前記補助回路との間に設けられる昇降圧チョッパと、を有し、前記接触器の一端が前記蓄電装置に接続される場合に、前記主回路と前記蓄電装置とが前記第1のフィルタを介して接続され、且つ前記補助回路と前記蓄電装置とが前記昇降圧チョッパを介して接続される
上記の解決手段によると、補助回路に対しては十分な高圧補助電源として機能することができる。
トロリーバス蓄電装置の鉄道車両適用例を示す図である。 本発明の装置を直流電気車に適用した例を示す図である。 図2の蓄電制御装置の動作を説明するために示し回路図である。 図2の蓄電装置の電圧と架線の電圧に対する車両速度と引張力の関係を示す説明図である。 図2の逆流阻止ダイオードに変わる他の例を示す図である。 本発明の装置の動作例を説明するために、列車速度、架線電圧、充電状態(SOC)の時系列の例を示す図である。 架線電圧の変動領域の例を示す図である。 本発明の装置を交流電気車に適用した例を示す図である。 本発明の装置を交直電気車に適用した例を示す図である。 本発明のさらに他の実施例であり、直流電気車に適用した例を示す図である。 図10の装置の動作例を説明するために、列車速度、充電状態(SOC)及び列車消費電力の時系列の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。まず図1の電車線の一般回路を参照し、バッテリー走行が可能なトロリーバスなどで実施されている現状のドライブ制御方法を説明する。
電車線等の外部から電力を集電する集電装置11からの出力電力は、接触器12と17に供給される。
通常時、この電力は、接触器12を介してリアクトル13、コンデンサ14でフィルタリングされ、可変電圧可変周波数(VVVF)インバータ15に供給される。また通常時、電力は、接触器17を介してリアクトル18、逆流阻止ダイオード19、コンデンサ20を介して固定電圧固定周波数(CVCF)インバータ21に供給される。リアクトル18、コンデンサ20はフィルタを形成している。
VVVFインバータ15の出力は、主電動機16a−16dに供給され、CVCFインバータ21の出力は、バスの蛍光灯など補助回路22に供給される。
今、集電装置11からの電力が受けられなくなったとすると、接触器12はバッテリー24側に切り替わり、バッテリー24からの直流電圧をVVVFインバータ15に供給する。これにより主回路側の主電動機が駆動される。集電装置11からの電力は、電圧も高く電力制限も十分大きいため、バスは高速で走行できるが、バッテリー24からの電力は、低いバッテリー電圧での走行になるため、バスは極低速での走行になる。従ってこのバッテリー走行は車庫での運転や営業路線上では停電が発生した際の退避のときに実施されている。
上記のバッテリー走行ではCVCFインバータ21はバッテリー電圧が低すぎて動作できないため、CVCFの交流出力で蛍光灯などが接続されている場合、蛍光灯は消灯になるという不具合が生じる。実際にはこのような消灯を避けるため、蛍光灯はバッテリーからの直流で点灯する直流蛍光灯を用いて対処している。しかしながら、一般の直流電車では蛍光灯電源はCVCFインバータ出力の交流を使用しているので、この種トロリーバスで実施する方法は高価な設備を伴うことになる。
なお整流器23は、通常時は、CVCFインバータ21の出力である3相交流電流を整流してバッテリー24に充電を行っている。
図2は本発明に係わる直流電車におけるバッテリー走行を可能にした蓄電制御装置30の例を示している。図1と共通する部分には、図1と同一符号を付している。図1との違いは、昇降圧チョッパ31と蓄電装置32を有する蓄電制御装置30が設けられている点である。
通常走行状態では、接触器12が集電装置11側に接続され、VVVFインバータ15に電力が供給される。VVVFインバータ15の出力は、主電動機16a−16dに供給される。
また通常走行状態では、接触器17は集電装置11側に接続される。このときは、蓄電制御装置30は、逆流阻止ダイオード19のカソード側から受電した電圧(1500V)を、昇降圧チョッパ31により降圧し、蓄電装置32に蓄電(300V)を行う。
非常走行時には、接触器12は、蓄電装置32側に切り替えられる。また基本的には接触器17はオフされる。
このような非常走行時には、蓄電装置32からの電圧(300V)は、接触器12を介して、VVVFインバータ15に入力する。このために、低速ではあるが、主電動機16a−16dが駆動され、電気車は低速運転される。
また非常走行時には、蓄電制御装置30は、蓄電装置32からの電圧を昇降圧チョッパ31により昇圧し、その電圧1500VをCVCFインバータ21に供給することができる。よって、バッテリー走行時にもCVCFインバータ21は、定常に動作することができる。この結果、電気車内の照明、エアーコンディショナー、などの付帯設備を通常と同様に運転することができる。特に客車などで照明、エアーコンディショナーが安定して動作することは重要である。
一般に公称電圧1500Vの架線では蓄電装置32の電圧を300V程度にしておくことで、昇圧動作によりCVCFインバータが動作可能な電圧(例えば1500V)を得ることができる。バッテリー32の出力は、例えばシステム制御装置100などの電源電圧として利用される。システム制御装置100は、昇降圧チョッパ31を駆動するためのパルス、接触器17、12等を制御するための制御信号を出力する。また、架線電圧の状態などを検出することもできる。
図3(A),図3(B)は、上記した昇降圧チョッパ31の動作をさらに詳しく説明するための図である。スッチング回路SW1とスイッチング回路SW2の直列回路とは、逆流阻止ダイオード19のカソードとアースライン間に接続されている。スイッチング回路SW1、SW2は、それぞれ絶縁型バイポーラ・トランジスタ(IGBT)が用いられている。ゲート回路g1、g2は、スイッチング回路SW1、SW2をそれぞれオンオフ制御するためのゲート回路であり、システム制御装置100から制御信号が入力される。蓄電装置32の一方の電極は、アースラインに接続され、他方の電極は、リアクトルL1を介してスイッチ回路SW1、SW2の接続点に接続されると共に、接触器12の一方の端子に接続されている。接触器12は、架線からの電力を選択した第1の走行状態と、蓄電装置32からの電力を選択した第2の走行状態を取ることができる。
図3(A)は、昇降圧チョッパ31が充電モードのときの電流の流れを示している。スイッチング回路SW1がオンオフ制御され、スイッチング回路SW2をオフ状態に保つと、逆流阻止ダイオード19からの電流がスイッチング回路SW1を介して蓄電装置32に流れ込み、充電が行われる。蓄電された電力を保持する場合には、スイッチング回路SW1,SW2はオフされる。図3(B)は、昇降圧チョッパ31が放電モードのときの電流の流れを示している。放電する場合には、スイッチング回路SW1がオフ状態で、スイッチング回路SW2がオンオフ制御される。すると、リアクトルL1により昇圧された電圧が、スイッチング回路SW1のダイオードを介して補助回路側へ送出される。
図4は、電気車がDC1500Vで走行する場合と、DC300Vで走行する場合の車両速度と引張力の関係を示している。通常走行時(第1の走行状態)は、DC1500Vが架線から得られる。しかし非常走行時(第2の走行状態)は、DC300Vが蓄電装置32から得られる。非常走行時の走行速度は低速となる。
なお上記の実施例では、逆流阻止ダイオード19を用いたが、この部分の構成としては、図5に示すように高抵抗19Aとサイリスタ19Bの並列回路を用いても可能である。したがってこの部分の回路は総称して高抵抗部と称することにする。
上記したように本発明にかかる装置では、車載される蓄電装置を有効活用している。直流電車あるいは交流電車、交直電車に関わらず上記蓄電制御装置を設け、前記蓄電装置32は、直接主回路装置の入力部と接続可能とすることで、架線からの供給電力が欠如した場合も、この蓄電制御装置が、蓄電装置32の電圧を昇圧し高圧を必要とする補助回路を動作させることができる。
また、架線からの電力供給に頼らない非常走行では蓄電装置(低電圧)を直接主回路に接続することができ、低速ではあるが最寄の場所に移動できる。そして同時に蓄電制御装置を作用させることで補助回路側の高圧補助電源装置としては定常の出力で補助回路負荷に電力供給できる。
また、蓄電装置の蓄電状態を管理し、停止までに発生する回生エネルギーを吸収できるような蓄電池の充電状態とすることで、列車停止間際の低速域における列車の回生エネルギーを蓄電装置が吸収することで、低速域の回生失効を防止し、列車停止精度を向上することが可能である。
電気車等において、架線電圧正常時の走行で、定常的に起こる瞬時離線という極短時間の電源欠如に際してはVVVFインバータ15が停止しても力行時、惰行時の走行に支障をきたさない。しかしCVCFインバータ21が停止すると蛍光灯の消灯を伴うため、連続動作が要求される。
従って本発明では上記したように、蓄電装置32から昇降圧チョッパ31を介して即電力を供給することで連続動作が可能になる。また回生ブレーキでは架線側に電力を戻す動作となる。しかし、架線側に回生負荷が少なく、回生ブレーキにより電力が架線側にもどってきたとき、異常に架線電圧が持ち上げられ、回生動作不能に陥る場合がある。
そこで、本装置では力行時に蓄電装置32の充電状態を例えば80%程度にしておき、回生ブレーキ時に架線電圧が異常に持ち上げられる場合は昇降圧チョッパの降圧動作で蓄電装置32に充電余裕を設けておくことで回生動作を継続することができる。充電状態の設定及び制御は、例えばシステム制御装置100により管理される。
図6(A)は、電車速度の変化の例を示し、図6(B)は、架線電圧が変化した様子を示し、図6(C)は蓄電装置32への充電状態を示している。
架線電圧異常時、つまり架線からの電力供給を受けることができなくなった場合は図6(A)のライン6a2に示すように、低速での非常走行ができる。図6(A)のライン6a1は、通常走行が行われるときの様子を示している。
この際、CVCFインバータ21も通常の動作ができるので、CVCFインバータ21の出力で機能する蛍光灯は通常通り灯し続けることはできるし、またブレーキ等の空気圧を制御するコンプレッサも正常に動作させることができる。このため、電気車は長期間の運転が可能となり、駅間で停電等が発生しても最寄りの駅等に安全に退避することができる。
電気車等において、架線電圧正常時の走行で、定常的に起こる瞬時離線という極短時間の電源欠如に際してはVVVFインバータ15が停止しても力行時、惰行時の走行に支障をきたさない。しかしCVCFインバータ21が停止すると蛍光灯の消灯を伴うため、連続動作が要求される。
図6(B)は、電圧範囲Vs1,Vs2,Vs3(図7参照)に対して実際の架線電圧が変化している様子を示している。また図6(C)は、蓄電装置32の充電状態の様子を示している。
図7は本発明の架線電圧と蓄電制御装置30の制御によって作られる蓄電装置32の充電状態を示す。公称では電圧1500Vの架線電圧の変動範囲は900Vから1800Vである。架線の正常状態とみなせるVs1の範囲では蓄電制御装置30の充電、又は放電動作で例えば蓄電装置32の充電状態を80%に保つ。
離線などの電源欠如では電圧がVs2領域に入り、蓄電装置32は放電モードでCVCFインバータ21へ電力を供給することになる。この際、逆流阻止ダイオード19の効果によりこの電力はVVVFインバータ15には供給されないので、蓄電制御装置の制御容量は小さくてすむことになる。一方、回生ブレーキ時に架線電圧が異常にあがり、Vs3の領域に入り込むと蓄電制御装置30は蓄電装置32への充電モードに移り、架線電圧の上昇を抑制することになる。これは回生効率を高めることになり、省エネルギー効果に大きく寄与する。
この発明は上記の実施例に限定されるものではなく、各種の車両に適用することが可能であり、以下各種の車両に適用された様子を説明する。
図8に本発明の基本コンセプトを交流電気車両に適用した場合の回路例を示す。集電装置11は、主変圧器41の第1巻線41aに接続されている。主変圧器41の第2巻線41bは、整流装置D1を介して、接触器12の一方の入力端子に接続されている。接触器12の出力は、入力フィルタを介してVVVFインバータ15に供給される。主変圧器41の第3巻線41cに接続されている整流装置D2の出力は、補助回路側の入力フィルタを介してCVCFインバータ21に供給されている。
図8においては、蓄電装置32への充放電動作をする昇降圧チョッパ31は、主変圧器41の第3巻線41cを介した整流装置D2と高圧補助電源装置の入力部間に接続されている。また主回路のVVVFインバータ15の入力フィルタが架線から切り離されたときは、代って蓄電装置32の出力がVVVFインバータ15に入力する構成である。他の部分は、先の実施形態と同じ構成であるために、同一符号を付している。
図9に本発明の基本コンセプトを交直流車両に適用した場合の回路例を示す。集電装置11は、交流の場合、主変圧器41の第1巻線41aに接続することができる。また集電装置11は、直流の場合、接触器42を介して接触器12の一方の入力端に接続することができる。主変圧器41の第2巻線41bは整流装置D1に接続されている。この整流装置D1の出力は、接触器12の一方の入力端に接続されている。接触器12は、非常走行時には蓄電装置32の出力を選択する。
この図9の装置は、架線からの電力供給を受けず、低速でも車載の蓄電装置で非常走行する交直流電気車に適用された例である。蓄電装置32への充放電動作をする昇降圧チョッパ31は、主変圧器の第2巻線を介した整流装置D1の出力の逆流阻止ダイオード19dと高圧補助電源装置の入力部間に接続される。また主回路のVVVFインバータ15の入力フィルタが架線から切り離されときは、代って蓄電装置32の出力がVVVFインバータ15に入力する構成である。他の部分は、先の実施形態と同じ構成であるために、同一符号を付している。
図10は図2の装置の変形例である。逆流阻止ダイオード19の両端に放電制御素子(IGBT)50を接続し、蓄電装置32の放電電力を補助電源装置としてだけでなく、主回路にも選択放電できるようにしたものである。図10の方式と図2の方式の違いは、主回路側にも昇圧チョッパの出力を接続し、主回路側への電力供給を可能にしている点である。蓄電装置の容量が小さい場合は、力行補助を行うだけの余力がないが、蓄電容量が大きい場合は、主回路へ電力を蓄電装置から供給し、架線ハイブリッドシステムとして動作させることも可能である。
蓄電装置のエネルギーを力行に用いる場合は、図10の放電制御素子50を点弧することで主回路に向けエネルギーを放出する。
図11は図10の装置を用い、列車のTASC制御時の停止精度の向上を狙った場合の列車速度と蓄電装置32の充放電パターンの例を示している。図11(A)は、列車速度の変遷、図11(B)は蓄電装置の充電状態を示し、図11(C)は、列車消費電力の変化の様子を示している。図11(C)で列車の消費電力が大きくなる領域C11に於いて蓄電装置を放電することで、饋電系へのピーク電力を軽減する他、饋電線の損失を減らし省エネルギー化に寄与する。
駅間時分を一定に走行するような自動列車運転(Automatic Train Operation: ATO)システムを使用した場合、蓄電装置の放電によりパンタ点電圧が上昇することで力行性能が向上し、最高速度を抑えた省エネルギー運転効果を増大することも出来る。
駅間走行中は、図11に示すように蓄電装置の充電状態(SOC)をある一定レベル以上保つ必要がある。これは、駅間走行中に停電が発生し饋電を受けられなくなったとき、架線レス走行を実施し次駅までの走行エネルギーを確保するためである。
図11では充電状態(SOC)50%一定となっているが、次駅に近づくにつれて架線レス走行に必要となるエネルギーは小さくなるので、必要な消費エネルギーを列車位置に応じて算出し、駅間最低SOCを可変とすることで蓄電装置の容量を有効活用(例えば回生に備え積極的に放電)することで、列車の消費エネルギーを更に抑制することも出来る。
また列車が減速し駅に停止する際には、速度の低い領域を優先して回生エネルギーを吸
収する。実施例では列車速度30km/h以下の速度域に於いて蓄電装置が回生電力を吸収している。架線に回生していた場合、列車の回生電力を消費する負荷を失ってしまうと回生失効が発生し機械ブレーキを使用することになり、列車停止精度に大きな影響が出てくる。しかし、本実施例にように30km/h以下の回生失効を完全に防止すれば停止精度を常に高い状態に保つことが可能になる。30km/h以下での回生失効が停止間際の精度に大きく影響を与えているが、蓄電装置のSOC状態が低く、回生電力の吸収に余裕がある場合は、30km/h以上の速度域の回生電力を蓄電装置が吸収することも出来、省エネルギー効果の増大に寄与する。
さらにまた架線停電もしくは低電圧時には、図10の放電制御素子50を消弧しCVCFインバータ21に対してのみ蓄電装置からエネルギーを供給する。架線停電時は、饋電システム側で地落事故が起きていることも考えられ、饋電システム側の事故点に対して列車からパワーを流出させないことは安全上重要である。
図10の装置で架線レス走行を行う場合は、集電装置11としてのパンタグラフを降ろし架線と主回路を切り離した上で、放電制御素子50を点弧し、VVVFインバータ15に対してエネルギーを供給する。これが第3軌条方式の鉄道で架線レス走行を実施する場合は、集電装置の直後に遮断器を設け、架線と列車の主回路とを切り離す方法で対応可能である。なお、上記実施例は蓄電池を用いているが、蓄電池に限定せず電気2重層コンデンサ((EDLC:Electric Double-Layer Capacitor)といった各種蓄エネルギー装置で適用可能である。EDLCは、非常に大きな容量を持っている。
上記したように集電装置又は架線停電といった場合、バッテリー走行により低速ではあるが動かし、最寄の駅まで乗客を送り届けるという目的に対し、本発明ではバッテリー走行期間中も補助電源装置を出力することができるため、蛍光灯と点灯が維持でき、且つブレーキ動作の元になる空気タンクへ空気を圧縮するコンプレッサの動作を維持することで、長時間の安全な運転が保証される。
且つ、本発明を直流車両に適用した場合は離線補償となり、離線補償用大形コンデンサを除去できるので補助電源装置の小形化を促す。また回生電力を一部吸収することはできるため、回生効率が向上する。つまりシステム制御装置100の制御に従い、自車の走行速度に応じて蓄電装置の充放電制御を行うとともに、停止間際の低速域においては、饋電線への回生を行わず蓄電装置32への回生のみを行う。
また、ATOシステムが採用されている線区においては、停止間際の回生失効を完全に防止することで、停止位置精度の向上を図ることも可能となる。また、駅間走行中に架線レス走行に必要なエネルギー量を随時把握し蓄電池のSOC下限値を保つことで、限りある蓄電装置の容量を有効活用し、回生失効防止や列車のピーク電力抑制効果を向上させることも出来る。つまりシステム制御装置100の制御に従い、非常時の架線レス走行に必要なエネルギー量を列車位置に応じてデータベースから取得もしくは演算し前記蓄電装置への充放電を行う。
交流電車では交交セクションが設備されているので、電力欠如が定常的に発生し、このセクションを渡るたびに蛍光灯が消灯することは許されないので、高価な直流蛍光灯が車内灯として設備されているが、本発明を交流電車に適用した場合、補助電源装置は蓄電制御装置からの放電により電力を補助電源装置に入力できるため、安価な一般の交流蛍光灯が使用できることになる。
交直流電車では直流区間、又は交流区間を走行している際の効果は直流電車、交流電車として動作するが、交直セクションという長い距離の無電圧区間を渡ることになり、長時間のバッテリーによる蛍光灯を点灯する必要があり、大きなバッテリー容量を有することになるが、本発明を使用した効果では一般の交流蛍光灯に加え、バッテリー容量を大きくする必要がない。
なお、以下に本願の出願当初の特許請求の範囲を付記する。
[C1]
一端が集電装置または蓄電装置に接続し、他端が第1のフィルタに接続される第1の接触器と、
前記第1のフィルタの他端が接続する主回路と、
前記集電装置と第2のフィルタを介して接続される補助回路と、
前記第2のフィルタと前記補助回路の間に一端が接続され、前記第1の接触器と前記蓄電装置の一端との間に別の一端が接続され、前記蓄電装置の他端と前記補助回路の間に他端が接続される昇降圧チョッパと、を有する電気車用制御装置。
[C2]
前記第1の接触器は集電装置と蓄電装置とに選択的に接続可能であるC1記載の電気車用制御装置。
[C3]
前記第1のフィルタは、リアクトルとコンデンサを有するC1または2記載の電気車用制御装置。
[C4]
前記第2のフィルタは、リアクトルとコンデンサを有するC1から3のいずれか1項に記載の電気車用制御装置。
[C5]
前記昇降圧チョッパは、スイッチ素子とダイオードが逆並列接続されたスイッチング回路が直列に接続され、直列に接続されたスイッチング回路の間にリアクトルが接続されるC1から4のいずれか1項に記載の電気車用制御装置。
[C6]
前記昇降圧チョッパの前記スイッチング回路の直列の一端は、前記第2のフィルタと前記補助回路の間に接続され、前記昇降圧チョッパのリアクトルの一端は、前記第1の接触器と前記蓄電装置の一端の間に接続され、前記昇降圧チョッパの前記スイッチング回路の直列の別の一端は、前記蓄電装置の他端と前記補助回路の間に接続されるC5に記載の電気車用制御装置。
[C7]
前記昇降圧チョッパは、前記第2のフィルタの出力電圧を降圧して前記蓄電装置を充電する状態と、前記蓄電装置の出力電圧を昇圧して前記補助回路に供給する状態とが切り替わる、C1から5のいずれか1項に記載の電気車用制御装置。
[C8]
前記第2のフィルタの入力端子は、前記集電装置に1次側巻線が接続された変圧器の2次側の巻線に接続された整流器に接続されるC1から5のいずれか1項に記載の電気車用制御装置。
[C9]
前記第2のフィルタは、リアクトルが前記第1のフィルタのリアクトルと共用されており、入力端子は、前記第1の接触器の出力端子に接続されているC1から5のいずれか1項に記載の電気車用制御装置。
本発明は、直流電車、交流電気車両、交直流車両などのように蓄電装置を有する装置に適用して有効である。
11・・・集電装置、12、17・・・接触器、13、18・・・リアクトル、14、20・・・コンデンサ、15・・・VVVFインバータ、16a、16b、16c、16d・・・主電動機、19・・・逆流阻止ダイオード、21・・・CVCFインバータ、22・・・補助回路、23・・・整流器、24・・・バッテリー、30・・・蓄電制御装置、31・・・昇降圧チョッパ、32・・・蓄電装置、41・・・主変圧器、100・・・システム制御装置。

Claims (9)

  1. 一端が集電装置または蓄電装置に接続し、他端が第1のフィルタに接続される接触器と、
    前記第1のフィルタの他端が接続する主回路と、
    前記集電装置と第2のフィルタを介して接続される補助回路と、
    前記蓄電装置と前記補助回路との間に設けられる昇降圧チョッパと、を有し、
    前記接触器の一端が前記蓄電装置に接続される場合に、前記主回路と前記蓄電装置とが前記第1のフィルタを介して接続され、且つ前記補助回路と前記蓄電装置とが前記昇降圧チョッパを介して接続される電気車用制御装置。
  2. 第1の走行状態では前記接触器の一端を前記集電装置に接続して前記主回路に電力供給を行い、第2の走行状態では前記接触器の一端を前記蓄電装置に接続して前記主回路に電力供給を行うと共に前記昇降圧チョッパを昇圧動作させ前記補助回路に電力供給を行うように制御する制御装置と、
    を有する請求項1記載の電気車用制御装置。
  3. 集電装置に接続される第1巻線と第1巻線の電圧を変圧する第2巻線と第1巻線の電圧を変圧する第3巻線とを有する変圧器と、
    前記変圧器の第2巻線に接続され、交流電力を直流電力に変換する第1の整流装置と、
    前記変圧器の第3巻線に接続され、交流電力を直流電力に変換する第2の整流装置と、
    一端が前記第1の整流装置または蓄電装置に接続し、他端が第1のフィルタに接続される接触器と、
    前記第1のフィルタの他端が接続する主回路と、
    前記第2の整流装置と第2のフィルタを介して接続される補助回路と、
    前記蓄電装置と前記補助回路との間に設けられる昇降圧チョッパと、を有し、
    前記接触器の一端が前記蓄電装置に接続される場合に、前記主回路と前記蓄電装置とが前記第1のフィルタを介して接続され、且つ前記補助回路と前記蓄電装置とが前記昇降圧チョッパを介して接続される電気車用制御装置。
  4. 第1の走行状態では前記接触器の一端を前記第1の整流装置に接続して前記主回路に電力供給を行い、第2の走行状態では前記接触器の一端を前記蓄電装置に接続して前記主回路に電力供給を行うと共に前記昇降圧チョッパを昇圧動作させ前記補助回路に電力供給を行うように制御する制御装置と、
    を有する請求項3記載の電気車用制御装置。
  5. 集電装置に接続され交流側と直流側に切り替える交直切替器と、
    前記交直切替の交流側に接続される第1巻線と第1巻線の電圧を変圧する第2巻線とを有する変圧器と、
    前記変圧器の第2巻線に接続され、交流電力を直流電力に変換し、出力側が前記交直切替器の直流側と接続される整流装置と、
    一端が前記交直切替器の直流側または蓄電装置に接続し、他端が第1のフィルタに接続される接触器と、
    前記第1のフィルタの他端が接続する主回路と、
    前記接触器の他端と第2のフィルタを介して接続される補助回路と、
    前記蓄電装置と前記補助回路との間に設けられる昇降圧チョッパと、を有し、
    前記接触器の一端が前記蓄電装置に接続される場合に、前記主回路と前記蓄電装置とが前記第1のフィルタを介して接続され、且つ前記補助回路と前記蓄電装置とが前記昇降圧チョッパを介して接続される電気車用制御装置。
  6. 第1の走行状態では前記接触器の一端を前記交直切替器の直流側に接続して前記主回路に電力供給を行い、第2の走行状態では前記接触器の一端を前記蓄電装置に接続して前記主回路に電力供給を行うと共に前記昇降圧チョッパを昇圧動作させ前記補助回路に電力供給を行うように制御する制御装置と、
    を有する請求項5記載の電気車用制御装置。
  7. 前記昇降圧チョッパは、スイッチ素子とダイオードが逆並列接続されたスイッチング回路が直列に接続され、直列に接続されたスイッチング回路の間にリアクトルが接続される請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電気車用制御装置。
  8. 前記制御装置は、前記昇降圧チョッパを降圧動作させ、前記集電装置からの電力を前記蓄電装置に充電するように制御する請求項2、4、及び6のうちのいずれか1項に記載の電気車用制御装置。
  9. 前記制御装置は、前記昇降圧チョッパを降圧動作させ、前記主回路からの回生電力を前記蓄電装置に充電するように制御する請求項8記載の電気車用制御装置。
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