JPH1198606A - 回生電力吸収装置の電源装置 - Google Patents

回生電力吸収装置の電源装置

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JPH1198606A
JPH1198606A JP25304797A JP25304797A JPH1198606A JP H1198606 A JPH1198606 A JP H1198606A JP 25304797 A JP25304797 A JP 25304797A JP 25304797 A JP25304797 A JP 25304797A JP H1198606 A JPH1198606 A JP H1198606A
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power supply
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voltage
absorbing device
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Haruki Yoshikawa
春樹 吉川
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気車が回生する電力を回生電力吸収装置に吸
収する際の当該電気車の電圧が過大になるのを防止する
ことにある。 【解決手段】電車線3から、これとは絶縁された所望電
圧の電力を得る動作用電源回路20,または電力吸収装
置主回路10の電力吸収用抵抗13に接続して、これと
は絶縁して得られる所望電圧の電力をバッテリー31に
蓄える構成の動作用電源回路30,または前記動作用電
源回路20と動作用電源回路30とを並列にした構成の
動作用電源回路60,のいずれかを電力吸収装置主回路
10に付属させて回生電力吸収装置を構成することによ
り、当該回生電力吸収装置の設置場所を変電所2の近傍
に限定せず、任意の場所に設置できるようにして、電力
を回生する際の電気車電圧が高くなるのを回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直流電気車が電
力回生運転を行う際に発生する回生電力を吸収する回生
電力吸収装置の電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】変電所は商用交流電力を直流電力に変換
して電車線に送り出し、直流電気車はこの直流電力を、
電車線からパンタグラフなどの集電装置を使って車内に
取り込んで電動機を回転させて走行する。この直流電力
はレールを介して大地へ放流するのが通常である。前記
の変電所は線路に沿って設置されるが、その線路を走る
電気車の走行量によって変電所の容量や設置間隔が異な
る。電気車が加速する場合は、変電所から電車線を介し
て大電流が電気車に流れ込むから、このときの電車線の
インピーダンス電圧降下は大である。例えば、公称電圧
がDC1500V の電気車の場合は、2つの変電所の中間点を
走行中の電気車が加速する際の電車線インピーダンス電
圧降下値が150Vであるならば、変電所の出力電圧をDC1,
650Vにしなければならない。変電所出力電圧が低いと、
電気車入力電圧も低下して電気車の不足電圧継電器が動
作して運転不能になる恐れがある。
【0003】ところで、走行中の電気車を減速させるに
は、従来は車輪とブレーキシューとを摩擦させる機械式
ブレーキが多用されていたが、この機械式ブレーキは電
気車の運動エネルギーを、再利用が困難な熱エネルギー
に変換することで減速する方式であるから、運動エネル
ギーは無駄に捨てられていた。また機械式ブレーキは保
守・点検に手間がかかるし、連続使用で高温になると制
動力が低下するし、制動力が大きすぎて車輪がロックさ
れると、逆に制動距離が長くなってしまうなど、各種の
不具合がある。
【0004】そこで近年では、電気車の運動エネルギー
を電気エネルギーに変換して電源側へ戻すことにより、
当該電気車の速度を低下させる回生制動が多用されるよ
うになってきた。回生制動により減速中の電気車が回生
した電力は他の電気車の加速に利用できるので、従来は
無駄に捨てていたエネルギーを有効利用できる効果が得
られる。しかし加速中の電気車がいなければエネルギー
の行き先が無くなって電力を回生する効果が得られず、
従って減速もできなくなってしまう。そこでこのような
場合に備えて回生電力吸収装置を電車線に接続する。
【0005】図8は回生電力吸収装置の従来例を示した
回路図である。図8において、変電所2は直流電気車を
走らせるために、商用交流電力を例えばDC1,650Vに変換
して電車線3へ供給する。図示していない電気車は、電
車線3からパンタグラフなどの集電装置で車内に取り込
んだ直流電力で走行する。一方、回生電力吸収装置は動
作用電源回路4と制御電源5および抵抗器と半導体スイ
ッチ素子との直列接続回路でなる電力吸収装置主回路1
0とで構成している。図8の従来例回路では、3組の抵
抗11,12,13と、これらに別個に直列接続する半
導体スイッチ素子としてのゲートターンオフサイリスタ
(以下ではGTOと略記する)14,15,16で3組
の直列回路を形成し、これら各直列回路を相互に並列接
続することで電力吸収装置主回路10を構成するのであ
るが、この電力吸収装置主回路10を電車線3と大地と
の間に接続する。
【0006】前述したように、電気車が減速する際に回
生する電力が、他の電気車で消費されなければ、電車線
3の電圧を上昇させる。そこでこの電圧上昇を検出して
GTO14,15,16のいずれか、または全部をオン
・オフ動作させる。その結果、抵抗11,12,13の
いずれか、または全部に電流が流れて減速中の電気車が
発生する回生電力を消費するので、前記電気車を確実に
減速させることができる。ここでGTO14,15,1
6をオン・オフ動作させる際のオン時間とオフ時間との
比率を調節することで、抵抗11,12,13が消費す
る電力を自由に変化させることができる。電力吸収装置
主回路10にこのような動作をさせるには制御電源5が
必要であり、動作用電源回路4が制御電源5へ所要の電
力を供給する。
【0007】ところで変電所2には、当該変電所2を運
転するために各種の制御回路と、この制御回路へ電力を
供給するために各種の電源回路を備えている。そこで電
力吸収装置主回路10を作動させるための動作用電源回
路4も前記変電所2の内部に設置することが多い。従っ
て、回生電力吸収装置を変電所2の内部または変電所2
の近傍に設置するのが一般的であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】直流電気車の公称電圧
はDC1500V であることが多い。よって以下ではDC1500V
の直流電気車を例にして説明する。変電所2は線路に沿
って所定の間隔で設置されているが、電気車の受電電圧
が最低になるのは、2つの変電所2の中間点を加速しな
がら走行するときである。電気車が加速する際には大電
流が必要であり、この電流で電車線3には電車線インピ
ーダンス電圧降下を生じる。このときの電気車の受電電
圧が公称電圧と同じ値のDC1,500Vであり、電車線インピ
ーダンス電圧降下値が150Vであるならば、変電所2の出
力電圧は前述したようにDC1,650Vか、これよりも高い値
にしなければならない。
【0009】一方、変電所2に設置する回生電力吸収装
置の動作開始電圧はこの変電所2の出力電圧よりも高い
値,例えばDC1,750Vに設定する必要がある。走行中の電
気車が2つの変電所2の中間点で減速を開始したとき
に、電気車から回生電力吸収装置へ流れる回生電流の大
きさが、加速時に当該電気車へ流入する電流と同じ値と
仮定すると、この回生電流による電車線インピーダンス
電圧降下値は前述と同様に150Vであるから、減速を開始
した電気車の電圧がDC1,900V(これは回生電力吸収装置
の動作開始電圧値と電車線インピーダンス電圧降下値と
の和である)まで上昇しなければ回生電力吸収装置が作
動を開始しないことを意味する。一方、この電気車に搭
載している過電圧継電器の設定電圧は一般にDC1,900V程
度である(この値を高くすると搭載している半導体素子
に悪影響を生じる)から、回生電流の大きさによっては
当該過電圧継電器が動作し、電力の回生による減速がで
きなくなる恐れを生じる。
【0010】そこでこのような不具合の発生を回避する
ためには、電車線インピーダンス電圧降下値を小さくし
なければならない。そのためには電車線を太くする、変
電所の設置間隔を短縮するなどの処置が必要になるが、
これには多大な時間と費用が必要な工事となり、簡単に
解決することはできない不具合がある。そこでこの発明
の目的は、電気車が回生する電力を回生電力吸収装置に
吸収する際の当該電気車の電圧が過大になるのを防止す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、この発明の回生電力吸収装置の電源装置は、半導
体スイッチ素子と抵抗器とを直列接続した直列回路の複
数を相互に並列接続した構成の回生電力吸収装置を、電
気車へ直流電力を供給する電車線と大地との間に接続
し、前記電車線の電圧値に対応して前記各半導体スイッ
チ素子をオン・オフ動作させる構成の回生電力吸収装置
において、請求項1に記載の電源装置では、回生電力吸
収装置の制御装置へ電力を供給する動作用電源回路は、
当該回生電力吸収装置を接続している前記電車線から電
力の供給を受けて所定の制御用電力を出力する制御電源
を備える構成とし、この動作用電源回路を当該回生電力
吸収装置に付属させる。
【0012】請求項2に記載の電源装置では、請求項1
に記載の動作用電源回路を、入力直流電圧をこれとは絶
縁された所望の直流電圧に変換する絶縁型直流/直流変
換器の入力側を前記電車線と大地との間に接続し、この
絶縁型直流/直流変換器の出力側に平滑コンデンサを接
続し、この平滑コンデンサに前記回生電力吸収装置制御
用電力を出力する制御電源を接続する構成とする。
【0013】請求項3に記載の電源装置では、回生電力
吸収装置の制御装置へ電力を供給する動作用電源回路
は、当該回生電力吸収装置の電力吸収部分に接続してこ
の回生電力吸収装置が吸収する電力の一部を蓄えるバッ
テリーと、このバッテリーから電力の供給を受けて所定
の制御用電力を出力する制御電源を備える構成とし、こ
の動作用電源回路を当該回生電力吸収装置に付属させ
る。
【0014】請求項4に記載の電源装置では、請求項3
に記載の動作用電源回路を、入力直流電圧をこれとは絶
縁された所望の直流電圧に変換する絶縁型直流/直流変
換器の入力側を、少なくとも1つの前記直列回路を構成
する前記抵抗器に接続し、この絶縁型直流/直流変換器
の出力側にバッテリーを接続し、このバッテリーに前記
回生電力吸収装置制御用電力を出力する制御電源を接続
する構成とする。
【0015】請求項5に記載の電源装置では、請求項3
または請求項4のいずれかに記載の動作用電源回路に、
前記バッテリーの入力電圧を一定化する定電圧電源を、
当該バッテリーの入力側に付加する構成とする。請求項
6に記載の電源装置では、請求項3乃至請求項5のいず
れかに記載の動作用電源回路に、前記バッテリーまたは
このバッテリーよりも末端側のいずれかの電圧を検出す
る電圧検出回路と、この検出電圧が所定値以下になれば
当該動作用電源回路を接続している部分の回生電力吸収
装置を動作させる動作指令回路とを付加する構成とす
る。
【0016】請求項7に記載の電源装置では、回生電力
吸収装置の制御装置へ電力を供給する動作用電源回路
は、入力直流電圧をこれとは絶縁された所望の直流電圧
に変換する第1絶縁型直流/直流変換器の入力側を前記
電車線と大地との間に接続し、この第1絶縁型直流/直
流変換器の出力側に平滑コンデンサを接続し、入力直流
電圧をこれとは絶縁された所望の直流電圧に変換する第
2絶縁型直流/直流変換器の入力側を、少なくとも1つ
の前記直列回路を構成する前記抵抗器に接続し、この第
2絶縁型直流/直流変換器の出力側は前記平滑コンデン
サに接続し、この平滑コンデンサに前記回生電力吸収装
置制御用電力を出力する制御電源を備える構成とし、こ
の動作用電源回路を当該回生電力吸収装置に付属させ
る。
【0017】請求項8に記載の電源装置では、請求項1
乃至請求項7のいずれかに記載の動作用電源回路に、前
記回生電力吸収装置の運転に必要な補機の電源を付加し
た構成とする。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施例を表し
た回路図であって、請求項1に対応する。ここで図1に
図示の電車線3、制御電源5、電力吸収装置主回路10
とこれを構成する抵抗11,12,13およびGTO1
4,15,16の名称・用途・機能は図8で既述の従来
例回路と同じであるから、これらの説明は省略する。
【0019】図1の第1実施例回路は、制御電源5と絶
縁型直流/直流変換器21とを備えた動作用電源回路2
0が、所要の電力を電車線3から取り入れる構成になっ
ている。この動作用電源回路20は電力吸収装置主回路
10に付属しているから、回生電力吸収装置の設置場所
を変電所2の内部やその近傍に限定する必要は無い。従
って2つの変電所2の間の最適地点(例えば中間点)に
当該回生電力吸収装置を設置すれば、電気車電圧を高く
せずに電力回生による減速が可能になる。
【0020】図2は本発明の第2実施例を表した回路図
であって、図1に図示の動作用電源回路の構成を表して
おり、請求項2に対応する。すなわち絶縁型直流/直流
変換器21はスイッチング素子22,変圧器23,ダイ
オード24,および平滑コンデンサ25で構成してお
り、スイッチング素子22のオン・オフ動作により電車
線3からの直流とは絶縁された所望電圧の平滑された直
流電力が得られる。なお、変電所2と電車線3は図8の
従来例回路で既述しているので、これらの説明は省略す
る。
【0021】図3は本発明の第3実施例を表した回路図
であって、請求項3または請求項4に対応する。ここで
図3に図示の電車線3、制御電源5、電力吸収装置主回
路10とこれを構成する抵抗11,12,13およびG
TO14,15,16の名称・用途・機能は図8で既述
の従来例回路と同じであるから、これらの説明は省略す
る。
【0022】この第3実施例回路では、動作用電源回路
30は制御電源5,変圧器23,ダイオード24,バッ
テリー31で構成しており、変圧器23の一次巻線を電
力吸収装置主回路10を構成している任意の抵抗(図3
では抵抗13)の両端に並列に接続する。但し前記変圧
器23の一次巻線を並列に接続する抵抗は複数であって
も差し支え無いし、抵抗の両端に並列接続せずに、抵抗
の一部分に並列接続しても差し支え無いのは勿論であ
る。回生電力吸収装置が動作中(但しGTO16が動作
して抵抗13に電流が流れていることが条件である)な
らば、GTO16がオン・オフ動作しているから変圧器
23の二次巻線に電圧が誘起され、これがダイオード2
4を介してバッテリー31に直流電力として蓄えられ
る。制御電源5はこのバッテリー31から電力の供給を
受ける。
【0023】図4は本発明の第4実施例を表した回路図
であって請求項5に対応するが、この第4実施例回路
は、図3で既述の第3実施例回路に定電圧電源41を付
加した構成であり、これ以外は全て同じであるから、同
じ部分の説明は省略する。電車線3の電圧は大幅に変動
するので、バッテリー31の充電電圧も変動する。この
充電電圧の変動幅が許容値を越えると、当該バッテリー
31に悪影響があり、寿命を短くするので、ダイオード
24とバッテリー31との間に定電圧電源41を挿入す
る。
【0024】図5は本発明の第5実施例を表した回路図
であって請求項6に対応するが、この第5実施例回路
は、図3で既述の第3実施例回路に電圧検出回路51と
動作指令回路52を付加した構成であり、これ以外は全
て同じであるから、同じ部分の説明は省略する。この第
5実施例回路では回生電力吸収装置が動作して抵抗13
に電流が流れているときにのみバッテリー31に電力を
蓄えることができる。従って回生電力吸収装置の不動作
時間が長くなればバッテリー31は消耗してその電圧が
低下する。電圧検出回路51は、バッテリー電圧が規定
値以下に低下したことを検出して動作指令回路52を作
動させるから、電力吸収装置主回路10のうちで変圧器
23の一次巻線が接続されている部分のGTO(図5で
はGTO16)にオン・オフ動作指令を送る。すなわち
電車線3の電圧が高くなくても電力吸収装置主回路10
の一部分を作動させることにより、バッテリー31を充
電して電圧が低下するのを防ぐ。
【0025】図6は本発明の第6実施例を表した回路図
であって請求項7に対応するが、この第6実施例回路
は、図2で既述の第2実施例回路と、図3で既述の第3
実施例回路とを並列した構成であって、両者を並列する
方法の一例を表している。すなわち変圧器61は2つの
一次巻線を備えており、一方の一次巻線は抵抗13の両
端に接続し、他方の一次巻線はスイッチング素子22と
直列になって電車線3と大地との間に挿入される。この
ような構成により、GTO16がオン・オフ動作してい
るとき、すなわち回生電力吸収装置が動作しているとき
はそのエネルギーを平滑コンデンサ25へ送り込むが、
回生電力吸収装置が不動作のときはスイッチング素子2
2をオン・オフ動作させることで、電車線3からの電力
を平滑コンデンサ25へ送り込む。
【0026】図7は本発明の第7実施例を表した回路図
であって請求項8に対応するが、この第7実施例回路
は、図4で既述の第4実施例回路に補機電源71を付加
した構成であって、これ以外は図4と全く同じである。
よって同じ部分の説明は省略する。回生電力吸収装置を
適切に制御するには制御電源5を備える必要があるのは
勿論であるが、当該回生電力吸収装置を運転するにあた
っては、例えば冷却用ファンなどの補機72も運転しな
ければならない。そこでこの第7実施例回路では、動作
用電源回路70に補機72の運転に使用する補機電源7
1を備えるものである。
【0027】
【発明の効果】従来の回生電力吸収装置は、その制御用
電力を変電所から受電する構成が多かったので、回生電
力吸収装置の設置場所は変電所の内部かその近傍に限定
されていた。しかし回生電力吸収装置を変電所の近傍に
設置すると、電力回生運転する際の電気車電圧が高くな
って過電圧トリップする恐れがあった。これに対して本
発明は、回生電力吸収装置の動作用電源回路を電車線か
ら直接取り入れる回路構成、あるいは回生電力吸収装置
が吸収する電力を利用する回路構成にしているので、動
作用電源回路と電力吸収装置主回路とを一体にして回生
電力吸収装置を構成することが可能になった。それ故、
回生電力吸収装置の設置場所を自由に選定できるので、
電力回生運転する際に電気車電圧の上昇を最高に抑制で
きる地点、例えば2つの変電所の中間地点でも設置が可
能になる。その結果、電気車が電力回生運転を行う場合
でも電車線を太くする必要が無く、あるいは変電所の設
置間隔を短縮する必要が無くなるので、余分な工事とそ
れに伴う時間と費用を節約できる効果が得られる。
【0028】更に回生電力吸収装置が吸収する電力を利
用する回路構成の動作用電源回路では、熱として捨てて
しまうエネルギーを動作用電源回路で再利用するので、
省エネルギー効果が得られるし、回生電力吸収装置の運
転費用を削減できる効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を表した回路図
【図2】本発明の第2実施例を表した回路図
【図3】本発明の第3実施例を表した回路図
【図4】本発明の第4実施例を表した回路図
【図5】本発明の第5実施例を表した回路図
【図6】本発明の第6実施例を表した回路図
【図7】本発明の第7実施例を表した回路図
【図8】回生電力吸収装置の従来例を示した回路図
【符号の説明】
2 変電所 3 電車線 4 動作用電源回路 5 制御電源 10 電力吸収装置主回路 11,12,13 抵抗 14,15,16 GTO 20,30,40 動作用電源回路 21 絶縁型直流/直流変換器 22 スイッチング素子 23,61 変圧器 24 ダイオード 25 平滑コンデンサ 31 バッテリー 41 定電圧電源 50,60,70 動作用電源回路 51 電圧検出回路 52 動作指令回路 71 補機電源 72 補機

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体スイッチ素子と抵抗器とを直列接続
    した直列回路の複数を相互に並列接続した構成の回生電
    力吸収装置を、電気車へ直流電力を供給する電車線と大
    地との間に接続し、前記電車線の電圧値に対応して前記
    各半導体スイッチ素子をオン・オフ動作させる構成の回
    生電力吸収装置において、 前記回生電力吸収装置を制御する制御装置へ電力を供給
    する動作用電源回路は、当該回生電力吸収装置を接続し
    ている前記電車線から電力の供給を受けて所定の制御用
    電力を出力する制御電源を備え、この動作用電源回路を
    前記回生電力吸収装置に付属させることを特徴とする回
    生電力吸収装置の電源装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の回生電力吸収装置の電源
    装置において、 前記動作用電源回路は、入力直流電圧をこれとは絶縁さ
    れた所望の直流電圧に変換する絶縁型直流/直流変換器
    の入力側を前記電車線と大地との間に接続し、この絶縁
    型直流/直流変換器の出力側に平滑コンデンサを接続
    し、この平滑コンデンサに前記回生電力吸収装置制御用
    電力を出力する制御電源を備えることを特徴とする回生
    電力吸収装置の電源装置。
  3. 【請求項3】半導体スイッチ素子と抵抗器とを直列接続
    した直列回路の複数を相互に並列接続した構成の回生電
    力吸収装置を、電気車へ直流電力を供給する電車線と大
    地との間に接続し、前記電車線の電圧値に対応して前記
    各半導体スイッチ素子をオン・オフ動作させる構成の回
    生電力吸収装置において、 前記回生電力吸収装置を制御する制御装置へ電力を供給
    する動作用電源回路は、当該回生電力吸収装置の電力吸
    収部分に接続してこの回生電力吸収装置が吸収する電力
    の一部を蓄えるバッテリーと、このバッテリーから電力
    の供給を受けて所定の制御用電力を出力する制御電源を
    備え、この動作用電源回路を前記回生電力吸収装置に付
    属させることを特徴とする回生電力吸収装置の電源装
    置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の回生電力吸収装置の電源
    装置において、 前記動作用電源回路は、入力直流電圧をこれとは絶縁さ
    れた所望の直流電圧に変換する絶縁型直流/直流変換器
    の入力側を、少なくとも1つの前記直列回路を構成する
    前記抵抗器に接続し、この絶縁型直流/直流変換器の出
    力側にバッテリーを接続し、このバッテリーに前記回生
    電力吸収装置制御用電力を出力する制御電源を備えるこ
    とを特徴とする回生電力吸収装置の電源装置。
  5. 【請求項5】請求項3または請求項4に記載の回生電力
    吸収装置の電源装置のいずれかにおいて、 前記動作用電源回路は、前記バッテリーの入力電圧を一
    定化する定電圧電源を、当該バッテリーの入力側に備え
    ることを特徴とする回生電力吸収装置の電源装置。
  6. 【請求項6】請求項3乃至請求項5に記載の回生電力吸
    収装置の電源装置のいずれかにおいて、 前記動作用電源回路は、前記バッテリーまたはこのバッ
    テリーよりも末端側部分の電圧を検出する電圧検出回路
    と、この検出電圧が所定値以下になれば当該動作用電源
    回路を接続している部分の回生電力吸収装置を動作させ
    る動作指令回路とを備えることを特徴とする回生電力吸
    収装置の電源装置。
  7. 【請求項7】半導体スイッチ素子と抵抗器とを直列接続
    した直列回路の複数を相互に並列接続した構成の回生電
    力吸収装置を、電気車へ直流電力を供給する電車線と大
    地との間に接続し、前記電車線の電圧値に対応して前記
    各半導体スイッチ素子をオン・オフ動作させる構成の回
    生電力吸収装置において、 入力直流電圧をこれとは絶縁された所望の直流電圧に変
    換する第1絶縁型直流/直流変換器の入力側を前記電車
    線と大地との間に接続し、この第1絶縁型直流/直流変
    換器の出力側に平滑コンデンサを接続し、入力直流電圧
    をこれとは絶縁された所望の直流電圧に変換する第2絶
    縁型直流/直流変換器の入力側を、少なくとも1つの前
    記直列回路を構成する前記抵抗器に接続し、この第2絶
    縁型直流/直流変換器の出力側は前記平滑コンデンサに
    接続し、この平滑コンデンサに前記回生電力吸収装置制
    御用電力を出力する制御電源を接続する構成の動作用電
    源回路を、前記回生電力吸収装置に付属させることを特
    徴とする回生電力吸収装置の電源装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至請求項7に記載の回生電力吸
    収装置の電源装置のいずれかにおいて、 前記動作用電源回路は、前記回生電力吸収装置の運転に
    必要な補機の電源を備えることを特徴とする回生電力吸
    収装置の電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105459833A (zh) * 2015-11-08 2016-04-06 常州大学 一种轨道客车电源漏电保护隔离装置

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