JP2000202155A - ゲ―ム装置用の振動発生装置及びゲ―ム装置用の銃模型 - Google Patents
ゲ―ム装置用の振動発生装置及びゲ―ム装置用の銃模型Info
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Abstract
せることができる振動発生装置を提供する。 【解決手段】 回転する出力軸7aを備えたモータ7
と、そのモータ7の出力軸7aに取り付けられた円筒カ
ム8と、その円筒カム8の周面に形成されたカム輪郭8
aによって駆動されて直線運動する重り9と、その重り
9の運動によって伸縮されるバネ13とを有するゲーム
装置用の振動発生装置3である。カム輪郭として解放領
域16を設けておけば、重り9を高速度でストッパ17
に衝突させることができるので、より一層強い振動を瞬
間的に作り出すことができる。
Description
するプレイヤに対してゲーム内容の展開に応じて振動を
付与するための振動発生装置に関する。また、本発明は
その振動発生装置を用いて構成されるゲーム装置用の銃
模型に関する。
置では、ゲーム内容の展開に応じてプレイヤに振動を与
えて臨場感を盛り上げるという手法が従来から広く採り
入れられている。このための振動発生装置として、従
来、特開平7−024147号公報に開示されたものが
知られている。この振動発生装置は、偏心カムと銃模型
とをリンクによって連結し、偏心カムの平面的な回転運
動を銃模型の振動運動に変換してプレイヤに付与すると
いう構造を有している。
7−091894号公報に開示されたものが知られてい
る。この振動発生装置は、加圧気体の給排気によって弾
性体を伸縮させて可動片を瞬間的に移動させるという構
造を有している。
線運動機構であるソレノイドの運動子に重りを固定し、
そのソレノイドを作動させて重りを往復移動させること
によって振動を発生するという構造を有するものが知ら
れている。
開平7−024147号公報に開示された従来の振動発
生装置に関しては、偏心カムの平面的な回転運動を利用
するものなので、銃模型のように直線的な銃身を有する
ものに対してその直線方向に振動を付与することを希望
する場合には、希望通りの効果が得られないという問題
があった。また、偏心カムの回転運動をリンクを介して
対象物の直線運動に変換してプレイヤに伝えるという構
造なので、瞬間的に強い振動をプレイヤに付与すること
が難しかった。
示された従来の振動発生装置に関しては、加圧気体を利
用しなければならないので装置全体が大掛かりになると
共に、周期の短い高速の振動を発生することが難しいと
いう問題があった。さらに、ソレノイドを用いた上記従
来の振動発生装置に関しても、周期の短い高速の振動を
発生することが難しいという問題があった。
記の問題点に鑑みて成されたものであって、瞬間的に強
い振動を短い周期で高速に発生させることができる振動
発生装置を提供することを目的とする。
成するため、本発明に係る振動発生装置は、回転する出
力軸を備えたモータと、そのモータの出力軸に取り付け
られた周面カムと、その周面カムの周面に形成されたカ
ム輪郭によって駆動されて直線運動する重りと、その重
りの運動によって伸縮されるバネとを有することを特徴
とする。
軸のまわりの周面にカム輪郭が形成される形状のカムの
ことであり、例えば、円筒形状の周面にカム輪郭を形成
した円筒カム、円錐形状の周面にカム輪郭を形成した円
錐カム等が考えられる。
により重りが円筒カムのカム輪郭に押し付けられる。そ
して、モータが作動してその回転軸が回転すると円筒カ
ムが回転する。すると、回転する円筒カムの周面に形成
したカム輪郭に従って重りが往復移動し、この重りの移
動により振動が発生する。
りを移動させて振動を発生するようにしたので、特開平
7−024147号公報に示された装置のように対象物
をカムによって直接に振動させる場合に比べて瞬間的に
強い振動を発生させることができる。また、円筒カムの
周面に形成したカム輪郭によって重りを往復移動させる
ので、短い周期で高速に振動を発生することができ、し
かも、振動発生装置の全体形状を非常に小型に形成でき
る。
て、前記周面カムの回転中心軸線と前記重りの直線運動
方向とは互いに実質的に平行に設定できる。このような
構造は、周面カムとして円筒カムを用いることによって
達成できる。「実質的」とは、多少の誤差がある場合で
も作用・効果的に同じであると考えられる場合を含む意
味である。この構成の振動発生装置によれば、周面カム
の中心軸線、モータの中心軸線及び重りの運動方向の全
てを互いに平行に、すなわち同じ方向へ揃えることがで
きるので、振動発生装置の全体形状を非常に小型に形成
できる。
て、前記カム輪郭は、前記バネを圧縮する方向へ前記重
りを移動させるための押圧領域と、その押圧領域の後に
設けられていて重りとの係合が外れる解放領域とを含ん
で構成できる。そしてさらに、前記カム輪郭の解放領域
に対応したときに前記バネの復元力に従って移動する重
りを停止させるストッパを設けることができる。
所で重りを瞬時に解放でき、そのときには、カムから解
放された重りがバネの復元力によって勢い良くストッパ
に衝突して振動が発生する。この振動は、偏心カムによ
って単に対象物を直接に振動させる場合に比べて非常に
強いものであり、よって、プレイヤに対してメリハリの
利いた歯切れの良い振動を付与でき、特に、銃模型にお
ける射撃の反動衝撃を実現することに関して非常に有効
である。
の銃模型は、上記の各構成の振動発生装置を備えたゲー
ム装置用の銃模型であって、前記重りの運動方向は銃身
方向に対して実質的に平行に設定されることを特徴とす
る。この銃模型によれば、振動発生装置によってもたら
される振動を、銃の射撃時の反動衝撃を忠実に再現する
ための振動として有効に利用できる。
置を用いた銃模型の一実施形態を示している。この銃模
型1は、銃の形を模して形成されたケーシング2を有
し、その中には振動発生装置3、トリガ装置4及び受光
センサ6の各要素が収納される。トリガ装置4は、矢印
A−A’のように移動可能なトリガレバー10を有し、
そのトリガレバー10が矢印A方向へ引かれたときにト
リガ信号を出力する。
のCRTディスプレイ(図示せず)からのラスター輝点
を受光するために使用される。今、プレイヤが銃模型1
を持って上記ディスプレイの適所に狙いを定めてトリガ
レバー10を矢印A方向へ引くと、上記ディスプレイに
は模擬銃1の狙い位置、すなわち照準位置を特定するた
めに使用されるホワイト画面、いわゆるフラッシュ画面
が瞬間的に表示される。このフラッシュ画面のラスター
走査輝点を受光センサ6によって受光して、その輝点の
ディスプレイ上におけるX座標及びY座標を求めれば、
その座標位置をもって銃模型1の照準位置を特定でき
る。
ーシング2の内部に固定されたモータ7を有し、そのモ
ータ7の出力軸7aに周面カムとしての円筒カム8が取
り付けられる。この円筒カム8は、図2において、モー
タ7によって駆動されて中心軸線Z8を中心として回転
する。円筒カム8はその周面にカム輪郭8aを有し、重
り9に形成されたカムフォロワ11がそのカム輪郭8a
に圧力下で接触する。
ダ14に支持されることにより、矢印B−B’で示すよ
うに往復直線移動できるようになっている。この直線移
動方向B−B’は、円筒カム8の回転中心軸線Z8と実
質的に平行に設定されている。また、この方向は図1の
銃模型1の銃身方向に対しても実質的に平行である。重
り9とフレーム5との間には圧縮バネ13が設けられ、
このバネ13のバネ力により重り9がカムフォロワ11
を介してカム輪郭8aに押し付けられる。
に、重り9をバネ13のバネ力に抗して矢印B方向(図
の右方向)へ押しやるための押圧領域12及びカムフォ
ロワ11との係合が外れる解放領域16を有する。図2
に示す状態は、カムフォロワ11が押圧領域12の低ス
トローク位置に置かれる状態を示しており、このとき重
り9は、フレーム5に形成したストッパ17に当接する
状態にある。
と、カム輪郭8aはカムフォロワ11に対して相対的に
矢印C方向へ移動し、これによりカムフォロワ11従っ
て重り9は矢印B方向へ直線移動する。回転するカム輪
郭8aの高ストローク位置がカムフォロワ11に到達す
ると、図3に示すように、重り9はバネ13を最も圧縮
する位置まで移動する。
には、カムフォロワ11との係合が外れる領域である解
放領域16が設けられているので、図3の圧縮位置まで
押しやられた重り9は、次の瞬間にカム輪郭8aから外
れて、バネ13の復元力により瞬時に矢印B’方向へ移
動してストッパ17へ衝突して図2に示す状態となる。
このときの衝突による振動が銃模型1を持っているプレ
イヤに射撃動作の反動、すなわち振動として体感され
る。
に構成されているので、図1において、標的像が映像と
して表示されているCRTディスプレイ(図示せず)へ
向けてプレイヤが銃模型1の照準を合わせ、さらにトリ
ガレバー10を矢印A方向へ引いた場合に、受光センサ
6によって検出される照準位置が上記のCRTディスプ
レイ上の標的像に一致するときには、そのCRTディス
プレイ上に命中の演出映像を映し出す。また、照準位置
が標的像から外れるときには、外れの演出映像を映し出
す。
印A方向へ引いたときには、実際の射撃動作のときに発
生するような反動をプレイヤに体感させるために、振動
発生装置3を作動させて振動を発生する。具体的には、
図2に示す状態からモータ7を作動して円筒カム8を所
定の速度で少なくとも1回転させる。すると、重り9は
円筒カム8の回転に従って図2に示すストップ位置と図
3に示すバネ圧縮位置との間で往復移動を行い、重り9
がストッパ17に衝突するときに、瞬間的に強い振動が
プレイヤに付与される。
て回転する円筒カム8の周面に形成したカム輪郭8aに
よって重り9を往復移動させて振動を発生させる構造を
採用したので、従来のようにソレノイドのON/OFF
によって重りを往復移動させて振動を発生する構造に比
べて、短い周期で高速に振動を発生することができる。
このことは、プレイヤがトリガレバー10を小刻みにO
N/OFFさせる場合に非常に好適である。
モータ7の中心軸線、円筒カム8の回転中心軸線Z8及
び重り9の往復直線運動方向が互いに平行に設定されて
いるので、振動発生装置3の全体形状を非常に小型に形
成できる。
説明したが、本発明はその実施形態に限定されるもので
なく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変
できる。例えば、周面カムとしては円筒カム8に限られ
ず、円錐カム等を用いることもできる。
よれば、カムによって重りを移動させて振動を発生する
ようにしたので、特開平7−024147号公報に示さ
れた装置のように対象物をカムによって直接に振動させ
る場合に比べて、瞬間的に強い振動を発生させることが
できる。
によって重りを往復移動させるので、短い周期で高速に
振動を発生することができ、しかも、振動発生装置の全
体形状を非常に小型に形成できる。
実施形態を示す断面図である。
構造及びそれに用いられるカム輪郭の展開図を示す図で
ある。
状態を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 回転する出力軸を備えたモータと、その
モータの出力軸に取り付けられた周面カムと、その周面
カムの周面に形成されたカム輪郭によって駆動されて直
線運動する重りと、その重りの運動によって伸縮される
バネとを有することを特徴とするゲーム装置用の振動発
生装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記周面カムの回転
中心軸線と前記重りの直線運動方向とは実質的に互いに
平行であることを特徴とするゲーム装置用の振動発生装
置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 前記カム輪郭は、前記バネを圧縮する方向へ前記重りを
移動させるための押圧領域と、その押圧領域の後に設け
られていて重りとの係合が外れる解放領域とを有し、さ
らに前記カム輪郭の解放領域に対応したときに前記バネ
の復元力に従って移動する重りを停止させるストッパを
設けることを特徴とするゲーム装置用の振動発生装置。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3の少なくともいず
れか1つに記載のゲーム装置用の振動発生装置を備えた
ゲーム装置用の銃模型において、前記重りの運動方向は
銃身方向に対して実質的に平行に設定されることを特徴
とするゲーム装置用の銃模型。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP01159399A JP4168216B2 (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | ゲーム装置用の振動発生装置及びゲーム装置用の銃模型 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN113397213A (zh) * | 2021-06-17 | 2021-09-17 | 中国烟草总公司郑州烟草研究院 | 一种便于弹烟灰的吸烟行为记录仪 |
-
1999
- 1999-01-20 JP JP01159399A patent/JP4168216B2/ja not_active Expired - Fee Related
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