JP2008012062A - 模擬機関銃および射撃ゲーム装置 - Google Patents

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【課題】衝突音を抑制し、機関銃の高速射撃を模倣した所望の衝撃振動を実現することができる模擬機関銃および射撃ゲーム装置を供する。
【解決手段】重錘60を移動させるカム面33aと重錘60に接しない凹面33bが交互に形成されモータにより回転する回転カム32を備え、回転するカム面33aに接してバネ部材40の付勢力に抗して移動する重錘60の慣性による移動を、銃本体フレーム22の所要位置で規制する規制部材50を備える模擬機関銃。
【選択図】図4

Description

本発明は、機関銃の連射による衝撃振動を模倣した模擬機関銃に関する。
機関銃による連射は、1秒間に14〜17発程度の高速射撃となるので、この高速射撃による衝撃を模倣する場合、通常モータの駆動による回転カムとバネ力により重錘を高速で往復動させ、バネ力により移動する重錘をストッパに衝突させて極めて周期の短い衝撃振動を生じさている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−202155号公報
同特許文献1には、モータにより回転する円筒カムの周面に形成されたカム輪郭が、バネ力に抗して重錘を前方に押しやる押圧領域と重錘との係合が外れて重錘をバネ力で後方に復帰させる解放領域とから形成されており、解放された重錘がストッパに衝突して銃模型に衝撃を生じさせる振動発生装置が開示されている。
特許文献1に開示された銃模型が、仮に1秒間に14〜17発程度の高速射撃するものであると、円筒カムのカム輪郭が1組の押圧領域と解放領域から成り立っていることから円筒カムは約1000rpmで回転することになる。
そして、ある程度の衝撃力を銃模型に与えるために重錘の重量も相当程度あるとすると、約1000rpmで回転する円筒カムの押圧領域によりバネ力に抗して前方に移動する重錘は慣性により押圧領域から離れてさらに前方にいくらか移動した後、解放領域においてバネ力により後方に戻る動きをする。
重錘の慣性により押圧領域から前方に離れる距離が大きいと、重錘がバネ力で後方に戻り、ストッパに衝突するまでに時間がかかり、重錘が解放領域に対応している間にストッパに衝突せず、ストッパに衝突する前に押圧領域に対応してしまい、ストッパに衝突する略直前において高速で回転する押圧領域にバネ力で後方に高速で戻ってくる重錘が衝突することが起こる。
この衝突は、ストッパへの衝突とは異なり高速で移動する金属どうしの衝突で大きな衝突音を発生するとともに、モータによる円筒カムの回転機構に無理な力が繰り返し加わり、悪影響を与える。
金属どうしの衝突音は、射撃音とは異なり、この繰り返しの衝突音は大きな雑音となり、遊戯者に不快感を与える。
また、バネ力で戻ってくる重錘が回転する押圧領域に衝突するときの衝撃は、本来のストッパに衝突したときの所望の衝撃とは異なり、その直後にストッパに衝突したとしてもその衝撃は異質なものとなり、遊戯者に違和感を与える。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、衝突音を抑制し、機関銃の高速射撃を模倣した所望の衝撃振動を実現することができる模擬機関銃および射撃ゲーム装置を供する点にある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、銃本体フレームに往復直線移動自在に支持された重錘と、前記重錘を一方向に付勢するバネ部材と、前記バネ部材に付勢された前記重錘を所定位置で受け止める銃本体フレームに固定された弾性ストッパと、前記重錘に接して前記バネ部材の付勢力に抗して前記重錘を移動させるカム面と前記重錘に接しない凹面が交互に形成されモータにより回転する回転カムとを備えた模擬機関銃において、前記回転するカム面に接して前記バネ部材の付勢力に抗して移動する前記重錘の慣性による移動を、銃本体フレームの所要位置で規制する規制部材を備える模擬機関銃とした。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の模擬機関銃において、前記規制部材は、弾性部材を介して前記重錘の移動を規制することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の模擬機関銃において、前記重錘の移動を規制する規制部材の規制位置を調整する調整手段を備えたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の模擬機関銃において、前記調整手段は、前記規制部材を前記重錘に対して遠近方向に移動するねじ機構であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の模擬機関銃をプレイボックス内に配置し、前記模擬機関銃の前方にゲーム映像を映し出すディスプレイを配置したことを特徴とする射撃ゲーム装置である。
請求項1記載の模擬機関銃によれば、回転するカム面に接してバネ部材の付勢力に抗して移動する重錘の慣性による移動を、規制部材が銃本体フレームの所要位置で規制するので、バネ部材の付勢力による重錘の戻りを早くして凹面が重錘に対応しているときに重錘が弾性ストッパに衝突し、機関銃の高速射撃を模倣した所望の衝撃振動を模擬機関銃に与え遊戯者に体感してもらうことができる。
したがって、バネ力で戻ってくる重錘が回転するカム面に衝突することが回避され、衝撃音が抑制され異質な振動を回避して、遊戯者に不快感や違和感を与えることを防止することができる。
請求項2記載の模擬機関銃によれば、前記規制部材が、弾性部材を介して前記重錘の移動を規制するので、慣性により移動する重錘を弾性部材が受け、このときの衝突音を抑制することができるとともに、重錘の戻り初期加速を大きくして戻りを早くして重錘がカム面に衝突するのを確実に防止することができる。
請求項3記載の模擬機関銃によれば、調整手段が重錘の移動を規制する規制部材の規制位置を調整する調整手段を備えるので、モータを駆動して回転する回転カムにより重錘を往復動させながら調整手段により規制部材の規制位置を徐々に重錘側に移動し、衝撃音が最も小さくなる最適位置に調整することができる。
請求項4記載の模擬機関銃によれば、調整手段が規制部材を重錘に対して遠近方向に移動するねじ機構であるので、ねじを回動することで規制部材の規制位置を徐々に重錘側に移動させることが可能で、かつ重錘の衝突で規制部材の規制位置が変化することがないので、規制部材の規制位置の位置調整を容易にできる。
請求項5記載の射撃ゲーム装置によれば、前記模擬機関銃をプレイボックス内に配置し、模擬機関銃の前方にゲーム映像を映し出すディスプレイを配置したので、遊戯者は映像を見ながら射撃プレイを行うことができ、内部の雑音を抑制し、外部の余計な雑音に煩わされることなくリアルな臨場感のあるプレイを楽しむことができる。
以下、本発明に係る一実施の形態について図1ないし図11に基づいて説明する。
本実施の形態に係る模擬機関銃20は、移動式のプレイボックス1内に設置される。
図1および図2を参照して、プレイボックス1は、車輪2aを備えた床板2と天井3間を前後左右の側壁4で覆われており、左右側壁4L,4Rの一部が欠損されて出入り口4La,4Raとなっている。
内部は、後壁4Bに沿って2人の遊戯者が座れる左右に長い座席5が設けられ、その前方の操作卓6に左右に模擬機関銃20,20が設けられている。
模擬機関銃20,20のさらに前方にディスプレイであるスクリーン7が鉛直に張設されており、プロジェクタ8により後方よりスクリーン7の裏面に映像が投射される。
また、後壁4Bおよび座席5の左右の側壁4L,4Rにはスピーカ9が配設されている。
したがって、遊戯者は、プレイボックス1内に入って座席5に着座し、前方のスクリーン7に映し出される映像を見て、模擬機関銃20を操作して映像の中の目標に狙いをつけて射撃プレイを行う。
このプレイボックス1は、外部の音が概ね遮断される略閉鎖空間を構成するので、内部は音の発生がなければ略静音状態に保たれる。
遊戯者の後方および左右のスピーカ9からは種々の効果音が発せられる。
特に、模擬機関銃20の射撃音も実際の機関銃の音を模して発せられる。
効果音や射撃音を模した音以外の雑音が内部で発生すると、静音状態の中で大きく響き遊戯者に不快感を与えることになる。
この模擬機関銃20のケース21を透視した斜視図を図3に示す。
操作卓6に固定される基台12から支柱13が回動自在に立設されており、前後に長尺の筐体である銃本体フレーム22が、その左右側壁22L,22Rの中央部を支柱13の上部に水平に取り付けられた支軸14に軸受15を介して軸支され、支軸14を中心に前後を上下に揺動自在に支持されている。
この模擬機関銃20の向きは、図示されない既存のセンサで検出される。
銃本体フレーム22は、前方に短めの銃身22aが延び、底壁後部からは後方に左右に広がるように1対のアーム23,23が延出し、アーム23,23の先端にグリップ心棒24,24が立設されている。
ケース21は、銃本体フレーム22を覆い、グリップ心棒24,24にはそれぞれ操作グリップ25,25が被せられる。
左右の操作グリップ25,25には、引き金26,26が設けられている。
したがって、遊戯者は、座席5に着座して前方の模擬機関銃20の左右の操作グリップ25,25を、左右の手で握り銃本体フレーム22を上下左右に揺動操作して前方のスクリーン7に映し出される映像の目標に照準を合せて引き金26,26を引き、模擬機関銃20の射撃を行う。
模擬機関銃20の向きをセンサが検出しているので、引き金26,26を引いたときの模擬機関銃20の向きから目標に当たっているときには映像を変化させることができる。
図5および図6を参照して、銃本体フレーム22は、前後に長尺の直方体状をなす筐体であり、上壁22Uの前部には軸受部材30が固着されており、同軸受部材30に垂直に貫通して軸支された回転軸31の上端に前記回転カム32が嵌着されている。
軸受部材30の下方の銃本体フレーム22内には、モータ35が配設されており、上方に突出したモータ駆動軸と回転軸31との間に図示されない減速ギヤ機構が介装されている。
したがって、モータ35の駆動により減速ギヤ機構を介して減速されて回転軸31とともに回転カム32が回転駆動される。
回転カム32は、周方向等間隔に4枚のカム羽根33が放射方向に突出しており、各カム羽根33は、回転方向に対して前面が凸面で後面が凹面となるように湾曲しており、この前面の滑らかな凸面がカム面33aをなし、後面の凹面が延長して相隣るカム面33a,33a間に凹面33bが形成されている。
すなわち、回転カム32の周面は、カム面33aと凹面33bが交互に形成されている。
銃本体フレーム22の上壁22Uにおける軸受部材30の後方に前後方向に指向してロッド36が、左右中央位置に設置される。
ロッド36は、その後端が上壁22Uに立設された支持部材37に固着されて支持部材37から前方に突設され、前端部が上壁22Uに立設された支持板38により支持されている。
このロッド36に圧縮スプリング40が周設支持されており、圧縮スプリング40の後端が支持部材37に固定され、前端にはロッド36に摺動自在に貫通された摺動片41が固着されている。
支持部材37の後面には弾性ストッパ42が貼着されている。
銃本体フレーム22の後部には、上壁22Uに沿って前後に移動可能な規制部材50が設けられている。
規制部材50は、上面視コ字状に屈曲された中央部片50aと同中央部片50aの左右側部の下端が左右に屈曲して展開した取付片50b,50bとからなり、左右の取付片50b,50bに形成された長孔にそれぞれ2本のボルト51,52が貫通して銃本体フレーム22の上壁22Uに固定される。
規制部材50の中央部片50aは、前方の弾性ストッパ42に対向しており、ボルト51,52を緩めることで、規制部材50は長孔にガイドされて前後に移動し、所要位置でボルト51,52を締結して固定することができる。
この規制部材50の背後には、同規制部材50を後から囲うようにコ字状に屈曲された中央部片55aを備えた調整支持部材55が銃本体フレーム22の上壁22Uの後部に設けられている。
調整支持部材55は、中央部片55aとその左右側部の下端が左右に屈曲して展開した取付片55b,55bとからなり、左右の取付片55b,55bが上壁22Uの後部にボルト56により固着される。
この銃本体フレーム22の上壁22Uに固定される調整支持部材55の中央部片55aの中央部前面に対して、前後に移動可能な規制部材50の中央部片55aの中央部後面が対向しており、調整支持部材55の中央部片55aの中央部に後方から長尺の調整ねじ58が螺入されて先端が、規制部材50の中央部片55aの中央部後面に当接する。
ボルト51,52を緩めて規制部材50を前後に移動可能としておき、調整ねじ58の後端の頭部に刻設されたプラス溝にドライバの先端を嵌合させて時計回りに回すと、調整ねじ58が前方に進行して規制部材50を徐々に前方に移動して調整することができる。
規制部材50が最適位置に達したとき、ボルト51,52を締結して規制部材50を固定する。
銃本体フレーム22の左右側壁22L,22Rの上部にそれぞれスライダ61,61が、対をなして外側面に沿って前後に摺動自在に設けられており、左右の両スライダ61,61に重錘60を固着して重錘60を前後に摺動自在に支持する。
図3,図4,図6を参照して、重錘60は、概ね矩形平板の上板部60aを残して左右側部60b,60bと後側部60cを下方向に屈曲させた形状をしており、かかる形状の重錘60が、銃本体フレーム22の上壁22Uの上に跨るようにしロッド36や圧縮スプリング40を収容して上方から覆い、下方向に屈曲した左右側部60b,60bの各下端部を内側に位置する前記スライダ61,61にねじ62で固着してスライダ61,61とともに前後に摺動自在に支持される。
重錘60の後側部60cは上下幅が左右側部60b,60bより短く、上壁22Uの上に近接して位置しており、同後側部60cの後面には矩形板状の弾性部材63が固着されている。
重錘60の上板部60aの中央に前後に長い長方形状の矩形開口60dが形成されており、同矩形開口60dに掛止部材65が前後所定位置に架設され、掛止部材65の左右両端が上壁22Uにねじ66によって固着される。
掛止部材65の中央部前端が下方に屈曲して鉛直掛止片65aが形成されており、同鉛直掛止片65aの下端中央がロッド36を跨ぐように切り欠かれている。
重錘60を銃本体フレーム22の上壁22Uの上に跨るように被せるときに、掛止部材65の鉛直掛止片65aが、圧縮スプリング40の前端の摺動片41より前方に突出したロッド36の前端部分を跨ぐように切欠きに嵌合して鉛直掛止片65aの後面に圧縮スプリング40に付勢された摺動片41を当接するようにし、同時に重錘60の後側部60cをロッド36の後端の支持部材37に貼着された弾性ストッパ42の後方に位置させ、後側部60cの内面(前面)を弾性ストッパ42に対向させる。
このような姿勢で重錘60がスライダ61,61に取り付けられ、重錘60は銃本体フレーム22の上に前後に摺動自在に支持される。
したがって、重錘60に外力が加わり重錘60が後方に移動すると、掛止部材65が摺動片41を後方に押して圧縮スプリング40を圧縮していき、外力が解かれると、圧縮スプリング40のばね力により重錘60は前方に弾かれるようにして移動し、重錘60の後側部60cが対向する前方の弾性ストッパ42に衝突する。
重錘60の後側部60cの後面に固着された弾性部材63の後方には、規制部材50が対向して位置している。
重錘60の上板部60aの前側の左右中央部には支軸68が立設され、支軸68の上部にベアリング69を介してローラ70が回転自在に軸支されている。
重錘60が銃本体フレーム22の上に摺動自在に取り付けられたとき、ローラ70は、前方の銃本体フレーム22より上方に突設された前記回転カム32と同じ高さにあり、カムフォロワに相当するものである。
そして、重錘60に外力が加わらず、圧縮スプリング40により付勢されて重錘60の後側部60cが弾性ストッパ42に当接して最も前方に位置しているとき、回転カム32が図4に示すような回転位置にあれば、ローラ70は、回転カム32に最も近づいて回転カム32の凹面33bに接していないが、凹面33bに臨んでカム羽根33,33間の凹部内にある。
図7ないし図11は、モータ35を駆動して回転カム32を回転させたときの重錘60の動きを示したものである。
図7は、図4に示す状態と同じで、重錘60は最前位置にあって、ローラ70は回転カム32の凹面33bに臨んでいる。
この状態から回転カム32が上面視で反時計回りに回転すると、回転カム32の滑らかな凸面をしたカム面33aがローラ70に接し、図8に示すように回動するカム面33aをローラ70が転動してローラ70自体を重錘60とともに、圧縮スプリング40のばね力に抗して後方に移動させる。
図9は、回動するカム面33aにより重錘60が後方に移動させられる最後の状態を示している。
この図9に示す状態で、重錘60は自らの質量による慣性を有しており、さらに後方に移動して、次の図10では、重錘60の後部に固着された弾性部材63が後方の規制部材50に当接し、重錘60が最も後方に位置した状態を示している。
この弾性部材63の慣性による移動は、圧縮スプリング40のばね力に抗しており、それ程強く規制部材50に衝突するわけではないので、衝撃振動はあまりない。
次に、図11に示すように、重錘60は、圧縮スプリング40のばね力により前方に移動する。
重錘60とともにローラ70も前方に戻ってくるが、この間に回転カム32も回転しており、ローラ70に接したカム面33aを有するカム羽根33はさらに回動していて、その凹面33bにローラ70が臨んでいる。
したがって、戻り(前進)状態にあるローラ70が回転するカム羽根33に衝突せずに、重錘60の後側部60cを弾性ストッパ42に衝突させて、ローラ70は最前位置である元の図7に示す状態に戻る。
この重錘60の弾性ストッパ42への衝突により銃本体フレーム22に衝撃振動を与える。
モータ35は、回転カム32が約250rpmの高速回転するように駆動される。
回転カム32は4枚のカム羽根33が回転するので、1分間に約1000回重錘60を往復動させることになり、これは1秒間に16〜17回衝撃振動を発生させ、実際の機関銃による1秒間に14〜17発程度の高速射撃の衝撃振動を模倣することができる。
本実施の形態では、重錘60の後方に設けられた規制部材50が、重錘60の慣性による後方への移動を途中で強制的に止めているので、圧縮スプリング40のばね力による重錘60の戻りが早くなり、ローラ70が元の最前位置に戻ったときには、回転カム32は、まだ次のローラ70に接して後方に移動させるカム羽根33のカム面33aはローラ70に接するまでには至っておらず、図7に示す状態とすることができる。
もし、従来のように重錘60の慣性による後方への移動を規制する規制部材がないとすると、圧縮スプリング40のばね力による重錘60の戻りが遅くなり、ローラ70が元の最前位置に戻る手前で回転カム32の次のローラ70に接して後方に移動させるカム羽根33のカム面33aに衝突してしまう。
圧縮スプリング40のばね力により前方に移動するローラ70と高速回転する回転カム32のカム羽根33とが、高速で金属どうし衝突するので、大きな衝突音が発生し、この金属どうしの衝突音は、射撃音とは異なり、この繰り返しの衝突音は大きな雑音となり、特に音の発生がなければ静音状態に保たれるプレイボックス1内でプレイするものであると、この金属どうしの繰り返しの衝突音は大きく響いて遊戯者に不快感を与える。
本実施の形態では、規制部材50が設けられていることで、前方に戻り状態にあるローラ70とカム羽根33との衝突は回避されるので、金属どうしの繰り返しの衝突音は発生せず、プレイボックス1内にあって遊戯者に不快感を与えることがない。
なお、高速射撃音を模倣した音は、スピーカ9から発せられるので、遊戯者は、機関銃を射撃するときのような高速射撃の衝撃振動を模擬機関銃20から受け、高速射撃音を模倣した音を聴くことができるので、余計な雑音に煩わされることなくリアルな臨場感のあるプレイを楽しむことができる。
重錘60の慣性による後方への移動を途中で規制する規制部材50の位置は、高速で回転する回転カム32と高速で往復動するローラ70の相対位置関係を制御するものであるので、前記図7ないし図11に図示したような相対位置関係で回転カム32とローラ70が動作する規制部材50の最適位置を決めるのは、容易ではない。
そこで、本実施の形態においては、規制部材50の前後位置を最適位置に設定することができる調整手段を備えている。
すなわち、規制部材50を前方に移動して重錘60の後部の弾性部材63に徐々に近づける調整ねじ58によるねじ機構が設けられている。
規制部材50の前後位置を調整するときは、まずボルト51,52を緩めて規制部材50を前後に移動自在とした状態で、調整ねじ58を反時計回り(後方に抜く方向)に回動して前方への突出量を小さくし、調整ねじ58を相当程度後方位置に移動した状態にしておき、モータ35を駆動して回転カム32を回転し重錘60を往復動させる。
当初、規制部材50は相当程度後方に位置するので、重錘60の慣性による後方への移動を規制しないか規制したとしても重錘60が戻る直前であって、重錘60の最前位置への戻りが遅く、よって戻り状態にあるローラ70と回転カム32のカム羽根33とが繰り返し衝突して金属どうしの大きな衝突音が発生している。
ここで、調整ねじ58をドライバにより時計回りに回動して、調整ねじ58の前方への突出量を大きくして規制部材50を前方に徐々に移動していくと、重錘60の慣性による後方への移動の規制を徐々に早め、重錘60の最前位置への戻りも徐々に早くすることで、ローラ70の最前位置辺りでカム羽根33が衝突するようになって衝突が緩和され、金属どうしの衝突音が徐々に低減されていく。
そして、さらに調整ねじ58を時計回りに回動して、規制部材50を前方に移動すると、金属どうしの衝突音が徐々に消えていき、最も聴こえなくなったところが、規制部材50の最適位置にあり、ここでボルト51,52を緊締して規制部材50を固定する。
このように、衝突音を聴きながら調整ねじ58を回動操作して、衝突音が最も小さくなるところを見つけるように作業するので、誰でも簡単に規制部材50を最適位置に調整することができる。
調整手段が規制部材50を重錘60に近づける方向に移動する調整ねじ58によるねじ機構であるので、調整ねじ58を回動することで規制部材50の規制位置を徐々に重錘60側に移動させることが可能で、かつ重錘60の衝突で規制部材50の規制位置が変化することがないので、規制部材50の規制位置の位置調整を容易にでき作業性が良い。
以上の実施の形態では、回転カム32が4枚の羽根カム33から構成されていたが、1枚の羽根カムまたは4枚以外の複数枚の羽根カムの回転カムを用いることも可能である。
ただし、1秒間に14〜17発程度の高速射撃を模するためには、羽根カムがn枚の場合は、約1000/nrpmの回転速度が必要とされる。
すなわち、羽根カムが1枚の場合は約1000rpmの回転速度、2枚の場合は約500rpmの回転速度、3枚の場合は約333rpmの回転速度、5枚の場合は約200rpmの回転速度というように、回転カムの回転速度を設定する。
なお、5枚以上の羽根カムからなる回転カムを用いる場合は、隣合う羽根カム間の幅が狭くなるので、カムフォロワに相当するローラが羽根カム間の凹部に入れるように設計しなければならない。
また、前記実施例では、モータ35および回転カム32は、銃本体ケース22に設け、カムフォロワであるローラ70を往復移動する重錘60に設けたが、逆にモータおよび回転カムを重錘側に、ローラを銃本体ケース側に設けるようにしてもよい。
本発明の一実施の形態に係る模擬機関銃を適用したプレイボックスの断面図である。 図1のII−II線断面図である。 本模擬機関銃のケースを透視した斜視図である。 同模擬機関銃の上面図である。 重錘を外した模擬機関銃の上面図である。 同模擬機関銃の重錘を分解した側面図である。 1状態を示す同模擬機関銃の要部上面図である。 次の状態を示す同模擬機関銃の要部上面図である。 次の状態を示す同模擬機関銃の要部上面図である。 次の状態を示す同模擬機関銃の要部上面図である。 次の状態を示す同模擬機関銃の要部上面図である。
符号の説明
1…プレイボックス、2…床板、3…天井、4…側壁、5…座席、6…操作卓、7…スクリーン、8…プロジェクタ、9…スピーカ、12…基台、13…支柱、14…支軸、15…軸受、
20…模擬機関銃、21…ケース、22…銃本体フレーム、23…アーム、24…グリップ心棒、25…操作グリップ、26…引き金、
30…軸受部材、31…回転軸、32…回転カム、33…カム羽根、33a…カム面、33b…凹面、35…モータ、36…ロッド、37…支持部材、38…支持板、40…圧縮スプリング、41…摺動片、42…弾性ストッパ、
50…規制部材、51,52…ボルト、55…調整支持部材、56…ボルト、58…調整ねじ、
60…重錘、61…スライダ、62…ねじ、63…弾性部材、65…掛止部材、66…ねじ、68…支軸、69…ベアリング、70…ローラ。

Claims (5)

  1. 銃本体フレームに往復直線移動自在に支持された重錘と、
    前記重錘を一方向に付勢するバネ部材と、
    前記バネ部材に付勢された前記重錘を所定位置で受け止める銃本体フレームに固定された弾性ストッパと、
    前記重錘に接して前記バネ部材の付勢力に抗して前記重錘を移動させるカム面と前記重錘に接しない凹面が交互に形成されモータにより回転する回転カムとを備えた模擬機関銃において、
    前記回転するカム面に接して前記バネ部材の付勢力に抗して移動する前記重錘の慣性による移動を、銃本体フレームの所要位置で規制する規制部材を備えることを特徴とする模擬機関銃。
  2. 前記規制部材は、
    弾性部材を介して前記重錘の移動を規制することを特徴とする請求項1記載の模擬機関銃。
  3. 前記重錘の移動を規制する規制部材の規制位置を調整する調整手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の模擬機関銃。
  4. 前記調整手段は、前記規制部材を前記重錘に対して遠近方向に移動するねじ機構であることを特徴とする請求項3記載の模擬機関銃。
  5. 請求項1記載の模擬機関銃を前記プレイボックス内に配置し、
    前記模擬機関銃の前方にゲーム映像を映し出すディスプレイを配置したことを特徴とする射撃ゲーム装置。


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