JP2000200797A - 樹脂封止型半導体装置のモ―ルド金型及びそのリ―ドフレ―ム - Google Patents

樹脂封止型半導体装置のモ―ルド金型及びそのリ―ドフレ―ム

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JP2000200797A
JP2000200797A JP11000302A JP30299A JP2000200797A JP 2000200797 A JP2000200797 A JP 2000200797A JP 11000302 A JP11000302 A JP 11000302A JP 30299 A JP30299 A JP 30299A JP 2000200797 A JP2000200797 A JP 2000200797A
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Shin Kurosawa
伸 黒澤
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Oki Electric Industry Co Ltd
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MIYAGI OKI DENKI KK
Oki Electric Industry Co Ltd
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    • H01L2224/95Batch processes at chip-level, i.e. with connecting carried out on a plurality of singulated devices, i.e. on diced chips
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    • HELECTRICITY
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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スルーゲート部エジェクタピンの先端への離
型の際のランナ残りを無くし、スルーゲートがつまるこ
とのない樹脂封止型半導体装置のモールド金型及びその
リードフレームを提供する。 【解決手段】 樹脂封止型半導体装置のリードフレーム
において、リードフレーム1のスルーゲート部7に穴2
をあけ、この穴7に樹脂が充填されることによって、離
型時に製品エジェクタピンの先端にランナが貼り付き難
くなるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂封止型半導体
装置のモールド金型及びそのリードフレームに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、マトリックス構造のモールド金
型は、スルーゲートとランナゲート構造のものがある
が、ゲート部の離型に関しては、スルーゲート(ランナ
ゲート)は、テーパを設けて離型をし易くするだけのも
のであった。
【0003】図4は従来のマトリックス構造の樹脂封止
型半導体装置のモールド装置を示す平面図、図5はその
AーA′線断面図である。
【0004】これらの図において、101は第1のキャ
ビティ、102は第2のキャビティ、103はスルーゲ
ート、104はインデックス、105はリードフレー
ム、106は上金型、107は下金型、108はスルー
ゲートエジェクタピン、109は第1のキャビティエジ
ェクタピン、110は第2のキャビティエジェクタピン
である。
【0005】このように、封止樹脂はスルーゲート10
3を通じて封入されて、リードフレーム105に第1の
キャビティ101と第2のキャビティ102に対応した
部分に樹脂封止型半導体装置を有するパッケージが得ら
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べた従来の樹脂封止型半導体装置は、量産性に非常に優
れているマトリックス構造であり、成形回数が少なく、
正常に離型できるうちは問題ないが、成形回数が増加し
てくると離型状態が悪くなり、図6に示すように、スル
ーゲート部エジェクタピン108の先端にランナ111
が貼り付いて下金型107に残ってしまう。
【0007】そうなると、次のショットではスルーゲー
ト103がつまってしまうため、図7及び図8に示すよ
うに、第2のキャビティ102Aには樹脂は流れないこ
とになり、未充填となり不良となる。
【0008】そして、マトリックスは20キャビティ/
枚であるため、1枚のフレーム中1個でも未充填がある
と、20個すべて不良となり損害が大きい。一度エジェ
クタピンについたランナは、取り除かない限り取れない
ため、未充填フレームを大量に成形する可能性があり、
大きな問題となっている。
【0009】本発明は、上記問題点を除去し、スルーゲ
ートエジェクタピンの先端へのランナ残りを無くし、ス
ルーゲートがつまることのない樹脂封止型半導体装置の
モールド金型及びそのリードフレームを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕樹脂封止型半導体装置のモールド金型において、
スルーゲート部の下金型面を梨地面に形成し、離型時に
製品エジェクタピンの先端にランナが貼り付き難くなる
ようにしたものである。
【0011】〔2〕樹脂封止型半導体装置のリードフレ
ームにおいて、リードフレームのスルーゲート部に製品
エジェクタピンが位置する側とは反対側に広がった形状
を有する穴をあけ、この穴に樹脂が充填されることによ
って、離型時に製品エジェクタピンの先端にランナが貼
り付き難くなるようにしたものである。
【0012】〔3〕樹脂封止型半導体装置のモールド金
型において、リードフレームのスルーゲート部に穴をあ
け、かつ、上金型のスルーゲート部に窪みを設けること
により、離型時に製品エジェクタピンの先端にランナが
貼り付き難くなるようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の第1実施例を示す樹脂封止
型半導体装置の成形の説明図であり、図1(a)はその
樹脂封止型半導体装置の平面図、図1(b)は図1
(a)のA−A′線断面図である。また、図2は図1
(b)のA部拡大図である。
【0015】これらの図において、1はリードフレー
ム、2はそのリードフレーム1のスルーゲート部に形成
された製品エジェクタピンが位置する側とは反対側に広
がった形状を有する穴、3は第1のパッケージ(第1の
樹脂封止型半導体装置)、4は第2のパッケージ(第2
の樹脂封止型半導体装置)であり、第1のパッケージ3
は上下金型の第1のキャビティ5によって成形される。
また、第2のパッケージ4は上下金型の第2のキャビテ
ィ6によって成形される。7はスルーゲート部、8は上
金型、9は下金型、10はスルーゲート部の下金型の梨
地面、11はエジェクタピンである。
【0016】まず、第1にスルーゲート部7の下金型9
面は、従来は鏡面になっているが、これを梨地加工す
る。梨地面10と鏡面を比較すると、梨地面10の方が
離型し易いためである。
【0017】第2に、図1に示すように、リードフレー
ム1のスルーゲート部7に、ランナ幅より小さめであ
り、かつ製品エジェクタピンが位置する側とは反対側に
広がった形状を有する穴2をあける。その穴2の形状
は、丸型でも角型でも良く、形状は問わない。その穴2
の数も1個でも複数でもよい。
【0018】次に、この装置の動作について説明する。
【0019】実際に、スルーゲート部7に穴2をあけた
リードフレーム1を金型上にセットし、樹脂を注入する
と、図2に示すように、リードフレームの製品エジェク
タピンが位置する側とは反対側に広がった形状を有する
穴2の中にも樹脂が充填される。
【0020】スルーゲート部7のリードフレームの穴2
にも樹脂が充填されたリードフレーム1は、成形された
後離型するが、エジェクタピン11によってエジェクタ
されたフレーム1は、フレーム搬出ユニット(図示な
し)によって搬出される。その際、スルーゲートランナ
下部7aと、そのエジェクタピン11が離れるが、この
時、離型が悪いとエジェクタピン11の方に図6及び図
8に示したようにランナ111が残ってしまう。
【0021】しかしながら、この実施例によれば、リー
ドフレーム1のスルーゲート部7に設けた穴2によっ
て、スルーゲート部7が上下金型8,9に残ろうとする
力が増大し、エジェクタピン11の先端には、従来例に
示したようなランナが残らなくなる。
【0022】つまり、このスルーゲート部7のリードフ
レーム1の製品エジェクタピンが位置する側とは反対側
に広がった形状を有する穴2によって、製品エジェクタ
ピンに対する離型が良好となり、離型不良のためのスル
ーゲート部7、つまり、未充填不良を防止することがで
きる。波及効果として、離型が良好になるため、クリー
ニングサイクルの延長も図ることもできる。
【0023】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0024】図3は本発明の第2実施例を示す樹脂封止
型半導体装置の成形の説明図であり、図2に対応した断
面を示している。なお、第1実施例と同じ部分について
は、同じ符号を付してそれらの説明は省略する。
【0025】この実施例の特徴は、スルーゲート部のリ
ードフレームの穴に対応する箇所に窪み(凹み)を設け
るようにしたものである。
【0026】図3に示すように、第1実施例と同様に、
まずは、リードフレーム1のスルーゲート部7に穴2を
あける。そして、上金型8は、第1実施例では、フラッ
ト構造にしていたが、第2実施例では上金型のスルーゲ
ート部7の穴2のところに窪み(凹み)12を設け、ス
ルーゲート部7の穴2から流れてくる樹脂を上金型の窪
み12にも充填させる。
【0027】このように構成したので、樹脂封止時に上
金型8の窪み12の部分にも樹脂が充填される。
【0028】この上金型8のスルーゲート部7のところ
に設けた窪み12の効果としては、下金型9からフレー
ムがエジェクタされ、搬出ユニット(図示なし)で搬出
する際、スルーゲート下側とエジェクタピン11の離型
に関して、第1実施例よりもさらに上下金型側に残ろう
とする力が発生し、エジェクタピン11の先端にはラン
ナが残り難くなる。従って、安定したモールド連続成形
を実現することができる。
【0029】なお、上記実施例では、モールド金型につ
いて述べたが、樹脂成形用のあらゆる金型にも適用可能
である。また、シングル金型のゲートランナ部、マトリ
ックスの捨てキャビティランナ部にも同様に適用可能で
ある。
【0030】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0031】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、次のような効果を奏することができる。
【0032】(A)離型が良好となり、封止樹脂の未充
填不良を防止することができるので、クリーニングサイ
クルの延長を図ることができる。
【0033】(B)エジェクタピンの先端のランナ残り
を無くすようにしたので、スルーゲートがつまることが
なく、安定したモールド連続成形を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す樹脂封止型半導体装
置の成形の説明図である。
【図2】図1(b)のA部拡大図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す樹脂封止型半導体装
置の成形の説明図である。
【図4】従来のマトリックス構造の樹脂封止型半導体装
置のモールド装置を示す平面図である。
【図5】図4のA−A′線断面図である。
【図6】従来技術の問題点説明図(その1)である。
【図7】従来技術の問題点説明図(その2)である。
【図8】従来技術の問題点説明図(その3)である。
【符号の説明】
1 リードフレーム 2 リードフレームのスルーゲート部に形成された穴 3 第1のパッケージ 4 第2のパッケージ 5 第1のキャビティ 6 第2のキャビティ 7 スルーゲート部 7a スルーゲートランナ下部 8 上金型 9 下金型 10 スルーゲート部の下金型の梨地面 11 エジェクタピン 12 上金型の窪み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M109 AA01 BA01 CA21 FA03 5F061 AA01 BA01 CA21 DA04 DA15 DD12 5F067 AA09 DE02 DE17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂封止型半導体装置のモールド金型に
    おいて、スルーゲート部の下金型面を梨地面に形成し、
    離型時に製品エジェクタピンの先端にランナが貼り付き
    難くなるようにしたことを特徴とする樹脂封止型半導体
    装置のモールド金型。
  2. 【請求項2】 樹脂封止型半導体装置のリードフレーム
    において、リードフレームのスルーゲート部に製品エジ
    ェクタピンが位置する側とは反対側に広がった形状を有
    する穴をあけ、該穴に樹脂が充填されることによって、
    離型時に製品エジェクタピンの先端にランナが貼り付き
    難くなるようにしたことを特徴とするリードフレーム。
  3. 【請求項3】 樹脂封止型半導体装置のモールド金型に
    おいて、リードフレームのスルーゲート部に穴をあけ、
    かつ、上金型のスルーゲート部に窪みを設けることによ
    り、離型時に製品エジェクタピンの先端にランナが貼り
    付き難くなるようにしたことを特徴とする樹脂封止型半
    導体装置のモールド金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006305152A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Takeshi Nakamura 付け爪接着用テープ、付け爪、付け爪接着用テープの製造方法、および付け爪の製造方法
US7674657B2 (en) 2005-10-25 2010-03-09 Infineon Technologies Ag Method of manufacture of encapsulated package

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