JP2000200177A - デ―タの最大長シ―ケンスを発生する方法と装置 - Google Patents

デ―タの最大長シ―ケンスを発生する方法と装置

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JP2000200177A
JP2000200177A JP11368116A JP36811699A JP2000200177A JP 2000200177 A JP2000200177 A JP 2000200177A JP 11368116 A JP11368116 A JP 11368116A JP 36811699 A JP36811699 A JP 36811699A JP 2000200177 A JP2000200177 A JP 2000200177A
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Hirohisa Yamaguchi
博久 山口
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    • H04J13/0022PN, e.g. Kronecker
    • H04J13/0025M-sequences
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
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    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
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  • Signal Processing (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル無線システムにおける低電力化。 【解決手段】 同じチップ長を持つ直列M−シーケンス
発生器と同一のビット・ストリームを出力する並列M−
シーケンス発生器(400)を開示した。並列N−ビッ
ト構成では、シーケンスの最初のNビットが出力に読み
出され、残りのビットをシフトさせ、新しいNビットを
発生することを、全て1クロック・サイクルで行う。出
力にNビットを得る効果は、シフトレジスタの現在の内
容にN次のコンパニオン行列を乗算することである。線
形組合せ素子(例えばXORゲート)XOR0−XOR7
が、並列構造の種々の遅延素子の内容を組合わせるよう
に選択的に位置ぎめされ、その結果を他の遅延素子にフ
ィードバックして、直列構造と同一の出力を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はディジタル無線通
信疑似ランダム・ノイズ符号発生器、更に特定すれば、
M−シーケンスを用いた符号発生器に関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】電気通信に押し寄せた最も新し
い技術の波は、個人通信システム(PCS)の背後にあ
るものである。最近、移動及び個人用携帯通信に対する
需要の増加に合わせて、多数のPCSアーキテクチュア
が出現した。電波の混雑に対する最大の救済策になると
思われる1つのアーキテクチュアは、符号分割多元接続
(CDMA)であり、これは「拡散スペクトル」の名前
でも知られている。CDMAシステムは、各々の呼信号
に特別の電子符号を割当て、より多くの呼が同じ空間を
占めると共に、周波数帯域全体に亙って拡散することが
出来るようにすることによって、従来のセルラー方式よ
りも20倍以上までの呼処理容量を提供することが出来
る。拡散スペクトル通信技術は、主に混信を解決する為
並びに信号を盗聴から保護する為に、半世紀以上に亙っ
て軍用になっていた。商業的な分野では、拡散スペクト
ル・ディジタル技術は、所定の無線スペクトルの割当て
に対してずっと高い帯域幅効率を達成し、その為、アナ
ログ又は他のディジタル技術よりも多元接続ユーザのポ
ピュレーションが遙かに大きい。
【0003】CDMAは、各々電話の呼を、1つの携帯
電話だけが電波から抽出することが出来る符号と組合わ
せることによって作用する。これは、全ての信号を同じ
広い周波数スペクトル全体に拡散すると共に、各々の信
号に独特の符号を割当てることによって作用する。この
為、多数の移動ユニットが同時に同じ周波数で送信する
ことが出来る。この符号に関連する受信機によって、分
散した信号が背景雑音から引張り出される。各々の受信
機が、割当てられた符号を検査することにより、どの信
号が自分宛てであるかを決定する。受信機は、捕捉され
た信号を解析し、その信号の拡散解除を行い、どの信号
を再生すべきであるかを確認する位に「利口」でなけれ
ばならない。
【0004】送信機に於ける信号の拡散は、データとは
無関係な符号によって行われる。ダイレクト・シーケン
スは最もよく知られている拡散スペクトル方式の1つで
ある。ダイレクト・シーケンスを使うと、ディジタル信
号に真のガウス雑音と同様の性質を持つ疑似ランダム・
ノイズ符号(PN−符号)を乗ずる。その結果、周波数
スペクトルで使われる種々の符号化された信号の間の相
互相関値が小さくなり、その為、信号の混雑や、或いは
この符号を使ったデータ・メッセージを検出するのが一
層困難になる。(相互相関は、異なる位相でそれらが互
いにどの位似ているかを調べる2つのシーケンスの比較
ということが出来る。)2進PN−符号の幾つかの系統
があるが、PN−符号を作る普通の方法は、多数のシフ
トレジスタが必要な全てであるという点で、比較的簡単
である。別の見方として、受信機に於ける拡散解除動作
が、送信機に於ける拡散動作と同じである。受信機で
は、受信信号に再び同じ(同期した)PN−符号を乗ず
る。符号が+1及び−1(又は場合によって0及び1)
で構成されているから、この操作によって、符号が相殺
によって信号から完全に取去られ、元のデータ信号がそ
のまま残る。
【0005】普通のPN−符号シーケンスは最大長
(「ロング・ビット」)シーケンス又はM−シーケンス
である。ディジタル無線通信ではM−シーケンスが多用
されている。11ビットというように短いか或いは(2
89−1)ビット又はそれ以上というように長い長さを持
つある実用的なM−シーケンスが、毎秒1ビット未満か
ら毎秒数百メガビット以上の符号速度でPN−符号発生
の目的の為に用いられてきた。実用的なCDMAの用途
では、M−シーケンスを任意の値(符号の位相)で開始
することが必要である場合が多い。こういう構成にする
為の1つの方式は、符号の発生を開始する対応する初期
レジスタ値を求めることである。初期レジスタ値がシー
ド・レジスタ値及び発生される符号の位相によって定め
られる。シード値は、携帯電話の基地局から送信される
特別の情報を読取ることによって見つけるのが普通であ
る。符号の位相を使って、無線回線で送信しようとする
ユーザ情報の安全性を保護すると共に、各々の手持ち端
末(送受話器)に対して個別に定める。送受話器を作動
すると、その符号を基地局の符号に同期させることが必
要になる。しかし、基地局の符号が連続的にシフトして
いるから、電話を基地局と同期させることが設計上の困
難な問題になる。第1に、送受話器回路は自分の符号が
どの位基地局の符号より遅れているか進んでいるかを決
定する。次に、送受話器回路がレジスタ値を計算し(こ
の部分はレジスタの寸法が長いときには容易に行うこと
が出来ない)、基地局と送受話器の間の位相差を正しく
調節するか、或いは位相差が小さければ、所要数のクロ
ックによってレジスタをシフトさせることによって、出
力符号を前進させる。しかし、位相差が小さいときに
は、数学的にシード・レジスタ値を取出す為に複雑な計
算を実行するよりも、シード・レジスタ値をシフトさせ
る方がずっと容易で早いので、この計算方式は実用的で
はない。実際、多数の代表的な符号シード値を準備し、
剰余クロック・カウントによって設定されたレジスタを
シフトさせることによって、任意の位相の位置を求める
ことが出来る。この目的の為には、位相調節時間、即ち
到来信号にロックする時間を最小限にする為に、シフト
・レジスタを高速でクロックさせる必要がある。この動
作が符号発生器の消費電力を増加し、低電力を必要とす
る移動通信装置にとっては好ましくない。更に、クロッ
ク速度には基本的な限界がある。その為、低電力で高速
を同時に持つような符号発生器が望ましい。
【0006】
【課題を解決する為の手段及び作用】ここに開示する発
明は高速で低電力の並列M−シーケンス発生器である。
高速と低電力の条件を同時に満たす為、直列シフトレジ
スタ構造を、直列構造の同一のビット・ストリームを出
力する等価並列シフトレジスタ構造に変換する。ここに
開示するアーキテクチュアの利点は、n個の遅延素子の
M−シーケンス構造を用いて、並列構造からのワード出
力のビット長の値が、シフトレジスタに使われた遅延素
子の総数で割切れないように保証することによって得ら
れる。例えば、8ビットの出力ワードを持つ41段レジ
スタでは、41は8では割切れない。
【0007】この発明並びにその利点が更に完全に理解
されるように、次に添付図面について説明するところを
参照されたい。
【0008】
【実施例】線形フィードバック・シフトレジスタ(LF
SR)構造を用いた一様に分布したPN−符号シーケン
スは、位相固定(即ち信号に対するロック・オン)が一
層容易である為、ディジタル無線通信の用途に関心を集
めつつある。LFSRの一般的な設計では、フィードバ
ック装置は、最大数の個別2進出力を発生することが望
ましい。最大数の個別2進出力を持つシフトレジスタ・
シーケンスが最大長シーケンス又はM−シーケンスと呼
ばれる。M−シーケンスは恐らく最も普通のPN−符号
シーケンスであって、LFSRによって発生される2進
シーケンスである。r段(又は遅延素子)を持つLFS
Rによって発生される個別シーケンスの数は、LFSR
が「原始」特性多項式を持つ場合、2r−1である。こ
のような原始多項式は2進数0及び1の集合によって構
成される(既約であるか或いは因数分解出来ない)根を
持たず、基数−2の加算及び論路的なアンド乗算の下で
作用する。M−シーケンス発生器が発生するシーケンス
の繰返し長(又は周期)が2r−1であり、そのレジス
タを埋めるのは、2r−1個のクロックの後は、全部ゼ
ロの埋めである以外は可能なあらゆる埋めの値を含む。
更に、このシーケンスのn番目毎のビットを選択するこ
とが、このシーケンスの減数と呼ばれている。このよう
な選択は、多数の特別に選択されたフィードバック・タ
ップを持つ1個のシフト・レジスタを用いることによっ
て得られる。可能な符号の数は、M−シーケンスを発生
するフィードバック・タップの考えられる集合の数に関
係する。nが2r−1に対して素であれば、適正な減数
が行われる。M−シーケンスの性質は、各々のnが注意
深く選択されれば、M−シーケンスの適正な減数もM−
シーケンスになることである。例えば、4段LFSRで
は、15個の2進シーケンス(24−1=15)が可能
である。素因数は3と5であり、3又は5による減数は
不適切である。しかし、7は、15に対して素であるか
ら、受容れることが出来る。
【0009】図1には、普通のn段M−シーケンス構造
100が示されている。構造100が多数の遅延素子1
04(d0、d1、…、dnで表す)を含み、これらは
相次ぐ各々の遅延素子の入力が前の遅延素子の出力に接
続されるように接続され、全ての遅延素子のクロック入
力が1個のクロック源に接続され、この為、クロック・
パルスを送ると、各々の遅延素子104の内容が次の遅
延素子104にシフトする(例えばd3からd2へ、d
2からd1へ等)。遅延素子d0の内容が出力OUTに
シフトすると共に、組合せ論理回路102にも供給され
る。組合せ論理回路102は、一連の遅延素子104に
沿って選ばれた段の出力106の基数−2の加算を行う
のに使われる多数の線形組合せ素子(例えば排他的オア
又はXORゲート)を含むことが出来る。M−シーケン
ス内にある多数の符号シーケンスは、遅延素子104か
ら選択的にタップを取り、組合せ論理回路102を使っ
て、種々の遅延素子104の内容を組合わせることによ
って得られ、その結果が入力遅延素子dnにフィードバ
ックされる。
【0010】図2には、従来の41段直列M−シーケン
ス発生器が示されており、これはLFSR 200と呼
ぶのが適当である。LFSR 200が多数の遅延素子
104(例えばD形フリップフロップ)及び線形組合せ
素子202(例えば排他的オア又はXOR回路)を含
む。遅延素子104は、d0、d1、…d40と表して
あるが、0又は1の何れかの論理値を記憶している。遅
延素子104は、各々の相次ぐ遅延素子の入力が前の遅
延素子の出力に接続されるように接続され、全ての遅延
素子のクロック入力が1つのクロック源に接続されてい
て、この為、クロック・パルスが送られると、各々の遅
延素子104の内容が次の遅延素子にシフトするように
なっている。各々の遅延素子に入っている論理値が、1
つのクロック・サイクル毎に左から右への方向に(例え
ばd3からd2へ、d2からd1へ等)次に続く遅延素
子104に転送される。遅延素子d0、d1、…d40
の論理値が、出力ポートOUTを介して処理の為の論理
回路に逐次的に出力される。線形組合せ素子202が、
遅延素子d3に入っている論理値と遅延素子d0にある
現在の値(これは出力ポートOUTにも出る)のXOR
操作を行う。この結果線203に出る値が、遅延素子d
40の入力(これはシーケンス発生器の入力でもある)
にフィードバックされる。XOR論理操作が表1に示す
ように定められている。
【0011】
【表1】
【0012】M−シーケンスは、LFSR 200から
作られるシーケンスの中で最大周期である。図2のシフ
トレジスタでは、遅延素子104が41段に配置されて
いるが、一般的には任意の段数に配置することが出来
る。更に、前に述べたように、LFSR 200を使っ
てM−シーケンスを得る為には、フィードバック・タッ
プ位置(例えばこの例ではd3)のある限られた原始の
組合せを満たすことが必要である。LFSR 200に
よって作られたM−シーケンスの周期Pが次の式によっ
て表される。P=2r−1。ここでrはシフトレジスタ
200の遅延素子104の数である。この為、遅延素子
d3にフィードバック・タップを持つ41段シフトレジ
スタは、X41+X3+1の特性式を持ち、ここで最初の
パラメータX41はM−シーケンスの最上位段(遅延素子
d40)を示し、X0=1のパラメータは、最下位位置
(又は遅延素子d1)であり、X3のパラメータはタッ
プ段(遅延素子d3)である。
【0013】図3には、好ましい実施例による一般的な
並列M−シーケンス構造300が示されている。この並
列構造は、図1の遅延素子104の直列シーケンス構造
100を単に所望の出力ワード長を持つブロック304
(ブロック0、1、…、N)に切断することによって作
ることが出来る。例えば、発生器の出力が8ビット幅で
ある場合、各々のブロック0、1、…、Nは8個の遅延
素子104で構成される。同様に、発生器が16ビット
幅の出力を持つ場合、各々のブロック(ブロック0、
1、…、N)は16個の遅延素子104を持つ。遅延素
子104の総数を出力長で割ったときに剰余が出る場
合、ブロックRはこの剰余の数の遅延素子104で構成
される。剰余ブロックRが持つ遅延素子104の数は、
所望の出力ワード長より小さい。各々のワード(又はブ
ロック302)が、dlsb乃至dmsbで表した多数の遅延
素子104で構成され、dlsbは最下位ビット位置であ
り、dm sbは最上位ビット位置である。図1の直列シー
ケンス構造100の各々の遅延素子104の入力/出力
接続を修正して、図3の並列構造にする。例えば、完全
な出力ワードの数の遅延素子104を持つブロック30
2(ブロック0、1、…、N)では、ブロックNの遅延
素子104の出力が次のブロックN−1の遅延素子の夫
々の入力に接続され、ブロックN−1の遅延素子104
の出力がその次のブロック302の遅延素子104の夫
々の入力に接続されるというようになる。更に具体的に
言うと、夫々のブロック104の各々のビット位置が直
列に接続される。例えば、ブロックN、ブロックN−
1、…、ブロック0の最下位位置の遅延素子dlsbが直
列に接続され、ブロックN、ブロックN−1、…、ブロ
ック0の最上位ビット位置の遅延素子dmsbが直列に接
続され、他の全ての中間遅延素子104が前のブロック
302の夫々の遅延素子104の位置と直列に接続され
る。ブロック0の各々の遅延素子104の内容は、並列
発生器300の出力OUTPUTになるだけでなく、線
形組合せ論理回路304を用いて選ばれた遅延素子10
4の内容とも組合わされ、その結果がブロックRにある
遅延素子104の入力並びにブロックNの選ばれた遅延
素子の入力にフィードバックされる。
【0014】高速及び低電力の条件を同時に満たす為、
直列シフトレジスタが、出力として同一のビット・スト
リームを発生する等価の並列シフトレジスタ構造に変換
される。図4には、図1の線形フィードバック・シフト
レジスタの8ビット並列M−シーケンスレジスタ構成4
00が示されている。8ビット並列動作を実現する為、
8個の線形組合せ素子XORn(例えばXOR回路)を
使って、出力を略同時に組合わせ、この組合せ過程の結
果をレジスタ400の選ばれた遅延素子dn’に入力す
る。この過程は、全ての遅延素子dn’に初期値をロー
ドして、受取った全ての信号の復号を開始することから
始まる。これは、1つのクロック周期で各々の遅延素子
に値を同時にロードするメモリ(例えばRAM又は不揮
発性メモリ)によって行うことが出来る。全ての遅延素
子にゼロの値が同時にロードされると、符号発生器が動
作出来なくなるので、そうならないように保証する必要
がある。線形組合せ過程が線形組合せ素子XORnを用
いて行われるから、組合せは、基数−2の基準による加
算過程である。ゼロの加算によってゼロ以外の結果が生
ずることはなく、M−シーケンス発生器はゼロ以外を発
生することがない。更に、並行の程度(8ビット、16
ビット等)は、シフトレジスタに使われる遅延素子d
n’の総数が割切れる数であってはならない。例えば図
4では、シフトレジスタの長さが41であり(即ち41
個の遅延素子であり)、並行の程度は8(8ビット構成
の場合)であり、41は8で割切れない。
【0015】更に図4について説明すると、遅延素子に
所望の初期値がロードされた後、符号発生過程が開始さ
れる。この特定の実施例では、41段の遅延素子レジス
タ400が、5つの8段遅延素子ブロック(402、4
04、406、408及び410)及び1つの遅延素子
d40に分けられていることに注意されたい。第1のブ
ロック402は遅延素子d0−d7で構成され、第2の
ブロック404は遅延素子d8−d15で構成され、第
3のブロック406は遅延素子d16−d23で構成さ
れ、第4のブロック408は遅延素子d24−d31で
構成され、第5のブロック410は遅延素子d32−d
39で構成される。最後の遅延素子d40はその値を遅
延素子d32に出力する。更に、8個の線形組合せ素子
XORn−XOR7を使って、出力遅延素子d0−d7の
内容を他の遅延素子に入っている値と論理的に加算す
る。例えば、XOR0が遅延素子d5の内容を遅延素子
d8の内容と組合わせ、その結果を遅延素子d34に提
供し、XOR1が遅延素子d6の内容を遅延素子d9の
内容と組合せ、その結果を遅延素子d33に提供し、X
OR2が遅延素子d7の内容を遅延素子d10の内容と
組合せ、その結果を遅延素子d40に提供し、XOR3
が遅延素子d0の内容を遅延素子d3の内容と組合せ、
その結果を遅延素子d39に提供し、XOR4が遅延素
子d1の内容を遅延素子d4の内容と組合せ、その結果
を遅延素子d38に提供し、XOR5が遅延素子d2の
内容を遅延素子d5の内容と組合せ、その結果を遅延素
子d37に提供し、XOR6が遅延素子d3の内容を遅
延素子d6の内容と組合せ、その結果を遅延素子d36
に提供し、XOR7が遅延素子d4の内容を遅延素子d
7の内容と組合せ、その結果を遅延素子d35に提供す
る。この特定の8ビット並列構成では、各々のクロック
・サイクルで、8個の値X0−X7が出力Xnに供給され
る(出力Xnは、遅延素子d0−d7の夫々の出力であ
る個別の出力X0−X7で構成されている)。従って、等
価8ビット出力を発生するクロック・サイクルの数でい
うと、図1の直列構成は8クロック・サイクルを必要と
するのに対し、並列構成は1クロック・サイクルしか必
要としない。
【0016】図5には、図2の従来の41段直列M−シ
ーケンス発生器の16ビット並列構成が示されている。
16ビット回路500が2つの16段ブロック(502
及び504)と残りの段に対する1つのブロック506
を含む。第1のブロックが遅延素子d0−d15を含
み、第2のブロックが遅延素子d16−d31を含み、
残りのブロックが遅延素子d32−d40を含む。16
ビット回路502に対する16個の出力は、遅延素子d
0−d15の出力でもある。遅延素子d0−d15に対
する入力は、遅延素子d16−d31の夫々の出力を受
取るように接続されている。遅延素子d16−d24に
対する入力は、遅延素子d32−d40の夫々の出力を
受取るように接続されている。次に、遅延素子d25−
d40に対する入力は、多数の線形組合せ素子の出力に
出る結果を受取るように構成されている。この特定の実
施例では、16個の線形組合せ素子(例えばXOR0
XOR15)を使って、種々の遅延素子の組合せ機能を実
施する。素子XOR0が遅延素子d0の内容と遅延素子
d3の内容を組合わせて、その結果を遅延素子d25に
提供し、素子XOR1が遅延素子d1の内容を遅延素子
d4の内容と組合わせて、その結果を遅延素子d26に
提供し、素子XOR2が遅延素子d2の内容を遅延素子
d5の内容と組合わせて、その結果を遅延素子d27に
提供し、素子XOR3が遅延素子d3の内容を遅延素子
d6の内容と組合わせて、その結果を遅延素子d28に
提供し、素子XOR4が遅延素子d4の内容を遅延素子
d7の内容と組合わせて、その結果を遅延素子d29に
提供し、素子XOR5が遅延素子d5の内容を遅延素子
d8の内容と組合わせて、その結果を遅延素子d30に
提供し、素子XOR6が遅延素子d6の内容を遅延素子
d9の内容と組合わせて、その結果を遅延素子d31に
提供し、素子XOR7が遅延素子d7の内容を遅延素子
10の内容と組合わせて、その結果を遅延素子d32に
提供し、素子XOR 8が遅延素子d8の内容を遅延素子
d11の内容と組合わせて、その結果を遅延素子d33
に提供し、素子XOR9が遅延素子d9の内容を遅延素
子d12の内容と組合わせて、その結果を遅延素子d3
4に提供し、素子XOR10が遅延素子d10の内容を遅
延素子d13の内容と組合わせて、その結果を遅延素子
d35に提供し、素子XOR11が遅延素子d11の内容
を遅延素子d14の内容と組合わせて、その結果を遅延
素子d36に提供し、素子XOR12が遅延素子d12の
内容を遅延素子d15の内容と組合わせて、その結果を
遅延素子d37に提供し、素子XOR13が遅延素子d1
3の内容を遅延素子d16の内容と組合わせて、その結
果を遅延素子d38に提供し、素子XOR14が遅延素子
d14の内容を遅延素子d17の内容と組合わせて、そ
の結果を遅延素子d39に提供し、素子XOR15が遅延
素子d15の内容を遅延素子d18の内容と組合わせ
て、その結果を遅延素子d40に提供する。
【0017】図6には、直列符号発生器と同一の出力を
持つ等価の並列構造を得る為に、組合わせて入力にフィ
ードバックする必要がある遅延素子を決定する為の1組
の行列が示されている。シフトレジスタ符号発生器に対
応する多項式表示を使うとき、多数のクロックによって
レジスタ全体がシフトしたときの新しいレジスタ・セル
の値は、1又は0の適当な係数を付けた初期レジスタ・
セル値のXOR加算として与えることが出来ることを示
すことが出来る。符号発生器が外部入力を持たないか
ら、将来の全ての符号出力は、レジスタ・セルに入って
いる現在の値によって決定される。従って、レジスタに
対する9クロック・シフトを考えると、セルとセルの加
算関係は、9クロック先の出力符号の発生を考えること
によって導き出すことが出来る。符号発生器及びシフト
の数に応じて、並列符号発生器の構造は織り交ぜになる
ことがある。
【0018】更に図6について説明すると、符号発生過
程はコンパニオン行列Iを用いても示すことが出来る。
行列Iに現在のシフトレジスタの内容を乗算し(2進法
の計算では1+1=0)、次のクロック・パルスのレジ
スタの内容を発生する。例えば、最初の次のシフトレジ
スタ状態=I×(現在のシフトレジスタの内容)、2番
目の次のシフトレジスタの状態=I×I×(現在のシフ
トレジスタの内容)、…8番目の次のシフトレジスタの
状態=I8×(現在のシフトレジスタの内容)というよ
うになる。レジスタ値は右からベクトル乗算する。行列
Iを8回乗算すると、行列I8が発生されるが、これは
8ビット並列符号シフトレジスタを構成するのに必要な
情報を作る。この例では、レジスタ・セルd33−d4
0が2つのセル値を追加することによって更新される
が、残りのセルは夫々のレジスタ・セルから単にシフト
するだけである。行列I16は、行列Iにそれ自身を16
回乗算した結果である。行列Iが符号発生器だけの構造
(例えば、タップの位置、段又はセルの数、位相、クロ
ック速度等)によって決定され、一般的な直列符号発生
器は、行列Iを導き出し、行列Iを所望の回数(例えば
N回)乗算し、その結果得られた行列INに現在のシフ
トレジスタの内容を乗算し、その結果の接続を実施する
ことによって、N−ビット並列化M−シーケンス構造に
変換することが出来る。この接続は、符号発生器及び並
行の程度に応じて、織り交ぜになることがある。
【0019】図7は並列M−シーケンス構造を用いた拡
散スペクトル装置を示す。拡散スペクトル通信では、送
信装置及び受信装置の拡散波形を同期させることが必要
である。2つの波形が1チップの同期外れになっている
と、受信機の復調器に到達する信号エネルギが信頼性の
あるデータの検出には不十分になる。符号同期を達成
(符号の獲得)して維持(符号の追跡)するタスクは、
受信機に任されているのが普通である。システム700
は受信機回路702及び送信機回路704を有する。受
信システム702が、アンテナ706からの信号をハイ
ブリッド回路708に受取る。ハイブリッド回路708
は、受信機回路702と送信機回路704及びアンテナ
706の間のインターフェースとなるように作用し得
る。到来信号が典型的にはIF及びRF搬送波によって
変調されており、従ってアナログ復調回路710によっ
て復調されて、IF及びRF搬送波信号(例えば夫々2
1.4MHz及び950 MHz)を抜取り、ベースバ
ンド成分にする。その後、アナログ信号がA/D変換器
回路712によってディジタル化されてから、拡散解除
動作が開始される。拡散解除部分714は、符号を獲得
する為に使われる多数の回路を有する。変換器712か
ら受取った今のディジタルの信号を整合フィルタ716
に入力して、受信信号を検出することにより、初期同期
が開始される。符号化された到来信号が、送信装置の発
生器と同一の設定(タップ、長さ、遅延素子の内容、ク
ロック速度等)を持ち、整合フィルタ716に接続され
た並列M−シーケンス発生器718によって局部的に発
生されたシーケンス符号を用いて最初に調整される。到
来信号と局部符号の間にピークの相関が存在するとき、
符号は互いに整合していると想定される。整合フィルタ
716は、特定の符号シーケンスを受信したとき、パル
スを出力するように設計されている。このパルスが感知
されると、受信機符号発生器720が、受信した符号の
位相に対応する初期条件を用いて始動し、同期が完了す
る。その後、局部符号を用いた拡散解除受信機722を
用いて、拡散解除過程が開始され、情報信号の拡散解除
をする。次に信号が、聴取者の為の可聴情報に復号する
為に、ディジタル信号処理(DSP)回路724に送ら
れる。聴取者が応答すると、音声信号が送信機回路70
4で処理される。音声信号がDSP回路724によって
符号化され、拡散部分726に送られる。拡散部分は拡
散送信機728を持ち、これが音声信号を拡散する為
に、並列M−シーケンス発生器730からの局部符号を
受取る。この後、拡散信号が、変調回路734で変調す
る前に、アナログ信号に変換する為に、D/A変換器7
32に送られる。RF搬送波との混合により、RF信号
が非常に帯域幅の広い信号に置き換わり、それが周波数
領域で雑音となって現われる。RF変調信号がこの後ハ
イブリッド・インターフェース回路708に送り返さ
れ、アンテナ706から種々の伝搬媒質(例えば衛星通
信、中継器又は直接通信)を介して受信側に送信され
る。
【0020】ここに開示された方法が、更に高次のシス
テム、例えば16−ビット、32−ビット等にも適用し
得ることに注意されたい。フィードバック入力及び出力
に対する適当な選択が必要な全てである。16−ビット
構成の場合、並列構成は速度の点で、16倍も有利であ
る。CMOS技術に於ける主要な電力消費は、フリップ
フロップ遅延素子のNMOS及びPMOSトランジスタ
の間の過渡的な短絡ラッチ電流によるものであるから、
多数のXOR回路の増加は、使われるフリップフロップ
の数に比べると、電力消費に対する影響が極く小さい。
【0021】好ましい実施例を詳しく説明したが、特許
請求の範囲によって定められたこの発明の範囲を逸脱せ
ずに、この実施例に種々の変更並びに置替えが出来るこ
とを承知されたい。
【0022】以上の説明に関し、更に以下の項目を開示
する。 (1) シフトレジスタの初期シーケンスを定め、それ
に対する入力及びそれからの出力の間で予定の論理操作
を実施する論理回路を設け、選ばれたシフトレジスタの
出力を前記論理回路に入力し、前記論理回路からの結果
を選ばれたシフトレジスタの入力に出力し、シフトレジ
スタの内容をシフトさせる工程を含み、少なくとも2つ
の隣接するシフトレジスタの内容が、シフトレジスタの
1回のシフト動作で、隣接する2つのシフトレジスタに
シフトされ、前記シーケンスを前記シフトレジスタのシ
ーケンスに互ってシフトさせるデータの最大長シーケン
スを発生する方法。
【0023】(2) 各々のブロックが長さNを持つよ
うなシフトレジスタの複数個のブロックを用意し、入力
ブロックから出力ブロックまでの順序で前記ブロックを
並列形式に接続し、1つのブロックにあるシフトレジス
タの各々の出力が隣接する1つのブロックにある対応す
るシフトレジスタの入力に入力され、最後のブロックが
N−ビット出力ワードを発生し、前記ブロック内の選ば
れたシフトレジスタの出力をフィードバック・オペレー
タを介して最大長シーケンスアルゴリズムに従って、前
記ブロック内の選ばれたシフトレジスタの入力に相互接
続する工程を含み、シフトレジスタのブロックに記憶さ
れるデータの初期シーケンスをN−ビット・インクレメ
ントでシフトレジスタの各ブロックの中にシフトさせ
て、前記アルゴリズムによって定められた最大長シーケ
ンスを実現するデータの最大長シーケンスを発生する方
法。
【0024】(3) 第2項に記載の方法に於て、前記
複数個のブロックが、N未満の長さを持つと共に、前記
並列形式の最初のブロックを含む剰余ブロックを含む方
法。 (4) 第3項に記載の方法に於て、相互接続する工程
で、フィードバック・オペレータの出力が少なくとも前
記剰余ブロックの最上位ビットに入力される方法。 (5) 第2項に記載の方法に於て、相互接続する工程
が、少なくとも2つのシフトレジスタの出力を予定の論
理操作によって論理的に組合わせて、1つ又は更に多く
の出力を発生する方法。 (6) 第5項に記載の方法に於て、相互接続する工程
が選ばれた入力に対して基数−2の操作を実施する方
法。 (7) 第6項に記載の方法に於て、相互接続する工程
が、関連した入力を受取る排他的オア・ゲートを用いて
排他的オア操作を行って、1つの出力を発生する工程を
含む方法。 (8) 第7項に記載の方法に於て、複数回のオア操作
工程を実施し、排他的オア・ゲートの数が出力ワード中
のビット数に等しい方法。 (9) 第5項に記載の方法に於て、相互接続する工程
が、出力ブロックの各々の出力レジスタの出力を論理的
に組合わせて1つ又は更に多くの出力を発生する方法。
【0025】(10) 各々のブロックが長さNを持つ
シフトレジスタの複数個のブロックと、入力ブロックか
ら出力ブロックまでの順序で並列形式で前記ブロックを
接続する接続回路とを有し、1つのブロックにあるシフ
トレジスタの各々の出力が隣接する1つのブロックにあ
る対応するシフトレジスタの入力に入力され、最後のブ
ロックがN−ビット出力ワードを発生するようにし、更
に、最大長シーケンスアルゴリズムに従って、前記ブロ
ックにある選ばれたシフトレジスタの出力をフィードバ
ック・オペレータを介して前記ブロックにある選ばれた
シフトレジスタの入力に相互接続するフィードバック論
理回路を有し、シフトレジスタの前記ブロックに記憶さ
れたデータの初期シーケンスがN−ビット・インクレメ
ントで前記シフトレジスタのブロックの中をシフトさせ
られて、前記アルゴリズムによって定められた最大長シ
ーケンスを実現する最大長シーケンス発生器。
【0026】(11) 第10項に記載の最大長シーケ
ンス発生器に於て、前記複数個のブロックが更に、N未
満の長さを持っていて、前記並列形式の中の最初のブロ
ックを有する剰余ブロックを含む最大長シーケンス発生
器。 (12) 第11項に記載の最大長シーケンス発生器に
於て、前記フィードバック論理回路の出力が少なくとも
前記剰余ブロックの最上位ビットに入力される最大長シ
ーケンス発生器。 (13) 第10項に記載の最大長シーケンス発生器に
於て、前記フィードバック論理回路が予定の論理操作を
用いて、少なくとも2つのシフトレジスタの出力を論理
的に組合わせて、1つ又は更に多くの出力を発生する最
大長シーケンス発生器。 (14) 第13項に記載の最大長シーケンス発生器に
於て、前記フィードバック論理回路が選ばれた入力に対
して基数−2の操作を実施する最大長シーケンス発生
器。 (15) 第14項に記載の最大長シーケンス発生器に
於て、前記フィードバック論理回路が関連する入力を受
取る排他的オア・ゲートを用いて排他的オア操作を行っ
て、1つの出力を発生する最大長シーケンス発生器。 (16) 第15項に記載の最大長シーケンス発生器に
於て、前記排他的オア・ゲートの数が前記出力ワード中
のビット数に等しい最大長シーケンス発生器。 (17) 第13項に記載の最大長シーケンス発生器に
於て、前記フィードバック論理回路が前記出力ブロック
の各々のシフトレジスタの出力を論理的に組合わせて、
1つ又は更に多くの出力を発生する最大長シーケンス発
生器。
【0027】(18) 信号を送信する送信システム、
及び信号を受信する受信システムを有し、前記送信シス
テム及び受信システムの各々が、前記信号を搬送波周波
数と混合する混合回路と、信号送信及び受信装置と、最
大シーケンス発生器を含み、前記発生器は、各々のブロ
ックが長さNを持つようなシフトレジスタの複数個のブ
ロック、前記ブロックを入力ブロックから出力ブロック
までの順序で並列形式に接続し、1つのブロックにある
シフトレジスタの各々の出力が隣接する1つのブロック
にある対応するシフトレジスタの入力に入力され、最後
のブロックがN−ビット出力ワードを発生するようにす
る接続回路、及び最大長シーケンスアルゴリズムに従っ
て前記ブロックにある選ばれたシフトレジスタの出力を
フィードバック・オペレータを介して前記ブロックにあ
る選ばれたシフトレジスタの入力に相互接続するフィー
ドバック論理回路で構成されていて、シフトレジスタの
前記ブロックに記憶されているデータの初期シーケンス
がN−ビット・インクレメントで前記シフトレジスタの
ブロックの中をシフトさせられて、前記アルゴリズムに
よって定められた最大長シーケンスを実現する通信シス
テム。
【0028】(19) 第18項に記載の通信システム
に於て、前記複数個のブロックが、N未満の長さを持
ち、前記並列形式の内の最初のブロックを有する剰余ブ
ロックを含む通信システム。 (20) 第18項又は第19項に記載の通信システム
に於て、前記フィードバック論理回路の出力が少なくと
も前記剰余ブロックの最上位ビットに入力される通信シ
ステム。 (21) 第18項乃至第20項に記載の通信システム
に於て、前記フィードバック論理回路が予定の論理操作
を用いて少なくとも2つのシフトレジスタの出力を論理
的に組合わせて、1つ又は更に多くの出力を発生する通
信システム。 (22) 第18項乃至第21項に記載の通信システム
に於て、前記フィードバック論理回路が選ばれた入力に
対して基数−2の操作を実施する通信システム。 (23) 第18項乃至第22項に記載の通信システム
に於て、前記フィードバック論理回路が関連する入力を
受取った排他的オア・ゲートを用いて排他的オア操作を
行って、1つの入力を発生する通信システム。 (24) 第23項に記載の通信システムに於て、排他
的オア・ゲートの数が前記出力ワード中のビット数に等
しい通信システム。 (25) 第18項乃至第24項に記載の通信システム
に於て、前記フィードバック論理回路が前記出力ブロッ
クの各々のシフトレジスタの出力を論理的に組合わせて
1つ又は更に多くの出力を発生する通信システム。
【0029】(26) 同じチップ長を持つ直列M−シ
ーケンス発生器と同一のビット・ストリームを出力する
並列M−シーケンス発生器(400)を開示した。並列
N−ビット構成では、シーケンスの最初のNビットが出
力に読み出され、残りのビットをシフトさせ、新しいN
ビットを発生することを、全て1クロック・サイクルで
行う。出力にNビットを得る効果は、シフトレジスタの
現在の内容にN次のコンパニオン行列を乗算することで
ある。線形組合せ素子(例えばXORゲート)XOR0
−XOR7が、並列構造の種々の遅延素子の内容を組合
わせるように選択的に位置ぎめされ、その結果を他の遅
延素子にフィードバックして、直列構造と同一の出力を
発生する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な並列M−シーケンス構造の図。
【図2】従来の直列M−シーケンス構造の図。
【図3】直列シフトレジスタを用いた従来の41段M−
シーケンス発生器の図。
【図4】好ましい実施例による41段8ビット並列構成
のM−シーケンス構造の回路図。
【図5】好ましい実施例による41段16ビット並列構
成のM−シーケンス構造の回路図。
【図6】符号発生過程に使われる1組の行列を示す図。
【図7】並列M−シーケンス発生器構造を用いた拡散ス
ペクトル通信システムのブロック図。
【符号の説明】
400 レジスタ 402,404,406,408,410 遅延素子ブ
ロック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトレジスタの初期シーケンスを定
    め、 それに対する入力及びそれからの出力の間で予定の論理
    操作を実施する論理回路を設け、 選ばれたシフトレジスタの出力を前記論理回路に入力
    し、 前記論理回路からの結果を選ばれたシフトレジスタの入
    力に出力し、 シフトレジスタの内容をシフトさせる工程を含み、少な
    くとも2つの隣接するシフトレジスタの内容が、シフト
    レジスタの1回のシフト動作で、隣接する2つのシフト
    レジスタにシフトされ、前記シーケンスを前記シフトレ
    ジスタのシーケンスに亙ってシフトさせるデータの最大
    長シーケンスを発生する方法。
  2. 【請求項2】 各々のブロックが長さNを持つシフトレ
    ジスタの複数個のブロックと、 入力ブロックから出力ブロックまでの順序で並列形式で
    前記ブロックを接続する接続回路とを有し、1つのブロ
    ックにあるシフトレジスタの各々の出力が隣接する1つ
    のブロックにある対応するシフトレジスタの入力に入力
    され、最後のブロックがN−ビット出力ワードを発生す
    るようにし、更に、 最大長シーケンスアルゴリズムに従って、前記ブロック
    にある選ばれたシフトレジスタの出力をフィードバック
    ・オペレータを介して前記ブロックにある選ばれたシフ
    トレジスタの入力に相互接続するフィードバック論理回
    路を有し、シフトレジスタの前記ブロックに記憶された
    データの初期シーケンスがN−ビット・インクレメント
    で前記シフトレジスタのブロックの中をシフトさせられ
    て、前記アルゴリズムによって定められた最大長シーケ
    ンスを実現する最大長シーケンス発生器。
  3. 【請求項3】 信号を送信する送信システム、及び信号
    を受信する受信システムを有し、前記送信システム及び
    受信システムの各々が、 前記信号を搬送波周波数と混合する混合回路と、 信号送信及び受信装置と、 最大シーケンス発生器を含み、前記発生器は、 各々のブロックが長さNを持つようなシフトレジスタの
    複数個のブロック、 前記ブロックを入力ブロックから出力ブロックまでの順
    序で並列形式に接続し、1つのブロックにあるシフトレ
    ジスタの各々の出力が隣接する1つのブロックにある対
    応するシフトレジスタの入力に入力され、最後のブロッ
    クがN−ビット出力ワードを発生するようにする接続回
    路、及び最大長シーケンスアルゴリズムに従って前記ブ
    ロックにある選ばれたシフトレジスタの出力をフィード
    バック・オペレータを介して前記ブロックにある選ばれ
    たシフトレジスタの入力に相互接続するフィードバック
    論理回路で構成されていて、シフトレジスタの前記ブロ
    ックに記憶されているデータの初期シーケンスがN−ビ
    ット・インクレメントで前記シフトレジスタのブロック
    の中をシフトさせられて、前記アルゴリズムによって定
    められた最大長シーケンスを実現する通信システム。
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