JP2000199683A - 基板乾燥装置 - Google Patents
基板乾燥装置Info
- Publication number
- JP2000199683A JP2000199683A JP10372410A JP37241098A JP2000199683A JP 2000199683 A JP2000199683 A JP 2000199683A JP 10372410 A JP10372410 A JP 10372410A JP 37241098 A JP37241098 A JP 37241098A JP 2000199683 A JP2000199683 A JP 2000199683A
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- Japan
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- air
- air nozzle
- heater box
- substrate
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- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エアナイフ方式の基板乾燥装置において、エ
アノズルに対して、結露そのものを生じさせないように
する。 【解決手段】 コンプレッサなどの加圧源に配管を介し
て接続されたエアノズルを有し、同エアノズルから液晶
パネル用ガラス基板などの基板にドライエアーを吹き付
けて付着液体を排除し、その基板面を乾燥させるにあた
って、配管に加熱手段を設け、ドライエアーをエアノズ
ル付近の露点温度以上に加熱する。
アノズルに対して、結露そのものを生じさせないように
する。 【解決手段】 コンプレッサなどの加圧源に配管を介し
て接続されたエアノズルを有し、同エアノズルから液晶
パネル用ガラス基板などの基板にドライエアーを吹き付
けて付着液体を排除し、その基板面を乾燥させるにあた
って、配管に加熱手段を設け、ドライエアーをエアノズ
ル付近の露点温度以上に加熱する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアナイフ方式の基
板乾燥装置に関し、さらに詳しく言えば、ドライエアー
の吹き付け時にエアノズルに水滴が生じないようにした
基板乾燥装置に関するものである。
板乾燥装置に関し、さらに詳しく言えば、ドライエアー
の吹き付け時にエアノズルに水滴が生じないようにした
基板乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルを例にして説明すると、その
製造はガラス(もしくはプラスチック)基板の洗浄から
始まる。その後に乾燥が行なわれるが、その乾燥には傷
つきやゴミ付着を防止するため、通常はエアナイフ方式
が採用されており、図2にその概略を示す。
製造はガラス(もしくはプラスチック)基板の洗浄から
始まる。その後に乾燥が行なわれるが、その乾燥には傷
つきやゴミ付着を防止するため、通常はエアナイフ方式
が採用されており、図2にその概略を示す。
【0003】すなわち、洗浄工程に続く乾燥工程には、
ガラス基板1の搬送ラインに沿ってエアノズル2a,2
bが上下一対として配置されている。この場合、エアノ
ズル2a,2bはガラス基板1の搬送方向とほぼ直交す
る方向に配置され、その各々は主配管3を介して図示し
ないエアコンプレッサなどの加圧源に接続されている。
ガラス基板1の搬送ラインに沿ってエアノズル2a,2
bが上下一対として配置されている。この場合、エアノ
ズル2a,2bはガラス基板1の搬送方向とほぼ直交す
る方向に配置され、その各々は主配管3を介して図示し
ないエアコンプレッサなどの加圧源に接続されている。
【0004】この乾燥工程はクリーンルーム内に置かれ
るが、エアノズル2a,2bに供給される空気は除湿さ
れたドライエアーであるため、通常、その室温よりも1
〜5℃程度温度が低い。したがって、エアノズル2に結
露が生じ、それが成長すると上側のエアノズル2aから
ガラス基板1上に滴下することがある。
るが、エアノズル2a,2bに供給される空気は除湿さ
れたドライエアーであるため、通常、その室温よりも1
〜5℃程度温度が低い。したがって、エアノズル2に結
露が生じ、それが成長すると上側のエアノズル2aから
ガラス基板1上に滴下することがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これを防止するため、
従来では、上側のエアノズル2aをその一端側が他端側
よりも高くなるように傾けて、滴を低くされた方の端部
側からガラス基板1の搬送ライン外に落下させるように
している。しかしながら、これには次のような課題があ
る。
従来では、上側のエアノズル2aをその一端側が他端側
よりも高くなるように傾けて、滴を低くされた方の端部
側からガラス基板1の搬送ライン外に落下させるように
している。しかしながら、これには次のような課題があ
る。
【0006】すなわち、エアノズル2aを上記のように
傾けるにしても、余り極端に傾けると乾燥ムラが生じか
ねない。したがって、緩やかに傾けることになるが、そ
うすると、ノズル開口部付近の水滴は吹き出し空気流に
誘われてガラス基板1上に吹き付けられることになる。
また、エアノズル2aにボルト頭やリベット頭などの突
起があると、その突起付近に水滴が溜まり、これが成長
するとガラス基板1上に落下するおそれがある。
傾けるにしても、余り極端に傾けると乾燥ムラが生じか
ねない。したがって、緩やかに傾けることになるが、そ
うすると、ノズル開口部付近の水滴は吹き出し空気流に
誘われてガラス基板1上に吹き付けられることになる。
また、エアノズル2aにボルト頭やリベット頭などの突
起があると、その突起付近に水滴が溜まり、これが成長
するとガラス基板1上に落下するおそれがある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされたもので、その目的は、エア
ノズルに対して、結露そのものを生じさせないようにし
た基板乾燥装置を提供することにある。
題を解決するためになされたもので、その目的は、エア
ノズルに対して、結露そのものを生じさせないようにし
た基板乾燥装置を提供することにある。
【0008】本発明によれば、この目的は、コンプレッ
サなどの加圧源に配管を介して接続されたエアノズルを
有し、同エアノズルから液晶パネル用ガラス基板などの
基板にドライエアーを吹き付けて付着液体を排除し、そ
の基板面を乾燥させる基板乾燥装置において、配管にド
ライエアーをエアノズル付近の露点温度以上に加熱する
加熱手段を設けることにより達成される。
サなどの加圧源に配管を介して接続されたエアノズルを
有し、同エアノズルから液晶パネル用ガラス基板などの
基板にドライエアーを吹き付けて付着液体を排除し、そ
の基板面を乾燥させる基板乾燥装置において、配管にド
ライエアーをエアノズル付近の露点温度以上に加熱する
加熱手段を設けることにより達成される。
【0009】結露は露点以下の温度で発生する。したが
って、ドライエアーを加熱して露点温度以上とすれば、
エアノズルに結露が発生しない。加熱手段には好ましく
は電気ヒータが用いられるが、近くに別の熱源があれば
それを利用してもよい。
って、ドライエアーを加熱して露点温度以上とすれば、
エアノズルに結露が発生しない。加熱手段には好ましく
は電気ヒータが用いられるが、近くに別の熱源があれば
それを利用してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図1に示されてい
る実施例により説明する。
る実施例により説明する。
【0011】この基板乾燥装置は、先の図2において説
明した従来例と同様に、ガラス基板1の搬送ラインに沿
って上下一対として配置されたエアノズル2a,2bを
備えている。各エアノズル2a,2bは、ガラス基板1
の搬送方向とほぼ直交する方向に配置されるが、この実
施例においては、各エアノズル2a,2bを搬送ライン
の搬送面に対して特に傾ける必要はない。
明した従来例と同様に、ガラス基板1の搬送ラインに沿
って上下一対として配置されたエアノズル2a,2bを
備えている。各エアノズル2a,2bは、ガラス基板1
の搬送方向とほぼ直交する方向に配置されるが、この実
施例においては、各エアノズル2a,2bを搬送ライン
の搬送面に対して特に傾ける必要はない。
【0012】各エアノズル2a,2bは、主配管3およ
びそれより分岐された分岐配管3a,3bを介して図示
しないコンプレッサなどの加圧源に接続されている。主
配管3には、加圧源側から供給されるドライエアーを加
熱するヒータボックス4が設けられている。
びそれより分岐された分岐配管3a,3bを介して図示
しないコンプレッサなどの加圧源に接続されている。主
配管3には、加圧源側から供給されるドライエアーを加
熱するヒータボックス4が設けられている。
【0013】この実施例において、ヒータボックス4内
には電気ヒータ線4aが配置されている。また、各分岐
配管3a,3bにはそれぞれ流量調整弁5a,5bが設
けられている。
には電気ヒータ線4aが配置されている。また、各分岐
配管3a,3bにはそれぞれ流量調整弁5a,5bが設
けられている。
【0014】加圧源側から供給されるドライエアーはヒ
ータボックス4内を通過する際に、エアノズル2a,2
b付近の露点温度以上に加熱される。露点温度は、露点
計や露点湿度計により求められる。
ータボックス4内を通過する際に、エアノズル2a,2
b付近の露点温度以上に加熱される。露点温度は、露点
計や露点湿度計により求められる。
【0015】ヒータボックス4を自動制御系により制御
することが好ましいが、この種の基板乾燥装置が置かれ
る乾燥ゾーン内は、その温度がある程度の範囲内で制御
されており、急激に変化するものでないため、手動でヒ
ータボックス4を制御することも十分に可能である。
することが好ましいが、この種の基板乾燥装置が置かれ
る乾燥ゾーン内は、その温度がある程度の範囲内で制御
されており、急激に変化するものでないため、手動でヒ
ータボックス4を制御することも十分に可能である。
【0016】例えば、この基板乾燥装置が置かれている
乾燥ゾーン内の温度が25℃で、相対湿度が80%であ
るとすると、露点温度は約22.5℃である。したがっ
て、ドライエアー(通常、20℃程度)の温度を22.
5℃以上に加熱することにより、各エアノズル2a,2
bに結露は生じない。
乾燥ゾーン内の温度が25℃で、相対湿度が80%であ
るとすると、露点温度は約22.5℃である。したがっ
て、ドライエアー(通常、20℃程度)の温度を22.
5℃以上に加熱することにより、各エアノズル2a,2
bに結露は生じない。
【0017】なお、上記実施例ではヒータボックス4内
の加熱手段として電気ヒータ線4aを用いているが、例
えば温水などによりヒータボックス4を加熱するように
してもよい。また、上記実施例では乾燥する基板を液晶
パネル用ガラス基板としているが、本発明はこれに限定
されるものでなく、例えば回路基板などの乾燥にも適用
可能であることを付言しておく。
の加熱手段として電気ヒータ線4aを用いているが、例
えば温水などによりヒータボックス4を加熱するように
してもよい。また、上記実施例では乾燥する基板を液晶
パネル用ガラス基板としているが、本発明はこれに限定
されるものでなく、例えば回路基板などの乾燥にも適用
可能であることを付言しておく。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エアノズルより基板に吹き付けられるドライエアーを、
そのエアノズル付近の露点温度以上に加熱するようにし
たことにより、エアノズルに対して、結露そのものを生
じさせないようにすることができる。
エアノズルより基板に吹き付けられるドライエアーを、
そのエアノズル付近の露点温度以上に加熱するようにし
たことにより、エアノズルに対して、結露そのものを生
じさせないようにすることができる。
【図1】本発明の一実施例を説明するための模式図。
【図2】従来例を説明するための模式図。
1 ガラス基板 2a,2b エアノズル 3 主配管 3a,3b 分岐配管 4 ヒータボックス 4a 電気ヒータ線 5a,5b 流量調整弁
Claims (1)
- 【請求項1】 コンプレッサなどの加圧源に配管を介し
て接続されたエアノズルを有し、同エアノズルから液晶
パネル用ガラス基板などの基板にドライエアーを吹き付
けて付着液体を排除し、その基板面を乾燥させる基板乾
燥装置において、 上記配管には、上記ドライエアーを上記エアノズル付近
の露点温度以上に加熱する加熱手段が設けられている基
板乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10372410A JP2000199683A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 基板乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10372410A JP2000199683A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 基板乾燥装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000199683A true JP2000199683A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=18500398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10372410A Withdrawn JP2000199683A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 基板乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000199683A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002162163A (ja) * | 2000-11-24 | 2002-06-07 | Nec Kagoshima Ltd | 溶剤乾燥装置 |
KR100513104B1 (ko) * | 2002-04-16 | 2005-09-07 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 기판 건조장치 |
CN101520576B (zh) * | 2008-02-29 | 2013-04-10 | 富士胶片株式会社 | 光学薄膜的制造方法及光学薄膜 |
-
1998
- 1998-12-28 JP JP10372410A patent/JP2000199683A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002162163A (ja) * | 2000-11-24 | 2002-06-07 | Nec Kagoshima Ltd | 溶剤乾燥装置 |
KR100513104B1 (ko) * | 2002-04-16 | 2005-09-07 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 기판 건조장치 |
CN101520576B (zh) * | 2008-02-29 | 2013-04-10 | 富士胶片株式会社 | 光学薄膜的制造方法及光学薄膜 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060307 |