JP2000199190A - 消泡剤及び脱墨処理用組成物 - Google Patents

消泡剤及び脱墨処理用組成物

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JP2000199190A
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Masatoshi Honma
正敏 本間
Takeaki Mizutari
岳明 水足
Masataka Hosaka
将毅 保坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の消泡剤では、発泡量を抑制することは
できるが、肝心の脱墨剤の脱墨性能に悪影響を与えると
いう問題があった。 【解決手段】 本発明は、下記の一般式(1) R1O−(AO)n−H (1) (式中、R1は炭化水素基又はアシル基を表わし、(A
O)nはエチレンオキサイド及び炭素数3以上のアルキ
レンオキサイドの共重合により形成されたポリオキシア
ルキレン基を表わし、nは3〜15の数を表わす。但
し、(AO)n中に占めるオキシエチレン基の割合は、
全オキシアルキレン基に対して5〜20モル%であ
る。)で表わされる脱墨工程用消泡剤及びこれを含む脱
墨処理用組成物を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消泡剤に関し、特
に脱墨工程に使用するのに好適な消泡剤に関する。
【0002】
【従来の技術】新聞、雑誌等を再生して新たな紙を作成
する古紙の再生利用は古くから行われている技術であ
る。しかし、近年はパルプ資源の不足やその価格の高
騰、原料となる樹木の不足、環境保護等の観点から、古
紙を有効利用することはその重要性を増している。一方
で、従来は脱墨パルプの用途は新聞・雑誌用の紙である
ことが多かったが、近年は様々な用途へ展開すべく高白
色度再生の要求が強くなってきている。かかる状況の
中、脱墨工程の中で重要な役割を果たす脱墨剤に対する
性能向上の要求が年々厳しくなってきている。
【0003】古紙の再生に用いられる脱墨剤として、ア
ルコール誘導体が古くから知られている。例えば、特開
昭52―81107号公報には、炭素数8〜22のアル
キル基にエチレンオキシドを付加させた1級アルコール
エトキシレート、炭素数12〜14の2級アルコールエ
トキシレート、アルキルフェノールエトキシレートから
なる故紙再生脱インキ剤が開示されている。特開昭52
―114708号公報には、2級アルコールエトキシレ
ート及びアルカノールアミンのアミドからなる脱インク
剤組成物が開示されている。特開昭59―137588
号公報には、疎水基としてビスフェノール型構造を有す
るポリエーテルポリオールからなる故紙脱墨剤が開示さ
れている。特開平5―25789号公報には、RO−
(AO)―H(AOはアルキレンオキサイド鎖)で、R
は平均炭素数12.7〜22.5のアルキル基又はアル
ケニル基からなる古紙再生用脱墨剤が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】脱墨剤には本来、起泡
性、発泡性が求められるが、あまりに起泡力・発泡力が
大きいと脱墨工程中のフローテーターから泡が溢れ出
し、最悪の場合工程がストップしてしまう恐れがあっ
た。そのため、最適な発泡量(フロス量)となるように
脱墨剤の化学構造や添加量で制御していたが、脱墨工程
の脱墨条件や使用されている機材、脱墨する古紙の組成
等は必ずしも同一ではないため、常に一定の発泡量を得
ることは難しかった。
【0005】発泡量を抑制するためには消泡剤を使用す
ればよい。例えば、特開平3−68401号公報には、
{RO(AO)}X(但し、Rはアルキル基、AOはオ
キシアルキレン鎖、Xはカルボン酸残基等)で表される
消泡剤が提案されている。又、特開平1−135510
号公報には、RO(PO−EO)COR(但し、Rはア
ルキル基、アルケニル基、アリール基等、POはオキシ
プロピレン基、EOはオキシエチレン基)で表される消
泡剤が提案されている。特開昭61−178005号公
報には、RCOO(AO)(SO)H(但し、Rは炭化
水素基、AOはオキシアルキレン基、SOはオキシスチ
レン基)で表される消泡剤が提案されている。特開昭5
6−169583号公報には、RO−EO−PO−EO
−COR’(但し、Rはアルキル基、アルケニル基、E
Oはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基、
R’は脂肪酸残基)で表される消泡剤が提案されてい
る。特開平9−313808号公報には、RO−(P
O)−(EO)−(PO)−COR’で表わされるエー
テルエステル系消泡剤が提案されている。しかしこれら
のような従来の消泡剤では、発泡量を抑制することはで
きるが、肝心の脱墨剤の脱墨性能に悪影響を与えるため
に使用することができなかった。そこで本発明者等は鋭
意検討し、脱墨剤の脱墨性能に悪影響を与えない消泡剤
を開発するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、下記の一
般式(1) R1O−(AO)n−H (1) (式中、R1は炭化水素基又はアシル基を表わし、(A
O)nはエチレンオキサイド及び炭素数3以上のアルキ
レンオキサイドの共重合により形成されたポリオキシア
ルキレン基を表わし、nは3〜15の数を表わす。但
し、(AO)n中に占めるオキシエチレン基の割合は、
全オキシアルキレン基に対して5〜20モル%であ
る。)で表わされる消泡剤及びこれを含有する脱墨処理
用組成物である。
【0007】
【発明の実施の形態】一般式(1)において、R1は炭
化水素基又はアシル基を表わす。炭化水素基としては例
えば、アルキル基、アルケニル基、アリール基、シクロ
アルキル基、シクロアルケニル基等が挙げられる。
【0008】アルキル基としては例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、2
級ブチル、ターシャリブチル、ペンチル、イソペンチ
ル、2級ペンチル、ネオペンチル、ターシャリペンチ
ル、ヘキシル、2級ヘキシル、ヘプチル、2級ヘプチ
ル、オクチル、2―エチルヘキシル、2級オクチル、ノ
ニル、2級ノニル、デシル、2級デシル、ウンデシル、
2級ウンデシル、ドデシル、2級ドデシル、トリデシ
ル、イソトリデシル、2級トリデシル、テトラデシル、
2級テトラデシル、ヘキサデシル、2級ヘキサデシル、
ステアリル、イコシル、ドコシル、テトラコシル、トリ
アコンチル、2―ブチルオクチル、2―ブチルデシル、
2―ヘキシルオクチル、2―ヘキシルデシル、2―オク
チルデシル、2―ヘキシルドデシル、2―オクチルドデ
シル、2―デシルテトラデシル、2―ドデシルヘキサデ
シル、2―ヘキサデシルオクタデシル、2―テトラデシ
ルオクタデシル、モノメチル分枝―イソステアリル等が
挙げられる。
【0009】アルケニル基としては例えば、ビニル、ア
リル、プロペニル、ブテニル、イソブテニル、ペンテニ
ル、イソペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテ
ニル、ノネニル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニ
ル、テトラデセニル、オレイル等が挙げられる。
【0010】アリール基としては例えば、フェニル、ト
ルイル、キシリル、クメニル、メシチル、ベンジル、フ
ェネチル、スチリル、シンナミル、ベンズヒドリル、ト
リチル、エチルフェニル、プロピルフェニル、ブチルフ
ェニル、ペンチルフェニル、ヘキシルフェニル、ヘプチ
ルフェニル、オクチルフェニル、ノニルフェニル、デシ
ルフェニル、ウンデシルフェニル、ドデシルフェニル、
フェニルフェニル、ベンジルフェニル、スチレン化フェ
ニル、p―クミルフェニル、α―ナフチル、β―ナフチ
ル基等が挙げられる。
【0011】シクロアルキル基、シクロアルケニル基と
しては例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル、シク
ロヘプチル、メチルシクロペンチル、メチルシクロヘキ
シル、メチルシクロヘプチル、シクロペンテニル、シク
ロヘキセニル、シクロヘプテニル、メチルシクロペンテ
ニル、メチルシクロヘキセニル、メチルシクロヘプテニ
ル基等が挙げられる。
【0012】アシル基としては例えば、アセチル、プロ
ピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバ
レリル、ピバリル、ラウロイル、ミリストイル、パルミ
トイル、ステアロイル、ベヘノイル、アクリロイル、プ
ロピオロイル、メタクロイル、クロトノイル、オレイロ
イル、ベンゾイル、フタロイル、スクシニル等が挙げら
れる。
【0013】R1として好ましい基は、炭素数8〜22
の直鎖アルキル基又は炭素数12〜28の分枝アルキル
基である。
【0014】一般式(1)において、(AO)nは、エ
チレンオキサイド及び炭素数3以上のアルキレンオキサ
イドの共重合によって構成されたポリオキシアルキレン
基を表わす。エチレンオキサイドは必須である。炭素数
3以上のアルキレンオキサイドとしては、プロピレンオ
キサイド、ブチレンオキサイド、α−オレフィンオキサ
イド、スチレンオキサイド等が挙げられる。共重合の形
態はブロック状重合、ランダム状重合又はブロック状重
合とランダム状重合の混合でもよい。又、(AO)n
に占めるオキシエチレン基の割合は、全オキシアルキレ
ン基に対して5〜20モル%である。5モル%未満であ
ると、脱墨工程用消泡剤として使用した場合に脱墨性能
を著しく阻害してしまう。20モル%を超えると、消泡
性能が十分でなくなる。
【0015】一般式(1)において、nはAOで表わさ
れるオキシアルキレン基の重合度を表わし、3〜15で
あり、好ましくは4〜12である。nが3未満である場
合は、低温流動性が悪く、又、脱墨工程用消泡剤として
使用した場合に脱墨性能を著しく阻害してしまう。nが
15を超える場合は、消泡性能が十分でなくなる。
【0016】本発明の消泡剤は、公知の消泡剤、例えば
鉱油、植物油、脂肪族アルコール、脂肪酸、又は高級ア
ルコール、脂肪酸若しくはアルキルフェノール等のアル
キレンオキサイド付加物等と併用して使用してもよい。
本発明の消泡剤の用途は特に限定されない。例えば製紙
パルプ工業、塗料工業、繊維工業、合成樹脂工業、樹脂
エマルジョン工業、コンクリート工業、食品工業、屎尿
処理、廃水処理等の水を多量に用いる製造・処理工程
等、発泡障害が問題になる全ての製造・処理工程に使用
することができる。特に本発明の消泡剤は、古紙の脱墨
工程において脱墨剤と併用すると、脱墨工程における発
泡量を効果的に制御・抑制することができ、且つ、脱墨
剤の脱墨効果を全く阻害することが無いという特徴を有
する。
【0017】本発明の脱墨工程用消泡剤と併用する脱墨
剤成分としては、公知の脱墨剤、例えばアルコールアル
キレンオキサイド付加物、アルキルフェノールアルキレ
ンオキサイド付加物、脂肪酸アルキレンオキサイド付加
物、油脂のアルキレンオキサイド付加物、モノ又はジグ
リセリドのアルキレンオキサイド付加物、脂肪酸、脂肪
酸金属塩、脂肪酸エステル等と併用することができる。
本発明の消泡剤を脱墨工程用消泡剤として使用する場合
は、上記のような脱墨剤に対して好ましくは0.1〜3
0重量%、より好ましくは1〜30重量%、更に好まし
くは5〜25重量%添加すると、脱墨剤本来の脱墨性能
を阻害することなく発泡量を効果的に制御・抑制するこ
とができる。
【0018】本発明の脱墨工程用消泡剤と併用するのに
最も適した脱墨剤は、下記の一般式(2)で表わされる
非イオン系の脱墨剤である。 R2O−(R3−O)m−R4 (2) この式において、R2は炭化水素基又はアシル基を表わ
し、R3はアルキレン基を表わし、R4は水素原子、炭化
水素基又はアシル基を表わし、mは1以上の数を表わ
す。但し、この脱墨剤は、一般式(1)と同一の化合物
である場合を除く。R2及びR4の炭化水素基又はアシル
基としては、R1として例示したものと同一のもの等が
挙げられる。
【0019】又、R3はアルキレン基である。アルキレ
ン基としては例えば、エチレン、プロピレン、ブチレ
ン、ヘキシレン、オクチレン等が挙げられる。中でも、
炭素数2〜4のアルキレン基が好ましく、エチレン基又
はプロピレン基であることが最も好ましい。(R3
O)mの部分は、エチレンオキサイド、プロピレンオキ
サイド、ブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイド
類や、α―オレフィンオキサイド等を付加重合させるこ
とにより形成することができる。又、(R3−O)mの部
分が2種類以上のオキシアルキレン基である場合は共重
合させるオキサイド等の重合形態は特に限定されず、ラ
ンダム共重合、ブロック共重合又はランダム/ブロック
共重合等であってよい。(R3−O)mとしては、好まし
くはエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドの共
重合により形成されたポリオキシアルキレン基であるこ
とがよい。重合度mは1以上の数であるが、1〜200
が好ましく、3〜100がより好ましく、10〜80が
最も好ましい。
【0020】本発明の脱墨処理用組成物に配合する他の
界面活性剤としては、例えばアルコールエトキシレー
ト、アルキルフェノールエトキシレート、脂肪酸グリコ
ールエステル、脂肪酸ペンタエリスリトールエステル、
脂肪酸しょ糖エステル、脂肪酸ソルビトールエステル、
脂肪酸ソルビタンエステル、グリセリンアルキレンオキ
サイド付加物、しょ糖アルキレンオキサイド付加物、ソ
ルビトールアルキレンオキサイド付加物、ソルビタンア
ルキレンオキサイド付加物、ポリオールエステル、アル
キルアミンのアルキレンオキサイド付加物、エチレンオ
キサイド・プロピレンオキサイドブロック共重合体、ア
ミド、脂肪酸グリセリド等の非イオン性界面活性剤;ア
ルコールサルフェート、アルコールエーテルサルフェー
ト、アルキルスルホネート、アルキルベンゼンスルホネ
ート、α―オレフィンスルホネート、スルホコハク酸エ
ステル、アルコールエーテルホスフェート等のアニオン
性界面活性剤;カチオン性界面活性剤;カルボベタイ
ン、スルホベタイン、グリシン、アミノ酸等の両性界面
活性剤等が挙げられる。
【0021】また、その他の添加物として、高分子凝集
剤、高分子分散剤、過酸化水素や次亜塩素酸ナトリウム
等の漂白剤、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等のア
ルカリ剤、リパーゼやセルラーゼ等の酵素、ケイ酸ナト
リウム、炭酸ナトリウム、キレート剤等公知の添加剤を
使用することができる。
【0022】本発明の脱墨処理用組成物の使用量は特に
限定されないが、効率的な脱墨を行うためには古紙重量
に対して0.001〜15重量%が好ましく、0.00
5〜10重量%がより好ましく、0.01〜5重量%が
更に好ましい。本発明の脱墨処理用組成物により脱墨さ
れる古紙としては例えば、新聞、雑誌、チラシ、コンピ
ューターアウトプット用紙、コピー用紙等が挙げられ
る。
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明する。尚、以下の実施例中、部及び%は特に記載が無
い限り重量基準である。尚、以下の表中、「EO」、
「PO」及び「BO」は、それぞれオキシエチレン基、
オキシプロピレン基及びオキシブチレン基の略記であ
る。又、(EO)−(PO)はブロック状重合を表わ
し、(EO)/(PO)はランダム状重合を表わす。
【0024】(試験1)下記の表1に示す本発明又は比
較品の消泡剤を使用して、次の組成の脱墨処理用組成物
を調製した。 式(3)の脱墨剤 100部 表1の各消泡剤 10部(脱墨剤に対して10%)
【0025】次に、オフセット新聞古紙40%、凸版印
刷古紙20%、チラシ古紙40%からなる原料古紙を3
cm角に切断し、一定量をパルプ離解機に入れ、水道水
を入れた後、古紙重量に対して水酸化ナトリウム1.3
%、3号ケイソー3.2%、35%過酸化水素1.1
%、上記の脱墨処理用組成物0.3%を加え、パルプ濃
度4.0%にて25分間離解を行なった。次いで、50
℃にて1時間熟成を行なった。その後パルプ濃度を1.
0%に希釈して25℃にて10分間フローテーション処
理を行ない、そのときのフロス量を測定した。得られた
パルプをTAPPIスタンダード型抄紙機にて坪量10
0g/m2のパルプシートを得た。得られたシートの白
色度、L値をΣ80(日本電色工業製)にて測定した。
又、残インキは得られたパルプシートを画像解析装置
(ピアスLA−500)を用いて測定した。以上の測定
結果を表1−1、表1−2に示す。 脱墨剤:C1735COO(EO)5/(PO)15−H (3)
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】(試験2)下記の表2に示す本発明又は比
較品の消泡剤及び式(4)の脱墨剤を使用して、試験1
と同一の組成比の脱墨処理用組成物を調製し、試験1と
同様の条件で試験を行った。その測定結果を表2−1、
表2−2に示す。 脱墨剤:C1225O(EO)20/(PO)35−H (4)
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】
【発明の効果】本発明の効果は、古紙の脱墨工程におい
て脱墨剤と併用すると、脱墨工程における発泡量を効果
的に制御・抑制することができ、且つ、脱墨剤の脱墨効
果を全く阻害することが無いという特徴を有する消泡剤
を提供したことにある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 保坂 将毅 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 Fターム(参考) 4D011 CB02 CB05 4J005 AA04 AA12 BD02 4L055 AE05 AH35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1) R1O−(AO)n−H (1) (式中、R1は炭化水素基又はアシル基を表わし、(A
    O)nはエチレンオキサイド及び炭素数3以上のアルキ
    レンオキサイドの共重合により形成されたポリオキシア
    ルキレン基を表わし、nは3〜15の数を表わす。但
    し、(AO)n中に占めるオキシエチレン基の割合は、
    全オキシアルキレン基に対して5〜20モル%であ
    る。)で表わされる消泡剤。
  2. 【請求項2】 下記の一般式(1) R1O−(AO)n−H (1) (式中、R1は炭化水素基又はアシル基を表わし、(A
    O)nはエチレンオキサイド及び炭素数3以上のアルキ
    レンオキサイドの共重合により形成されたポリオキシア
    ルキレン基を表わし、nは3〜15の数を表わす。但
    し、(AO)n中に占めるオキシエチレン基の割合は、
    全オキシアルキレン基に対して5〜20モル%であ
    る。)で表わされる脱墨工程用消泡剤。
  3. 【請求項3】 脱墨剤、及び下記の一般式(1) R1O−(AO)n−H (1) (式中、R1は炭化水素基又はアシル基を表わし、(A
    O)nはエチレンオキサイド及び炭素数3以上のアルキ
    レンオキサイドの共重合により形成されたポリオキシア
    ルキレン基を表わし、nは3〜15の数を表わす。但
    し、(AO)n中に占めるオキシエチレン基の割合は、
    全オキシアルキレン基に対して5〜20モル%であ
    る。)で表わされる脱墨工程用消泡剤を含有する脱墨処
    理用組成物。
  4. 【請求項4】 脱墨剤が、下記の一般式(2) R2O−(R3−O)m−R4 (2) (式中、R2は炭化水素基又はアシル基を表わし、R3
    アルキレン基を表わし、R4は水素原子、炭化水素基又
    はアシル基を表わし、mは1以上の数を表わす。但し、
    一般式(1)と同一の化合物である場合を除く。)であ
    る請求項3に記載の脱墨処理用組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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