JP2003166186A - オフィス古紙処理剤 - Google Patents

オフィス古紙処理剤

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JP2003166186A
JP2003166186A JP2001359070A JP2001359070A JP2003166186A JP 2003166186 A JP2003166186 A JP 2003166186A JP 2001359070 A JP2001359070 A JP 2001359070A JP 2001359070 A JP2001359070 A JP 2001359070A JP 2003166186 A JP2003166186 A JP 2003166186A
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Takeaki Mizutari
岳明 水足
Masataka Hosaka
将毅 保坂
Masatoshi Honma
正敏 本間
Koji Beppu
耕次 別府
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Asahi Denka Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コピー用紙やレーザープリンタ用紙等のオフ
ィス古紙の、トナー除去に優れた性能を有し、高白色
度、高L値のOA用紙等に使用することができる製品紙
が得られ、また、処理工程中の抑泡効果に優れるオフィ
ス古紙処理剤を提供すること。 【解決手段】 下記の一般式(1) R−O−(AO)n−X (1) で表わされることを特徴とするオフィス古紙処理剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオフィス古紙の再生
に使用される処理剤に関する。本発明におけるオフィス
古紙とは、主にオフィスで使用されるコピー用紙、レー
ザープリンタ用紙に代表される古紙の総称である。
【0002】
【従来の技術】新聞、雑誌等を再生して新たな紙を作成
する古紙の再生利用は古くから行われている技術であ
る。しかし、近年はパルプ資源の不足やその価格の高
騰、原料となる樹木の不足、環境保護等の観点から、古
紙を有効利用することはその重要性を増している。一方
で、従来は脱墨パルプの用途は新聞・雑誌用の紙である
ことが多かったが、近年は様々な用途へ展開すべく高白
色度再生の要求が強くなってきている。かかる状況の
中、脱墨工程の中で重要な役割を果たす脱墨剤に対する
性能向上の要求が年々厳しくなってきている。
【0003】脱墨剤の基材として、ポリアルキレングリ
コールジエーテル類がある。例えば、特開平1−266
292号公報には、ポリエチレングリコールジエーテル
またはポリエチレングリコールジエーテルとポリエチレ
ングリコールモノエーテルを有効成分とする脱墨剤を使
用した古紙の脱墨処理方法が開示されている。具体的に
は、ポリエチレングリコールジブチルエーテル、ポリエ
チレングリコールヘキシルメチルエーテル、ポリエチレ
ングリコール2−エチルヘキシルメチルエーテル、ポリ
エチレングリコール2−エチルヘキシルブチルエーテ
ル、ポリエチレングリコールラウリルメチルエーテル等
が使用されている。また、特開平5−125682号公
報には、上記のようなポリエチレングリコールジエーテ
ルにモノグリセリドのエチレンオキサイド付加物を配合
した脱墨剤組成物が開示されている。
【0004】また、特開平4−136288号公報に
は、ポリアルキレングリコールジエーテル、具体的に
は、C12〜C15の合成アルコールにC16〜C18のα−オ
レフィンオキサイド、プロピレンオキサイドおよびエチ
レンオキサイドをランダム共重合させた脱墨剤が開示さ
れている。しかし、これらに代表されるポリアルキレン
グリコール誘導体系の脱墨剤は、新聞・雑誌古紙を再生
し、それほど高い白色度を要求されない場合はそれなり
の効果を示すものの、コピー用紙やレーザープリンタ用
紙等のオフィス古紙を再生する場合、トナー除去に劣
り、再生したものは高白色度を要求されるOA用紙等に
使用するには性能的に劣っていた。そのためトナー除去
に優れた性能を有し、高白色度に再生することができ
る、コピー用紙やレーザープリンタ用紙等のオフィス古
紙の再生に優れた処理剤が求められていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、コピ
ー用紙やレーザープリンタ用紙等のオフィス古紙の、ト
ナー除去に優れた性能を有し、高白色度、高L値のOA
用紙等に使用することができる製品紙が得られ、また、
処理工程中の抑泡効果に優れるオフィス古紙処理剤を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討
し、オフィス古紙を、OA用紙等として使用することが
できる高白色度の再生紙を得ることができるオフィス古
紙処理剤を開発するに至った。すなわち本発明は、下記
の一般式(1) R−O−(AO)n−X (1) (式中、Rは、平均炭素数が8〜22の炭化水素基を表
わし、AOはオキシエチレン基、またはオキシエチレン
基と他のオキシアルキレン基より成る混合オキシアルキ
レン基を表わし、nはAOの繰り返し数を表わす5〜5
9の数を表わし、Xは水素原子、アルキル基またはアシ
ル基を表わす。但し、AOが混合オキシアルキレン基で
ある場合は、AOは、オキシエチレン基を5〜30モル
含み、オキシエチレン基以外のオキシアルキレン基を3
0モル未満含み、且つ、(AO)n中に含まれるオキシエ
チレン基が(AO)n全体に対して25モル%以上でなけ
ればならない。)で表わされることを特徴とするオフィ
ス古紙処理剤である。
【0007】また、本発明は、一般式(1)において、
Rが平均炭素数8〜15のアルキル基であるオフィス古
紙処理剤である。また、本発明は、一般式(1)におい
て、(AO)n中にオキシブチレン基および/またはオキ
シスチレン基を含むオフィス古紙処理剤である。また、
本発明は、上記のオフィス古紙処理剤でオフィス古紙を
処理して得られた再生紙である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のオフィス古紙処理剤は、
一般式(1)で表わされる。一般式(1)において、R
は、平均炭素数が8〜22の炭化水素基である。炭化水
素基としては、例えば、アルキル基、アルケニル基、ア
リール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基等が
挙げられる。
【0009】アルキル基としては、例えば、オクチル、
ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、
テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイコシ
ル、ドコシル、テトラコシル、トリアコンチル等の直鎖
アルキル基;2級オクチル、2級ノニル、2級デシル、
2級ウンデシル、2級ドデシル、2級トリデシル、2級
テトラデシル、2級ヘキサデシル等の2級アルキル基;
イソオクチル、2−エチルヘキシル、イソノニル、イソ
デシル、イソウンデシル、イソトリデシル、2−メチル
ドデシル、2−ブチルオクチル、2−ブチルデシル、2
−メチルテトラデシル、2−ヘキシルオクチル、2−ヘ
キシルデシル、2−オクチルデシル、2−ヘキシルドデ
シル、2−オクチルドデシル、2−デシルテトラデシ
ル、2−ドデシルヘキサデシル、2−ヘキサデシルオク
タデシル、2−テトラデシルオクタデシル、モノメチル
分枝−イソステアリル等の分岐アルキル基等が挙げられ
る。アルケニル基としては、例えば、オクテニル、ノネ
ニル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニル、テトラデ
セニル、オレイル等が挙げられる。
【0010】アリール基としては、例えば、キシリル、
クメニル、メシチル、フェネチル、スチリル、シンナミ
ル、ベンズヒドリル、トリチル、エチルフェニル、プロ
ピルフェニル、ブチルフェニル、ペンチルフェニル、ヘ
キシルフェニル、ヘプチルフェニル、オクチルフェニ
ル、ノニルフェニル、デシルフェニル、ウンデシルフェ
ニル、ドデシルフェニル、フェニルフェニル、ベンジル
フェニル、スチレン化フェニル、p−クミルフェニル、
α−ナフチル、β−ナフチル基等が挙げられる。シクロ
アルキル基、シクロアルケニル基としては、例えば、メ
チルシクロヘプチル、メチルシクロヘプテニル基等が挙
げられる。
【0011】通常、Rはアルコールから水酸基を除いた
残基である。これらのアルコールは工業的には、天然油
脂から誘導される天然アルコール;または、チーグラー
法によりエチレンを重合させるプロセスを経て製造され
るチーグラーアルコール(主成分は直鎖1級アルコー
ル)、オレフィンに一酸化炭素と水素を反応させるオキ
ソ法により製造されるオキソアルコール(主成分は直鎖
1級アルコールで、分枝1級アルコールも混在する)、
パラフィンを空気酸化して製造され、水酸基が炭素鎖の
末端以外へランダムに結合しているセカンダリーアルコ
ール等の単一または混合の合成アルコールとして製造さ
れており、これらの何れのアルコールでも使用すること
ができる。これらの中でも、高白色度の再生紙を得るた
めには、Rは平均炭素数8〜15のアルキル基が好まし
く、平均炭素数12〜15のアルキル基がより好まし
い。
【0012】また、一般式(1)において、AOはオキ
シエチレン基、またはオキシエチレン基と他のオキシア
ルキレン基より成る混合オキシアルキレン基を表わす。
AOが混合オキシアルキレン基である場合は、オキシエ
チレン基以外のオキシアルキレン基としては、例えば、
オキシプロピレン基、オキシブチレン基、オキシスチレ
ン基、長鎖オキシアルキレン基等が挙げられる。これら
の中でも、古紙処理中の抑泡性の面からは、オキシブチ
レン基またはオキシスチレン基が好ましい。AOが混合
オキシアルキレン基である場合は、(AO)nの部分は、
エチレンオキサイドと、プロピレンオキサイド、ブチレ
ンオキサイド、スチレンオキサイド等のアルキレンオキ
サイド類や、α−オレフィンオキサイド等とを付加共重
合させることにより形成することができる。共重合させ
るオキサイド等の重合形態は特に限定されず、ランダム
共重合、ブロック共重合またはランダム/ブロック共重
合等であってよい。
【0013】但し、AOが混合オキシアルキレン基であ
る場合は、AOは、オキシエチレン基を5〜30モル、
オキシエチレン基以外のオキシアルキレン基を30モル
未満含み、且つ、(AO)n中に含まれるオキシエチレン
基が(AO)n全体に対して25モル%以上でなければな
らない。また、高白色度の再生紙を得るためには、AO
は、オキシエチレン基を6〜15モル含むか、または
(AO)n中に含まれるオキシエチレン基が40モル%以
上であることが好ましい。同様に、オキシエチレン基以
外のオキシアルキレン基は15モル以下であることが好
ましく、9モル以下であることがより好ましい。重合度
であるnは5〜59であり、高白色度の再生紙を得るた
めには、nは6〜30が好ましく、6〜20がより好ま
しい。
【0014】また、一般式(1)において、Xは水素原
子、アルキル基またはアシル基である。アルキル基とし
ては、一般式(1)におけるRを説明する個所で挙げた
基の他、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、イソブチル、2級ブチル、ターシャリブ
チル、ペンチル、イソペンチル、2級ペンチル、ネオペ
ンチル、ターシャリペンチル、ヘキシル、2級ヘキシ
ル、ヘプチル、2級ヘプチル等が挙げられる。
【0015】アシル基としては、例えば、アセチル、プ
ロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソ
バレリル、ピバリル、ラウロイル、ミリストイル、パル
ミトイル、ステアロイル、ベヘノイル、アクリロイル、
プロピオロイル、メタクロイル、クロトノイル、オレイ
ロイル、ベンゾイル、フタロイル、スクシニル等が挙げ
られる。
【0016】本発明のオフィス古紙処理剤の使用量は特
に限定されないが、効率的な古紙処理を行うためには古
紙質量に対して0.01〜1.0質量%が好ましく、
0.05〜0.5質量%がより好ましく、0.1〜0.
5質量%が更に好ましい。高白色度の再生紙を得るため
には、Xは水素原子、炭素数1〜8のアルキル基または
炭素数8〜22のアシル基であることが好ましい
【0017】また、本発明のオフィス古紙処理剤は、公
知の他の脱墨剤と併用することができる。公知の脱墨剤
としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン(ブロッ
ク共重合物またはランダム共重合物)アルキルエーテル
等のポリオキシアルキレンアルキルエーテル;ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレン(ブロック共重合物またはラ
ンダム共重合物)アルキルフェニルエーテル等のポリオ
キシアルキレンアルキルフェニルエーテル;ポリオキシ
エチレンポリオキシプロピレンブロック共重合物ジエー
テル等のエーテル類、
【0018】ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等のポ
リオキシアルキレン脂肪酸エステル類;油脂のアルキレ
ンオキサイド付加物類;モノまたはジグリセリドのアル
キレンオキサイド付加物;ソルビタン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等のソル
ビタンエステル類;ポリオキシエチレンソルビトール脂
肪酸エステル等のポリオキシアルキレンソルビトール脂
肪酸エステル類;モノエタノールアミン、ジエタノール
アミン等のアルカノールアミンの脂肪酸アミド類;オレ
イン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム、ラウリン酸ナ
トリウム、ラウリン酸カリウム、ヤシ脂肪酸ナトリウ
ム、ヤシ脂肪酸カリウム等の脂肪酸石鹸類;脂肪酸アル
キルエステル、脂肪酸等の脂肪酸誘導体、
【0019】アルコールサルフェート類;ヒドロキシ脂
肪酸アルキルエステルのサルフェート類;ポリオキシエ
チレンアルキルサルフェート等のアルキルエーテルサル
フェート類;ポリオキシエチレンアルキルフェニルサル
フェート等のポリオキシアルキレンアルキルフェニルサ
ルフェート類;オレフィンの硫酸エステル類;アルキル
スルホネート、α−オレフィンスルホネート、ジアルキ
ルスルホサクシネート等のスルホネート類;アルキルリ
ン酸エステル等のアニオン性の脱墨剤が挙げられる。
【0020】また、本発明のオフィス古紙処理剤は他の
界面活性剤、例えば、アルコールエトキシレート、アル
キルフェノールエトキシレート、脂肪酸グリコールエス
テル、脂肪酸ペンタエリスリトールエステル、脂肪酸し
ょ糖エステル、脂肪酸ソルビトールエステル、脂肪酸ソ
ルビタンエステル、グリセリンアルキレンオキサイド付
加物、しょ糖アルキレンオキサイド付加物、ソルビトー
ルアルキレンオキサイド付加物、ソルビタンアルキレン
オキサイド付加物、ポリオールエステル、アルキルアミ
ンのアルキレンオキサイド付加物、エチレンオキサイド
・プロピレンオキサイドブロック共重合体、アミド、脂
肪酸グリセリド等のノニオン性界面活性剤;アルコール
サルフェート、アルコールエーテルサルフェート、アル
キルスルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、α
−オレフィンスルホネート、スルホコハク酸エステル、
アルコールエーテルホスフェート等のアニオン性界面活
性剤;カチオン性界面活性剤;カルボベタイン、スルホ
ベタイン、グリシン、アミノ酸等の両性界面活性剤等と
併用することができる。また、高分子凝集剤、高分子分
散剤、過酸化水素や次亜塩素酸ナトリウム等の漂白剤、
水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等のアルカリ剤、リ
パーゼやセルラーゼ等の酵素、ケイ酸ナトリウム、炭酸
ナトリウム、キレート剤等公知の他の添加剤と併用する
ことができる。
【0021】本発明のオフィス古紙処理剤は、特にコピ
ー用紙、レーザープリンタ用紙等のオフィス古紙のトナ
ー除去性能に優れ、本発明のオフィス古紙処理剤を使用
して製造された再生紙は、高い白色度を有するため、コ
ピー用紙やコンピュータアウトプット用紙等のOA用紙
として使用することができる。もちろん、本発明のオフ
ィス古紙処理剤は、オフィス古紙と他の新聞紙、雑誌用
紙等との混合古紙の処理にも優れている。
【0022】
【実施例】以下、本発明を製造例および実施例により更
に具体的に説明する。尚、本発明品中、%については特
に記載がない限り質量基準である。また、EOはオキシ
エチレン基を表わし、POはオキシプロピレン基を表わ
し、BOはオキシブチレン基を表わし、SOはオキシス
チレン基を表わす。構造式中の/はランダム付加を表わ
し、−はブロック付加を表わす。
【0023】(製造例1)100gのオクタノールと、
触媒として1.6gのKOHを3Lオートクレーブに投
入しN2ガスにて置換した後、236.9gのエチレン
オキサイドを100〜150℃、0.1〜0.7MPa
にて付加反応させた。次いで、446gのプロピレンオ
キサイドを同一条件で付加反応させた後、十分熟成を行
った。リン酸にて触媒を中和、濾過した後、真空脱水を
行い本発明品−1を得た。以下同様の方法で、本発明品
−2〜8、10〜14、17〜24、27〜35を得
た。
【0024】(製造例2)120gのラウリルアルコー
ルと、触媒として2.1gのKOHを3Lオートクレー
ブに投入しN2ガスにて置換した後、836gのエチレ
ンオキサイドと261.4gのプロピレンオキサイドを
サブタンク内にて混合した。次いで、100〜150
℃、0.1〜0.7MPaにて付加反応させた後十分熟
成を行った。リン酸にて触媒を中和した後、真空脱水を
行った。先に合成した反応物500gを4つ口フラスコ
にステアリン酸99gと同時に取り、N2雰囲気下、8
0〜150℃にてエステル化反応を行い、本発明品−9
を得た。以下同様の方法で本発明品−15、16を得
た。
【0025】(製造例3)150gのミリスチルアルコ
ールと、触媒として1.1gのKOHを3Lオートクレ
ーブに投入しN2ガスにて置換した後、277.2gの
エチレンオキサイドを100〜150℃、0.1〜0.
7MPaにて付加反応させた。次いで、121.8gの
プロピレンオキサイドを同一条件で付加反応させた後、
十分熟成を行った。その後、触媒を吸着ろ過にて処理を
行った。先に合成した反応物を1Lのオートクレーブに
500g取り、触媒として15gのNaOHを入れ80
℃にて4時間アルコラート化を行った。次いで、塩化メ
チルを80℃にて反応させ、十分熟成を行った。水洗
後、真空脱水を行い本発明品−25を得た。以下同様の
方法で本発明品−26を得た。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】<評価1>コピー古紙、レーザープリンタ
古紙からなる原料古紙(混合比1/1)を3cm角に切
断し、一定量をパルプ離解機に入れ、水道水を入れた
後、古紙重量に対して水酸化ナトリウムを1.3%、表
1に記載の本発明品と、表2に記載の比較品を0.2%
加え、パルプ濃度4.0%にて25分間離解を行なっ
た。次いで、50℃にて1時間熟成を行なった。その後
パルプ濃度を1.0%に希釈して25℃にて10分間フ
ローテーション処理を行なった。得られたパルプをTA
PPIスタンダード型抄紙機にて坪量100g/m2
パルプシートとした。得られたシートの白色度、L値を
CM−3700d(ミノルタ製)にて測定した。また、
得られたパルプシートを画像解析装置(ルーゼックスF
S;ニレコ製)にかけ、残インキ個数を測定した。ま
た、フローテーション10分間にかき出された量をフロ
ス量として測定した。また、フローテーション開始後1
分間後のフロス100mLを100mLメスシリンダー
に採取し、泡の消失時間を測定して泡切れ時間とした。
結果を表3に示す。
【0030】
【0031】<評価2>コピー古紙、新聞古紙からなる
原料古紙(混合比1/1)を3cm角に切断し、一定量
をパルプ離解機に入れ、水道水を入れた後、古紙重量に
対して水酸化ナトリウムを1.3%、表1に記載の本発
明品と、表2に記載の比較品を0.3%加え、パルプ濃
度4.0%にて25分間離解を行なった。次いで、50
℃にて1時間熟成を行なった。その後パルプ濃度を1.
0%に希釈して25℃にて10分間フローテーション処
理を行なった。得られたパルプをTAPPIスタンダー
ド型抄紙機にて坪量100g/m2のパルプシートとし
た。得られたシートの白色度、L値をCM−3700d
(ミノルタ製)にて測定した。また、得られたパルプシ
ートを画像解析装置(ルーゼックスFS;ニレコ製)に
かけ、残インキ個数を測定した。また、フローテーショ
ン10分間にかき出された量をフロス量とした。また、
フローテーション開始後1分間後のフロスを100mL
メスシリンダーに100mL採取し、泡の消失時間を測
定して泡切れ時間とした。結果を表4に示す。
【0032】
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、コピー用紙やレーザー
プリンタ用紙等のオフィス古紙の、トナー除去に優れた
性能を有し、高白色度、高L値のOA用紙等に使用する
ことができる製品紙が得られ、また、処理工程中の抑泡
効果に優れるオフィス古紙処理剤を提供することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 正敏 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (72)発明者 別府 耕次 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 Fターム(参考) 4L055 AC09 AE05 BA37 EA30 FA07 FA12 GA35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1) R−O−(AO)n−X (1) (式中、Rは、平均炭素数が8〜22の炭化水素基を表
    わし、AOはオキシエチレン基、またはオキシエチレン
    基と他のオキシアルキレン基より成る混合オキシアルキ
    レン基を表わし、nはAOの繰り返し数を表わす5〜5
    9の数を表わし、Xは水素原子、アルキル基またはアシ
    ル基を表わす。但し、AOが混合オキシアルキレン基で
    ある場合は、AOは、オキシエチレン基を5〜30モル
    含み、オキシエチレン基以外のオキシアルキレン基を3
    0モル未満含み、且つ、(AO)n中に含まれるオキシエ
    チレン基が(AO)n全体に対して25モル%以上でなけ
    ればならない。)で表わされることを特徴とするオフィ
    ス古紙処理剤。
  2. 【請求項2】 一般式(1)において、Rが平均炭素数
    8〜15のアルキル基である請求項1に記載のオフィス
    古紙処理剤。
  3. 【請求項3】 一般式(1)において、(AO)n中にオ
    キシブチレン基および/またはオキシスチレン基を含む
    請求項1または2に記載のオフィス古紙処理剤。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項に記載のオフ
    ィス古紙処理剤でオフィス古紙を処理して得られた再生
    紙。
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