JP2000198830A - ポリカルボン酸組成物の製造方法 - Google Patents
ポリカルボン酸組成物の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高収率及び高選択率でポリカルボン酸を製造
する。 【解決手段】 NOx発生化合物の存在下に、60%〜
95%のポリオキシアルキレンポリオール組成物を転換
させるのに十分な条件下で、ポリオキシアルキレンポリ
オール組成物を安定なフリーラジカル酸化窒素と反応さ
せる。
する。 【解決手段】 NOx発生化合物の存在下に、60%〜
95%のポリオキシアルキレンポリオール組成物を転換
させるのに十分な条件下で、ポリオキシアルキレンポリ
オール組成物を安定なフリーラジカル酸化窒素と反応さ
せる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリーラジカル酸
化窒素及びNOx発生化合物の存在下に、ポリオキシア
ルキレンアルコール及び/又はグリコールを対応するカ
ルボン酸へ酸化する方法に関する。
化窒素及びNOx発生化合物の存在下に、ポリオキシア
ルキレンアルコール及び/又はグリコールを対応するカ
ルボン酸へ酸化する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フリーラジカル酸化窒素及びNOx発生
化合物の存在下でのポリオキシアルキレンアルコール及
び/又はグリコールの対応するカルボン酸への酸化は、
シェル石油社の種々の特許に記載されている。例えば、
米国特許第5,256,819号には、フリーラジカル酸化窒
素、NOx発生源、及び酸素ガスのような付加的な酸素
源を用い、ジクロロメタン、トリグライム、モノグライ
ム、ジグライム、ターシャリーアミルアルコール、アセ
トニトリルなどのような溶剤の存在下で、高収率(約9
8%以上)及び高選択率でポリオキシアルキレングリコ
ールをそれらのカルボン酸へ酸化することが記載されて
いる。実施例の結果は、99%を超える選択率で、99
%を超えるカルボキシレートへの転化度を実証してい
る。
化合物の存在下でのポリオキシアルキレンアルコール及
び/又はグリコールの対応するカルボン酸への酸化は、
シェル石油社の種々の特許に記載されている。例えば、
米国特許第5,256,819号には、フリーラジカル酸化窒
素、NOx発生源、及び酸素ガスのような付加的な酸素
源を用い、ジクロロメタン、トリグライム、モノグライ
ム、ジグライム、ターシャリーアミルアルコール、アセ
トニトリルなどのような溶剤の存在下で、高収率(約9
8%以上)及び高選択率でポリオキシアルキレングリコ
ールをそれらのカルボン酸へ酸化することが記載されて
いる。実施例の結果は、99%を超える選択率で、99
%を超えるカルボキシレートへの転化度を実証してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、水系
エポキシ樹脂の製造において、最適な収率及び選択率で
ポリオキシアルキレンポリオール組成物からポリカルボ
ン酸組成物を製造する方法を提供することにある。
エポキシ樹脂の製造において、最適な収率及び選択率で
ポリオキシアルキレンポリオール組成物からポリカルボ
ン酸組成物を製造する方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】水系エポキシ樹脂組成物
の製造において、反応体としてポリオキシアルキレンア
ルコール及びグリコールの高転化カルボキシレート組成
物の使用は望ましくないことがわかり、さらにポリオキ
シアルキレンアルコール及びグリコールの対応するカル
ボキシレートへの一部だけの転化が望ましいことがわか
った。
の製造において、反応体としてポリオキシアルキレンア
ルコール及びグリコールの高転化カルボキシレート組成
物の使用は望ましくないことがわかり、さらにポリオキ
シアルキレンアルコール及びグリコールの対応するカル
ボキシレートへの一部だけの転化が望ましいことがわか
った。
【0005】ポリオキシアルキレンアルコール及びグリ
コールのカルボキシレートは、エポキシ樹脂の安定な水
分散液を与えるための反応性界面活性剤として有用であ
る。しかしながら、エポキシ樹脂界面活性剤の製造にお
いて、ポリオキシアルキレンアルコール及びグリコール
の対応するカルボキシレートへの高転化により造られた
カルボキシレート組成物は、1級アミン化合物及びエポ
キシ樹脂化合物との反応において、ジカルボキシレート
−ジアミン反応から生長する分子鎖により粘稠過ぎるエ
ポキシ樹脂界面活性剤組成物を生じ、さらにエポキシ−
ヒドロキシル反応を自動触媒化する多くの3級アミン基
の形成によりその安定性が最適にならない分散液を生
じ、転化度が95%以上に上がったときに酸化反応中に
鎖が切断される傾向があるために界面活性における部分
的ロスとなることがわかった。
コールのカルボキシレートは、エポキシ樹脂の安定な水
分散液を与えるための反応性界面活性剤として有用であ
る。しかしながら、エポキシ樹脂界面活性剤の製造にお
いて、ポリオキシアルキレンアルコール及びグリコール
の対応するカルボキシレートへの高転化により造られた
カルボキシレート組成物は、1級アミン化合物及びエポ
キシ樹脂化合物との反応において、ジカルボキシレート
−ジアミン反応から生長する分子鎖により粘稠過ぎるエ
ポキシ樹脂界面活性剤組成物を生じ、さらにエポキシ−
ヒドロキシル反応を自動触媒化する多くの3級アミン基
の形成によりその安定性が最適にならない分散液を生
じ、転化度が95%以上に上がったときに酸化反応中に
鎖が切断される傾向があるために界面活性における部分
的ロスとなることがわかった。
【0006】従って、NOx発生化合物の存在下に、6
0%〜95%のポリオキシアルキレンポリオール組成物
を転換させるのに十分な条件下で、ポリオキシアルキレ
ンポリオール組成物を安定なフリーラジカル酸化窒素と
反応させることを特徴とするポリカルボン酸組成物の製
造方法が提供される。
0%〜95%のポリオキシアルキレンポリオール組成物
を転換させるのに十分な条件下で、ポリオキシアルキレ
ンポリオール組成物を安定なフリーラジカル酸化窒素と
反応させることを特徴とするポリカルボン酸組成物の製
造方法が提供される。
【0007】また、NOx発生化合物及び溶剤としての
水の存在下に、60%〜95%のポリオキシアルキレン
ポリオール組成物を転換させるのに十分な条件下で、ポ
リオキシアルキレンポリオール組成物を安定なフリーラ
ジカル酸化窒素と反応させることを特徴とするポリカル
ボン酸組成物の製造方法が提供される。
水の存在下に、60%〜95%のポリオキシアルキレン
ポリオール組成物を転換させるのに十分な条件下で、ポ
リオキシアルキレンポリオール組成物を安定なフリーラ
ジカル酸化窒素と反応させることを特徴とするポリカル
ボン酸組成物の製造方法が提供される。
【0008】さらに、NOx発生化合物の存在下に、6
0%〜95%のポリオキシアルキレンポリオール組成物
を転換させるのに十分な条件下で、ポリオキシアルキレ
ンポリオール組成物を下記式を有する安定なフリーラジ
カル酸化窒素と反応させることを特徴とするポリカルボ
ン酸組成物の製造方法が提供される:
0%〜95%のポリオキシアルキレンポリオール組成物
を転換させるのに十分な条件下で、ポリオキシアルキレ
ンポリオール組成物を下記式を有する安定なフリーラジ
カル酸化窒素と反応させることを特徴とするポリカルボ
ン酸組成物の製造方法が提供される:
【0009】
【化14】
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の幾つかの態様をここに記
載する。本発明のいずれの要素も、ここに記載の幾つか
の態様を開示する特徴のいずれか1つ又は組み合せを包
含することができる。さらに、本明細書の至る所で使用
される用語、「包含する又は含有する」は明確に記載さ
れた要素を包含するが、それらの要素に限定されず、字
句「からなる」とは対照的に、包むこと及び限定されな
いことと同義である。
載する。本発明のいずれの要素も、ここに記載の幾つか
の態様を開示する特徴のいずれか1つ又は組み合せを包
含することができる。さらに、本明細書の至る所で使用
される用語、「包含する又は含有する」は明確に記載さ
れた要素を包含するが、それらの要素に限定されず、字
句「からなる」とは対照的に、包むこと及び限定されな
いことと同義である。
【0011】本発明中の至る所で使用されるポリオキシ
アルキレンポリオール組成物の平均分子量はオキシエチ
レン単位の変数n又はo、及び/又はオキシプロピレン
又はオキシブチレン単位の変数mを有する化合物の分布
を表わす。
アルキレンポリオール組成物の平均分子量はオキシエチ
レン単位の変数n又はo、及び/又はオキシプロピレン
又はオキシブチレン単位の変数mを有する化合物の分布
を表わす。
【0012】一般に、単位の見積り数は統計平均に最も
近い整数であり、且つ分布のピークである。ここで使用
される正の実数は、正であり且つ整数、及び整数の分数
を含む数をいう。
近い整数であり、且つ分布のピークである。ここで使用
される正の実数は、正であり且つ整数、及び整数の分数
を含む数をいう。
【0013】ポリカルボン酸組成物を製造するための本
発明の方法は、NOx発生化合物の存在下に、60%〜
95%のポリオキシアルキレンポリオール組成物を転換
させるのに十分な条件下で、ポリオキシアルキレンポリ
オール組成物を安定なフリーラジカル酸化窒素と反応さ
せることを特徴とするものである。
発明の方法は、NOx発生化合物の存在下に、60%〜
95%のポリオキシアルキレンポリオール組成物を転換
させるのに十分な条件下で、ポリオキシアルキレンポリ
オール組成物を安定なフリーラジカル酸化窒素と反応さ
せることを特徴とするものである。
【0014】ここで使用される転化の割合は、C−13
NMR分析により測定されるような、異なる官能性末
端基へ転化された出発物質の官能性末端基のパーセント
を意味する。また、転化率パーセントは0.1Nメタノ
ール性KOHを用いて塩基滴定し、それから酸当量が次
式: 酸価(mgKOH/gサンプル) = 56,100/酸当量 により、ついで下記式: 転化率% = OH当量PEG出発物質/酸当量 のような転化度を計算する方法により、算出される。
NMR分析により測定されるような、異なる官能性末
端基へ転化された出発物質の官能性末端基のパーセント
を意味する。また、転化率パーセントは0.1Nメタノ
ール性KOHを用いて塩基滴定し、それから酸当量が次
式: 酸価(mgKOH/gサンプル) = 56,100/酸当量 により、ついで下記式: 転化率% = OH当量PEG出発物質/酸当量 のような転化度を計算する方法により、算出される。
【0015】転化度又は転化率パーセントは転化反応が
完結した後に最終反応生成物から取得される測定値であ
る。反応生成物が単離されない場合、転化度は転化され
た反応生成物と異なる反応体との反応の直前で且つ反応
物からのNOx発生化合物の除去直後に、反応生成物か
ら取得される測定値である。
完結した後に最終反応生成物から取得される測定値であ
る。反応生成物が単離されない場合、転化度は転化され
た反応生成物と異なる反応体との反応の直前で且つ反応
物からのNOx発生化合物の除去直後に、反応生成物か
ら取得される測定値である。
【0016】説明すれば、ポリオキシアルキレンポリオ
ール組成物の転化率75%とは、ポリオキシアルキレン
ポリオール組成物のヒドロキシル基の75%が異なる官
能性末端基へ転化されたことを意味する。測定用のサン
プルはNOx発生化合物の除去後で、転化したポリオキ
シアルキレンポリオール組成物とアミン反応体との反応
前に、反応物から取得される。
ール組成物の転化率75%とは、ポリオキシアルキレン
ポリオール組成物のヒドロキシル基の75%が異なる官
能性末端基へ転化されたことを意味する。測定用のサン
プルはNOx発生化合物の除去後で、転化したポリオキ
シアルキレンポリオール組成物とアミン反応体との反応
前に、反応物から取得される。
【0017】選択率は、転化した全ての種(species)
の割合に対するカルボニル末端基を有する種へ転化した
ポリオキシアルキレンポリオール種の割合として測定さ
れる。例えば、カルボニル末端基種への選択率95%と
は、転化したポリオキシアルキレンポリオール組成物の
カルボニル末端基種の数を意味し、カルボニル末端基種
へ95%転化したことを意味する。
の割合に対するカルボニル末端基を有する種へ転化した
ポリオキシアルキレンポリオール種の割合として測定さ
れる。例えば、カルボニル末端基種への選択率95%と
は、転化したポリオキシアルキレンポリオール組成物の
カルボニル末端基種の数を意味し、カルボニル末端基種
へ95%転化したことを意味する。
【0018】上記理由について、95%を超えるポリオ
キシアルキレンポリオール出発物質の転化は望ましくな
いことがわかった。60%より低い転化度は不十分な数
のアミドアミンサイトを与え、それにより平均当量が減
少し且つエポキシ樹脂の安定な水分散液を与えるための
界面活性剤の能力を害する。好ましくは、本発明の方法
は75%〜90%のポリオキシアルキレンポリオール組
成物を転化させること、より好ましくは80%〜88%
のポリオキシアルキレンポリオール組成物を転化させる
ことである。
キシアルキレンポリオール出発物質の転化は望ましくな
いことがわかった。60%より低い転化度は不十分な数
のアミドアミンサイトを与え、それにより平均当量が減
少し且つエポキシ樹脂の安定な水分散液を与えるための
界面活性剤の能力を害する。好ましくは、本発明の方法
は75%〜90%のポリオキシアルキレンポリオール組
成物を転化させること、より好ましくは80%〜88%
のポリオキシアルキレンポリオール組成物を転化させる
ことである。
【0019】より好ましい態様においては、転化度はカ
ルボニル末端基へ高選択率で行われ、本発明のポリカル
ボン酸組成物が製造される。ポリオキシアルキレンポリ
オール組成物中の、好ましくは60%〜95%、より好
ましくは75%〜90%、最も好ましくは80%〜88
%のヒドロキシル基がカルボニル末端基へ転化される。
ポリカルボン酸組成物の残りは未転化のヒドロキシル基
及びエステル基を有する種を含有する。好ましい態様に
おいては、ポリカルボン酸組成物は1重量%未満、より
好ましくはC13 NMR分析で非検知量のアルデヒ
ド、ホルメート、又はアセタール末端物を含有する。さ
らに好ましい態様においては、本発明の方法により造ら
れる、少なくとも5.6 mgKOH/gの酸価及び0.90〜
1.8、より好ましくは1.2〜1.8の範囲の平均酸
官能度を有するポリカルボン酸組成物が提供される。他
の態様においては、ポリカルボン酸組成物は5.6〜4
0、より好ましくは10〜25 mgKOH/gの酸価を有す
る。40より高い酸価では水含有エポキシ樹脂分散液の
安定性が低下し、分散液は通常数週間でゲルとなるであ
ろう。
ルボニル末端基へ高選択率で行われ、本発明のポリカル
ボン酸組成物が製造される。ポリオキシアルキレンポリ
オール組成物中の、好ましくは60%〜95%、より好
ましくは75%〜90%、最も好ましくは80%〜88
%のヒドロキシル基がカルボニル末端基へ転化される。
ポリカルボン酸組成物の残りは未転化のヒドロキシル基
及びエステル基を有する種を含有する。好ましい態様に
おいては、ポリカルボン酸組成物は1重量%未満、より
好ましくはC13 NMR分析で非検知量のアルデヒ
ド、ホルメート、又はアセタール末端物を含有する。さ
らに好ましい態様においては、本発明の方法により造ら
れる、少なくとも5.6 mgKOH/gの酸価及び0.90〜
1.8、より好ましくは1.2〜1.8の範囲の平均酸
官能度を有するポリカルボン酸組成物が提供される。他
の態様においては、ポリカルボン酸組成物は5.6〜4
0、より好ましくは10〜25 mgKOH/gの酸価を有す
る。40より高い酸価では水含有エポキシ樹脂分散液の
安定性が低下し、分散液は通常数週間でゲルとなるであ
ろう。
【0020】ポリオキシアルキレンポリオール組成物を
部分的に転化させるために操作しうる幾つかの反応条件
及び反応体が1つ又はそれ以上存在する。これらの条件
としては、時間、温度、圧力、酸化プロセス中に関与す
る試剤の選択、それらの相対量、およびこれらの組み合
せがある。
部分的に転化させるために操作しうる幾つかの反応条件
及び反応体が1つ又はそれ以上存在する。これらの条件
としては、時間、温度、圧力、酸化プロセス中に関与す
る試剤の選択、それらの相対量、およびこれらの組み合
せがある。
【0021】適当な安定なフリーラジカル酸化窒素触媒
は、ポリオキシアルキレンポリオール組成物を酸化させ
るのに十分長い活性を持続し、ついで所望の転化度が得
られたとき又はそのすぐ後に失活する。適当な安定なフ
リーラジカル酸化窒素触媒が存在しない場合は、NOx
源の存在下に酸化窒素触媒として2,2,6,6,-テトラメチ
ル−ピペリジン-1-オキシル(TEMPO)を用いる転化反応
を受ける反応物への空気又は酸素の流れを断つことだけ
では転化反応を停止させるには不十分であり、その理由
は、酸化窒素触媒が失活されず、NOx化合物の存在は
継続して酸素源として働くためである。空気又は酸素の
流れを断つた後、反応物からNOx発生化合物をストリ
ッピングすることは反応混合物からその酸素供給の殆ど
を奪ってしまうが、これも適当な解決法ではない。なぜ
ならば、ストリッピングは時間が掛かり、その間転化反
応は継続し、そして反応混合物に接触する残存空気又は
酸素は、雰囲気に曝されたら、活性酸化窒素触媒のため
の酸素源を与え続けるからである。従って、活性が所望
の時に化学的又は物理的に失なわれる安定なフリーラジ
カル酸化窒素触媒を使用することが望ましい。
は、ポリオキシアルキレンポリオール組成物を酸化させ
るのに十分長い活性を持続し、ついで所望の転化度が得
られたとき又はそのすぐ後に失活する。適当な安定なフ
リーラジカル酸化窒素触媒が存在しない場合は、NOx
源の存在下に酸化窒素触媒として2,2,6,6,-テトラメチ
ル−ピペリジン-1-オキシル(TEMPO)を用いる転化反応
を受ける反応物への空気又は酸素の流れを断つことだけ
では転化反応を停止させるには不十分であり、その理由
は、酸化窒素触媒が失活されず、NOx化合物の存在は
継続して酸素源として働くためである。空気又は酸素の
流れを断つた後、反応物からNOx発生化合物をストリ
ッピングすることは反応混合物からその酸素供給の殆ど
を奪ってしまうが、これも適当な解決法ではない。なぜ
ならば、ストリッピングは時間が掛かり、その間転化反
応は継続し、そして反応混合物に接触する残存空気又は
酸素は、雰囲気に曝されたら、活性酸化窒素触媒のため
の酸素源を与え続けるからである。従って、活性が所望
の時に化学的又は物理的に失なわれる安定なフリーラジ
カル酸化窒素触媒を使用することが望ましい。
【0022】実質的な副反応及び/又は化学失活剤の出
費を避ける失活の最も便利な方法は、温度のような物理
的手段により失活されうるフリーラジカル酸化窒素触媒
を選択することである。より好ましくは、このような触
媒は、反応器の利用度を増大させるために短時間の枠内
で、選択された特別のポリオキシアルキレンポリオール
組成物が所望の転化度に達する反応温度で十分に活性で
あるべきである。
費を避ける失活の最も便利な方法は、温度のような物理
的手段により失活されうるフリーラジカル酸化窒素触媒
を選択することである。より好ましくは、このような触
媒は、反応器の利用度を増大させるために短時間の枠内
で、選択された特別のポリオキシアルキレンポリオール
組成物が所望の転化度に達する反応温度で十分に活性で
あるべきである。
【0023】例として、室温で失活する安定なフリーラ
ジカル酸化窒素を選択することは、ゆっくりと、室温で
転化するポリオキシアルキレンポリオール組成物のため
の適当な触媒の選択ではないであろう。同様に、触媒失
活温度に近づき、それに到達し、そしてそれを超えると
きに、反応生成物又は未転化のポリオキシアルキレンポ
リオール組成物の有意な鎖切断が起こるほど触媒失活温
度は高くてはならない。安定なフリーラジカル酸化窒素
の最適な選択は、選ばれた転化温度で活性が残存し且つ
反応生成物の鎖切断が起こる温度以下の温度で、より好
ましくは、触媒失活反応がすばやく起こりそして完了す
るために、転化温度に近い温度で失活するものを選ぶこ
とであろう。
ジカル酸化窒素を選択することは、ゆっくりと、室温で
転化するポリオキシアルキレンポリオール組成物のため
の適当な触媒の選択ではないであろう。同様に、触媒失
活温度に近づき、それに到達し、そしてそれを超えると
きに、反応生成物又は未転化のポリオキシアルキレンポ
リオール組成物の有意な鎖切断が起こるほど触媒失活温
度は高くてはならない。安定なフリーラジカル酸化窒素
の最適な選択は、選ばれた転化温度で活性が残存し且つ
反応生成物の鎖切断が起こる温度以下の温度で、より好
ましくは、触媒失活反応がすばやく起こりそして完了す
るために、転化温度に近い温度で失活するものを選ぶこ
とであろう。
【0024】ここで使用される用語「安定なフリーラジ
カル酸化窒素」とは、慣用の化学的方法で調製すること
ができ、且つ引き続く化学反応に使用されるのに十分長
く存在し、または標準の分光分析法により静止系で調べ
るのに十分に長く存在するであろうフリーラジカル酸化
窒素を意味する。一般に、本発明の安定なフリーラジカ
ル酸化窒素は少なくとも1年の半減期を有する。用語
「安定なフリーラジカル」は、安定なフリーラジカルが
その場で生成しうる安定なフリーラジカルの先駆体を包
含するものと理解すべきである。
カル酸化窒素」とは、慣用の化学的方法で調製すること
ができ、且つ引き続く化学反応に使用されるのに十分長
く存在し、または標準の分光分析法により静止系で調べ
るのに十分に長く存在するであろうフリーラジカル酸化
窒素を意味する。一般に、本発明の安定なフリーラジカ
ル酸化窒素は少なくとも1年の半減期を有する。用語
「安定なフリーラジカル」は、安定なフリーラジカルが
その場で生成しうる安定なフリーラジカルの先駆体を包
含するものと理解すべきである。
【0025】本発明の方法で使用される安定なフリーラ
ジカル酸化窒素は、アルカノールの対応する酸への酸化
に活性な触媒への先駆体、即ちオキソアンモニウム塩で
ある。これらの触媒は安定なフリーラジカル酸化窒素の
オキソアンモニウム塩への酸化によりその場で生成され
る。安定なフリーラジカル酸化窒素は2級アミン又はヒ
ドロキシルアミンの酸化により得ることができる。
ジカル酸化窒素は、アルカノールの対応する酸への酸化
に活性な触媒への先駆体、即ちオキソアンモニウム塩で
ある。これらの触媒は安定なフリーラジカル酸化窒素の
オキソアンモニウム塩への酸化によりその場で生成され
る。安定なフリーラジカル酸化窒素は2級アミン又はヒ
ドロキシルアミンの酸化により得ることができる。
【0026】本発明の部分酸化法に使用される好ましい
安定なフリーラジカル酸化窒素は下記式Aを有する:
安定なフリーラジカル酸化窒素は下記式Aを有する:
【0027】
【化15】
【0028】これらの化合物は反応を妨害しない置換基
で置換されていることができる。好ましくは、R1から
R4はメチル、エチル又はプロピル基である。ヘテロ原
子置換基はハロゲン、酸素、窒素などを包含することが
できる。R5及びR6が環の一部を形成する構造を有する
化合物の例はピペリジニル-1-オキシル、及びピロリジ
ン-1-オキシルである。
で置換されていることができる。好ましくは、R1から
R4はメチル、エチル又はプロピル基である。ヘテロ原
子置換基はハロゲン、酸素、窒素などを包含することが
できる。R5及びR6が環の一部を形成する構造を有する
化合物の例はピペリジニル-1-オキシル、及びピロリジ
ン-1-オキシルである。
【0029】より好ましいフリーラジカル酸化窒素は下
記式Bで表わされる:
記式Bで表わされる:
【0030】
【化16】
【0031】本発明の一つの態様においては、R11又は
R12は−OHであり、他のR11又はR12は水素である。
この態様においては、フリーラジカル酸化窒素は下記式
Cで表わされる:
R12は−OHであり、他のR11又はR12は水素である。
この態様においては、フリーラジカル酸化窒素は下記式
Cで表わされる:
【0032】
【化17】
【0033】他の態様においては、R11又はR12は−N
HCOCH又は−ONHCH3であり、他のR11又はR
12は水素である。
HCOCH又は−ONHCH3であり、他のR11又はR
12は水素である。
【0034】他の態様においては、R7-10基はアルキル
基、例えばメチル、エチル、プロピル、及びブチル又は
t-ブチル、好ましくはメチルであり、R11又はR12は−
OHであり、下記式Dで表わされる:
基、例えばメチル、エチル、プロピル、及びブチル又は
t-ブチル、好ましくはメチルであり、R11又はR12は−
OHであり、下記式Dで表わされる:
【0035】
【化18】
【0036】酸化される組成物はポリオキシアルキレン
ポリオール組成物である。本発明の方法は特別のポリオ
キシアルキレンポリオール組成物に限定されない。20
0〜10.000の数平均分子量及び0.5〜8の範囲
の平均OH官能度を有するものを包含する、いずれのポ
リオキシアルキレンポリオール組成物も部分的に酸化す
ることができる。しかしながら、ある種のポリオキシア
ルキレンポリオール組成物を部分的に酸化することが特
に望ましいことがわかった。それはこのような組成物が
安定な水分散エポキシ樹脂組成物を与える利点のためで
ある。
ポリオール組成物である。本発明の方法は特別のポリオ
キシアルキレンポリオール組成物に限定されない。20
0〜10.000の数平均分子量及び0.5〜8の範囲
の平均OH官能度を有するものを包含する、いずれのポ
リオキシアルキレンポリオール組成物も部分的に酸化す
ることができる。しかしながら、ある種のポリオキシア
ルキレンポリオール組成物を部分的に酸化することが特
に望ましいことがわかった。それはこのような組成物が
安定な水分散エポキシ樹脂組成物を与える利点のためで
ある。
【0037】従って、好ましい態様においては、ポリオ
キシアルキレンポリオール組成物は下記式E及びFで表
わされる化合物又は化合物の混合物を含有する:
キシアルキレンポリオール組成物は下記式E及びFで表
わされる化合物又は化合物の混合物を含有する:
【0038】
【化19】
【0039】上記の式中には開始剤は示されていない
が、化合物がそのように製造されるならば上記の式は開
始剤分子を包含するものと理解される。適当な開始剤と
してはR13残基のアルコール又はグリコール、例えばエ
チレングリコール、プロピレングリコール、1,4-ブテン
ジオールなどがある。
が、化合物がそのように製造されるならば上記の式は開
始剤分子を包含するものと理解される。適当な開始剤と
してはR13残基のアルコール又はグリコール、例えばエ
チレングリコール、プロピレングリコール、1,4-ブテン
ジオールなどがある。
【0040】好ましくは、R13はメチル、エチル、プロ
ピル、ブチル又はt-ブチル基であり、より好ましくはメ
チルである。2000〜7000、好ましくは2000
〜約6000の範囲の数平均分子量を有するポリオキシ
アルキレンポリオール組成物が、エポキシ樹脂を水に安
定に分散させるための界面活性剤先駆体として特に好ま
しい。
ピル、ブチル又はt-ブチル基であり、より好ましくはメ
チルである。2000〜7000、好ましくは2000
〜約6000の範囲の数平均分子量を有するポリオキシ
アルキレンポリオール組成物が、エポキシ樹脂を水に安
定に分散させるための界面活性剤先駆体として特に好ま
しい。
【0041】この態様及び個々の態様においては、ポリ
オキシアルキレンポリオール組成物は、好ましくは1.
05〜2.2 meqKOH/g、より好ましくは1.1〜2meq
KOH/g、最も好ましくは1.5〜2.0 meqKOH/gの範囲
の平均OH官能度を有する。1.05未満、例えば1me
qKOH/gの平均OH官能度を有するポリオキシアルキレン
ポリオール組成物は鎖成長を促進することができる種を
与えないが、2.2meqKOH/gより大きい平均OH官能度
を有するポリオキシアルキレンポリオール組成物は鎖成
長を促進する多すぎる種並びにポリアミン及びエポキシ
樹脂との次の反応における架橋サイトを含有する。この
態様においては、出発点として、酸化され且つ反応した
ポリオキシアルキレンポリオール組成物の粘度、並びに
ポリアミンと酸化されたポリオキシアルキレンポリオー
ル組成物との反応により造られたアミドアミンとエポキ
シ樹脂との反応により製造される3級アミンの数は、上
記の範囲内の適当な官能度を有するポリオキシアルキレ
ンポリオール組成物を酸化することにより調節すべきで
ある。
オキシアルキレンポリオール組成物は、好ましくは1.
05〜2.2 meqKOH/g、より好ましくは1.1〜2meq
KOH/g、最も好ましくは1.5〜2.0 meqKOH/gの範囲
の平均OH官能度を有する。1.05未満、例えば1me
qKOH/gの平均OH官能度を有するポリオキシアルキレン
ポリオール組成物は鎖成長を促進することができる種を
与えないが、2.2meqKOH/gより大きい平均OH官能度
を有するポリオキシアルキレンポリオール組成物は鎖成
長を促進する多すぎる種並びにポリアミン及びエポキシ
樹脂との次の反応における架橋サイトを含有する。この
態様においては、出発点として、酸化され且つ反応した
ポリオキシアルキレンポリオール組成物の粘度、並びに
ポリアミンと酸化されたポリオキシアルキレンポリオー
ル組成物との反応により造られたアミドアミンとエポキ
シ樹脂との反応により製造される3級アミンの数は、上
記の範囲内の適当な官能度を有するポリオキシアルキレ
ンポリオール組成物を酸化することにより調節すべきで
ある。
【0042】他の態様においては、少なくとも80モル
%、より好ましくは少なくとも90モル%、最も好まし
くは少なくとも95モル%のポリオキシアルキレンポリ
オール組成物中の種は1級ヒドロキシル基で末端停止さ
れている。さらに他の態様においては、100%の1級
ヒドロキシル基で理論的に末端停止された、例えばエチ
レンオキシド単位で末端停止されたポリオキシアルキレ
ンポリオール組成物が使用される。
%、より好ましくは少なくとも90モル%、最も好まし
くは少なくとも95モル%のポリオキシアルキレンポリ
オール組成物中の種は1級ヒドロキシル基で末端停止さ
れている。さらに他の態様においては、100%の1級
ヒドロキシル基で理論的に末端停止された、例えばエチ
レンオキシド単位で末端停止されたポリオキシアルキレ
ンポリオール組成物が使用される。
【0043】本発明のさらに他の態様においては、少な
くとも80モル%、より好ましくは少なくとも90モル
%、最も好ましくは少なくとも95モル%のオキシアル
キレン基はエチレンオキシド単位から導かれる。本発明
の他の態様では、mはゼロである。
くとも80モル%、より好ましくは少なくとも90モル
%、最も好ましくは少なくとも95モル%のオキシアル
キレン基はエチレンオキシド単位から導かれる。本発明
の他の態様では、mはゼロである。
【0044】本発明の方法におけるNOx発生化合物
は、典型的にはアルカリ金属ニトロソジスルホネート、
硝酸及びそれらの混合物からなる群から選ばれ、硝酸が
好ましい。しかしながら、反応の過程中でNOxの発生
に役立ち且つ反応を妨害しないいかなる化合物も適して
いる。特定の理論に拘束されたくないが、窒素酸化物
(NOx)は反応中に発生し、そして活性触媒種の発生
に必要であるものと思われる。
は、典型的にはアルカリ金属ニトロソジスルホネート、
硝酸及びそれらの混合物からなる群から選ばれ、硝酸が
好ましい。しかしながら、反応の過程中でNOxの発生
に役立ち且つ反応を妨害しないいかなる化合物も適して
いる。特定の理論に拘束されたくないが、窒素酸化物
(NOx)は反応中に発生し、そして活性触媒種の発生
に必要であるものと思われる。
【0045】NOx発生化合物として使用に適するアル
カリ金属ニトロソジスルホネートはいずれのアルカリ金
属ニトロソジスルホネートであることもできるが、カリ
ウムニトロソジスルホネートが好ましい。ここで使用さ
れる用語「アルカリ金属」は元素の周期表の1A族元素
(Li,Na,K,Rb,Cs,Fr)の記述子として
用いられる。アルカリ金属ニトロソジスルホネートは典
型的には、反応混合物に加えられる前に水に溶解される
が、他の反応体の全てが加えられた後に固形物として加
えることができる。
カリ金属ニトロソジスルホネートはいずれのアルカリ金
属ニトロソジスルホネートであることもできるが、カリ
ウムニトロソジスルホネートが好ましい。ここで使用さ
れる用語「アルカリ金属」は元素の周期表の1A族元素
(Li,Na,K,Rb,Cs,Fr)の記述子として
用いられる。アルカリ金属ニトロソジスルホネートは典
型的には、反応混合物に加えられる前に水に溶解される
が、他の反応体の全てが加えられた後に固形物として加
えることができる。
【0046】ここで使用される用語「硝酸」とは、硝
酸、発煙硝酸又はアルカリ金属ニトリットと鉱酸の接触
により生成する亜硝酸をいう。硝酸はアルカリ金属ニト
レートと鉱酸の接触により生成させることもできる。本
発明において使用に適する硝酸は、典型的には、約50
%〜約100%、好ましくは約70%の範囲の濃度を有
する。一般には、硝酸の量は、使用された出発ポリオキ
シアルキレンポリオール組成物のモル基準で、約5モル
%〜約1000モル%の範囲である。硝酸は典型的には
他の反応体の全てが加えられた後に、反応混合物に加え
られる。
酸、発煙硝酸又はアルカリ金属ニトリットと鉱酸の接触
により生成する亜硝酸をいう。硝酸はアルカリ金属ニト
レートと鉱酸の接触により生成させることもできる。本
発明において使用に適する硝酸は、典型的には、約50
%〜約100%、好ましくは約70%の範囲の濃度を有
する。一般には、硝酸の量は、使用された出発ポリオキ
シアルキレンポリオール組成物のモル基準で、約5モル
%〜約1000モル%の範囲である。硝酸は典型的には
他の反応体の全てが加えられた後に、反応混合物に加え
られる。
【0047】好ましい態様においては、酸化剤も反応体
として加えられる。一般に、触媒量のNOx発生化合物
が使用される場合は、酸化剤の添加が好ましいが、化学
量論量のNOx発生化合物が使用される場合は、酸化剤
は不必要である。本発明で使用するのに適した酸化剤
は、硝酸の存在下に安定なフリーラジカル酸化窒素をオ
キソアンモニウム塩へ酸化しうる化合物である。適当な
酸化剤としては酸素含有ガス、例えば純粋な酸素及び空
気中の酸素がある。純粋な酸素は所望の転化率を達成す
るために好ましいが、該酸素は不活性ガス、例えば窒
素、ヘリウム、アルゴン、又はその他の類似ガスで希釈
することもできる。空気が酸化剤として使用される場合
は、反応速度がややゆっくりである。反応速度を増加さ
せるには、以下に記載の所望の圧力に反応容器内の圧力
を維持するために、高いO2流速が望ましい。好ましい
態様においては、純粋な酸素が酸化剤として使用され、
酸素は反応溶液中にバブル又はインジェクトされる。
として加えられる。一般に、触媒量のNOx発生化合物
が使用される場合は、酸化剤の添加が好ましいが、化学
量論量のNOx発生化合物が使用される場合は、酸化剤
は不必要である。本発明で使用するのに適した酸化剤
は、硝酸の存在下に安定なフリーラジカル酸化窒素をオ
キソアンモニウム塩へ酸化しうる化合物である。適当な
酸化剤としては酸素含有ガス、例えば純粋な酸素及び空
気中の酸素がある。純粋な酸素は所望の転化率を達成す
るために好ましいが、該酸素は不活性ガス、例えば窒
素、ヘリウム、アルゴン、又はその他の類似ガスで希釈
することもできる。空気が酸化剤として使用される場合
は、反応速度がややゆっくりである。反応速度を増加さ
せるには、以下に記載の所望の圧力に反応容器内の圧力
を維持するために、高いO2流速が望ましい。好ましい
態様においては、純粋な酸素が酸化剤として使用され、
酸素は反応溶液中にバブル又はインジェクトされる。
【0048】反応は溶剤の存在下に行うことが好まし
い。分子量がポリオキシアルキレンポリオール組成物が
固体又は粘稠な液体であるような場合は、固体又は高粘
稠アルコキシアルカノール反応体が可溶である溶剤が加
えられるべきである。ポリオキシアルキレンポリオール
組成物が常温で液体である場合は、ポリオキシアルキレ
ンポリオール組成物はそのまま酸化することができる。
い。分子量がポリオキシアルキレンポリオール組成物が
固体又は粘稠な液体であるような場合は、固体又は高粘
稠アルコキシアルカノール反応体が可溶である溶剤が加
えられるべきである。ポリオキシアルキレンポリオール
組成物が常温で液体である場合は、ポリオキシアルキレ
ンポリオール組成物はそのまま酸化することができる。
【0049】好ましい溶剤は、ポリオキシアルキレンポ
リオール組成物が可溶であり且つ触媒の分解温度以上で
沸騰するものである。低沸点溶剤を使用することができ
るが、反応容器は高い圧力を掛けなければならない。一
つの態様においては、溶剤は70℃以上、より好ましく
は80℃以上、最も好ましくは90℃以上で沸騰する。
他の態様においては、好ましい溶剤は、触媒の素早い分
解及び失活を助けるために、転化温度より高い温度で触
媒の活性を化学的に妨害する。このような溶剤の適当な
例としては水及びテトラメチルアンモニウムヒドロオキ
シドがあり、好ましくは水である。
リオール組成物が可溶であり且つ触媒の分解温度以上で
沸騰するものである。低沸点溶剤を使用することができ
るが、反応容器は高い圧力を掛けなければならない。一
つの態様においては、溶剤は70℃以上、より好ましく
は80℃以上、最も好ましくは90℃以上で沸騰する。
他の態様においては、好ましい溶剤は、触媒の素早い分
解及び失活を助けるために、転化温度より高い温度で触
媒の活性を化学的に妨害する。このような溶剤の適当な
例としては水及びテトラメチルアンモニウムヒドロオキ
シドがあり、好ましくは水である。
【0050】水は化学的及び物理的見地から他の揮発性
溶剤以上に好ましい。例えば、4−OH置換フリーラジ
カル酸化窒素は、水の存在で四塩化炭素中よりも速く化
学的に分解する。水は多くの他のクロル化溶剤又は揮発
性溶剤よりも、水の沸点が高いので、より安定である。
反応器利用性を高め且つ反応生時間を短くするために、
より高い温度で酸化反応を行うことが望ましい。温度が
触媒を分解させるのに十分に高められる前に反応の終局
で除去される溶剤を必要とするので、低沸点溶剤は適度
の反応器圧力で高い温度で反応させることができない。
溶剤として水を用いると、水溶剤の除去前に、温度は酸
化反応温度以上であるが水の沸点以下に高めることがで
き、それにより溶剤を最初に除去する必要なしに触媒が
素早く分解及び失活する。
溶剤以上に好ましい。例えば、4−OH置換フリーラジ
カル酸化窒素は、水の存在で四塩化炭素中よりも速く化
学的に分解する。水は多くの他のクロル化溶剤又は揮発
性溶剤よりも、水の沸点が高いので、より安定である。
反応器利用性を高め且つ反応生時間を短くするために、
より高い温度で酸化反応を行うことが望ましい。温度が
触媒を分解させるのに十分に高められる前に反応の終局
で除去される溶剤を必要とするので、低沸点溶剤は適度
の反応器圧力で高い温度で反応させることができない。
溶剤として水を用いると、水溶剤の除去前に、温度は酸
化反応温度以上であるが水の沸点以下に高めることがで
き、それにより溶剤を最初に除去する必要なしに触媒が
素早く分解及び失活する。
【0051】場合により、他の慣用溶剤を好ましい溶剤
と組み合わせて、又は好ましい溶剤に代えて使用するこ
ともできる。これらのものとしては、ジクロロメタン、
アセトニトリル、ターシャリーブチルアルコールグライ
ム、四塩化炭素、モノグライム、及びそれらの混合物が
ある。しかしながら、反応は少なくとも溶剤として水の
存在下に行うことが好ましい。
と組み合わせて、又は好ましい溶剤に代えて使用するこ
ともできる。これらのものとしては、ジクロロメタン、
アセトニトリル、ターシャリーブチルアルコールグライ
ム、四塩化炭素、モノグライム、及びそれらの混合物が
ある。しかしながら、反応は少なくとも溶剤として水の
存在下に行うことが好ましい。
【0052】溶剤とポリオキシアルキレンポリオール組
成物反応体の重量割合は、典型的には約1:1〜約1:
100、好ましくは約1:1〜約1:10の範囲であ
る。
成物反応体の重量割合は、典型的には約1:1〜約1:
100、好ましくは約1:1〜約1:10の範囲であ
る。
【0053】好ましい態様においては、溶剤は約1:1
〜約1:100の範囲の水と他の溶剤の重量割合で水を
含有するが、溶剤としてより好ましくは水単独で使用さ
れる。反応に使用される全ての成分基準での水の量は2
重量%〜20重量%、より好ましくは5重量%〜15重
量%の範囲である。溶剤として加えられる水は、製造過
程からの硝酸中に存在しうる水の量を含まない。
〜約1:100の範囲の水と他の溶剤の重量割合で水を
含有するが、溶剤としてより好ましくは水単独で使用さ
れる。反応に使用される全ての成分基準での水の量は2
重量%〜20重量%、より好ましくは5重量%〜15重
量%の範囲である。溶剤として加えられる水は、製造過
程からの硝酸中に存在しうる水の量を含まない。
【0054】本発明の方法で使用される反応体の量及び
濃度は幅広い範囲で変えることができる。安定なフリー
ラジカル酸化窒素の量は、典型的には出発ポリオキシア
ルキレンポリオール組成物のモル数に基づいて、約1モ
ル%〜約500モル%、好ましくは約20モル%〜約2
00モル%の範囲である。一般に、使用されるNOx発
生化合物、例えば硝酸の量は、出発ポリオキシアルキレ
ンポリオール組成物のモル数に基づいて、約5モル%〜
約1000モル%、好ましくは約40モル%〜約400
モル%の範囲である。
濃度は幅広い範囲で変えることができる。安定なフリー
ラジカル酸化窒素の量は、典型的には出発ポリオキシア
ルキレンポリオール組成物のモル数に基づいて、約1モ
ル%〜約500モル%、好ましくは約20モル%〜約2
00モル%の範囲である。一般に、使用されるNOx発
生化合物、例えば硝酸の量は、出発ポリオキシアルキレ
ンポリオール組成物のモル数に基づいて、約5モル%〜
約1000モル%、好ましくは約40モル%〜約400
モル%の範囲である。
【0055】本発明の方法は、典型的にはマイルドな条
件下で行われ、約0℃から触媒の失活(及び分解)温度
以下の範囲の温度を使用して良好な結果が得られる。触
媒の失活温度は通常フリーラジカル酸化窒素の製造者か
ら知られ、反応条件下でのその分解温度は製造者によっ
て特定された分解条件から計算することができる。ま
た、触媒の失活温度は、反応器中でヒドロキシル基から
カルボニル基への転化の割合が1%以下に減少する採用
反応条件下で,温度として測定することができる。失活
温度は±3℃以内で測定することができる。例えば、ポ
リアルキレンポリオール組成物中のヒドロキシル基の6
5%が55℃、55psigでカルボキシル末端に転化され
たら、触媒の失活温度は最低の温度又は温度の狭い帯域
中の最低点であり、そこで、ヒドロキシル基の1%未満
がカルボキシル基に転化され、いかに多くの時間である
にもかかわらず反応が進行する。触媒の全モルへの熱の
移動が殆どの反応器中で直ぐでも均一でもないので、失
活温度は一般に温度の狭い帯域として実験的に検出され
る。
件下で行われ、約0℃から触媒の失活(及び分解)温度
以下の範囲の温度を使用して良好な結果が得られる。触
媒の失活温度は通常フリーラジカル酸化窒素の製造者か
ら知られ、反応条件下でのその分解温度は製造者によっ
て特定された分解条件から計算することができる。ま
た、触媒の失活温度は、反応器中でヒドロキシル基から
カルボニル基への転化の割合が1%以下に減少する採用
反応条件下で,温度として測定することができる。失活
温度は±3℃以内で測定することができる。例えば、ポ
リアルキレンポリオール組成物中のヒドロキシル基の6
5%が55℃、55psigでカルボキシル末端に転化され
たら、触媒の失活温度は最低の温度又は温度の狭い帯域
中の最低点であり、そこで、ヒドロキシル基の1%未満
がカルボキシル基に転化され、いかに多くの時間である
にもかかわらず反応が進行する。触媒の全モルへの熱の
移動が殆どの反応器中で直ぐでも均一でもないので、失
活温度は一般に温度の狭い帯域として実験的に検出され
る。
【0056】好ましくは、転化反応は20℃から60℃
未満、より好ましくは約40℃から60℃未満、最も好
ましくは50℃から57℃の範囲の温度で行われる。
未満、より好ましくは約40℃から60℃未満、最も好
ましくは50℃から57℃の範囲の温度で行われる。
【0057】反応圧力は決定的な条件ではないが、高い
圧力が反応速度を増加させる望ましい結果をもたらす。
圧力はほぼ大気圧から約100psigまで、より好ましく
は20psigから70psigまで、最も好ましくは40psig
から60psigまでの範囲である。一態様においては、反
応は50psigから57psigの範囲の圧力下に行われる。
圧力が反応速度を増加させる望ましい結果をもたらす。
圧力はほぼ大気圧から約100psigまで、より好ましく
は20psigから70psigまで、最も好ましくは40psig
から60psigまでの範囲である。一態様においては、反
応は50psigから57psigの範囲の圧力下に行われる。
【0058】ポリオキシアルキレンポリオール組成物は
所望の転化度に有効な時間、反応を受ける。時間には制
限はないが、短い時間内に所望の度合いに部分転化が行
われることが望ましい。本発明の方法においては、60
%〜95%のポリオキシアルキレンポリオール組成物は
3時間以内、より好ましくは1〜2時間で有利に転化さ
せることができる。この短い反応時間は、触媒の分解温
度より高い沸点を有する溶剤、例えば水の存在下に容器
中の反応温度及び圧力を増大させることにより可能にす
ることができる。
所望の転化度に有効な時間、反応を受ける。時間には制
限はないが、短い時間内に所望の度合いに部分転化が行
われることが望ましい。本発明の方法においては、60
%〜95%のポリオキシアルキレンポリオール組成物は
3時間以内、より好ましくは1〜2時間で有利に転化さ
せることができる。この短い反応時間は、触媒の分解温
度より高い沸点を有する溶剤、例えば水の存在下に容器
中の反応温度及び圧力を増大させることにより可能にす
ることができる。
【0059】ポリオキシアルキレンポリオール組成物の
部分転化を完結させるために、触媒を失活させて、転化
反応の継続を防止しなければならない。従って、空気又
は酸素流を止め、温度を触媒の失活温度又はそれ以上に
上げ、NOx発生源を存在する溶剤、例えば水と共によ
り高い温度でストリップする。慣用の蒸留技術のよう
な、NOx発生源及び任意の溶剤を除去するために利用
可能な手段はいずれも適している。ポリオキシアルキレ
ンポリオール組成物がより高い温度で鎖切断反応を受け
るのを防止するために、NOx発生源及び溶剤のストリ
ッピングは減圧、例えば2mmHg〜14mmHgで行うことが
好ましい。これらの工程の各々は同時に、又は順に行う
ことができる。安全性を考慮して、先ず空気又は酸素を
止め、ついで温度を上げ且つ圧力を下げて、触媒の失活
及びストリッピング操作を同時に行うことが好ましい。
部分転化を完結させるために、触媒を失活させて、転化
反応の継続を防止しなければならない。従って、空気又
は酸素流を止め、温度を触媒の失活温度又はそれ以上に
上げ、NOx発生源を存在する溶剤、例えば水と共によ
り高い温度でストリップする。慣用の蒸留技術のよう
な、NOx発生源及び任意の溶剤を除去するために利用
可能な手段はいずれも適している。ポリオキシアルキレ
ンポリオール組成物がより高い温度で鎖切断反応を受け
るのを防止するために、NOx発生源及び溶剤のストリ
ッピングは減圧、例えば2mmHg〜14mmHgで行うことが
好ましい。これらの工程の各々は同時に、又は順に行う
ことができる。安全性を考慮して、先ず空気又は酸素を
止め、ついで温度を上げ且つ圧力を下げて、触媒の失活
及びストリッピング操作を同時に行うことが好ましい。
【0060】本発明の態様においては、 a)ポリオキシアルキレンポリオールと下記式を有する
安定なフリーラジカル酸化窒素及びNOx発生源、及び
場合により水を接触させる;
安定なフリーラジカル酸化窒素及びNOx発生源、及び
場合により水を接触させる;
【0061】
【化20】
【0062】b)フリーラジカル酸化窒素の失活温度よ
り低い温度で、空気又は酸素流の存在下にポリオキシア
ルキレンポリオール組成物を転化させる;および c)空気又は酸素流を停止すること及び温度を少なくと
もフリーラジカル酸化窒素の失活温度に上げることによ
り転化を完了させる;ことにより、60%〜95%のポ
リオキシアルキレンポリオール組成物を転化させること
を特徴とする、ポリカルボン酸組成物の製造方法が提供
される。
り低い温度で、空気又は酸素流の存在下にポリオキシア
ルキレンポリオール組成物を転化させる;および c)空気又は酸素流を停止すること及び温度を少なくと
もフリーラジカル酸化窒素の失活温度に上げることによ
り転化を完了させる;ことにより、60%〜95%のポ
リオキシアルキレンポリオール組成物を転化させること
を特徴とする、ポリカルボン酸組成物の製造方法が提供
される。
【0063】工程b)は60℃以下で、工程c)は60
℃より高い温度で行わわれることが好ましい。より好ま
しくは、転化は水の存在下に行われ、水及びNOx発生
源は蒸留により工程c)で除去される。
℃より高い温度で行わわれることが好ましい。より好ま
しくは、転化は水の存在下に行われ、水及びNOx発生
源は蒸留により工程c)で除去される。
【0064】転化を完結させるためには、この態様での
温度は上げられ、そして好ましい安定なフリーラジカル
触媒を分解及び失活させるのに十分であろう15分から
2時間の期間、60℃以上、好ましくは70℃〜110
℃の範囲に維持される。より好ましくは、温度は上げら
れ、そして0.5〜1.5時間、転化反応に使用された
圧力より低い圧力、好ましくは2mmHg〜14mmHgで、8
0℃〜100℃の範囲に維持される。
温度は上げられ、そして好ましい安定なフリーラジカル
触媒を分解及び失活させるのに十分であろう15分から
2時間の期間、60℃以上、好ましくは70℃〜110
℃の範囲に維持される。より好ましくは、温度は上げら
れ、そして0.5〜1.5時間、転化反応に使用された
圧力より低い圧力、好ましくは2mmHg〜14mmHgで、8
0℃〜100℃の範囲に維持される。
【0065】温度が上げられ、そしてNOx発生源及び
任意の溶剤が除去されるときは、工程b)での転化反応
は工程c)で多少は続けることができるものと理解すべ
きである。本発明の方法では触媒を素早く失活させる
が、触媒分子の全てが分解されてしまうまで、転化反応
は加熱サイクル中に少し続けることができる。最終生成
物であるポリカルボン酸組成物は60%〜95%のポリ
オキシアルキレンポリオール組成物が転化された反応生
成物である。
任意の溶剤が除去されるときは、工程b)での転化反応
は工程c)で多少は続けることができるものと理解すべ
きである。本発明の方法では触媒を素早く失活させる
が、触媒分子の全てが分解されてしまうまで、転化反応
は加熱サイクル中に少し続けることができる。最終生成
物であるポリカルボン酸組成物は60%〜95%のポリ
オキシアルキレンポリオール組成物が転化された反応生
成物である。
【0066】本発明の方法は、適当な混合を達成するた
めに攪拌機付反応器又は公知の接触手法を用いて、バッ
チ式でも、連続でも実施することができる。好ましい反
応条件、例えば温度、圧力、流速などは、使用される特
定の酸化窒素及び酸化窒素の濃度により、多少変る。
めに攪拌機付反応器又は公知の接触手法を用いて、バッ
チ式でも、連続でも実施することができる。好ましい反
応条件、例えば温度、圧力、流速などは、使用される特
定の酸化窒素及び酸化窒素の濃度により、多少変る。
【0067】本発明の方法は種々の手法で実施すること
ができる。例えば、ポリオキシアルキレンポリオール組
成物及び安定なフリーラジカル酸化窒素を反応器に加
え、ついで硝酸のようなNOx発生源を添加し、ついで
反応物に空気又は酸素流を注入する。ポリオキシアルキ
レンポリオール組成物は、そのまま反応器へ加えるか、
又は反応器中で適当な溶剤に溶解させるか、又は適当な
溶剤に予備溶解させ、そして溶解したポリオキシアルキ
レンポリオール組成物を反応器に加えることができる。
転化が完了したら、ポリカルボン酸組成物は反応器から
除去され、将来の使用のために単離されるか、又は他の
添加される反応体とさらに反応させるために反応器中に
残されるか、又は他の反応体との反応を行うために転化
反応器から第2の反応器へポンプ輸送或いは移動し、転
化反応器を供給される新しいポリオキシアルキレンポリ
オール組成物とさらに転化反応を行うために利用しうる
ようにさせる。
ができる。例えば、ポリオキシアルキレンポリオール組
成物及び安定なフリーラジカル酸化窒素を反応器に加
え、ついで硝酸のようなNOx発生源を添加し、ついで
反応物に空気又は酸素流を注入する。ポリオキシアルキ
レンポリオール組成物は、そのまま反応器へ加えるか、
又は反応器中で適当な溶剤に溶解させるか、又は適当な
溶剤に予備溶解させ、そして溶解したポリオキシアルキ
レンポリオール組成物を反応器に加えることができる。
転化が完了したら、ポリカルボン酸組成物は反応器から
除去され、将来の使用のために単離されるか、又は他の
添加される反応体とさらに反応させるために反応器中に
残されるか、又は他の反応体との反応を行うために転化
反応器から第2の反応器へポンプ輸送或いは移動し、転
化反応器を供給される新しいポリオキシアルキレンポリ
オール組成物とさらに転化反応を行うために利用しうる
ようにさせる。
【0068】望むならば、ポリカルボン酸組成物は数々
の慣用手段、例えば水洗、溶剤抽出、又は還元剤による
脱色により精製することができる。
の慣用手段、例えば水洗、溶剤抽出、又は還元剤による
脱色により精製することができる。
【0069】部分転化反応が完結したら、得られたポリ
カルボン酸組成物はその意図する目的に使用することが
できる。一つの態様においては、ポリカルボン酸組成物
はポリアミン化合物と反応させてアミドアミン組成物を
造り、ついでエポキシ樹脂と反応させて水分散エポキシ
樹脂界面活性剤組成物が造られる。
カルボン酸組成物はその意図する目的に使用することが
できる。一つの態様においては、ポリカルボン酸組成物
はポリアミン化合物と反応させてアミドアミン組成物を
造り、ついでエポキシ樹脂と反応させて水分散エポキシ
樹脂界面活性剤組成物が造られる。
【0070】従って、下記a)、b)及びc)を含有す
るエポキシ樹脂の水性分散液が提供される: a)水; b)分子当り0.8より多いエポキシ官能基を有する少
なくとも1種のエポキシ樹脂;及び c)下記構造を有するアミドアミンの1種又はその組み
合せを、樹脂の乳化を与えるのに有効な量で、分子当り
0.8より多いエポキシ官能基を有する少なくとも1種
のエポキシ樹脂と、少なくとも1:2、好ましくは1:
6から1:500のアミン対エポキシ当量比で反応させ
ることにより製造される、エポキシ樹脂の重量当り0.
1〜20重量%の少なくとも1種のエポキシ−官能性界
面活性剤:
るエポキシ樹脂の水性分散液が提供される: a)水; b)分子当り0.8より多いエポキシ官能基を有する少
なくとも1種のエポキシ樹脂;及び c)下記構造を有するアミドアミンの1種又はその組み
合せを、樹脂の乳化を与えるのに有効な量で、分子当り
0.8より多いエポキシ官能基を有する少なくとも1種
のエポキシ樹脂と、少なくとも1:2、好ましくは1:
6から1:500のアミン対エポキシ当量比で反応させ
ることにより製造される、エポキシ樹脂の重量当り0.
1〜20重量%の少なくとも1種のエポキシ−官能性界
面活性剤:
【0071】
【化21】
【0072】(I):(II)の重量比は100:0から
0:100の範囲であり、(I):(III)の重量比は1
00:0から0:100の範囲であり、(II):(II
I)の重量比は100:0から0:100の範囲であ
る。
0:100の範囲であり、(I):(III)の重量比は1
00:0から0:100の範囲であり、(II):(II
I)の重量比は100:0から0:100の範囲であ
る。
【0073】ある種のエポキシ官能性界面活性剤を用い
ることにより、良好な保存寿命及び取り扱い特性を有す
る、通常1μ未満の平均粒度有する有効な水性エポキシ
分散液を形成することができる。これらの分散液は安定
でり、適当な期間、一定の粘度及びエポキシ官能性を保
持している。これらの分散液は、これらの界面活性剤を
使用することにより、高い転相温度及び高い樹脂濃度で
得ることができ、短い調製時間、非常に容易な取り扱い
及び高い貯蔵安定性を生ずる。
ることにより、良好な保存寿命及び取り扱い特性を有す
る、通常1μ未満の平均粒度有する有効な水性エポキシ
分散液を形成することができる。これらの分散液は安定
でり、適当な期間、一定の粘度及びエポキシ官能性を保
持している。これらの分散液は、これらの界面活性剤を
使用することにより、高い転相温度及び高い樹脂濃度で
得ることができ、短い調製時間、非常に容易な取り扱い
及び高い貯蔵安定性を生ずる。
【0074】[エポキシ−官能性界面活性剤]有用なエ
ポキシ−官能性界面活性剤は、上記式の少なくとも1種
のアミドアミンと分子当り0.8より多いエポキシ官能
基を有する少なくとも1種のエポキシ樹脂との反応によ
り製造することができる。エポキシ−官能性アミドアミ
ン界面活性剤は1700〜40000の範囲の、好まし
くは20000の分子量を有することが好ましい。好ま
しい態様においては、n+o:mの比は100:1〜5
5:45の範囲である。
ポキシ−官能性界面活性剤は、上記式の少なくとも1種
のアミドアミンと分子当り0.8より多いエポキシ官能
基を有する少なくとも1種のエポキシ樹脂との反応によ
り製造することができる。エポキシ−官能性アミドアミ
ン界面活性剤は1700〜40000の範囲の、好まし
くは20000の分子量を有することが好ましい。好ま
しい態様においては、n+o:mの比は100:1〜5
5:45の範囲である。
【0075】式(I)において、mは0〜70の実数、
n及びoは独立して5〜395の実数であることが好ま
しい。式(II)において、mは0〜70の実数、nは5
〜395の実数、及びoは0〜400、より好ましくは
20〜380の実数であることが好ましい。式(III)
において、mは0〜70の実数、nは0〜395の実
数、及びoは0〜400、より好ましくは20〜380
の実数であることが好ましい。上記式(I)、(II)及
び(III)の全てにおいて、n+oは樹脂の乳化を与え
るのに有効な量の実数でなければならず、典型的には少
なくとも15、好ましくは少なくとも35である。一つ
の態様においては、mはゼロである。
n及びoは独立して5〜395の実数であることが好ま
しい。式(II)において、mは0〜70の実数、nは5
〜395の実数、及びoは0〜400、より好ましくは
20〜380の実数であることが好ましい。式(III)
において、mは0〜70の実数、nは0〜395の実
数、及びoは0〜400、より好ましくは20〜380
の実数であることが好ましい。上記式(I)、(II)及
び(III)の全てにおいて、n+oは樹脂の乳化を与え
るのに有効な量の実数でなければならず、典型的には少
なくとも15、好ましくは少なくとも35である。一つ
の態様においては、mはゼロである。
【0076】一つの態様においては、界面活性剤は、構
造(I)及び(II)のアミドアミンを99:1から1:
99、好ましくは20:80から80:20の範囲の
(I):(II)の重量比で、少なくとも1種のエポキシ
樹脂と反応させることにより製造することができる。他
の態様においては、界面活性剤は、構造(II)及び(II
I)のアミドアミンを99:1から1:99、好ましく
は20:80から80:20の範囲の(II):(III)
の重量比で、少なくとも1種のエポキシ樹脂と反応させ
ることにより製造することができる。さらに他の態様に
おいては、界面活性剤は、構造(I)及び(III)のアミ
ドアミンを99:1から1:99、好ましくは20:8
0から80:20の範囲の(I):(III)の重量比で、
少なくとも1種のエポキシ樹脂と反応させることにより
製造することができる。さらに、界面活性剤は、構造
(I)、(II)及び(III)のアミドアミンを4〜98%
重量の(I)、1〜95重量%の(II)及び1〜95重
量%の(III)の量でエポキシ樹脂と反応させることに
より製造することができる。
造(I)及び(II)のアミドアミンを99:1から1:
99、好ましくは20:80から80:20の範囲の
(I):(II)の重量比で、少なくとも1種のエポキシ
樹脂と反応させることにより製造することができる。他
の態様においては、界面活性剤は、構造(II)及び(II
I)のアミドアミンを99:1から1:99、好ましく
は20:80から80:20の範囲の(II):(III)
の重量比で、少なくとも1種のエポキシ樹脂と反応させ
ることにより製造することができる。さらに他の態様に
おいては、界面活性剤は、構造(I)及び(III)のアミ
ドアミンを99:1から1:99、好ましくは20:8
0から80:20の範囲の(I):(III)の重量比で、
少なくとも1種のエポキシ樹脂と反応させることにより
製造することができる。さらに、界面活性剤は、構造
(I)、(II)及び(III)のアミドアミンを4〜98%
重量の(I)、1〜95重量%の(II)及び1〜95重
量%の(III)の量でエポキシ樹脂と反応させることに
より製造することができる。
【0077】アミドアミンはアミノ基及びエポキシド基
を反応させるのに有効な条件下でエポキシ樹脂と接触さ
せる。典型的には、アミンとエポキシの当量比は少なく
とも1:2、好ましくは1:6から1:500、より好
ましくは1:6から1:30の範囲である。反応は、典
型的には常温からアミノ基及びエポキシド基を反応させ
るのに十分に高められた温度、好ましくは50℃〜15
0℃の範囲で、反応生成物が生ずるのに十分な時間、実
施される。反応の進行はモニターすることができ、反応
混合物のアミン当量及びエポキシ当量を測定することに
より所望の生成物の生成を狙うことができる。一般に、
反応混合物は添加されたアミン当量に等しいエポキシ当
量が消費されるまで、一般に1時間以上加熱される。
を反応させるのに有効な条件下でエポキシ樹脂と接触さ
せる。典型的には、アミンとエポキシの当量比は少なく
とも1:2、好ましくは1:6から1:500、より好
ましくは1:6から1:30の範囲である。反応は、典
型的には常温からアミノ基及びエポキシド基を反応させ
るのに十分に高められた温度、好ましくは50℃〜15
0℃の範囲で、反応生成物が生ずるのに十分な時間、実
施される。反応の進行はモニターすることができ、反応
混合物のアミン当量及びエポキシ当量を測定することに
より所望の生成物の生成を狙うことができる。一般に、
反応混合物は添加されたアミン当量に等しいエポキシ当
量が消費されるまで、一般に1時間以上加熱される。
【0078】2個以上のエポキシ樹脂をアミドアミンと
反応させることができる。例えば、アミドアミンは先ず
モノエポキシド樹脂と反応させ、ついでジエポキシ樹脂
と反応させるか、又はジエポキシ樹脂と反応させ、つい
でモノエポキシドと反応させることができる。他の例で
は、エポキシ樹脂はノボラックエポキシ樹脂及びジエポ
キシ樹脂と段階的に又は同時に反応させることができ
る。
反応させることができる。例えば、アミドアミンは先ず
モノエポキシド樹脂と反応させ、ついでジエポキシ樹脂
と反応させるか、又はジエポキシ樹脂と反応させ、つい
でモノエポキシドと反応させることができる。他の例で
は、エポキシ樹脂はノボラックエポキシ樹脂及びジエポ
キシ樹脂と段階的に又は同時に反応させることができ
る。
【0079】望むならば、界面活性剤は反応混合物から
回収するか、又はその場(in-situ)で造ることができ
る。所望のエポキシ樹脂成分中でその場で界面活性剤を
調製するためには、アミドアミンは所望のエポキシ樹脂
成分中で反応させることができる。その場での調製法
は、アミドアミンと反応したエポキシ樹脂の残部(疎水
性部分)が分散された大部分のエポキシ樹脂と同じであ
るエポキシ−官能性アミドアミン界面活性剤を与えるこ
とが好ましい。界面活性剤からの疎水性部分が大部分の
エポキシ樹脂のIRスペクトルと同じスペクトルを有す
る場合は、エポキシ樹脂の残部(疎水性部分)は大部分
のエポキシ樹脂と同じである。界面活性剤が回収された
とき、アミンとエポキシの当量比は1:30から1:6
の範囲であることが好ましい。
回収するか、又はその場(in-situ)で造ることができ
る。所望のエポキシ樹脂成分中でその場で界面活性剤を
調製するためには、アミドアミンは所望のエポキシ樹脂
成分中で反応させることができる。その場での調製法
は、アミドアミンと反応したエポキシ樹脂の残部(疎水
性部分)が分散された大部分のエポキシ樹脂と同じであ
るエポキシ−官能性アミドアミン界面活性剤を与えるこ
とが好ましい。界面活性剤からの疎水性部分が大部分の
エポキシ樹脂のIRスペクトルと同じスペクトルを有す
る場合は、エポキシ樹脂の残部(疎水性部分)は大部分
のエポキシ樹脂と同じである。界面活性剤が回収された
とき、アミンとエポキシの当量比は1:30から1:6
の範囲であることが好ましい。
【0080】その場での調製法では、エポキシ樹脂は未
反応のエポキシ樹脂成分及び界面活性剤付加物を与える
のに十分な量を存在させるべきである。さらに、先のエ
ポキシ樹脂中にその場調製した界面活性剤を与えるため
に、アミドアミンはジエポキシ樹脂の混合物、例えば2
価フェノールのジグリシジルエーテル及び2価フェノー
ル中で、前進反応(advancement reaction)中に反応さ
せるか、又は前進反応後に樹脂中で反応させる。前進反
応においては、一般にジエポキシ樹脂及び2価フェノー
ルは7.5:1から1.1:1のモル比で促進触媒の存
在下に反応させ、エポキシ価当り225〜3500の重
量を有する前進反応エポキシ樹脂が製造される。典型的
には、エポキシ樹脂、又はエポキシ樹脂及びフェノール
化合物当り0.1〜15重量%のアミドアミンが使用さ
れる。アミドアミンは、前進生成物が分離され又はその
ままである前進反応後に加えることが好ましい。
反応のエポキシ樹脂成分及び界面活性剤付加物を与える
のに十分な量を存在させるべきである。さらに、先のエ
ポキシ樹脂中にその場調製した界面活性剤を与えるため
に、アミドアミンはジエポキシ樹脂の混合物、例えば2
価フェノールのジグリシジルエーテル及び2価フェノー
ル中で、前進反応(advancement reaction)中に反応さ
せるか、又は前進反応後に樹脂中で反応させる。前進反
応においては、一般にジエポキシ樹脂及び2価フェノー
ルは7.5:1から1.1:1のモル比で促進触媒の存
在下に反応させ、エポキシ価当り225〜3500の重
量を有する前進反応エポキシ樹脂が製造される。典型的
には、エポキシ樹脂、又はエポキシ樹脂及びフェノール
化合物当り0.1〜15重量%のアミドアミンが使用さ
れる。アミドアミンは、前進生成物が分離され又はその
ままである前進反応後に加えることが好ましい。
【0081】好ましいアミドアミンは、下記式を有する
1種以上の化合物を含有するポリカルボン酸組成物と1
級アミン化合物とを反応させることにより調製される:
1種以上の化合物を含有するポリカルボン酸組成物と1
級アミン化合物とを反応させることにより調製される:
【0082】
【化22】
【0083】好ましいアミドアミンの一態様は、ポリア
ミン化合物を、下記式を有する酸末端ポリアルキレング
リコールメチルエーテルを含有するポリカルボン酸組成
物及び少なくとも1種のジアミンと、6:1から25:
1のアミンと酸当量比で、反応させることにより調製さ
れる:
ミン化合物を、下記式を有する酸末端ポリアルキレング
リコールメチルエーテルを含有するポリカルボン酸組成
物及び少なくとも1種のジアミンと、6:1から25:
1のアミンと酸当量比で、反応させることにより調製さ
れる:
【0084】
【化23】
【0085】好ましいジアミンは次式を有する: H2N−R2−NH2 (VIII) (R2は上記定義と同じ) 適当なジアミンの例としては、例えばm−キシリレンジ
アミン、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、2
−メチル−1,5−ペンタンジアミン、1−エチル−
1,3−プロパンジアミン、エチレンジアミン、ジエチ
レントリアミン、テトラエチレンテトラミン、ポリオキ
シ−プロピレンジアミン、2,2(4),4−トリメチ
ル−1,6−ヘキサンジアミン、イソホロンジアミン、
2,4(6)−トルエンジアミン、1,6−ヘキサンジ
アミン及び1,2−ジアミノシクロヘキサンがある。
アミン、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、2
−メチル−1,5−ペンタンジアミン、1−エチル−
1,3−プロパンジアミン、エチレンジアミン、ジエチ
レントリアミン、テトラエチレンテトラミン、ポリオキ
シ−プロピレンジアミン、2,2(4),4−トリメチ
ル−1,6−ヘキサンジアミン、イソホロンジアミン、
2,4(6)−トルエンジアミン、1,6−ヘキサンジ
アミン及び1,2−ジアミノシクロヘキサンがある。
【0086】ポリカルボン酸組成物は上記のようにポリ
オキシアルキレンポリオール組成物の部分酸化により製
造することができる。
オキシアルキレンポリオール組成物の部分酸化により製
造することができる。
【0087】界面活性剤の調製に使用されるエポキシ樹
脂は、好ましくは平均で分子当り0.8より多いエポキ
シ基、ある用途では好ましくは分子当り少なくとも1.
5から、好ましくは6.5までのエポキシ基の1,2−
エポキシ当量(官能度)を有する反応性エポキシ樹脂の
いずれであることもできる。エポキシ樹脂は、飽和又は
不飽和、線状又は分岐状、脂肪族、脂環式、芳香族又は
複素環式であることができ、カルボン酸との反応を実質
的に妨害しない置換基を有することができる。このよう
な置換基としては臭素又は弗素がある。これらは低分子
又は高分子、液体又は固体であることができるが、室温
で液体又は低融点固体であることが好ましい。適当なエ
ポキシ樹脂としては、エピクロロヒドリンと少なくとも
1.5の芳香族ヒドロキル基を有する化合物との反応を
アルカリ反応条件下で実施することにより製造されるグ
リシジルエーテルがある。本発明での使用に適する他の
エポキシ樹脂としては、モノエポキシド、2価OH化合
物のジグリシジルエーテル、エポキシノボラック及び脂
環式エポキシがある。一般に、エポキシ樹脂は変化する
数の繰り返し単位を有する化合物の分布を有する。さら
に、エポキシ樹脂はエポキシ樹脂の混合物であることが
できる。このような態様においては、エポキシ樹脂は、
モノエポキシド樹脂及びジ−及び/又は多官能性エポキ
シ樹脂、好ましくは0.7〜1.3の官能度を有するエ
ポキシ樹脂及び少なくとも1.5、好ましくは少なくと
も1.7、より好ましくは1.8〜2.5の官能度を有
するエポキシ樹脂を含有する。混合物はアミドアミンに
添加され又はそれと段階的に又は同時に反応させること
ができる。
脂は、好ましくは平均で分子当り0.8より多いエポキ
シ基、ある用途では好ましくは分子当り少なくとも1.
5から、好ましくは6.5までのエポキシ基の1,2−
エポキシ当量(官能度)を有する反応性エポキシ樹脂の
いずれであることもできる。エポキシ樹脂は、飽和又は
不飽和、線状又は分岐状、脂肪族、脂環式、芳香族又は
複素環式であることができ、カルボン酸との反応を実質
的に妨害しない置換基を有することができる。このよう
な置換基としては臭素又は弗素がある。これらは低分子
又は高分子、液体又は固体であることができるが、室温
で液体又は低融点固体であることが好ましい。適当なエ
ポキシ樹脂としては、エピクロロヒドリンと少なくとも
1.5の芳香族ヒドロキル基を有する化合物との反応を
アルカリ反応条件下で実施することにより製造されるグ
リシジルエーテルがある。本発明での使用に適する他の
エポキシ樹脂としては、モノエポキシド、2価OH化合
物のジグリシジルエーテル、エポキシノボラック及び脂
環式エポキシがある。一般に、エポキシ樹脂は変化する
数の繰り返し単位を有する化合物の分布を有する。さら
に、エポキシ樹脂はエポキシ樹脂の混合物であることが
できる。このような態様においては、エポキシ樹脂は、
モノエポキシド樹脂及びジ−及び/又は多官能性エポキ
シ樹脂、好ましくは0.7〜1.3の官能度を有するエ
ポキシ樹脂及び少なくとも1.5、好ましくは少なくと
も1.7、より好ましくは1.8〜2.5の官能度を有
するエポキシ樹脂を含有する。混合物はアミドアミンに
添加され又はそれと段階的に又は同時に反応させること
ができる。
【0088】好ましいエポキシ樹脂としては下記式で表
わされるものがあるが、これらに限定されない:
わされるものがあるが、これらに限定されない:
【0089】
【化24】
【0090】
【化25】
【0091】用語「脂肪族」又は「脂環式」は骨格に酸
素及び/又は硫黄原子を有する化合物を含む。例えば、
R4は下記式を有する2価の脂環式基であることができ
る:
素及び/又は硫黄原子を有する化合物を含む。例えば、
R4は下記式を有する2価の脂環式基であることができ
る:
【0092】
【化26】
【0093】好ましくは、エポキシ樹脂は2官能性エポ
キシ樹脂、例えば2価フェノールのジグリシジルエーテ
ル、水素化2価フェノールのジグリシジルエーテル、脂
肪族グリシジルエーテル、エポキシノボラック又は脂環
式エポキシである。
キシ樹脂、例えば2価フェノールのジグリシジルエーテ
ル、水素化2価フェノールのジグリシジルエーテル、脂
肪族グリシジルエーテル、エポキシノボラック又は脂環
式エポキシである。
【0094】2価フェノールのジグリシジルエーテル
は、例えばアルカリの存在下にエピハロヒドリンを2価
フェノールと反応させることにより製造することができ
る。適当な2価フェノールの例としては、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン[ビスフェノール
A];2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−t−ブチル
フェニル)プロパン;1,1−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)エタン;1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)イソブタン;ビス(2−ヒドロキシ−1−ナフチ
ル)メタン;1,5−ジヒドロキシナフタレン;1,1
−ビス(4−ヒドロキシ−3−アルキルフェニル)エタ
ンなどがある。適当な2価フェノールはフェノールとホ
ルムアルデヒドのようなアルデヒドとの反応から得るこ
ともできる(ビスフェノール F)。2価フェノールの
ジグリシジルエーテルは、上記の2価フェノールのジグ
リシジルエーテルとビスフェノールAのような2価フェ
ノールとの前進生成物を包含する。これらは米国特許第
3,477,990号及び米国特許第4,734,468号に記載されてい
る。
は、例えばアルカリの存在下にエピハロヒドリンを2価
フェノールと反応させることにより製造することができ
る。適当な2価フェノールの例としては、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン[ビスフェノール
A];2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−t−ブチル
フェニル)プロパン;1,1−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)エタン;1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)イソブタン;ビス(2−ヒドロキシ−1−ナフチ
ル)メタン;1,5−ジヒドロキシナフタレン;1,1
−ビス(4−ヒドロキシ−3−アルキルフェニル)エタ
ンなどがある。適当な2価フェノールはフェノールとホ
ルムアルデヒドのようなアルデヒドとの反応から得るこ
ともできる(ビスフェノール F)。2価フェノールの
ジグリシジルエーテルは、上記の2価フェノールのジグ
リシジルエーテルとビスフェノールAのような2価フェ
ノールとの前進生成物を包含する。これらは米国特許第
3,477,990号及び米国特許第4,734,468号に記載されてい
る。
【0095】水素化2価フェノールのジグリシジルエー
テルは、例えば2価フェノールの水素化、ルイス酸触媒
の存在下にエピハロヒドリンによるグリシジル化、つい
で水酸化ナトリウムとの反応によるグリシジルエーテル
の形成により、製造することができる。適当な2価フェ
ノールは上記されている。
テルは、例えば2価フェノールの水素化、ルイス酸触媒
の存在下にエピハロヒドリンによるグリシジル化、つい
で水酸化ナトリウムとの反応によるグリシジルエーテル
の形成により、製造することができる。適当な2価フェ
ノールは上記されている。
【0096】脂肪族グリシジルエーテルは、例えばルイ
ス酸触媒の存在下にエピハロヒドリンと脂肪族ジオール
を反応させ、ついで水酸化ナトリウムとの反応によるハ
ロヒドリン中間体のグリシジルエーテルへの転化によ
り、製造することができる。好ましい脂肪族グリシジル
エーテルの例としては、下記式に相当するものがある:
ス酸触媒の存在下にエピハロヒドリンと脂肪族ジオール
を反応させ、ついで水酸化ナトリウムとの反応によるハ
ロヒドリン中間体のグリシジルエーテルへの転化によ
り、製造することができる。好ましい脂肪族グリシジル
エーテルの例としては、下記式に相当するものがある:
【0097】
【化27】
【0098】適当な脂肪族グリシジルエーテルの例とし
ては、例えば1、4−ブタンジオール、ネオペンチルグ
リコール、シクロヘキサンジメタノール、ヘキサンジオ
ール、プロピレングリコールのようなジオール、及びグ
リコールのジグリシジルエーテル;及びトリメチロール
エタン及びトリメチロールプロパンのトリグリシジルエ
ーテルがある。
ては、例えば1、4−ブタンジオール、ネオペンチルグ
リコール、シクロヘキサンジメタノール、ヘキサンジオ
ール、プロピレングリコールのようなジオール、及びグ
リコールのジグリシジルエーテル;及びトリメチロール
エタン及びトリメチロールプロパンのトリグリシジルエ
ーテルがある。
【0099】適当なモノエポキシドの例としては、例え
ばフェノール、t−ブチルフェノール、クレゾール、ノ
ニルフェノール、及び脂肪族アルコールのグリシジルエ
ーテルがある。他の適当なエポキシドとしては、グリシ
ジル化モノ酸、及びα−オレフィン及びグリシドキシア
ルキルアルコキシシランから形成されるエポキシドがあ
る。
ばフェノール、t−ブチルフェノール、クレゾール、ノ
ニルフェノール、及び脂肪族アルコールのグリシジルエ
ーテルがある。他の適当なエポキシドとしては、グリシ
ジル化モノ酸、及びα−オレフィン及びグリシドキシア
ルキルアルコキシシランから形成されるエポキシドがあ
る。
【0100】エポキシノボラックは、ホルムアルデヒド
とフェノールの縮合、アルカリの存在下にエピハロヒド
リンの反応によるグリシジル化により、製造することが
できる。フェノールは、例えばフェノール、クレゾー
ル、ノニルフェノール、及びt−ブチルフェノールであ
ることができる。好ましいノボラックの例としては、下
記式に相当するものがある:
とフェノールの縮合、アルカリの存在下にエピハロヒド
リンの反応によるグリシジル化により、製造することが
できる。フェノールは、例えばフェノール、クレゾー
ル、ノニルフェノール、及びt−ブチルフェノールであ
ることができる。好ましいノボラックの例としては、下
記式に相当するものがある:
【0101】
【化28】
【0102】エポキシノボラックは一般に、グリシジル
化されたフェノキシメチレン単位rを変数とする分布を
有する。一般に、該単位の数値は統計的平均、そして分
布のピークに最も近い値である。
化されたフェノキシメチレン単位rを変数とする分布を
有する。一般に、該単位の数値は統計的平均、そして分
布のピークに最も近い値である。
【0103】脂環式エポキシは、1つより多いオレフィ
ン性結合を有するシクロアルケン含有化合物を過酢酸で
エポキシ化することにより製造することができる。好ま
しい脂環式エポキシドの例としては、下記式に相当する
ものがある:
ン性結合を有するシクロアルケン含有化合物を過酢酸で
エポキシ化することにより製造することができる。好ま
しい脂環式エポキシドの例としては、下記式に相当する
ものがある:
【0104】
【化29】
【0105】脂環式エポキシの例としては、例えば3,4-
エポキシシクロ−ヘキサメチル-(3,4-エポキシ)シク
ロヘキサンカルボキシレート、ジシクロ脂肪族ジエーテ
ルジエポキシ[2-(3,4-エポキシ)シクロヘキシル−5,
5−スピロ(3,4-エポキシ)-シクロヘキシル-m-ジオキ
サン]、ビス(3,4-エポキシ-シクロヘキシルメチル)
アジペート、ビス(3,4-エポキシ-シクロヘキシル)ア
ジペート及びビニルシクロヘキセンジオキシド[4-(1,
2-エポキシエチル)-1,2-エポキシシクロヘキサン]が
ある。脂環式エポキシとしては下記式の化合物がある:
エポキシシクロ−ヘキサメチル-(3,4-エポキシ)シク
ロヘキサンカルボキシレート、ジシクロ脂肪族ジエーテ
ルジエポキシ[2-(3,4-エポキシ)シクロヘキシル−5,
5−スピロ(3,4-エポキシ)-シクロヘキシル-m-ジオキ
サン]、ビス(3,4-エポキシ-シクロヘキシルメチル)
アジペート、ビス(3,4-エポキシ-シクロヘキシル)ア
ジペート及びビニルシクロヘキセンジオキシド[4-(1,
2-エポキシエチル)-1,2-エポキシシクロヘキサン]が
ある。脂環式エポキシとしては下記式の化合物がある:
【0106】
【化30】
【0107】好ましいエポキシ樹脂の市販例としては、
例えばEPON樹脂DPL−862、828、826、
825、1001、1002、EPONEX樹脂151
0、HELOXY変性剤32、62、63、64、6
5、67、68、71、107、116、EPON樹脂
DPS155、EPON樹脂HPT1050、及びCA
RDURA樹脂E-10(これらは全てシェル化学社か
ら入手可能)およびユニオンカーバイド社のエポシキ樹
脂ERL-4221、-4289、-4299、-4234
及び-4206がある。
例えばEPON樹脂DPL−862、828、826、
825、1001、1002、EPONEX樹脂151
0、HELOXY変性剤32、62、63、64、6
5、67、68、71、107、116、EPON樹脂
DPS155、EPON樹脂HPT1050、及びCA
RDURA樹脂E-10(これらは全てシェル化学社か
ら入手可能)およびユニオンカーバイド社のエポシキ樹
脂ERL-4221、-4289、-4299、-4234
及び-4206がある。
【0108】親水性アミドアミンは、アミン基及びエポ
キシ基と反応させるため及びエポキシ−官能性ポリエー
テルを製造するために有効な条件下で、疎水性エポキシ
樹脂と接触される。
キシ基と反応させるため及びエポキシ−官能性ポリエー
テルを製造するために有効な条件下で、疎水性エポキシ
樹脂と接触される。
【0109】[エポキシ樹脂成分]エポキシ樹脂成分
は、分子当り0.8より多い、好ましくは少なくとも
1.2、好ましくは多くとも6.5のエポキシ官能基を
有するエポキシ樹脂のいずれであることもできる。これ
らのエポキシ樹脂は界面活性剤の調製の使用のために上
記したものを包含する。適当なエポキシ樹脂としては、
エピクロロヒドリンと平均で1より多いヒドロキシル基
を有する化合物との反応をアルカリ反応条件下で行うこ
とにより製造されるグリシジルエーテルがある。本発明
での使用に適するエポキシ樹脂の例としては、上記のエ
ポキシ樹脂に加えて、ポリカルボン酸のポリグリシジル
エステル、及びグリシジルメタクリレート含有アクリル
樹脂がある。ポリカルボン酸のポリグリシジルエステル
については下記する。
は、分子当り0.8より多い、好ましくは少なくとも
1.2、好ましくは多くとも6.5のエポキシ官能基を
有するエポキシ樹脂のいずれであることもできる。これ
らのエポキシ樹脂は界面活性剤の調製の使用のために上
記したものを包含する。適当なエポキシ樹脂としては、
エピクロロヒドリンと平均で1より多いヒドロキシル基
を有する化合物との反応をアルカリ反応条件下で行うこ
とにより製造されるグリシジルエーテルがある。本発明
での使用に適するエポキシ樹脂の例としては、上記のエ
ポキシ樹脂に加えて、ポリカルボン酸のポリグリシジル
エステル、及びグリシジルメタクリレート含有アクリル
樹脂がある。ポリカルボン酸のポリグリシジルエステル
については下記する。
【0110】[水性エポキシ分散液]塗料用途に有用な
本発明の典型的な水性分散液において、エポキシ樹脂成
分(b)の量は、全分散液当り20重量%〜75重量
%、好ましくは55重量%〜65重量%である。一般
に、a)水及びb)分子当り0.8より多いエポキシ官
能基を有するエポキシ樹脂は、エポキシ樹脂当り0.1
好ましくは0.5、最も好ましくは1から20、最も好
ましくは6までの上記の少なくとも1種のエポキシ-官
能性アミドアミン界面活性剤c)の存在下に、水中油型
エマルジョンを与えるのに有効な条件下で混合される。
1種以上のエポキシ−官能性アミドアミン界面活性剤を
使用することができる。場合により、該界面活性剤と共
に、共界面活性剤を使用することもできる。分散液はア
セトンを含有することが好ましい。分散液はアセトン及
び少なくとも1種の非揮発性疎水性液状樹脂又は樹脂変
性剤を含有することがより好ましい。アセトンは、ゼ
ロ、存在させるならば、好ましくは全水性分散液の0.
5%、より好ましくは1%から好ましくは5%まで、よ
り好ましくは3%までの量である。非揮発性疎水性液状
樹脂又は樹脂変性剤は、成分b)及びc)の総量当り、
ゼロ、存在させるならば、好ましくは全水性分散液の1
%から10%まで、好ましくは25%までの量である。
本発明は好ましくは2μ未満、より好ましくは1μ未満
の平均粒度を有する安定な水性分散液を与えることがわ
かった。
本発明の典型的な水性分散液において、エポキシ樹脂成
分(b)の量は、全分散液当り20重量%〜75重量
%、好ましくは55重量%〜65重量%である。一般
に、a)水及びb)分子当り0.8より多いエポキシ官
能基を有するエポキシ樹脂は、エポキシ樹脂当り0.1
好ましくは0.5、最も好ましくは1から20、最も好
ましくは6までの上記の少なくとも1種のエポキシ-官
能性アミドアミン界面活性剤c)の存在下に、水中油型
エマルジョンを与えるのに有効な条件下で混合される。
1種以上のエポキシ−官能性アミドアミン界面活性剤を
使用することができる。場合により、該界面活性剤と共
に、共界面活性剤を使用することもできる。分散液はア
セトンを含有することが好ましい。分散液はアセトン及
び少なくとも1種の非揮発性疎水性液状樹脂又は樹脂変
性剤を含有することがより好ましい。アセトンは、ゼ
ロ、存在させるならば、好ましくは全水性分散液の0.
5%、より好ましくは1%から好ましくは5%まで、よ
り好ましくは3%までの量である。非揮発性疎水性液状
樹脂又は樹脂変性剤は、成分b)及びc)の総量当り、
ゼロ、存在させるならば、好ましくは全水性分散液の1
%から10%まで、好ましくは25%までの量である。
本発明は好ましくは2μ未満、より好ましくは1μ未満
の平均粒度を有する安定な水性分散液を与えることがわ
かった。
【0111】疎水性液状樹脂又は樹脂変性剤は、そのま
ま又は疎水性液、例えばキシレン又はブタノール溶液中
で、室温で液状で、流動性の非揮発性疎水性化合物のい
ずれであることもできる。物質はASTM D 2369-93
又はASTM D 3960-93による定義に合致する場合は
非揮発性である。塗料組成物のためには、疎水性液状樹
脂又は樹脂変性剤は、塗料組成物中で硬化剤、例えばア
ミン硬化剤と適合性(例えば耐食性又は高光沢性などを
減少させない)がなければならない。好ましい疎水性液
状樹脂又は樹脂変性剤としては、例えば脂肪族モノグリ
シジルエーテル、尿素ホルムアルデヒド樹脂又は脂肪族
モノグリシジルエステルがある。好ましい疎水性液状樹
脂又は樹脂変性剤は、例えば、シェル化学社から入手可
能なHELOXY 7 変性剤(C8−C10アルキルグリ
シジルエーテル)、HELOXY 9変性剤(C10−C11
アルキルグリシジルエーテル)、及びCytec Industries
Inc.からのBEETLE 216-10樹脂(アルキル化尿素
ホルムアルデヒド高固溶体)であることができる。
ま又は疎水性液、例えばキシレン又はブタノール溶液中
で、室温で液状で、流動性の非揮発性疎水性化合物のい
ずれであることもできる。物質はASTM D 2369-93
又はASTM D 3960-93による定義に合致する場合は
非揮発性である。塗料組成物のためには、疎水性液状樹
脂又は樹脂変性剤は、塗料組成物中で硬化剤、例えばア
ミン硬化剤と適合性(例えば耐食性又は高光沢性などを
減少させない)がなければならない。好ましい疎水性液
状樹脂又は樹脂変性剤としては、例えば脂肪族モノグリ
シジルエーテル、尿素ホルムアルデヒド樹脂又は脂肪族
モノグリシジルエステルがある。好ましい疎水性液状樹
脂又は樹脂変性剤は、例えば、シェル化学社から入手可
能なHELOXY 7 変性剤(C8−C10アルキルグリ
シジルエーテル)、HELOXY 9変性剤(C10−C11
アルキルグリシジルエーテル)、及びCytec Industries
Inc.からのBEETLE 216-10樹脂(アルキル化尿素
ホルムアルデヒド高固溶体)であることができる。
【0112】これらの分散液は、界面活性剤及び水を分
散させるべきエポキシ樹脂に加えることにより、又は上
記したように界面活性剤をその場で製造することによ
り、造ることができる。これらの分散液はエポキシ樹脂
をアミドアミン先駆体及び水に加えることにより造るこ
とができる。界面活性剤は、アミドアミンとエポキシ樹
脂の反応に有効な温度で、アミドアミン先駆体をエポキ
シ樹脂に加えることにより、又は前記したように前進反
応前又は中にアミドアミン先駆体を2官能性エポキシ樹
脂及び2価フェノールに加えることにより、その場で造
ることができる。
散させるべきエポキシ樹脂に加えることにより、又は上
記したように界面活性剤をその場で製造することによ
り、造ることができる。これらの分散液はエポキシ樹脂
をアミドアミン先駆体及び水に加えることにより造るこ
とができる。界面活性剤は、アミドアミンとエポキシ樹
脂の反応に有効な温度で、アミドアミン先駆体をエポキ
シ樹脂に加えることにより、又は前記したように前進反
応前又は中にアミドアミン先駆体を2官能性エポキシ樹
脂及び2価フェノールに加えることにより、その場で造
ることができる。
【0113】本発明のエポキシ樹脂塗料組成物は他の添
加剤、例えばエラストマー、安定剤、増量剤、可塑剤、
顔料、顔料ペースト、抗酸化剤、レベリング剤、増粘
剤、消泡剤、及び/又は共溶剤、湿潤剤、共界面活性
剤、反応性希釈剤、充填剤、触媒などを含有することが
できる。水性分散液は反応性希釈剤としてモノエポキシ
ド希釈剤を含有することができる。
加剤、例えばエラストマー、安定剤、増量剤、可塑剤、
顔料、顔料ペースト、抗酸化剤、レベリング剤、増粘
剤、消泡剤、及び/又は共溶剤、湿潤剤、共界面活性
剤、反応性希釈剤、充填剤、触媒などを含有することが
できる。水性分散液は反応性希釈剤としてモノエポキシ
ド希釈剤を含有することができる。
【0114】好ましいモノエポキシド希釈剤は、水不混
和性グリシジル化C8-20脂肪族アルコール、C11-18ア
ルキルフェノールグリシジルエーテル、又はグリシジル
化バーサチック酸を含有するものである。モノエポキシ
ド成分は脂肪族又は芳香族構造、並びにハロゲン、硫
黄、燐、及びヘテロ原子のような他のものを含有するこ
とができる。反応性希釈剤は、例えばエポキシ化された
不飽和炭化水素、例えばデセン及びシクロヘキセン;2
−エチルヘキサノール、ドデカノール及びエイコサノー
ルのような1価アルコールのグリシジルエーテル;ヘキ
サン酸のようなモノカルボン酸のグリシジルエステル;
グリシダルデヒドのアセタール;などであることができ
る。好ましい反応性希釈剤は1価C8-14脂肪族アルコー
ルのグリシジルエーテルである。
和性グリシジル化C8-20脂肪族アルコール、C11-18ア
ルキルフェノールグリシジルエーテル、又はグリシジル
化バーサチック酸を含有するものである。モノエポキシ
ド成分は脂肪族又は芳香族構造、並びにハロゲン、硫
黄、燐、及びヘテロ原子のような他のものを含有するこ
とができる。反応性希釈剤は、例えばエポキシ化された
不飽和炭化水素、例えばデセン及びシクロヘキセン;2
−エチルヘキサノール、ドデカノール及びエイコサノー
ルのような1価アルコールのグリシジルエーテル;ヘキ
サン酸のようなモノカルボン酸のグリシジルエステル;
グリシダルデヒドのアセタール;などであることができ
る。好ましい反応性希釈剤は1価C8-14脂肪族アルコー
ルのグリシジルエーテルである。
【0115】有用な塗料組成物はアミン−官能性エポキ
シ樹脂硬化剤を上記の水性エポキシ樹脂分散液と混合す
ることにより得ることができる。
シ樹脂硬化剤を上記の水性エポキシ樹脂分散液と混合す
ることにより得ることができる。
【0116】[硬化剤]エポキシ樹脂硬化剤は水性溶液
中に分散されたエポキシ樹脂を硬化(又は架橋)させる
のに有効な硬化剤のいずれであることもできる。これら
の硬化剤は一般に水混和性(即ち、希釈可能及び/又は
分散可能)である。分散液への使用に適する硬化剤は、
エポキシ樹脂と共に典型的に使用される硬化剤、例えば
脂肪族、芳香脂肪族及び芳香族アミン、ポリアミド、ア
ミドアミン及びエポキシ−アミン付加物を包含する。こ
れらは、その調製に使用される出発物質の性質に依存し
て、水とは様々な程度の混和性を示す。多くの場合、水
混和性及び乳化性の実行又は改良のために、酢酸、プロ
ピオン酸などによる部分イオン化が必要とされる。
中に分散されたエポキシ樹脂を硬化(又は架橋)させる
のに有効な硬化剤のいずれであることもできる。これら
の硬化剤は一般に水混和性(即ち、希釈可能及び/又は
分散可能)である。分散液への使用に適する硬化剤は、
エポキシ樹脂と共に典型的に使用される硬化剤、例えば
脂肪族、芳香脂肪族及び芳香族アミン、ポリアミド、ア
ミドアミン及びエポキシ−アミン付加物を包含する。こ
れらは、その調製に使用される出発物質の性質に依存し
て、水とは様々な程度の混和性を示す。多くの場合、水
混和性及び乳化性の実行又は改良のために、酢酸、プロ
ピオン酸などによる部分イオン化が必要とされる。
【0117】室温又は低温での硬化のためには、1:
0.75から1:1.5のエポキシド当量:アミン水素
当量比を一般に使用することが好ましい。適当なポリア
ルキレンアミン硬化剤は水に溶解性又は分散性であり且
つ分子当り2より多い活性水素原子を有するものであ
り、例えばジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、テトラエチレンペンタミンなどである。他の適当
な硬化剤としては、例え2,2,4-及び/又は2,4,4-トリメ
チルヘキサメチレンジアミン、1,6-ヘキサンジアミン、
1-エチル-1,3-プロパンジアミン、2,2,(4)4-トリメチル
-1,6-ヘキサンジアミン、ビス(3-アミノプロピル)ピペ
ラジン、N-アミノエチルピペラジン、N,N-ビス(3-アミ
ノプロピル)エチレンジアミン、2,(4)6-トルエンジアミ
ン、及び脂環式アミン、例えば1,2-ジアミノ-4-エチル
シクロヘキシルメタン、1,4-ジアミノ-3,6-ジエチルシ
クロヘキサン、1,2-ジアミノシクロヘキサン、1,4-ジア
ミノ-3,6-ジエチルシクロヘキサン、1-シクロヘキシル-
3,4-ジアミノシクロヘキサン、イソホロンジアミン、ノ
ルボランジアミン、4,4’-ジアミノジシクロヘキシルメ
タン、4,4’-ジアミノジシクロヘキシルエタン、4,4’-
ジアミノジシクロヘキシルプロパンメタン、2,2-ビス(4
-アミノシクロヘキシル)プロパン、3,3’-ジメチル-4,
4’-ジアミノジシクロヘキシルメタン、3-アミノ-1-シ
クロヘキサン-アミノプロパン、1,3-及び1,4-ビス(ア
ミノメチル)シクロヘキサンがある。芳香脂肪族アミン
としては、特にアミノ基が脂肪族ラジカルに存在するア
ミン、例えばm-及びp-キシリレンジアミン又はそれらの
水素化生成物が使用される。アミンは単独でも、混合物
としても使用することができる。
0.75から1:1.5のエポキシド当量:アミン水素
当量比を一般に使用することが好ましい。適当なポリア
ルキレンアミン硬化剤は水に溶解性又は分散性であり且
つ分子当り2より多い活性水素原子を有するものであ
り、例えばジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、テトラエチレンペンタミンなどである。他の適当
な硬化剤としては、例え2,2,4-及び/又は2,4,4-トリメ
チルヘキサメチレンジアミン、1,6-ヘキサンジアミン、
1-エチル-1,3-プロパンジアミン、2,2,(4)4-トリメチル
-1,6-ヘキサンジアミン、ビス(3-アミノプロピル)ピペ
ラジン、N-アミノエチルピペラジン、N,N-ビス(3-アミ
ノプロピル)エチレンジアミン、2,(4)6-トルエンジアミ
ン、及び脂環式アミン、例えば1,2-ジアミノ-4-エチル
シクロヘキシルメタン、1,4-ジアミノ-3,6-ジエチルシ
クロヘキサン、1,2-ジアミノシクロヘキサン、1,4-ジア
ミノ-3,6-ジエチルシクロヘキサン、1-シクロヘキシル-
3,4-ジアミノシクロヘキサン、イソホロンジアミン、ノ
ルボランジアミン、4,4’-ジアミノジシクロヘキシルメ
タン、4,4’-ジアミノジシクロヘキシルエタン、4,4’-
ジアミノジシクロヘキシルプロパンメタン、2,2-ビス(4
-アミノシクロヘキシル)プロパン、3,3’-ジメチル-4,
4’-ジアミノジシクロヘキシルメタン、3-アミノ-1-シ
クロヘキサン-アミノプロパン、1,3-及び1,4-ビス(ア
ミノメチル)シクロヘキサンがある。芳香脂肪族アミン
としては、特にアミノ基が脂肪族ラジカルに存在するア
ミン、例えばm-及びp-キシリレンジアミン又はそれらの
水素化生成物が使用される。アミンは単独でも、混合物
としても使用することができる。
【0118】適当なアミン−エポキシド付加物は、例え
ば、ジアミン、例えばエチレンジアミン、ジエチレント
リアミン、トリエチレンテトラミン、m-キシリレンジア
ミン、及び/又はビス(アミノメチル)シクロヘキサンと
末端エポキシド、例えば上記した多価フェノールのポリ
グリシジルエーテルとの反応生成物である。
ば、ジアミン、例えばエチレンジアミン、ジエチレント
リアミン、トリエチレンテトラミン、m-キシリレンジア
ミン、及び/又はビス(アミノメチル)シクロヘキサンと
末端エポキシド、例えば上記した多価フェノールのポリ
グリシジルエーテルとの反応生成物である。
【0119】ポリアミドアミン硬化剤は、例えばポリア
ミンと二量化脂肪酸のようなポリカルボン酸の反応によ
り得ることができる。上記のポリアミンと共に、190
〜2000の分子量を有する水溶性ポリオキシプロピレ
ンジアミン、及びドイツ特許公告第2,332,177号及びヨ
ーロッパ特許第0,000,605号に記載されているような水
分散容易な硬化剤、例えば変性アミン付加物を使用する
ことが好ましい。塗料を完全に硬化させるためには、こ
れらの分散液から得られる塗料は高温で、好ましくは5
0℃〜120℃の温度で30〜120分間加熱すること
ができる。
ミンと二量化脂肪酸のようなポリカルボン酸の反応によ
り得ることができる。上記のポリアミンと共に、190
〜2000の分子量を有する水溶性ポリオキシプロピレ
ンジアミン、及びドイツ特許公告第2,332,177号及びヨ
ーロッパ特許第0,000,605号に記載されているような水
分散容易な硬化剤、例えば変性アミン付加物を使用する
ことが好ましい。塗料を完全に硬化させるためには、こ
れらの分散液から得られる塗料は高温で、好ましくは5
0℃〜120℃の温度で30〜120分間加熱すること
ができる。
【0120】高い温度の硬化を適用するには、アミノプ
ラスト樹脂を、例えば700以上の高い当量を有するエ
ポキシ樹脂用の硬化剤として使用することができる。一
般に、エポキシ樹脂とアミノプラスト樹脂を合わせた重
量基準で、5重量%、好ましくは10重量%から40重
量%、好ましくは30重量%までのアミノプラスト樹脂
が使用される。適当なアミノプラスト樹脂は尿素及びメ
ラミンとアルデヒドの反応生成物、ある場合はさらにア
ルコールでエステル化したものである。アミノプラスト
樹脂成分の例は、尿素、エチレン尿素、チオ尿素、メラ
ミン、ベンゾグアナミン及びアセトグアナミンである。
アルデヒドの例としてはホルムアルデヒド、アセトアル
デヒド及びプロピオンアルデヒドがある。アミノプラス
ト樹脂はアルキロール型で使用しうるが、エーテル型
(その際エーテル化剤は1〜8の炭素原子を有する1価
アルコールである)で使用することが好ましい。適当な
アミノプラスト樹脂の例はメチロール尿素、ジメトキシ
-メチロール尿素、ブチル化高分子尿素-ホルムアルデヒ
ド樹脂、ヘキサメトキシメチルメラミン、メチル化高分
子メラミン-ホルムアルデヒド樹脂、及びブチル化高分
子メラミン-ホルムアルデヒド樹脂である。
ラスト樹脂を、例えば700以上の高い当量を有するエ
ポキシ樹脂用の硬化剤として使用することができる。一
般に、エポキシ樹脂とアミノプラスト樹脂を合わせた重
量基準で、5重量%、好ましくは10重量%から40重
量%、好ましくは30重量%までのアミノプラスト樹脂
が使用される。適当なアミノプラスト樹脂は尿素及びメ
ラミンとアルデヒドの反応生成物、ある場合はさらにア
ルコールでエステル化したものである。アミノプラスト
樹脂成分の例は、尿素、エチレン尿素、チオ尿素、メラ
ミン、ベンゾグアナミン及びアセトグアナミンである。
アルデヒドの例としてはホルムアルデヒド、アセトアル
デヒド及びプロピオンアルデヒドがある。アミノプラス
ト樹脂はアルキロール型で使用しうるが、エーテル型
(その際エーテル化剤は1〜8の炭素原子を有する1価
アルコールである)で使用することが好ましい。適当な
アミノプラスト樹脂の例はメチロール尿素、ジメトキシ
-メチロール尿素、ブチル化高分子尿素-ホルムアルデヒ
ド樹脂、ヘキサメトキシメチルメラミン、メチル化高分
子メラミン-ホルムアルデヒド樹脂、及びブチル化高分
子メラミン-ホルムアルデヒド樹脂である。
【0121】水相溶性硬化剤の市販例としては、EPI-CU
RE 8535、8536、8537、8290及び8292 硬化剤(シェル化
学社から入手可能);ANQUAMINE 401、Casamid 360 及
び362硬化剤(エアープロダクツ社)、EPILINK 381及び
DP660硬化剤(アクゾー化学社);Hardner HZ350、Hard
ner 92-113及び92-116(チバガイギー社);BECKOPOX E
H659W、EH623W、VEH2133W硬化剤(ヘキストセラニーズ
社);及びEPOTUF 37-680及び37-681硬化剤(ライヒホ
ールド化学社)がある。
RE 8535、8536、8537、8290及び8292 硬化剤(シェル化
学社から入手可能);ANQUAMINE 401、Casamid 360 及
び362硬化剤(エアープロダクツ社)、EPILINK 381及び
DP660硬化剤(アクゾー化学社);Hardner HZ350、Hard
ner 92-113及び92-116(チバガイギー社);BECKOPOX E
H659W、EH623W、VEH2133W硬化剤(ヘキストセラニーズ
社);及びEPOTUF 37-680及び37-681硬化剤(ライヒホ
ールド化学社)がある。
【0122】硬化可能なエポキシ樹脂組成物は、5℃、
好ましくは20℃から200℃、好ましくは175℃の
範囲の温度で、エポキシ樹脂を硬化させるのに有効な時
間で硬化させることができる。
好ましくは20℃から200℃、好ましくは175℃の
範囲の温度で、エポキシ樹脂を硬化させるのに有効な時
間で硬化させることができる。
【0123】本発明の水性分散液及び上記の硬化剤は、
例えば金属及びセメント構造物のような基材に適用する
ためのペイント及び塗料の成分として役立つ。このよう
なペイント及び塗料を調製するためには、これらの樹脂
は、主に増量剤及び耐蝕性顔料が、そして場合により界
面活性剤、消泡剤、レオロジー変性剤、及びマー及びス
リップ反応剤のような添加剤が、ブレンドされる。これ
らの顔料及び添加剤の選択及び量はペイントの意図する
用途に依存するが、このことは当業者に一般的に認識さ
れている。
例えば金属及びセメント構造物のような基材に適用する
ためのペイント及び塗料の成分として役立つ。このよう
なペイント及び塗料を調製するためには、これらの樹脂
は、主に増量剤及び耐蝕性顔料が、そして場合により界
面活性剤、消泡剤、レオロジー変性剤、及びマー及びス
リップ反応剤のような添加剤が、ブレンドされる。これ
らの顔料及び添加剤の選択及び量はペイントの意図する
用途に依存するが、このことは当業者に一般的に認識さ
れている。
【0124】主顔料の例としては、ルチル二酸化チタ
ン、例えばKRONOS 2160(Kronos,Inc.)及びTI-Pure R-
960 (デュポン社から)、バフ二酸化チタン、赤色酸化
鉄、黄色酸化鉄及びカーボンブラックがある。増量剤顔
料の例は、カルシウムメタシリケート、例えば10ES WOL
LASTOKUP(NYCO Minerals Inc.)、硫酸バリウム、例え
ばSPARMITE (Harcros Pigments Inc.)、及びアルミニ
ウムシリケート、例えばASP170(Englehard Corp.)が
ある。耐食性顔料の例としては、カルシウムストロンチ
ウムホスホシリケート、例えばHALOX SW111(Halox Pig
ments)、亜鉛イオン変性アルミニウムトリホスフェー
ト、例えばK-WHITE 84(Tayca Corp.)及び塩基性アル
ミニウム亜鉛ホスフェート水和物、例えばHEUCOPHOS ZP
A(Heuco Tech.Ltd.)がある。
ン、例えばKRONOS 2160(Kronos,Inc.)及びTI-Pure R-
960 (デュポン社から)、バフ二酸化チタン、赤色酸化
鉄、黄色酸化鉄及びカーボンブラックがある。増量剤顔
料の例は、カルシウムメタシリケート、例えば10ES WOL
LASTOKUP(NYCO Minerals Inc.)、硫酸バリウム、例え
ばSPARMITE (Harcros Pigments Inc.)、及びアルミニ
ウムシリケート、例えばASP170(Englehard Corp.)が
ある。耐食性顔料の例としては、カルシウムストロンチ
ウムホスホシリケート、例えばHALOX SW111(Halox Pig
ments)、亜鉛イオン変性アルミニウムトリホスフェー
ト、例えばK-WHITE 84(Tayca Corp.)及び塩基性アル
ミニウム亜鉛ホスフェート水和物、例えばHEUCOPHOS ZP
A(Heuco Tech.Ltd.)がある。
【0125】顔料及び基材の濡れ性の改良のために、付
加的な界面活性剤を水系エポキシペイント及び塗料に含
有させることができる。このような界面活性剤は典型的
にはノニオン性であり、その例としては、例えばTRITON
X-100及びTRITON X-405(ユニオンカーバイド社)、PL
URONIC F-88(BASF)及びSURFYNOL 104(Air Products
and Chemicals)がある。
加的な界面活性剤を水系エポキシペイント及び塗料に含
有させることができる。このような界面活性剤は典型的
にはノニオン性であり、その例としては、例えばTRITON
X-100及びTRITON X-405(ユニオンカーバイド社)、PL
URONIC F-88(BASF)及びSURFYNOL 104(Air Products
and Chemicals)がある。
【0126】消泡剤及び除泡剤はペイント及び塗料の製
造中の泡の発生を抑える。有用な除泡剤としてはDREWPL
US L-475(Drew Industrial Div.)、DE FO PF-4 Conc
entrate(Ultra Additive)及びBYK 033(BYK-Chemie)
がある。
造中の泡の発生を抑える。有用な除泡剤としてはDREWPL
US L-475(Drew Industrial Div.)、DE FO PF-4 Conc
entrate(Ultra Additive)及びBYK 033(BYK-Chemie)
がある。
【0127】レオロジー添加剤は適切な適用性を得るた
めに使用される。これらは、水系エポキシ塗料に要求さ
れる所望の増粘性及び剪断減粘性を与える3つのタイプ
の添加剤、即ちヒドロキシエチルセルロース、有機的に
変性されたヘクトライトクレー及び会合(assosiativ
e)増粘剤である。NATROSOL 250 MBR及びNATROSOL Plus
(Aqulon)は変性ヒドロキシエチルセルロースの例であ
り、BENTONE LT(RHEOX,Inc.)はヘクトライトクレーの
代表例である。ACRYSOL QR-708(Rohm & Haas Co.)は
しばしば有用な会合増粘剤である。
めに使用される。これらは、水系エポキシ塗料に要求さ
れる所望の増粘性及び剪断減粘性を与える3つのタイプ
の添加剤、即ちヒドロキシエチルセルロース、有機的に
変性されたヘクトライトクレー及び会合(assosiativ
e)増粘剤である。NATROSOL 250 MBR及びNATROSOL Plus
(Aqulon)は変性ヒドロキシエチルセルロースの例であ
り、BENTONE LT(RHEOX,Inc.)はヘクトライトクレーの
代表例である。ACRYSOL QR-708(Rohm & Haas Co.)は
しばしば有用な会合増粘剤である。
【0128】マー及びスリップ剤はスクラビング(scrub
bing)又は少な目の人の往来による摩耗に対する耐久性
を容易に改良する。この点については、ポリジメチルシ
ロキサン及びポリエチレンワックスが使用される。商業
的に入手可能なワックスの例はMICHEMLUBE 182 (MICHE
LMAN, INC.)である。硬化しうるペイント及び塗料組成
物は、ブラシ、スプレー又はロールにより基材へ塗付す
ることができる。本発明の水性分散液は接着剤及び繊維
ザイズ剤の成分としても使用することができる。
bing)又は少な目の人の往来による摩耗に対する耐久性
を容易に改良する。この点については、ポリジメチルシ
ロキサン及びポリエチレンワックスが使用される。商業
的に入手可能なワックスの例はMICHEMLUBE 182 (MICHE
LMAN, INC.)である。硬化しうるペイント及び塗料組成
物は、ブラシ、スプレー又はロールにより基材へ塗付す
ることができる。本発明の水性分散液は接着剤及び繊維
ザイズ剤の成分としても使用することができる。
【0129】本明細書中に与えられた範囲及び限定は、
特に指摘し且つ本発明を明確にクレームするものであ
る。しかしながら、同じか又は実質的に同じ結果を得る
ために、同じか又は実質的に同じ方法で実質的に同じ要
因を実行する他の範囲及び限定は、本明細書に定義した
ような本発明の範囲内であると意図するものであると理
解される。
特に指摘し且つ本発明を明確にクレームするものであ
る。しかしながら、同じか又は実質的に同じ結果を得る
ために、同じか又は実質的に同じ方法で実質的に同じ要
因を実行する他の範囲及び限定は、本明細書に定義した
ような本発明の範囲内であると意図するものであると理
解される。
【0130】本発明の方法についは下記の態様によりさ
らに記述されるが、該態様は説明のためのものであり、
本発明を限定するものと解すべきではない。
らに記述されるが、該態様は説明のためのものであり、
本発明を限定するものと解すべきではない。
【0131】粘度 粘度は、得られた乳化液又は分散液を Brookfield Sync
hro LectricViscometer(Brookfield Engineering Labo
ratories)の手段により測定した。
hro LectricViscometer(Brookfield Engineering Labo
ratories)の手段により測定した。
【0132】粒度 乳化液又は分散液の粒度の測定は、特記しないかぎり、
Brookhaven Bi-DCPParticle Sizer(Brookhaven Instru
ments Corporation)を用いて実行した。Dnは数平均
粒度であり、Dwは重量平均粒度である。全ての粒度デ
ータはミクロンで示されている。
Brookhaven Bi-DCPParticle Sizer(Brookhaven Instru
ments Corporation)を用いて実行した。Dnは数平均
粒度であり、Dwは重量平均粒度である。全ての粒度デ
ータはミクロンで示されている。
【0133】固体% 全ての生成物の固体パーセントは、生成物のサンプル
0.5gをアルミニウム箔上に広げ、被覆された箔を強
制ドラフトオーブン中に入れ、120℃に加熱し、フィ
残渣重量を全重量に配分し、100倍してフィルムの残
渣重量を計ることにより、測定した。
0.5gをアルミニウム箔上に広げ、被覆された箔を強
制ドラフトオーブン中に入れ、120℃に加熱し、フィ
残渣重量を全重量に配分し、100倍してフィルムの残
渣重量を計ることにより、測定した。
【0134】エポキシ当量 全ての生成物のエポキシ当量(WPE又はEEW)は、メチレ
ンクロリドとの共沸蒸留により計量された量のサンプル
を乾燥し、ついで残分を公知の方法で滴定し、固体含量
100%でのWPEを決定するために固体%についての
補正を行うことにより決定された。
ンクロリドとの共沸蒸留により計量された量のサンプル
を乾燥し、ついで残分を公知の方法で滴定し、固体含量
100%でのWPEを決定するために固体%についての
補正を行うことにより決定された。
【0135】
【実施例】実施例1 ポリオキシアルキレンポリオール
組成物のポリカルボン酸組成物への部分転化 この実施例では、出発ポリオキシアルキレンポリオール
組成物(MeOPEG)は約5000の数平均分子量及び約
1.1の平均OH官能度を有するポリ(エチレングリコ
ール)メチルエーテル組成物であり、ポリ(エチレング
リコール)メチルエーテルの名前でAldrichから商業的
に入手可能なものである。
組成物のポリカルボン酸組成物への部分転化 この実施例では、出発ポリオキシアルキレンポリオール
組成物(MeOPEG)は約5000の数平均分子量及び約
1.1の平均OH官能度を有するポリ(エチレングリコ
ール)メチルエーテル組成物であり、ポリ(エチレング
リコール)メチルエーテルの名前でAldrichから商業的
に入手可能なものである。
【0136】200gの水に溶解させた200gの MeO
PEG、0.1gの4-ヒドロキシ-2,2,6,6,-テトラメチル-
ピペリジン-1-オキシル(4-OH-TEMPO)及び10gの7
0%硝酸を、オーバーヘッド攪拌櫂、加熱マントル、熱
電対及び4℃の冷水供給付き凝縮器を備えた1リットル
丸底フラスコに供給した。混合物を加熱し、攪拌し、O
2流をピペットを通して35ml/分の速度で散布した。1
0分以内に、反応は50℃に到達し、その温度で全ての
成分が溶解された。反応温度を8時間にわたり50℃に
保持した。アリコートを除去し、黄色の固体が残るま
で、40℃、30Hgで回転蒸発器で蒸発させた。固体を
粉末に砕き、イソプロピルアルコール中にスラリー化
し、室温で濾過した。残渣は象牙色の固体であり、容易
に細粉末に砕かれた。
PEG、0.1gの4-ヒドロキシ-2,2,6,6,-テトラメチル-
ピペリジン-1-オキシル(4-OH-TEMPO)及び10gの7
0%硝酸を、オーバーヘッド攪拌櫂、加熱マントル、熱
電対及び4℃の冷水供給付き凝縮器を備えた1リットル
丸底フラスコに供給した。混合物を加熱し、攪拌し、O
2流をピペットを通して35ml/分の速度で散布した。1
0分以内に、反応は50℃に到達し、その温度で全ての
成分が溶解された。反応温度を8時間にわたり50℃に
保持した。アリコートを除去し、黄色の固体が残るま
で、40℃、30Hgで回転蒸発器で蒸発させた。固体を
粉末に砕き、イソプロピルアルコール中にスラリー化
し、室温で濾過した。残渣は象牙色の固体であり、容易
に細粉末に砕かれた。
【0137】0.92gの粉末を1.4mlの0.1N Na
OHを滴下して中和した。酸度%24.83%と測定され
た。生成物の炭素−13NMR分析は、酸末端42.
4、メチルエーテル末端36%、エトキシレート末端1
3.1、エステル末端8.5%、アルデヒド、ホルメー
ト及びアセタール末端なし、で測定した。従って、MePE
Gの転化率%は: (42.4+8.5)/(42.4+8.5+13.1)= 79.5% と計算された。得られたカルボキル及び末端基への選択
率は 42.4/(42.4+8.5) = 83.3% であった。
OHを滴下して中和した。酸度%24.83%と測定され
た。生成物の炭素−13NMR分析は、酸末端42.
4、メチルエーテル末端36%、エトキシレート末端1
3.1、エステル末端8.5%、アルデヒド、ホルメー
ト及びアセタール末端なし、で測定した。従って、MePE
Gの転化率%は: (42.4+8.5)/(42.4+8.5+13.1)= 79.5% と計算された。得られたカルボキル及び末端基への選択
率は 42.4/(42.4+8.5) = 83.3% であった。
【0138】この結果は、たとえ反応が8時間の長さで
所望の転化度を超えることなく続けられたとしても、使
用され、水の存在下での反応に結び付けられた4−OH
−TEMPO触媒は、高温での転化の程度を調節するのに有
効であったことを示している。
所望の転化度を超えることなく続けられたとしても、使
用され、水の存在下での反応に結び付けられた4−OH
−TEMPO触媒は、高温での転化の程度を調節するのに有
効であったことを示している。
【0139】実施例2a ポリオキシアルキレンポリオ
ール組成物のポリカルボン酸組成物への部分転化 この実施例では、出発ポリオキシアルキレンポリオール
組成物(PEG)は約4600の数平均分子量及び約2.
0の平均OH官能度を有するポリエチレングリコール組
成物であり、Carbowax 4600の名前でユニオオンカーバ
イド社から商業的に入手可能なものである。
ール組成物のポリカルボン酸組成物への部分転化 この実施例では、出発ポリオキシアルキレンポリオール
組成物(PEG)は約4600の数平均分子量及び約2.
0の平均OH官能度を有するポリエチレングリコール組
成物であり、Carbowax 4600の名前でユニオオンカーバ
イド社から商業的に入手可能なものである。
【0140】15ガロンの反応器に、33.1ポンドの
PEG4600を窒素シール下に供給した。3.7ポンドの
脱イオン水を反応器に供給し、固体のPEG4600が溶解
されるように十分に加熱した。溶解したら、混合物を5
3−54℃に冷却し、その時に0.396ポンドの67
%硝酸溶液をオートクレーブに供給し、ついで0.49
8ポンドの4-OH-TEMPOを供給した。反応器を20psigの
酸素ガスで3回脱気した。ついで、酸素を約900cc/
分で散布して反応器を反応中50−55psigの背圧に維
持した。約200rpmで攪拌を続けた。
PEG4600を窒素シール下に供給した。3.7ポンドの
脱イオン水を反応器に供給し、固体のPEG4600が溶解
されるように十分に加熱した。溶解したら、混合物を5
3−54℃に冷却し、その時に0.396ポンドの67
%硝酸溶液をオートクレーブに供給し、ついで0.49
8ポンドの4-OH-TEMPOを供給した。反応器を20psigの
酸素ガスで3回脱気した。ついで、酸素を約900cc/
分で散布して反応器を反応中50−55psigの背圧に維
持した。約200rpmで攪拌を続けた。
【0141】転化温度を約56℃に1時間40分保持
し、その後酸素供給を切り、分析用にサンプルを取っ
た。つぎの15分間、分析の結果を待ちながら、反応を
56℃、20psigの酸素背圧に保持した。分析の結果は
酸当量が3526であることを示した。酸素供給をさら
に20分間、50−55psigで続け、その後酸素供給を
切り、他のサンプルを分析用に取った。分析に必要な時
間中に、反応温度を、反応器に酸素を供給することな
く、50℃に1時間45分保持した。分析の結果は酸当
量が2842であることを示した。
し、その後酸素供給を切り、分析用にサンプルを取っ
た。つぎの15分間、分析の結果を待ちながら、反応を
56℃、20psigの酸素背圧に保持した。分析の結果は
酸当量が3526であることを示した。酸素供給をさら
に20分間、50−55psigで続け、その後酸素供給を
切り、他のサンプルを分析用に取った。分析に必要な時
間中に、反応温度を、反応器に酸素を供給することな
く、50℃に1時間45分保持した。分析の結果は酸当
量が2842であることを示した。
【0142】オートクレーブ反応物を26〜29mmHgの
範囲の真空下に約5時間にわたり96℃までの温度に加
熱することにより、水及び硝酸を除去しながら反応を失
活させた。カルボン酸組成物反応生成物の最終酸当量
は、0.1Nメタノール性KOH塩基適定から酸価を得るこ
とにより測定したところ 、2663であった。ポリオ
キシアルキレンポリオール組成物の転化率%は86.3
%と算出された。
範囲の真空下に約5時間にわたり96℃までの温度に加
熱することにより、水及び硝酸を除去しながら反応を失
活させた。カルボン酸組成物反応生成物の最終酸当量
は、0.1Nメタノール性KOH塩基適定から酸価を得るこ
とにより測定したところ 、2663であった。ポリオ
キシアルキレンポリオール組成物の転化率%は86.3
%と算出された。
【0143】この結果は短い時間、約2時間内でポリオ
キシアルキレンポリオール組成物の部分転化が成功した
ことを示している。これを、温度を酸化窒素触媒の少な
くとも失活温度に上げることにより、所望の最終限界を
超えでポリオキシアルキレンポリオール組成物を転化さ
せるべく反応を継続させるために酸素供給を停止させ
て、素早く失活反応に従わせた。 この結果は、硝酸及
び反応混合物中に残っている残存酸素の存在により、失
活工程中に僅かな転化が継続したことを示している。し
かしながら、使用された酸化窒素触媒が高温で、特に水
の存在下に、不安定であるので、短い時間内に、転化反
応を素早くクエンチして転化反応が所望の限界を過ぎる
のを防止した。
キシアルキレンポリオール組成物の部分転化が成功した
ことを示している。これを、温度を酸化窒素触媒の少な
くとも失活温度に上げることにより、所望の最終限界を
超えでポリオキシアルキレンポリオール組成物を転化さ
せるべく反応を継続させるために酸素供給を停止させ
て、素早く失活反応に従わせた。 この結果は、硝酸及
び反応混合物中に残っている残存酸素の存在により、失
活工程中に僅かな転化が継続したことを示している。し
かしながら、使用された酸化窒素触媒が高温で、特に水
の存在下に、不安定であるので、短い時間内に、転化反
応を素早くクエンチして転化反応が所望の限界を過ぎる
のを防止した。
【0144】実施例2b: アミドアミンの製造 この実施例は、実施例2aのカルボン酸組成物と1級ア
ミンの反応により造られるアミドアミン界面活性化合物
の調製を記述するものである。
ミンの反応により造られるアミドアミン界面活性化合物
の調製を記述するものである。
【0145】実施例2aのオートクレーブ中のカルボン
酸反応物の内容物をオートクレーブ中に残し、そこに1
3.6ポンドのDytek-A 1級アミン(2-メチル-1,5-ペ
ンタンジアミン)を供給した。内容物を175℃で約
4.25時間反応させ、ついで26〜28mmHgの減
圧、205〜218℃の範囲の温度で約5時間にわたり
窒素散布下に、過剰のアミン及びアミド縮合の水を除去
した。反応生成物は約2800のアミン当量を有してい
た。ついで、約21ポンドの希釈水を反応器に加え、加
熱して63.4%の固体を含有する分散液を調製した。
固体分散液のアミン当量は3095と測定された。
酸反応物の内容物をオートクレーブ中に残し、そこに1
3.6ポンドのDytek-A 1級アミン(2-メチル-1,5-ペ
ンタンジアミン)を供給した。内容物を175℃で約
4.25時間反応させ、ついで26〜28mmHgの減
圧、205〜218℃の範囲の温度で約5時間にわたり
窒素散布下に、過剰のアミン及びアミド縮合の水を除去
した。反応生成物は約2800のアミン当量を有してい
た。ついで、約21ポンドの希釈水を反応器に加え、加
熱して63.4%の固体を含有する分散液を調製した。
固体分散液のアミン当量は3095と測定された。
【0146】実施例2c: アミドアミンの部分キャッ
プ化 実施例2bのオートクレーブ中の反応物に、1.6ポン
ドのCadura E-10 エポキシ(シェル化学社からのグリシ
ジル化ネオデカン酸)を供給し、93℃で約1.25時
間、アミドアミンと反応させた。最終反応生成物は6
4.8%の固体含量及び3368のアミン当量を有して
いた。
プ化 実施例2bのオートクレーブ中の反応物に、1.6ポン
ドのCadura E-10 エポキシ(シェル化学社からのグリシ
ジル化ネオデカン酸)を供給し、93℃で約1.25時
間、アミドアミンと反応させた。最終反応生成物は6
4.8%の固体含量及び3368のアミン当量を有して
いた。
【0147】実施例2d: 水系エポキシ樹脂の製造 690.84gのEPON 828RSエポキシ樹脂、226.0
8gのビスフェノールA 175、及び0.486gのトリ
フェニルホスフィンを、熱電対及び短いアンカーを備え
た2Lの反応容器に装填した。26mmHgの真空下で、窒
素で覆い、反応器の温度を177℃にセットした。エポ
キシ樹脂を進行させるために、温度を約1時間半かけて
193℃〜198℃の間に上げた。エポキシ当量が58
0に達したとき、その後加熱を約98℃に下げ、27.
72gのArcosolv PMを添加した。反応物の温度を11
0℃に下げながら、30分間真空及び窒素流を停止し、そ
の後実施例2cで調製した76.37gの部分キャップ
されたアミドアミンを容器に加えた。反応を約2時間進
行させ、その時間中反応物を98℃に冷却した。
8gのビスフェノールA 175、及び0.486gのトリ
フェニルホスフィンを、熱電対及び短いアンカーを備え
た2Lの反応容器に装填した。26mmHgの真空下で、窒
素で覆い、反応器の温度を177℃にセットした。エポ
キシ樹脂を進行させるために、温度を約1時間半かけて
193℃〜198℃の間に上げた。エポキシ当量が58
0に達したとき、その後加熱を約98℃に下げ、27.
72gのArcosolv PMを添加した。反応物の温度を11
0℃に下げながら、30分間真空及び窒素流を停止し、そ
の後実施例2cで調製した76.37gの部分キャップ
されたアミドアミンを容器に加えた。反応を約2時間進
行させ、その時間中反応物を98℃に冷却した。
【0148】ついで、157.8gの転相水(inversio
n water)を加え、その後18.54gのHeloxy 9 エポ
キシ樹脂(C12−C13アルコールのモノエポキシド;シ
ェル化学社から入手可能)及び31.5gのアセトンを
加えた。反応物をさらに約62℃に冷却した。反応をさ
らに約2時間進行させ、その後250gの希釈水を加え
た。翌日、次のバッチの希釈水150gを加えた。最終
分散液はミルク様白色であり、56.23のN.V.(固
体)%及び約0.9ミクロンの平均粒度を有していた。
n water)を加え、その後18.54gのHeloxy 9 エポ
キシ樹脂(C12−C13アルコールのモノエポキシド;シ
ェル化学社から入手可能)及び31.5gのアセトンを
加えた。反応物をさらに約62℃に冷却した。反応をさ
らに約2時間進行させ、その後250gの希釈水を加え
た。翌日、次のバッチの希釈水150gを加えた。最終
分散液はミルク様白色であり、56.23のN.V.(固
体)%及び約0.9ミクロンの平均粒度を有していた。
【0149】分散液の安定性は約49℃で約2週間オー
ブン中に置いて測定した。最終粘度は10,160 cpsと測定
された。2週間後、粘度は12,360 cpsに変化した。
ブン中に置いて測定した。最終粘度は10,160 cpsと測定
された。2週間後、粘度は12,360 cpsに変化した。
【0150】実施例3:ポリオキシアルキレンポリオー
ル組成物のポリカルボン酸への部分転化 実施例2aの手順を同じ装置で繰り返した。酸素を76
0cc/分の速度で供給し、転化温度を約56℃に、3時
間20分保持した。酸化窒素の失活を実施例2aと同様
の方法で行った。反応の完結後の酸当量は約2623で
あった。ポリオキシアルキレンポリオール組成物の転化
率%は87.6%と算出された。。
ル組成物のポリカルボン酸への部分転化 実施例2aの手順を同じ装置で繰り返した。酸素を76
0cc/分の速度で供給し、転化温度を約56℃に、3時
間20分保持した。酸化窒素の失活を実施例2aと同様
の方法で行った。反応の完結後の酸当量は約2623で
あった。ポリオキシアルキレンポリオール組成物の転化
率%は87.6%と算出された。。
【0151】実施例3b:アミドアミンの製造 実施例2bの手順及び成分を用いて、13.6ポンドの
Dyatec-Aアミンと実施例3aで調製したポリカルボン酸
組成物との反応によりアミドアミンを製造した。アミド
アミンのアミン当量は2483と測定された。水で希釈
して、固体%は63%と測定され、希釈水中のアミドア
ミンを加熱後、アミン当量は2507と測定された。
Dyatec-Aアミンと実施例3aで調製したポリカルボン酸
組成物との反応によりアミドアミンを製造した。アミド
アミンのアミン当量は2483と測定された。水で希釈
して、固体%は63%と測定され、希釈水中のアミドア
ミンを加熱後、アミン当量は2507と測定された。
【0152】実施例3c:アミドアミンの部分キャップ 18ポンドのCardura E-10モノエポキシドを実施例3b
のオートクレーブ反応塊に供給した以外は、実施例2c
の操作を追随した。最終の性質は63.2%固体及び2
797のアミン当量と測定された。
のオートクレーブ反応塊に供給した以外は、実施例2c
の操作を追随した。最終の性質は63.2%固体及び2
797のアミン当量と測定された。
【0153】実施例3d:水系エポキシ樹脂の製造 実施例2dで使用したのと同じ手順及び成分を、71
1.43gのEPON樹脂828RS、225.62gのBPA15
7、0.31gのTPP、28.48gのArcosolv PM、実
施例3cで調製した79.97gの部分キャップアミド
アミン、127.25gの転相水、18.97gのHelo
xy 9樹脂、32.2gのアセトン及び570.6gの希
釈水を使用した。エポキシ当量が532に達するまで熔
融反応を進行させ、その後Arcosolv及び実施例3cの例
の界面活性剤を加えた。
1.43gのEPON樹脂828RS、225.62gのBPA15
7、0.31gのTPP、28.48gのArcosolv PM、実
施例3cで調製した79.97gの部分キャップアミド
アミン、127.25gの転相水、18.97gのHelo
xy 9樹脂、32.2gのアセトン及び570.6gの希
釈水を使用した。エポキシ当量が532に達するまで熔
融反応を進行させ、その後Arcosolv及び実施例3cの例
の界面活性剤を加えた。
【0154】分散液の最終の性質は、56.01%N.V.
(固体)、504.86wpe、5500cps、及び0.5
96ミクロンの平均粒度であった。オーブン中の安定性
試験は1週間後に5500cpsから9660cpsに増加を
示し、その後3週間で10,600cpsに増加した。
(固体)、504.86wpe、5500cps、及び0.5
96ミクロンの平均粒度であった。オーブン中の安定性
試験は1週間後に5500cpsから9660cpsに増加を
示し、その後3週間で10,600cpsに増加した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジミィー・ディ・エルモア アメリカ合衆国、テキサス州、ヒュースト ン、エレクトラ・ドライブ 719 (72)発明者 ハーバート・エリオット・フライド アメリカ合衆国、テキサス州、ヒュースト ン、ハイグローブ・ドライブ 11634 (72)発明者 ペン・チャン・ワン アメリカ合衆国、テキサス州、ヒュースト ン、パインロック・レーン 13603
Claims (24)
- 【請求項1】 NOx発生化合物の存在下に、60%〜
95%のポリオキシアルキレンポリオール組成物を転換
させるのに十分な条件下で、ポリオキシアルキレンポリ
オール組成物を安定なフリーラジカル酸化窒素と反応さ
せることを特徴とするポリカルボン酸組成物の製造方
法。 - 【請求項2】 75%〜90%のポリオキシアルキレン
ポリオール組成物を転化させる請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 80%〜88%のポリオキシアルキレン
ポリオール組成物を転化させる請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 前記フリーラジカル酸化窒素が下記式を
有する請求項1記載の方法: 【化1】 - 【請求項5】 前記フリーラジカル酸化窒素が下記式で
表わされる請求項4記載の方法: 【化2】 - 【請求項6】 R11又はR12が−OHである請求項5記
載の方法。 - 【請求項7】 前記フリーラジカル酸化窒素が下記式で
表わされ且つ80%〜90%のポリオキシアルキレンポ
リオールを転化させる請求項1記載の方法: 【化3】 - 【請求項8】 前記ポリオキシアルキレンポリオール組
成物が1.05〜2.2の範囲の平均OH官能度を有す
る請求項1記載の方法。 - 【請求項9】 前記ポリオキシアルキレンポリオール組
成物が1.1〜2の範囲の平均OH官能度を有する請求
項8記載の方法。 - 【請求項10】 前記ポリオキシアルキレンポリオール
組成物が1.5〜2.0の範囲の平均OH官能度を有す
る請求項9記載の方法。 - 【請求項11】 前記ポリオキシアルキレンポリオール
組成物が下記式で表わされる1種以上の化合物を含有す
る請求項10記載の方法: 【化4】 - 【請求項12】 前記フリーラジカル酸化窒素が下記式
の酸化窒素を含有し且つ該酸化窒素とポリオキシアルキ
レンポリオール組成物との反応が水及び酸素の存在下に
行われる請求項10記載の方法: 【化5】 - 【請求項13】 a)ポリオキシアルキレンポリオール
を、下記式を有する酸化窒素を含有する安定なフリーラ
ジカル酸化窒素;及びNOx発生源;及び場合により水
と接触させる; 【化6】 b)空気又は酸素流の存在下に、フリーラジカル酸化窒
素の失活温度未満の温度で、ポリオキシアルキレンポリ
オール組成物を転化させる;及び c)空気又は酸素流を停止することにより転化を完結さ
せ、温度を少なくともフリーラジカル酸化窒素の失活温
度に上昇させる;ことにより60%〜95%のポリオキ
シアルキレンポリオール組成物を転化させる;ことを特
徴とするポリカルボン酸組成物の製造方法。 - 【請求項14】 前記フリーラジカル酸化窒素が下記式
で表わされる酸化窒素を含有する請求項13記載の方
法: 【化7】 - 【請求項15】 転化が水の存在下に行われる請求項1
4記載の方法。 - 【請求項16】 前記ポリオキシアルキレンポリオール
が下記式で表わされる1種以上の化合物を含有する請求
項13記載の方法: 【化8】 - 【請求項17】 水、NOx発生化合物、及び空気又は
酸素流の存在下に、ポリオキシアルキレンポリオールを
安定なフリーラジカル酸化窒素と反応させて、60%〜
95%のポリオキシアルキレンポリオール組成物をカル
ボキシル末端基に転化させることを特徴とするポリカル
ボン酸組成物の製造方法。 - 【請求項18】 NOx発生化合物の存在下に、60%
〜95%のポリオキシアルキレンポリオール組成物を転
換させるのに十分な条件下で、ポリオキシアルキレンポ
リオール組成物を下記式を有する安定なフリーラジカル
酸化窒素と反応させることを特徴とするポリカルボン酸
組成物の製造方法: 【化9】 - 【請求項19】 前記フリーラジカル酸化窒素が下記式
で表わされる請求項18記載の方法: 【化10】 - 【請求項20】 a)ポリオキシアルキレンポリオール
を、下記式を有する酸化窒素を含有する少なくとも1つ
の安定なフリーラジカル酸化窒素;及びNOx発生源;
及び水と接触させる; 【化11】 b)空気又は酸素流の存在下に、60℃以下の温度で、
ポリオキシアルキレンポリオール組成物を転化させる;
ついで c)空気又は酸素流を停止し、NOx発生源及び水を6
0℃より高い温度で除去する;ことを特徴とするポリオ
キシアルキレンポリオールの部分酸化方法。 - 【請求項21】 前記フリーラジカル酸化窒素が下記式
で表わされる酸化窒素を含有する請求項20記載の方
法: 【化12】 - 【請求項22】 前記ポリオキシアルキレンポリオール
が下記式で表わされる1種以上の化合物を含有する請求
項20記載の方法: 【化13】 - 【請求項23】 前記ポリオキシアルキレンポリオール
組成物が1.5〜2の平均OH官能度を有し、mがゼロ
である請求項22記載の方法。 - 【請求項24】 前記ポリオキシアルキレンポリオール
組成物が2000〜6000の範囲の数平均分子量を有
する請求項20記載の方法。
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US09/223549 | 1998-12-30 | ||
US09/223,549 US6235931B1 (en) | 1998-12-30 | 1998-12-30 | Partial oxidation of polyoxyalkylene polyol compositions to polycarboxylic acid compositions |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ES (1) | ES2244240T3 (ja) |
HU (1) | HUP0104824A3 (ja) |
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WO2005054297A2 (en) | 2003-11-28 | 2005-06-16 | Eastman Chemical Company | Cellulose interpolymers and method of oxidation |
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US5155278A (en) | 1991-09-30 | 1992-10-13 | Shell Oil Company | Process for the oxidation of alcohols to aldehydes |
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-
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1999
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