JP2000198150A - 段ボ―ル紙へテ―プを貼り付ける方法および装置 - Google Patents
段ボ―ル紙へテ―プを貼り付ける方法および装置Info
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- JP2000198150A JP2000198150A JP11311528A JP31152899A JP2000198150A JP 2000198150 A JP2000198150 A JP 2000198150A JP 11311528 A JP11311528 A JP 11311528A JP 31152899 A JP31152899 A JP 31152899A JP 2000198150 A JP2000198150 A JP 2000198150A
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Abstract
インでテープを粘着剤で貼り付ける場合に、高いスピー
ドで走行している段ボール紙に対して確実にテープの貼
り付けが開始でき、したがってラインスピードを低下さ
せる必要なくテープがついた段ボール製品を製造するこ
とを可能な技術を提供すること。 【解決手段】 次の手段からなる装置を用いる: 粘着
剤を片面に塗布したテープ(2)を、これに一定の張力
を与えながら供給する手段、走行する段ボール紙(1)
の面に対してテープを押し付けるための、直列に配置さ
れた2個の押圧ロール(6A,6B)と、これらを段ボ
ール紙上に急激に接触させるためのエアシリンダー(6
2)や押しバネ(63)、2個の押圧ロールの間に配置
された真空吸盤(7)、吸盤による吸着と開放をするた
めの真空吸引−開放手段、および吸盤を上下に移動させ
るためのエアシリンダー(72)、テープを切断するた
めのテープカッター(8)、ならびに、上記各構成部分
を一体にして、段ボール紙に向かって下方に移動させ、
上方に引き上げるアセンブリボード(5)。
Description
に当たって、同じラインの中で製品段ボール紙の表面に
粘着テープを貼り付ける方法の改良に関し、その方法の
実施に使用する装置にも関する。
の製品段ボール紙を材料として製造する種々の最終製品
に所望される性能、たとえば包装箱などの開封を用意に
するといった目的で、開封用のテープを貼り付けること
が多い。この種のテープは、ポリプロピレンなどの強靭
な材料で製造し、粘着剤で段ボール紙に貼り付けて使用
するのが常である。効率化のため、テープを段ボール紙
に貼り付ける作業は、一般に、段ボール製造と同じライ
ンの中で実施する。
速度が高まり、ラインスピードは毎分150m以上が珍
しくなく、毎分200〜250mという高速の製造も実
施されている。ところが、このような高速で走行しつつ
ある段ボール紙上に粘着剤を塗布したテープを貼り付け
ることは、けして容易ではない。とくに、貼り付けの開
始時に問題がある。
に行なわれてきた。まず、図1に示すような、長方形の
厚紙で製造し、一端の両側縁に折り曲げ部分(41)を
もつスタート用シート(4a)のほぼ中心線上に、粘着
剤を塗布したテープ(2)の端を貼り付け、図2および
図3に示すように、スタート用シートの折り曲げ部分
(41)を、押圧ロール(6B)と、その両側に設けら
れバネでロールに向かって押しつけられた2枚の挟み板
(61)との間に挿入し、バネの力で保持させておき、
押圧ロールを下方に移動して、スタート用シート(4
a)を走行している段ボール紙(1)の上に載せる。段
ボール紙との間の摩擦により、スタート用シートが段ボ
ール紙とともに走り去ると、スタート用シートに取り付
けられていたテープ(2)が、押圧ロール(6B)によ
り段ボール紙(1)の上に押圧されて貼り付き、段ボー
ル紙の走行に伴って次々と引き出され、貼り付いて行く
という機構である。
ピードで行なう段ボール製造においては問題がなかった
が、高いラインスピードにおいては、スタート用シート
が高速で走行する段ボールに接触した瞬間に跳ね飛ばさ
れて粘着ができず、粘着テープの貼り付け開始が円滑に
できないというようなトラブルを生じることが経験され
た。このようなトラブルは、多量の不良品ないし規格外
製品を作り出すことにつながり、資源の浪費やコスト高
を招く。
け開始時にはラインのスピードを落として、粘着テープ
の端を走行する段ボール紙に粘着させ、それができてか
らラインスピードを高めるという妥協策を取っていた。
しかし、ラインスピードの一時的な低下は、単なる生産
性の低下に止まらず、製品段ボール紙の品質そのものに
大きな影響を与えかねない。具体的には、コルゲート紙
とライナー紙との接着不良とそれがもたらす強度の不
足、反りの発生、割れやすくなることなどの問題であ
る。
ール紙の製造と同時に同じラインでテープの粘着を行な
う場合に直面していた問題を解決し、高いスピードで走
行している段ボール紙に対して確実にテープの粘着を開
始でき、したがってラインスピードを低下させる必要な
くテープがついた段ボール製品を製造することが可能で
あって、段ボール紙そのものの品質や性能に悪影響が出
ることを避けて実施することができる、段ボール紙へテ
ープを貼り付ける方法と、その方法の実施に使用する装
置を提供することにある。
ープを貼り付ける方法は、基本的には下記の諸工程から
なる: 1)短冊型の厚紙で用意したスタート用シートのほぼ中
心線上に、片面に粘着剤を適用したテープの端を貼り付
け、スタート用シートの中央部を真空吸引により持ち上
げるとともに、前後両端を走行方向に直列に配置された
第一および第二の押圧ロールの下に当てて保持し、走行
中の段ボール紙に向かって2個の押圧ロールを急激に押
し付けるとともに真空吸引を解除し、スタート用シート
を摩擦により段ボール紙とともに走行させて第二の押圧
ロールより前方に移動させ、テープをまず第一の押圧ロ
ールで、ついで第二の押圧ロールで段ボール紙に粘着さ
せることによってテープの貼り付けを開始すること、 2)一定の張力を与えながらテープを供給し、貼り付け
を継続すること、および 3)テープの供給を断つことによって貼り付けを終了す
ること。
り付ける方法の別の態様は、下記の諸工程からなる: 1)短冊型の厚紙で用意したスタート用シートのほぼ中
心線上に、片面に粘着剤を適用したテープの端を貼り付
け、スタート用シートの前端を真空吸引により持ち上げ
るとともに、後端を走行方向に直列に配置された第一の
押圧ロールの下に当てて保持し、第一の押圧ロールと、
これに対して走行方向に直列に配置された第二の押圧ロ
ールとを、下方に移動させて走行中の段ボール紙に向か
って急激に押し付けるとともに、真空吸引を解除し、ス
タート用シートを摩擦により段ボール紙とともに走行さ
せ、スタート用シートの前端を第二の押圧ロールの下か
ら前方に移動させ、テープをまず第一の押圧ロールで、
ついで第二の押圧ロールで段ボール紙に粘着させること
によってテープの貼り付けを開始すること、 2)一定の張力を与えながらテープを供給し、貼り付け
を継続すること、および 3)テープの供給を断つことによって貼り付けを終了す
ること。
本発明の段ボール紙へテープを貼り付ける方法を実施す
るための装置は、図3および図4に示すように、下記の
諸部分を本質的な構成要素とする:粘着剤を片面に塗布
したテープ(2)に一定の張力を与えながら繰り出すテ
ープ供給手段(3)、走行する段ボール紙(1)の面に
対してテープを押し付けるための、直列に配置された2
個の押圧ロール(6A,6B)と、これらの押圧ロール
を段ボール紙上に急激に接触するように駆動する駆動手
段(62,63)たとえばエアシリンダーや押しバネ、
これらの押圧ロールの間に配置された真空吸盤(7)、
真空吸引による吸着と開放をするための真空吸引−開放
手段(71)、および吸盤を上下させるための駆動手段
たとえばエアシリンダー(72)、テープを切断するた
めのテープカッター(8)、ならびに、上記した押圧ロ
ール(6A,6B)、押圧ロールの駆動手段(62)、
真空吸盤(7)、真空吸引−開放手段(71)、真空吸
盤駆動手段(72)およびテープカッター(8)を一体
にして支持し、段ボール紙に向かって下方に移動させ、
上方に引き上げるアセンブリボード(5)。
て、図示したように、第三の押圧ロール(6C)を設け
るとよい。テープに適宜の張力を与えるには、繰り出し
手段に一定のブレーキ力を生じさせればよいが、バネ
(52)で一定方向に付勢されたテンションロール(5
1)を併用すると、テープ張力のコントロールが好都合
に行なえる。
様について説明すると、図5に見るように、まずテープ
(2)の端を貼り付けたスタート用シート(4b)のほ
ぼ中央部を、真空吸盤(7)による真空吸引で持ち上げ
る。すると、シートの両端が押圧ロール(6A,6B)
の下に当たって、それ以上の移動は制限される。真空吸
盤がスタート用シートの中央部を押圧ロール下面のレベ
ルよりわずかに上方に引き上げている力に対し、スター
ト用シートのもつ若干の剛性が抵抗し、スタート用シー
トは、従来技術において行なわれていた、折り曲げ部分
を押圧ロールと挟み板との間に挿入するようなことをし
なくても、上記の位置に保持される。
ンブリボード(5)を下方に移動させて、スタート用シ
ートを段ボール紙の上面から適宜の高さ、たとえば10
mmの距離に置いて待機する。タイミングをはかってエ
アシリンダー(62)を作動させ、押圧ロールを走行し
ている段ボール紙の上に急激に落とすように接触させ
る。このとき、真空吸盤(7)は押圧ロール(6A,6
B)の下方への移動に伴って移動し、スタート用シート
が段ボール紙に接触する直前で真空吸引を開放するよう
に制御することが好ましい。タイミングは、走行するダ
ンボール紙の先端または適宜の位置に設けたマーカーを
検知するセンサーと、走行速度のデータに基づいて、段
ボール紙の所定の部分がテープ貼り付け装置の下に入る
時間を演算する演算機とを備えた制御装置(図示してな
い)により、容易に定めることができるであろう。
たスタート用シートは、段ボール紙との摩擦のためこれ
とともに走行し、先端は第三の押圧ロール(6C)の下
に入り、後端が第二の押圧ロール(6B)の下にある間
に、テープ(2)のスタート用シートの外に連なる部分
が第一の押圧ロール(6A)の下に入り、その押圧力で
段ボール紙(1)に粘着する。図6は、このようにして
テープの段ボール紙への貼付けが行なわれている状況を
示す。
ができれば、以後は3個の押圧ロールの押圧力により粘
着が確実に行われ、貼り付けが継続する。テープの貼り
付けを終了するのは簡単であって、テープカッター
(8)でテープを切断しさえすればよい。
は、基本的態様における図5の段階に対応する段階を示
した図7にみるようにして、スタート用シートを固定す
る。すなわち、テープ(2)の端を貼り付けたスタート
用シート(4b)の前端を、真空吸盤(7)による真空
吸引で持ち上げ、後端を第一の押圧ロール(6A)の下
に当てる。ここでも、真空吸盤がスタート用シートの前
端を押圧ロール下面のレベルよりわずかに上方に引き上
げていると、スタート用シートのもつ若干の剛性とがバ
ランスし、スタート用シートが保持される。これ以降の
操作は、基本的態様に関して説明したところと同じであ
る。
貼り付けを行なえば、高速で走行している段ボール紙に
対して確実に貼り付けの開始ができ、不良品や規格外品
を作る心配がない。実施に当たって段ボール紙製造のラ
インスピードを低下させる必要がないから、生産性が高
く保てるばかりでなく、ラインスピードの低下にともな
って生じる製品ダンボール紙の品質上の問題を避けるこ
とができる。
けを開始する従来の方法に使用していたスタート用シー
トの形状を示す斜視図。
圧ロールと挟み板との間に挿入し、貼り付け開始を用意
したところを示す側面図。
置の各構成部分の、待機中の状態を示す側面図。
法の基本的態様における、テープ貼りつけを準備してい
る段階を示す図。
また継続中の状態を示す図。
法の変更態様において、テープ貼りつけを準備している
段階を示す、図5に対応する図。
Claims (4)
- 【請求項1】 下記の諸工程からなる、段ボール紙へテ
ープを貼り付ける方法: 1)短冊型の厚紙で用意したスタート用シートのほぼ中
心線上に、片面に粘着剤を適用したテープの端を貼り付
け、スタート用シートの中央部を真空吸引により持ち上
げるとともに、前後両端を走行方向に直列に配置された
第一および第二の押圧ロールの下に当てて保持し、2個
の押圧ロールを、その位置を下方に移動して走行中の段
ボール紙に向かって急激に押し付けるとともに、真空吸
引を解除し、スタート用シートを摩擦により段ボール紙
とともに走行させ、スタート用シートの前端を第二の押
圧ロールの下から前方に移動させ、テープをまず第一の
押圧ロールで、ついで第二の押圧ロールで段ボール紙に
粘着させることによってテープの貼り付けを開始するこ
と、 2)一定の張力を与えながらテープを供給し、貼り付け
を継続すること、および 3)テープの供給を断つことによって、貼り付けを終了
すること。 - 【請求項2】 下記の諸工程からなる、段ボール紙へテ
ープを貼り付ける方法: 1)短冊型の厚紙で用意したスタート用シートのほぼ中
心線上に、片面に粘着剤を適用したテープの端を貼り付
け、スタート用シートの前端を真空吸引により持ち上げ
るとともに、後端を走行方向に直列に配置された第一の
押圧ロールの下に当てて保持し、第一の押圧ロールと、
これに対して走行方向に直列に配置された第二の押圧ロ
ールとを、下方に移動させて走行中の段ボール紙に向か
って急激に押し付けるとともに、真空吸引を解除し、ス
タート用シートを摩擦により段ボール紙とともに走行さ
せ、スタート用シートの前端を第二の押圧ロールの下か
ら前方に移動させ、テープをまず第一の押圧ロールで、
ついで第二の押圧ロールで段ボール紙に粘着させること
によってテープの貼り付けを開始すること、 2)一定の張力を与えながらテープを供給し、貼り付け
を継続すること、および 3)テープの供給を断つことによって、貼り付けを終了
すること。 - 【請求項3】 下記の諸部分を本質的な構成要素とす
る、段ボール紙へテープを貼り付ける装置:粘着剤を片
面に塗布したテープ(2)に一定の張力を与えながら繰
り出すテープ供給手段(3)、 走行する段ボール紙(1)の面に対してテープを押し付
けるための、直列に配置された2個の押圧ロール(6
A,6B)と、これらの押圧ロールを段ボール紙上に急
激に接触するように駆動する駆動手段(62,63)、
これらの押圧ロールの間に配置された真空吸盤(7)、
真空吸引による吸着と開放をするための真空吸引−開放
手段(71)、および吸盤を上下させるための駆動手段
(72)、 テープを切断するためのテープカッター(8)、ならび
に、 上記した押圧ロール(6A,6B)、押圧ロールの駆動
手段(62)、真空吸盤(7)、真空吸引−開放手段
(71)、真空吸盤駆動手段(72)およびテープカッ
ター(8)を一体にして支持し、段ボール紙に向かって
下方に移動させ、上方に引き上げるアセンブリボード
(5)。 - 【請求項4】 第一および第二の押圧ロールの後方に続
けて、第三の押圧ロール(6C)を備えた請求項3の装
置。
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JP10-311311 | 1998-10-30 | ||
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Family Applications (1)
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-
1999
- 1999-11-01 JP JP31152899A patent/JP4487350B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN110979866B (zh) * | 2019-12-17 | 2024-05-03 | 天津泓德汽车玻璃有限公司 | 一种自动粘贴玻璃条码标签及接线端子胶带的设备 |
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