JP2000197234A - 配線器具並びに同器具に用いられるピアノハンドル、化粧プレ―ト枠及びプッシュ式スイッチ - Google Patents

配線器具並びに同器具に用いられるピアノハンドル、化粧プレ―ト枠及びプッシュ式スイッチ

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JP2000197234A
JP2000197234A JP10372312A JP37231298A JP2000197234A JP 2000197234 A JP2000197234 A JP 2000197234A JP 10372312 A JP10372312 A JP 10372312A JP 37231298 A JP37231298 A JP 37231298A JP 2000197234 A JP2000197234 A JP 2000197234A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付枠3の状態に関わらず化粧プレート枠4
とピアノハンドル1との間の配置を適正な配置に保持し
て外観品質の向上を図る。また、プッシュ式スイッチ1
の形状を簡素化して生産性を向上させる。 【解決手段】 ピアノハンドル2を化粧プレート枠4に
回動自在に装着する。また、プッシュ式スイッチ1のボ
ス部102Aを突出して形成するとともに、このボス部
102Aの上端角部に係止部102eを形成し、かつ、
上記係止部102eに係合してピアノハンドル2の回動
範囲を規制する係合部207dを、ピアノハンドル2の
下面から垂下して設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ピアノハンドル
によりプッシュ式スイッチを切替え作動させる構成の配
線器具、並びにこの配線器具の構成部品として用いられ
るピアノハンドル、化粧プレート枠及びプッシュ式スイ
ッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の配線器具として、例え
ば、特開平8−335428号公報に開示されたピアノ
ハンドル式スイッチがある。同公報に開示されたピアノ
ハンドル式スイッチは、図22に示すように、ピアノハ
ンドル500を押釦スイッチ510に装着してなり、押
釦スイッチ510の支点係止部511を中心にピアノハ
ンドル50が回動自在となっていた。
【0003】また、押釦スイッチ510には、ピアノハ
ンドル500に設けた移動規制用係止片501の移動領
域を確保するための凹部512が形成してあり、ピアノ
ハンドル500の回動と一体に移動規制用係止片501
がこの凹部512内で移動するとともに、上昇端におい
て移動規制用係止片501が係止爪513と係合して、
ピアノハンドル500の図示反時計周りの回動を規制す
る構成を備えていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記従来のピア
ノハンドル式スイッチは、図23に示すような取付枠5
20に装着される。取付枠520は、室内の壁面などに
埋設された配線ボックスにねじ止めされるが、このとき
の締結力が強いと、取付枠520が壁面より沈み込んで
しまうことがある。
【0005】従来のピアノハンドル式スイッチは、上述
したように押釦スイッチ510にピアノハンドル500
を装着していたので、取付枠520が壁面より沈み込ん
で施工されると、押釦スイッチ510とともにピアノハ
ンドル500も沈み込むことになる。ピアノハンドル5
00は、図示しない化粧プレート枠とともに、取付枠5
20及び押釦スイッチ510の外周面を装飾する機能を
も有している。しかし、上記のようにピアノハンドル5
00が沈み込むと、化粧プレート枠とピアノハンドル5
00との間に段差が生じ、外観を悪化させてしまう。な
お、化粧プレート枠は、取付枠520が沈み込んでも壁
面に規制されて適正位置を保つ。
【0006】また、従来のピアノハンドル式スイッチ
は、上述したように押釦スイッチ510に凹部512を
形成し、この凹部512内で移動規制用係止片501が
移動する構成となっていたが、凹部512を有する押釦
スイッチ510の成形は、複雑な形状ゆえに困難をとも
ない、歩留りが悪いという欠点があった。また、凹部5
12内で移動させる移動規制用係止片501は、その構
造上、長尺な形状となり破損しやすいという欠点があっ
た。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、取付枠の状態に関わらず化粧プレート枠とピ
アノハンドルとの間の配置を適正な配置に保持して外観
品質の向上を図ることを目的とする。また本発明は、プ
ッシュ式スイッチ(押釦スイッチ)の形状を簡素化して
生産性を向上させることを目的とする。さらに、ピアノ
ハンドルの移動規制用係止片に相当する構成部分を、破
損しにくくすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、押圧体の押し込みに連動して内部の可動
接点部材が作動するプッシュ式スイッチと、このプッシ
ュ式スイッチの押圧体に押し込み力を伝えるピアノハン
ドルと、プッシュ式スイッチが装着される取付枠と、こ
の取付枠に装着される化粧プレート枠とを備えた配線器
具であって、ピアノハンドルを、化粧プレート枠に回動
自在に装着する構成としたことを特徴とする。このよう
に構成したことにより、取付枠が沈み込んでもピアノハ
ンドルは化粧プレート枠に支持されているので、化粧プ
レート枠との間の配置関係にずれを生じることがなく、
高品質な外観を保持することができる。
【0009】上記配線器具において、化粧プレート枠
は、例えば、ピアノハンドルが配置される開口部を有す
るとともに、該開口部の一端縁部にピアノハンドルが回
動自在に支持される支持部を形成して構成することがで
きる。また、ピアノハンドルは、前記支持部へ回動自在
に係合する支持係合部を一端縁部に有する構成とするこ
とができる。
【0010】また、本発明は、プッシュ式スイッチのボ
ス部を突出して形成するとともに、このボス部の上端角
部に係止部を形成し、かつ、上記係止部に係合してピア
ノハンドルの回動範囲を規制する係合部を、ピアノハン
ドルの下面から垂下して設けることが好ましい。このよ
うに構成することにより、プッシュ式スイッチの構成が
簡単になり(すなわち、係合部の移動領域を確保するた
めの凹部を形成する必要がなくなり)、生産性が向上す
る。しかも、ピアノハンドルの下面から垂下して設ける
係合部を、破損しにくい短尺な形状とすることが可能と
なる。
【0011】また、化粧プレート枠は、前記取付枠に装
着するプレート枠と、このプレート枠に装着する化粧プ
レートとで構成することができる。
【0012】さらに、取付枠は、プッシュ式スイッチが
装着される絶縁性の本体枠と、この本体枠に装着される
金属製の補強枠とで構成することができる。
【0013】本発明のピアノハンドルは、押圧体の押し
込みに連動して内部の可動接点部材が作動するプッシュ
式スイッチと、このプッシュ式スイッチが装着される取
付枠と、この取付枠に装着される化粧プレート枠とを含
む配線器具に用いられるピアノハンドルであって、化粧
プレート枠に回動自在に装着され、プッシュ式スイッチ
の押圧体に押し込み力を伝えることを特徴としている。
【0014】また、本発明の化粧プレート枠は、押圧体
の押し込みに連動して内部の可動接点部材が作動するプ
ッシュ式スイッチと、このプッシュ式スイッチの押圧体
に押し込み力を伝えるピアノハンドルと、プッシュ式ス
イッチが装着される取付枠とを含む配線器具に用いられ
る化粧プレート枠であって、取付枠に装着されるととも
に、ピアノハンドルを回動自在に装着することを特徴と
している。
【0015】さらに、本発明のプッシュ式スイッチは、
取付枠と、この取付枠に装着される化粧プレート枠と、
この化粧プレート枠に回動自在に装着されるとともに、
係合部が下面から垂下して形成されたピアノハンドルと
を含む配線器具に用いられるプッシュ式スイッチであっ
て、ボス部に、ピアノハンドルの係合部が係合して同ピ
アノハンドルの回動範囲を規制する係止部を形成したこ
とを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は配線器具の
外観を示す斜視図、図2は配線器具の全体構成を示す正
面断面図、図3は配線器具の全体構成(プッシュ式スイ
ッチを除く)を示す分解斜視図、図4はプッシュ式スイ
ッチの外観を示す斜視図である。
【0017】図3及び図4に示すように、配線器具は、
プッシュ式スイッチ1、ピアノハンドル2、取付枠3、
プレート枠4a及び化粧プレート4bからなる化粧プレ
ート枠4を構成部品として備えている。
【0018】取付枠3は、図2に示すように、絶縁性の
樹脂材で形成した本体枠301と、この本体枠301の
外周に装着される金属製の補強枠302とで構成され、
本体枠301が室内の壁面に埋設した配線ボックスなど
にねじ止めされる。本体枠301の中央部は、プッシュ
式スイッチ1を配置するための開口部303を形成して
おり(図3参照)、この開口部303の対向する縁部
に、プッシュ式スイッチ1を装着する係止部304が設
けてある(図2参照)。
【0019】図5はプッシュ式スイッチの分解斜視図、
図6(a)はプッシュ式スイッチの平面図、図6(b)
は同じく正面図、図6(c)は同じく正面断面図であ
る。これらの図面に示すように、プッシュ式スイッチ1
の本体100は、器体101および蓋体102からな
り、器体101の内部には、端子部材103、解除ボタ
ン104、固定接点部材105、可動接点支持端子10
6、同支持端子106に回動自在に支持される可動接点
部材107が組み込まれている。
【0020】端子部材103は、いわゆるねじ無し端子
構造を構成しており、器体101の底部に形成した電線
挿入孔101aから差し込まれる電線を挾持して、固定
接点部材105又は可動接点支持端子106と電気的に
導通させる。解除ボタン104は、端子部材103によ
る屋内配線の挾持状態を解除するためのもので、器体1
01に形成した解除孔101bに、ドライバ等の工具を
差し込むことで操作できるようになっている。
【0021】固定接点部材105は金属板を屈曲形成し
てなり、一部に固定接点105aが設けられている。可
動接点支持端子106及び可動接点部材107も金属製
であり、可動接点部材107の先端部には可動接点10
7aが設けられている。可動接点部材107の基端部
は、可動接点支持端子106に形成した可動接点支持ば
ね部106aに、回動自在に支持されている。この可動
接点部材107の回動に伴い、可動接点107aが固定
接点105aに接触又は離間する。
【0022】可動接点部材107を回動させる接点開閉
機構は、押圧体110、スライド駆動体111、付勢部
材112、及び転換子113で構成されている。押圧体
110は、蓋体102のボス部102Aに形成した凹部
102bに挿入され、図6(c)の上下方向に移動自在
となっている。押圧体110の側壁には爪片110aが
形成してあり、この爪片110aが蓋体102の内壁に
形成した段部102aに係合して押圧体110の抜けが
防止されている。
【0023】押圧体110の上壁内面は、スライド駆動
体111の摺動案内部を形成しており、同案内部に沿っ
てスライド駆動体111が図6(c)の左右方向に移動
自在となっている。また、押圧体110の上壁表面の中
央部には、受け部110bを形成する凸条が形成してあ
る。後述するように、この受け部110bでピアノハン
ドルから伝えられる押し込み力を受け、押圧体110が
下方に押し込まれる。
【0024】さらに、押圧体110の上壁中央部には、
開口部110cが形成してある。この開口部110c
は、後述するように転換子113の駆動突起113gを
上方へ貫通させるためのものである。同様に、スライド
駆動体111の中央部にも、転換子113の駆動突起1
13gを上方へ貫通させるための開口部111dが形成
してある。
【0025】付勢部材112は、図5に示すように、基
板112aから延出する押圧体付勢用ばね部112b及
びスライド駆動体付勢用ばね部112cを備えている。
この付勢部材112は、蓋体102のボス部102Aに
形成した凹部102b内に配置され、押圧体付勢用ばね
部112bにより押圧体110を図6(c)の上方向
(復元方向)に付勢している。
【0026】また、スライド駆動体付勢用ばね部112
cは、スライド駆動体111の両側端面を外側から付勢
している。この付勢力によりスライド駆動体111は中
央位置に戻ることができる。また、基板112aの中央
部には、スライド駆動体111の一部が貫通できる開口
部112dが形成してある。
【0027】スライド駆動体111の底面には、中央部
に係合凸部111aが形成してあり(図5参照)、さら
に係合凸部111aの両側方に第1,第2の押圧凸部1
11b,111cが形成してある。これら各凸部111
a,111b,111cは、付勢部材112に形成した
開口部112dから下方に突き出している。
【0028】蓋体102のボス部102Aに形成した凹
部102bの底部中央部にも開口部102cが形成して
あり、各凸部111a,111b,111cは、この開
口部102cをとおして下方に移動することができる。
なお、付勢部材112の開口部112d、及び蓋体10
2の開口部102cは、それぞれスライド駆動体111
の横方向への移動を許容する大きさに形成してある。
【0029】転換子113は、頭部の略中央に駆動突起
113gが形成してある。この駆動突起113gは、蓋
体102に形成した開口部102c、付勢部材112に
形成した開口部112d、スライド駆動体111に形成
した開口部111d、押圧体110に形成した開口部1
10cをそれぞれ貫通して、上方に突出する。
【0030】さらに、転換子113の上面中央部両脇
(すなわち、駆動突起131gの両脇)には、山形の凸
条113Aが形成してあり、この凸条113Aの斜面
は、第1,第2スライド案内面113a,113bとな
っている。また、凸条113Aの両端には支点部113
c,113cが形成してあり、これらの支点部113
c,113cが、蓋体102に形成した支持溝102d
に回動自在に支持されている。
【0031】この状態で、凸条113Aは、中央位置に
あるスライド駆動体111の係合凸部111aと対向し
ている。さらに、凸条113Aの両側方部位には、第
1,第2の押圧受部113d,113eが形成してあ
る。第1の押圧受部113dは、中央位置にあるスライ
ド駆動体111に形成した第1の押圧凸部111bと対
向する。また、第2の押圧受部113eは、中央位置に
あるスライド駆動体111に形成した第2の押圧凸部1
11cと対向する。
【0032】転換子113の下端部には、可動接点部材
107への係止部113fが形成してあり、この係止部
113fが可動接点部材107の両側上端縁に係止され
ている。これにより転換子113と可動接点部材107
はリンク機構を形成し、転換子113の回動に連動して
可動接点部材107も回動する。
【0033】器体101の内底部には、図6(c)に示
すように、コイルばね115が配置してあり、このコイ
ルばね115によって可動接点部材107及び転換子1
13が蓋体102の支持溝102d側に付勢されてい
る。この付勢力により、転換子113と可動接点部材1
07で形成してリンク機構は、トグル機構を構成する。
【0034】図7はスライド駆動体111と転換子11
3の動作説明図である。ピアノハンドルから伝えられる
押し込み力により、押圧体110が押し込まれると、図
7(a)に示すように、スライド駆動体111も一体的
に押し込み方向(図7の矢印 I方向)へ移動する。
【0035】このとき、スライド駆動体111に形成し
た第1の押圧凸部111bが、転換子113の第1の押
圧受部113dに当接すると、図7(b)に示すよう
に、スライド駆動体111からの押圧力によって第1の
押圧受部113dが押し込まれ、転換子113が一方向
(図7の矢印II方向)へ回動する。そして、転換子11
3、可動接点部材107、及びコイルばね115で構成
されるトグル機構の死点を越えると、コイルばね115
の付勢力をもって、転換子113は同方向(図7の矢印
II方向)へ回動しようとする。
【0036】また、この回動動作と並行して、スライド
駆動体111に形成した係合凸部111aが転換子11
3の第1スライド案内面113aに摺接し、同面113
aに沿ってスライド駆動体111が中央位置から横方向
(図7の矢印 III方向)に移動する。その結果、スライ
ド駆動体111の第2の押圧凸部111cが、転換子1
13の第2の押圧受部113eに当接しない位置に移動
し、それら各部111c,113eの当接が回避され
る。
【0037】押圧体110への押圧力を解除すると、図
7(c)に示すように、付勢部材112の付勢力によ
り、押圧体110が図7の矢印IV方向へ移動するととも
に、スライド駆動体111も付勢部材112の付勢力に
よって、図7の矢印 V方向に移動して中央位置に戻る。
転換子113は、コイルばね115の付勢力をもって図
7の矢印II方向へ回動する。この回動動作に伴い可動接
点107aと固定接点105aとの間の接離状態が切り
替えられる。
【0038】次に、押圧体110が押し込み操作により
押し込まれると、スライド駆動体111が一体的に押し
込み方向へ移動し、スライド駆動体111に形成した第
2の押圧凸部111cが転換子113の第2の押圧受部
113eに当接する。これにより、第2の押圧受部11
3eが押し込まれて、転換子113が図7の矢印IIと逆
の方向へ回動する。
【0039】また、この回動動作と並行して、スライド
駆動体111に形成した係合凸部111aが、転換子1
13の第2スライド案内面113bに摺接し、同面11
3bに沿ってスライド駆動体111が中央位置から図7
の矢印 V方向に移動する。その結果、スライド駆動体1
11の第1の押圧凸部111bが、転換子113の第1
の押圧受部113dに当接しない位置へ移動し、それら
各部111b,113dの当接が回避される。
【0040】押圧体110への押圧力を解除すると、付
勢部材112の付勢力により押圧体110が、図7の矢
印IV方向へ移動するとともに、スライド駆動体111も
付勢部材112の付勢力によって図7の矢印 III方向に
移動し中央位置に戻る。転換子113は、コイルばね1
15の付勢力をもって図7の矢印IIと逆の方向へ回動す
る。この回動動作に伴い可動接点107aと固定接点1
05aとの間の接離状態が切り替えられる。
【0041】次に、図1〜図3に戻り、化粧プレート枠
の構成を説明する。既述したように、本実施形態の化粧
プレート枠4は、プレート枠4aと化粧プレート4bと
により構成されている。この化粧プレート枠4は、配線
器具の外観品質を高める目的で、既述した取付枠3の外
周に装着される。
【0042】プレート枠4aには、図3に示すように、
中央部に化粧プレート4bを装着するための開口部40
1が形成してある。この開口部401の縁部からは、図
2に示すように、下方に係止爪402が延出しており、
この係止爪402が、取付枠3の一部を構成する補強枠
302に形成した係合溝305の縁部に係合して、取付
枠3の外周に装着可能となっている。
【0043】化粧プレート4bには、図2に示すよう
に、外周縁部から下方に係止爪403が延出しており、
この係止爪403がプレート枠4aに形成した開口部4
01の周縁に係合する。これにより、化粧プレート4b
はプレート枠4aの開口部401に装着される。図8は
化粧プレート枠4とピアノハンドル2の外観を示す斜視
図である。
【0044】また、化粧プレート4bの中央部には、ピ
アノハンドル2を配置するための開口部404が形成し
てある。さらに、この開口部404の一端縁部には、ピ
アノハンドル2を回動自在に支持するための支持部40
5が形成してある。この支持部は、開口部404の一端
縁部からL字状に延出する基部405aと、この基部4
05aの先端における適所に形成した断面円形の軸部4
05bとから構成してある。
【0045】次に、ピアノハンドルの構成を説明する。
ピアノハンドル2は、プッシュ式スイッチ1の押圧体1
10に押し込み力を伝えるためのものである。図9はピ
アノハンドル2の本体200を斜め下方から看た斜視
図、図10はピアノハンドル2の各構成部品を斜め上方
から看た分解斜視図、図11は同じく斜め下方から看た
分解斜視図である。
【0046】図9に示すように、ピアノハンドル本体2
00の一端縁部には、下面の適所に支持係合部201が
形成してあり、これら支持係合部201が、図2及び図
8に示した化粧プレート枠4の支持部405(特に軸部
405b)へ回動自在に係合する。この実施形態では、
支持係合部201を、一対の挟持爪201a,201b
で形成してあり、これらの挟持爪201a,201bで
支持部405を弾力的に挟持して係合状態を保持する。
すなわち、ピアノハンドル2は、化粧プレート枠4の支
持部405に支持係合部201を係合させることにより
装着される。このように装着されたピアノハンドル2
は、化粧プレート4bの開口部404内に回動自在に配
置される(図1参照)。
【0047】また、ピアノハンドル本体200の前部中
央部には、図10に示すように、表示用開口部202が
形成してある。そして、ピアノハンドル本体200の表
面には、この表示用開口部202を含み横方向に延びる
凹部203が形成してあり、この凹部203に透明なプ
ラスチック材料からなる透明板204が装着される。こ
の透明板204の装着に超音波溶着を用いることで、透
明板204を凹部203の底面へ強固に溶着することが
できる。このようにして溶着された透明板204によ
り、表示用開口部202の表面側が被覆される。
【0048】ここで、透明板204の表面には、模様を
有するフィルム部材205が貼り付けてある。模様は、
表示用開口部202と対向する領域以外に印刷してあ
り、この模様によって超音波溶着した箇所を覆い隠し、
外観品質を保持している。
【0049】また、ピアノハンドル本体200の裏面側
には、表示用開口部202へ表示片206を配置するた
めの構造が設けてある(図9及び図11参照)。すなわ
ち、ピアノハンドル本体200の裏面側において、表示
用開口部202の縁部のうち、互いに対向する前後の縁
部には、表示片保持体207をスライドさせる蟻溝状の
案内レール部208が形成してある(図9参照)。さら
に、案内レール部208と隣接する一方の裏面側縁部か
らは、表示用開口部202と略同じ面積の平坦な溝部2
09が連続して形成してある。
【0050】表示片保持体207は平板状の基部207
aを有し、この基部207aが表示用開口部202に配
置可能な大きさに形成してある。表示片206も、この
基部207aと同様、表示用開口部202に配置可能な
大きさとなっている。表示片206の表面には、例え
ば、配線器具の制御対象(例えば、「照明」、「換気
扇」)など、適宜の表示が記載される。
【0051】この表示片206は、裏面側から表示用開
口部202に配置される。次いで、表示片保持体207
の基部207aを溝部209に配置し、続いて案内レー
ル部208に沿って基部207aをスライドすることに
より、表示用開口部202に配置した表示片206の裏
面側を閉塞することができる。
【0052】また、案内レール部208には、図11に
示すように、小さな山形の係止爪(係止手段)208a
が形成してあり、一方、表示片保持体207における基
部207aの一側面には、図9に示すように、係合突起
207bが形成してある。この係合突起207bは、ス
ライド案内部208に沿って表示用開口部202へと表
示片保持体207が移動してきたとき、係止爪208a
をのり越える。その結果、係止爪208aに係合突起2
07bの移動が規制され、表示片保持体207を表示用
開口部202に固定することができる。
【0053】また、溝部209と対向する位置には、図
9に示すような支持板210が取り付けられる。すなわ
ち、支持板210の両端部には取付孔210aが穿設し
てあり、これらの取付孔210aを溝部209の縁部近
くに形成した突起209aに嵌め合わせ、その後、突起
209aを熱溶解して支持板210を固着する。なお、
支持板210を取り付ける前に、表示片保持体207を
溝部209に嵌め込んでおかなければならないことは勿
論である。
【0054】表示片保持体207の基部207aから
は、図9に示すように、垂下片207cが延出してお
り、その垂下片207cの先端部に爪状の係合部207
dが形成してある。この垂下片207cは、表示片保持
体207がピアノハンドル本体200の裏面側に装着さ
れる結果、同本体200の裏面側から垂下することにな
る。一方、図4〜図6に戻って、プッシュ式スイッチ1
のボス部102Aには、その上端角部に上記係合部20
7dを係止するための係止部102eが形成してある。
【0055】図2に戻って、これら係合部207dと係
止部102eの作用を説明すると、化粧プレート枠4に
装着されたピアノハンドル2は、支持部405を中心に
回動自在となっており、その一方向(図2の反時計周
り)の回動範囲を、係合部207dが係止部102eに
係合して規制する。これにより、ピアノハンドル2が、
外側に開いてしまう不都合を防止している。
【0056】ここで、プッシュ式スイッチ1のボス部1
02Aの高さは、後述するように押し込み操作されるピ
アノハンドル2の回動範囲をカバーする寸法に設定して
ある。このような高さにボス部102Aを突き出し、そ
の上端角部に係止部102eを形成することで、垂下片
207cを短くすることができ、しかもプッシュ式スイ
ッチ1を簡素な形状とすることができる。
【0057】次に、図10及び図11に戻り、ピアノハ
ンドルに形成した状態表示手段について説明する。状態
表示手段は、状態表示窓220、回動表示体230、操
作体240、及び保持体250の各構成部品を備えてい
る。
【0058】状態表示窓220は、ピアノハンドル2の
略中央部に貫通して形成してある。この状態表示窓22
0の裏面側の周囲には支持壁221が形成してあり、こ
の支持壁221の両側中央部に軸受部222が形成して
ある。軸受部222には、回動表示体230が回動自在
に支持される。回動表示体230は、図示のごとく台形
状の本体231を有し、軸受部222に支持される支軸
232は、この本体231の両側面から延出している。
このように軸受部222に支持された回動表示体230
は、本体231が状態表示窓220から露出する(図2
参照)。
【0059】また、回動表示体230の本体231は、
図2に示すように、底面から内部にかけて案内溝233
が形成してある。一方、操作体240の上面には操作凸
部241が形成してあり、この操作凸部241の頭部
が、回動表示体230に形成した案内溝233の内面に
接触するように配置される。案内溝233の内面は、操
作凸部241の頭部が横方向(図2の左右方向)に移動
したとき、その頭部の接触圧が回動表示体230を回動
させる力となるような、所定の曲面形状に形成されてい
る。
【0060】また、操作体240には、図11に示すよ
うに,横方向の両端部から下方に当接板242が延出し
ている。さらに、操作体240の前後方向の両端部から
は、ばね性を有する脚部243が延出している。保持体
250は、本体251の中央部に開口部252を有し、
その開口部252の両脇が操作体240の脚部243を
案内するスライド面251aとなっている。開口部25
2は、上記操作体240の当接板242より僅かに広い
幅に形成してある。
【0061】図2に示すように、上記操作体240は、
操作凸部241が回動表示体230の案内溝233に挿
入されるとともに、当接板242が保持体250の開口
部252内に配置され、さらに脚部243がスライド面
251a上に配置される。そして、保持体250の本体
251における横方向の両端部からは、上方に係止爪2
53が延出しており、この係止爪253が支持壁221
の両側面に形成した係止溝223に係合して、回動表示
体230及び操作体240をピアノハンドル2の裏面側
に保持する。この状態で、操作体240は、脚部243
のばね力により回動表示体230を上方に付勢してい
る。
【0062】また、保持体250における本体251の
下面中央部には、押圧部254が突出して形成してあ
る。この押圧部254は、図2に示すように組み立てら
れた配線器具において、プッシュ式スイッチ1の押圧体
110に形成した受け部110bと接触し、ピアノハン
ドル2の押し込み操作に伴い、その押し込み力を押圧体
110に伝える。
【0063】また、プッシュ式スイッチ1の転換子11
3から突出する駆動突起113gは、操作体240に形
成した二枚の当接板242の間に配置される。既述した
ように、駆動突起113gは、転換子113の頭部中央
から直線状に延出するだけの簡単な形状をしているた
め、成形が容易である。しかも、押圧体110の上壁中
央部とスライド駆動体111の中央部とに開口部110
c,111dを形成するだけで、操作体240の下部ま
で延出させることができるので、プッシュ式スイッチ1
の構造も簡素化する。
【0064】次に、上述した状態表示手段の作用につい
て、図2及び図12〜図14を参照して説明する。ま
ず、図2に示す状態から図12に示すように、ピアノハ
ンドル2を押し込み操作すると、その押し込み力が保持
体250の押圧部254から、プッシュ式スイッチ1の
押圧体110に形成した受け部110bに伝えられ、こ
れにより押圧体110が押し下げられて、既述したとお
りに転換子113及び可動接点部材107が動作する。
【0065】転換子113は、押圧体110の押し込み
により、図の反時計方向に回動する。この回動に伴い、
駆動突起113gが操作体240を図2の左方向にスラ
イドさせ、図12に示す位置にもっていく。この過程
で、回動表示体230は、案内溝233の内面が操作体
240の操作凸部241から受ける接触圧により、図の
反時計方向に回動していく。
【0066】続いて、ピアノハンドル2の押し込み力を
解除すると、ピアノハンドル2は、図13に示すよう
に、図示反時計方向に回動して元に戻る。このとき転換
子113は、図の反時計方向にさらに回動する。この回
動に伴い、駆動突起113gが操作体240を図の左方
向にスライドさせ、図13に示す位置にもっていく。こ
の過程でも、回動表示体230は、案内溝233の内面
が操作体240の操作凸部241から受ける接触圧によ
り、図の反時計方向に回動していく。
【0067】以上により、回動表示体230の傾き姿勢
が変更される。この傾き姿勢の変更動作は、プッシュ式
スイッチ1に設けた可動接点部材107の切替え動作に
対応しているため、その傾き姿勢により可動接点部材1
07の切替え状態を認識することができる。特に、この
回動表示体230は、ピアノハンドル2の表面から露出
しているので、視覚障害をもつユーザであっても、回動
表示体230を指で触ることによりその傾きを確認し、
可動接点部材107の切替え状態を認識することができ
るという特徴を有している。
【0068】なお、図13の状態からピアノハンドル2
を押し込み操作した場合には、上述したと同様の動作に
より、図13から図14、そして図2の状態へと切り替
わり、回動表示体230の傾き姿勢が変更される。
【0069】図15〜図18は状態表示手段の他の実施
形態を示す図である。この実施形態では、図16に示す
ように、状態表示窓220、可動表示板260、固定表
示板270、操作体280、及び保持体250を主な構
成部品として、状態表示手段を構成してある。
【0070】状態表示窓220は、ピアノハンドル2の
略中央部に貫通して形成してあり、その表面側には、透
明板290が貼り付けてある。この状態表示窓220の
裏面側で対向する前後の縁部には、図16に示すよう
に、可動表示板260をスライドさせるための案内レー
ル部224が形成してある。可動表示板260は、この
案内レール部224に沿ってスライド自在に組み込まれ
る。
【0071】可動表示板260の表面前部には、例えば
スイッチのON状態を示す「入」の文字が印刷してあ
り、この文字が可動表示板260のスライドにより、状
態表示窓220と対向する部位に出没する構成となって
いる。その文字は、状態表示窓220と対向する位置に
配置されたとき、状態表示窓220をとおして外部から
視認可能となる。
【0072】また、ピアノハンドル2の裏面側で、状態
表示窓220と対向する部位には、固定表示板270が
装着してある。この固定表示板270の表面には、例え
ばスイッチのOFF状態を示す「切」の文字が印刷して
あり、この文字が状態表示窓220をとおして外部から
視認可能となっている。ここで、状態表示窓220と固
定表示板270との間には、可動表示板260が進入で
きる間隔を設定してある。
【0073】すなわち、可動表示板260が状態表示窓
220と対向する位置にスライドしたとき、状態表示窓
220には、可動表示板260に印刷された文字(例え
ば「ON」の文字)が表示され、一方、可動表示板26
0が状態表示窓220から外れたとき、状態表示窓22
0には固定表示板270に印刷された文字(例えば「O
FF」の文字)が表示される。
【0074】操作体280には、図16に示すように、
上面に可動表示板260を取り付けるための突起281
が延出しており、可動表示板260に形成してある取付
孔261をこの突起281に嵌め合わせ、その後、突起
281を熱溶解することにより、操作体280と可動表
示板260とが一体化される。また、操作体280にお
ける横方向の両端部からは、下方に当接板282が延出
している。さらに、操作体280の前後方向の両端部か
らは、脚部283が延出している。
【0075】保持体250は、本体251の中央部に開
口部252を有し、その開口部252の両脇が操作体2
80の脚部283を案内するスライド面251aとなっ
ている。開口部252は、上記操作体280の当接板2
82より僅かに広い幅に形成してある。また、ピアノハ
ンドル2の裏面側には、図17に示すように、この保持
体250を支持するための支持壁225が設けてあり、
その両側面に係止溝226が形成してある(図17参
照)。
【0076】上記操作体280は、当接板282が保持
体250の開口部252内に配置され、さらに脚部28
3がスライド面251a上に配置される。そして、保持
体250の本体251における横方向の両端部からは、
上方に係止爪253が延出しており、この係止爪253
が支持壁225に形成した係止溝226に係合して、可
動表示板260、固定表示板270、付勢部材284、
及び操作体280をピアノハンドル2の裏面側に保持す
る。このように保持された操作体280は、コイルばね
等の付勢部材284により、図17の左方向に常時付勢
されている。
【0077】また、保持体250における本体251の
下面中央部には、押圧部254が突出して形成してあ
る。この押圧部254は、図17に示すように組み立て
られた配線器具において、プッシュ式スイッチ1の押圧
体110に形成した受け部110bと接触し、ピアノハ
ンドル2の押し込み操作に伴い、その押し込み力を押圧
体110に伝える。
【0078】また、プッシュ式スイッチ1の転換子11
3から突出する駆動突起113gは、操作体280に形
成した二枚の当接板282の間に配置される。この実施
形態でも、駆動突起113gは、転換子113の頭部中
央から直線状に延出するだけの簡単な形状をしているた
め、成形が容易である。しかも、押圧体110の上壁中
央部とスライド駆動体111の中央部とに開口部110
c,111dを形成するだけで、操作体280の下部ま
で延出させることができるので、プッシュ式スイッチ1
の構造も簡素化する。
【0079】次に、上述した状態表示手段の作用につい
て、図17及び図18を参照して説明する。図17に示
す状態では、操作体280が付勢部材284の付勢力に
より、図の左方向に押し付けられている。可動表示板2
60も操作体280と一体に図の左方向に移動し、状態
表示窓220から外れている。したがって、外部から
は、固定表示板270に印刷された文字(例えば
「切」)が状態表示窓220をとおして視認される。こ
のとき、可動接点部材は、固定表示板270が示す文字
の状態になっている。なお、可動表示板260及び操作
体280は、付勢部材284により左方向に押し付けら
れているので、がたつきなくその位置で保持される
【0080】次に、図17に示す状態からピアノハンド
ル2を押し込み、続いてその押し込み力を解除すると、
プッシュ式スイッチ1の可動接点部材107が切り替わ
るとともに、転換子113が図の時計方向に回動して、
図18の状態に変わる。
【0081】この転換子113の回動に伴い、駆動突起
113gが操作体280を図の右方向へ押圧し、その押
圧力によって操作体280が付勢部材284の付勢力に
抗して図の右方向にスライドする。この操作体280の
移動に伴い、可動表示板260も一体にスライドし、図
18に示すように、状態表示窓220と対向する位置に
配置される。したがって、外部からは、可動表示板26
0に印刷された文字(例えば「入」)が状態表示窓22
0をとおして視認される。
【0082】このように、本実施形態の状態表示手段で
は、ピアノハンドル2に形成した状態表示窓220に、
外部から視認できる文字等が切り替わって表示され、そ
の表示をもってプッシュ式スイッチ1の状態が示される
ので、ユーザは表示窓220の表示を確認するだけで、
プッシュ式スイッチ1の状態を把握できる。
【0083】図19及び図20はピアノハンドル2の化
粧プレート枠への装着構造に関する変形例を示す図であ
る。図9に示した構造では、支持係合部201を一対の
挟持爪201a,201bで形成し、これらの挟持爪2
01a,201bで支持部405を弾力的に挟持して係
合状態を保持していた。これに対し、図19及び図20
に示す構造では、支持係合部を、ピアノハンドル本体2
00の一端縁部から延出する挟持爪201aと、この挟
持爪201aに対向して設けた板ばね等からなる挟持ば
ね201cとにより構成し、これら挟持爪201aと挟
持ばね201cとにより支持部405を弾力的に挟持し
ている。この構成によれば、挟持ばね201cの追加に
より部品点数が増加するものの、挟持爪201bが省略
されるため、ピアノハンドル2を樹脂成形する際に用い
られる成形型のキャビティ形状を簡素化できるメリット
がある。
【0084】図21は取付枠3と化粧プレート枠4の変
形例を示す図である先の実施形態では、図3に示したよ
うに、取付枠3を、絶縁性の樹脂材で形成した本体枠3
01と、この本体枠301の外周に装着される金属製の
補強枠302とで構成したが、これら本体枠301と補
強枠302に相当する構造を絶縁性の樹脂材により一体
成形した、一枚の取付枠310とすることもできる(図
21参照)。
【0085】また、先の実施形態では、図3に示したよ
うに、化粧プレート枠4を、プレート枠4aと化粧プレ
ート4bとで構成したが、これらプレート枠4aと化粧
プレート4bに相当する構造を一体成形した、一枚の化
粧プレート枠410とすることもできる(図21参
照)。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ピアノハンドルを化粧プレート枠に回動自在に装着
する構成としたので、取付枠の状態に関わらず化粧プレ
ート枠とピアノハンドルとの間が適正な配置に保持さ
れ、その結果、外観品質が向上する。また、プッシュ式
スイッチのボス部を突出して形成するとともに、このボ
ス部の上端角部に係止部を形成し、かつ、上記係止部に
係合してピアノハンドルの回動範囲を規制する係合部
を、ピアノハンドルの下面から垂下して設けたので、プ
ッシュ式スイッチの構成が簡単になり(すなわち、従来
のごとく係合部の移動領域を確保するための凹部を形成
する必要がなくなり)、生産性が向上する。しかも、ピ
アノハンドルの下面から垂下して設ける係合部を、破損
しにくい短尺な形状とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】配線器具の外観を示す斜視図である。
【図2】配線器具の全体構成を示す正面断面図である。
【図3】配線器具の全体構成(プッシュ式スイッチを除
く)を示す分解斜視図である。
【図4】プッシュ式スイッチの外観を示す斜視図であ
る。
【図5】プッシュ式スイッチの分解斜視図である。
【図6】プッシュ式スイッチを示す図で、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は正面断面図である。
【図7】スライド駆動体と転換子の動作説明図である。
【図8】化粧プレート枠とピアノハンドルの外観を示す
斜視図である。
【図9】ピアノハンドルの本体を斜め下方から看た斜視
図である。
【図10】ピアノハンドルの各構成部品を斜め上方から
看た分解斜視図である。
【図11】同じくピアノハンドルの各構成部品を斜め下
方から看た分解斜視図である。
【図12】状態表示手段の作用を説明するための正面断
面図である。
【図13】状態表示手段の作用を説明するための、図1
2に続く正面断面図である。
【図14】状態表示手段の作用を説明するための、図1
3に続く正面断面図である。
【図15】状態表示手段の他の実施形態を示す斜視図で
ある。
【図16】同じく状態表示手段の他の実施形態を示す分
解斜視図である。
【図17】図15及び図16に示す状態表示手段の作用
を説明するための正面断面図である。
【図18】図15及び図16に示す状態表示手段の作用
を説明するための、図17に続く正面断面図である。
【図19】ピアノハンドルの化粧プレート枠への装着構
造に関する変形例を示す分解斜視図である。
【図20】同じくピアノハンドルの化粧プレート枠への
装着構造に関する変形例を示す正面断面図である。
【図21】取付枠と化粧プレート枠の変形例を示す分解
斜視図である。
【図22】従来技術を一部切欠いて示す正面図である。
【図23】従来技術の課題を説明するための分解斜視図
である。
【符号の説明】
1:プッシュ式スイッチ 2:ピアノハンドル 3:取付枠 4:化粧プレート枠

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押圧体の押し込みに連動して内部の可動
    接点部材が作動するプッシュ式スイッチと、このプッシ
    ュ式スイッチの押圧体に押し込み力を伝えるピアノハン
    ドルと、前記プッシュ式スイッチが装着される取付枠
    と、この取付枠に装着される化粧プレート枠とを備えた
    配線器具であって、 前記ピアノハンドルを、前記化粧プレート枠に回動自在
    に装着することを特徴とする配線器具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の配線器具において、 前記化粧プレート枠は、前記ピアノハンドルが配置され
    る開口部を有するとともに、該開口部の一端縁部にピア
    ノハンドルを回動自在に支持するための支持部が形成さ
    れており、 前記ピアノハンドルは、前記支持部へ回動自在に係合す
    る支持係合部を一端縁部に有することを特徴とする配線
    器具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の配線器具におい
    て、 前記プッシュ式スイッチのボス部を突出して形成すると
    ともに、このボス部の上端角部に係止部を形成し、 かつ、前記係止部に係合してピアノハンドルの回動範囲
    を規制する係合部を、前記ピアノハンドルの下面から垂
    下して設けたことを特徴とする配線器具。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載し
    た配線器具において、 前記化粧プレート枠を、前記取付枠に装着するプレート
    枠と、このプレート枠に装着する化粧プレートとで構成
    したことを特徴とする配線器具。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至5のいずれか一項に記載し
    た配線器具において、 前記取付枠を、前記プッシュ式スイッチが装着される絶
    縁性の本体枠と、この本体枠に装着される金属製の補強
    枠とで構成したことを特徴とする配線器具。
  6. 【請求項6】 押圧体の押し込みに連動して内部の可動
    接点部材が作動するプッシュ式スイッチと、このプッシ
    ュ式スイッチが装着される取付枠と、この取付枠に装着
    される化粧プレート枠とを含む配線器具に用いられるピ
    アノハンドルであって、 前記化粧プレート枠に回動自在に装着され、前記プッシ
    ュ式スイッチの押圧体に押し込み力を伝えるピアノハン
    ドル。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のピアノハンドルにおい
    て、 前記化粧プレート枠に形成した支持部へ回動自在に係合
    する支持係合部を一端縁部に有することを特徴とするピ
    アノハンドル。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載のピアノハンドルに
    おいて、 前記プッシュ式スイッチのボス部に形成された係止部に
    係合して回動範囲を規制する係合部を、下面から垂下し
    て設けたことを特徴とするピアノハンドル。
  9. 【請求項9】 押圧体の押し込みに連動して内部の可動
    接点部材が作動するプッシュ式スイッチと、このプッシ
    ュ式スイッチの押圧体に押し込み力を伝えるピアノハン
    ドルと、前記プッシュ式スイッチが装着される取付枠と
    を含む配線器具に用いられる化粧プレート枠であって、 前記取付枠に装着されるとともに、前記ピアノハンドル
    を回動自在に装着することを特徴とする化粧プレート
    枠。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の化粧プレート枠におい
    て、 前記ピアノハンドルが配置される開口部を有するととも
    に、該開口部の一端縁部にピアノハンドルを回動自在に
    支持するための支持部を形成したことを特徴とする化粧
    プレート枠。
  11. 【請求項11】 取付枠と、この取付枠に装着される化
    粧プレート枠と、この化粧プレート枠に回動自在に装着
    されるとともに、係合部が下面から垂下して形成された
    ピアノハンドルとを含む配線器具に用いられるプッシュ
    式スイッチであって、 ボス部に、前記ピアノハンドルの係合部が係合して同ピ
    アノハンドルの回動範囲を規制する係止部を形成したこ
    とを特徴とするプッシュ式スイッチ。
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