JP2015162451A - スイッチモジュール及び壁スイッチ - Google Patents

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奥野 裕寿
Hirohisa Okuno
裕寿 奥野
一哉 馬場
Kazuya Baba
一哉 馬場
英人 多田
Hideto Tada
英人 多田
隆司 草川
Takashi Kusakawa
隆司 草川
今井 克哉
Katsuya Imai
克哉 今井
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Abstract

【課題】押釦を押す度に押釦の操作性が変化するのを防止する。
【解決手段】
スイッチモジュール1は、押釦10、復帰ばね19、可動接点板12及び反転機構11を含む。可動接点板12は、第1方向D1における押釦10から見て復帰ばね19の反対側に配置され、第1方向D1の第1側及び第2側にそれぞれ第1端121及び第2端122を有する。復帰ばね19は、押釦10が押されて解放される度に、押釦10を、押釦10が押される前の位置に復帰させるように配置される。可動接点板12の第2端122、及び復帰ばね19の中心は、第1方向D1における押釦10の突起107に対応する位置にある。
【選択図】図6

Description

本発明は、一般にスイッチモジュール、より詳細には、押釦を押す度に押釦の位置が押される前の位置に復帰するように構成されるスイッチモジュール、及びこれを備える壁スイッチに関する。
例えば、特許文献1は、ピアノハンドル式スイッチを開示する。このピアノハンドル式スイッチは、スイッチ本体及びピアノハンドルを含む。スイッチ本体は、器体と、その器体に収納されるスイッチ機構部とを含む。スイッチ機構部は、押操作される押釦ハンドルを器体の前面に具備し、押釦ハンドルの押操作毎に接点を開閉するように構成される。
スイッチ機構部は、接点(可動接点及び固定接点)、反転ハンドル、押釦ハンドル、スライドカム及び復帰ばねにより構成される。反転ばねの後端部には開閉子の前縁に突設されたばね座片が挿入され、反転ばねの前端部は反転ハンドルに設けた後面開口した筒部内に収められる。
特開2004−296231号公報
しかしながら、上記ピアノハンドル式スイッチでは、押釦ハンドル(押釦)の操作性に課題があった。即ち、押釦ハンドルの表面の線状突起に対するスライドカムのずれ量が押釦ハンドルを押す度に変化し、そのことが押釦ハンドルの操作性を損なう原因となっていた。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、押釦を押す度に押釦の操作性が変化するのを防止することを目的とする。
本発明のスイッチモジュールは、押釦、復帰ばね、可動接点板及び反転機構を備える。押釦は、第1方向の第1側に配置され、前記第1方向の第2側への押力を受けるための突起を持つ。復帰ばねは、前記第1方向の第2側に配置され、前記押釦が前記押力によって押されて解放される度に、前記押釦を、前記押釦が押される前の位置に復帰させるように配置される。可動接点板は、前記第1方向の第1側及び第2側にそれぞれ第1端及び第2端を有し、前記第1方向における前記押釦から見て前記復帰ばねの反対側に配置される。反転機構は、前記押力によって前記押釦を介して押される度に、前記第2端を支点として前記可動接点板を前記第1方向と直交する第2方向に反転するように構成される。前記可動接点板の第2端、及び前記復帰ばねの中心は、前記第1方向における前記突起に対応する位置にある。
上記スイッチモジュールは、可動接点、第1端子及び第2端子を更に備えることが望ましい。可動接点は、前記可動接点板に具備されてもよい。第1端子は、前記可動接点板の第2端を支持する支持片を備えてもよい。第2端子は、前記可動接点板が前記第2方向の第1及び第2側の一方又は他方に反転したときにそれぞれ前記可動接点と接触又は非接触となる固定接点を備えてもよい。
上記スイッチモジュールにおいて、前記突起は、前記第1及び第2方向と直交する第3方向に伸びる線状突起であり、また前記突起の基端は前記第2方向に幅を持つことが望ましい。更に、前記可動接点板の第2端、及び前記復帰ばねの中心は、前記第1方向に沿った前記線状突起の基端に対応する範囲内にあることが望ましい。
上記スイッチモジュールにおいて、前記可動接点板は、前記第1及び第2方向と直交する第3方向の第1及び第2側にそれぞれ第3及び第4端を更に有し、前記スイッチモジュールは、前記可動接点板の第1端の側が前記第2方向において旋回自在となるように、前記可動接点板の第3及び第4端における第2端の側を保持する第1及び第2凹部を有する器体を更に備えることが望ましい。また、前記第1及び第2凹部の各々は、前記第2方向において前記突起の基端よりも短い基端を前記第1方向における前記突起の基端に対応する範囲内に有し、且つその基端から前記第1方向D1の第1側に徐々に広くなる断面形状を持つことが望ましい。更に、前記可動接点板の第2端、及び前記復帰ばねの中心は、前記第1方向における前記第1及び第2凹部の基端に対応する範囲内にあることが望ましい。
上記スイッチモジュールにおいて、前記反転機構は、反転ばね、反転ハンドル、スライドカム及びばね片を備えることが望ましい。反転ばねは、前記可動接点板の第1端を前記第1方向の第2側に付勢してもよい。反転ハンドルは、前記第2方向の第1及び第2側にそれぞれ第1及び第2反転突起を有し、前記第1方向の第1側における前記反転ばねの部分を保持した状態で、前記可動接点板とともに前記第2方向に反転自在に設けられてもよい。スライドカムは、前記第1及び第2反転突起を交互に前記第1方向の第2側に押すための第1及び第2片をそれぞれ備えてもよい。ばね片は、前記スライドカムを前記第2方向における前記押釦の中心側に付勢してもよい。
本発明の壁スイッチは、上記スイッチモジュールと、前記第1方向の第1側における前記押釦の面に着脱自在に取り付けられるピアノハンドルとを備える。
本発明は、押釦を押す度に押釦の操作性が変化するのを防止することが可能になるという効果がある。
本発明の一実施形態によるスイッチモジュールの分解斜視図である。 本実施形態のスイッチモジュールを含む壁スイッチの第1具体例に使用される設置部材を含む斜視図である。 第1具体例に使用される設置部材を含む別の斜視図である。 本実施形態のスイッチモジュールを含む壁スイッチの第2具体例に使用される設置部材を含む斜視図である。 本実施形態のスイッチモジュールを含む壁スイッチの第3具体例に使用される設置部材を含む斜視図である。 本実施形態におけるスイッチモジュールの断面図である。 本実施形態におけるピアノハンドルの斜視図である。 本実施形態における第1端子、第2端子、第3端子及び回路基板の斜視図である。 本実施形態における、可動接点板を揺動自在に保持するボディを示す図である。 本実施形態におけるカバーの斜視図である。 本実施形態における押釦、スライドカム、ばね片、復帰ばね、カバー、反転ハンドル及び反転ばねの斜視図である。 本発明の一実施形態における第1及び第2端子と回路基板の斜視図である。 本発明の一実施形態の要部を示す斜視図である。
図1は本発明の一実施形態によるスイッチモジュールを示す。先ず、本実施形態の主要構成を説明する。図1に示すように、本実施形態のスイッチモジュール1は、押釦10、反転機構11、可動接点板12及び復帰ばね19を含む。押釦10は、第1方向D1の第1側に配置される一方、復帰ばね19は、第1方向D1の第2側に配置される。図1の例では、右上及び左下側がそれぞれ第1方向D1の第1及び第2側に対応する。また、第1方向D1はスイッチモジュール1の奥行方向に対応し、押釦10の配置側である第1方向D1の第1側が前側を定める。要するに、本実施形態では、第1方向D1の第1側及び第2側が、それぞれ「前側」及び「後側」に対応する。
図1及び2に示すように、押釦10は、第1方向D1の第2側への押力を受けるための突起107を持つ。押釦10は、押釦10が上記押力によって押されて解放される度に、押釦10が押される前の位置に復帰ばね19によって復帰されるように設けられる。
可動接点板12は、第1方向D1の第1側及び第2側にそれぞれ第1端121及び第2端122を有し、第1方向D1における押釦10から見て復帰ばね19の反対側に配置される。反転機構11は、上記押力によって押釦10を介して押される度に、第2端122を支点として可動接点板12を第1方向D1と直交する第2方向D2に反転するように構成される。本実施形態では、第2方向D2はスイッチモジュール1の幅方向に対応し、また第2方向D2の第1側及び第2側がそれぞれ「右側」及び「左側」に対応する。図1の例では、左及び右側がそれぞれ第2方向D2の第1及び第2側に対応する。また、図1におけるD3は、第1及び第2方向D1及びD2と直交する第3方向である。本実施形態では、第3方向は、スイッチモジュール1の高さ方向に対応し、また第3方向D3の第1及び第2側がそれぞれ「上側」及び「下側」に対応する。本実施形態の特徴については後述する。
図2及び3は、本実施形態におけるスイッチモジュール1を含む壁スイッチの第1具体例を示す。第1具体例では、壁スイッチは、スイッチモジュール1及びピアノハンドル(操作パドル)5を含む。ピアノハンドル5は、第1方向D1の第1側に配置される一方、スイッチモジュール1は、第1方向D1の第2側に配置される。
第1具体例において、スイッチモジュール1は、取付枠6及び壁プレート7を用いて、ピアノハンドル5とともに壁などの造営面に設置される。なお、本発明の壁スイッチは、取付枠6及び壁プレート7を更に含んでもよい。
ピアノハンドル5は、壁プレート7の開口91に対応する矩形状に形成され、第1方向D1の第1側、即ち前側におけるスイッチモジュール1の面(前面)に着脱自在に取り付けられる。一例において、ピアノハンドル5は、後述のカバー4の前面に着脱自在に取り付けられる。本実施形態の壁スイッチは、ピアノハンドル5がスイッチモジュール1の前面に着脱自在に取り付けられ、これらは、ピアノハンドル式スイッチを構成する。
取付枠6は、右側、左側、上側及び下側にそれぞれ第1側部61、第2側部62、第3側部63及び第4側部64を有し、第3方向D3に伸びる矩形状の開口65を持つ矩形枠状に形成されている。取付枠6は、特許文献1と同様に、第1及び第2側部61及び62に3個のスイッチモジュール1を第3方向D3に沿って取り付けるための取付構造を持つ。例えば、第1側部61の複数の取付孔611と第2側部62の複数の取付孔621が取付構造を構成する。取付枠6は、第1及び第2側部61及び62が第3及び第4側部63及び64よりも全体的に後側にセットバックされるように、屈曲されている点で、特許文献1と異なる。取付枠6は、第1及び第2側部61及び62の各々の屈曲構造以外は特許文献1の取付枠と同様に構成されるので、ここでは詳細に説明しない。
壁プレート7は、例えば、プレート枠8及び化粧プレート9により構成される。壁プレート7は、第3方向D3に伸びる矩形状の開口91を持つ。つまり、プレート枠8が、化粧プレート9の開口91よりも大きな開口81を持つことにより、壁プレート7は、開口91を持つ。壁プレート7は、上記特許文献1と同様であるので、ここでは詳細に説明しない。
第1具体例におけるスイッチモジュール1の造営面への設置手順を説明する。例えば、プレート枠8が第1固定具(例えば2個のねじ(図示せず))で取付枠6に固定されているとき、スイッチモジュール1が、取付枠6の中央部に着脱自在に取り付けられる。次いで、ピアノハンドル5がスイッチモジュール1の前面に着脱自在に取り付けられ、取付枠6が第2固定具(例えば2つのねじ(図示せず))で造営面に固定される。次いで、化粧プレート9が、前側におけるプレート枠8の面(前面)に着脱自在に取り付けられる。
図4は、本実施形態におけるスイッチモジュール1を含む壁スイッチの第2具体例を示す。第2具体例では、壁スイッチは、2個のスイッチモジュール1及び2個のピアノハンドル5Aを含む。各ピアノハンドル5Aは、第3方向D3に沿った壁プレート7の開口91の半分の寸法となる形状を持つ。
第2具体例におけるスイッチモジュール1の造営面への設置手順を説明する。例えば、プレート枠8が第1固定具で取付枠6に固定されているとき、2個のスイッチモジュール1が、取付枠6の上側と下側に着脱自在に取り付けられる。次いで、2個のピアノハンドル5Aが、2個のスイッチモジュール1の前面に着脱自在に取り付けられ、取付枠6が第2固定具で造営面に固定される。次いで、化粧プレート9が、プレート枠8の前面に着脱自在に取り付けられる。
図5は、本実施形態におけるスイッチモジュール1を含む壁スイッチの第3具体例を示す。第3具体例では、壁スイッチは、3個のスイッチモジュール1及び3個のピアノハンドル5Bを含む。各ピアノハンドル5Bは、第3方向D3に沿った壁プレート7の開口91の3分の1の寸法となる形状を持つ。
第3具体例におけるスイッチモジュール1の造営面への設置手順を説明する。例えば、プレート枠8が第1固定具で取付枠6に固定されているとき、3個のスイッチモジュール1が、取付枠6の上側、中央部及び下側に着脱自在に取り付けられる。次いで、3個のピアノハンドル5Bが、3個のスイッチモジュール1の前面に着脱自在に取り付けられ、取付枠6が第2固定具で造営面に固定される。次いで、化粧プレート9が、プレート枠8の前面に着脱自在に取り付けられる。
本実施形態におけるスイッチモジュール1の具体例を説明する。本実施形態では、図1及び6に示すように、スイッチモジュール1は、押釦10、反転機構11及び可動接点板12に加えて、器体2、第1端子13、第2端子14、第3端子15、復帰ばね19及び回路基板20を更に含む。反転機構11は、反転ばね11Aに加えて、反転ハンドル16、スライドカム17及びばね片18を更に含む。
反転ばね11A、可動接点板12、第1端子13、第2端子14、第3端子15、反転ハンドル16及び回路基板20は、器体2に収納される。押釦10は、スライドカム17、ばね片18及び復帰ばね19とともに第1方向D1の第1側における器体2の面(前面)に取り付けられる。
先ず、器体2について説明する。器体2は、第2方向D2に伸びる直方体状であり、ボディ3及びカバー4により構成される。ボディ3及びカバー4の各々は合成樹脂成形品である。
ボディ3は、後側、右側、左側、上側及び下側にそれぞれ基部30、第1側部31、第2側部32、第3側部33及び第4側部34を有し、第2方向D2に伸びる矩形状の前面開口を持つ箱状に形成されている。カバー4は、前側、右側、左側、上側及び下側にそれぞれ基部40、第1側部41、第2側部42、第3側部43及び第4側部44を有し、第2方向D2に伸びる矩形状の後面開口を持つ箱状に形成されている。
ボディ3において、第3側部33は、第2方向D2の第1及び第2側にそれぞれ第3方向の第1側に突出する第1及び第2突起331及び333を有する。同様に、第4側部34は、第2方向D2の第1及び第2側にそれぞれ第3方向の第2側に突出する第3及び第4突起341及び343を有する(後述の図13参照)。
カバー4において、第3側部43は、第1方向D1の第2側に(後方に)突出する第1及び第2平片431及び433を有するC(角括弧)状に形成されている。第4側部44は、後方に突出する第3及び第4平片441及び443を有するC(角括弧)状に形成されている。平片431、433、441及び443には、それぞれ第1、第2、第3及び第4孔432、434、442及び444が形成されている。
つまり、ボディ3及びカバー4は、第1、第2、第3及び第4突起331、333、341及び343が、それぞれ、第1、第2、第3及び第4孔432、434、442及び444に挿入されるように形成される。従って、ボディ3及びカバー4を結合することができ、その結果、器体2を構成することができる。
ピアノハンドル5(5A及び5B)の器体2への取付構造を説明する。図2及び7に示すように、器体2(本実施形態ではカバー4)は、第3方向D3に沿って形成されピアノハンドル5(5A及び5B)を自己45の周りに旋回自在に保持するための少なくとも1個の軸部45と、ピアノハンドル5の軸部45周りの旋回をガイドするための少なくとも1個のスリット46とを更に含む。
図2及び7の例では、器体2(カバー4)は、2個の軸部45及び2個のスリット46を含む。各軸部45は、第2方向D2の第2側における器体2(カバー4)の前面に第3方向D3に沿って離隔して配置されている。各スリット46は、第2方向D2の第1側における器体2(カバー4)の前面に第3方向D3に沿って離隔して形成されている。
図7に示すように、ピアノハンドル5は、器体2の少なくとも1個の軸部45を軸支するための軸受孔51と、器体2の少なくとも1個のスリット46に挿入される突片52とを有している。
図7の例では、ピアノハンドル5は、器体2の2個の軸部45を軸支するための軸受孔51と、器体2の2個のスリット46に個別に挿入される2個の平状突片52とを、第1方向D1の第2側におけるピアノハンドル5の面(後面)に有している。加えて、ディスクリート部品である軸受ばね体50が軸受孔51内に配置されることにより、器体2(カバー4)は、軸受孔51及び軸受ばね体50が2個の軸部45を軸支するように構成されている。2個の突片52は、ピアノハンドル5が軸部45周りに所定長旋回することができるように、第1方向D1の第2側に突出している。また、各突片52は、器体2の対応するスリット46内に係止するように当該突片52の先端に形成された2個の爪521を有している。ピアノハンドル5A及び5Bの各々も、ピアノハンドル5と同様に形成される。
上記構造では、ピアノハンドル5(5A及び5B)は、ピアノハンドルの第2方向D2の第1側が第1方向D1に沿って移動自在となるように、器体2に取り付けることができる。
図1及び2に示すように、第1側部41は、取付枠6の第1側部61における隣り合う2個の取付孔611に挿入されるべき2個の爪411を有する。同様に、第2側部42は、取付枠6の第2側部62における隣り合う2個の取付孔621に挿入されるべき2個の爪421を有する。従って、各爪411を対応する取付孔611に挿入し、各爪421を対応する取付孔621に挿入することにより、スイッチモジュール1を取付枠6に取り付けることができる。
図6に示すように、ボディ3は、第2方向D2の第1及び第2側にそれぞれ第1及び第2収納室37及び38を形成する第1及び第2隔壁35及び36を有し、第1及び第2隔壁35及び36は、第1及び第2収納室37及び38の間に中央収納室39を形成するように互いに離隔されている。
第1端子13の一部は器体2内の中央収納室39に収納され、第1端子13の残部は器体2内の第1収納室37に収納される。第2端子14の一部及び第3端子15の一部は器体2内の中央収納室39に収納され、第2端子14の残部及び第3端子15の残部は器体2内の第2収納室38に収納される。
図1及び8に示すように、第1端子13は、可動接点板12の第2端122を支持する支持片131を含む。図8の例では、第1端子13は、端子板130、2個の鎖錠ばね138及び解除釦139により構成されている。第2端子14は、固定接点(第1固定接点)141を含み、端子板140及び鎖錠ばね148により構成されている。第3端子15は、固定接点(第2固定接点)151を含み、端子板150及び鎖錠ばね158により構成されている。また、スイッチモジュール1は、解除釦149を含み、これは、第2及び第3端子14及び15により兼用されている。
第1端子13において、端子板130は、支持片131、第1連結片132、第1平片133、第2平片134、第3平片135、第4平片136及び第2連結片137を一体に有している。第1〜第4平片133〜136は、第1及び第3平片133及び135がそれぞれ第2及び第4平片134及び136と対向するように、第3方向D3に伸びる第1連結片132の両端側から後方に突出(屈曲)されている。第2連結片137は、L状断面を持ち、第2及び第4平片134及び136間に介在し第2連結片137の先端が左方に伸びるように、第1連結片132から後方に突出されている。支持片131は、矩形平状に形成され、第3方向D3に伸びるように第2連結片137の先端に一体に連結されている。より詳しくは、第1及び第2平片133及び134は、上側に配置されている一方、第3及び第4平片135及び136は、下側に配置されている。また、第1及び第3平片133及び135は、右側に配置されている一方、第2及び第4平片134及び136と第2連結片137は、左側に配置されている。
第2端子14において、端子板140は、固定接点(第1固定接点)141、連結片142、第1平片145、第2平片146及び固定接点片(第1固定接点片)147を一体に有している。第1及び第2平片145及び146は、第1平片145が第2平片146と対向するように、第2方向D2に伸びる連結片142の両端側から後方に突出(屈曲)されている。図8の例では、固定接点片147は、J又はU状に形成され、連結片142から第1平片145とともに後方に突出され、固定接点片147の先端側は、第1方向D1の第1側に(前方に)屈曲している。固定接点141は、第2方向D2の第1側における固定接点片147の面に配置されている。より詳しくは、図1に示すように、第2端子14は、下側に配置されている一方、第3端子15は、上側に配置されている。また、第1平片145及び固定接点片147は右側に配置されている一方、第2平片146は左側に配置されている。
図1及び8に示すように、第3端子15において、端子板150は、固定接点(第2固定接点)151、連結片152、第1平片153、第2平片154及び固定接点片(第2固定接点片)157を一体に有している。第1及び第2平片153及び154は、第1平片153が第2平片154と対向するように、第2方向D2に伸びる連結片152の両端側から後方に突出(屈曲)されている。固定接点片157は、L状断面を持ち、固定接点片157の先端が第2端子14の固定接点141に面するように、第1平片153から右方に突出されている。固定接点151は、第2方向D2の第2側における固定接点片157の先端面に配置されている。より詳しくは、第1平片153及び固定接点片157は右側に配置されている一方、第2平片154は左側に配置されている。
図6及び8に示すように、第1端子13の一部である支持片131は、ボディ3の中央収納室39に収納される一方、第1端子13の残部は、ボディ3の第1収納室37に収納される。2個の鎖錠ばね138の一方は、第1及び第2平片133及び134の間に配置される一方、他方は、第3及び第4平片135及び136の間に配置される。解除釦139は、2個の鎖錠ばね138の一部(鎖錠片)を前方に屈曲することができるように2個の鎖錠ばね138の間に配置される。
同様に、第2端子14の一部である固定接点片147及び第3端子15の一部である固定接点片157は、ボディ3の中央収納室39に収納される一方、第2端子14の残部及び第3端子15の残部は、第2収納室38に収納される。鎖錠ばね148は、第1及び第2平片145及び146の間に配置される一方、鎖錠ばね158は、第1及び第2平片153及び154の間に配置される。解除釦149は、2個の鎖錠ばね148及び149の各一部(鎖錠片)を前方に屈曲することができるように2個の鎖錠ばね148及び158の間に配置される。
鎖錠ばね138、148及び158は互いに同一である。また、鎖錠ばね138、148及び158の各々は、特許文献1と同様であるので、ここでは詳細に説明しない。解除釦139及び149も互いに同一である。また、解除釦139及び149の各々は、特許文献1と同様であるので、ここでは詳細に説明しない。
図8に示すように、回路基板20は、例えば、インサート成形品であり、第1端子201、第2端子202及び光源(第1光源)204を含む(後述の図13参照)。光源204は、第1及び第2端子201及び202間に接続される回路(第1回路)に含まれる。本実施形態の回路基板20は、図13の実施形態の回路基板20と共通である。例えば、第1回路は、光源204と、複数の抵抗205とを含む直列回路である。光源204は、例えばLED(発光ダイオード)であり、詳しくは緑色LEDである。
回路基板20は、第1及び第2端子201及び202がそれぞれ端子板150及び140に接触するように、器体2内に収納される。図6の例では、第2端子202は端子板140の連結片142に接触している。同様に、第1端子201は端子板150の連結片152に接触している。
反転ばね11A、可動接点板12及び反転ハンドル16は、器体2の中央収納室39に収納される。図1の例では、反転ばね11Aは、圧縮コイルばねである。
可動接点板12は、第3方向D3の第1側及び第2側にそれぞれ第3端123及び第4端124を更に有する。本実施形態では、可動接点板12は、屈曲部を持たない平板状になっている。
図6及び9に示すように、器体2は、可動接点板12の第1端121の側が第2方向D2に沿って反転自在になるように可動接点板12を支持する第1及び第2凹部391及び392を更に含む。図6及び9の例では、第1及び第2凹部391及び392は、ボディ3の中央収納室39内に形成されている。また、第1及び第2凹部391及び392の各々は、第1方向D1の第2側から第1側に徐々に広くなる形状(三角形状ないしは台形状)に形成されている。第3方向D3の第1側における可動接点板12の第3端123の後側が第1凹部391によって支持されている一方、第3方向D3の第2側における可動接点板12の第4端124の後側が第2凹部392によって支持されている。
図1及び9に示すように、可動接点板12は、金属などの平板状の電気導電体であり、第2方向D2の第1側及び第2側にそれぞれ第1面125及び第2面126を有する。また、可動接点板12は、第1端121の上側及び下側からそれぞれ前側に突出する第1突片127及び第2突片128を更に含む。第1突片127は、後側における反転ばね11Aの端部(後端部)に挿入される。第2突片128は、第1及び第2面125及び126にそれぞれ可動接点(第2可動接点)12B及び可動接点(第1可動接点)12Aを有している。
図1及び10に示すように、器体2は、反転ハンドル16を第2方向D2に沿って反転自在に支持する第3及び第4凹部403及び404を更に含む。図1及び10の例では、カバー4は、後方にセットバックされた凹所400を前側における基部40に有している。また、カバー4は、凹所400の底から前方に突出された第1及び第2突出部401及び402を有する。第1及び第2突出部401及び402は、第3方向D3の第1及び第2側にそれぞれ対向配置されている。第3凹部403は、第2突出部402に面するように第1突出部401に具備されている。第4凹部404は、第1突出部401に面するように第2突出部402に具備されている。第3及び第4凹部403及び404の各々は、第1方向の第1側から第2側に徐々に広くなる形状(三角形状)に形成されている。更に、カバー4は、第1及び第2突出部401及び402の間に形成された開口405を有している。開口405は、第2方向D2に伸びる矩形状になっている。
図6及び10に示すように、カバー4は、第2方向D2の第1及び第2側における凹所400の端にそれぞれ第1及び第2ガイド孔406及び407を有している。カバー4は、第2方向D2の第1側における凹所400の内面の一部に矩形孔408を有し、第1ガイド孔406は矩形孔408に連通している。つまり、矩形孔408は第1ガイド孔406に含まれる。また、カバー4は、第2方向D2の第2側における凹所400の内面の一部に矩形状の凹所409を有し、第2ガイド孔407は、凹所409に連通している。つまり、凹所409は第2ガイド孔407に含まれる。
反転ハンドル16は、開口を有する筒状に形成され、反転ばね11Aが反転ハンドル16内に配置される。図1の例では、反転ばね11Aは、反転ばね11Aの後端が反転ハンドル16からはみ出すように、反転ハンドル16内に配置されている。図1及び6に示すように、反転ハンドル16は、第1及び第2支点突起161及び162と、第1及び第2反転突起163及び164とを含む。
第1及び第2支点突起161及び162は、器体2の第3及び第4凹部403及び404内にそれぞれ位置するように、第3方向D3の第1及び第2側における反転ハンドル16の部分に形成されている。
第1及び第2反転突起163及び164は、第2方向D2の第1及び第2側における反転ハンドル16の先端の2カ所から前方に突出されている。つまり、第1及び第2反転突起163及び164は、第1及び第2支点突起161及び162よりも前側に配置されている。
器体2の組立てについて説明する。先ず、上述の如く、第1端子13、第2端子14、第3端子15、回路基板20及び可動接点板12が、ボディ3内に収納される。また、反転ばね11Aが反転ハンドル16内に挿入される。次いで、可動接点板12の第1突片127が反転ばね11Aの後端部に嵌入されて、反転ハンドル16が可動接点板12に載置される。次いで、反転ハンドル16の第1及び第2支点突起161及び162がそれぞれ第3及び第4凹部403及び404内に挿入されるように、カバー4がボディ3に結合される。このように器体2の組立てが行われると、器体2内に収納された反転ハンドル16の第1及び第2反転突起163及び164側(反転ハンドル16の前部)が器体2の開口405を介して器体2の凹所400内に配置される。
次に、押釦10、スライドカム17、ばね片18及び復帰ばね19について説明する。押釦10、スライドカム17、ばね片18及び復帰ばね19は、ばね片18がスライドカム17を押釦10の中央側に付勢し、また復帰ばね19が押釦10を第1方向D1の第1側に付勢するように、器体2の前面に取り付けられる。
図1に示すように、押釦10は、前側、右側、左側、上側及び下側にそれぞれ基部100、第1側部101、第2側部102、第3側部103及び第4側部104を有し、第2方向D2に伸びる矩形状の後面開口を持つ箱状に形成されている。第1側部101は、両端部から分離された中央部を含み、カバー4の第1ガイド孔406の矩形孔408内に配置される爪105を第1側部101の中央部の先端に有している。第2側部102は、両端部から分離された中央部を含み、カバー4の第2ガイド孔407の凹所409内に配置される爪106を第2側部102の中央部の先端に有している。従って、押釦10が第1方向D1に沿って移動自在になるように、押釦10をカバー4の凹所400に取り付けることができる。
図11に示すように、スライドカム17は、第1及び第2反転突起163及び164を交互に第1方向の第2側に押すための第1及び第2片(カム片)171及び172をそれぞれ有している。本実施形態では、第1及び第2片171及び172は、
(a) 第1片171が前側の第1反転突起163を押すにつれて、第1片171は、第2反転突起164の内側から両反転突起間の中心の方にスライドする第2片172とともにスライドし、
(b) 第2片172が前側の第2反転突起164を押すにつれて、第2片172は、第1反転突起163の内側から両反転突起間の中心の方にスライドする第1片171とともにスライドする
ように互いに離隔される。
ばね片18は、スライドカム17を押釦10の中央側に付勢する第1及び第2ばね片181及び182を有している。
図11の例では、第1及び第2ばね片181及び182は、それぞれ第2方向D2の第1及び第2側に配置され、スライドカム17は、第1及び第2ばね片181及び182によって、第2方向D2における押釦10の中央側に付勢される。詳しくは、ばね片18は連結片183を更に有している。第1及び第2ばね片181及び182は、第1及び第2ばね片181及び182の先端がスライドカム17の第4片174の両端を保持するように、連結片183によって保持されている。また、ばね片18は、第1及び第2ばね片181及び182と連結片183を一体に有している。
復帰ばね19は、押釦10の基部100の内面に配置されたスライドカム17を、スライドカム17が基部100の内面に沿って移動自在になるように、押さえる押え片190と、押釦10を第1方向D1の第1側に付勢する付勢片195とを有している。
図11の例では、押釦10の基部100の内面に配置されたスライドカム17は、スライドカム17が第2方向D2に移動自在になるように、押え片190によって、押釦10の基部100の内面に保持される。また、復帰ばね19は、押え片190及び付勢片195を一体に有している。
押え片190は、反転ハンドル16の第1及び第2反転突起163及び164が中を通過する枠状(四角い枠状)に形成されている。詳しくは、押え片190は、右側、左側、上側及び下側にそれぞれ第1側部191、第2側部192、第3側部193及び第4側部194を有している。また、押え片190は、第3及び第4側部193及び194の間に中間片19aを更に有し、第1及び第2反転突起163及び164がそれぞれ通過する第1及び第2孔19b及び19cを有している。
付勢片195は、弓状の第1及び第2ばね片を有し、第1及び第2ばね片の各中央部が押釦10の内面に固定されることにより、第1及び第2ばね片によって押釦10を第1方向の第1側に付勢するように構成される。また、上記押え片190の第3側部193及び第4側部194は、第1及び第2ばね片の間に配置される。更に、第1ばね片の内縁中央部は、押え片190の第3側部193の外縁中央部に一体に結合される一方、第2ばね片の内縁中央部は、押え片190の第4側部194の外縁中央部に一体に結合される。
図11の例では、付勢片195は、右側、左側、上側及び下側にそれぞれ第1側部196、第2側部197、第3側部198及び第4側部199を有し、第3及び第4側部198及び199がそれぞれ上記第1及び第2ばね片に対応する。つまり、付勢片195は、第1及び第2孔19b及び19cよりも大きい孔を持つ枠状(四角い枠状)に形成されている。なお、第1及び第2側部196及び197はオプションである。
次に、図1に示す部材の器体2への取付けについて説明する。先ず、スライドカム17は、押釦10の基部100の内面に配置される。次いで、第4片174の両端が第1及び第2ばね片181及び182の先端で保持された状態で、ばね片18の連結片183が押釦10の基部100の内面に固定される。次いで、復帰ばね19における付勢片195の第3及び第4側部198及び199の各中央部が押釦10の基部100の内面に固定される。次いで、スライドカム17、ばね片18及び復帰ばね19を有する押釦10は、カバー4の凹所400に取り付けられる。
上記スイッチモジュール1の反転動作を説明する。図6に示すように、可動接点12Aが固定接点141に接触しているとき、反転ハンドル16の第2反転突起164は第1反転突起163よりも前方に位置する。この場合、押釦10が復帰ばね19によって第1方向D1の第1側に付勢された状態で、押釦10の爪105及び106が、それぞれカバー4の第1及び第2ガイド孔406及び407の各前縁に係止されている。つまり、押釦10は最前位置にある。また、スライドカム17は、ばね片18によって第2方向D2における押釦10の中央側に位置する。
図6の状態から、押釦10が、例えばピアノハンドル5を介して第1方向D1の第2側に押されると、スライドカム17は、第2片172が前方に位置する第2反転突起164を押し、また第1片171が第1反転突起163から離れながら、第2方向D2にスライドする。図6の例では、第2片172は第2反転突起164よりも左側に位置しており、反転ハンドル16が反転するのに伴って、スライドカム17は左側にスライドされる。その間に、スライドカム17の第2片172が第2反転突起164を第1方向D1の第2側に押すので、第1反転突起163が第2反転突起164よりも前方に位置するように反転ハンドル16が反転し、同時に可動接点板12も反転する。その結果、可動接点12Aは固定接点141から離され、可動接点12Bが固定接点151に接触する。その後、ピアノハンドル5を押すのを止めると、押釦10は、復帰ばね19によって、ピアノハンドル5とともに元の位置に復帰し、またスライドカム17もばね片18によって元の位置に復帰する。
その後、押釦10が、ピアノハンドル5を介して第1方向D1の第2側に押されると、スライドカム17は、第1片171が前方に位置する第1反転突起163を押し、また第2片172が第2反転突起164から離れながら、第2方向D2にスライドする。第1片171は第1反転突起163よりも右側に位置しており、反転ハンドル16が反転するのに伴って、スライドカム17は右側にスライドされる。その間に、スライドカム17の第1片171が第1反転突起163を第1方向D1の第2側に押すので、第2反転突起164が第1反転突起163よりも前方に位置するように反転ハンドル16が反転し、同時に可動接点板12も反転する。その結果、可動接点12Bは固定接点151から離され、可動接点12Aが固定接点141に接触する。その後、ピアノハンドル5を押すのを止めると、押釦10は、復帰ばね19によって、ピアノハンドル5とともに元の位置に復帰し、またスライドカム17もばね片18によって元の位置に復帰する。
本実施形態の特徴について説明する。図6に示すように、可動接点板12の第2端122、及び復帰ばね19の中心は、第1方向D1における押釦10の突起107に対応する位置にある。
本実施形態では、図2及び6に示すように、突起107は、第3方向D3に伸びる線状突起であり、また突起107の基端は第2方向D2に幅を持つので、可動接点板12の第2端122、及び復帰ばね19の中心は、第1方向D1に沿った線状突起107の基端に対応する範囲R1内にある。
詳しくは、図6及び9に示すように、器体2(ボディ3)は、可動接点板12の第1端121の側が第2方向D2において旋回自在となるように、可動接点板12の第3及び第4端123及び124における第2端122の側を保持する第1及び第2凹部391及び392を有する。
第1凹部391は、第2方向D2において突起107の基端よりも短い基端391aを第1方向D1における突起107の基端に対応する範囲R1内に有し、且つその基端から第1方向D1の第1側に徐々に広くなる断面形状を持つ。同様に、第2凹部392は、第2方向D2において突起107の基端よりも短い基端392aを第1方向D1における突起107の基端に対応する範囲R1内に有し、且つその基端から第1方向D1の第1側に徐々に広くなる断面形状を持つ。
上記構造において、可動接点板12の第2端122、及び復帰ばね19の中心は、第1方向D1における第1及び第2凹部391及び392の基端391a及び392aに対応する範囲R2内にある。範囲R2、即ち第2方向D2における第1及び第2凹部391及び392の各基端長は、例えば約2mmに設定される。
一例として、可動接点板12の第2端122、及び復帰ばね19の中心は、第1方向D1における突起107の頂点107bからの延長線上にあってもよい。
図2及び7に示すように、突起107は、第1方向D1の第2側におけるピアノハンドル5の面(後面)に設けられた2個の平状リブ53によって第1方向D1の第2側に押されることになる。2個の平状リブ53は、第2方向D2に平行に伸びるように、第3方向D3に伸びる押釦10の突起107に対応するピアノハンドル5の後面に設けられる。
上記特許文献1の一例では、復帰ばねの中心は、押釦ハンドル(押釦)の突起からの延長線上にあるが、開閉子(可動接点板)の基端は、突起からの延長線上にない。このような構造では、押釦ハンドルの突起に対するスライドカムのずれ量が押釦ハンドルを押す度に変化することになり、開閉子の両位置間の荷重差が大きくなる。その結果、押釦ハンドルの操作性が損なわれる。
また、上記特許文献1の別例では、開閉子(可動接点板)の基端は、押釦ハンドルの突起からの延長線上にあるが、復帰ばねの中心は、突起からの延長線上にない。このような構造では、押釦ハンドル自体の動作が不安定になり、開閉子の両位置間の荷重差が大きくなる。その結果、押釦ハンドルの操作性が損なわれる。
本実施形態では、可動接点板12の第2端122、及び復帰ばね19の中心が、第1方向D1における押釦10の突起107に対応する位置にあるので、押釦10を押す度に押釦10の操作性が変化するのを防止することができる。その結果、押釦10の操作性を改善することができる。また、可動接点板12の両位置間の荷重差を低減することができる。
一実施形態において、スイッチモジュール1は回路基板20を有さない。つまり、回路基板20はオプションである。
一実施形態において、スイッチモジュール1は、第1端子及び第2端子を含むが、第3端子15含まない。第1端子は、可動接点板12の第2端122を支持する支持片131を含む。第2端子は、可動接点板12が第2方向D2の第1及び第2側の一方又は他方に反転したときにそれぞれ可動接点12Aと接触又は非接触となる固定接点141を含む。具体的には、スイッチモジュール1は、図1などに示す第2端子14及び第3端子15に代えて、図12に示す第2端子14Aを有する。第2端子14Aは、固定接点141を含み、端子板140、2個の鎖錠ばね148及び解除釦149により構成されている。端子板140は、固定接点片147、連結片142、第1平片143、第2平片144、第3平片145及び第4平片146を一体に有している。第1〜第4平片143〜146は、第1及び第3平片143及び145がそれぞれ第2及び第4平片144及び146と対向するように、第3方向D3に伸びる連結片142の両端側から後方に突出(屈曲)されている。固定接点141は図1と同様に固定接点片147に具備されている。この実施形態は、回路基板20を有さない上記実施形態にも適用可能である。
一実施形態において、図13に示すように、スイッチモジュール1は、トランス21、トランスケース22及び中間部材23を更に含む。
トランス21は、支持片131と端子板130との間に介在する1次巻き線211と、接続カバー213内の2次巻き線とを有する。本実施形態では、1次巻き線211が支持片131と端子板130との間に介在するので、支持片131は、端子板130から物理的に分離される。加えて、支持片131は、1次巻き線211の一端211aと接続される接続片131aを備える一方、端子板130は、第2連結片137に代えて、1次巻き線211の他端211bと接続される接続片137aを備える。
トランスケース22は、トランスケース22内のトランス21の2次巻き線の両端と接続カバー213を介して電気的に接続される2本の導電ピン221を含む。2本の導電ピン221は、回路基板20の2個の端子203(1個の端子203は隠れている)と電気的に接続される。回路基板20は、光源(第2光源)206を更に含む。光源206は、2個の端子203間に接続される回路(第2回路)に含まれる。第2回路は、例えば、光源206及び抵抗207等を含む。光源206は、例えばLEDであり、詳しくは赤色LEDである。
トランス21及びトランスケース22は、器体2(ボディ3)内の中央収納室39内に収納される。このため、本実施形態におけるボディ3の基部30の中間部分は、トランス21及びトランスケース22用の収納室を確保するように、第1方向D1の第2側にセットバックされる。図13の例では、基部30の中間部分は、トランス21、トランスケース22及び中間部材23用の収納室を確保するように、第1方向D1の第2側にセットバックされている。中間部材23は、図6の実施形態における中央収納室39内の底に対応する形状に形成される。
10 押釦
11 反転機構
11A 反転ばね
12 可動接点板
12A 可動接点
121 可動接点板の第1端
122 可動接点板の第2端
13 第1端子
14 第2端子
141 固定接点
16 反転ハンドル
17 スライドカム
18 ばね片
19 復帰ばね
2 器体
5 ピアノハンドル

Claims (6)

  1. 第1方向の第1側に配置され、前記第1方向の第2側への押力を受けるための突起を持つ押釦と、
    前記第1方向の第2側に配置され、前記押釦が前記押力によって押されて解放される度に、前記押釦を、前記押釦が押される前の位置に復帰させるための復帰ばねと、
    前記第1方向の第1側及び第2側にそれぞれ第1端及び第2端を有し、前記第1方向における前記押釦から見て前記復帰ばねの反対側に配置される可動接点板と、
    前記押力によって前記押釦を介して押される度に、前記第2端を支点として前記可動接点板を前記第1方向と直交する第2方向に反転するように構成される反転機構と
    を備え、
    前記可動接点板の第2端、及び前記復帰ばねの中心は、前記第1方向における前記突起に対応する位置にある
    ことを特徴とするスイッチモジュール。
  2. 前記可動接点板に具備される可動接点と、
    前記可動接点板の第2端を支持する支持片を備える第1端子と、
    前記可動接点板が前記第2方向の第1及び第2側の一方又は他方に反転したときにそれぞれ前記可動接点と接触又は非接触となる固定接点を備える第2端子と
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載のスイッチモジュール。
  3. 前記突起は、前記第1及び第2方向と直交する第3方向に伸びる線状突起であり、また前記突起の基端は前記第2方向に幅を持ち、
    前記可動接点板の第2端、及び前記復帰ばねの中心は、前記第1方向に沿った前記線状突起の基端に対応する範囲内にある
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のスイッチモジュール。
  4. 前記可動接点板は、前記第1及び第2方向と直交する第3方向の第1及び第2側にそれぞれ第3及び第4端を更に有し、
    前記スイッチモジュールは、前記可動接点板の第1端の側が前記第2方向において旋回自在となるように、前記可動接点板の第3及び第4端における第2端の側を保持する第1及び第2凹部を有する器体を更に備え、
    前記第1及び第2凹部の各々は、前記第2方向において前記突起の基端よりも短い基端を前記第1方向における前記突起の基端に対応する範囲内に有し、且つその基端から前記第1方向D1の第1側に徐々に広くなる断面形状を持ち、
    前記可動接点板の第2端、及び前記復帰ばねの中心は、前記第1方向における前記第1及び第2凹部の基端に対応する範囲内にある
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のスイッチモジュール。
  5. 前記反転機構は、
    前記可動接点板の第1端を前記第1方向の第2側に付勢する反転ばねと、
    前記第2方向の第1及び第2側にそれぞれ第1及び第2反転突起を有し、前記第1方向の第1側における前記反転ばねの部分を保持した状態で、前記可動接点板とともに前記第2方向に反転自在に設けられる反転ハンドルと、
    前記第1及び第2反転突起を交互に前記第1方向の第2側に押すための第1及び第2片をそれぞれ備えるスライドカムと、
    前記スライドカムを前記第2方向における前記押釦の中心側に付勢するばね片と
    を備えることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のスイッチモジュール。
  6. 前記請求項1から5の何れか1項に記載のスイッチモジュールと、
    前記第1方向の第1側における前記押釦の面に着脱自在に取り付けられるピアノハンドルと
    を備えることを特徴とする壁スイッチ。
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