JP2000196954A - 写真フィルム画像識別装置及びカメラ - Google Patents

写真フィルム画像識別装置及びカメラ

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JP2000196954A
JP2000196954A JP10372528A JP37252898A JP2000196954A JP 2000196954 A JP2000196954 A JP 2000196954A JP 10372528 A JP10372528 A JP 10372528A JP 37252898 A JP37252898 A JP 37252898A JP 2000196954 A JP2000196954 A JP 2000196954A
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film
photographic film
photographing
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JP10372528A
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English (en)
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Toshifumi Osawa
敏文 大沢
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Canon Inc
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の撮影済あるいは途中まで撮影されたフ
ィルムが多数存在しても、どのフィルムに何が撮影され
ているかを電子画像を表示することによって使用者に確
実に知らしめる。 【解決手段】 電子画像を得る為の撮像手段と、写真フ
ィルムを特定する為の特定情報に関連付けられた電子画
像情報を記憶する記憶手段と、装填された写真フィルム
の磁気情報記録部に記録された前記特定情報を再生する
再生手段と、前記記憶手段内の特定情報と前記再生手段
により再生された再生情報とに基づいて前記特定情報に
関連付けられた前記電子画像情報を表示する画像表示手
段(ステップ(167)〜(171))とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像素子によって
写真フィルムに撮影される画像や現像済の画像に対応す
る電子画像を得ることのできる写真フィルム画像識別装
置及びカメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、撮影フィルムに磁気記録部を設け
て、この磁気記録部にカメラが撮影時に撮影データ等を
記録し、後の現像あるいは焼き付け処理の過程において
この情報を読み出し利用する新写真システムが知られて
いる。また、こうした磁気記録された情報を用いて途中
まで撮影したフィルムを一旦巻き戻してその後再装填す
ると、自動的に未露光の先頭駒までフィルム給送する技
術も知られている(例えば特開平4−172432号
等)。
【0003】また、こうしたフィルム撮影用のカメラに
更に撮像素子及びモニタを設けて、撮像素子にて光電変
換された電子画像を表示したり、記録したりすることも
可能としたカメラが特開平7−319034等によって
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した、途中まで撮
影したフィルムを自動的に未露光の先頭駒まで給送する
機能を有したカメラによれば、従来手動で途中まで撮影
したフィルムを装填した場合と比べて、誤って撮影済み
の駒に二重露光することや、無駄にフィルムを送りすぎ
るようなことは防止できるようになった。
【0005】しかしながら、もしも途中まで撮影したフ
ィルムを複数本持ってしまった場合に、どのフィルムに
何を撮影したか分からなくなってしまったり、或いは、
途中まで撮影したフィルムを長い期間使わなかったりし
た場合にやはり何を撮影したか分からなくなってしまい
不便であった。
【0006】(発明の目的)本発明の目的は、多数の撮
影済あるいは途中まで撮影されたフィルムが多数存在し
ても、どのフィルムに何が撮影されているかを電子画像
を表示することによって使用者に確実に知らしめること
のできる写真フィルム画像識別装置及びカメラを提供し
ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜9記載の本発明は、電子画像を得
る為の撮像手段と、写真フィルムを特定する為の特定情
報に関連付けられた電子画像情報を記憶する記憶手段
と、装填された写真フィルムの磁気情報記録部に記録さ
れた前記特定情報を再生する再生手段と、前記記憶手段
内の特定情報と前記再生手段により再生された再生情報
とに基づいて前記特定情報に関連付けられた前記電子画
像情報を表示する画像表示手段とを有する写真フィルム
画像識別装置とするものである。
【0008】同じく上記目的を達成するために、請求項
10〜18記載の本発明は、電子画像を得る為の撮像手
段と、写真フィルムを特定する為の特定情報に関連付け
られた電子画像情報を記憶する記憶手段と、装填された
写真フィルムの磁気情報記録部に記録された前記特定情
報を再生する再生手段と、前記記憶手段内の特定情報と
前記再生手段により再生された再生情報とに基づいて前
記特定情報に関連付けられた前記電子画像情報を表示す
る画像表示手段とを有するカメラとするものである。
【0009】同じく上記目的を達成するために、請求項
19〜29記載の本発明は、電子画像を得る為の撮像手
段と、装填された写真フィルムに撮影された特定の1駒
の画像に対応する前記撮像手段によって得られた電子画
像情報と写真フィルムに撮影された特定の1駒の画像に
対応する撮影情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、
装填されたフィルムの磁気情報記録部に記録された前記
撮影情報を再生する再生手段と、前記記憶手段に記憶さ
れた撮影情報と前記再生手段により再生された再生情報
とを比較し、比較結果が一致することにより、前記撮影
情報に関連付けられた前記電子画像情報を表示する画像
表示手段とを有するカメラとするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1(a)及び図1(b)は本発明の実施
の第1の形態に係るカメラの外観を表わしたもので、図
1(a)は前面から見た斜視図、図1(b)は背面から
見た斜視図である。
【0012】図1において、1は撮影レンズ、2はシャ
ッタ釦、3は例えば液晶表示パネルなどによって構成さ
れてフィルムカウンタ表示や警告表示等を行う表示器、
4はフラッシュ発光部、5はファインダ光学系の対物レ
ンズ、6はピント合わせを行う場合に被写体に赤外光な
どを投光する後述するAF光源の投光部、7は被写体よ
り反射された前記投光部6を介する光を受光する受光
部、8はカメラ下面にあり不図示のフィルム室(の蓋)
を開けたり閉じたりするためのノブ、9は例えば液晶表
示パネルなどによって構成されて撮影画像等を表示する
ためのモニター、10は前記モニター9の使用/不使用
を選択するための選択スイッチ、11は詳しくは後述す
るが撮影情報データの確定等を行うための確定スイッ
チ、12はやはり詳しくは後述する撮影情報データの選
択を行うための十字スイッチ、13は撮影途中のフィル
ムの巻き戻しを行うための巻戻しスイッチ、14はファ
インダ接眼部である。
【0013】図2はカメラ内部のフィルムカートリッジ
とフィルム及びその周辺の構成を示した斜視図である。
【0014】図2において、21はフィルムカートリッ
ジ、22はフィルム、23はフィルム22の巻き取りス
プール、24はフィルム22の巻き上げや巻戻しを行う
ための第1のモータ、25は前記第1のモータ24と巻
き取りスプール23とを連結する第1のギア列、26は
フィルム22に設けられ撮影画面の位置出しを行うため
のパーフォレーションである。27はフォトリフレクタ
等から成り、前記パーフォレーション26を検出するた
めのパーフォレーション検出器、28はフィルムカート
リッジ21の在否を検出するためのカートリッジ在否検
出スイッチである。29はフィルムカートリッジ21の
軸を回転させてフィルム22の送り出しや巻戻しを行う
ためのフォークであり、前記第1のギア列に連結されて
いる。30はフィルム22上の磁気トラックであり、磁
気ヘッド31によって撮影情報が書き込まれたり、読み
込まれたりされる。32は磁気ヘッド31にフィルム上
の磁気トラック30を押し付けるためのパッドである。
【0015】33は円盤状の部材に白黒のコードパター
ンを記録した情報表示盤であり、コードパターンを読み
込み、復号することでカメラはフィルムの種類や感度或
いは撮影枚数といった情報を知ることができる。また、
この情報表示盤33の停止位置によってこのフィルムカ
ートリッジ21に収められたフィルムの撮影状態、例え
ば未露光、部分露光、全露光済みといった情報を表わす
こともできる(特開平5−313233号等に記載され
ているのと同様である)。この情報表示盤33はフィル
ムカートリッジ21の軸と一体になって回転する。34
はフォトリフレクタ等から成り、前記情報表示盤33の
コードパターンを読み込むためのフィルム情報読込み回
路である。35はフィルムカートリッジ21のフィルム
出口の遮光蓋を開閉するための開閉用部材、36は前記
開閉用部材35を駆動するための開閉駆動部材、37は
前記開閉駆動部材36を動作させるための第2のモー
タ、38は前記第2のモータ37と前記開閉駆動部材3
6を連結するための第2のギア列、39は遮光蓋の開閉
を検出するための遮光蓋開閉検出スイッチである。
【0016】図3は上記構成のカメラの電気回路の構成
例を表わすブロック図である。
【0017】図3において、LCDモニター9及び表示
器3は、図1(b)に記載したものと同一である。ま
た、第1のモータ24,パーフォレーション検出器2
7,磁気ヘッド31,フィルム情報読込回路34及び第
2のモータ37は、図2に記載したものと同一である。
【0018】41は、例えば内部にALU,ROM,R
AMやA/Dコンバータを内蔵したマイクロコンピュー
タ等による制御回路であり、カメラ機構等の全体制御を
行う。この制御回路41の具体的な制御シーケンスにつ
いては後述する。42は被写体の輝度情報を得るための
測光センサであり、例えばフォトダイオードと増幅用ア
ンプなどから構成されて前記制御回路41のA/Dコン
バータ入力端子に接続される。43は被写体までの距離
に関する情報を得るための測距センサであり、例えばP
SDやCCDなどのセンサ部とその信号処理部などで構
成されてやはり制御回路41のA/Dコンバータ入力端
子に接続される。44は電池電圧検出回路であり、カメ
ラの電源となる電池の電圧に関する情報を出力して制御
回路41のA/Dコンバータ入力端子に接続される。前
記パーフォレーション検出器27及びフィルム情報読込
回路34の出力も制御回路41のA/Dコンバータ入力
端子に接続される。
【0019】45はシャッタであり、制御回路41の出
力端子に接続されて制御される。46は第1のモータ駆
動回路であり、制御回路41の出力端子に接続されて制
御され、第1のモータ24を駆動する。47は第2のモ
ータ駆動回路であり、制御回路41の出力端子に接続さ
れて制御され、第2のモータ37を駆動する。48は第
3のモータ駆動回路であり、制御回路41の出力端子に
接続されて制御され、第3のモータ49を駆動する。
尚、第3のモータ49は撮影レンズ1のうち、不図示の
焦点調節用レンズを駆動する。
【0020】50は磁気信号インターフェイス回路であ
り、フィルム22上の磁気トラック30に対して情報記
録を行う場合には制御回路41の出力信号を入力され
て、その信号に応じた最適な記録電流を磁気ヘッド31
に与える。また、フィルム22上の磁気トラック30よ
り記録情報を再生する場合には磁気ヘッド31による再
生信号を適度に増幅し、フィルタリング或いは波形整形
等を必要によって行い、制御回路41に対して出力す
る。
【0021】51は被写体の電子的な画像情報を得るた
めの撮像素子であり、例えばCCD或いはCMOS等の
2次元エリアセンサから成る。52は撮像素子51の制
御や撮像画像の信号処理を行ったりする画像処理回路で
あり、制御回路41からの要求に応じて信号処理を行っ
たり、モニター9による画像の表示を行ったりする。5
3は不揮発性の外部メモリであり、制御回路41に内蔵
されているRAM等に比べて比較的大容量であり画像情
報等を記憶できる。例えばフラッシュメモリ等が使われ
て、制御回路41との間でデータ転送が行われる。54
は自動カレンダーICであり、水晶発振子と計時用集積
回路から構成されて、制御回路41の動作に関係なく年
・月・日・時・分といったカレンダー情報を自動的に計
時する。その計時情報は制御回路41がいつでも読み出
し可能となるように接続されている。55は測距センサ
43より被写体の距離に関する情報を得ようとする場合
に被写体に赤外光などを投光するAF光源であり、制御
回路41の出力信号に応じて発光される。
【0022】56は被写体の輝度が不足しているような
場合に撮影時に発光するフラッシュ装置であり、制御回
路41の出力信号に応じて発光される。表示器3はやは
り制御回路41の出力信号に応じて各セグメントが点灯
制御される。57は各種スイッチであり、図1(a)及
び図1(b)にて説明したシャッタ釦2,選択スイッチ
10,確定スイッチ11,十字スイッチ12,巻戻しス
イッチ13や、図2にて説明したカートリッジ在否検出
スイッチ28,遮光蓋開閉検出スイッチ39が含まれ
る。
【0023】図4はカメラの撮影光学系の概略を示すも
のである。
【0024】撮影レンズ1を透過した光束は、例えばハ
ーフミラーなどによる光束分割部材61によってフィル
ム22に到達する成分と、撮像素子51に到達する成分
とに分割される。フィルム22と撮像素子51とは一般
的にはイメージサイズが異なるので、イメージサイズを
変換するような光学系62が必要に応じて使われる。
【0025】図5はフィルム22上の磁気トラック30
に対して各駒撮影毎に磁気記録される撮影情報の内容の
一覧を表わしたものである。
【0026】年・月・日・時・分の情報として、先述し
た自動カレンダーIC54の計時情報に従って撮影時の
日時情報が記録される。プリントアスペクトの情報とし
て、不図示のプリントアスペクト切換えスイッチによる
設定に従って、標準プリント,ハイビジョンプリント,
パノラマプリント等のプリントアスペクト情報が記録さ
れる。フラッシュ使用の有無の情報として、撮影時にフ
ラッシュ装置56を発光させたかどうかの情報が記録さ
れる。被写体輝度の情報として、測光センサ42の出力
信号に従った撮影時の被写体の輝度に関する情報が記録
される。被写体距離の情報として、測距センサ43の出
力信号に応じた被写体までの距離に関する情報が記録さ
れる。
【0027】主被写体の位置の情報として、図6(a)
に示す様に、撮影画面を25分割して、その中のどのエ
リアに主被写体が存在するかという情報が記録される。
例えば、図6(b)に示す様な、山を背景に人を撮影し
たような例では、人の顔は図6(a)の12のエリアに
位置しているので、この場合は主被写体の位置の情報と
して12を示すような情報を記録する。具体的な情報の
指定の仕方については後述する。プリント枚数の情報と
して、撮影された写真を何枚プリントするかという情報
を操作スイッチの入力に従って記録される。撮影シャッ
タ速度の情報として、被写体の輝度に基づいて決定され
た撮影時のシャッタ速度情報が記録される。撮影絞り値
の情報として、被写体の輝度に基づいて決定された撮影
時の絞り値情報が記録される。焦点距離の情報として
は、撮影レンズの焦点距離の情報が記録される。
【0028】続いて、図7から始まるフローチャートに
従って制御回路41の具体的な動作シーケンスについて
説明する。
【0029】不図示の電源スイッチがオンされて制御回
路41が動作可能となると、図7のステップ(101)
より動作を開始する。
【0030】まず、ステップ(101)において、制御
回路41は自身のメモリやポートの初期化を行う。そし
て、次のステップ(102)において、カートリッジ在
否検出スイッチ28の信号によりフィルムカートリッジ
21が装填されるか否かの検出を行い、フィルムカート
リッジ21が装填されるとステップ(103)へ進み、
ここではノブ8が回されて不図示のフィルム室が閉じら
れるのを待つ。そして、フィム室が閉じられるとステッ
プ(104)へ進む。
【0031】ステップ(104)においては、電池電圧
検出回路44の出力信号をA/D変換して電池電圧がカ
メラの動作に十分であるかどうかをチェックする。もし
も、不十分であると判定した場合はステップ(105)
へ進み、表示器3に電池が不良であることを知らせる警
告表示を出力して、その後の動作を停止する。この警告
を見た使用者により電池が交換されると、またステップ
(101)より動作が開始されることになる。
【0032】また、電池電圧が十分であると判定した場
合はステップ(104)からステップ(106)へ進
み、第2のモータ37を駆動するように第2のモータ駆
動回路47に制御信号を出力する。そして、次のステッ
プ(107)において、遮光蓋開閉検出スイッチ39の
信号により遮光蓋が開けられたかどうかを検出し、該遮
光蓋が開いたことを検出するとステップ(108)へ進
む。ステップ(108)においては、前記第2のモータ
37を停止するように第2のモータ駆動回路47に制御
信号を出力する。続くステップ(109)においては、
前記第1のモータ24を逆転駆動するように第1のモー
タ駆動回路46に制御信号を出力する。これで情報表示
盤33の回転が開始される。また、逆転駆動しているの
でフィルム22はフィルムカートリッジ21からは送り
出されない。
【0033】次のステップ(110)においては、フィ
ルム情報読込回路34の出力信号(フローではDD情報
と記す)を読み込み、これの信号を復号することにより
フィルムの種類や感度或いは撮影枚数といった情報並び
にフィルムの撮影状態の情報が得られる。次のステップ
(111)においては、前記第1のモータ24を停止す
るように第1のモータ駆動回路46に制御信号を出力す
る。そして、ステップ(112)において、得られたフ
ィルムの撮影状態の情報が全露光済みかどうかをチェッ
クする。もしも、全露光済みであればステップ(11
3)へ進み、第2のモータ37を駆動するように第2の
モータ駆動回路47に制御信号を出力する。そして、次
のステップ(114)において、遮光蓋開閉検出スイッ
チ39の信号により遮光蓋が閉じられたかどうかを検出
し、該遮光蓋が閉じたことを検出するとステップ(11
5)へ進み、前記第2のモータ37を停止するように第
2のモータ駆動回路47に制御信号を出力する。続くス
テップ(116)においては、モニター9に画像を表示
した状態でこのステップへ進んで来る場合があり得るの
で、その場合は画像処理回路52に信号出力して画像の
表示を停止して、モニター9や撮像素子51の電源をオ
フする。このステップへ進んだ時点でモニター9に画像
を表示していなかった場合は、このステップは特に意味
を持たない。その後、フィルムカートリッジが交換され
るのを待つ。
【0034】上記ステップ(112)にて得られたフィ
ルム22の撮影状態の情報が全露光済みではなかった場
合にはステップ(117)へ進み、ここではフィルムの
撮影状態の情報が未露光かどうかを判定する。未露光の
場合には図8のステップ(121)へ進み、通常のフィ
ルムローディングを実行する。つまり、ステップ(12
1)において、第1のモータ24を正転駆動するように
第1のモータ駆動回路46に制御信号を出力する。これ
でフィルムカートリッジ21よりのフィルム22の送り
出しが開始される。そして、次のステップ(122)に
おいて、パーフォレーション検出器27からの信号に従
ってフィルムの撮影1駒目が所定の撮影位置にセットさ
れるのを待つ。そして、次のステップ(123)におい
ては、第1のモータ24を停止するように第1のモータ
駆動回路46に制御信号を出力する。
【0035】ステップ(124)においては、表示器3
に表示するフィルムカウンタの表示値を更新する。今は
新しいフィルムが装填されたところなので“1”と表示
する。次のステップ(125)においては、シャッタ釦
2の第1ストロークにてオンするスイッチSW1がオン
しているかどうかをチェックする。もしも、未だオンし
ていなければステップ(126)へ進み、ここでは巻戻
しスイッチ13がオンしているかどうかをチェックし、
オンしていなければステップ(125)へと戻り、以下
同様の動作を繰り返す。
【0036】また、上記ステップ(125)において、
前記スイッチSW1がオンしていることを検出するとス
テップ(127)へ進み、モニター9の使用を選択する
ための選択スイッチ10がオンしているかどうかをチェ
ックする。もしも、オンしているとモニター9を使用す
るとしてステップ(128)へ進み、画像処理回路52
をアクティブ状態にして撮像素子51にて撮像された電
子画像を可視画像としてモニター9に実時間表示させる
ことを開始する。この後、ステップ(130)へ進む。
また、上記ステップ(127)にて選択スイッチ10が
オンしていなかった場合にはモニター9を使用しないと
してステップ(129)へ進み、画像処理回路52を停
止状態とし、撮像素子51及びモニター9も停止させ
る。電力消費が最小となるように給電停止しても良い。
この後、ステップ(130)へ進む。
【0037】ステップ(130)においては、測距セン
サ43より情報入力して被写体までの距離に関する情報
を得る。さらに、得られた被写体までの距離に関する情
報に従って撮影レンズ1を合焦状態にするために必要な
レンズ駆動量を算出する。次のステップ(131)にお
いては、算出されたレンズ駆動量に従って焦点調節用レ
ンズを駆動するように第3のモータ駆動回路48に信号
出力して、第3のモータ49を駆動する。続くステップ
(132)においては、測光センサ42より情報入力し
て被写体の輝度情報を得る。そして、ステップ(13
3)において、得られた被写体の輝度情報と上記ステッ
プ(110)にて得られているフィルム22の感度情報
に従ってシャッタ速度や絞り値などの露出を決定する。
また、この際にフラッシュ装置56を使って撮影をする
べきかどうかも決定する。
【0038】次のステップ(134)においては、シャ
ッタ釦2の第2ストロークにてオンするスイッチSW2
がオンしているかどうかをチェックし、未だオンしてい
なければステップ(125)へ戻り、上記したフローチ
ャートを繰り返すが、オンしていると図9のステップ
(141)へ進む。
【0039】ステップ(141)においては、上記ステ
ップ(133)にて決定された露出に従ってシャッタ4
5を制御する。フラッシュ装置56を使うように決定し
ていた場合には、フラッシュ装置56の発光を行うよう
に制御信号を出力する。これでフィルム22に対する露
光が行われる。尚、モニター9の使用/不使用に関わら
ず、フィルム22の露光にタイミングを合わせて撮像素
子51が画像の撮像をするように画像処理回路52に制
御信号を出力する。
【0040】次のステップ(142)においては、モニ
ター9の使用を選択するための選択スイッチ10がオン
しているかどうかをチェックする。もしも、オンしてい
ればモニター9を使用するとしてステップ(143)へ
進み、画像処理回路52に制御信号を出力してモニター
9に実時間表示させていた電子画像を静止画像に切り換
える。この静止画像は上記ステップ(141)でフィル
ム22に対する露光が行われたタイミングと実質的に同
一とみなせるタイミングに撮像された電子画像であり、
フィルムに露光された潜像とほぼ一致した画像である。
そして、ステップ(144)において、静止画像として
現在表示されている画像データを当該フィルムの画像デ
ータとして外部メモリ53に転送して記憶する。尚、こ
のデータは同じフィルムを使って撮影が続行される場合
においては、露光がなされてこのステップ又は後述する
ステップ(149)を通過する度に上書き記憶がなされ
る。すなわち、同一フィルム(一本のフィルム)に対し
ては常に最終撮影された1駒の画像データを記憶するこ
とになる。
【0041】ステップ(145)においては、撮影者に
よる主被写体の位置の入力を待つ。図6(b)の例のよ
うな撮影画像だった場合、ここで撮影者はモニター9に
表示された電子画像を見ながら、図6(a)に示した1
2の位置を指示する。指示の具体的な方法としては各種
の実現方法があるが、モニター9上に表示されたカーソ
ルを十字スイッチ12を使って移動させても良いし、モ
ニター9の表面にタッチパネル状のキーを配置して直接
主被写体の位置を指で指すという方法もある。次のステ
ップ(146)においては、主被写体の位置の指示が確
定したことを表わす確定スイッチ11がオンされるのを
待ち、オンされることによりステップ(147)へ進
む。
【0042】ステップ(147)においては、主被写体
の位置のデータを含む該撮影駒の各種撮影データを当該
フィルムの撮影情報データとして外部メモリ53に転送
して記憶する。このデータも同じフィルムを使って撮影
が続行される場合においては、露光がなされてこのステ
ップ又は後述するステップ(150)を通過する度に上
書き記憶がなされる。すなわち、同一フィルムに対して
は常に最終撮影された1駒の撮影情報データを記憶する
ことになる。次のステップ(148)においては、上記
ステップ(143)にて静止画像状態となっていたモニ
ター9の画像を実時間表示となるように画像処理回路5
2に制御信号を出力する。この後、ステップ(151)
に進む。
【0043】また、上記ステップ(142)にて選択ス
イッチ10がオフだった場合にはモニター9は使用しな
いとしてステップ(149)へ進み、ここでは前記ステ
ップ(141)で撮像された電子画像データを当該フィ
ルムの画像データとして外部メモリ53に転送して記憶
する。記憶要領はステップ(144)にて説明したもの
と同じである。次のステップ(150)においては、該
撮影駒の各種撮影データを当該フィルムの撮影情報デー
タとして外部メモリ53に転送して記憶する。記憶要領
はステップ(147)にて説明したものと同じである。
【0044】但し、モニター9は不使用なので撮像画像
をモニターで見ることは出来ず、主被写体の位置の情報
の入力を行わせることは誤った入力をしてしまう可能性
があるためにこれを禁止する。従って、主被写体の位置
の情報に関しては例えば画面中心の13を表わすデフォ
ルトデータを記憶するか、もしくはモニター不使用時に
限り主被写体の位置の情報に関しては記憶せず、フィル
ム22に対しても磁気記録しない。この後、ステップ
(151)へ進む。
【0045】ステップ(151)においては、第1のモ
ータ24を正転駆動するように第1のモータ駆動回路4
6に制御信号を出力する。これでフィルムの巻き上げが
開始される。次のステップ(152)においては、磁気
信号インターフェイス回路50に対して信号出力を行
い、記憶した撮影情報データに従ってフィルム22上の
磁気トラック30に対して情報記録するように記録電流
が磁気ヘッド31に流れるようにする。そして、ステッ
プ(153)において、撮影情報の記録が終了し、パー
フォレーション検出器27の信号に従ってフィルムの次
の撮影駒が所定の撮影位置にセットされるのを待つ。続
くステップ(154)においては、上記第1のモータ2
4を停止するように第1のモータ駆動回路46に制御信
号を出力する。
【0046】ステップ(155)においては、フィルム
22の最終駒の撮影が終了したかどうかをチェックす
る。もしも、未だ最終駒の撮影が終了していない場合に
はステップ(124)に戻り、上記フローチャートを繰
り返す。また、最終駒の撮影が終了した場合にはステッ
プ(156)へ進み、上記第1のモータ24を逆転駆動
するように第1のモータ駆動回路46に制御信号を出力
する。これでフィルム22の巻戻しが開始される。次の
ステップ(157)においては、パーフォレーション検
出器27の信号等に従ってフィルム22が完全にフィル
ムカートリッジ21に巻戻されるのを待つ。続くステッ
プ(158)においては、フィルム情報読込回路34の
出力信号を読み込みながら、情報表示盤33が全露光済
みを表わす所定の停止位置となるのを待つ。
【0047】次のステップ(159)においては、上記
第1のモータ24を停止するように第1のモータ駆動回
路46に制御信号を出力し、続くステップ(160)に
おいて、当該フィルム22は全露光済みとなったため
に、外部メモリ53に記憶してある当該フィルム22に
対応した画像データ並びに撮影情報データを消去する。
その後、ステップ(113)以降のステップに進んで、
フィルム22が取り出されるのを待つ。
【0048】上記図7のステップ(117)にてフィル
ムの撮影状態の情報が未露光ではないと判定した場合に
は部分露光であるとして、図10のステップ(161)
へ進み、ここでは第1のモータ24を正転駆動するよう
に第1のモータ駆動回路46に制御信号を出力する。こ
れでフィルム22の送り出しが開始される。そして、次
のステップ(162)において、フィルム22上の磁気
トラック30に記録された撮影情報を得るために、磁気
信号インターフェイス回路50より信号入力を開始す
る。続くステップ(163)においては、磁気トラック
30に撮影情報が記録されている駒は撮影済み、記録さ
れていない駒は未露光駒という判定に基づきフィルム2
2を送りながら1駒づつ未露光駒かどうかチェックす
る。チェックした駒が未露光駒でない場合はステップ
(164)へ進み、ここでは未露光駒かどうかチェック
した駒がフィルムの最終駒かどうかをチェックする。そ
うでない場合はステップ(163)へ戻る。
【0049】上記ステップ(163)においては、次の
駒が未露光駒かどうかをまたチェックする。ここで未露
光駒が検出されるとステップ(163)からステップ
(165)へ進み、検出された未露光駒を、パーフォレ
ーション検出器27の信号に従って所定の露光位置にセ
ットされるのを待つ。そして、次のステップ(166)
において、第1のモータ24を停止するように第1のモ
ータ駆動回路46に制御信号を出力する。続くステップ
(167)においては、検出された未露光駒の1駒前の
露光済みの最終駒の撮影情報を復号して、これを外部メ
モリ53に記憶されている過去に途中巻戻しされたフィ
ルムの撮影情報データと照合する。途中巻戻しするフィ
ルムの撮影情報データの記憶に関しては後述する。
【0050】次のステップ(168)においては、照合
結果として一致したデータがある場合はステップ(16
9)へ進み、モニター9の使用を選択するための選択ス
イッチ10がオンしているかどうかをチェックする。も
しも、オンしているとモニター9を使用するとしてステ
ップ(170)へ進む。そして、このステップ(17
0)において、記憶されている途中巻戻しされたフィル
ムの撮影情報データと関連付けられてやはり外部メモリ
53に記憶されている画像データを画像処理回路52に
転送する。そして、次のステップ(171)において、
画像処理回路52に制御信号を出力して転送した画像デ
ータをモニター9に表示させる。これによって、使用者
は今装填したフィルムの最後に撮影した画像がどんなも
のであったか知ることができる。このステップが終了す
ると、図8のステップ(124)へ戻る。
【0051】尚、上記ステップ(168)にて一致した
データが無い場合、及び、上記ステップ(169)でモ
ニター9の使用を選択していない場合は、それぞれステ
ップ(172)へ進み、モニター9に画像の表示をしな
い、または、し得ない場合なので画像処理回路52に制
御信号を出力してモニター9に表示させないようにす
る。このステップが終了するとやはり図8のステップ
(124)へ戻る。
【0052】前記ステップ(164)にてフィルムの最
終駒を検出した場合にはステップ(173)へ進み、第
1のモータ24を逆転駆動するように第1のモータ駆動
回路46に制御信号を出力する。これでフィルム22の
巻戻しが開始される。そして、次のステップ(174)
において、パーフォレーション検出器27の信号等に従
ってフィルム22が完全にフィルムカートリッジ21に
巻戻されるのを待つ。続くステップ(175)において
は、フィルム情報読込回路34の出力信号を読み込みな
がら、情報表示盤33が全露光済みを表わす所定の停止
位置となるのを待つ。そして、ステップ(176)にお
いて、第1のモータ24を停止するように第1のモータ
駆動回路46に制御信号を出力する。その後、ステップ
(113)以降のステップに進んでフィルムが取り出さ
れるのを待つ。
【0053】上記図8のステップ(126)にて巻戻し
スイッチ13がオンしていることを検出した場合には、
図11のステップ(181)へ進み、外部メモリ53に
未だ途中巻戻しフィルムの画像データや撮影情報データ
を記憶するに十分な空き容量があるかどうかをチェック
する。もしも、空き容量が不足している場合はステップ
(182)へ進み、外部メモリ53に記憶している途中
巻戻しフィルムの撮影情報データのうち、撮影年・月・
日・時・分の情報より最も古い撮影情報データを検索す
る。そして、ステップ(183)において、検索された
最も古い撮影情報データに対応した画像データを外部メ
モリ53より消去する。続くステップ(184)におい
ては、検索された最も古い撮影情報データを外部メモリ
53より消去する。
【0054】また、上記ステップ(181)にて外部メ
モリ53に未だ途中巻戻しフィルムの画像データや撮影
情報データを記憶するに十分な空き容量があると判定し
た場合にはステップ(182)からステップ(184)
のステップを経ることなくステップ(185)へ進む。
そして、このステップ(185)においては、前記ステ
ップ(144)又はステップ(149)で記憶された当
該フィルム22に対応した画像データを途中巻戻し、該
フィルム22の画像データとして外部メモリ53に追加
記憶する。そして、次のステップ(186)において
は、前記ステップ(147)又はステップ(150)で
記憶された当該フィルム22に対応した撮影情報データ
を途中巻戻し、該フィルム22の撮影情報データとして
外部メモリ53に追加記憶する。
【0055】ここで、図18のメモリマップを使って、
外部メモリ53におけるフィルムの画像データや撮影情
報データの記憶の仕方を整理して説明する。
【0056】外部メモリ53には、フィルム22の画像
データと撮影情報データとを合わせて11本分の記憶容
量があると仮定している。一般的にメモリには1バイト
毎にアドレスが割り当てられており、画像データをメモ
リに記憶するには画像のサイズや圧縮率にもよるが少な
くとも数kバイト程度以上必要とし、撮影情報データを
メモリに記憶するには数バイトから数10バイト程度は
必要である。ここでは説明を簡単にするために、画像デ
ータも撮影情報データも1バイトで代表するようなモデ
ル化をしてメモリマップ化してある。
【0057】メモリ中のAで始まる偶数アドレスで示さ
れる領域には撮影情報データを記憶し、A+1で始まる
奇数アドレスで示される領域には画像データを記憶す
る。アドレスAで示される領域に記憶される撮影情報デ
ータは現在装填されているフィルムの撮影情報データで
あり、図9のステップ(147)または(150)にて
記憶されたものである。アドレスA+1で示される領域
に記憶された画像データは現在装填されているフィルム
の画像データであり、図9のステップ(144)または
(149)にて記憶されたものである。
【0058】初めてフィルムが途中で巻戻されると、ア
ドレスAで示される領域に記憶された撮影情報データが
図11のステップ(186)にてアドレスA+2へ移動
されたうえで記憶されるとともに、アドレスA+1で示
される領域に記憶された画像データはステップ(18
5)にてアドレスA+3へ移動されたうえで記憶され
る。
【0059】この状態で2本目のフィルムが途中で巻戻
されると、アドレスA+2及びA+3は既に使われてい
るので、アドレスAで示される領域に記憶された撮影情
報データがステップ(186)にてアドレスA+4へ移
動されたうえで記憶されるとともに、アドレスA+1で
示される領域に記憶された画像データはステップ(18
5)にてアドレスA+5へ移動されたうえで記憶される
といことになり、10本分の途中巻戻し、フィルム22
に対応した撮影情報データ,画像データが記憶できる。
【0060】10本分の記憶がなされている状態で途中
巻戻しが行われると、上記ステップ(181)からステ
ップ(184)で説明したような手順で最も古いデータ
の消去が行われる。途中巻戻ししたフィルムが再度装填
されて最終駒まで撮影が終わると、図9のステップ(1
60)にてそのフィルムのデータの消去が行われる。
【0061】図11に戻って、ステップ(187)にお
いては、第1のモータ24を逆転駆動するように第1の
モータ駆動回路46に制御信号を出力する。これでフィ
ルム22の巻戻しが開始される。次のステップ(18
8)においては、パーフォレーション検出器27の信号
等に従ってフィルム22が完全にフィルムカートリッジ
21に巻戻されるのを待つ。そして、次のステップ(1
89)において、フィルム情報読込み回路34の出力信
号を読み込みながら、情報表示盤33が部分露光済みを
表わす所定の停止位置となるのを待つ。続くステップ
(190)においては、第1のモータ24を停止するよ
うに第1のモータ駆動回路46に制御信号を出力する。
その後、ステップ(113)以降へ進み、フィルム22
が取り出されるのを待つ。
【0062】以上のようにして、途中まで撮影された部
分露光のフィルムに対しては、撮影最終駒の画像データ
並びに撮影情報データが外部メモリ53の容量が許す限
り、カメラ内に記憶された(図11のステップ(18
1)〜(186))上で巻き戻される。
【0063】一度巻戻されたフィルムが再度カメラに装
填されると、図10のフローチャートで説明したよう
に、フィルムに記録されている撮影情報データとカメラ
に記憶されている撮影情報データの照合が行われて(ス
テップ(167))、一致した場合にカメラに記憶され
ている撮影最終駒の画像データをモニター9に表示する
(ステップ(171))ことが可能である。
【0064】以上で本発明の実施の第1の形態の説明を
終了する。
【0065】(実施の第2の形態)上記実施の第1の形
態では、外部メモリ53に記憶する撮影情報データと画
像データはともにそのフィルムにおける最後に撮影され
た駒に対応したデータであったが、この例に限るもので
はない。
【0066】本発明の実施の第2の形態においては、外
部メモリ53に記憶する撮影情報データはそのフィルム
における最初に撮影された駒に対応したデータとする一
方で、外部メモリ53に記憶する画像データはそのフィ
ルムにおける最後に撮影された駒に対応したデータとす
るもので、図1から図6(a),(b)までの構成等及
び図18のメモリマップの考え方は上記実施の第1の形
態と同様である。
【0067】また、制御回路41の実行するフローチャ
ートのうち、図7と図8は同じフローチャートを実行
し、図9に代わって図12のフローチャートを、図10
に代わって図13のフローチャートを、図11に代わっ
て図14のフローチャートを、それぞれ実行する。よっ
て、上記実施の第1の形態からの変更部分である、図1
2〜図14のフローチャートについて、以下に説明す
る。
【0068】図8のステップ(134)でスイッチSW
2がオンしていることを検出した場合には、図12のス
テップ(241)へ進む。
【0069】ステップ(241)においては、上記ステ
ップ(133)にて決定された露出に従ってシャッタ4
5を制御する。フラッシュ装置56を使うように決定し
ていた場合には、該フラッシュ装置56の発光を行うよ
うに制御信号を出力する。これでフィルム22に対する
露光が行われる。尚、モニター9の使用/不使用に関わ
らず、フィルムの露光にタイミングを合わせて撮像素子
51が画像の撮像をするように画像処理回路52に制御
信号を出力する。
【0070】ステップ(242)においては、装填され
ているフィルムの撮影1駒目かどうかをチェックする。
もしも、撮影1駒目であるならばステップ(243)へ
進み、前記ステップ(241)で撮像された電子画像デ
ータを当該フィルム22の画像データとして外部メモリ
53に転送して記憶する。この静止画像はステップ(2
41)でフィルム22に対する露光が行われたタイミン
グと実質的に同一とみなせるタイミングに撮像された電
子画像であり、フィルムに露光された潜像とほぼ一致し
た画像である。続くステップ(244)においては、当
該撮影駒の各種撮影データを外部メモリ53に転送して
記憶する。このデータは同じフィルム22を使って撮影
が続行される場合においては、このまま書きかえれるこ
と無く記憶がなされる。すなわち、同一フィルム22に
対しては常に最初に撮影された1駒目の撮影情報データ
を記憶することになる。
【0071】次のステップ(245)においては、第1
のモータ24を正転駆動するように第1のモータ駆動回
路46に制御信号を出力する。これでフィルム22の巻
き上げが開始される。そして、次のステップ(246)
においては、磁気信号インターフェイス回路50に対し
て信号出力を行い、記憶した撮影情報データに従ってフ
ィルム22上の磁気トラック30に対して情報記録する
ように記録電流が磁気ヘッド31に流れるようにする。
続くステップ(247)においては、撮影情報の記録が
終了し、パーフォレーション検出器27の信号に従って
フィルムの次の撮影駒が所定の撮影位置にセットされる
のを待つ。
【0072】ステップ(248)においては、第1のモ
ータ24を停止するように第1のモータ駆動回路46に
制御信号を出力し、次のステップ(249)において、
フィルム22の最終駒の撮影が終了したかどうかをチェ
ックする。もしも、未だ最終駒の撮影が終了していない
場合には図8のステップ(124)に戻り、上記フロー
チャートを繰り返す。最終駒の撮影が終了した場合には
ステップ(251)へ進む。
【0073】また、上記ステップ(242)にて撮影1
駒目ではない場合はステップ(243),(244)を
実行せずにステップ(250)へ進み、ここでは前記ス
テップ(241)で撮像された電子画像データを当該フ
ィルム22の画像データとして外部メモリ53に転送し
て記憶する。よって、撮影情報データの場合と異なっ
て、画像データは同じフィルムを使って撮影が続行され
る場合においては、撮影毎に最終の撮影駒のデータに更
新されて記憶される。その後、ステップ(245)へ進
む。
【0074】ステップ(249)においては、最終駒の
撮影が終了したか否かを判定し、終了したことを判定す
ると巻戻しを行う為にステップ(251)へ進み、第1
のモータ24を逆転駆動するように第1のモータ駆動回
路46に制御信号を出力する。これでフィルム22の巻
戻しが開始される。次のステップ(252)において
は、パーフォレーション検出器27の信号等に従ってフ
ィルム22が完全にフィルムカートリッジ21に巻戻さ
れるのを待つ。続くステップ(253)においては、フ
ィルム情報読込回路34の出力信号を読み込みながら、
情報表示盤33が全露光済みを表わす所定の停止位置と
なるのを待つ。そして、ステップ(254)において、
上記第1のモータ24を停止するように第1のモータ駆
動回路46に制御信号を出力し、次のステップ(25
5)において、当該フィルム22は全露光済みとなった
ために、外部メモリ53に記憶してある当該フィルム2
2に対応した画像データ並びに撮影情報データを消去す
る。その後、ステップ(113)以降に進んでフィルム
22が取り出されるのを待つ。
【0075】上記図7のステップ(117)にてフィル
ム22の撮影状態の情報が未露光ではないと判定した場
合には部分露光であるとして、図13のステップ(26
1)へ進む。
【0076】ステップ(261)においては、第1のモ
ータ24を正転駆動するように第1のモータ駆動回路4
6に制御信号を出力する。これでフィルム22の送り出
しが開始される。次のステップ(262)においては、
モニター9の使用を選択するための選択スイッチ10が
オンしているかどうかをチェックする。もしも、オンし
ていればモニター9を使用するとしてステップ(26
3)へ進み、1駒目のフィルム上の磁気トラック30に
記録された撮影情報を得るために、磁気信号インターフ
ェイス回路50より信号入力を行う。そして、次のステ
ップ(264)において、第1のモータ駆動回路46に
制御信号を出力し、上記第1のモータ24を停止する。
これでフィルム22は1駒目近傍まで引き出された状態
で一時停止する。続くステップ(265)においては、
入力された1駒目の撮影情報を復号して、これを外部メ
モリ53に記憶している過去に途中巻戻しされたフィル
ムの撮影情報データと照合する。
【0077】ステップ(266)においては、照合結果
として一致したデータがある場合はステップ(267)
へ進み、ここでは記憶している途中巻戻しされたフィル
ムの撮影情報データと関連付けられてやはり外部メモリ
53に記憶している画像データを画像処理回路52に転
送する。その後、ステップ(269)へ進む。また、ス
テップ(266)にて一致したデータがない場合はステ
ップ(268)へ進み、ここでは画像データの代わりに
フィルム上に記憶されていた撮影情報信号をモニター9
に表示可能なようにして画像処理回路52に転送する。
その後、ステップ(269)へ進む。
【0078】ステップ(269)においては、画像処理
回路52に制御信号を出力してステップ(267)にて
転送した画像データ、又はステップ(268)にて転送
した撮影情報データをモニター9に表示させる。これに
よって、使用者は今装填したフィルムの最後に撮影した
画像又は撮影情報がどんなものであったか知ることがで
きる。次のステップ(270)においては、モニター9
に表示された画像もしくは撮影情報を撮影者が確認し
て、装填されたフィルムが意図したフィルムであるかど
うかの確認入力を受け付ける。確認入力の手法は各種考
えられるが、一例としては、モニター9の画面上に
“Y”と“N”の文字並びにどちらかの文字を指し示す
カーソルが表示されていて、カーソルは十字スイッチ1
2で移動可能であり、カーソルが“Y”を指し示してい
る状態で確認スイッチ11がオンされると意図したフィ
ルムであるという入力となり、カーソルが“N”を指し
示している状態で確認スイッチ11がオンされると意図
したフィルムではないという入力となるといったものが
考えられる。意図したフィルムであるという入力があっ
たならばステップ(271)へ進む。
【0079】ステップ(271)においては、第1のモ
ータ24を正転駆動するように第1のモータ駆動回路4
6に制御信号を出力する。これでフィルム22の送り出
しが再開される。また、磁気トラック30に記録されて
いる撮影情報の読み込みも再開する。次のステップ(2
72)においては、磁気トラック30に撮影情報が記録
されている駒は撮影済み、記録されていない駒は未露光
駒という判定に基づきフィルムを送りながら1駒づつ未
露光駒かどうかチェックする。チェックした駒が未露光
駒でない場合はステップ(273)へ進み、未露光駒か
どうかチェックした駒がフィルムの最終駒かどうかをチ
ェックする。そうでない場合はステップ(272)へ戻
り、次の駒が未露光駒かどうかをまたチェックする。
【0080】もしも、未露光駒が検出されるとステップ
(274)へ進み、検出された未露光駒を、パーフォレ
ーション検出器27の信号に従って所定の露光位置にセ
ットされるのを待つ。そして、ステップ(275)にお
いて、第1のモータ24を停止するように第1のモータ
駆動回路46に制御信号を出力する。このステップが終
了すると、図8のステップ(124)へ戻る。
【0081】前記ステップ(273)にてフィルムの最
終駒を検出した場合にはステップ(276)へ進み、第
1のモータ24を逆転駆動するように第1のモータ駆動
回路46に制御信号を出力する。これでフィルム22の
巻戻しが開始される。次のステップ(277)において
は、パーフォレーション検出器27の信号等に従ってフ
ィルム22が完全にフィルムカートリッジ21に巻戻さ
れるのを待つ。続くステップ(278)においては、フ
ィルム情報読込み回路34の出力信号を読み込みなが
ら、情報表示盤33が全露光済みを表わす所定の停止位
置となるのを待つ。そして、次のステップ(279)に
おいて、上記第1のモータ24を停止するように第1の
モータ駆動回路46に制御信号を出力する。その後、ス
テップ(113)以降に進んでフィルム22が取り出さ
れるのを待つ。
【0082】上記図8のステップ(126)にて巻戻し
スイッチ13がオンしていることを検出した場合には、
図14のステップ(281)へ進む。
【0083】ステップ(281)においては、外部メモ
リ53に未だ途中巻戻しフィルムの画像データや撮影情
報データを記憶するに十分な空き容量があるかどうかを
チェックする。もしも、空き容量が不足している場合は
ステップ(282)へ進み、ここでは外部メモリ53に
記憶している途中巻戻しフィルムの撮影情報データのう
ち、撮影年・月・日・時・分の情報より最も古い撮影情
報データを検索する。そして、次のステップ(283)
において、検索された最も古い撮影情報データに対応し
た画像データを選択して、そのデータの記憶に要する容
量がより小さくなるようにデータ圧縮を施す。画像デー
タの圧縮の方法については、JPEG圧縮,フラクタル
圧縮,フォトYCCなどさまざまな手法が知られてい
る。次のステップ(284)においては、圧縮された画
像データを外部メモリ53に記憶し直す。
【0084】JPEG圧縮等によれば、圧縮された画像
を再生すると、特に圧縮率が高い場合には画像の品位が
悪いものになる。しかし、上記実施の第1の形態の様
に、古いデータを消去してしまうよりは良いと考えられ
る場合もある。尚、圧縮された画像のデータ容量はその
画像の内容により一定にはならないので、外部メモリ5
3の所定の記憶容量に対する記憶可能な画像データ数は
可変になることもある。
【0085】以上のようなステップを実行し、ステップ
(281)へ戻り、外部メモリ53に未だ途中巻戻しフ
ィルムの画像データや撮影情報データを記憶するに十分
な空き容量があると判定した場合にはステップ(28
5)へ進む。
【0086】ステップ(285)においては、前記ステ
ップ(243)又はステップ(250)で記憶された当
該フィルム22に対応した画像データを途中巻戻し、該
フィルム22の画像データとして外部メモリ53に追加
記憶する。次のステップ(286)においては、前記ス
テップ(244)で記憶された当該フィルム22に対応
した撮影情報データを途中巻戻し、該フィルム22の撮
影情報データとして外部メモリ53に追加記憶する。続
くステップ(287)においては、第1のモータ24を
逆転駆動するように第1のモータ駆動回路46に制御信
号を出力する。これでフィルム22の巻戻しが開始され
る。
【0087】ステップ(288)においては、パーフォ
レーション検出回路27の信号等に従ってフィルム22
が完全にフィルムカートリッジ21に巻戻されるのを待
つ。次のステップ(289)においては、フィルム情報
読込み回路34の出力信号を読み込みながら、情報表示
盤33が部分露光済みを表わす所定の停止位置となるの
を待つ。続くステップ(290)においては、上記第1
のモータ24を停止するように第1のモータ駆動回路4
6に制御信号を出力する。その後、ステップ(113)
以降のステップに進み、フィルム22が取り出されるの
を待つ。
【0088】以上のようにして、途中まで撮影された部
分露光のフィルムに対しては、撮影最終駒の画像データ
並びに最初の撮影情報データが外部メモリ53の容量が
許す限り、カメラ内に記憶された(ステップ(22
4),(250))上で巻き戻される。
【0089】一度巻戻されたフィルムが再度カメラに装
填されると、図13のフローチャートで説明したよう
に、フィルムに記録されている撮影情報データとカメラ
に記憶されている撮影情報データの照合が行われて(ス
テップ(265))、一致した場合にカメラに記憶され
ている撮影最終駒の画像データをモニター9に表示する
(ステップ(267))ことが可能である。
【0090】以上で本発明の実施の第2の形態の説明を
終了する。
【0091】(実施の第3の形態)上記実施の第1及び
第2の形態では、部分露光済みでカメラに装填されたフ
ィルムを特定するために外部メモリ53に記憶する情報
は最後又は最初の撮影駒の撮影情報データであったが、
これに限るものではない。
【0092】本発明の実施の第3の形態は、部分露光済
みでカメラに装填されたフィルムを特定するために外部
メモリ53に記憶する情報を、フィルムのリーダー部分
に記録する識別情報とするもので、図1から図6
(a),(b)までの構成等及び図18のメモリマップ
の考え方は実施の第1の形態と同様である。
【0093】制御回路41の実行するフローチャートの
うち、図7と図8は同じフローチャートを実行し、図9
に代わって図15のフローチャートを、図10に代わっ
て図16のフローチャートを、図11に代わって図17
のフローチャートを、それぞれ実行する。よって、実施
の第1の形態からの変更部分である、図15〜図17の
フローチャートについて説明する。
【0094】上記図8のステップ(134)でスイッチ
SW2がオンしていることを検出した場合には、図15
のステップ(341)へ進む。
【0095】ステップ(341)において、前記ステッ
プ(133)にて決定された露出に従ってシャッタ45
を制御する。フラッシュ装置56を使うように決定して
いた場合には、該フラッシュ装置56の発光を行うよう
に制御信号を出力する。これでフィルムに対する露光が
行われる。尚、モニター9の使用/不使用に関わらず、
フィルムの露光にタイミングを合わせて撮像素子51が
画像の撮像をするように画像処理回路52に制御信号を
出力する。次のステップ(342)においては、装填さ
れているフィルムの撮影1駒目かどうかをチェックす
る。もしも、撮影1駒目であるならばステップ(34
3)へ進み、上記ステップ(341)で撮像された電子
画像データを当該フィルム22の画像データとして外部
メモリ53に転送して記憶する。この静止画像はステッ
プ(341)でフィルムに対する露光が行われたタイミ
ングと実質的に同一とみなせるタイミングに撮像された
電子画像であり、フィルムに露光された潜像とほぼ一致
した画像である。
【0096】また、上記ステップ(342)にて撮影1
駒目ではない場合はステップ(343)を実行しない。
よって、以降同じフィルムを使って撮影が続行される場
合においては、前記ステップ(343)のステップで撮
像された電子画像データを当該フィルムの画像データと
して外部メモリ53に記憶し続ける。
【0097】ステップ(344)においては、第1のモ
ータ24を正転駆動するように第1のモータ駆動回路4
6に制御信号を出力する。これでフィルム22の巻き上
げが開始される。次のステップ(345)においては、
磁気信号インターフェイス回路50に対して信号出力を
行い、露光時の撮影情報データに従ってフィルム22上
の磁気トラック30に対して情報記録するように記録電
流が磁気ヘッド31に流れるようにする。続くステップ
(346)においては、撮影情報の記録が終了し、パー
フォレーション検出器27の信号に従ってフィルムの次
の撮影駒が所定の撮影位置にセットされるのを待つ。そ
して、ステップ(347)において、上記第1のモータ
24を停止するように第1のモータ駆動回路46に制御
信号を出力する。
【0098】ステップ(348)においては、フィルム
の最終駒の撮影が終了したかどうかをチェックする。も
しも、未だ最終駒の撮影が終了していない場合にはステ
ップ(124)に戻り、上記フローチャートを繰り返
す。最終駒の撮影が終了した場合にはステップ(34
9)へ進み、第1のモータ24を逆転駆動するように第
1のモータ駆動回路46に制御信号を出力する。これで
フィルム22の巻戻しが開始される。次のステップ(3
50)においては、パーフォレーション検出器27の信
号等に従ってフィルム22が完全にフィルムカートリッ
ジ21に巻戻されるのを待つ。続くステップ(351)
においては、フィルム情報読込み回路34の出力信号を
読み込みながら、情報表示盤33が全露光済みを表わす
所定の停止位置となるのを待つ。そして、ステップ(3
52)において、第1のモータ24を停止するように第
1のモータ駆動回路46に制御信号を出力し、ステップ
(353)において、当該フィルム22は全露光済みと
なったために、外部メモリ53に記憶してある当該フィ
ルム22に対応した画像データ並びに撮影情報データを
消去する。その後、ステップ(113)以降へ進んでフ
ィルム22が取り出されるのを待つ。
【0099】上記図7のステップ(117)にてフィル
ムの撮影状態の情報が未露光ではないと判定した場合に
は部分露光であるとして、図16のステップ(361)
へ進む。
【0100】ステップ(361)においては、第1のモ
ータ24を正転駆動するように第1のモータ駆動回路4
6に制御信号を出力する。これでフィルム22の送り出
しが開始される。次のステップ(362)においては、
モニター9の使用を選択するための選択スイッチ10が
オンしているかどうかをチェックする。もしも、オンし
ているとモニター9を使用するとしてステップ(36
3)へ進み、フィルム22のリーダー部分の磁気トラッ
ク30に記録された識別情報を得るために、磁気信号イ
ンターフェイス回路50より信号入力を行う。尚、識別
情報としてはカメラに装填されたフィルムの通し番号等
が最も適当であるが、フィルム毎に附けられたタイトル
といった情報でもフィルムの特定が可能となる場合もあ
る。
【0101】ステップ(364)においては、第1のモ
ータ駆動回路46に制御信号を出力し、第1のモータ2
4を停止する。これでフィルム22はリーダー部分近傍
まで引き出された状態で一時停止する。次のステップ
(365)においては、入力されたリーダー部分の識別
情報を復号して、これを外部メモリ53に記憶している
過去に途中巻戻しされたフィルムの識別情報データと照
合する。続くステップ(366)においては、照合結果
として一致したデータがある場合はステップ(367)
へ進み、記憶している途中巻戻しされたフィルムの識別
情報データと関連付けられてやはり外部メモリ53に記
憶している画像データを画像処理回路52に転送する。
その後、ステップ(369)へ進む。また、上記ステッ
プ(366)にて一致したデータがない場合はステップ
(368)へ進み、画像データの代わりにフィルム上に
記憶されていた識別情報信号をモニター9に表示可能な
ようにして画像処理回路52に転送する。その後、ステ
ップ(369)へ進む。
【0102】ステップ(369)においては、画像処理
回路52に制御信号を出力して上記ステップ(367)
にて転送した画像データ、又は上記ステップ(368)
にて転送した識別情報データをモニター9に表示させ
る。これによって、使用者は今装填したフィルムの最初
に撮影した画像又は識別情報がどんなものであったか知
ることができる。次のステップ(370)においては、
モニター9に表示された画像もしくは識別情報を撮影者
が確認して、装填されたフィルムが意図したフィルムで
あるかどうかの確認入力を受け付ける。確認入力の手法
は、上記実施の第2の形態のステップ(270)にて記
載したものと同様である。意図したフィルムであるとい
う入力があったならばステップ(371)へ進む。
【0103】ステップ(371)においては、第1のモ
ータ24を正転駆動するように第1のモータ駆動回路4
6に制御信号を出力する。これでフィルム22の送り出
しが再開される。また、磁気トラック30に記録されて
いる撮影情報の読み込みも再開する。次のステップ(3
72)においては、磁気トラック30に撮影情報が記録
されている駒は撮影済み、記録されていない駒は未露光
駒という判定に基づきフィルムを送りながら1駒づつ未
露光駒かどうかチェックする。チェックした駒が未露光
駒でない場合はステップ(373)へ進み、未露光駒か
どうかチェックした駒がフィルムの最終駒かどうかをチ
ェックする。そうでない場合はステップ(372)へ戻
る。
【0104】ステップ(373)においては、次の駒が
未露光駒かどうかをまたチェックする。もしも、未露光
駒が検出されるとステップ(374)へ進み、検出され
た未露光駒を、パーフォレーション検出器27の信号に
従って所定の露光位置にセットされるのを待つ。そし
て、次のステップ(375)において、第1のモータ2
4を停止するように第1のモータ駆動回路46に制御信
号を出力する。このステップが終了すると図8のステッ
プ(124)へ戻る。
【0105】上記ステップ(373)にてフィルムの最
終駒を検出した場合にはステップ(376)へ進み、第
1のモータ24を逆転駆動するように第1のモータ駆動
回路46に制御信号を出力する。これでフィルム22の
巻戻しが開始される。次のステップ(377)において
は、パーフォレーション検出器27の信号等に従ってフ
ィルム22が完全にフィルムカートリッジ21に巻戻さ
れるのを待つ。続くステップ(378)においては、フ
ィルム情報読込回路34の出力信号を読み込みながら、
情報表示盤33が全露光済みを表わす所定の停止位置と
なるのを待つ。そして、次のステップ(379)におい
て、上記第1のモータ24を停止するように第1のモー
タ駆動回路46に制御信号を出力する。その後、ステッ
プ(113)以降のステップに進んでフィルムが取り出
されるのを待つ。
【0106】上記図8のステップ(126)にて巻戻し
スイッチ13がオンしていることを検出した場合には、
図17のステップ(381)へ進む。
【0107】ステップ(381)においては、外部メモ
リ53に未だ途中巻戻しフィルムの画像データや撮影情
報データを記憶するに十分な空き容量があるかどうかを
チェックする。もしも、空き容量が不足している場合は
ステップ(382)へ進み、外部メモリ53に記憶して
いる途中巻戻しフィルムの識別情報データのうち、最も
古い識別情報データを検索する。識別情報データが撮影
したフィルムの通し番号であるならば、最も小さい番号
のものを検索することになる。次のステップ(383)
においては、検索された最も古い識別情報データに対応
した画像データを外部メモリ53より消去し、続くステ
ップ(384)において、検索された最も古い識別情報
データを外部メモリ53より消去する。
【0108】また、上記ステップ(381)にて外部メ
モリ53に未だ途中巻戻しフィルムの画像データや撮影
情報データを記憶するに十分な空き容量があると判定し
た場合には、ステップ(382)からステップ(38
4)までのステップを経ることなくステップ(385)
へ進む。そして、このステップ(385)においては、
上記ステップ(343)で記憶された当該フィルム22
に対応した画像データを途中巻戻しフィルムの画像デー
タとして外部メモリ53に追加記憶する。次のステップ
(386)においては、当該フィルム22に対応した識
別情報データを途中巻戻しフィルムの識別情報データと
して外部メモリ53に追加記憶する。
【0109】ここで、外部メモリ53におけるフィルム
の画像データや識別情報データの記憶の仕方は、上記実
施の第1の形態にて説明した図18にほぼ準ずる。図1
8において、撮影情報となっている部分を識別情報と置
き換えれば、本実施の第3の形態に対応可能である。
【0110】次のステップ(387)においては、第1
のモータ24を逆転駆動するように第1のモータ駆動回
路46に制御信号を出力する。これでフィルム22の巻
戻しが開始される。そして、ステップ(388)におい
て、パーフォレーション検出器27の信号等に従ってフ
ィルムのリーダー部分が磁気ヘッド31と接する書き込
み位置になるまでフィルムが巻戻されるのを待つ。フィ
ルム22のリーダー部分が磁気ヘッド31と接する書き
込み位置になるとステップ(389)へ進み、識別情報
を含むリーダー部分への情報記録を行うように磁気信号
インターフェイス回路50に対して信号出力を行う。こ
れにより、フィルム22上の磁気トラック30に対して
情報記録するように記録電流が磁気ヘッド31に流れ
る。
【0111】ステップ(390)においては、リーダー
部分への情報記録が終了して、さらにフィルム22が完
全にフィルムカートリッジ21に巻戻されるのを待つ。
そして、次のステップ(391)において、フィルム情
報読込回路34の出力信号を読み込みながら、情報表示
盤33が部分露光済みを表わす所定の停止位置となるの
を待つ。続くステップ(392)においては、第1のモ
ータ24を停止するように第1のモータ駆動回路46に
制御信号を出力する。その後、ステップ(113)以降
のステップに進んでフィルムが取り出されるのを待つ。
【0112】以上のようにして、途中まで撮影された部
分露光のフィルムに対しては、撮影1駒目の画像データ
並びに識別情報データが外部メモリ53の容量が許す限
りカメラ内に記憶された(ステップ(343),(38
6))上で巻き戻される。
【0113】一度巻戻されたフィルムが再度カメラに装
填されると、図16のフローチャートで説明したよう
に、フィルムに記録されている識別情報データとカメラ
に記憶されている識別情報データの照合が行われて(ス
テップ(365))、一致した場合にカメラに記憶され
ている撮影1駒目の画像データをモニター9に表示する
(ステップ(367))ことができる。
【0114】以上で本発明の実施の第3の形態の説明を
終了する。
【0115】最後に、上記実施の各形態についての効果
について、以下のまとめて述べる。
【0116】上記実施の第1の形態によれば、同一のフ
ィルムに対しては常に最終撮影された1駒の撮影情報デ
ータと前記最終撮影された1駒の画像データを関連付け
て外部メモリ53に記憶しておき(図18参照)、再度
装填された場合には、磁気ヘッド32によって撮影情報
データを読み取り、未露光の先頭駒のセットを行うと共
に、未露光の先頭駒の1駒前の撮影駒(最終撮影された
1駒)に記録されていた撮影情報データと前記外部メモ
リ53に関連付けて記憶された撮影情報データとを照合
し、一致したデータがある場合には、モニター9によっ
て前記記憶されている画像データを表示するようにして
いるため、途中まで撮影されたフィルム画多数存在して
も、どのフィルムにどのような撮影が行われているかを
確実に使用者に知らしめることが可能となる。
【0117】また、上記実施の第2の形態によれば、同
一のフィルムに対しては常に第1駒目に撮影された撮影
情報データと最終撮影された1駒の画像データを関連付
けて外部メモリ53に記憶しておき(図18参照)、再
度装填された場合には、磁気ヘッド32によって第1駒
目に記録された撮影情報データを読み取り、該撮影情報
データと前記外部メモリ53に記憶された撮影情報デー
タとを照合し、一致したデータがある場合には、モニタ
ー9によって前記関連付けて記憶されている画像データ
を表示するようにしているため、途中まで撮影されたフ
ィルム画多数存在しても、どのフィルムにどのような撮
影が行われているかを確実に使用者に知らしめることが
可能となる。
【0118】そして、上記の様に一致したデータがある
場合に、画像データを表示し、使用者にその後の処理、
つまり当該フィルムを巻き戻して取り出すか、未露光の
先頭駒のセットを行うように指示するかの確認操作を判
断させるようにしているので、未露光の先頭駒のセット
をした後にこの確認操作を行わせるものに比べ、その後
の処理を素早く行うことができる。
【0119】また、一致したデータがなかった場合に
は、第1駒目に記録された撮影情報データをモニター9
に表示するようにしているため、画像データ程では無い
が、撮影日・時・分などによってある程度のフィルム内
容を使用者に知らしめることができる。
【0120】また、上記の様に一致した場合に表示する
画像データは、最終撮影された1駒の画像データである
ため、使用者はそのフィルムに撮影された画像に対応す
る最も記憶に新しい画像データを見ることができ、より
確実にフィルムの識別を行うことが可能となる。
【0121】また、前記外部メモリ53に関連付けて記
憶する撮影情報データと画像データを記憶する空き容量
が十分でない場合には、最も古い撮影情報データと画像
データを消去し、これにより空いた領域に最新の撮影情
報データと画像データを記憶するようにしているので、
メモリ容量の大きなものを使用することなく、確実に使
用者に現在装填されているフィルムが再装填された際
の、当該フィルムに関する画像データを使用者に表示に
より確認させることができる。
【0122】また、上記実施の第3の形態によれば、同
一のフィルムに対してはフィルムのリーダー部に記録し
た識別情報データと最終撮影された1駒の画像データを
関連付けて外部メモリ53に記憶しておき(図18参
照)、再度装填された場合には、磁気ヘッド32によっ
てフィルムのリーダー部に記録された識別情報データを
読み取り、該識別情報データと前記外部メモリ53に記
憶された識別情報データとを照合し、一致したデータが
ある場合には、モニター9によって前記関連付けて記憶
されている画像データを表示するようにしているため、
途中まで撮影されたフィルム画多数存在しても、どのフ
ィルムにどのような撮影が行われているかを確実に使用
者に知らしめることが可能となる。
【0123】そして、上記の様に一致したデータがある
場合に、画像データを表示し、使用者にその後の処理、
つまり当該フィルムを巻き戻して取り出すか、未露光の
先頭駒のセットを行うように指示するかの確認操作を判
断させるようにしているので、未露光の先頭駒のセット
をした後にこの確認操作を行わせるものに比べ、その後
の処理を素早く行うことができる。
【0124】また、一致したデータがなかった場合に
は、フィルムのリーダー部に記録された識別情報データ
をモニター9に表示するようにしているため、画像デー
タ程では無いが、撮影日・時・分などによってある程度
のフィルム内容を使用者に知らしめることができる。
【0125】また、上記の様に一致した場合に表示する
画像データは、最終撮影された1駒の画像データである
ため、使用者はそのフィルムに撮影された画像に対応す
る最も記憶に新しい画像データを見ることができ、より
確実にフィルムの識別を行うことが可能となる。
【0126】また、前記外部メモリ53に関連付けて記
憶する識別情報データと画像データを記憶する空き容量
が十分でない場合には、最も古い識別情報データと画像
データのうち、画像データ(さらに識別情報データを含
んでも良い)を圧縮し、これにより空いた領域に最新の
識別情報データと画像データを記憶するようにしている
ので、メモリ容量の大きなものを使用することなく、確
実に使用者に現在装填されているフィルムが再装填され
た際の、当該フィルムに関する画像データを使用者に表
示により確認させることができる。
【0127】また、フィルムのリーダー部に記録される
識別情報は、カメラに使用されるフィルムの通し番号
(あるいはタイトル等でも良い)であるため、撮影日時
等の撮影情報よりも、特に一致するデータがなく、識別
情報をモニター9に表示する際に、有効となる。
【0128】(発明と実施の形態の対応)上記実施の各
形態において、撮像素子51が本発明の撮像手段に、外
部メモリ53が本発明の記憶手段に、磁気信号インター
フェイス回路50及び磁気ヘッド31が本発明の再生手
段に、制御回路41,画像処理回路52及びモニター9
が本発明の画像表示手段に、磁気トラック30が本発明
の磁気情報記録部に、それぞれ相当する。
【0129】以上が実施の形態の各構成と本発明の各構
成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形態の
構成に限定されるものではなく、請求項で示した機能、
又は実施の形態がもつ機能が達成できる構成であればど
のようなものであってもよいことは言うまでもない。
【0130】(変形例)上記実施の各形態によれば、カ
メラに適用した例を述べているが、カメラ以外のフィル
ムスキャナー等の光学機器やその他の装置、更にはそれ
らカメラや光学機器やその他の装置に適用される装置、
又はこれらを構成する要素に対しても適用できるもので
ある。前記フィルムスキャナーに適用した場合、撮像素
子は現像済のフィルムより画像を読み取る手段として機
能することになる。
【0131】また、途中まで撮影されたフィルムが装填
された場合について述べているが、全駒撮影されたフィ
ルムが装填された場合や、現像済のフィルムが装填され
た場合であっても、同様に適用できるものである。
【0132】また、外部メモリ53には、図18に示し
た様に、撮影情報データと画像データを関連付けて記憶
するようにしているが、これに限定されるものではな
い。例えば図18のアドレスA+nに特定の1駒の画像
データを記憶すると共に、前記アドレスA+nをフィル
ムに磁気記録しておき、再装填された場合に再生したデ
ータに前記アドレス情報があるかを照合し、あれば当該
アドレスに関連付けられた画像データを表示するように
しても同様の効果を得ることができるものである。
【0133】また、本発明は、クレームまたは実施の形
態の構成の全体もしくは一部が、一つの装置を形成する
ようなものであっても、他の装置と結合するようなもの
であっても、装置を構成する要素となるようなものであ
ってもよい。
【0134】また、各請求項記載の発明または実施の各
形態の構成が、全体として一つの装置を形成する様なも
のであっても、又は、分離もしくは他の装置と結合する
様なものであっても、又は、装置を構成する要素のよう
なものであっても良い。
【0135】また、記録媒体としてフィルムを使用して
いるが、これ以外の画像記録媒体であっても適用できる
ものである。
【0136】更に、本発明は、以上の実施の各形態、又
はそれらの技術を適当に組み合わせた構成にしてもよ
い。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多数の撮影済あるいは途中まで撮影されたフィルムが多
数存在しても、どのフィルムに何が撮影されているかを
電子画像を表示することによって使用者に確実に知らし
めることができる写真フィルム画像識別装置及びカメラ
を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の各形態に係るカメラの外観図で
ある。
【図2】図1のカメラのフィルムカートリッジとフィル
ム及びその周辺の構成を示した斜視図である。
【図3】図1のカメラの電気回路の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図4】図1のカメラの撮影光学系の概略を示す図であ
る。
【図5】本発明の実施の各形態のカメラにおいて撮影情
報の一覧図である。
【図6】本発明の実施の各形態のカメラにおいて主被写
体の位置の情報に関する説明図である。
【図7】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの一連
の動作の一部を示すフローチャートである。
【図8】同じく本発明の実施の第1の形態に係るカメラ
の一連の動作の一部を示すフローチャートである。
【図9】同じく本発明の実施の第1の形態に係るカメラ
の一連の動作の一部を示すフローチャートである。
【図10】同じく本発明の実施の第1の形態に係るカメ
ラの一連の動作の一部を示すフローチャートである。
【図11】同じく本発明の実施の第1の形態に係るカメ
ラの一連の動作の一部を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の第2の形態に係るカメラの主
要部分の動作の一部を示すフローチャートである。
【図13】同じく本発明の実施の第2の形態に係るカメ
ラの主要部分の動作の一部を示すフローチャートであ
る。
【図14】同じく本発明の実施の第2の形態に係るカメ
ラの主要部分の動作の一部を示すフローチャートであ
る。
【図15】本発明の実施の第3の形態に係るカメラの主
要部分の動作の一部を示すフローチャートである。
【図16】同じく本発明の実施の第3の形態に係るカメ
ラの主要部分の動作の一部を示すフローチャートであ
る。
【図17】同じく本発明の実施の第3の形態に係るカメ
ラの主要部分の動作の一部を示すフローチャートであ
る。
【図18】本発明の実施の各形態に係るメモリマップの
例を表わす図である。
【符号の説明】
9 モニター 10 モニターの使用選択スイッチ 11 確定スイッチ 12 十字スイッチ 13 途中巻戻しスイッチ 22 フィルム 30 磁気トラック 31 磁気ヘッド 33 情報表示盤 34 フィルム情報読込回路 41 制御回路 44 電池電圧検出回路 50 磁気信号インターフェイス回路 51 撮像素子 52 画像処理回路 53 外部メモリ

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子画像を得る為の撮像手段と、写真フ
    ィルムを特定する為の特定情報に関連づけられた電子画
    像情報を記憶する記憶手段と、装填された写真フィルム
    の磁気情報記録部に記録された前記特定情報を再生する
    再生手段と、前記記憶手段内の特定情報と前記再生手段
    により再生された再生情報とに基づいて前記特定情報に
    関連付けられた前記電子画像情報を表示する画像表示手
    段とを有することを特徴とする写真フィルム画像識別装
    置。
  2. 【請求項2】 前記画像表示手段は、前記記憶手段内の
    特定情報と前記再生手段により再生された再生情報を比
    較し、比較結果が一致することにより、前記特定情報に
    関連付けられた前記電子画像情報を表示することを特徴
    とする請求項1記載の写真フィルム画像識別装置。
  3. 【請求項3】 前記画像表示手段は、途中まで撮影され
    た写真フィルムが装填された場合、前記記憶手段内の特
    定情報と前記再生手段により再生された再生情報を比較
    し、比較結果が一致することにより、前記特定情報に関
    連付けられた前記電子画像情報を表示することを特徴と
    する請求項1記載の写真フィルム画像識別装置。
  4. 【請求項4】 前記撮像手段は、装填された写真フィル
    ムに撮影される各駒の画像に対応する電子画像情報を撮
    影する手段であり、前記記憶手段に記憶される電子画像
    情報は、装填された写真フィルムにおいて最後に撮影さ
    れた駒の画像に対応する電子画像情報であることを特徴
    とする請求項1〜3の何れかに記載の写真フィルム画像
    識別装置。
  5. 【請求項5】 前記撮像手段は、装填された写真フィル
    ムに撮影された駒の現像済の画像を電子画像情報として
    それぞれ読み取る手段であり、前記記憶手段に記憶され
    る電子画像情報は、装填された写真フィルムにおいて最
    後に撮影された駒の現像済の電子画像情報であることを
    特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の写真フィルム
    画像識別装置。
  6. 【請求項6】 前記特定情報は、前記記憶手段に具備さ
    れるアドレス情報であることを特徴とする請求項1〜5
    の何れかに記載の写真フィルム画像識別装置。
  7. 【請求項7】 前記特定情報は、記録手段によって前記
    写真フィルムの磁気情報記録部に磁気記録された撮影情
    報であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載
    の写真フィルム画像識別装置。
  8. 【請求項8】 前記特定情報は、記録手段によって前記
    写真フィルムの磁気情報記録部に磁気記録された、撮影
    情報以外の前記写真フィルムを特定する為の情報である
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の写真フ
    ィルム画像識別装置。
  9. 【請求項9】 前記画像表示手段は、前記記憶手段内の
    特定情報と前記再生手段により再生された再生情報を比
    較し、比較結果が一致しなかった場合、前記特定情報を
    表示することを特徴とする請求項7又は8記載の写真フ
    ィルム画像識別装置。
  10. 【請求項10】 電子画像を得る為の撮像手段と、写真
    フィルムを特定する為の特定情報に関連付けられた電子
    画像情報を記憶する記憶手段と、装填された写真フィル
    ムの磁気情報記録部に記録された前記特定情報を再生す
    る再生手段と、前記記憶手段内の特定情報と前記再生手
    段により再生された再生情報とに基づいて前記特定情報
    に関連付けられた前記電子画像情報を表示する画像表示
    手段とを有することを特徴とするカメラ。
  11. 【請求項11】 前記画像表示手段は、前記記憶手段内
    の特定情報と前記再生手段により再生された再生情報を
    比較し、比較結果が一致することにより、前記特定情報
    に関連付けられた前記電子画像情報を表示することを特
    徴とする請求項10記載のカメラ。
  12. 【請求項12】 前記画像表示手段は、途中まで撮影さ
    れた写真フィルムが装填された場合、前記記憶手段内の
    特定情報と前記再生手段により再生された再生情報を比
    較し、比較結果が一致することにより、前記特定情報に
    関連付けられた前記電子画像情報を表示することを特徴
    とする請求項10記載のカメラ。
  13. 【請求項13】 前記撮像手段は、装填された写真フィ
    ルムに撮影される各駒の画像に対応する電子画像情報を
    撮影する手段であり、前記記憶手段に記憶される電子画
    像情報は、装填された写真フィルムにおいて最後に撮影
    された駒の画像に対応する電子画像情報であることを特
    徴とする請求項10〜12の何れかに記載のカメラ。
  14. 【請求項14】 前記特定情報は、前記記憶手段に具備
    されるアドレス情報であることを特徴とする請求項10
    〜13の何れかに記載のカメラ。
  15. 【請求項15】 前記写真フィルムの磁気情報記録部に
    磁気情報を記憶する記録手段を有し、前記特定情報は、
    前記記録手段によって前記磁気情報記録部に磁気記録さ
    れた撮影情報であることを特徴とする請求項10〜13
    の何れかに記載のカメラ。
  16. 【請求項16】 写真フィルムの磁気情報記録部に磁気
    情報を記憶する記録手段を有し、前記特定情報は、前記
    記録手段によって前記磁気情報記録部に磁気記録され
    た、撮影情報以外の前記写真フィルムを特定する為の情
    報であることを特徴とする請求項10〜13の何れかに
    記載のカメラ。
  17. 【請求項17】 前記撮影情報以外の前記写真フィルム
    を特定する為の情報は、前記写真フィルムのリーダー部
    に記録されることを特徴とする請求項16記載のカメ
    ラ。
  18. 【請求項18】 前記画像表示手段は、前記記憶手段内
    の特定情報と前記再生手段により再生された再生情報を
    比較し、比較結果が一致しなかった場合、前記特定情報
    を表示することを特徴とする請求項15〜17の何れか
    に記載のカメラ。
  19. 【請求項19】 電子画像を得る為の撮像手段と、装填
    された写真フィルムに撮影された特定の1駒の画像に対
    応する前記撮像手段によって得られた電子画像情報と写
    真フィルムに撮影された特定の1駒の画像に対応する撮
    影情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、装填された
    フィルムの磁気情報記録部に記録された前記撮影情報を
    再生する再生手段と、前記記憶手段に記憶された撮影情
    報と前記再生手段により再生された再生情報とを比較
    し、比較結果が一致することにより、前記撮影情報に関
    連付けられた前記電子画像情報を表示する画像表示手段
    とを有することを特徴とするカメラ。
  20. 【請求項20】 前記画像表示手段は、前記記憶手段に
    記憶された特定情報と前記再生手段により再生された再
    生情報を比較し、比較結果が一致することにより、前記
    撮影情報に関連付けられた前記電子画像情報を表示する
    ことを特徴とする請求項19記載のカメラ。
  21. 【請求項21】 前記画像表示手段は、途中まで撮影さ
    れた写真フィルムが装填された場合、前記記憶手段に記
    憶された特定情報と前記再生手段により再生された再生
    情報を比較し、比較結果が一致することにより、前記撮
    影情報に関連付けられた前記電子画像情報を表示するこ
    とを特徴とする請求項19記載のカメラ。
  22. 【請求項22】 前記画像表示手段は、前記記憶手段に
    記憶された特定情報と前記再生手段により再生された再
    生情報を比較し、比較結果が一致しなかった場合、前記
    撮影情報を表示することを特徴とする請求項19〜21
    の何れかに記載のカメラ。
  23. 【請求項23】 前記記憶手段に記憶される電子画像情
    報は、装填された写真フィルムにおいて最後に撮影され
    た駒の画像に対応する電子画像情報であることを特徴と
    する請求項19〜21の何れかに記載のカメラ。
  24. 【請求項24】 前記写真フィルムの磁気情報記録部に
    磁気情報を記憶する記録手段を有し、前記記憶手段に記
    憶される撮影情報は、装填された写真フィルムにおいて
    最後に撮影された1駒の画像に対応する前記記録手段に
    て記録された撮影情報であることを特徴とする請求項1
    9〜21の何れかに記載のカメラ。
  25. 【請求項25】 前記写真フィルムの磁気情報記録部に
    磁気情報を記憶する記録手段を有し、前記記憶手段に記
    憶される撮影情報は、装填された写真フィルムにおいて
    最初に撮影された1駒の画像に対応する前記記録手段に
    て記録された撮影情報であることを特徴とする請求項1
    9〜21の何れかに記載のカメラ。
  26. 【請求項26】 前記撮影情報と関連付けられた電子画
    像情報を前記画像表示手段にて表示した後に、所定の確
    認操作を受け付けると、前記途中まで撮影された写真フ
    ィルムの未露光の先頭駒への巻き上げを動作を実行する
    ことを特徴とする請求項19〜21,23,25の何れ
    かに記載のカメラ。
  27. 【請求項27】 写真フィルムの最終撮影駒の撮影が終
    了すると、前記関連付けられて記憶された電子画像情報
    及び撮影情報を前記記憶手段より消去することを特徴と
    する請求項19〜25の何れかに記載のカメラ。
  28. 【請求項28】 前記記憶手段に関連付けて撮影情報及
    び電子画像情報を記憶する際に、これら情報を記録する
    為の空き容量が十分でないと判定した場合には、関連付
    けらた最も古い撮影情報及び電子画像情報を選択してこ
    れを消去し、新たな前記撮影情報及び電子画像情報を前
    記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項19〜2
    7の何れかに記載のカメラ。
  29. 【請求項29】 前記記憶手段に関連付けて撮影情報及
    び電子画像情報を記憶する際に、これら情報を記録する
    為の空き容量が十分でないと判定した場合には、関連付
    けらた最も古い撮影情報及び電子画像情報を選択してこ
    のうち少なくとも電子画像情報の圧縮率を変更して記憶
    し直し、新たな前記撮影情報及び電子画像情報を前記記
    憶手段に記憶することを特徴とする請求項19〜27の
    何れかに記載のカメラ。
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