JP2000196915A - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JP2000196915A
JP2000196915A JP10374125A JP37412598A JP2000196915A JP 2000196915 A JP2000196915 A JP 2000196915A JP 10374125 A JP10374125 A JP 10374125A JP 37412598 A JP37412598 A JP 37412598A JP 2000196915 A JP2000196915 A JP 2000196915A
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signal
circuit
clamp
muse
level
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Kaiji Ono
開司 大野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】映像信号部分の影響を受けず、正しく基準レベ
ルを再生してMUSE信号をクランプすることができる
クランプ装置を提供すること。 【解決手段】MUSE信号をロールオフフィルタ2を通
してクランプ回路20A及びスイッチ12に入力する。
クランプ回路20Aで、ロールオフフィルタ2からのM
USE信号の低域成分を除去し、該MUSE信号に含ま
れる基準クランプレベル情報に基づきMUSE信号の直
流レベルを再生する際には、スイッチ12をMUSE信
号のHDの前の走査ラインの映像信号部分における所定
期間に導通させ、このスイッチ12を通過した信号の平
均値を平均値回路13で求め、さらに遅延回路14で遅
延して前記クランプ回路20Aのクランプ期間(スイッ
チ8のオン期間)に合わせ、この遅延出力を減算回路1
5に供給して前記クランプ回路20Aのクランプ用直流
レベルから引き去り、映像信号部分の影響を取り去る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MUSEデコーダ
の入力処理部などに用いられてMUSE信号の直流レベ
ルを再生するためのクランプ装置であって、特にクラン
プ回路部の前段にロールオフフィルタを配した場合に映
像信号部分の影響を取り去って正しい直流レベルを再生
することができるクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人工衛星を使い、映像信号を伝送する衛
星放送においては、電波の電力集中を抑える目的でエネ
ルギー拡散用の三角波(通常、エネルギー拡散信号と呼
ばれている)を重畳して伝送している。
【0003】ところで、衛星放送で高品位テレビ信号を
送信可能としテレビジョン画像の高画質化を図るためハ
イビジョン方式が開発されている。ハイビジョン方式は
フレーム周波数30Hz、走査線1125本を採用して
おり、NTSC方式に比べ約5倍の情報量がある。この
情報量の多さを信号圧縮し、従来と同じ放送衛星1チャ
ンネルを使用して放送する方式の1つとしてMUSE
(MUtiple sub-nyquistSampling Encode)方式が実用化
されている。
【0004】MUSE方式においても、MUSE信号に
エネルギー拡散信号を重畳して伝送している。
【0005】このエネルギー拡散信号は、映像信号のフ
レームに同期した30Hzの低周波信号であり、MUS
Eデコーダにおいては、エネルギー拡散信号を除去する
手段として、通常、クランプ回路を利用している。
【0006】図4はMUSE方式の伝送信号のフレーム
構成を示している。この図において、フレームパルスは
映像フレームの先頭を表わし、VITは伝送時に生じる
信号の歪みを受信時に補正するための基準として用いら
れる。音声/独立データはハイビジョンの音声およびデ
ータ領域である。色差信号、輝度信号はハイビジョン映
像を帯域圧縮した映像信号である。MUSE方式では、
輝度信号と色差信号を時間圧縮して、1走査線区間に時
分割多重するTCI(Time Compressed Integration)
と呼ばれる信号形式が用いられている。色差信号は線順
次で多重されている。TCI信号は、NTSC信号のよ
うに色信号がベースバンドの高域に周波数多重されてい
ないので、FM変調における三角雑音の影響を受けにく
く、FM伝送に適した信号形式である。コントロール信
号はMUSE方式の帯域圧縮の手法であるフィールドオ
フセットサブサンプリングの位相、静止画,動画の割
合、映像全体の動きベクトルなどの情報がエンコーデイ
ングされたパルス信号である。クランプレベルは映像の
基準レベルを表わしており、映像振幅の中間のレベルに
設定されている。MUSE信号の場合、映像振幅の段階
を256ステップで表わしており、クランプレベルはそ
の中間のレベル128である。1125本の各走査線の
先頭にあるHDは水平同期信号である。 MUSE方式
では伝送路を効率よく使用するため正極性の水平同期信
号、すなわち映像信号のペデスタルよりも大きなレベル
をもつ同期パルスを採用している。
【0007】図5に水平同期信号(HD)の波形を示
す。図5から明らかなようにMUSE方式の場合、HD
期間がNTSC信号と違い、非常に短くクランプすべき
無信号部が短いためNTSC方式で用いられるペデスタ
ルクランプによる基準レベルの再生ができない。そのた
めMUSE方式ではHDを平均化してクランプレベルと
するようなクランプ装置が用いられている。
【0008】図6は従来のMUSEデコーダなどで用い
られているクランプ装置の構成例を示している。MUS
E信号は入力端子1より帯域制限のためのロールオフフ
ィルタ2に入る。MUSE信号はパルス振幅変調を用い
ており、ロールオフフィルタ2はその再生振幅がサンプ
ル点における相互の干渉を避けるためには必要なもので
ある。このロールオフフィルタ2は後段のアナログデジ
タル変換器(以下A/D変換器)4でMUSE信号をデ
ジタル変換する際の折り返し除去フィルタの役目も負っ
ており、フィルタ特性は規格化されている。ロ―ルオフ
フィルタ2を通った信号は破線で囲むクランプ回路20
にて基準レベルが再生される。
【0009】クランプ回路20は、クランプ用コンデン
サ3,A/D変換器4,レベル検出器5,直流電位設定
回路6,D/A変換器7,クランプ用スイッチ8,及び
クランプ用抵抗9を具備していて、フィードバック方式
のクランプ回路を構成している。
【0010】MUSE信号は、ロールオフフィルタ2を
通過後、クランプ用コンデンサ3にて低域成分が除去さ
れかつ抵抗9にて所定の直流レベルを与えられた(即ち
クランプされた)後、A/D変換器4によりデジタル信
号に変換されて、映像処理回路10及び同期発生回路1
1の入力信号となると共に、レベル検出器5に入力され
る。
【0011】レベル検出器5は、図4に示した信号形式
の第563ラインと第1125ラインの各サンプルNo.1
07〜480 に規定されているクランプレベル(128/2
56)を基準クランプレベル情報として検出する。レベ
ル検出器5の検出レベルは、直流電位設定回路6へ出力
される。直流電位設定回路6は、前記検出レベルと正規
基準レベル(128/256)との比較を行い、前記検
出レベル即ちクランプレベルが正規基準レベル(128
/256)になるようにクランプ電位を設定するもの
で、そのクランプ電位設定出力を得る。
【0012】なお、クランプレベル(128/256)
はHD波形の第6番目のサンプル点(サンプルNo.6、
図5参照)である基準位相点のレベルに相当している。
直流電位設定回路6の出力は、デジタルアナログ変換器
(以下D/A変換器)7でアナログ信号に変換される。
D/A変換器7の出力は、スイッチ8の一端に供給さ
れ、スイッチ8の他端はクランプ用抵抗9を介してA/
D変換器4の入力端に接続される。スイッチ8はHD期
間の中央部分(例えばサンプルNo.3〜9の期間)で導
通状態(クランプ期間)となるように制御される。この
ときクランプ用抵抗9によりクランプ電圧が設定され、
A/D変換器4の出力レベルが設定される。
【0013】一方、同期発生回路11は、図4に示した
信号形式の第1ラインと第2ラインに挿入されているフ
レームパルスと各ラインのHDにより、同期信号を再生
すると共に第559〜563ラインと第1121〜11
25ラインのコントロール信号を抽出することにより、
各種制御信号とタイミング信号を発生している。
【0014】上記クランプ回路20は次のように動作す
る。スイッチ8は同期発生回路11からのタイミング信
号S1 によりMUSE信号のHDの中央部分の期間でオ
ンしその他の期間ではオフしている。オンしている期間
(クランプ期間)を例えばHDの中央(サンプルNo.
6)を対称とした6サンプル期間(サンプル点N0.3〜
N0.9の期間)とすれば、スイッチ8のオンしている期
間にコンデンサ3、抵抗9、直流電位設定回路6の信号
経路が確立し、コンデンサ3と抵抗9で決定される時定
数によってHD波形の平均値がコンデンサ3内に貯えら
れる。スイッチ8がオフするとA/D変換器4の入力イ
ンピーダンスは非常に高いので、コンデンサ3は放電す
る経路がなくなりその両端の電圧は保持されてクランプ
動作が行なわれる。直流電位設定回路6はクランプレベ
ルを取り込みそれをフィールド期間にわたって保持す
る。従って、HDの適当な期間スイッチ8を閉じるとH
D波形の平均値、すなわち、そのHDを含む走査線の映
像信号の中央値が再生されるクランプ動作が行われるこ
とになる。
【0015】上述のようにMUSE信号のライン毎のク
ランプは、HDを平均化してクランプ電圧を得ている。
ところが、クランプ回路20の前段にはロールオフフィ
ルタ2があり周波数の帯域制限を行なっており、このロ
ールオフフィルタ2のインパルス応答に伴う振動の尾引
き、すなわち前のラインの輝度信号の影響はHDまで達
する。
【0016】図7はロールオフ率0%即ちナイキスト基
準を満たす理想的な帯域制限フィルタのインパルス応答
である。サンプル間隔が15離れていても振動が続いて
いるのが分かる。ただし、サンプル点においては値が0
となるのでサンプル間の相互干渉はないので映像データ
をサンプリングする場合は問題ない。MUSE方式のロ
ールオフフィルタのロールオフ率は10%と非常に急峻
な特性であるので、MUSEデコーダのロールオフフィ
ルタにおいても図7とほぼ等しい応答が得られる。従っ
て、前述の図6のクランプ回路のようにHDをアナログ
的に平均化してクランプする場合にはHDより前のサン
プル値の影響を受けてしまう。例えば、前のラインの輝
度信号の終わりが最大振幅であったとすると、この輝度
信号がロールオフフィルタを通過することによってイン
パルス応答の影響(即ち振動)が図8に示すようにHD
の波形に重なり、このインパルス応答部分も含めてクラ
ンプ回路20は平均化するので、HDを含むラインの正
しい映像の中央値、すなわち基準レベルが再生できなく
なる。このように映像の基準レベル再生に誤差を生じる
と、輝度信号、色差信号のデジタル変換された値は送信
側と異なることになり、映像処理回路10でMUSEデ
コードされた映像の輝度及び色相が正しく再生されない
という問題を生じる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のク
ランプ装置では、HDより前の映像信号部分の影響を受
けて正しく基準レベルが再生できず、結果としてMUS
Eデコードされた映像の輝度及び色相が正しく再生され
ないという問題があった。
【0018】そこで、本発明は、上記の問題に鑑み、映
像信号部分の影響を受けず、正しく基準レベルを再生し
てMUSE信号をクランプすることができるクランプ装
置を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
るクランプ装置は、送信側で水平同期信号期間に基準レ
ベルが設定され、フィールドの所定ラインに基準クラン
プレベル情報が挿入されたMUSE信号を入力する入力
端子と、入力された前記MUSE信号の周波数の帯域制
限を行うロールオフフィルタと、このロールオフフィル
タを通過したMUSE信号の低域成分を除去し、該MU
SE信号に含まれる前記基準クランプレベル情報に基づ
き前記MUSE信号の直流レベルを再生するクランプ回
路と、前記MUSE信号に含まれる同期信号に基づき、
各種制御信号及びタイミング信号を発生する同期発生回
路と、この同期発生回路から出カされるタイミング信号
を用いて、前記MUSE信号の映像信号部分における所
定の期間に前記ロールオフフィルタからのMUSE信号
を導通させるスイッチと、このスイッチが導通された期
間のMUSE信号の平均値を求める平均値回路と、この
平均値回路の出力を、前記クランプ回路のクランプ期間
に合わせるべく遅延させるための遅延回路と、この遅延
回路の出力を前記クランプ回路のクランプ用直流レベル
から引き去り、映像信号部分の影響を取り去るための手
段とを具備したものである。
【0020】請求項1の発明においては、従来のクラン
プ回路に、ロールオフフィルタ出力の映像信号部分の所
定期間に導通するスイッチと、このスイッチを通過した
信号の平均値をとる平均値回路と、この平均値回路の出
力を前記クランプ回路のクランプ期間に時間的に合わせ
るための遅延回路と、この遅延回路の出力を前記クラン
プ回路のクランプ用直流レベルから引き去る手段とを設
け、クランプ回路でMUSE信号の直流レベルを再生す
るにあたって、前の走査ラインの映像信号部分の影響を
取り去り、正規の基準レベルに一致した正しい直流レベ
ルを再生することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のクラ
ンプ装置のブロック図を示している。図6と同一部分に
は同一符号を付して説明する。
【0022】図1において、ロールオフフィルタ2、該
ロールオフフィルタ2の出力が入力されるクランプ用コ
ンデンサ3、A/D変換器4、MUSE信号に含まれる
基準クランプレベル情報を検出するためのレベル検出器
5、クランプ電位設定出力を得るための直流電位設定回
路6,D/A変換器7、水平走査ラインごとに所定の期
間(例えばサンプル点No.3〜9の期間)をクランプ期
間として設定するためのクランプ用スイッチ8、前記コ
ンデンサ3と共にクランプ部を構成するクランプ用抵抗
9、MUSE信号をデコードする映像処理回路10は、
図6と同様である。同期発生回路11Aは、基本的には
図6と同様であるが、後述するスイッチ12を導通させ
る所定の期間(MUSE信号における映像信号部分の所
定期間、例えばHDの前の走査ラインの終わりの部分に
相当するサンプル点No.471〜480の期間)を設定するタ
イミング信号S2 を発生できる点でのみ、図6の同期発
生回路11と異なっている。従って、同期発生回路11
Aは、図4に示した信号形式の第1ラインと第2ライン
に挿入されているフレームパルスと各ラインのHDによ
り、同期信号を再生すると共に第559〜563ライン
と第1121〜1125ラインのコントロール信号を抽
出することにより、各種制御信号とタイミング信号S1
,S2 を発生している。
【0023】本実施の形態では、以上の構成に加えて、
前記同期発生回路11Aから出カされるタイミング信号
S2 を用いて、前記MUSE信号の映像部分における所
定の期間(例えばサンプル点No.471〜480 の期間)に導
通して前記ロールオフフィルタ2の出力を次段の平均値
回路13に導くためのスイッチ12を設け、さらにこの
スイッチ12が導通された期間のMUSE信号の平均値
を求める平均値回路13と、この平均値回路13の出力
を遅延させ、前記クランプ回路20Aのクランプ期間即
ちスイッチ8の導通期間(例えばサンプル点No.3〜9
の期間)に合わせるための遅延回路14と、この遅延回
路14の出力を前記直流電位設定回路6の出力に基づく
D/A変換器7からのクランプ用直流レベルから引き去
り、MUSE信号における映像信号部分の影響を取り去
るための減算回路15とを設けた構成としている。
【0024】次に、図2のタイミング図を参照しながら
図1の動作を説明する。入力端子1には図2(a) に示す
ようなMUSE信号(ただしHD信号及びその前後の部
分のみを示す)が入力する。そして、ロールオフフィル
タ2を通過した出力はコンデンサ3とスイッチ12に導
かれる。コンデンサ3以降のクランプ回路20Aのクラ
ンプ動作は従来と同様である。図2(b) は同期発生回路
11Aからのスイッチ8用のタイミング信号S1 であ
る。図2(c) は同期発生回路11Aからのスイッチ12
用のタイミング信号S2 である。スイッチ12はタイミ
ングS2 により所定の期間オンして、ロールオフフィル
タ2を通過したMUSE信号を平均値回路13に導く。
平均値回路13はスイッチ12のオンした期間のMUS
E信号の平均値(図2(d)参照)を求める。次に平均値
回路13の出力は 遅延回路14によってクランプ回路
20A内のスイッチ8がオンする期間に時間的に合わせ
るように遅延される(図2(e) 参照)。減算回路15で
は、この遅延出力(図2(e) )を、基準電圧発生回路
(直流電位設定回路6及びD/A変換器7)で発生され
るクランプ用直流レベル(図2(f) に示す)から減算
し、図2(g)に示す減算出力を得る。クランプ回路20
Aにおけるクランプ動作はタイミング信号S1 の期間に
行われるが、その際のクランプ動作は映像信号の影響を
予め引き去った減算回路15の出力電圧(図2(g) )を
基に行われるので、抵抗9とコンデンサ3によってコン
デンサ3に貯えられるHD波形の平均値に生じる誤差
(HDの前のラインの映像信号がロールオフフィルタ2
を通過することによって生じるインパルス応答の影響)
が補正される。図2(h) はクランプ部の出力点Aにおけ
るMUSE信号出力を示している。
【0025】次にスイッチ12をオンさせる期間の最適
値について述べる。表1は前のラインの輝度信号がロー
ルオフ率10%程度のロールオフフィルタを通過するこ
とによって生じるインパルス応答のサイドローブをスイ
ッチ8がオンしている期間(この場合は6サンプル期
間)に等しい期間平均化した値の一例を示している。
【0026】
【表1】 図3は表1をグラフ化したもので,時間の経過と伴に零
に収束している。映像信号のレベルが256段階で表わ
される場合、最小のレベル幅は約0.0039である。
表1より11サンプル離れるとこれより小さい値となる
ので、HDを平均する期間の最初より12サンプル前、
すなわち前の走査ラインのサンプルNo.471からNo.4
80の期間の映像サンプルの期間、スイッチ12をオン
しておけば十分である。そして、この期間の映像信号の
影響は表1のサンプル間隔3から12までの和を求めて
約0.0211である。これはインパルス振幅を1に正
規化した場合の値であるから、減算器15に加える場合
は128倍して映像基準レベル128に対して約2.7
の比率で平均値回路13の出力を減算すればよい。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、クラ
ンプ回路の前段にロールオフフィルタを配しても、映像
信号部分の影響を受けることなく、正しい映像基準レベ
ルを再生してMUSE信号をクランプすることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のクランプ装置を示すブ
ロック図。
【図2】図1の動作を説明するタイミング図。
【図3】インパルス応答のサイドローブを6サンプル加
算した値の図。
【図4】MUSE方式の伝送信号のフレーム構成を示す
説明図。
【図5】MUSE信号のHD波形を示す図。
【図6】従来のMUSEデコーダの入カ処理部における
クランプ装置を示すブロック図。
【図7】理想的な帯域制限をしたインパルス応答を示す
図。
【図8】映像信号部分の影響によるHD波形の歪みを示
す図。
【符号の説明】
1…入力端子 2…ロールオフフィルタ 3…クランプ用コンデンサ 4…A/D変換器 5…レベル検出器 6…直流電位設定回路 7…D/A変換器 8…クランプ用スイッチ 9…クランプ用抵抗 12…スイッチ 13…平均値回路 14…遅延回路 15…減算回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月7日(1999.1.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図8】
【図6】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信側で水平同期信号期間に基準レベルが
    設定され、フィールドの所定ラインに基準クランプレベ
    ル情報が挿入されたMUSE信号を入力する入力端子
    と、 入力された前記MUSE信号の周波数の帯域制限を行う
    ロールオフフィルタと、 このロールオフフィルタを通過したMUSE信号の低域
    成分を除去し、該MUSE信号に含まれる前記基準クラ
    ンプレベル情報に基づき前記MUSE信号の直流レベル
    を再生するクランプ回路と、 前記MUSE信号に含まれる同期信号に基づき、各種制
    御信号及びタイミング信号を発生する同期発生回路と、 この同期発生回路から出カされるタイミング信号を用い
    て、前記MUSE信号の映像信号部分における所定の期
    間に前記ロールオフフィルタからのMUSE信号を導通
    させるスイッチと、 このスイッチが導通された期間のMUSE信号の平均値
    を求める平均値回路と、 この平均値回路の出力を、前記クランプ回路のクランプ
    期間に合わせるべく遅延させるための遅延回路と、 この遅延回路の出力を前記クランプ回路のクランプ用直
    流レベルから引き去り、映像信号部分の影響を取り去る
    ための手段とを具備したことを特徴とするクランプ装
    置。
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