JP2000195684A - 自動車用放電灯点灯装置 - Google Patents

自動車用放電灯点灯装置

Info

Publication number
JP2000195684A
JP2000195684A JP36688498A JP36688498A JP2000195684A JP 2000195684 A JP2000195684 A JP 2000195684A JP 36688498 A JP36688498 A JP 36688498A JP 36688498 A JP36688498 A JP 36688498A JP 2000195684 A JP2000195684 A JP 2000195684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
pulse transformer
secondary winding
terminal
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36688498A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsutoshi Fukazawa
勝利 深沢
Kunio Iwaki
邦夫 岩城
Akira Nishi
明 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP36688498A priority Critical patent/JP2000195684A/ja
Publication of JP2000195684A publication Critical patent/JP2000195684A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のこの種の自動車用放電灯点灯装置にお
いては、パルストランスと点灯回路とが耐圧などの関係
で別に設けられていたので、点灯装置自体が大型化する
問題点を生じていた。 【解決手段】 パルストランス3にはコア本体31aと
コア蓋31bとから成るポットコアを用いると共に、こ
のパルストランスは二次巻線の高圧側の終端を前記電球
ソケット部のケース蓋部に設けられた高圧端子に最も近
接した位置となるようにされて、点灯回路と同一の回路
基板上に搭載され、ケース内に収納され、パルストラン
スと高圧端子とはピン状コネクタにより接続が行われて
いる自動車用放電灯点灯装置としたことで、高圧が出力
される二次巻線を上部から取り出すものとして他の配線
から隔離し、これにより短絡、或いはリークによる電気
部品の破損などを生じないものとして、点灯回路などと
同一の基板上に配置するのを可能とし、小型化を可能と
して課題を解決するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放電灯の点灯装置に
関するものであり、詳細には、近年、視認性の向上など
の目的で自動車用ヘッドランプの光源としてメタルハラ
イドランプなど放電灯が採用される傾向にあるので、特
に車載用として適する構成の点灯装置を提供することに
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の点灯装置の構成の例とし
ては、例えば特開平8−315630号公報、特開平8
−298190号公報に開示されるものがあり、先ず特
開平8−315630号公報に開示されるものは比較的
に重量のあるパルストランスをソケットの周囲に取付
け、その後方に区画して点灯回路を設けるものである。
【0003】また、特開平8−298190号公報に開
示されるものは、ソケットの周囲にパルストランスと点
灯回路とを別室として設けるものであり、何れのものも
パルストランスからの高圧電圧により点灯回路に損傷を
生じないように配慮を行ったものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た何れのものにおいても、ソケットにパルストランスか
らの正負の電圧を供給する際に、正負の両極が接近する
恐れを多分に生じるものであり、また、パルストランス
と点灯回路とを別室としたことで点灯装置の全体形状が
大型化する問題点を生じるものとなっている。
【0005】また、上記の特開平8−298190号公
報のものはパルストランスを、トロイダルコアを用いて
形成する旨の記載があるが、巻線がコアの外径に巻かれ
るものとなり、外部に高周波雑音の影響を与え易いもの
となる問題点も生じパルストランスの構成に関して何ら
に記載することのない、特開平8−298190号公報
のものにおいても、同様な可能性を有するものとなって
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した従来
の課題を解決するための具体的手段として、電球ソケッ
ト部にパルストランス、点灯回路を一体化した自動車用
放電灯点灯装置において、前記パルストランスにはコア
本体部とコア蓋部とから成るポットコアを用いると共
に、このパルストランスは二次巻線の高圧側の終端を前
記電球ソケット部のケース蓋部に設けられた高圧端子に
最も近接した位置となるようにされて、前記点灯回路と
同一の回路基板上に搭載され、ケース内に収納され、前
記パルストランスと前記高圧端子とはピン状コネクタに
より接続が行われていることを特徴とする自動車用放電
灯点灯装置を提供することで課題を解決するものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図に示す実施形態
に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すものは
本発明に係る自動車用放電灯点灯装置(以下に点灯装置
1と略称する)であり、この点灯装置1は放電灯(図示
は省略する)を取付けるための電球ソケット2aが設け
られるケース蓋部2と一体化してパルストランス3、点
灯回路4が設けられるものである点は従来例のものと同
様である。
【0008】ここで、本発明では前記パルストランス3
のコアに、コア本体部31aとコア蓋部31bとから成
るポットコア31を採用するものであり、前記コア本体
部31aにはボビン32を収納可能とする空間と、ボビ
ン32の中心に嵌合可能な中心コア31cとが設けら
れ、更に前記コア蓋部31bを被着することで、前記ボ
ビン32は巻線部分がポットコア31の内部に収納され
るものとなっている。
【0009】図2は、前記パルストランス3の構成を示
すものであり、前記コア本体部31aには内径に絶縁リ
ング33が挿入されて、後に説明する二次巻線などとの
絶縁が確保されると共に、一時巻線、二次巻線が施され
たボビン32が挿入され、更に前記コア蓋部31bで施
蓋が行われて、上記した一時巻線及び二次巻線はポット
コア31の内側に納められて、外部とは絶縁が行われる
ものとなる。
【0010】このときに、前記した二次巻線の高圧側の
終端はボビン32の一方の端部に略筒状として設けられ
た高圧線ガイド部32aに向かい引出されている。従っ
て、二次巻線の高圧側の終端は他の配線部分に接近する
ことなく、単独でボビン32の上方に引き出されるもの
とされている。そして、前記した高圧側の終端には適宜
な形状としたピン端子あるいはコネクター端子などが設
けられ、後に説明するソケット部2aとの電気的接続に
備えるものとされている。
【0011】尚、前記コア本体部31aとコア蓋部31
bとを組み付ける際に両者の間に、例えば絶縁紙を挟む
などして ギャップを設け、良好な直流重畳特性を得ら
れるようにするなどはこの種のパルストランス3におい
ては常套手段であるので、ここでの詳細な説明は省略す
る。
【0012】また、上記のようにパルストランス3の組
立が行われた後にはコア本体部31aの内部には樹脂が
注入された後に熱処理などによる硬化が行われ、コア、
一次巻線あるいは二次巻線の層間に対する絶縁性を一層
に向上させるものとしている。尚、前記した樹脂の注入
は真空含浸などの方法で行えば巻線間まで浸透するもの
となり、一層の絶縁性の向上が期待できるものとなる。
【0013】また、上記した二次巻線の高圧側の終端以
外の終端、即ち、一時巻線の両側の終端、及び、二次巻
線の低圧側の終端は、コア本体部31aの下方に設けら
れている基板取付端子に接続されている。このときに上
記の各終端は二次巻線の高圧側の終端に比べて格段に電
圧は低いものであるので、絶縁性の確保に対しては通常
の程度の注意で作業を行えば良いものとなる。
【0014】図3は、前記パルストランス3の回路基板
5への取付状態を示すものであり、上記のようにして外
部との絶縁性が確保されたパルストランス3は、点灯回
路4が搭載された回路基板5上に格別に他の部品との絶
縁手段が設けられることなく、同一面に隣接する状態と
して回路基板上に取付けられるものとされている。
【0015】そして、パルストランス3と点灯回路4と
が同一面に取付けられた回路基板5は前記ケース蓋部2
の背面に取り付く函状として、樹脂部材により設けられ
るケース部6中に収納されるものとなり、そして、前記
ケース部6には、前記ケース蓋部2が被着される。
【0016】このときに、本発明においては、前記回路
基板5上におけるパルストランス3の位置を規定するも
のであり、上記したソケット部2aの中心電極2bとボ
ビン32の高圧線ガイド部32aとが略同軸で、且つ、
近接するように配置するものであり(図1参照)、この
ようにすることで、上記でも説明したようにボビン32
の高圧線ガイド部32aに二次巻線の高圧側の終端が引
き出されているので、高圧配線を最短距離とすると共
に、他の配線とは接近や交差を生じないものとすること
ができる。
【0017】そして、パルストランス3,点灯回路4な
どが搭載された回路基板5がケース部6に収納された後
には、このケース6内には樹脂が充填され、一層の絶縁
性の向上が行われると共に、耐湿性も向上されて、自動
車用として使用される時に要求される耐久性、信頼性の
向上が図られるものとされる。尚、図中に符号7で示す
ものは端子キャップであり、パルストランス3の端子に
被着し、ケース6との一層の絶縁性の向上を図るもので
ある。
【0018】次いで、上記の構成とした本発明の点灯装
置1の作用及び効果について説明を行う。先ず、第一に
は、本発明によりパルストランス3をポットコア31を
用いるものとし加えて二次巻線の高圧側の終端をポット
コア31の上方から外部に引き出すものとし、他の終端
を下方から引き出すものとしたことで、例えば30kv
程度と極端に高圧であるパルストランス3の出力を他の
配線部分から引き離し、短絡、リーク、或いは.他の電
気部品の高圧による破損などを生じないものとすること
が可能となるものである。
【0019】よって、本発明では部品破損の恐れなく例
えば点灯回路4など他の回路と、パルストランス3とを
一面の回路基板5上に混在ささせることが可能となり、
従来例のもののように2室に分離して設けることを不要
として、点灯装置の小型化を可能とするものである。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によりパル
ストランスにはコア本体部とコア蓋部とから成るポット
コアを用いると共に、このパルストランスは二次巻線の
高圧側の終端を前記電球ソケット部のケース蓋部に設け
られた高圧端子に最も近接した位置となるようにされ
て、点灯回路と同一の回路基板上に搭載され、ケース内
に収納され、パルストランスと高圧端子とはピン状コネ
クタにより接続が行われている自動車用放電灯点灯装置
としたことで、高圧が出力される二次巻線を上部から取
り出すものとして他の配線から隔離し、これにより短
絡、或いはリークによる電気部品の破損などを生じない
ものとして、点灯回路などと同一の基板上に配置するの
を可能とし、もって、この種の点灯装置の小型化とコス
トダウンとに極めて優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動車用 放電灯点灯装置の実
施形態を示す断面図である。
【図2】 本発明の要部であるパルストランスの構成を
示す説明図である。
【図3】 同じく本発明の要部である回路基板の構成を
示す説明図である。
【符号の説明】
1……自動車用放電灯点灯装置 2……電球ソケット部 3……パルストランス 31……ポットコア 31a……コア本体部 31b……コア蓋部 32……ボビン 4……ケース 5……回路基板 6……ケース 7……端子キャップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電球ソケット部にパルストランス、点灯
    回路を一体化した自動車用放電灯点灯装置において、前
    記パルストランスにはコア本体部とコア蓋部とから成る
    ポットコアを用いると共に、このパルストランスは二次
    巻線の高圧側の終端を前記電球ソケット部のケース蓋部
    に設けられた高圧端子に最も近接した位置となるように
    されて、前記点灯回路と同一の回路基板上に搭載され、
    ケース内に収納され、前記パルストランスと前記高圧端
    子とはピン状コネクタにより接続が行われていることを
    特徴とする自動車用放電灯点灯装置。
JP36688498A 1998-12-24 1998-12-24 自動車用放電灯点灯装置 Pending JP2000195684A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36688498A JP2000195684A (ja) 1998-12-24 1998-12-24 自動車用放電灯点灯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36688498A JP2000195684A (ja) 1998-12-24 1998-12-24 自動車用放電灯点灯装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000195684A true JP2000195684A (ja) 2000-07-14

Family

ID=18487933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36688498A Pending JP2000195684A (ja) 1998-12-24 1998-12-24 自動車用放電灯点灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000195684A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002050493A (ja) * 2000-08-04 2002-02-15 Stanley Electric Co Ltd 放電灯起動装置
JP2007180263A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Hitachi Media Electoronics Co Ltd トランスおよびトランスを搭載した表示装置。

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002050493A (ja) * 2000-08-04 2002-02-15 Stanley Electric Co Ltd 放電灯起動装置
JP4535579B2 (ja) * 2000-08-04 2010-09-01 スタンレー電気株式会社 放電灯起動装置
JP2007180263A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Hitachi Media Electoronics Co Ltd トランスおよびトランスを搭載した表示装置。

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3632183B2 (ja) 放電灯ユニット
US6154113A (en) Transformer and method of assembling same
US6556118B1 (en) Separate mount ignition coil utilizing a progressive wound secondary winding
US7746211B2 (en) Lamp transformer assembly
US7710231B2 (en) Ignition coil
JPH08138872A (ja) 放電灯装置
US6522232B2 (en) Ignition apparatus having reduced electric field HV terminal arrangement
JP4541387B2 (ja) 放電ランプ用ソケット
JP2002093635A (ja) 電磁装置及び高電圧発生装置
US5550704A (en) Ignition coil including inorganic insulator exhibiting higher conductivity along its surface than perpendicular to its surface
JP2000195684A (ja) 自動車用放電灯点灯装置
JP2002343654A (ja) 高電圧パルス発生器及びその製造方法
JP4506078B2 (ja) 電磁装置および高電圧発生装置
US20030037745A1 (en) Connection of wire to printed circuit board (PCB)
JPH11260573A (ja) 車両用hid前照灯装置
JP2003188034A (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2001257087A (ja) 放電灯起動装置
JP2019221134A (ja) 圧縮機の駆動装置及びその組立方法
JPH10223464A (ja) 内燃機関の点火コイル装置
JP3962889B2 (ja) Hidランプ点灯装置
KR100715387B1 (ko) 방전등 점등 장치
JP2004207375A (ja) 放電灯点灯装置
US20030230293A1 (en) Ignition apparatus for an internal combustion engine and a manufacturing method therefor
JP2004014832A (ja) 電磁装置及び高電圧発生装置
JPH10214736A (ja) 高電圧発生用トランス