JP2000195405A - 小型電磁継電器 - Google Patents

小型電磁継電器

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JP2000195405A
JP2000195405A JP10373880A JP37388098A JP2000195405A JP 2000195405 A JP2000195405 A JP 2000195405A JP 10373880 A JP10373880 A JP 10373880A JP 37388098 A JP37388098 A JP 37388098A JP 2000195405 A JP2000195405 A JP 2000195405A
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JP
Japan
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contact
fixed
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movable
piece
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JP10373880A
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English (en)
Inventor
Yoshisato Nakayama
仁悟 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型電磁継電器のコイル消費電力を低く抑え
つつ、必要な接点接触力と接点追従量を維持する。 【解決手段】 ばね定数が異なる2種類以上の板ばね5
1,52を組み合わせて固定片50を形成し、ばね定数
の低い板ばね51に固定接点7を固設する。コイル3の
吸引力により可動片4が押されて、可動接点6が固定接
点7に接触した後にはばね定数の低い板ばね51を押圧
し、続いて接点押し切り位置までの間に、ばね定数の低
い板ばね51とばね定数の高い板ばね52を同時に押圧
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小型電磁継電器に関
するものであり、特に、小型電磁継電器のコイル消費電
力の削減化に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図8は
従来の小型電磁継電器1を示し、合成樹脂製のベース2
にコイル3が装着され、板ばね状の可動片4と固定片5
とが対峙して立設されている。可動片4の先端部には固
定片5と対向する面に可動接点6が設けられ、固定片5
の先端部には前記可動接点6に対峙して固定接点7が設
けられている。前記コイル3が通電されたときは、コイ
ル3の吸引力によりL字形のアマチュア8が回動し、カ
ード9を介して前記可動片4を固定片5のある方向へ押
圧する。
【0003】従って、図9(a)乃至(c)に示すよう
に、可動片4に設けられた可動接点6が固定片5に設け
られた固定接点7に接触し、更に、該可動片4の押圧に
よって固定片5の先端部がやや湾曲する状態となる。こ
のように、可動接点6と固定接点7とが接触した後に、
接点押し切り位置まで可動接点6が移動する量Lを接点
追従量(OT量)といい、所定の接点接触力を得るため
に必要である。
【0004】近年、省エネルギー化への流れとして、電
磁継電器に於けるコイル消費電力の削減が考えられつつ
ある。しかし、コイル消費電力を削減するとコイル吸引
力が低下し、可動片4及び固定片5のばね力に対抗する
ことが困難となり、前述の接点追従量が不足して完全な
接点押し切りができなくなったり、或いは、電磁継電器
が作動しなくなる等の不具合が生じる。従来は、この不
具合を回避するために、可動片4及び固定片5の材質を
変更し、可動片4の初期反力を弱めたり、接点の接触位
置を変更する等の対策を講じていた。
【0005】図10は、カード9の移動量即ち可動接点
6の移動量に対して、カード9が受ける荷重の変化を表
わしたものであり、例えば同図(a)に於いて、実線
で示す通常のコイル吸引力と実線,で示す接点のば
ね負荷に対して、コイル消費電力を削減したときには破
線で示すようにようにコイル吸引力が低下する。この
場合、(イ)の領域や(ロ)の領域では、コイル吸引力
がばね負荷系の荷重を下回るため、電磁継電器として動
作しなくなる。尚、接点接触位置T0から接点押し切り
位置Eまでの通常の接点追従量をL0とし、このとき可
動接点6が受ける荷重をF0とする。
【0006】従来は、コイル消費電力を削減した結果、
同図(b)に於いて実線で示すようにコイル吸引力が
低下するのに伴い、実線で示すように可動片4のばね
定数を低くして初期反力を弱め、更に、同図(c)に於
いて実線で示すように、固定片5のばね定数を低くし
て接点接触位置T1以降の接点追従量L1を通常より小さ
くすることにより、電磁継電器が作動するようにしてい
る。しかし、接点接触後の接点追従量がL1と減少し、
接点押し切り位置Eでの荷重がF1と小さくなるため、
電磁継電器としての性能が低下して安定性が悪くなる。
【0007】そこで、小型電磁継電器のコイル消費電力
を低く抑えつつ、必要な接点接触力と接点追従量を維持
するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであ
り、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、コイルの吸引力によ
りアマチュアが回動して可動片を押圧し、該可動片に設
けられた可動接点が固定片に設けられた固定接点に接触
できるように構成された小型電磁継電器に於いて、前記
固定片はばね定数が異なる2種類以上のばねを組み合わ
せて形成され、最もばね定数の低いばねの一端部に前記
固定接点を固設し、前記コイルの吸引力の作用により、
可動片の可動接点が固定片の固定接点に接触した後に前
記最もばね定数の低いばねを押圧し、更に、可動接点と
固定接点が接触した状態を保持しながら、接点押し切り
位置までの間に順次ばね定数の高いばねを押圧すること
により、前記可動接点にかかる荷重の増加係数を少なく
とも1回以上変化させるように構成された小型電磁継電
器を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1乃至図4に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来
と同一の技術事項には同一符号を付してその説明を省略
する。図1及び図2は本発明の小型電磁継電器11を示
し、従来の小型電磁継電器1とは異なり、固定片50が
ばね定数の異なる2種類以上の板ばね51,52を組み
合わせて形成されている。
【0010】前記固定片50は、ばね定数の低い板ばね
51を可動片4のある側に配置し、該板ばね51の一端
部には可動接点6に対峙して固定接点7を設けるととも
に、該板ばね51の下端部をやや屈曲してばね定数の高
い板ばね52に固着することにより、板ばね51と板ば
ね52との間に間隙が生じるように重ね合わせて一体化
してある。
【0011】尚、本実施の形態では2種類の板ばね5
1,52を組み合わせてあるが、3種類以上の板ばねを
組み合わせる場合は、最もばね定数の低い板ばねを可動
片4のある側に配置し、その次にばね定数の低い板ばね
から順次ばね定数の高い板ばねを接点押し切り位置まで
の間に順番に配置する。また、図中符号12はアマチュ
ア8を戻すためのヒンジスプリングであり、13はベー
ス2の上方から該ベース2に嵌合する防護用のケースで
ある。
【0012】図3及び図4に従って前記小型電磁継電器
11の作用を説明すれば、図3(a)の初期位置から前
記コイル3が通電されると、コイル3の吸引力によりL
字形のアマチュア8が回動し、カード9を介して前記可
動片4が固定片50の方向へ押圧される。前記可動片4
のばね定数は従来の一般的な可動片のばね定数よりも低
いものを使用し、図4の破線で示した従来の可動片の
初期反力よりも、実線で示すように可動片4の初期反
力を弱くして、カード9が受ける荷重を小にしてある。
【0013】図3(b)に示すように、可動接点6が前
記固定片50の固定接点7に接触した後は、可動接点6
と固定接点7が接触した状態を保持しながら、可動接点
6が前記ばね定数の低い板ばね51を押圧する。このと
き、カード9が受ける荷重即ち可動接点6にかかる荷重
は、図4の実線で示すように、接点接触位置T2を過
ぎてから前記実線よりも増加係数がやや大に変化す
る。また、実線で示すように、この接点接触位置T2
付近以降からコイルの吸引力が漸増していく。
【0014】そして、図3(c)に示すように、前記ば
ね定数の低い板ばね51が可動接点6に押されてばね定
数の高い板ばね52へ接触した後は、該可動接点6は双
方の板ばね51,52を同時に押圧することになる。こ
のとき、カード9が受ける荷重即ち可動接点6にかかる
荷重は、図4の実線´で示すように、板ばね51が板
ばね52に接触した位置Rを過ぎてから、前記実線よ
りも増加係数が更に大に変化する。また、実線で示す
ように、この位置R付近からコイルの吸引力が急増す
る。
【0015】可動接点6が板ばね51,52を接点押し
切り位置Eまで押圧したときは、カード9が受ける荷重
即ち可動接点6にかかる荷重はF2となり、十分な接点
接触力にて接点押し切り状態を維持できる。
【0016】図5乃至図7は他の実施の形態を示し、図
1乃至図4に示した小型電磁継電器11と同一構成部分
には同一符号を付してその説明を省略する。図5及び図
6に示す小型電磁継電器21は固定片55が1枚の板ば
ねからなり、該固定片55は1枚の板ばねの略中央部を
可動片4側へ突出された切り起し部56と、該切り起し
部56の両側に設けられ且つ該切り起し部56よりも上
方へ延設された延設部57とから構成されている。
【0017】前記切り起し部56の一端部には可動接点
6に対峙して固定接点7を設ける。また、ケース13の
内側面の上方隅部に突出部14を設け、ケース13をベ
ース2へ嵌合したときに、該突出部14が前記固定片5
5の延設部57の背後に位置するように形成してある。
【0018】而して、前記小型電磁継電器21のコイル
3が通電されると、図7(a)の初期状態から図7
(b)に示すように、前記可動片4が固定片55の方向
へ押圧されて、可動接点6が前記固定片55の略中央部
に設けられている切り起し部56の固定接点7に接触す
る。初期状態から接点接触位置までにカード9が受ける
荷重の変化は、前述した図4の実線に相当する。
【0019】可動接点6が前記切り起し部56の固定接
点7に接触した後は、可動接点6と固定接点7が接触し
た状態を保持しながら、可動接点6が前記切り起し部5
6を押圧する。このとき、固定片55は切り起し部56
と延設部57とが一体に移動し、カード9が受ける荷重
即ち可動接点6にかかる荷重は、図4の実線に相当す
る。即ち、接点接触位置T2を過ぎてから前記実線よ
りも増加係数がやや大に変化する。
【0020】そして、図7(c)に示すように、固定片
55の延設部57が前記突出部14へ当接し、可動接点
6に押されて更に前記切り起し部56のみが僅かに移動
して押し切り状態となる。このとき、カード9が受ける
荷重即ち可動接点6にかかる荷重は、図4の実線´で
示すように、延設部57が突出部14に当接して反力を
受けるので、前記実線よりも増加係数が更に大に変化
する。
【0021】斯くして、前述した小型電磁継電器11及
び上記小型電磁継電器21は、コイル消費電力を低く抑
えつつ、必要な接点接触力と接点追従量を維持すること
ができる。
【0022】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記一実施の形態に詳述したよ
うに、ばね定数が異なる2種類以上のばねを組み合わせ
て固定片を形成し、最もばね定数の低いばねに固定接点
を固設してある。そして、コイルの吸引力により可動片
が押されて可動接点が固定接点に接触した後には、先ず
ばね定数の低いばねを押圧し、続いて接点押し切り位置
までの間に、ばね定数の低いばねからばね定数の高いば
ねを順番に押圧して、可動接点にかかる荷重の増加係数
が少なくとも1回以上変化するように構成したので、小
型電磁継電器に必要な接点接触力と接点追従量を維持し
つつ、コイル消費電力を削減することができ、省エネル
ギー化に寄与できる発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、小型電磁継電器
の分解斜視図。
【図2】本発明の一実施の形態を示し、小型電磁継電器
の縦断側面図。
【図3】本発明の一実施の形態を示し、(a)乃至
(d)は小型電磁継電器の作用を説明する解説図。
【図4】本発明の一実施の形態を示し、カードの移動量
に対するコイルの吸引力とカードが受ける荷重の変化を
示すグラフ。
【図5】本発明の他の実施の形態を示し、小型電磁継電
器の分解斜視図。
【図6】本発明の他の実施の形態を示し、小型電磁継電
器の縦断側面図。
【図7】本発明の他の実施の形態を示し、(a)乃至
(d)は小型電磁継電器の作用を説明する解説図。
【図8】従来の小型電磁継電器の縦断側面図。
【図9】(a)乃至(c)は従来の小型電磁継電器の作
用を説明する解説図。
【図10】従来の小型電磁継電器に於けるカードの移動
量に対するコイルの吸引力とカードが受ける荷重の変化
を示すグラフ。
【符号の説明】
3 コイル 4 可動片 6 可動接点 7 固定接点 8 アマチュア 11,21 小型電磁継電器 50,55 固定片 51,52 板ばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルの吸引力によりアマチュアが回動
    して可動片を押圧し、該可動片に設けられた可動接点が
    固定片に設けられた固定接点に接触できるように構成さ
    れた小型電磁継電器に於いて、前記固定片はばね定数が
    異なる2種類以上のばねを組み合わせて形成され、最も
    ばね定数の低いばねの一端部に前記固定接点を固設し、
    前記コイルの吸引力の作用により、可動片の可動接点が
    固定片の固定接点に接触した後に前記最もばね定数の低
    いばねを押圧し、更に、可動接点と固定接点が接触した
    状態を保持しながら、接点押し切り位置までの間に順次
    ばね定数の高いばねを押圧することにより、前記可動接
    点にかかる荷重の増加係数を少なくとも1回以上変化さ
    せるように構成されたことを特徴とする小型電磁継電
    器。
JP10373880A 1998-12-28 1998-12-28 小型電磁継電器 Pending JP2000195405A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101707164B (zh) * 2009-09-22 2012-06-27 厦门宏发电声股份有限公司 一种电磁继电器的接触系统
US8686817B2 (en) 2011-09-01 2014-04-01 Fujitsu Component Limited Electromagnetic relay

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