JP2000193357A - 冷蔵庫等における冷却構造 - Google Patents

冷蔵庫等における冷却構造

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JP2000193357A
JP2000193357A JP10366505A JP36650598A JP2000193357A JP 2000193357 A JP2000193357 A JP 2000193357A JP 10366505 A JP10366505 A JP 10366505A JP 36650598 A JP36650598 A JP 36650598A JP 2000193357 A JP2000193357 A JP 2000193357A
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JP
Japan
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cooler
cooling
refrigerator
tube
daytime
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Application number
JP10366505A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Kanao
英敏 金尾
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Hachiyo Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hachiyo Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却装置にかかるピーク負荷を低減すること
で冷却装置の簡素化を図るとともに、ランニングコスト
を低減することのできる、新規な冷蔵庫等における冷却
構造を開発することを技術課題とした。 【解決手段】 内部空間を低温に保つ冷蔵庫1等におい
て、内部空間の冷却のために用いる冷却装置5は、冷却
管6と、この冷却管6の近傍に位置する蓄冷管7とを具
えたことを特徴として成るものであり、従来、冷却装置
5の稼働率の低かった夜間等に、冷却装置5を積極的に
稼動させて蓄冷することで、蓄冷管7に貯えた冷気を従
来冷却装置5の稼働率の高かった昼間等に作用させるこ
とで昼間の冷却装置5の稼働率を下げることができる。
また冷却装置5にかかるピーク負荷を低減することで冷
却装置5の簡素化が実現され、イニシャルコスト及びラ
ンニングコストを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷蔵庫、低温槽等に
関するものであり、特に内部空間の温度を所望の低温状
態に安定して維持することのできる冷蔵庫等における冷
却構造に係るものである。
【0002】
【発明の背景】従来より冷蔵庫、低温槽等は、低温に保
たれた内部空間に食品等を保管したり、耐寒試験等の対
象物を収容するのに供されている。このような冷蔵庫等
においては、収容物の多いときと、少ないときとでは、
負荷が異なるため、コンプレッサ等の冷却装置を構成す
る機器は、ピーク負荷に対応した能力のものが要求され
ている。
【0003】また特に冷蔵庫についていえば、物品の出
し入れがひんぱんに行われるとともに冷気の流出や外気
(暖気)の流入が発生するとき(主として昼間)には冷
却装置の実稼働率は大きくなっている。一方、物品の出
し入れががほとんど行われないとき(主として夜間)に
は、外部への冷気の流出や外気(暖気)の流入はほとん
どないため、冷却装置の実稼働率は昼間の稼働率に比べ
て極端に低くなっている。
【0004】ところで近時、夜間の電力が昼間の電力に
比べて低料金であることに着目し、夜間電力を用いた給
湯器、冷暖房システム等が実用化されてはいるものの、
冷蔵庫等の分野においては、これを積極的且つ効果的に
活用したものは見当たらなかった。
【0005】
【開発を試みた技術課題】本発明はこのような背景を認
識してなされたものであって、冷却装置にかかるピーク
負荷を低減することで冷却装置の簡素化を図るととも
に、ランニングコストを低減することのできる、新規な
冷蔵庫等における冷却構造を開発することを技術課題と
したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
冷蔵庫等における冷却構造は、内部空間を低温に保つ冷
蔵庫等において、内部空間の冷却のために用いる冷却装
置は、冷媒の循環する冷却管と、この冷却管の近傍に位
置する蓄冷管とを具えたことを特徴として成るものであ
る。この発明によれば、従来、冷却装置の稼働率の低か
った夜間等に、冷却装置を積極的に稼動させて蓄冷する
ことで、蓄冷管に貯えた冷気を従来冷却装置の稼働率の
高かった昼間等に作用させることができ、この結果昼間
の冷却装置の稼働率を下げることができる。また冷却装
置にかかるピーク負荷を低減することで冷却装置の簡素
化が実現され、イニシャルコスト及びランニングコスト
を低減することができる。更にまた停電時には蓄冷管よ
り内部空間に冷気を供給することができ、冷蔵庫の場合
には温度上昇による食品等の劣化を防ぐことができる。
【0007】また請求項2記載の冷蔵庫等における冷却
構造は、前記要件に加え、前記蓄冷管は冷却管の下方に
位置していることを特徴として成るものである。この発
明によれば、冷却管から蓄冷管への冷気の供給がスムー
ズに行われるため、蓄冷が効率的に行われる。そしてこ
れら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の
解決が図られる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施の形態に
基づいて具体的に説明する。図中符号1は本発明の適用
対象の一例である冷蔵庫であって、このものは筐体2の
内側に断熱材3を張設するとともに扉2aを設け、その
内側を保管空間Sとするものである。
【0009】前記保管空間Sの上部には冷却装置5を構
成する冷却管6及び蓄冷管7が配される。具体的には前
記保管空間S内部の天井付近に冷却管6を引き回わし、
この冷却管6に、常法に従い適宜コンプレッサ8から代
替フロン等の冷媒を循環させる。
【0010】更に前記冷却管6の近傍、一例として冷却
管6の下方には蓄冷管7を配するものであり、この蓄冷
管7内には、一例として炭酸ガス、ブライン等相変化を
する蓄冷媒体が封入される。この蓄冷管7には、その外
周部に図2に示すような放熱フィン71を設けてもよ
く、種々の形状が採り得るものである。このような放熱
フィン71及び蓄冷管7は冷気の吸収及び放出を効率的
に行うために、比熱の低いアルミニウム等によって構成
することが好ましい。
【0011】本発明の冷却構造が適用された冷蔵庫1
は、一例として上述のような構成を有するものであり、
以下、冷却構造の運用方法の一例について説明する。
【0012】通常、冷蔵庫1への物品の出し入れは、主
に昼間に行われるものであり、夜間には物品の出し入れ
はほとんど行われない。もちろん昼間であっても物品の
出し入れが長時間行われないこともあり、また夜間であ
っても物品の出し入れが行われる場合もあるが、以下の
説明においては物品の出し入れは昼間にのみ行われるも
のとし、夜間には物品の出し入れは行われないものとし
て、昼間の運転と、夜間の運転とに分けて説明する。
【0013】(1)夜間の運転 冷却装置5は、適宜サーモスタットによって断続運転を
行うものであるが、物品の出し入れのない夜間において
は保管空間S内の温度上昇は微少であるため、冷却装置
5の実稼働率は極めて低くなるものである。このような
夜間に、あえて冷却装置5を積極的に運転するものであ
り、冷却管6に対して冷媒を循環させて、この冷却管6
の下方に位置する蓄冷管7に対して冷気を供給し、蓄冷
を行うものである。もちろん上述のようにして蓄冷をす
るにあたっては、蓄冷管7内の蓄冷媒体の負熱容量の飽
和値を超えてまで冷気の供給を行う必要はなく、適宜冷
却管6内の冷媒の循環を停止することで、消費電力を抑
えることが好ましい。
【0014】(2)昼間の運転 上述のようにして蓄冷管7への蓄冷が行われた後、物品
の出し入れの行われる昼間の運転を行うにあたっては、
保管空間Sの外部への冷気の流出、保管空間Sの内部庫
内への外気(暖気)の流入もしくは物品の搬入等によ
り、熱負荷が急激に増大するが、蓄冷管7に冷気が蓄冷
されているため、ここから保管空間S内に冷気を供給す
ることができ、保管空間S内の急激な温度上昇を防ぐこ
とができる。このため冷却装置5にかかるピーク負荷が
従来のものに比べて低減するため、冷却装置5を構成す
るコンプレッサ8等を簡素化することが可能になるとと
もに、冷却装置5の昼間の稼働率を低減することができ
るものである。
【0015】もちろんこのような昼間の運転の際にも、
物品の出し入れが行われないときには積極的に冷却装置
5を稼動して、蓄冷管7への蓄冷を行うようにすること
もできる。
【0016】
【他の実施の形態】本発明は上述した実施の形態を基本
に実施の形態とするものであるが、本発明の技術的思想
に基づいて以下に示すような実施の形態を採ることもで
きる。まず先の実施の形態では本発明の冷却構造の適用
対象を冷蔵庫1としたが、内部空間を低温に保つ必要が
あるものであれば、耐寒試験用の低温槽等に対して適用
することもでき、この場合に内部の温度変化が微少とな
るためより正確な実験、測定等を行うことができる。
【0017】また前記冷蔵庫1の形態としては、一般家
庭用の小型のもの、飲食店等で用いる業務用のもの、あ
るいは水揚げされた魚介類を冷凍保存する大型の冷凍倉
庫等種々の形態が採り得るものである。
【0018】また冷却装置5における冷却管6の代わり
に、ペルチェ効果、エッチングハウゼン効果による電熱
冷却素子を用いることもできる。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上述べたような構成を有する
ものであり、冷却装置5にかかるピーク負荷を低減する
ことで冷却装置5の簡素化を図るとともに、ランニング
コストを低減することのできる、新規な冷蔵庫等におけ
る冷却構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却構造を適用した冷蔵庫を一部拡大
するとともに透視して示す斜視図である。
【図2】放熱フィンの形状を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2 筐体 2a 扉 3 断熱材 5 冷却装置 6 冷却管 7 蓄冷管 8 コンプレッサ 71 放熱フィン S 保管空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部空間を低温に保つ冷蔵庫等におい
    て、内部空間の冷却のために用いる冷却装置は、冷媒の
    循環する冷却管と、この冷却管の近傍に位置する蓄冷管
    とを具えたことを特徴とする冷蔵庫等における冷却構
    造。
  2. 【請求項2】 前記蓄冷管は冷却管の下方に位置してい
    ることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫等における冷
    却構造。
JP10366505A 1998-12-24 1998-12-24 冷蔵庫等における冷却構造 Pending JP2000193357A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014515469A (ja) * 2011-05-26 2014-06-30 バイキング コールド ソリューションズ, インコーポレイテッド 高架式pcm支持材を有する冷温貯蔵ラック
KR101458199B1 (ko) * 2013-05-06 2014-11-04 (주)지아이엠텍 냉기 보존유닛을 가진 냉장고

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JP2014515469A (ja) * 2011-05-26 2014-06-30 バイキング コールド ソリューションズ, インコーポレイテッド 高架式pcm支持材を有する冷温貯蔵ラック
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