JP2003314937A - スターリング冷却装置の運転方法及びそれを用いたスターリング冷蔵庫 - Google Patents

スターリング冷却装置の運転方法及びそれを用いたスターリング冷蔵庫

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不安定状態を抜け出し、速やかに高い冷凍能
力が得られるフリーピストン型のスターリング冷凍機を
用いたスターリング冷却装置の運転方法を提供すること
である。 【解決手段】 スターリング冷却装置は、フリーピスト
ン型のスターリング冷凍機1と、スターリング冷凍機1
のコールドヘッド3の表面温度を測定する温度センサ9
aと、コールドヘッド3で発生する冷熱を熱交換する低
温側熱交換器5と、低温側熱交換器5での熱交換量を調
整する庫内ファン7と、温度センサ9aの測定結果に基
づき庫内ファン7を制御する負荷制御基板10とを備
え、コールドヘッド3の温度が所定温度以上のときは庫
内ファン7を停止させる運転方法とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリーピストン型
のスターリング冷凍機を備えたスターリング冷却装置に
おける運転方法及びその運転方法により運転するスター
リング冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、家庭用冷凍冷蔵庫に用いられる
冷凍サイクルは圧縮機を備え、主としてフロンや代替フ
ロンを利用する蒸気圧縮式冷凍サイクルである。しか
し、これらの冷媒はオゾン層破壊や地球温暖化の原因と
なるため、地球環境への配慮から全世界的にその使用が
規制されている。
【0003】そこで、蒸気圧縮式冷凍サイクルに代わる
技術として、逆スターリングサイクルを用いた冷凍装置
であるスターリング冷凍機およびこれを用いたスターリ
ング冷蔵庫の研究開発が進められている。このスターリ
ング冷凍機は、作動媒体にヘリウムや窒素などの不活性
ガスを用いるため地球環境に悪影響を及ぼすことがな
い。
【0004】こういった逆スターリングサイクルを利用
し冷熱を得るスターリング冷凍機として、構造的に異な
るいくつかの方式が既に考案されているが、中でもフリ
ーピストン型と呼ばれる方式は、機械損失が少なく小型
軽量であることで知られている。
【0005】図12は、フリーピストン型スターリング
冷凍機を用いたスターリング冷却装置の側断面図であ
る。スターリング冷凍機1は密閉されており、内部には
冷媒が充填されている。冷媒にはヘリウムガスや窒素ガ
スなどが用いられる。ここに示すように膨張空間22と
圧縮空間23を仕切るディスプレーサ20と、リニアモ
ータ25に接続され、特定の周期で冷媒に対し圧縮、膨
張といった機械仕事を行うピストン21とが互いに位相
差をもって往復動作する。そして、このピストン21と
ディスプレーサ20の往復動により冷媒が膨張空間22
と圧縮空間23を行き来し、膨張空間22と圧縮空間2
3の間に設けられた再生器26に対して吸熱または放熱
する。それにより、膨張空間22で低温、圧縮空間23
で高温を得ることができる。
【0006】また、膨張空間22には低温側内部熱交換
器27が設けられ、これを通じてコールドヘッド3より
冷熱が得られる。一方、圧縮空間23には高温側内部熱
交換器28が設けられ、これを通じてウォームヘッド4
より放熱を行う。さらに、上述のディスプレーサ20は
モータやクランク等の直接位相制御される機構を持たな
い。ディスプレーサ20に接続されピストン21を貫通
するよう設けられたディスプレーサーロッド29が、ピ
ストン21の動作によるバウンス空間24の圧力変動の
影響を受けることにより、ディスプレーサ20がピスト
ン21に対し所定の位相差で動作するよう設計される。
【0007】また、コールドヘッド3に接続される低温
側熱交換器5は、庫内ファン7により送風される空気を
冷却し、冷却対象となる庫内を冷却する。また、ウォー
ムヘッド4に接続される高温側熱交換器6は、庫外ファ
ン8により送風される空気を放熱する。一方、制御基板
2によりリニアモータ25への入力電圧を操作してピス
トン21の振幅を制御し冷凍能力を調整するとともに、
ディスプレーサ20の脱調防止や、ディスプレーサ20
とピストン21が衝突しないよう運転される。
【0008】このように、フリーピストン式スターリン
グ冷凍機1は、ディスプレーサ20に対して直接駆動す
る機構をもたないことにより、機械損失の少ない高効率
な冷凍装置を実現する。また。このフリーピストン式ス
ターリング冷凍機1を利用することにより、オゾン層破
壊や地球温暖化につながる冷媒を用いない、高効率なス
ターリング冷蔵庫を得ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ディスプレーサ20と
ピストン21の位相差はバウンス空間24の圧力変動に
よって決まるが、実際には膨張空間22と圧縮空間23
の圧力バランス(または温度バランス)やバウンス空間
24そのもの圧力状態(または温度状態)の影響を受け
る。特に膨張空間22と圧縮空間24に温度差がほとん
どなく、バウンス空間24の温度が上がりきっていない
状態ではディスプレーサ20の振幅および位相が不安定
なため、効率が低下するばかりでなく、ディスプレーサ
20が脱調するなどして、ディスプレーサ20とピスト
ン21とが衝突する危険性がある。
【0010】このため、ピストン21の振幅を大きくす
ることができず、結果としてその間、低い冷凍能力しか
得られない。さらに、冷凍能力が低いため、膨張空間2
2、圧縮空間23、バウンス空間24の圧力バランス
(または温度バランス)が長時間改善されない。
【0011】このような不安定状態は、スターリング冷
凍機1の始動時や、一定時間停止した後の再始動時に起
こる。実用上、特に問題と考えられるのは、コールドヘ
ッド3に接続された低温側熱交換器5の表面に付着した
霜を融解し排水する除霜処理の間、スターリング冷凍機
は停止、又はモータへの入力を低く押さえた停止に準じ
た状態となるので、除霜処理終了後、再冷却開始直後に
高い冷凍能力が得られず、結果として冷却対象となる冷
凍室などの温度上昇を招き、庫内の食品に悪影響を与え
る。
【0012】そこで本発明は、不安定状態を抜け出し、
速やかに高い冷凍能力が得られるフリーピストン型のス
ターリング冷凍機を用いたスターリング冷却装置の運転
方法を提供することを目的とする。また、その運転方法
を用いたスターリング冷蔵庫を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、スターリング冷凍機のコールドヘッドま
たはウォームヘッドの温度が不安定状態を脱する温度に
なるまで、スターリング冷凍機にかかる負荷を最小にす
るようにした。
【0014】第1の発明は、フリーピストン型のスター
リング冷凍機と、該スターリング冷凍機のコールドヘッ
ド又は/及びウォームヘッドの温度を測定する温度測定
手段と、前記コールドヘッド又は/及びウォームヘッド
で発生する熱を熱交換する熱交換手段と、該熱交換手段
での熱交換量を調整する負荷調整手段と、該負荷調整手
段を制御する制御手段と、を備えたスターリング冷却装
置における運転方法であって、前記制御手段により、前
記温度測定手段の測定結果に基づき前記負荷調整手段を
制御することを特徴とするものである。
【0015】この構成によると、コールドヘッド又は/
及びウォームヘッドの温度が不安定状態を脱する温度状
態になるまでは冷凍機に負荷をかけないように制御でき
るため、速やかに安定動作する温度状態に達し、高い冷
凍能力を得ることができる状態になる。
【0016】第2の発明は、フリーピストン型のスター
リング冷凍機と、該スターリング冷凍機のコールドヘッ
ドの温度を測定する温度測定手段と、前記コールドヘッ
ドで発生する冷熱を熱交換する低温側熱交換手段と、該
低温側熱交換手段での熱交換量を調整する負荷調整手段
と、前記温度測定手段の測定結果に基づき前記負荷調整
手段を制御する制御手段と、を備えたスターリング冷却
装置における運転方法であって、前記コールドヘッドの
温度が所定温度以上のときは前記負荷調整手段を停止さ
せることを特徴とするものである。
【0017】この構成によると、コールドヘッド温度が
不安定状態を脱する温度状態になるまでは冷凍機に負荷
をかけないため、速やかに安定動作する温度状態に達
し、高い冷凍能力を得ることができる状態になる。
【0018】第3の発明は、フリーピストン型のスター
リング冷凍機と、該スターリング冷凍機のウォームヘッ
ドの温度を測定する温度測定手段と、前記ウォームヘッ
ドで発生する温熱を熱交換する高温側熱交換手段と、該
高温側熱交換手段での熱交換量を調整する負荷調整手段
と、前記温度測定手段の測定結果に基づき前記負荷調整
手段を制御する制御手段と、を備えたスターリング冷却
装置における運転方法であって、前記ウォームヘッドの
温度が所定温度以下のときは前記負荷調整手段を停止さ
せることを特徴とするものである。
【0019】この構成によると、ウォームヘッド温度が
不安定状態を脱する温度状態になるまでは冷凍機に負荷
をかけないため、速やかに安定動作する温度状態に達
し、高い冷凍能力を得ることができる状態になる。
【0020】第4の発明は、フリーピストン型のスター
リング冷凍機と、該スターリング冷凍機のコールドヘッ
ドの温度を測定する第1の温度測定手段と、前記スター
リング冷凍機のウォームヘッドの温度を測定する第2の
温度測定手段と、前記コールドヘッドで発生する冷熱を
熱交換する低温側熱交換手段と、前記ウォームヘッドで
発生する温熱を熱交換する高温側熱交換手段と、前記低
温側熱交換手段又は高温側熱交換手段での熱交換量を調
整する負荷調整手段と、前記第1及び第2の温度測定手
段の測定結果に基づき前記負荷調整手段を制御する制御
手段と、を備えたスターリング冷却装置における運転方
法であって、前記コールドヘッドとウォームヘッドとの
温度差が所定温度以下のときは前記負荷調整手段を停止
させることを特徴とするものである。
【0021】この構成によると、所定温度の閾値による
判定にスターリング冷凍機の周囲温度の高低による影響
を受けにくく、環境条件に対して安定した制御ができる
ため、速やかに安定動作する温度状態に達し、高い冷凍
能力を得ることができる状態になる。
【0022】第5の発明は、フリーピストン型のスター
リング冷凍機と、該スターリング冷凍機のコールドヘッ
ドで発生する冷熱を熱交換する低温側熱交換手段と、前
記スターリング冷凍機のウォームヘッドで発生する温熱
を熱交換する高温側熱交換手段と、前記低温側熱交換手
段又は高温側熱交換手段での熱交換量を調整する負荷調
整手段と、前記スターリング冷凍機に供給される電力に
対応する電気信号を検知する供給電力検知手段と、該供
給電力検知手段の検知結果に基づき前記負荷調整手段を
制御する制御手段と、を備えたスターリング冷却装置に
おける運転方法であって、検知された電気信号に対応す
る電力が所定電力以下のときは前記負荷調整手段を停止
させることを特徴とするものである。
【0023】この構成によると、スターリング冷凍機へ
の供給電力を知ることにより、スターリング冷凍機の運
転条件に応じた適切な負荷を供給できるため、過負荷と
ならず安定した冷凍能力を得ることができる。
【0024】第6の発明は、第1〜第5の発明において
前記負荷調整手段をファンとし、該ファンは前記制御手
段により運転/停止を択一的に切り替えられるものであ
る。
【0025】この構成によると、ファンの停止中は低温
側または高温側熱交換手段はわずかに自然対流で循環す
る空気に対して放熱する状態になり、スターリング冷凍
機に対する負荷を低く押さえることができる。
【0026】第7の発明は、第1〜第5の発明において
前記負荷調整手段をファンとし、該ファンは前記制御手
段により回転数が可変的に制御されるものである。
【0027】この構成によると、負荷を適度に調整する
ことができるため、ファンの運転開始後すぐに冷凍機に
過度の負荷がかかり、再び不安定状態に戻るのを防ぎ、
安定して高い冷凍能力を得つづけることができる。
【0028】第8の発明は、第4又は第5の発明におい
て前記低温側熱交換手段又は高温側熱交換手段は、循環
路を二次冷媒が自然循環する自然循環式熱交換器であ
り、前記負荷調整手段は、前記循環路上に設けられた電
気的に開閉可能な弁とするものである。
【0029】この構成によると、弁を閉じた状態では二
次冷媒の循環が止まるため、二次冷媒から冷却や放熱の
対象となる空気への熱交換が一切行われず、冷凍機にか
かる負荷を最小にすることができる。
【0030】第9の発明は、第4又は第5の発明におい
て前記低温側熱交換手段又は高温側熱交換手段は、循環
路を二次冷媒が強制循環する強制循環式熱交換器であ
り、前記負荷調整手段は、前記循環路上に設けられた循
環ポンプであり、該循環ポンプは前記制御手段により運
転/停止を択一的に切り替えられるものである。
【0031】この構成によると、循環ポンプを停止した
状態では二次冷媒の循環がほぼ止まるため、二次冷媒か
ら冷却や放熱の対象となる空気への熱交換が行われず、
冷凍機にかかる負荷を最小にすることができる。
【0032】第10の発明は、第4又は第5の発明にお
いて前記低温側熱交換手段又は高温側熱交換手段は、循
環路を二次冷媒が強制循環する強制循環式熱交換器であ
り、前記負荷調整手段は、前記循環路上に設けられた循
環ポンプであり、該循環ポンプは前記制御手段により通
電量が可変的に制御されるものである。
【0033】この構成によると、負荷を適度に調整する
ことができるため、循環ポンプの運転開始後すぐに冷凍
機に過度の負荷がかかり、再び不安定状態に戻るのを防
ぎ、安定して高い冷凍能力を得つづけることができる。
【0034】第11の発明のスターリング冷蔵庫は、第
1〜第10の発明の何れかのスターリング冷却装置の運
転方法により運転することを特徴とするものである。
【0035】この構成によると、除霜処理終了後の再冷
却などを速やかに行うことができ、庫内の温度上昇によ
る食品などへの悪影響をなくすることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。なお、本発明のスターリング
冷凍機には図12に示した従来のスターリング冷凍機1
を採用することができる。
【0037】<第1の実施形態>図1は、第1の実施形
態のスターリング冷却装置の概略構成図である。スター
リング冷凍機1は冷凍機制御基板2により特定周波数の
電力供給を受け、入力電圧の大小によって冷凍能力を可
変的に制御すると同時に、過度の電力供給を受けスター
リング冷凍機1を破損することがないよう運転される。
このスターリング冷凍機1のコールドヘッド3には低温
側熱交換器5が接続される。低温側熱交換器5はスター
リング冷凍機1より得られた冷熱と庫内の空気との熱交
換を行う。庫内の空気の循環には庫内ファン7を用い、
冷却対象である庫内へ送風する。
【0038】一方、ウォームヘッド4には高温側熱交換
器6が接続される。高温側熱交換器6は庫外ファン8よ
り送風される空気と熱交換を行い、ウォームヘッド4を
冷却する。コールドヘッド3の表面には、温度センサ9
aが密着するよう取り付けられ、温度センサ9aによる
コールドヘッド表面温度Tcの測定結果を示す出力信号
は負荷制御基板10に伝達される。負荷制御基板10は
庫内ファン7に接続されており、温度センサ9aによる
温度測定結果に基づき庫内ファン7へ供給する電力の制
御を行う。
【0039】このとき、負荷制御基板10において行わ
れる処理過程を図2のフローチャートを用いて説明す
る。まずステップS1において温度センサ9aにより測
定されたコールドヘッド表面温度Tcを読み込み、ステ
ップS2へ進んでコールドヘッド表面温度Tcが閾値T
t以下か否かを判定する。ステップS2においてTc>
TtであればステップS4へ進んで庫内ファン7への通
電をOFF(庫内ファン7の運転を停止)し、スターリ
ング冷凍機1への負荷を減じる。一方、ステップS2に
おいてTc≦TtであればステップS3へ進んで庫内フ
ァン7への通電をON(庫内ファン7の運転を開始)
し、スターリング冷凍機1へ負荷をかけ冷却対象となる
庫内の冷却を行う。
【0040】ここで用いられる閾値Ttは不安定状態を
抜け出し安定状態にあると判断できる温度であり、実験
により決定される。詳述すると、スターリング冷凍機1
のディスプレーサがピストンやコールドヘッドと衝突せ
ず、設計仕様どおりのピストン振幅が得られるときのコ
ールドヘッド表面温度Tcを調べ、その近傍温度を閾値
Ttとする。
【0041】図3に、冷凍能力Qcとコールドヘッド表
面温度Tcおよび閾値Ttの関係の一例を示す。図中、
横軸はコールドヘッド表面温度Tc、縦軸は冷凍能力Q
c、破線で示したQc設計曲線は上述のピストン振幅が
設計どおりに得られた場合の推定値であり、実線で示し
たQc実効曲線は不安定状態などによりピストン振幅を
減じたことによるQcの最大値である。閾値TtはQc
設計曲線とQc実効曲線とが交わる近傍の温度とするこ
とができる。
【0042】上記の第1の実施形態ではコールドヘッド
表面温度Tcの閾値Ttを一つとしているが、低温の閾
値Tt1と高温の閾値Tt2を設け、Tc≦Tt1となっ
たとき庫内ファン7への通電を開始し、庫内ファン通電
後にTc≧Tt2となったとき庫内ファン7への通電を
停止しても良い。この場合は、庫内ファン7の運転のハ
ンチング抑制することができ、庫内ファン7の発停回数
の増加を押さえ寿命を延ばすことができる。
【0043】<第2の実施形態>第2の実施形態とし
て、図1において温度センサ9bをウォームヘッド4の
表面に密着させウォームヘッド表面温度Thを測定して
もよい。この場合、負荷制御基板10は庫外ファン8に
接続されており、温度センサ9bの温度測定結果に基づ
き庫外ファン8へ供給される電力の制御を行う。
【0044】このとき、負荷制御基板10において行わ
れる処理過程を図4のフローチャートを用いて説明す
る。まずステップS11において温度センサ9bにより
検知されたウォームヘッド表面温度Thを読み込み、ス
テップS12へ進んでウォームヘッド表面温度Thが閾
値Tt以上か否かを判定する。ステップS12において
Th<TtであればステップS14へ進んで庫外ファン
8への通電をOFF(庫外ファン8の運転を停止)し、
スターリング冷凍機1にかかる負荷を減じる。
【0045】一方、ステップS12においてTh≧Tt
であればステップS13へ進んで庫外ファン8への通電
をON(庫外ファン8の運転を開始)し、ウォームヘッ
ド4は高温側熱交換器6を介して放熱を行う。
【0046】<第3の実施形態>第3の実施形態とし
て、図1においてコールドヘッド3の表面に密着させた
温度センサ9aと、ウォームヘッド4の表面に密着させ
た温度センサ9bの両方を利用し、コールドヘッド表面
温度Tcとウォームヘッド表面温度Thを測定してもよ
い。この場合、負荷制御基板10は庫内ファン7と庫外
ファン8のどちらか一方又は両方に接続されており、こ
れらの温度測定結果に基づき庫内ファン7と庫外ファン
8へ供給する電力の制御を行う。
【0047】このとき、負荷制御基板10において行わ
れる処理過程の一例を図5のフローチャートを用いて説
明する。まずステップS21において温度センサ9aお
よび温度センサ9bにより検知されたコールドヘッド表
面温度Tcとウォームヘッド表面温度Thを読み込み、
ステップS22へ進んでTcとThの温度差が閾値Tt
以上か否かを判定する。ステップS22において(Th
−Tc)<TtであればステップS24へ進んで庫内フ
ァン7および庫外ファン8への通電をOFF(庫内ファ
ン7および庫外ファン8の運転を停止)し、スターリン
グ冷凍機1にかかる負荷を減じる。
【0048】一方、ステップS22において(Th−T
c)≧TtであればステップS23へ進んで庫内ファン
7および庫外ファン8への通電をON(庫内ファン7お
よび庫外ファン8の運転を開始)し、スターリング冷凍
機1へ負荷をかけ、コールドヘッド3は低温側熱交換器
5を介して冷却対象となる庫内の冷却を行うとともに、
ウォームヘッド4は高温側熱交換器6を介して放熱を行
う。この方法では、TcまたはThのどちらか一方を利
用する場合に比べて環境温度の影響を受けにくく、環境
温度の変化に対してより安定した冷凍能力が得られる冷
却装置を提供することができる。なお、負荷調整手段
は、庫内ファン7と庫外ファン8の何れか一方であって
も構わない。
【0049】<第4の実施形態>図6は、第4の実施形
態のスターリング冷却装置の概略構成図である。なお、
図6において図1と同じ構成部分については同じ符号を
付して詳細な説明を省略する。図6において、冷凍機制
御手段2よりスターリング冷凍機1に供給される電力を
検知する供給電力検知手段11を設け、その検知結果を
示す出力信号を負荷制御基板10に伝達する。負荷制御
基板10は庫内ファン7および庫外ファン8の両方、又
はどちらか一方に接続されており、供給電力検知手段1
1の検知結果に基づき庫内ファン7又は庫外ファン8へ
供給する電力の制御を行う。ここで、電力検知手段11
は直接的に入力電圧などを測定しても良いが、冷凍機制
御手段2の制御パラメータを利用し、供給電力Eを類推
しても良い。
【0050】このとき、負荷制御基板10において行わ
れる処理過程を図7に示す。まずステップS31におい
て供給電力検知手段7により検知された供給電力Eを読
み込み、ステップS32へ進んで供給電力Eが閾値Et
以上か否かを判定する。ステップS32においてE<E
tであればステップS34へ進んで庫内ファン7への通
電をOFF(庫内ファン7の運転を停止)し、スターリ
ング冷凍機1への負荷を減じる。
【0051】一方、ステップS32においてE≧Etで
あればステップS33へ進んで庫内ファン7への通電を
ON(庫内ファン7の運転を開始)し、スターリング冷
凍機1へ負荷をかけ冷却対象となる庫内の冷却を行う。
この方法では、環境温度の変化に対してより安定した冷
凍能力が得られる冷却装置を提供することができる。な
お、負荷調整手段は、庫内ファン7と庫外ファン8の何
れか一方であっても構わない。
【0052】<第5の実施形態>第1〜第4の実施形態
では、負荷調整手段として庫内ファン7ないしは庫外フ
ァン8を利用しその運転/停止を択一的に行っただけで
あるのに対し、第5の実施形態は運転中の回転数を可変
的に変えるようにしたものであり、その構成は第1から
第4の実施形態と同じである。よって図1と同じ構成と
して、図8を用いて処理過程を説明すると、ステップS
41〜S44は図2に示した第1の実施形態のステップ
S1〜S4と同じであり、ステップS43に続いてステ
ップS45に進む。ステップS45において、あらかじ
め設定されたコールドヘッド表面温度Tcと庫内ファン
7の必要風量の関係に基づいて、ステップS41で読み
込んだTcに対応する風量を導き出し、その風量に応じ
て庫内ファン7の回転数を調整する。
【0053】なお、第5の実施形態はコールドヘッド温
度Tcを利用する第1の実施形態に準じたものとなって
いるが、ウォームヘッド温度Thを利用する第2、第3
の実施形態や、スターリング冷凍機への供給電力を利用
する第4の実施形態に準じたものであっても良い。
【0054】<第6の実施形態>第1〜第5の実施形態
では、負荷調整手段として庫内ファン7ないしは庫外フ
ァン8を利用したが、第6の実施形態は低温側熱交換手
段または高温側熱交換手段として、図9に示すような二
次冷媒を用いた自然循環式熱交換器を備え、二次冷媒の
循環路に負荷調整手段として電磁弁を設けた構成であ
る。
【0055】低温側に用いられる自然循環式熱交換器1
2は、コールドヘッドに接続される凝縮器12aと庫内
の空気を冷却する蒸発器12bを2本の循環路12cで
連通させ密閉されている。その内部には二次冷媒として
二酸化炭素などの炭酸ガスや、イソブタンなどの炭化水
素が封入されている。凝縮器12aの内部においてコー
ルドヘッドの冷熱で液化した二次冷媒は、重力により循
環路12cのうち一方を流下して蒸発器12bに導かれ
る。蒸発器12bでは庫内空気を冷却することによって
二次冷媒が蒸発し、気体となって他方の循環路12cを
通って凝縮器12aに戻ることにより、二次冷媒が循環
しコールドヘッドより蒸発器12bを介して庫内空気に
冷熱が供給される。
【0056】ただし、循環に重力を利用するため、凝縮
器12aの下方に蒸発器12bが設置される。ここで循
環路12cには電磁弁14aが設けられており、負荷制
御手段により弁の開閉制御がなされ、電磁弁14aを開
いた場合には前述のとおり二次冷媒が循環しコールドヘ
ッドに負荷がかかるが、閉じた場合には循環がないため
庫内空気への冷熱の供給が行われず、コールドヘッドに
対する負荷を減じる。この電磁弁14aに対して行われ
る処理過程は、第1、第3、第4の実施形態で庫内ファ
ン7に対してなされたものに準じるので、詳細な説明は
省略する。
【0057】また、高温側に用いられる自然循環式熱交
換器13は、低温側とは利用される温度域や熱の移動方
向が異なるため、炭化水素や水を二次冷媒として用い、
蒸発器13bがウォームヘッド側に取り付けられ、凝縮
器13aが庫外空気へ放熱する他は、二次冷媒の動作が
上述の低温側と同様であり、電磁弁14bに対して行わ
れる処理過程は、第2、第3、第4の実施形態で庫外フ
ァン8に対してなされたものに準じるので、詳細な説明
は省略する。
【0058】<第7の実施形態>第7の実施形態は低温
側熱交換手段または高温側熱交換手段として、図10に
示すような二次冷媒を用いた強制循環式熱交換器を備
え、負荷調整手段として循環ポンプを利用する構成であ
る。
【0059】低温側に用いられる強制循環式熱交換器1
5は、コールドヘッドに接続されるコールドヘッド側熱
交換器15aと庫内の空気を冷却する庫内気流側熱交換
器15bを2本の循環路15cで連通させ、その内部に
は二次冷媒が封入されており、循環路15cに設けられ
た循環ポンプ15dの動力により二次冷媒が循環し、コ
ールドヘッドの冷熱を庫内の気流へ伝達する構成となっ
ている。二次冷媒は液体のみの液相状態で循環しても、
液体と気体が混在する気液二相状態で循環してもよく、
液相状態であればエタノールなどのアルコール、気液二
相状態であれば炭化水素や炭酸ガスが二次冷媒として用
いられる。
【0060】ここで、循環ポンプ15dは、負荷制御手
段により運転/停止の制御がなされ、循環ポンプ15d
を運転した場合には上述のとおり二次冷媒が循環しコー
ルドヘッドに負荷がかかるが、循環ポンプ15dを停止
した場合には循環しないため庫内空気への冷熱の供給が
行われず、コールドヘッドに対する負荷を減じる。この
強制循環式熱交換器15に対して行われる処理過程は、
第1、第3、第4、第5の実施形態で庫内ファン7に対
してなされたものに準じるので、詳細な説明は省略す
る。
【0061】また、同様に高温側に用いられる強制循環
式熱交換器16は、温度帯が異なるため利用される二次
冷媒が、液相のみであれば水やアルコール、エチレング
リコールなどの不凍液であり、気液二相であれば同じく
水や炭化水素である他は、上述の低温側と同様であり、
循環ポンプ16dに対して行われる処理過程は、第2、
第3、第4、第5の実施形態で庫外ファン8に対してな
されたものに準じるので、詳細な説明は省略する。
【0062】<第8の実施形態>図11に、本発明のス
ターリング冷却装置を備えたスターリング冷蔵庫の側断
面図を示す。スターリング冷蔵庫17は互いに断熱し仕
切られた冷蔵室17a、野菜室17b、冷凍室17cを
備えてなり、スターリング冷凍機1の冷熱は低温側熱交
換器5により庫内空気に伝達され、庫内ファン7により
ダクト18を通じて冷蔵室17a、野菜室17b、冷凍
室17cに適切な割合で送風され、庫内の食品を冷却す
る。
【0063】一方、庫内を循環する空気には食品から蒸
発する水分などもあり、この空気中の水分が低温側熱交
換器5の表面に霜となって付着し、熱交換性能を低下さ
せるとともに、庫内ファン7による送風の妨げとなるた
め、必要に応じて低温側熱交換器5の除霜処理を行う。
【0064】除霜処理では、まずスターリング冷凍機1
を停止または電力供給を下げ停止に近い状態に保ち、冷
熱を発生させないようにし、庫内ファン7も停止して除
霜ヒータ19へ通電する。除霜ヒータ19にはガラス管
ヒータなどが用いられ、低温側熱交換器5の表面に付着
した霜を解かしてダクト18の外へ排水する。除霜処理
は低温側熱交換器5の表面温度または周辺空気の温度
が、0℃よりも十分高く霜が解けきったと判断できるま
で続けられるため、通常20〜30分の時間を要する。
そして、除霜終了後に上述の運転方法によって速やかに
冷熱の供給がなされる。
【0065】なお、上記の説明では除霜処理の終了後に
本発明の運転方法を行うとしたが、スターリング冷蔵庫
への通電開始直後や、冷蔵庫の扉を長時間開け放した後
など、スターリング冷凍機が長時間停止状態にあり、速
やかな冷熱の供給を要する場合に本発明の運転方法を適
用しても良い。
【0066】
【発明の効果】本発明のスターリング冷却装置の運転方
法によると、コールドヘッド温度が不安定状態を脱する
温度状態になるまでは冷凍機に負荷をかけないため、速
やかに安定動作する温度状態に達し、高い冷凍能力を得
ることができる状態になる。
【0067】また本発明のスターリング冷却装置の運転
方法によると、ウォームヘッド温度が不安定状態を脱す
る温度状態になるまでは冷凍機に負荷をかけないため、
速やかに安定動作する温度状態に達し、高い冷凍能力を
得ることができる状態になる。
【0068】また本発明のスターリング冷却装置の運転
方法によると、閾値による判定にスターリング冷凍機の
周囲温度の高低による影響を受けにくく、環境条件に対
して安定した制御ができるため、速やかに安定動作する
温度状態に達し、高い冷凍能力を得ることができる状態
になる。
【0069】また本発明のスターリング冷却装置の運転
方法によると、スターリング冷凍機への供給電力を知る
ことにより、スターリング冷凍機の運転条件に応じた適
切な負荷を供給できるため、過負荷とならず安定した冷
凍能力を得ることができる。
【0070】また本発明のスターリング冷却装置の運転
方法によると、ファンの停止中は低温側または高温側熱
交換手段はわずかに自然対流で循環する空気に対して放
熱する状態になり、スターリング冷凍機に対する負荷を
低く押さえることができる。
【0071】また本発明のスターリング冷却装置の運転
方法によると、負荷を適度に調整することができるた
め、ファンの運転開始後すぐに冷凍機に過度の負荷がか
かり、再び不安定状態に戻るのを防ぎ、安定して高い冷
凍能力を得つづけることができる。
【0072】また本発明のスターリング冷却装置の運転
方法によると、電磁弁を閉じた状態では二次冷媒の循環
が止まるため、二次冷媒から冷却や放熱の対象となる空
気への熱交換が一切行われず、冷凍機にかかる負荷を最
小にすることができる。
【0073】また本発明のスターリング冷却装置の運転
方法によると、循環ポンプを停止した状態では二次冷媒
の循環がほぼ止まるため、二次冷媒から冷却や放熱の対
象となる空気への熱交換が行われず、冷凍機にかかる負
荷を最小にすることができる。
【0074】また本発明のスターリング冷却装置の運転
方法によると、負荷を適度に調整することができるた
め、循環ポンプの運転開始後すぐに冷凍機に過度の負荷
がかかり、再び不安定状態に戻るのを防ぎ、安定して高
い冷凍能力を得つづけることができる。
【0075】また本発明のスターリング冷蔵庫による
と、除霜処理終了後の再冷却などを速やかに行うことが
でき、庫内の温度上昇による食品などへの悪影響をなく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態のスターリング冷却装置の
概略構成図である。
【図2】 第1の実施形態の負荷制御基板での処理過
程を示すフローチャートである。
【図3】 第1の実施形態の冷凍能力とコールドヘッ
ド表面温度および閾値の関係の一例を示す図である。
【図4】 第2の実施形態の負荷制御基板での処理過
程を示すフローチャートである。
【図5】 第3の実施形態の負荷制御基板での処理過
程を示すフローチャートである。
【図6】 第4の実施形態のスターリング冷却装置の
概略構成図である。
【図7】 第4の実施形態の負荷制御基板での処理過
程を示すフローチャートである。
【図8】 第5の実施形態の負荷制御基板での処理過
程を示すフローチャートである。
【図9】 第6の実施形態のスターリング冷却装置の
概略構成図である。
【図10】 第7の実施形態のスターリング冷却装置の
概略構成図である。
【図11】 本発明のスターリング冷却装置を備えたス
ターリング冷蔵庫の側断面図である。
【図12】 従来のフリーピストン型スターリング冷凍
機を用いたスターリング冷却装置の側断面図である。
【符号の説明】
1 スターリング冷凍機 3 コールドヘッド 4 ウォームヘッド 5 低温側熱交換器(低温側熱交換手段) 6 高温側熱交換器(高温側熱交換手段) 7 庫内ファン(負荷調整手段) 8 庫外ファン(負荷調整手段) 9 温度センサ(温度測定手段) 10 負荷制御基板(制御手段) 11 供給電力検知手段 12、13 自然循環式熱交換手段 12c、13c 循環路 14 電磁弁(弁) 15、16強制循環式熱交換器 15c、16c 循環路 15d、16d 循環ポンプ 17 スターリング冷蔵庫

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フリーピストン型のスターリング冷凍機
    と、該スターリング冷凍機のコールドヘッド又は/及び
    ウォームヘッドの温度を測定する温度測定手段と、前記
    コールドヘッド又は/及びウォームヘッドで発生する熱
    を熱交換する熱交換手段と、該熱交換手段での熱交換量
    を調整する負荷調整手段と、該負荷調整手段を制御する
    制御手段と、を備えたスターリング冷却装置における運
    転方法であって、 前記制御手段により、前記温度測定手段の測定結果に基
    づき前記負荷調整手段を制御することを特徴とするスタ
    ーリング冷却装置の運転方法。
  2. 【請求項2】 フリーピストン型のスターリング冷凍機
    と、該スターリング冷凍機のコールドヘッドの温度を測
    定する温度測定手段と、前記コールドヘッドで発生する
    冷熱を熱交換する低温側熱交換手段と、該低温側熱交換
    手段での熱交換量を調整する負荷調整手段と、前記温度
    測定手段の測定結果に基づき前記負荷調整手段を制御す
    る制御手段と、を備えたスターリング冷却装置における
    運転方法であって、 前記コールドヘッドの温度が所定温度以上のときは前記
    負荷調整手段を停止させることを特徴とするスターリン
    グ冷却装置の運転方法。
  3. 【請求項3】 フリーピストン型のスターリング冷凍機
    と、該スターリング冷凍機のウォームヘッドの温度を測
    定する温度測定手段と、前記ウォームヘッドで発生する
    温熱を熱交換する高温側熱交換手段と、該高温側熱交換
    手段での熱交換量を調整する負荷調整手段と、前記温度
    測定手段の測定結果に基づき前記負荷調整手段を制御す
    る制御手段と、を備えたスターリング冷却装置における
    運転方法であって、 前記ウォームヘッドの温度が所定温度以下のときは前記
    負荷調整手段を停止させることを特徴とするスターリン
    グ冷却装置の運転方法。
  4. 【請求項4】 フリーピストン型のスターリング冷凍機
    と、該スターリング冷凍機のコールドヘッドの温度を測
    定する第1の温度測定手段と、前記スターリング冷凍機
    のウォームヘッドの温度を測定する第2の温度測定手段
    と、前記コールドヘッドで発生する冷熱を熱交換する低
    温側熱交換手段と、前記ウォームヘッドで発生する温熱
    を熱交換する高温側熱交換手段と、前記低温側熱交換手
    段又は高温側熱交換手段での熱交換量を調整する負荷調
    整手段と、前記第1及び第2の温度測定手段の測定結果
    に基づき前記負荷調整手段を制御する制御手段と、を備
    えたスターリング冷却装置における運転方法であって、 前記コールドヘッドとウォームヘッドとの温度差が所定
    温度以下のときは前記負荷調整手段を停止させることを
    特徴とするスターリング冷却装置の運転方法。
  5. 【請求項5】 フリーピストン型のスターリング冷凍機
    と、該スターリング冷凍機のコールドヘッドで発生する
    冷熱を熱交換する低温側熱交換手段と、前記スターリン
    グ冷凍機のウォームヘッドで発生する温熱を熱交換する
    高温側熱交換手段と、前記低温側熱交換手段又は高温側
    熱交換手段での熱交換量を調整する負荷調整手段と、前
    記スターリング冷凍機に供給される電力に対応する電気
    信号を検知する供給電力検知手段と、該供給電力検知手
    段の検知結果に基づき前記負荷調整手段を制御する制御
    手段と、を備えたスターリング冷却装置における運転方
    法であって、 検知された電気信号に対応する電力が所定電力以下のと
    きは前記負荷調整手段を停止させることを特徴とするス
    ターリング冷却装置の運転方法。
  6. 【請求項6】 前記負荷調整手段はファンであり、該フ
    ァンは前記制御手段により運転/停止を択一的に切り替
    えられることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載
    のスターリング冷却装置の運転方法。
  7. 【請求項7】 前記負荷調整手段はファンであり、該フ
    ァンは前記制御手段により回転数が可変的に制御される
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のスター
    リング冷却装置の運転方法。
  8. 【請求項8】 前記低温側熱交換手段又は高温側熱交換
    手段は、循環路を二次冷媒が自然循環する自然循環式熱
    交換器であり、前記負荷調整手段は、前記循環路上に設
    けられた電気的に開閉可能な弁であることを特徴とする
    請求項4又は5記載のスターリング冷却装置の運転方
    法。
  9. 【請求項9】 前記低温側熱交換手段又は高温側熱交換
    手段は、循環路を二次冷媒が強制循環する強制循環式熱
    交換器であり、前記負荷調整手段は、前記循環路上に設
    けられた循環ポンプであり、該循環ポンプは前記制御手
    段により運転/停止を択一的に切り替えられることを特
    徴とする請求項4又は5記載のスターリング冷却装置の
    運転方法。
  10. 【請求項10】 前記低温側熱交換手段又は高温側熱交
    換手段は、循環路を二次冷媒が強制循環する強制循環式
    熱交換器であり、前記負荷調整手段は、前記循環路上に
    設けられた循環ポンプであり、該循環ポンプは前記制御
    手段により通電量が可変的に制御されることを特徴とす
    る請求項4又は5記載のスターリング冷却装置の運転方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10の何れかに記載のスタ
    ーリング冷却装置の運転方法により運転することを特徴
    とするスターリング冷蔵庫。
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