JP3721968B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
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    • F25B2600/2511Evaporator distribution valves

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の貯蔵室と、これら貯蔵室を冷却する複数の冷却器とを備えた冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の冷蔵庫では、庫内に設けられた貯蔵室を冷却するための冷凍サイクルが、圧縮機と、凝縮器と、減圧器と、冷却器と、これらを接続し内部を冷媒が流れる冷媒管とで構成されていた。そして、この冷却器により冷却された冷気を冷却器近傍に設置されたファンにより貯蔵室に送風して、貯蔵室内を冷却すると同時に、貯蔵室内の空気を吸い込んで冷却器に導いて冷却するという、空気を循環させる構成となっていた。
【0003】
この冷凍サイクルでは、圧縮機から出た冷媒が凝縮器に送られてここで凝縮されて低温となった後、膨張手段であるキャピラリチューブにより減圧されて、冷却器に流入する。この冷却器は庫内に設置されており、冷媒が庫内の空気と熱交換して蒸発することにより冷却器及びその周囲の空気が冷却され、冷媒は高温となる。冷却器からでた冷媒は圧縮機に流入して圧縮されて、再度圧縮機から流出して、冷媒の循環が行われている。
【0004】
また、近年では、庫内に複数の貯蔵室が設けられており、これら貯蔵室を各々異なる温度帯に冷却することが行われている。このような冷却を効率良く行うため、庫内に複数の冷却器を備え、複数の貯蔵室内の空気を前記複数の冷却器を通って循環させる空気の循環経路を独立に設けるものが考えられている。
【0005】
このような技術の一例は、特開2000−88439号公報に開示されている。この従来技術では、庫内に上から、冷蔵室、野菜室、冷凍室を備え、これらを冷却する冷凍サイクルを構成する冷却器の1つが冷凍室の後方に配置され、ここから冷凍室に冷気を供給して冷凍室を冷却する。さらに、別の冷却器の1つが、野菜室の後方に配置され、ここから冷蔵室及び野菜室に冷気を供給し、これら貯蔵室を冷却する構成となっている。
【0006】
この従来技術の冷凍サイクルは、1つ圧縮機から冷媒が流出して後、1つの凝縮器を通り、2つの冷媒通路である冷媒管に分岐する。この分岐部には三方弁が設けられ、分岐された各冷媒通路への冷媒流れを調節する。分岐された冷媒通路の夫々は、膨張手段であるキャピラリーチューブに接続され、さらにキャピラリーチュープには冷却器が冷媒管により接続されている。三方弁の動作の調節は、庫内に設けられた各貯蔵室内温度の検出結果に基づいて、冷蔵庫に設けられた制御装置が行っている。
【0007】
すなわち、この従来技術では、冷蔵室温度及び冷凍室温度を検出し、冷蔵室温度が所定の温度より高く冷却が必要な場合には、冷蔵室用キャピラリーチューブ及び冷蔵室用冷却器に冷媒が流れるように、三方弁を切替える。また、冷凍室温度が所定の温度より高くなり冷凍が必要な場合には、冷凍室用キャピラリーチューブ及び冷凍室用冷却器に冷媒が流れるように三方弁を切替えるように、制御装置が三方弁の駆動手段に指令を与えている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、通常、庫内の貯蔵室で最も貯蔵温度が低い冷凍室が冷却され、設定温度以下となった場合には、圧縮機が停止される。圧縮機の停止直後には、凝縮器や圧縮機内の冷媒と蒸発器内の冷媒との間には、圧力差があるので、この圧力差が解消されるように冷媒が移動することになる。
【0009】
もし、高温高圧の冷媒が凝縮器、減圧手段を介して低温低圧の蒸発器内に流れ込むと、蒸発器内の温度が貯蔵室内温度よりも上昇してしまい、室内温度を上昇させることなる。このため、冷蔵庫の冷却効率が低下してしまい、貯蔵された食品を痛めてしまうことになる。また、冷蔵庫の消費電力が増大してしまう点については、考慮されていなかった。
【0010】
本発明の目的は、冷却効率の良く消費電力が低減された冷蔵庫を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、温度帯の異なる2つの貯蔵室と、これら貯蔵室の各々を冷却する蒸発温度が異なる2つの冷却器と、これら冷却器に冷媒を供給する圧縮機と、この圧縮機と前記2つの冷却器とを連結する冷媒通路上に設けられた凝縮器と、この凝縮器と前記2つの冷却器の間の冷媒通路上に設けられこれら冷却器への冷媒流れ方向を調節する弁と、前記2つの冷却器からの空気を吹き出して前記2つの貯蔵室に各々供給するファンと、前記2つの冷却器のうち温度帯の高い冷却器が配置された冷却室内の温度を検出する第1の温度センサと、前記2つの冷却器のうち温度帯の低い冷却器が配置された冷却室内の温度を検出する第2の温度センサと、前記圧縮機の運転及び停止と前記ファンの動作と前記弁の調節とを制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記第1の温度センサによって検出される温度が、温度帯の高い側の貯蔵室の冷却を行う温度より高い場合には、前記第2の温度センサによって検出される温度の高低に関わらず冷媒を蒸発温度の高い側の冷却器に導くように前記弁を制御し、
前記第1の温度センサによって検出される温度が、前記温度帯の高い側の貯蔵室の冷却を行う温度より低い場合には、前記第2の温度センサによって検出される温度と温度帯の低い側の貯蔵室の冷却を行う温度とを比較し、前記温度帯の低い側の貯蔵室の冷却を行う温度よりも前記第2の温度センサによって検出される温度が高い場合に冷媒を蒸発温度の低い側の冷却器に導くように前記弁を制御し、
前記第1の温度センサによって検出される温度が前記温度帯の高い側の貯蔵室の冷却を行う温度よりも低く、かつ、前記第2の温度センサによって検出される温度が前記温度帯の低い側の貯蔵室の冷却を行う温度よりも低い場合には、前記圧縮機を停止するとともに、冷媒を蒸発温度の高い側の冷却器に導くように前記弁を制御し、前記温度帯の高い側の貯蔵室に空気を吹き出すように前記ファンを動作させることにより達成される。
【0012】
また、前記ファンは、前記圧縮機が停止した後、一定の時間だけ動作することにより達成される。または、前記ファンが、前記圧縮機が停止した後、前記第1の温度センサによって検出される温度に基づいて動作が制御されることにより達成される。
【0013】
また、前記第2の温度センサによって検出される温度が、前記蒸発温度の低い側の貯蔵室の冷却を行う温度よりも高い温度として予め設定される前記ファンが作動する温度に達すると、前記弁の切替制御を行わずに前記ファンを動作させることにより達成される。
【0014】
また、冷蔵室と、冷凍室と、これら冷蔵室と冷凍室とを各々を冷却する冷蔵室用冷却器及び冷凍室用冷却器と、これらの各冷却器に冷媒を供給する圧縮機と、この圧縮機と前記2つの冷却器とを連結する冷媒通路上に設けられた凝縮器と、この凝縮器と前記2つの冷却器の間の冷媒通路上に設けられこれら冷却器への冷媒流れ方向を調節する弁と、前記冷蔵室用冷却器からの空気を吹き出して前記冷蔵室に冷気を供給する冷蔵室用ファンと、前記冷凍室用冷却器からの空気を吹き出して前記冷凍室の冷気を供給する冷凍室用ファンと、前記冷蔵室用冷却器が配置された冷却室内の温度を検出する冷蔵室用の温度センサと、前記冷凍室用冷却器が配置された冷却室内の温度を検出する冷凍室用の温度センサと、前記圧縮機の運転及び停止と前記冷蔵室用ファン及び冷凍室用ファンの動作と前記弁の調節とを制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記冷蔵室用の温度センサによって検出される温度が、予め設定された冷蔵室冷却温度より高い場合には、前記冷凍室用の温度センサによって検出される温度の高低に関わらず冷媒を冷蔵室用冷却器に導くように前記弁を制御し、
前記冷蔵室用の温度センサによって検出される温度が、前記冷蔵室の冷却を行う温度より低い場合には、前記冷凍室用の温度センサによって検出される温度と予め設定された冷凍室の冷却を行う温度とを比較し、前記冷凍室の冷却を行う温度よりも前記冷凍室用の温度センサによって検出される温度が高い場合に冷媒を冷凍室用冷却器に導くように前記弁を制御し、
前記冷蔵室用の温度センサによって検出される温度が前記冷蔵室の冷却を行う温度よりも低く、かつ、前記冷凍室用の温度センサによって検出される温度が前記冷凍室の冷却を行う温度よりも低い場合には、前記圧縮機を停止するとともに、冷媒を冷蔵室用冷却器に導くように前記弁を制御し、前記冷蔵室に空気を吹き出すように前記冷蔵室用ファンを動作させることにより達成される。
【0015】
また、前記冷蔵室用ファンは、前記圧縮機が停止した後、一定の時間だけ動作することにより達成される。または、前記冷蔵室用ファンは、前記圧縮機が停止した後、前記冷蔵室用の温度センサによって検出される温度に基づいて動作が制御されることにより達成される。
【0016】
また、前記冷蔵室用ファンが動作中は前記冷凍室用ファンを動作させない機能を備えたことにより達成される。
【0017】
また、前記冷凍室用の温度センサによって検出される温度が、前記冷凍室の冷却を行う温度よりも高い温度として予め設定される冷凍室用ファンが作動する温度に達すると、前記弁の切替制御を行わずに前記冷凍室用ファンを動作させることにより達成される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係る冷蔵庫の構造の概略を示す縦断面図である。図2は、図1に示す冷蔵庫に備えられた冷凍サイクルの一例の構成の概略を示した模式図である。図3は、図1に示す冷蔵庫に備えられた冷凍サイクルの別の例の構成の概略を示した模式図である。この例においても、以下に記載する図2に示す冷凍サイクルを備えた冷蔵庫と同等の効果を得ることができる。
【0020】
図1において、1は圧縮機、2は凝縮器である。本実施例は、冷蔵庫内に上から冷蔵室10、野菜室11、上段冷凍室12−a、下段冷凍室12−bが設けられている。これら貯蔵室を冷却するために、複数の冷却器が備えられており、夫々、冷蔵室及び野菜室を冷却する冷蔵室用冷却器6及び冷凍室を冷却する冷凍室用冷却器7が設けられている。これらの冷却器は冷媒管が湾曲され複数の段をなしており、これら段の各々の冷媒管上にフィンが設けられている。これらの冷却器6,7の各々の上方には、冷却器により冷却された空気を貯蔵室に供給するためのファン8,9が配置されている。
【0021】
供給された空気は上記冷却器6,7のフィンと接触して熱交換することで冷却される。また、本実施例の冷蔵庫では、その背面の上部に上記の圧縮機やファン8,9の駆動を調節する制御部100が設けられている。この制御部100は、冷蔵室10内の温度を検知する温度センサ21、冷凍室12内の温度を検知する温度センサ23、冷却器6,7またはこれらが配置された冷却器室内の温度を検知する温度センサ17,18からの出力に基づいて、圧縮機1、ファン8,9の駆動の入切や、回転数を調節する。
【0022】
図2,3において、本実施例に備えられた冷凍サイクルについて、説明する。これら図面において、1,2は図1に示した圧縮機及び凝縮器である。また、3は冷媒管の内部を流れる冷媒の流れを調節する弁3であり、凝縮器2からの冷媒が二つの方向の流れに分岐する分岐部に設けられている。この弁3は、冷媒管の分岐部に冷媒の流れを、図3に示すようなR方向、もしくはF方向に流すか、あるいは、この分岐部で冷媒通路を遮断するものである。また、4は冷凍室用キャピラリチューブ、5は冷蔵室用キャピラリチューブ、6は冷蔵室冷却用冷却器、7は冷凍室冷却用冷却器、8は冷蔵室冷却用ファン、9は冷凍室冷却用ファン、17は冷蔵室用冷却器6、あるいは冷蔵室用冷却器7の温度、もしくはこれら冷却器が配置された冷却器室の温度を検出する温度センサを示している。
【0023】
冷凍室用の冷却器7は、冷凍サイクルが駆動されて冷凍室用ファン9が駆動されている間は、その表面温度が約−25乃至−35℃の温度になっている。この冷却器7と熱交換して冷却された空気が供給される冷凍室12は、冷凍する貯蔵物に適した所定の温度、例えば−18℃前後の温度に設定されている。冷凍室12の温度が所定の温度よりも高くなり、冷却が必要になると、制御部100からの指令により圧縮機1が駆動されていない場合には駆動され、或いはその回転数が高められる。そして、冷凍室用ファン9が制御部100からの指令により駆動され、冷凍室12に冷気を供給する一方、冷凍室からの空気を冷却器に導いて冷却し、再度冷凍室12に供給する循環が行われる。
【0024】
こうして、冷凍室12内の温度が低下すると、制御部100からの指令によりファン9の回転数が低下するか、あるいはファン9が停止され、冷凍室12の温度を下げすぎないように冷凍室12への冷気の供給が調節される。
【0025】
一方、冷凍サイクルが駆動されて冷蔵室用ファン8が駆動されている間は、冷蔵室用冷却器6は、その表面の温度が約0乃至−10℃になっている。この冷却器6と熱交換して冷却された空気が供給される冷蔵室10は、冷蔵する貯蔵物に適した所定の温度、例えば約3乃至6℃の温度に設定されている。また、本実施例では、野菜室11内には、冷蔵室10に一度供給された空気が供給され、野菜室11は、冷蔵室10より、少しだけ高い温度に設定されている。また、野菜室11に冷却器6からの冷気を供給しても良い。この場合は、冷気の供給量により野菜室11内の温度はより低く調節可能である。
【0026】
冷蔵室の温度が所定の温度より高くなり、冷却が必要となると、制御部100からの指令により圧縮機1が駆動されていない場合には駆動され、或いはその回転数が高められる。そして、冷蔵室用ファン8が制御部100からの指令によって駆動され、冷蔵室10に冷気を供給する一方、冷蔵室10内の空気を冷却器に導いて冷却し、再度冷蔵室10に送り出す循環が行われる。こうして、冷蔵室10内の温度が低下すると、ファン8の回転数が低下するか、あるいはファン9が停止され、冷蔵室10や野菜室11の温度を下げすぎないように冷蔵室への冷気の供給が調節される。
【0027】
なお、冷蔵室用冷却器6と冷凍室用冷却器7とが、それぞれ冷却する冷蔵庫内の容積や貯蔵物の熱容量は、冷蔵室用冷却器6の方が大きい。このため、冷蔵室用冷却器6の温度の方が高くなっている。
【0028】
そして、本実施例では、冷蔵庫が運転している状態で、冷蔵室10の冷却が必要となった場合には、弁3が、制御部からの指令により、図2,3に示すごとくR側にのみ冷媒を流すように動作される。また、冷凍室12のみの冷却が必要となる場合には、図2,3に示すF側にのみ冷媒を流すように動作される。このようにして、冷却を必要する貯蔵室を冷却する冷却器に冷媒が供給されるように、制御部は弁を駆動する。尚、図3に示す冷凍サイクルでは、冷蔵室用冷却器6と冷凍室用冷却器7とが直列に冷媒管により接続されており、上記弁3がR側にのみ冷媒を流すようにすると、冷媒は冷蔵室用冷却器6を通った後に冷凍室用冷却器7を流れることになる。このとき、ファン8と9とが駆動される場合には冷蔵室10と冷凍室12とが冷却され、ファン9が停止されている場合には冷蔵室10が冷却される。
【0029】
図4に、本実施例の冷蔵庫に係る冷凍サイクルのタイムチャートを示す。この図においては、圧縮機1、冷蔵室ファン8、冷凍室ファン9の動作と弁3による冷媒流れの切替の関係を時系列に示したものである。この図4で示すように、本実施例では、冷蔵室10、冷凍室12ともに設定温度以下となって、圧縮機が停止すると、弁を、冷媒が図2もしくは図3のR側に通流するように作動させる。そして、この弁の切替えとともに、あるいは切替の前後に冷蔵室側ファン8を、所定時間aの間運転させる。
【0030】
圧縮機1の停止直前の運転が冷凍室12を冷却するモードであると、圧縮機1の停止時には、冷凍室用冷却器7の温度は、上記の通り約−25〜−35℃程度であって、冷凍室用冷却器6内の冷媒の飽和蒸気圧とほぼ同じ圧力になっている。一方、このとき冷蔵室用冷却器6はおよそ0℃あるいはそれ以上の温度となっている。そこで、上記の通り、冷媒をR側にのみ流すように弁を動作させると、圧縮機1の運転が停止した後、凝縮器2内に残る冷媒が凝縮器内よりも低圧である側、つまり冷却器側の方に流れるが、冷媒はR側に流れ、冷蔵室用のキャピラリーチューブ5と冷却器6の側に流入する。
【0031】
圧縮機1の停止直前に冷凍室用の冷却器7と同じ圧力まで低下している冷蔵室用冷却器6に凝縮器2内の冷媒が流入する。すると、冷蔵室用冷却器6の周囲の空気の温度が新たに冷却器6内に流入してきた冷媒の温度よりも高いと、空気と冷媒とが熱交換して冷媒が冷蔵室用冷却器6内で蒸発し、冷蔵室用冷却器6の温度が低下する。
【0032】
その際に、冷蔵室用ファン8を図4に示すように、「時間a」の間運転することにより、冷却器6により冷却された空気が冷蔵室10内に流入して、冷蔵室内を冷却できる。本実施例では、この時間aは、上記した冷蔵室用冷却器6の温度が低下して冷蔵室10を冷却できるだけ低温になる時間として予め定めた時間である。
【0033】
上記した本実施例の冷蔵庫の動作の流れを図11を用いて説明する。図11は、図4に示す実施例に係る冷蔵庫の動作の流れを示すフローチャートである。ここで、冷蔵室センサ21が検出するON、OFFの温度は、冷蔵室10の冷却を開始する(と判断される)温度TRON、冷蔵室10の冷却を停止する(と判断される)温度TROFFである。本実施例では、圧縮機1を運転、或いは停止させる温度となる。本実施例では、温度TRONは温度TROFFよりも高い。
【0034】
また、冷凍室センサのON、OFFの温度は、冷凍室12の冷却を開始する(と判断される)温度TFON、冷凍室12の冷却を停止する(と判断される)温度TFOFFである。本実施例では、圧縮機1を運転、もしくは停止させる温度となる。本実施例では、温度TFONは温度TFOFFよりも高い。
【0035】
先ず、STEP1において、冷蔵室内の温度が検出され、圧縮機1及び冷蔵室用冷却器ファン8を駆動して冷蔵室の冷却を行う(開始する)温度TRONかどうかを判断する。冷蔵室の冷却を行う温度であると判断された場合には、STEP2〜4において、弁3を図2,3に示すR側に設定し、圧縮機1及び冷蔵室用冷却器ファン8を駆動する。こうして、冷蔵室10の冷却が行われる。
【0036】
次に、STEP5において、冷蔵室10の冷却中に、冷蔵室内の温度が検出され、冷蔵室用冷却器ファン8の駆動を停止して、冷蔵室10の冷却を停止する温度TROFFかどうかを判断する。冷蔵室10の冷却を停止する温度であると判断された場合には、STEP6で冷蔵室用冷却器ファン8の駆動が停止される。
【0037】
また、STEP1で、冷蔵室内温度が冷却を開始する温度でないと判断された場合、STEP7で、冷凍室12内の温度が冷却を行う(開始する)温度TFONかどうかが判断される。冷凍室内の温度が冷却を必要とする温度であると判断されると、STEP8〜10において、弁が図2,3に示されるF側に設定され、圧縮機1、冷凍室用冷却器ファン9が駆動され、冷凍室12内の冷却が行われる。STEP7で冷凍室12内が冷却を行う温度でないと判断された場合には、STEP1に戻り、再度冷蔵室10内の温度が判断される。
【0038】
次に、STEP11において、冷凍室内の温度が検出され、冷却を停止する温度TFOFFに達したかどうかが判断される。冷却を停止する温度であると判断された場合には、STEP12において冷凍室用冷却器ファン8が停止される。冷却を停止する温度ではないと判断された場合には、STEP1に戻り、再度冷蔵室温度が検出され、冷蔵室の冷却の要否が判断される。
【0039】
STEP11までで、冷蔵室10及び冷凍室12が冷却を停止する温度であると判断されたので、次に、STEP13において、圧縮機1が停止される。
【0040】
STEP14〜18は、圧縮機1が停止した場合に凝縮器2内に滞留している冷媒を冷蔵室用冷却器6に流入させて、冷蔵室10の冷却を行うステップである。STEP14では、弁3が図2,3に示すR側に設定され、凝縮器2内の高圧の冷媒が冷蔵室用冷却器6内に流入する。そして、STEP15〜17では、冷蔵室用冷却器ファン7が時間aの間、駆動され冷蔵室10が冷却される。STEP18で、時間a経過後に冷蔵室用冷却器ファン8が停止される。
【0041】
本実施例では、弁3の動作は圧縮機1の停止後に行われているが、停止前に弁3を動作してもよく、また冷蔵室用冷却ファン8を動作させてもよい。
【0042】
以上の構成により、低温となった冷蔵室用冷却器6により冷却された空気が冷蔵室10及び野菜室11内に冷却風が循環することとなり、圧縮機1が運転を停止しているにもかかわらず、冷蔵庫庫内が冷却される。また、STEP1で、冷蔵室10内の温度の判断が、冷凍室12内の温度の判断よりも先に行われ、冷蔵室10の冷却運転が、冷凍室12の冷却運転よりも優先して行われる。さらに、STEP1の判断により、冷蔵室10の冷却が必要な場合には、冷凍室12の冷却中であっても、弁3の切替えが行われ、冷蔵室用冷却器6へ冷媒が送られて、冷蔵室用冷却器ファン8が駆動される構成となる。こうして、冷蔵庫内の冷却効率が向上し消費電力が低減される。
【0043】
また、ここで「時間a」を一定の時間に設定するのではなく、冷蔵室用冷却器6に取り付けられた冷却器の温度を検知するセンサ17により検知して、その検知結果に基づいて、センサ17の検知出力が所定の値以下になっている間だけ、冷蔵室用ファンを運転させても良い。
【0044】
この構成の動作の流れを、図12を用いて説明する。図12は、図11に示す実施例の変形例の動作の流れを示すフローチャートである。
【0045】
この図において、図11の動作とことなる点は、圧縮機1が停止して、冷蔵室用冷却器ファン8を所定の時間aの間動作させるのではなく、冷蔵室用冷却器6または冷却器6が配置された冷却器室内の温度を検出し、これらの値が予め定めた温度の範囲内にある間ファン8を動作させる点であり、STEP15〜17に示される動作である。
【0046】
STEP11〜14では、冷蔵室10、冷蔵室12の温度が冷却を停止する温度であると判断され、圧縮機1及び冷凍室用冷却器ファン9が停止され、弁3がR側に設定される。
【0047】
STEP15では、冷蔵室用冷却器6或いは冷却器室の温度がセンサ17により検出され、冷蔵室用冷却器ファン8を作動させる温度以下になったかが判断される。STEP16では、検出された温度が上記温度以下であると判断されると、冷蔵室用冷却器8が作動される。STEP17では、センサ17により検出された値が所定の値より高くなり、冷蔵室用冷却器6により冷却される空気の温度が高くなって、冷蔵室10の冷却を停止する温度に達したかどうかが判断される。冷却を停止する温度に達したと判断されると、STEP18で、冷蔵室用冷却器ファン8が停止され、STEP1に戻る。
【0048】
以上のような構成によって、冷却器6が冷蔵室10内を冷却できる低温である間ファンにより空気を循環させ、上記の効果を得ることができる。
【0049】
図5は、図2もしくは図3に示す弁3に冷媒を遮断することのできる機能をもたせた場合のタイムチャートである。この図で示すように、冷蔵室10、冷凍室12ともに設定された温度以下となって、圧縮機1が停止すると、弁3が「時間c」だけ冷媒を遮断するように作動される。この後に、弁3を図2もしくは図3のR側に連通させるように作動させた後、もしくはその前後に冷蔵室側のファン8を「時間b」の間、運転させる。
【0050】
このような動作を行わせることにより、圧縮機1が停止した直後に凝縮器2内に残る冷媒は凝縮器2内にとどまっている。すると、凝縮器2自体の放熱によって、凝縮器2内の冷媒はエンタルピーを低下させながら温度及び圧力が低下する。「時間c」が経過して、冷媒が程度まで低温、あるいは低圧となったところで、弁3が冷媒通路をR側に連通させるよう動作される。この後、図4に示す例よりエンタルピーが低下した凝縮器内の冷媒が冷蔵室用冷却器6内に流入する。また、圧縮機1の停止から時間をあけて後に、ファン8が駆動される。このため、図4に示した実施例と比べ、冷蔵室冷却器6の冷媒の吸熱量が増加することとなって冷却器6の性能が増大し、冷却効率がより向上する。これにより、さらに消費電力が低減される。
【0051】
上記の構成による冷蔵庫の動作の流れを、図13を用いて説明する。図13は、図5に示す実施例の変形例の動作の流れを示すフローチャートである。
【0052】
この変形例が図11に示す実施例の動作と異なる点は、STEP14〜17において、圧縮機1が停止した際に、弁3を遮断に設定し、時間cの間、凝縮器2内の冷媒を凝縮器2内に滞留させて冷蔵室用冷却器6に流入しないようにした点である。
【0053】
STEP14では、冷蔵室10及び冷凍室12の冷却を停止する温度に達したと判断され、圧縮機1及び冷凍室用冷却器ファン9が停止された際に、弁3が冷媒流れを遮断する位置に設定される。次に、STEP15〜16で、タイマにより時間cの間、弁の遮断状態が維持された後、STEP17〜19において、図11と同様に、弁をR側に設定して、冷却器6に冷媒を供給される。そして、冷凍室用冷却器ファン8が時間bの間運転され、冷蔵室10内の冷却が行われる。
【0054】
また、この実施例においても、図4に示す例と同様、図5に示す冷蔵室用ファン8の運転時間である「時間b」をある定めた時間で運転しても良い。また、冷蔵室用冷却器6に取り付けられた冷却器の温度を検知するセンサ17によって、冷却器6の温度を検知し、その検知結果に基づいて、センサ17の検知出力が所定の値以下になっている間だけ、冷蔵室用ファンを運転させても良い。
【0055】
図4に示したタイムチャートに基づき運転を行った場合の各貯蔵室の温度を図6に示す。図6は、図4に示すタイムチャートに基づく運転による貯蔵室温度の時間に対する変化を示す図である。図6では、上側に冷蔵室10内温度の時間に対する変化と、冷凍室12内温度の時間に対する変化を線グラフで示している。その下方には、圧縮機1、弁3、冷蔵室ファン8、冷凍室ファン9それぞれの動作の時間に対する変化が示されている。
【0056】
ここで、冷蔵室センサが検出するON、OFFの温度は、冷蔵室10の冷却を開始する(と判断される)温度TRON、冷蔵室10の冷却を停止する(と判断される)温度TROFFである。本実施例では、圧縮機1を運転、或いは停止させる温度となる。本実施例では、温度TRONは温度TROFFよりも高い。また、冷凍室センサのON、OFFの温度は、冷凍室12の冷却を開始する(と判断される)温度TFON、冷凍室12の冷却を停止する(と判断される)温度TFOFFである。本実施例では、圧縮機1を運転、もしくは停止させる温度となる。本実施例では、温度TFONは温度TFOFFよりも高い。
【0057】
この図に示す通り、冷蔵室10、冷凍室12の温度が圧縮機1、冷蔵室ファン8、冷凍室ファン9及び弁3の動作に連動して上下している。図6に示すように冷蔵室の温度は圧縮機が停止した瞬間に温度を下げており、圧縮機が停止中にもかかわらず、冷蔵室庫内を冷却していることが分かる。
【0058】
また、本発明は圧縮機停止直前に冷却器内側の圧力が低いほどその効果を得ることができるものである。このため、冷却器の温度が高くなる、冷蔵室10の冷却運転を行っている場合より、冷却器温度が低くなる、冷凍室12の冷却運転を行っている場合が、より多くの効果を得ることができる。そこで本実施例では、圧縮機1が運転されている状態で、冷媒の流れを冷蔵室用冷却器6に流すか、冷凍室用冷却器7へ流すかの選択を冷蔵室10の温度設定に基づいて弁3の動作を調節して、圧縮機1の停止直前に冷凍室12の冷却運転を行わせ易くする。
【0059】
これを図6及び図10によって説明する。図10は、本発明の実施例に係る冷蔵庫の貯蔵室温度に対する運転動作を示した表である。
図10では、冷蔵室、冷凍室内の温度の範囲に応じて、圧縮機1、冷蔵室用冷却器ファン8及び冷凍室用冷却器ファン9の動作を○、×で表示している。ここで、冷蔵室センサが検出するON、OFFの温度は、冷蔵室10の冷却を開始する(と判断される)温度TRON、冷蔵室10の冷却を停止する(と判断される)温度TROFFである。本実施例では、圧縮機1を運転、或いは停止させる温度となる。また、冷凍室センサのON、OFFの温度は、冷凍室12の冷却を開始する(と判断される)温度TFON、冷凍室12の冷却を停止する(と判断される)温度TFOFFである。本実施例では、圧縮機1を運転、もしくは停止させる温度となる。
【0060】
この図では、本実施例における、検出された冷蔵室10、冷凍室12内の温度により調節される圧縮機1、冷却器ファン8,9の動作が16場合について示されている。1〜4は、冷蔵室内温度が上記TRONより高い場合で冷凍室内温度がTFOFFより低い場合、TFON以上の場合及びそれらの間である場合である。5〜12は、冷蔵室内温度が上記TROFFより高く、上記TFON以下である場合で冷凍室内温度がTFOFFより低い場合、TFON以上の場合及びそれらの間である場合である。
【0061】
1から4の場合では、冷蔵室10内の温度が冷却が必要な温度であるため、圧縮機1、冷蔵室用冷却器ファン8が駆動されている。さらに、冷凍室12内の温度が所定の温度より高く冷凍室内を冷却することが必要と判断された場合には冷凍室用冷却器ファン9も駆動される。
【0062】
5から12の場合では、冷蔵室内の温度の温度変化の状態と冷蔵室内の冷却とが対応する。つまり、冷蔵室10内の温度がTROFF以上、TFONより低い場合では、圧縮機1と冷蔵室用冷却器ファン8とが動作されている場合、冷蔵室10内は冷却されており、冷蔵室10内温度は下降している。これば、例えば、1〜4の場合で圧縮機1、冷蔵室用冷却器ファン8が駆動され、冷蔵室10内温度が低下してTRON以下となり、低下し続けている場合である。
【0063】
また、冷蔵室10内の温度がTROFF以上、TFONより低い場合で、冷蔵室用冷却器ファン8とが動作されていない場合は、冷蔵室10の冷却運転がなされていない状態であり、冷蔵室10内の温度が上昇している場合である。これば、例えば、冷却により冷蔵室10内の温度が低下して、冷蔵室10内の温度がTROFFに達してファン8の動作が停止した場合である。
【0064】
13〜16は、冷蔵室10内の温度が冷蔵室10内の冷却を必要としない温度であるため、冷蔵室用冷却器ファン8の動作はない。一方、冷凍室12内の温度の状態により、例えば、冷凍室12内の温度が所定の温度より高く冷凍室内を冷却することが必要と判断された場合には冷凍室用冷却器ファン9も駆動される。圧縮機1及び冷凍室用冷却器ファン9が動作されている場合では、弁3が図2,3に示すF側に作動されている状態であり、冷凍室用冷却器7に冷媒が流れ、冷凍室9内の温度が低下する。
【0065】
図6に示す実施例では、冷蔵室内温度センサ21が室内の冷却を停止する温度(TROFF)に達したときには、冷凍室センサ22により検出される温度が冷凍室の冷却を停止する温度(TFOFF)以上となっている。このため、圧縮機1は運転したままで、弁3が、冷媒が図2,3におけるF側に流れるように、作動する。これは、図10に示す14或いは16の状態である。これにより、冷凍室用冷却器7にのみ冷媒が流れ、冷凍室用ファン9が回転することで冷凍室12に冷気が送られる。
【0066】
次に、冷蔵室センサ21により検出される温度が圧縮機1のON温度(TRON)に達する前に、冷凍室センサがOFF温度(TFOFF)に達しているため、圧縮機1は停止する。これは、図10に示す6または13の状態である。この場合、図4のタイムチャートで説明したように、弁3が、冷媒が図2,3に示されるR側に流れるように作動する。
【0067】
ここで、冷凍室センサ温度22がON温度(TFON)に達する前に冷蔵室温度センサ21により検出されるON温度となるようなそれぞれの適当なONとOFFの間の閾値幅を設けてもよい。このことにより、圧縮機が運転を始めるときは冷蔵室冷却運転から始まる。
【0068】
また、図10における11の場合に示すように、本実施例では、冷蔵室12の冷却運転により、冷蔵室10が冷却されている最中において、冷凍室温度センサ22による検出温度がオン温度、冷凍室冷却開始温度(TFON)となっても、弁3の切替えはなされず、冷蔵室10を冷却する。その後、冷蔵室10の温度が低下していOFF温度(TROFF)となったときに、冷凍室12内温度はOFF温度(TFOFF)以上となっているため圧縮機1は運転したままで、弁3はF側に動作して、冷凍室9の冷却運転が開始される。これは、図10における14または16の場合である。
【0069】
つまり、冷蔵室10の冷却運転が必要とされる場合には、冷凍室用冷却器7への冷媒の供給が停止され、冷凍室用冷却器ファン9が動作しないように調節される。冷凍室9の冷却運転が停止され、冷蔵室10の冷却運転が優先的に行われる。このような運転を繰返して行うことにより、結果的に圧縮機1の停止前では、冷凍室9を冷却する運転となっており、本発明の効果を大きく得ることができる。
【0070】
また、図6に示した実施例では、冷蔵室10の冷却時に冷凍室12の温度が上昇して、冷凍室冷却開始温度TFON温度に達しても、冷蔵室10のみの運転を続けることになっていた。この場合では、冷蔵室10内の貯蔵物が冷却されにくく冷蔵室内の温度が低下しにくい場合には、冷蔵室10のみの冷却運転が長時間続くことになり、冷凍室12内の温度が上昇しすぎて貯蔵物に悪影響を与えるしまうことになる。
【0071】
そこで、図7に示す実施の例では、図2の冷凍サイクルに加えて、冷凍室センサ22により検出される圧縮機1のON温度(TRON)よりも所定の温度だけ高く設定された冷凍室用ファン9が作動する温度TFfanON1を設けた。すると、冷蔵室10の冷却運転中において、温度の高い或いは冷却されにくい貯蔵物が冷凍室12に入るなどして冷凍室12に負荷が架かり、冷凍室温度センサ22により検出される温度がFファンON1以上になった際、弁3による冷媒の流れ方向を切替える動作を行わないが、冷凍室ファン9を運転する。こうすることにより、冷凍室12内の温度が上昇して冷却が必要となった場合も、冷凍室12の温度が上昇しすぎて貯蔵物に悪影響が及ぶことが低減され、さらに消費電力が低減される。
【0072】
さらに、図7に示されるように、冷蔵室10内の温度が圧縮機ON温度(TRON)に達しておらず、冷凍室12内の温度が圧縮機ON温度(TFON)に達した場合には、弁3が図2,3に示すF側に動作され、圧縮機1が動作され、冷凍室用冷却器7に冷媒が供給される。そして、冷凍室用冷却器ファン9が駆動されて冷凍室12の冷却が開始される。そして、図10の2の場合に示すように、冷凍室9の冷却運転中に冷蔵室10の温度が圧縮機ON温度(TRON)温度に達した場合には、弁3が図2,3に示すR側に動作され、冷蔵室用冷却器6に冷媒が供給される。そして、冷凍室用冷却器9の駆動が停止され、冷蔵室用冷却器ファン8が駆動されて、冷蔵室10の冷却が開始される。
【0073】
つまり、冷蔵室10の冷却運転が必要とされる場合には、冷凍室用冷却器7への冷媒の供給が停止され、冷凍室用冷却器ファン9が動作しないように調節される。もって、冷凍室9の冷却運転が停止され、冷蔵室10の冷却運転が優先的に行われる。
【0074】
以上の図7の構成の動作の流れを、図14を用いて説明する。図14は、図7に示す実施例に係る冷蔵庫の動作の流れを示すフローチャートである。
【0075】
この図における実施例が図11に示す実施例と異なる点は、STEP5〜7において、冷凍室の冷却を開始する温度(TFON)よりも、所定の温度だけ高い温度に設定された温度TFfanON1以上であると判断されれば、冷凍室用冷却ファン9を動作させて、冷凍室内空気を循環させる動作である。次に、STEP7において、冷蔵室10内温度が冷却を停止する温度(TROFF)に達したかどうかが判断され、達していないと判断された場合には、再度STEP5に戻り、達したと判断されれば、冷蔵室用冷却ファン8が停止される。
【0076】
この構成により、冷凍室12内の温度が上昇して冷却が必要となった場合も、冷凍室12の温度が上昇しすぎて貯蔵物に悪影響が及ぶことが低減され、さらに消費電力が低減される。また、STEP1で、冷蔵室10内の温度の判断が、冷凍室12内の温度の判断よりも先に行われ、冷蔵室10の冷却運転が、冷凍室12の冷却運転よりも優先して行われる。さらに、STEP1の判断により、冷蔵室10の冷却が必要な場合には、冷凍室12の冷却中であっても、弁3の切替えが行われ、冷蔵室用冷却器6へ冷媒が送られて、冷蔵室用冷却器ファン8が駆動される構成となる。
【0077】
このような構成により、冷却すべき空気の量が多く、また、貯蔵室の設定温度も高く冷却器との温度差が大きいので、冷却の負荷が大きくなる冷蔵室10や野菜室11が効率的に冷却され、冷蔵庫の消費電力が低減される。
【0078】
また、冷蔵室10の冷却が優先的に行われるので、冷蔵室が冷却されて後に冷凍室が冷却するという冷却の順になり易く、冷却器6の圧力が低い状態で圧縮機1が停止される頻度が高くなる。このため、圧縮機停止中でも冷蔵室を冷却してより低温に維持することができ、貯蔵物の保存期間が長くなり、さらに消費電力が低減される。
【0079】
次に、図8に、上記本実施例による冷蔵庫貯蔵室の温度変化を示す。ここで13は冷蔵室10内の温度(冷蔵室内温度センサ21の検出温度)、14は冷蔵室用冷却器6の温度、15は冷凍室12内の温度(冷凍室内温度センサ22の温度)、16は冷凍室用冷却器9の温度を示しており、その下部に弁3、圧縮機1の動作を示している。
【0080】
この図のd部に注目すると、圧縮機1が運転停止した直後に圧縮機1が停止しているにも関わらず、冷蔵室用冷却器6温度及び、冷蔵室10の温度が低下している。このため、圧縮機1の運転停止時間が延び、同一の温度を保つのに圧縮機1の運転時間が相対的に減少している。比較のために、図9に本発明による制御を行わない場合の温度変化を示す。この図の様に圧縮機1が停止しても冷蔵室用冷却器6の温度には変化が見られず、冷凍室用冷却器7の温度が上昇しているだけとなっているため、圧縮機1の運転停止時間が、本実施例による制御を行った図8の場合に比べ短くなっている。すなわち、本実施例の制御を行うことによって、冷蔵庫の効率が向上している。
【0081】
本発明の別の実施例を、図15を用いて説明する。図15は、本発明の別の実施例に係る冷蔵庫の構造を示す縦断面図である。
【0082】
本実施例が、図1に示す実施例の冷蔵庫と異なる点は、図1に示す冷蔵庫が冷蔵室用冷却器6を野菜室後方に備えていたのに対し、図15の冷蔵庫では、冷蔵室用冷却器6を冷蔵室10の後方に配置した点である。特に、本実施例の冷蔵庫では、冷蔵室用冷却器6は、冷蔵室10内の上部後方部に設けられた冷却器ケース30内に配置されている。そして、この冷却器6の後方に配置された冷却器ファン9により、野菜室11の後方及び冷蔵室10の後方に形成された空気の通路を介して、冷蔵室10及び野菜室11内の空気を冷却器6に供給する。供給された空気は、冷却器6の表面と接触して冷却され、冷蔵室10内に吹き出され、この冷気が冷蔵室10及び野菜室11内を循環して冷却する。
【0083】
このような冷蔵庫において、圧縮機1が停止した際に、弁3を動作させ、冷媒が図2,3に示すR方向に通流するようにする。すると、凝縮器2内の高圧の冷媒が冷蔵室用冷却器6内に流入し、冷却器6内で冷蔵室10内空気と熱交換して冷媒が蒸発する。冷却器6と熱交換した空気は、ケース30を通過して、冷蔵室内に流入して冷蔵室10内を上方から下方に向けて流れる。
【0084】
この際、冷却器6と熱交換して冷却された空気は冷蔵室内を重力によって下降し、冷蔵室10後方の冷気の通路からの空気が冷却器6に供給される。つまり、冷蔵室10及び野菜室11内で空気の温度の違いにより生じる空気の対流を利用して、圧縮機1の停止中でも冷蔵室10内に冷却空気を循環させて冷却できる。このため、圧縮機の停止期間が長くなり、ファンを動作させないことにより、さらに消費電力が低減される。また、貯蔵物の貯蔵可能な期間が長くなる。もちろん、室内の温度によっては、冷蔵室用冷却器ファン6を動作させても良いことはいうまでもない。
【0085】
以上の通り、上記の実施例によれば、冷蔵室10、冷凍室12それぞれに専用の冷却器6,7を設け、圧縮機1の停止時に凝縮器2内の冷媒を冷蔵室冷却用冷却器6に送り込んでファンを運転することにより、凝縮器2内の冷媒が圧縮機1停止時に冷蔵室10内の冷却に用いられる。このため、圧縮機1の運転停止時間を長くすることができ、また、圧縮機1の停止中に貯蔵室内の温度が上昇することが抑えられる。こうして、貯蔵された食品の保存可能期間が長くなる。また、冷蔵庫の消費電力量が抑えられる。
【0086】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、冷却効率の良く消費電力を低く抑えた冷蔵庫を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る冷蔵庫の構造の概略を示す縦断面図である。
【図2】図1に示す冷蔵庫に備えられた冷凍サイクルの一例の構成の概略を示した模式図である。
【図3】図1に示す冷蔵庫に備えられた冷凍サイクルの別の例の構成の概略を示した模式図である。
【図4】本実施例の冷蔵庫に係る冷凍サイクルの時間に対する動作を示すグラフである。
【図5】図4に示す実施例の変形例に係る冷凍サイクルの時間に対する動作を示す図である。
【図6】図4に示すタイムチャートに基づく運転による貯蔵室温度の時間に対する変化を示す図である。
【図7】図6に示す実施例の変形例の運転による貯蔵室温度の時間に対する変化を示す図である。
【図8】本発明の実施例に係る冷蔵庫の貯蔵室内温度の時間変化を示すグラフである。
【図9】本実施例の構成を備えない冷蔵庫の貯蔵室内温度の時間変化を示すグラフである。
【図10】本発明の実施例に係る冷蔵庫の貯蔵室温度に対する運転動作を示した表である。
【図11】図4に示す実施例に係る冷蔵庫の動作の流れを示すフローチャートである。
【図12】図11に示す実施例の変形例の動作の流れを示すフローチャートである。
【図13】図5に示す実施例に係る冷蔵庫の動作の流れを示すフローチャートである。
【図14】図7に示す実施例に係る冷蔵庫の動作の流れを示すフローチャートである。
【図15】本発明の別の実施例に係る冷蔵庫の構造の概略を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…圧縮機 2…凝縮器 3…三方弁
4…冷凍室用キャピラリチューブ
5…冷蔵室用キャピラリチューブ 6…冷蔵室用冷却器
7…冷凍室用冷却器 8…冷蔵室冷却用ファン
8…冷凍室冷却用ファン 10…冷蔵室 11…野菜室
12…冷凍室 13…冷蔵室温度
14…冷蔵室用冷却器温度 15…冷凍室温度
15…冷凍室用冷却器温度
17…冷蔵室用冷却器温度センサ
18…冷凍室用冷却器温度センサ。

Claims (9)

  1. 温度帯の異なる2つの貯蔵室と、これら貯蔵室の各々を冷却する蒸発温度が異なる2つの冷却器と、これら冷却器に冷媒を供給する圧縮機と、この圧縮機と前記2つの冷却器とを連結する冷媒通路上に設けられた凝縮器と、この凝縮器と前記2つの冷却器の間の冷媒通路上に設けられこれら冷却器への冷媒流れ方向を調節する弁と、前記2つの冷却器からの空気を吹き出して前記2つの貯蔵室に各々供給するファンと、前記2つの冷却器のうち温度帯の高い冷却器が配置された冷却室内の温度を検出する第1の温度センサと、前記2つの冷却器のうち温度帯の低い冷却器が配置された冷却室内の温度を検出する第2の温度センサと、前記圧縮機の運転及び停止と前記ファンの動作と前記弁の調節とを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記第1の温度センサによって検出される温度が、温度帯の高い側の貯蔵室の冷却を行う温度より高い場合には、前記第2の温度センサによって検出される温度の高低に関わらず冷媒を蒸発温度の高い側の冷却器に導くように前記弁を制御し、
    前記第1の温度センサによって検出される温度が、前記温度帯の高い側の貯蔵室の冷却を行う温度より低い場合には、前記第2の温度センサによって検出される温度と温度帯の低い側の貯蔵室の冷却を行う温度とを比較し、前記温度帯の低い側の貯蔵室の冷却を行う温度よりも前記第2の温度センサによって検出される温度が高い場合に冷媒を蒸発温度の低い側の冷却器に導くように前記弁を制御し、
    前記第1の温度センサによって検出される温度が前記温度帯の高い側の貯蔵室の冷却を行う温度よりも低く、かつ、前記第2の温度センサによって検出される温度が前記温度帯の低い側の貯蔵室の冷却を行う温度よりも低い場合には、前記圧縮機を停止するとともに、冷媒を蒸発温度の高い側の冷却器に導くように前記弁を制御し、前記温度帯の高い側の貯蔵室に空気を吹き出すように前記ファンを動作させることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記ファンは、前記圧縮機が停止した後、一定の時間だけ動作することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記ファンは、前記圧縮機が停止した後、前記第1の温度センサによって検出される温度に基づいて動作が制御されることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 前記第2の温度センサによって検出される温度が、前記蒸発温度の低い側の貯蔵室の冷却を行う温度よりも高い温度として予め設定される前記ファンが作動する温度に達すると、前記弁の切替制御を行わずに前記ファンを動作させることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  5. 冷蔵室と、冷凍室と、これら冷蔵室と冷凍室とを各々を冷却する冷蔵室用冷却器及び冷凍室用冷却器と、これらの各冷却器に冷媒を供給する圧縮機と、この圧縮機と前記2つの冷却器とを連結する冷媒通路上に設けられた凝縮器と、この凝縮器と前記2つの冷却器の間の冷媒通路上に設けられこれら冷却器への冷媒流れ方向を調節する弁と、前記冷蔵室用冷却器からの空気を吹き出して前記冷蔵室に冷気を供給する冷蔵室用ファンと、前記冷凍室用冷却器からの空気を吹き出して前記冷凍室の冷気を供給する冷凍室用ファンと、前記冷蔵室用冷却器が配置された冷却室内の温度を検出する冷蔵室用の温度センサと、前記冷凍室用冷却器が配置された冷却室内の温度を検出する冷凍室用の温度センサと、前記圧縮機の運転及び停止と前記冷蔵室用ファン及び冷凍室用ファンの動作と前記弁の調節とを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記冷蔵室用の温度センサによって検出される温度が、予め設定された冷蔵室冷却温度より高い場合には、前記冷凍室用の温度センサによって検出される温度の高低に関わらず 冷媒を冷蔵室用冷却器に導くように前記弁を制御し、
    前記冷蔵室用の温度センサによって検出される温度が、前記冷蔵室の冷却を行う温度より低い場合には、前記冷凍室用の温度センサによって検出される温度と予め設定された冷凍室の冷却を行う温度とを比較し、前記冷凍室の冷却を行う温度よりも前記冷凍室用の温度センサによって検出される温度が高い場合に冷媒を冷凍室用冷却器に導くように前記弁を制御し、
    前記冷蔵室用の温度センサによって検出される温度が前記冷蔵室の冷却を行う温度よりも低く、かつ、前記冷凍室用の温度センサによって検出される温度が前記冷凍室の冷却を行う温度よりも低い場合には、前記圧縮機を停止するとともに、冷媒を冷蔵室用冷却器に導くように前記弁を制御し、前記冷蔵室に空気を吹き出すように前記冷蔵室用ファンを動作させることを特徴とする冷蔵庫。
  6. 前記冷蔵室用ファンは、前記圧縮機が停止した後、一定の時間だけ動作することを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 前記冷蔵室用ファンは、前記圧縮機が停止した後、前記冷蔵室用の温度センサによって検出される温度に基づいて動作が制御されることを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
  8. 前記冷蔵室用ファンが動作中は前記冷凍室用ファンを動作させない機能を備えた請求項5に記載の冷蔵庫。
  9. 前記冷凍室用の温度センサによって検出される温度が、前記冷凍室の冷却を行う温度よりも高い温度として予め設定される冷凍室用ファンが作動する温度に達すると、前記弁の切替制御を行わずに前記冷凍室用ファンを動作させることを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
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