JP2000193158A - 電線引き入れ用パイプ - Google Patents
電線引き入れ用パイプInfo
- Publication number
- JP2000193158A JP2000193158A JP11242362A JP24236299A JP2000193158A JP 2000193158 A JP2000193158 A JP 2000193158A JP 11242362 A JP11242362 A JP 11242362A JP 24236299 A JP24236299 A JP 24236299A JP 2000193158 A JP2000193158 A JP 2000193158A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- pts
- friction
- coefficient
- base polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G9/00—Installations of electric cables or lines in or on the ground or water
- H02G9/06—Installations of electric cables or lines in or on the ground or water in underground tubes or conduits; Tubes or conduits therefor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L21/00—Joints with sleeve or socket
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G1/00—Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines
- H02G1/06—Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for laying cables, e.g. laying apparatus on vehicle
- H02G1/08—Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for laying cables, e.g. laying apparatus on vehicle through tubing or conduit, e.g. rod or draw wire for pushing or pulling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
- Joints With Sleeves (AREA)
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電線、電力ケーブル、光ケーブルなどを引き
入れる際に、引き入れ張力を軽減でき、かつ優れた難燃
性を有し、燃焼時にハロゲン含有ガスを発生しない電線
引き入れ用パイプを得る。 【解決手段】 ハロゲン元素を含まず、酸素指数22以
上で、摩擦係数0.4以下の樹脂組成物からパイプを構
成する。この樹脂組成物には摩擦係数の低減ために、ス
テアリン酸などの滑剤あるいはシリコーン変性ポリエチ
レンを添加したものが好ましい。
入れる際に、引き入れ張力を軽減でき、かつ優れた難燃
性を有し、燃焼時にハロゲン含有ガスを発生しない電線
引き入れ用パイプを得る。 【解決手段】 ハロゲン元素を含まず、酸素指数22以
上で、摩擦係数0.4以下の樹脂組成物からパイプを構
成する。この樹脂組成物には摩擦係数の低減ために、ス
テアリン酸などの滑剤あるいはシリコーン変性ポリエチ
レンを添加したものが好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電線、電力ケー
ブル、光ケーブルなどを収納配線するための電線引き入
れ用パイプに関し、引き入れ時の張力を軽減でき、かつ
難燃性であり、燃焼時に有害ガスを発生しないようにし
たものである。
ブル、光ケーブルなどを収納配線するための電線引き入
れ用パイプに関し、引き入れ時の張力を軽減でき、かつ
難燃性であり、燃焼時に有害ガスを発生しないようにし
たものである。
【0002】
【従来の技術】電線引き入れ用パイプ(以下、引入パイ
プと略記する。)としては、従来からアスベストセメン
ト管、コンクリート管、鋼管、合成樹脂管等が用いられ
ており、合成樹脂管としては、ポリ塩化ビニル、ポリエ
チレン、ガラス繊維強化樹脂(FRP)などからなるも
のが用いられている。
プと略記する。)としては、従来からアスベストセメン
ト管、コンクリート管、鋼管、合成樹脂管等が用いられ
ており、合成樹脂管としては、ポリ塩化ビニル、ポリエ
チレン、ガラス繊維強化樹脂(FRP)などからなるも
のが用いられている。
【0003】ところで、電線等を引入パイプに引き入れ
る際の引き入れ張力T(kgf)は、電線等と引入パイ
プとの間の摩擦係数μ、電線等の単位長さ当たりの重量
W(kg/m)、引入パイプの長さL(m)の三者の積
(T=μ×W×L)で表される。 よって、引き入れ時
の張力を低減するためには摩擦係数を小さくすればよ
く、これにより施工時の省力化、施工期間の短縮、電線
等へのダメージの低減、管路長の長距離化などの効果が
得られる。
る際の引き入れ張力T(kgf)は、電線等と引入パイ
プとの間の摩擦係数μ、電線等の単位長さ当たりの重量
W(kg/m)、引入パイプの長さL(m)の三者の積
(T=μ×W×L)で表される。 よって、引き入れ時
の張力を低減するためには摩擦係数を小さくすればよ
く、これにより施工時の省力化、施工期間の短縮、電線
等へのダメージの低減、管路長の長距離化などの効果が
得られる。
【0004】一方、引入パイプを洞道や建物内に敷設し
た場合には、防災上の観点から難燃性が求められ、万一
燃焼した場合にはハロゲン含有ガスなどの有害ガスが発
生しないことが望まれている。しかしながら、上述の従
来の合成樹脂製の引入パイプでは、低摩擦係数であり、
難燃性を有し、かつ燃焼時に有害ガスを発生しないと言
う3つの要件を具えたものはなかった。
た場合には、防災上の観点から難燃性が求められ、万一
燃焼した場合にはハロゲン含有ガスなどの有害ガスが発
生しないことが望まれている。しかしながら、上述の従
来の合成樹脂製の引入パイプでは、低摩擦係数であり、
難燃性を有し、かつ燃焼時に有害ガスを発生しないと言
う3つの要件を具えたものはなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明におけ
る課題は、低摩擦係数であって、高い難燃性を有し、燃
焼時に有害ガスを発生しない引入パイプを得ることにあ
る。
る課題は、低摩擦係数であって、高い難燃性を有し、燃
焼時に有害ガスを発生しない引入パイプを得ることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、ハロゲン
元素を含まず、酸素指数が22以上で、静摩擦係数が
0.4以下の樹脂組成物で引入パイプを構成することで
解決される。上記樹脂組成物には、ポリオレフィン系ポ
リマーのベースポリマーに滑剤またはシリコーン変性ポ
リエチレンを添加したものが好ましい。
元素を含まず、酸素指数が22以上で、静摩擦係数が
0.4以下の樹脂組成物で引入パイプを構成することで
解決される。上記樹脂組成物には、ポリオレフィン系ポ
リマーのベースポリマーに滑剤またはシリコーン変性ポ
リエチレンを添加したものが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
本発明の引入パイプを構成する樹脂組成物のベースポリ
マーには、フッ素、塩素などのハロゲン元素を含まない
ポリマーが用いられる。このようなポリマーには、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重
合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチ
ルアクリレート共重合体などのポリオレフィン系ポリマ
ー、ナイロン12、ナイロン11などのポリアミド、ポ
リエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリオ
キシメチレン、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリ
レートなどのポリ(メタ)クリレート、ポリスチレン、
ABS樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、熱可塑性
シリコーン樹脂などの熱可塑性のものが用いられる。こ
れらは1種または2種以上のブレンドポリマーで用いら
れる。これらのポリマーのなかでも軽量、安価であるポ
リエチレン、ポリプロピレンが好ましい。
本発明の引入パイプを構成する樹脂組成物のベースポリ
マーには、フッ素、塩素などのハロゲン元素を含まない
ポリマーが用いられる。このようなポリマーには、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重
合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチ
ルアクリレート共重合体などのポリオレフィン系ポリマ
ー、ナイロン12、ナイロン11などのポリアミド、ポ
リエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリオ
キシメチレン、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリ
レートなどのポリ(メタ)クリレート、ポリスチレン、
ABS樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、熱可塑性
シリコーン樹脂などの熱可塑性のものが用いられる。こ
れらは1種または2種以上のブレンドポリマーで用いら
れる。これらのポリマーのなかでも軽量、安価であるポ
リエチレン、ポリプロピレンが好ましい。
【0008】このベースポリマーには、酸素指数を22
以上とするために難燃剤が添加される。この難燃剤に
は、燃焼時に有害なハロゲン含有ガスを発生しないノン
ハロゲンのものが用いられ、水酸化マグネシウム、水酸
化アルミニウムなどの金属水和物、シリコーン樹脂粉
末、硼酸亜鉛、酸化モリブデン、ポリリン酸アンモニウ
ム、アルキルフォスフェート、マレイミド系化合物など
が用いられる。
以上とするために難燃剤が添加される。この難燃剤に
は、燃焼時に有害なハロゲン含有ガスを発生しないノン
ハロゲンのものが用いられ、水酸化マグネシウム、水酸
化アルミニウムなどの金属水和物、シリコーン樹脂粉
末、硼酸亜鉛、酸化モリブデン、ポリリン酸アンモニウ
ム、アルキルフォスフェート、マレイミド系化合物など
が用いられる。
【0009】これら難燃剤の配合量は、限定されること
はなく、要求される難燃性、ベースポリマーの易燃性、
成形加工性などの点を考慮して定められるが、過剰とな
ると機械的特性が大きく低下するので、ベースポリマー
100重量部当たり200重量部程度が上限となる。樹
脂組成物の酸素指数が22未満では難燃性が不足し、好
ましくは25以上、さらに好ましくは28以上とするこ
とが好ましい。
はなく、要求される難燃性、ベースポリマーの易燃性、
成形加工性などの点を考慮して定められるが、過剰とな
ると機械的特性が大きく低下するので、ベースポリマー
100重量部当たり200重量部程度が上限となる。樹
脂組成物の酸素指数が22未満では難燃性が不足し、好
ましくは25以上、さらに好ましくは28以上とするこ
とが好ましい。
【0010】また、摩擦係数を0.4以下とするために
滑剤が添加される。この滑剤には、ポリエチレンワック
スなどのワックス、ステアリン酸、ベヘニン酸などの高
級脂肪酸、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エ
ルカ酸アミドなどの脂肪酸アミド、ステアリルアルコー
ル、セチルアルコールなどの高級アルコール、ステアリ
ン酸ブチル、ステアリン酸モノグリセリドなどの脂肪酸
エステル、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグ
ネシウムなどの金属石けん、シリコーンオイル、プロセ
ルオイルなどのオイルなどが単独もしくは2種以上混合
して用いられる。
滑剤が添加される。この滑剤には、ポリエチレンワック
スなどのワックス、ステアリン酸、ベヘニン酸などの高
級脂肪酸、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エ
ルカ酸アミドなどの脂肪酸アミド、ステアリルアルコー
ル、セチルアルコールなどの高級アルコール、ステアリ
ン酸ブチル、ステアリン酸モノグリセリドなどの脂肪酸
エステル、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグ
ネシウムなどの金属石けん、シリコーンオイル、プロセ
ルオイルなどのオイルなどが単独もしくは2種以上混合
して用いられる。
【0011】この滑剤の配合量は、要求される摩擦係
数、成形加工性、滲出性などを考慮して定められるが、
ベースポリマー100重量部に対して0.01重量部以
上、5重量部を上限とすることが望ましく、これを越え
ると成形加工性、強度などが劣ることになる。
数、成形加工性、滲出性などを考慮して定められるが、
ベースポリマー100重量部に対して0.01重量部以
上、5重量部を上限とすることが望ましく、これを越え
ると成形加工性、強度などが劣ることになる。
【0012】また、滑剤の代わりにシリコーン変性ポリ
エチレンを用いることができる。このシリコーン変性ポ
リエチレンは、低密度ポリエチレンなどのポリエチレン
に対してポリオルガノシロキサンを、グラフト重合や化
学変性などの手法を用いて、化学的に結合させたもので
あり、具体的には、「ポリファインVMFE02」(商
品名、(株)トクヤマ製)などが用いられる。シリコー
ン変性ポリエチレンは、高分子であるので、滑剤に比べ
てベースポリマーとの相溶性、特にポリオレフィン系ポ
リマーからなるベースポリマーとの相溶性が良く、成形
後の滲出が少なく好ましいものである。シリコーン変性
ポリエチレン中のシリコーン成分量(変性量)は、重量
比で1〜10%の範囲とされる。
エチレンを用いることができる。このシリコーン変性ポ
リエチレンは、低密度ポリエチレンなどのポリエチレン
に対してポリオルガノシロキサンを、グラフト重合や化
学変性などの手法を用いて、化学的に結合させたもので
あり、具体的には、「ポリファインVMFE02」(商
品名、(株)トクヤマ製)などが用いられる。シリコー
ン変性ポリエチレンは、高分子であるので、滑剤に比べ
てベースポリマーとの相溶性、特にポリオレフィン系ポ
リマーからなるベースポリマーとの相溶性が良く、成形
後の滲出が少なく好ましいものである。シリコーン変性
ポリエチレン中のシリコーン成分量(変性量)は、重量
比で1〜10%の範囲とされる。
【0013】このシリコーン変性ポリエチレンの配合量
は、ベースポリマー100重量部に対して10〜100
重量部の範囲で、要求される摩擦係数、成形加工性、滲
出性などを考慮して定められるが、10重量部未満では
低摩擦にはならず100重量部を越えると難燃性が低下
する。この場合、シリコーン変性ポリエチレン自体は難
燃性に劣るため、シリコーン変性ポリエチレンが添加さ
れない状態の樹脂組成物の酸素指数を28以上としてお
くことが、最終の樹脂組成物の酸素指数を22以上とす
るために必要となる。このためには、金属水和物などの
上述の難燃剤を増量すればよい。
は、ベースポリマー100重量部に対して10〜100
重量部の範囲で、要求される摩擦係数、成形加工性、滲
出性などを考慮して定められるが、10重量部未満では
低摩擦にはならず100重量部を越えると難燃性が低下
する。この場合、シリコーン変性ポリエチレン自体は難
燃性に劣るため、シリコーン変性ポリエチレンが添加さ
れない状態の樹脂組成物の酸素指数を28以上としてお
くことが、最終の樹脂組成物の酸素指数を22以上とす
るために必要となる。このためには、金属水和物などの
上述の難燃剤を増量すればよい。
【0014】本発明での摩擦係数は、傾斜法によって求
められる静摩擦係数を言う。上記樹脂組成物を成形して
なるシートと、電線、ケーブル等の外被(シース)をな
すポリエチレン、ポリ塩化ビニルなどのプラスチックか
らなるブロックとを用い、傾斜板上に上記シートを貼付
し、このシート上に上記ブロックを置き、傾斜板を水平
から徐々に傾斜させて、ブロックが滑り落ちる時の傾斜
板の角度Aを求め、tanAの値を静摩擦係数とするも
のである。この摩擦係数が0.4を越えると、電線等の
引き入れ時の張力が大きくなって好ましくない。
められる静摩擦係数を言う。上記樹脂組成物を成形して
なるシートと、電線、ケーブル等の外被(シース)をな
すポリエチレン、ポリ塩化ビニルなどのプラスチックか
らなるブロックとを用い、傾斜板上に上記シートを貼付
し、このシート上に上記ブロックを置き、傾斜板を水平
から徐々に傾斜させて、ブロックが滑り落ちる時の傾斜
板の角度Aを求め、tanAの値を静摩擦係数とするも
のである。この摩擦係数が0.4を越えると、電線等の
引き入れ時の張力が大きくなって好ましくない。
【0015】また、上記樹脂組成物には、必要に応じて
炭酸カルシウム、タルク、酸化ケイ素、酸化チタンなど
の無機充填剤、フェノール系、フォスファイト系の老化
防止剤、着色剤などを適宜配合することもできる。ま
た、架橋系とすることもでき、これにはジクミルパーオ
キサイドなどの有機過酸化物、トリアリルイソシアヌレ
ートなどの架橋助剤などを添加すればよく、架橋するこ
とで耐熱性のみならず、難燃性も向上し、望ましいもの
となる。
炭酸カルシウム、タルク、酸化ケイ素、酸化チタンなど
の無機充填剤、フェノール系、フォスファイト系の老化
防止剤、着色剤などを適宜配合することもできる。ま
た、架橋系とすることもでき、これにはジクミルパーオ
キサイドなどの有機過酸化物、トリアリルイソシアヌレ
ートなどの架橋助剤などを添加すればよく、架橋するこ
とで耐熱性のみならず、難燃性も向上し、望ましいもの
となる。
【0016】このような樹脂組成物は、押出成形法によ
って所望の寸法のパイプに成形されて本発明の電線引き
入れ用パイプとされる。引入パイプの形状としては、直
管のみならず、波付けを施したコルケード管であっても
よい。また、90度エルボ、45度エルボなどの継手も
本発明の引入パイプに包含される。
って所望の寸法のパイプに成形されて本発明の電線引き
入れ用パイプとされる。引入パイプの形状としては、直
管のみならず、波付けを施したコルケード管であっても
よい。また、90度エルボ、45度エルボなどの継手も
本発明の引入パイプに包含される。
【0017】以下、具体例を示す。 (実施例1)表1に示す配合組成の樹脂組成物を押出成
形してシートサンプルを作成した。このシートサンプル
について、酸素指数(JIS K 7201)、水平燃
焼試験(JIS C 3005)、静摩擦係数(傾斜
法、相手材料;低密度ポリエチレン)を測定した。結果
を表1に示す。
形してシートサンプルを作成した。このシートサンプル
について、酸素指数(JIS K 7201)、水平燃
焼試験(JIS C 3005)、静摩擦係数(傾斜
法、相手材料;低密度ポリエチレン)を測定した。結果
を表1に示す。
【0018】また、樹脂組成物を外径50mm、内径4
5mm、長さ30mのパイプに押出成形して引入パイプ
を作成した。この引入パイプに外径20mmの電力ケー
ブル(シース材;低密度ポリエチレン)を引き入れ、そ
の際の引き入れ張力を測定して引き入れ性を評価した。
引き入れ張力が10kgf以下のものを引き入れ性良と
し、10kgfを越えるものを引き入れ性不良とした。
結果を表1に示す。
5mm、長さ30mのパイプに押出成形して引入パイプ
を作成した。この引入パイプに外径20mmの電力ケー
ブル(シース材;低密度ポリエチレン)を引き入れ、そ
の際の引き入れ張力を測定して引き入れ性を評価した。
引き入れ張力が10kgf以下のものを引き入れ性良と
し、10kgfを越えるものを引き入れ性不良とした。
結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】(実施例2)また、表2に示す樹脂組成物
についても、実施例1と同様にシートサンプルと引入パ
イプを作成し、同様の試験を実施した。表2でのシリコ
ーン変性ポリエチレンには、「ポリファインVMFE0
2」(商品名、(株)トクヤマ製、シリコーン含有量5
重量%)を、使用した。結果を表2に併せて示す。
についても、実施例1と同様にシートサンプルと引入パ
イプを作成し、同様の試験を実施した。表2でのシリコ
ーン変性ポリエチレンには、「ポリファインVMFE0
2」(商品名、(株)トクヤマ製、シリコーン含有量5
重量%)を、使用した。結果を表2に併せて示す。
【0021】
【表2】
【0022】表1および表2の結果から、本発明の引入
パイプは、電線等の引き入れ性が良好であり、優れた難
燃性を有することがわかる。
パイプは、電線等の引き入れ性が良好であり、優れた難
燃性を有することがわかる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電線引き
入れ用パイプにあっては、低摩擦であって電線、ケーブ
ル等の引き入れに際して引き入れ張力を軽減できる。ま
た、優れた難燃性を有し燃えにくく、燃焼した際には有
害なハロゲン含有ガスを発生することがない。
入れ用パイプにあっては、低摩擦であって電線、ケーブ
ル等の引き入れに際して引き入れ張力を軽減できる。ま
た、優れた難燃性を有し燃えにくく、燃焼した際には有
害なハロゲン含有ガスを発生することがない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村山 元久 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 上條 哲也 三重県鈴鹿市岸岡町1800 株式会社フジク ラ鈴鹿事業所内 (72)発明者 増井 暁 三重県鈴鹿市岸岡町1800 株式会社フジク ラ鈴鹿事業所内 (72)発明者 片山 英治 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 高原 克二 三重県鈴鹿市岸岡町1800 株式会社フジク ラ鈴鹿事業所内
Claims (3)
- 【請求項1】 ハロゲン元素を含まず、酸素指数が22
以上で、摩擦係数が0.4以下の樹脂組成物からなる電
線引き入れ用パイプ。 - 【請求項2】 上記樹脂組成物が、ポリオレフィン系ポ
リマーからなるベースポリマーに滑剤を添加したもので
ある請求項1記載の電線引き入れ用パイプ。 - 【請求項3】 上記樹脂組成物が、ポリオレフィン系ポ
リマーからなるベースポリマーにシリコーン変性ポリエ
チレンを添加したものである請求項1記載の電線引き入
れ用パイプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11242362A JP2000193158A (ja) | 1998-10-19 | 1999-08-27 | 電線引き入れ用パイプ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-297443 | 1998-10-19 | ||
JP29744398 | 1998-10-19 | ||
JP11242362A JP2000193158A (ja) | 1998-10-19 | 1999-08-27 | 電線引き入れ用パイプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000193158A true JP2000193158A (ja) | 2000-07-14 |
Family
ID=26535737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11242362A Withdrawn JP2000193158A (ja) | 1998-10-19 | 1999-08-27 | 電線引き入れ用パイプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000193158A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002034611A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-02-05 | Asahi Kasei Corp | バックル類 |
WO2011092991A1 (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-04 | 宇部日東化成株式会社 | ケーブルガイド |
JP2012039845A (ja) * | 2010-07-14 | 2012-02-23 | Ube Nitto Kasei Co Ltd | ケーブルガイド |
JP2014147272A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Kowa Kasei Kk | 電線処理具 |
US20170130883A1 (en) * | 2014-06-26 | 2017-05-11 | Arran (Aust) Pty Limited | Modular pipe systems and components |
-
1999
- 1999-08-27 JP JP11242362A patent/JP2000193158A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002034611A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-02-05 | Asahi Kasei Corp | バックル類 |
JP4591934B2 (ja) * | 2000-07-24 | 2010-12-01 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | バックル類 |
WO2011092991A1 (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-04 | 宇部日東化成株式会社 | ケーブルガイド |
JP2012039845A (ja) * | 2010-07-14 | 2012-02-23 | Ube Nitto Kasei Co Ltd | ケーブルガイド |
JP2014147272A (ja) * | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Kowa Kasei Kk | 電線処理具 |
US20170130883A1 (en) * | 2014-06-26 | 2017-05-11 | Arran (Aust) Pty Limited | Modular pipe systems and components |
EP3161365A4 (en) * | 2014-06-26 | 2018-02-28 | Arran (Aust) Pty Limited | Modular pipe systems and components |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4074681B2 (ja) | 難燃性ハロゲン不含組成物 | |
CN105218934B (zh) | 超低摩擦系数低烟无卤高阻燃聚烯烃护套料、制备及应用 | |
WO1990002153A1 (en) | Surface blush-resistant, fire-retardant polyolefin resin composition | |
JP2007504339A (ja) | 優れた加工性を有する難燃性組成物 | |
JP2550808B2 (ja) | 難燃性電気絶縁組成物および難燃性電線・ケーブル | |
US6303681B1 (en) | Flame-retardant polyolefin-type resin composition, method for the preparation thereof, and flame retardant cables | |
CN105593340B (zh) | 具有高热机械强度的挠性防火热塑性组合物,特别地用于电缆的热塑性组合物 | |
KR101012908B1 (ko) | 나노점토와 붕산아연계 보조 난연제를 적용한 비할로겐난연 수지 조성물 | |
CN1048715A (zh) | 阻燃组合物 | |
JPWO2007026735A1 (ja) | 難燃性樹脂組成物 | |
JP2000193158A (ja) | 電線引き入れ用パイプ | |
JP2004156026A (ja) | 難燃性樹脂組成物 | |
JP2004137462A (ja) | 難燃樹脂組成物 | |
KR100896105B1 (ko) | 이산화규소 나노입자를 함유하는 난연성 수지 조성물 | |
JPH0331343A (ja) | 耐火性ポリマー組成物及び電気ケーブル用被覆へのその適用 | |
JP3175355B2 (ja) | 樹脂組成物からの熱収縮性チューブ | |
JP3714593B2 (ja) | 難燃性少心光ファイバーケーブル | |
KR100203442B1 (ko) | 난연성 저연 열가소성 수지조성물 | |
JP2001208942A (ja) | 難燃性少心光ファイバーケーブル | |
JP2006232954A (ja) | 難燃性樹脂組成物及び樹脂被覆金属管 | |
JP2004075936A (ja) | 難燃樹脂組成物 | |
JP2013018932A (ja) | ノンハロゲン難燃性樹脂組成物並びにそれにより被覆された電線及びケーブル | |
JP2001311484A (ja) | 難燃性可撓電線管 | |
Griffin | High‐molecular‐weight flexibilizers in low‐smoke flame‐retardant PVC compounds | |
JP2001266661A (ja) | 電線管 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061107 |