JP2000192074A - ロ―ソクにおける発光材のコ―ティング方法 - Google Patents

ロ―ソクにおける発光材のコ―ティング方法

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JP2000192074A
JP2000192074A JP10372981A JP37298198A JP2000192074A JP 2000192074 A JP2000192074 A JP 2000192074A JP 10372981 A JP10372981 A JP 10372981A JP 37298198 A JP37298198 A JP 37298198A JP 2000192074 A JP2000192074 A JP 2000192074A
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Takashi Kaneko
隆 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容易に、且つ、むらなく均一にコーティングす
ることができ、しかも剥離したりすることがなく、更に
は発光材を無駄なく使用することが出来るようにしたコ
ーティング方法を提供する。 【解決手段】浸漬槽に水を入れ、該浸漬槽の下方に設置
した加熱装置により該水を65℃〜75℃まで加熱させ
て湯とし、且つ該湯の上に溶かしたローを流し込み1m
m〜1.5mmの溶蝋層を形成し、更に該溶蝋層の上か
ら粉末状の発光材を均一に撒いて、溶蝋層の底部に発光
材の薄膜層を形成させた後、コーティングしようとする
ローソクを溶蝋層の上から垂直に降下させて浸漬し、1
秒乃至3秒間浸漬させた後、該ローソクを引き上げるこ
とによって該ローソクの表面に発光材をコーテイングす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローソクのうち、
主として結婚式の披露宴等で使用されるローソク(キャ
ンドル)の表面に発光材をコーティングするローソクに
おける発光材のコーティング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば結婚式の披露宴等で、雰囲
気を高めるため、各テーブルにローソク(キャンドル)
を立て、会場を暗くした上で新郎新婦が該ローソクに火
を付けて回ることが行われている。そして、最近では更
にムードを高めるため、表面に発光材をコーティングし
たローソクが使用され始めている。
【0003】ローソクに発光材をコーティングする方法
として、例えば、発光材を溶剤(アクリル樹脂液)に混
合させ、ローソクの表面に吹付ける方法や、或いは溶か
したローの中に発光材を混入させて撹拌し、均等に混合
させた後、ローソクの表面に塗布するようにしたもの
(特開平9−227894号公報参照)等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、発光材を
ローソクの表面に吹付けるようにしたものは、該発光材
が周囲に飛散するため作業現場が汚れるだけではなく、
無駄になるものが多く、従って、使用量も多くなるた
め、材料費が嵩むという問題があり、且つ、該溶剤が乾
燥したときに該溶剤とローソクとの間に隙間が生じ剥離
するという問題もある。又、ローの中に発光材を混合さ
せて塗布するようにしたものは、均一に塗布することが
難しく、塗むらが生じる虞れがあり、又、混合させて
も、完全に混合させることは出来ず、放置しておけば分
離してしまうため、常に撹拌しなければならないという
煩わしさがある。
【0005】そこで、本発明は前記従来の問題点に鑑み
て為されたものであって、容易に、且つ、むらなく均一
にコーティングすることができ、さらには、発光材を無
駄なく使用することが出来るようにしたコーティング方
法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、浸漬槽に水を入れ、該浸漬槽の下方に設置し
た加熱装置により該水を65℃〜75℃まで加熱させて
湯とし、且つ該湯の上に溶かしたローを流し込み1mm
〜1.5mmの溶蝋層を形成し、更に該溶蝋層の上から
粉末状の発光材を均一に撒いて、溶蝋層の底部に発光材
の薄膜層を形成させた後、コーティングしようとするロ
ーソクを溶蝋層の上から垂直に降下させて浸漬し、1秒
乃至3秒間浸漬させた後、該ローソクを引き上げること
によって該ローソクの表面に発光材をコーテイングする
ようにしたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。ローソク1を浸漬するに足りる深さ
を有する浸漬槽2に水を入れ、該浸漬槽2の下方に設置
した加熱装置3により該水を65℃〜75℃まで加熱さ
せて湯4とし、且つ該湯4の上に溶かしたローを流し込
み1mm〜1.5mmの溶蝋層5を形成する。次に、該
溶蝋層5の上から粉末状の発光材6を均一に撒いて、溶
蝋層5の底部に発光材6の薄膜層61を形成させた後、
コーティングしようとするローソク1を溶蝋層5の上か
ら垂直に降下させて浸漬し、1秒乃至3秒間浸漬させた
後、該ローソク1を引き上げることによって該ローソク
1の表面に発光材6をコーテイング62する。尚、溶蝋
層5を設けず、直接湯4の上に発光材を撒くことも考え
られるが、このようにした場合、発光材6が湯4の表面
の一箇所に纏まってしまうため好ましくない。溶蝋層5
を形成した場合には、該溶蝋層5の有する粘性により、
発光材6の纏まりを阻止するため均一に撒くことが出来
る。
【0008】
【実施例】ローソク1を浸漬するに足りる深さを有する
浸漬槽2に水を入れ、該浸漬槽2の下方に設置した加熱
装置3により該水を70℃まで加熱させて湯4とする。
加熱装置3は図示ではガスコンロとしたが、これに限る
ものではなく、電気ヒーターとしてもよい。この場合
は、サーモスタットを設けて電気ヒータを制御し、湯4
の温度を一定に保つようにすることは推奨される。又、
実施例では、湯4の温度を70℃としたが、ローが溶け
出す温度65℃から75℃迄が好ましい。それ以上の温
度になるとコーティングをしようとするローソク1の表
面が溶け過ぎコーティングが出来なくなる虞れがある。
【0009】次に、該湯4の上に溶かしたローを流し込
み溶蝋層5を形成する。該溶蝋層5の厚さは、1mm〜
1.5mmの間でコーティングに良好であり、更に好ま
しくは1.2mmの層が最適である。然る後、溶蝋層5
の上から粉末状の発光材6としての蓄光材(ケミテック
(株)製のケミテックピカリッコCP05(商品名)を
使用)を均一に撒いて、溶蝋層5の底部に均一の発光材
6の薄膜層61を形成させる。
【0010】発光材6を撒くと、溶蝋層5より比重が大
きいため、該溶蝋層5では沈むが、一粒一粒が非常に細
かい粒子であるため、湯4の有する表面張力により該湯
4内に沈むことなく該湯4の表面に浮く。従って、発光
材6の薄膜層61は常に一定の膜厚を保つように作用す
るため、過剰に発光材6を撒いた場合は、浸漬層2の底
部に沈む。沈んだ発光材6は再び乾燥させて粉末状とす
ることにより再使用が可能である。尚、該発光材6を撒
くに当たって、該発光材6を二重にしたガーゼに包ん
で、該ガーゼを振るようにして撒く等任意な方法で行っ
てもよいが、20〜25ミクロンのメッシュ状の篩を使
用すると極めて容易に均一に撒くことが出来るため推奨
される。
【0011】実施例では発光材6として蓄光材を使用し
たのは、該蓄光材は残光性が長くしかも高輝度を呈する
という特徴を有する為であるが、他の発光材でもよいこ
と勿論である。但し、この場合、発光効果の点では蓄光
材に比べ、残光性及び高輝度の点でやや劣る。又、放射
性物質を用いた発光材を使用する場合には、人体に及ぼ
す弊害を起こさないように考慮したり、使用の際の取り
扱いの安全性を考慮した管理をしなければならないとい
う問題がある。
【0012】前記の手順で準備をした後、コーティング
しようとするローソク1を溶蝋層5の上から垂直に降下
させて浸漬し、2秒間浸漬させた後、該ローソク1を引
き上げることによって該ローソク1の表面に発光材6を
むらなく均一にコーテイング62することが出来る。ロ
ーソク1を2秒間浸漬させるのは、該ローソク1の表面
がやや溶けた位がコーティングに最適であるからであ
る。従って、該浸漬時間は湯4の温度によって調整する
ことが必要である。
【0013】又、本発明の他の実施例として、ローソク
1を別途用意した湯温70℃の湯槽(図示せず)に1.
5秒間浸漬させて該ローソク1表面を軟らかくした後、
前記浸漬槽に浸漬させる方法もある。このようにした場
合、発光材6との馴染みがよくなり、コーティングをよ
り一層確実なものとすることが出来る。尚、ローソク1
は表面に螺旋状の溝がある方がより均一にコーティング
することが出来る。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、浸漬
槽に水を入れ、該浸漬槽の下方に設置した加熱装置によ
り該水を65℃〜75℃まで加熱させて湯とし、且つ該
湯の上に溶かしたローを流し込み1mm〜1.5mmの
溶蝋層を形成し、更に該溶蝋層の上から粉末状の発光材
を均一に撒いて、溶蝋層の底部に発光材の薄膜層を形成
させた後、コーティングしようとするローソクを溶蝋層
の上から垂直に降下させて浸漬し、1秒乃至3秒間浸漬
させた後、該ローソクを引き上げることによって該ロー
ソクの表面に発光材をコーテイングするようにしたの
で、ローソクの表面に極めて容易に、且つ、むらなく均
一に発光材をコーティングすることが出来るため、該発
光材が剥離したりすることがない。しかも、周囲に発光
材を飛散させることがないため、周りを汚したりするこ
とがない。更に、浸漬槽に沈んだ過剰の発光材は再利用
することが出来るので、高価な発光材を無駄なく使用す
ることが出来るので、経済的で安価に提供することが出
来る。
【0015】又、請求項2によれば、発光材として、残
光性が長くしかも高輝度を呈する蓄光材を使用したの
で、発光効果をより一層高めることが出来る。
【0016】又、請求項3によれば、ローソクを別途用
意した65℃〜75℃の湯槽に1秒乃至2秒浸漬させた
後、発光材の薄膜層を形成した浸漬槽に浸漬させるよう
にしたので、発光材との馴染みがよくなり、コーティン
グをより一層確実なものとすることが出来る等の効果を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】湯の上に溶蝋層を張った状態を示す浸漬槽の縦
断面図
【図2】溶蝋層の底部に発光材の薄膜層を形成させた状
態を示す浸漬槽の縦断面図
【図3】ローソクに発光材をコーテイングしようとする
状態を示す縦断面図
【図4】発光材をコーテイングした状態を示すローソク
の正面図
【符号の説明】
1 ローソク 2 浸漬槽 3 加熱装置 4 湯 5 溶蝋層 6 発光材 61 薄膜層 62 コーティング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浸漬槽に水を入れ、該浸漬槽の下方に設
    置した加熱装置により該水を65℃〜75℃まで加熱さ
    せて湯とし、且つ該湯の上に溶かしたローを流し込み1
    mm〜1.5mmの溶蝋層を形成し、更に該溶蝋層の上
    から粉末状の発光材を均一に撒いて、溶蝋層の底部に発
    光材の薄膜層を形成させた後、コーティングしようとす
    るローソクを溶蝋層の上から垂直に降下させて浸漬し、
    1秒乃至3秒間浸漬させた後、該ローソクを引き上げる
    ことによって該ローソクの表面に発光材をコーテイング
    するようにしたことを特徴とするローソクにおけるコー
    ティング方法。
  2. 【請求項2】 発光材として、残光性が長くしかも高輝
    度を呈する蓄光材を使用したことを特徴とする請求項1
    に記載のローソクにおけるコーティング方法。
  3. 【請求項3】 浸漬槽に水を入れ、該浸漬槽の下方に設
    置した加熱装置により該水を65℃〜75℃まで加熱さ
    せて湯とし、且つ該湯の上に溶かしたローを流し込み1
    mm〜1.5mmの溶蝋層を形成し、更に該溶蝋層の上
    から粉末状の発光材を均一に撒いて、溶蝋層の底部に発
    光材の薄膜層を形成させておき、コーティングしようと
    するローソクを65℃〜75℃の湯槽に1秒乃至2秒浸
    漬させた後、前記溶蝋層の上から垂直に降下させて浸漬
    し、1秒乃至3秒間浸漬させた後、該ローソクを引き上
    げることによって該ローソクの表面に発光材をコーテイ
    ングすることを特徴とするローソクにおけるコーティン
    グ方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2477991A (en) * 2010-02-23 2011-08-24 Geoffrey Charles Blanche Device for melting wax for making moulds

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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