JP2000192023A - 二液常温硬化型防水材組成物 - Google Patents
二液常温硬化型防水材組成物Info
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Abstract
を有し、硬化性が調節可能で、硬化後の塗膜が機械強
度、耐熱性に優れ、あるいはさらに、重ね塗りした塗膜
間の接着性に優れる二液常温硬化型防水材組成物、およ
び、該組成物からなる塗膜を防水塗膜層としてを含む防
水用積層物の提供。 【解決手段】トリレンジイソシアネートとポリオールと
を、当量比でNCO基/OH基=1.5〜2.1の範囲
で反応させてなる、NCO%が1.5〜6.0重量%の
イソシアネート末端ウレタンプレポリマーを主成分とす
る主剤と、メチルチオトルエンジアミンおよび酸触媒を
主成分とし、該メチルチオトルエンジアミンを、前記主
剤のイソシアネート末端ウレタンプレポリマーに対し、
当量比でNCO基/NH2 基=0.8〜2.1の範囲で
含み、かつ、酸触媒を0.05〜5重量%の範囲で含む
硬化剤とからなる二液常温硬化型防水材組成物。
Description
水材組成物および該組成物よりなる防水塗膜層を含む防
水用積層物に関する。
タン塗膜)は、その優れた柔軟性、耐久性等により、防
水材、塗床材等に幅広く使用されている。ウレタン塗膜
は、イソシアネート末端プレポリマーを主剤とし、ポリ
オール、4,4’−メチレンビス(2−クロロアニリ
ン)(MOCA)を架橋剤とする二液型のものが主流で
ある。しかし、MOCAは常温で固体であるので、硬化
剤の調整時に加熱しポリオールに溶解する必要がある。
また、ポリオールとMOCAとでは、主剤のイソシアネ
ートとの反応性が異なるので、これらの反応を常温およ
び低温で促進し完結するためには、有機金属鉛等の金属
触媒が必要である。しかし、寒冷地あるいは冬場の5℃
以下での硬化性は触媒を増量しても不充分であり、翌日
でも歩行不可能で重ねて塗るといった次工程に進むこと
ができない。夏場では、可使時間と硬化性のバランスが
金属触媒量だけでは調節しにくく、無触媒ではポリオー
ルがほとんど反応せず、冬場5℃以下でポリオールが反
応するに充分な量の金属触媒を添加すれば、MOCAの
反応が促進され可使時間が十分にとれない。また、金属
触媒を多く入れると、防水材のJIS規格(JIS A
6021)に定めるところの耐熱性がでない等の問題
がある。さらに、MOCAは特定化学物質であり、安全
性に問題がある。このため、常温でも、低温、例えば、
0℃においても、硬化性に優れる硬化剤の開発が望まれ
ている。また、MOCAに代わって、安全性に問題のな
い硬化剤の開発が望まれている。
ルトルエンジアミン(DETDA)と芳香族二級アミン
(特開平7−330854号、特開平7−330855
号各公報)、DETDAとメチルビス(メチルチオ)ベ
ンゼンジアミン(特開平8−41156号公報)、DE
TDAとMOCA(特開平8−34829号公報)をそ
れぞれ併用する発明が開示されている。また、DETD
Aを単独で硬化剤として使用する発明(特開平8−14
3816、特開平9−278859号各公報)も開示さ
れている。しかし、硬化剤としてDETDA単独では、
イソシアネートとの反応速度が極めて大きく硬化が早い
ため十分な可使時間がとりにくく、実用上、不便であ
る。また、硬化性を上げることにより、上述の硬化剤を
含むウレタン組成物の塗膜間で接着性が著しく低いとい
う問題がある。
ばかりでなく低温、例えば0℃においても優れた硬化性
を有し、かつ、硬化性が調節可能で、硬化後の塗膜が機
械強度、耐熱性に優れ、あるいはさらに、重ね塗りした
塗膜間の接着性に優れる二液常温硬化型防水材組成物、
および、該組成物からなる塗膜を防水塗膜層としてを含
む防水用積層物を提供することである。
解決するべく検討したところ、ウレタンプレポリマーを
主剤とし、硬化剤としてメチルチオトルエンジアミンを
選択し、酸触媒と組み合わせることにより、0℃という
低温においても硬化性に優れ、防水材用のウレタン塗膜
を与える組成物であって、冬場の施工にも十分な硬化性
を示す組成物とすることができることを知見し、また、
主剤に加水分解性ケイ素含有基を有する有機重合体を含
有することで、防水材組成物を何層も重ねて塗布する場
合においても、層間の接着性に優れる組成物とすること
ができることを知見して、本発明を完成した。
ネートとポリオールとの反応で得られるイソシアネート
末端ウレタンプレポリマーを主成分とする主剤と、メチ
ルチオトルエンジアミンおよび酸触媒を主成分とする硬
化剤とからなり、該ウレタンプレポリマーが、トリレン
ジイソシアネートとポリオールとを、当量比でNCO基
/OH基=1.5〜2.1の範囲で反応させてなり、該
ウレタンプレポリマーのNCO%が1.5〜6.0重量
%であり、該硬化剤中のメチルチオトルエンジアミンの
含有量が、該ウレタンプレポリマーに対し、当量比でN
CO基/NH2 基=0.8〜2.1であり、酸触媒の含
有量が該硬化剤の0.05〜5重量%である二液常温硬
化型防水材組成物を提供する。
トとポリオールとの反応で得られるイソシアネート末端
ウレタンプレポリマー、および、分子内に少なくとも1
個の加水分解性ケイ素官能基を有する有機重合体を主成
分とする主剤と、トルエンジアミン構造を有するジアミ
ン化合物、および、酸触媒を主成分とする硬化剤とから
なる二液常温硬化型防水材組成物を提供する。
ンジアミン、および/または、ジエチレントルエンジア
ミンであるのが好ましい。
二液常温硬化型防水材組成物からなる塗膜を少なくとも
1層有する防水塗膜層を含む防水用積層物を提供する。
する。本発明の二液常温硬化型防水材組成物は、次に示
す2態様を含む。 (1) 主剤の主成分がウレタンプレポリマーであり、
硬化剤の主成分がメチルチオトルエンジアミンと酸触媒
である二液常温硬化型防水材組成物。 (2) 主剤の主成分がウレタンプレポリマーと、加水
分解性ケイ素官能基を有する有機重合体であり、硬化剤
の主成分がトルエンジアミン構造を持つジアミン化合
物、好ましくはメチルチオトルエンジアミンおよび/ま
たはDETDAと、酸触媒である二液常温硬化型防水材
組成物。 また、本発明の防水用積層物は、コンクリートに上記第
1の態様、もしくは、第2の態様の二液常温硬化型防水
材組成物を少なくとも1層塗装してなる積層物で、コン
クリートと、該組成物からなる塗膜を含む防水塗膜層を
必須の構成要件とするもので、他の任意の中間層を有し
ていても、本発明の組成物層を多層有していてもよく、
該組成物からなる塗膜の上に塗装したトップコートを有
していても良い積層物である。
型防水材組成物(以下、本発明の第1の態様の組成物と
記す)について説明する。本発明の第1の態様の組成物
の主剤の主成分として用いられるイソシアネート末端ウ
レタンプレポリマーは、TDIとポリオールとの反応に
より製造する。TDIとしては、2,4−TDI、2,
6−TDIいずれを用いることもできるが、2,4−T
DI含有率の低いTDIを使用したプレポリマーでは、
可使時間が短くなる傾向にあるため、可使時間を得るた
めに2,4−TDIの含有率が65〜100重量%が好
ましく、80重量%がより好ましい。なお、本発明の第
1の態様の組成物は、速硬化性に優れるが、施工時に実
用上使用できるために、可使時間が15分以上であるの
が好ましく、20分以上がより好ましい。
ポリマーを製造するために用いられる多価アルコール
類、アミン類、アルカノールアミン類、多価フェノール
類等が挙げられる。多価アルコール類としては、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル、ジエチレングリコール、グリセリン、ヘキサントリ
オール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトー
ル等が、また、アミン類としては、エチレンジアミン、
ヘキサメチレンジアミン等が、アルカノールアミン類と
しては、エタノールアミン、プロパノールアミン等が、
そして多価フェノール類としては、レゾルシン、ビスフ
ェノール類等を挙げることができる。
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシブチ
レングリコール等のポリエーテル系ポリオール、ポリブ
タジエンポリオール、ポリイソプレンポリオール等のポ
リオレフィン系ポリオール、その他アジペート系ポリオ
ール、ラクトン系ポリオール、ヒマシ油等のポリエステ
ル系ポリオール等が好ましく、必要に応じてこれらのポ
リオールを併用することも可能である。これらの中で
も、ポリプロピレングリコール(PPG)が好ましい。
これらの化合物は単独で使用しても、あるいは2種以上
を併用してもよいが、得られるウレタンプレポリマーの
粘度が高くなり硬化物の機械的強度が不充分となるおそ
れがあるので、平均分子量400〜8000程度のもの
が好ましい。
ポリオールの量比は、TDI中のイソシアネート基と、
ポリオール中のヒドロキシル基との当量比で、NCO/
OH=1.5〜2.1である。1.5未満であると、得
られるウレタンプレポリマーの粘度が高くなりすぎて好
ましくない。2.1超であると、未反応のイソシアネー
ト基が多くなり好ましくない。得られるイソシアネート
末端ウレタンプレポリマーのイソシアネート含有率は、
1.5〜6.0重量%である。1.5重量%未満である
と、得られる本発明の第1の態様の組成物が、JIS
A 6021に定める防水材の有するべき耐熱性、機械
的強度(破断強度、破断伸び、引裂強さ)を得られな
い。6.0重量%超では、可使時間が十分にとれない。
好ましくは2.0〜4.0重量%である。また、ウレタ
ンプレポリマーの製造条件は、通常のウレタンプレポリ
マーの製造条件でよい。すなわち、前述のTDIとポリ
オールを反応温度50〜100℃程度で、常圧下で反応
させればよい。
ンは、下記構造式で表される構造を持つ化合物である。
塑剤に容易に溶解するので、硬化剤製造時にMOCAと
違って加熱して溶解する必要がない。また、MOCAと
違って、特定化学物質ではなく安全性について問題がな
い。メチルチオトルエンジアミンは硬化性に優れ、従来
硬化剤として使用されているMOCAと違って、5℃よ
りも低温、例えば、0℃でも、短時間で十分な硬化性を
示す。また、メチルチオトルエンジアミンは、後述の酸
触媒と併用することで、可使時間を自由に調節すること
ができるので、十分な可使時間を常温でも有することが
できる。メチルチオトルエンジアミンとしては、市販品
が利用でき、例えば、エタキュアー300(アルベマー
ル社製)等が挙げられる。
レタンプレポリマーに用いられる有機酸触媒を用いるこ
とができる。例えば、ステアリン酸、フタル酸、カプリ
ル酸、ラウリル酸、オレイン酸、ナフテン酸、オクテン
酸、オクチル酸(2−エチルヘキサン酸)等が挙げられ
る。これらの酸触媒は、1種単独で用いてもよく、2種
以上を併用してもよい。酸触媒は、硬化剤中の含有率が
0.05〜5重量%となるよう配合する。0.05重量
%未満では、硬化性が十分でなく、5重量%超では、J
IS A 6021に定める防水材の有するべき耐熱性
の劣化が大きく、破断伸びが得られず、また、可使時間
が十分にとれない。上記範囲内であれば、酸触媒の量を
調節することで、低温ではもちろん、常温においても、
十分な可使時間を確保でき、また、0℃といった低温に
おいても、本発明の第1の防水材組成物を塗布した翌日
には塗布面に次の工程を施工可能な程度にまで硬化させ
られ、次の施工工程に移ることが可能である。すなわ
ち、年間をとおして、可使時間と硬化性のバランスが良
好で、次工程にすみやかに移行できる防水材組成物とす
ることができる。好ましくは0.1〜3重量%である。
酸触媒は、メチルチオトルエンジアミンと共に硬化剤中
に配合してもよいし、主剤と硬化剤の混合時に直接添加
してもよい。
オトルエンジアミンと酸触媒を硬化剤として併用する
が、架橋剤としてポリオール類、例えば、エチレングリ
コール、1,4−ブタジエングリコール、2,3−ブタ
ジエングリコール、ハイドロキノンエチロールエーテ
ル、グリセリン等を配合しても良い。また、ポリオール
の硬化触媒として用いられる金属触媒を併用することが
できる。金属触媒としては、通常、ポリウレタン組成物
に使用される金属触媒を使用することができる。具体的
には、スタナスオクトエート、ジブチルチンジアセテー
ト、ジブチルチンジラウレート、ジブチルチンマジマレ
エート、オクテン酸鉛等が挙げられる。金属触媒の配合
量は、硬化剤中で0.05〜2重量%が好ましい。この
範囲であれば得られる本発明の第1の態様の組成物の耐
熱性を劣化させることはない。
須の化合物のほかに、本発明の目的を損なわない範囲
で、その他の添加剤、例えば、可塑剤、充填剤、酸化防
止剤、老化防止剤、顔料を配合することができる。可塑
剤は、メチルチオトルエンジアミンが常温で液状なので
特に必要はないが、主剤の粘度調節のため、あるいは、
硬化剤の組成を主剤と量的にバランスするために用いる
ことができる。可塑剤としては、例えば、ジオクチルフ
タレート(DOP)、ジブチルフタレート(DBP)、
ジラウリルフタレート(DLP)、ジブチルベンジルフ
タレート(BBP)、ジオクチルアジペート、ジイソデ
シルアジペート、トリオクチルフォスフェート、トリス
(クロロエチル)フォスフェート、トリス(ジクロロプ
ロピル)フォスフェート、アジピン酸プロピレングリコ
ールポリエステル、アジピン酸ブチレングリコールポリ
エステル、エポキシステアリン酸アルキル、エポキシ化
大豆油等が挙げられる。これらの可塑剤は、単独で、あ
るいは混合して使用することができる。可塑剤の配合量
としては、ウレタンプレポリマー100重量部に対し、
0〜10重量部が好ましい。
ム、カーボンブラック、クレー、タルク、酸化チタン、
生石灰、カオリン、ゼオライト、けいそう土、微粉末シ
リカ等が挙げられる。これらの充填剤は、単独で、また
は混合して使用することができる。充填剤の配合量とし
ては、ウレタンプレポリマー100重量部に対し、10
〜70重量部が好ましい。
ルエン(BHT)、ブチルヒドロキシシアニソール(B
HA)、ジフェニルアミン、フェニレンジアミン、亜リ
ン酸トリフェニル等を挙げることができる。
ネート末端ウレタンプレポリマーを主成分とする主剤
と、メチルチオトルエンジアミンと酸触媒を主成分とす
る硬化剤を、必要に応じてその他の添加剤と共に、主剤
中のイソシアネート基と硬化剤中のアミノ基との当量比
が、NCO/NH2 =0.8〜2.1となるように混合
して製造する。配合比が0.8未満では、可使時間が取
れず硬化不良になる。2.1超では、硬化性が低下し、
機械的強度も低い。好ましくはNCO/NH2 =0.9
〜1.8である。本発明の組成物は、二液型なので、施
工現場にて主剤と硬化剤の混合を行い、得られた組成物
を、金ごてあるいはローラー等を用いて塗装する。
れるMOCAを用いた場合は5℃以下の低温ではいつま
でも塗膜表面にタックが残り硬化性が不充分であったの
に対し、上述のようにして得られる本発明の第1の態様
の二液型防水材組成物は、0℃の低温でも硬化性に優
れ、本発明の第1の態様の組成物を塗装した翌日には塗
膜が硬化し十分な硬度を持つ。従って、0℃において
も、防水材組成物を塗装する工程の後、次の工程へ極め
て短時間で進むことができ、防水材の施工にかかる時間
を極めて短縮できる。さらに、硬化剤に含有される酸触
媒の量を調節することで、十分な可使時間を確保するこ
とができる。このため、本発明の第1の態様の組成物
は、1年間を通じて、必要な可使時間を有しつつ、優れ
た硬化性を示す防水材組成物として用いることができ
る。従来、ウレタン塗膜を得るための硬化剤として用い
られているMOCAと異なり、本発明の組成物で用いる
硬化剤、メチルチオトルエンジアミンは、常温で液状で
あるので、硬化剤製造時に、加熱して溶解する必要がな
い。また、特定化学物質ではなく、取り扱い上の安全性
にも問題がない。本発明の第1の態様の組成物は、硬化
性、耐熱性に優れ、良好な防水性を示し、塗膜防水、塗
り床材等に好適に用いることができる。
機械的強度に優れ、防水効果に優れ、ビルディングの屋
上、ベランダ、廊下等のコンクリート面などの防水効果
に優れる防水用積層物を与える。すなわち、本発明の防
水用積層物は、コンクリートに、本発明の第1の態様の
組成物を塗装して塗膜を形成し、あるいはこの塗膜上に
本発明の第1の態様の組成物をさらに塗装して塗膜を2
層以上有する防水塗膜層を形成した積層物である。本発
明の第1の態様の組成物からなる塗膜上に、さらに、塗
装面に光沢等を与えるためにトップコートを塗装して防
水塗膜層を形成してもよい。また、補強のために、ガラ
スクロスを塗膜上に貼っても良い。このような構成をと
る本発明の防水用積層物は、耐熱性、機械的強度、防水
効果に優れる。このような本発明の防水用積層物におけ
る本発明の第1の態様の組成物よりなる塗膜の厚さは、
1〜2mmで十分である。このような厚さでも、十分に
防水性に優れる。トップコートとしては、ウレタンアク
リレート等を用いることができる。トップコートの塗膜
の厚さは0.1〜0.8mmが好ましい。
る。本発明の第2の態様の組成物は、主剤の主成分がウ
レタンプレポリマーと、分子内に少なくとも1個の加水
分解性ケイ素官能基を有する有機重合体であり、硬化剤
の主成分がトルエンジアミン構造を持つジアミン化合
物、好ましくはメチルチオトルエンジアミンおよび/ま
たはDETDAと、酸触媒である二液常温硬化型防水材
組成物である。
ウレタンプレポリマーは、TDIとポリオールとの反応
で得られるイソシアネート末端ウレタンプレポリマーを
用いる。このようなウレタンプレポリマーとしては、本
発明の第1の態様の組成物に用いられるウレタンプレポ
リマーと同様のプレポリマーを用いることができる。
る、分子内に少なくとも1つの加水分解性ケイ素含有基
を有する有機重合体(以下、有機重合体とも記す)は、
分子内の末端および/または側鎖に加水分解性ケイ素含
有基を1分子当たり少なくとも1個有する有機重合体で
ある。この有機重合体を本発明の組成物に含有すると、
本発明の組成物を塗装し硬化させ、さらにその上から再
び本発明の組成物または別の塗膜を塗装した場合、塗膜
間の接着性が優れたものとなる。有機重合体の主鎖とし
ては、例えば、アルキレンオキシド重合体等のポリエー
テル、ポリエステル、エーテル・エステルブロック共重
合体、ビニル系重合体、ビニル系共重合体、ジエン系重
合体、飽和炭化水素が挙げられる。ポリエーテルは、例
えば、下記式で表される繰り返し単位を有するものが挙
げられる。
1種のみからなっていてもよく、2種以上からなってい
てもよい。
ジエン系重合体は、例えば、ポリブタジエン、スチレン
−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン
共重合体、エチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−アクリル酸エステル共重合体、ポリイソプレ
ン、スチレン−イソプレン共重合体、イソブチレン−イ
ソプレン共重合体、ポリクロロプレン、スチレン−クロ
ロプレン共重合体、アクリロニトリル−クロロプレン共
重合体、ポリイソブチレン、ポリアクリル酸エステル、
ポリメタクリル酸エステルが挙げられる。有機重合体の
主鎖は、これらを単独で用いてもよく、2種以上を混合
して用いてもよい。
結合した加水分解性基を有するケイ素含有基やシラノー
ル基のように湿気や架橋剤の存在下、必要に応じて触媒
などを使用することにより縮合反応を起こす基のことで
あり、例えば、ハロゲン化シリル基、アルコキシシリル
基、アルケニルオキシシリル基、アシロキシシリル基、
アミノシリル基、アミノオキシシリル基、オキシムシリ
ル基、アミドシリル基が挙げられる。具体的には、下記
式で例示される、ハロゲン化シリル基、アルコキシシリ
ル基、アルケニルオキシシリル基、アシロキシシリル
基、アミノシリル基、アミノオキシシリル基、オキシム
シリル基、アミドシリル基が好適に用いられる。
ら、アルコキシシリル基が好ましい。加水分解性ケイ素
含有基を有する有機重合体は1種単独でも、混合物であ
ってもよい。また、本発明では、上記ウレタンプレポリ
マーと、加水分解性ケイ素含有基を有する有機重合体が
共重合したものも用いることができる。
有機重合体は、公知の方法によって製造することができ
るが、市販品を利用することもでき、市販品としては、
例えば、鐘淵化学工業社製のMSポリマー等が挙げられ
る。
ポリマー100重量部に対し、1.0〜15.0重量%
が好ましい。1.0重量%未満では、本発明の組成物を
塗装し硬化させた塗膜間の接着性に劣る。15.0重量
%超では、低温時、硬化不良となる。より好ましくは、
3〜10重量%である。
本発明の組成物における上記有機重合体の貯蔵安定性を
向上させるために、ビニルシランを配合しても良い。ビ
ニルシランの配合量は、有機重合体100重量部に対
し、0.3〜5重量部が好ましい。
成分のひとつとして用いられる、トルエンジアミン構造
を持つジアミン化合物としては、2,3−ジエチルトル
エンジアミン(2,3−DETDA)、2,6−ジエチ
ルトルエンジアミン(2,6−DETDA)、メチルチ
オトルエンジアミン等を用いることができる。これらの
中でも、2,3−DETDA、2,6−DETDA、メ
チルチオトルエンジアミンが好ましい。2,3−DET
DA、2,6−DETDAは、下記構造式で表される構
造を有する化合物である。
併用してもよい。これらのジアミン化合物としては、市
販品を使用することができ、例えば、アルベマール社製
のエタキュア#100等が挙げられる。ジアミン化合物
の配合量は、上記ウレタンプレポリマーのイソシアネー
ト基に対し、ジアミン化合物のアミノ基の当量比で、N
CO/NH2 =0.8〜2.1が好ましい。0.8未満
では、可使時間が十分でなく、硬化不良となる。2.1
超では、硬化性に劣る。より好ましくはNCO/NH2
=0.9〜1.8である。これらのジアミン化合物は、
常温で液状であり、可塑剤に容易に溶解するので、硬化
剤製造時にMOCAと違って加熱して溶解する必要がな
い。また、MOCAと違って、特定化学物質ではなく安
全性について問題がない。
酸触媒としては、通常、ウレタンプレポリマーの硬化触
媒として用いられる有機酸を用いることができ、例え
ば、本発明の第1の態様の組成物に用いられる酸触媒と
同様のものを用いることができる。硬化剤中の酸触媒の
含有率は、0.05〜5重量%が好ましい。0.05重
量%未満では、硬化性が十分でなく、5重量%超では、
JIS A 6021に定める防水材の有するべき耐熱
性の劣化が大きく、破断伸びが得られず、また、可使時
間が十分にとれない。上記範囲内で酸触媒の量を調節す
ることで、低温ではもちろん、常温においても、十分な
可使時間を確保でき、また、低温においても、本発明の
第2の防水材組成物を塗布した翌日には塗布面の上を歩
行可能な程度にまで硬化させられ、次の施工工程に移る
ことが可能であり、年間をとおして、可使時間と硬化性
のバランスが良好で、次工程にすみやかに移行できる防
水材組成物とすることができる。より好ましくは0.1
〜3重量%である。酸触媒は、ジアミン化合物と共に硬
化剤中に配合してもよいし、主剤と硬化剤の混合時に直
接添加してもよい。
化合物と酸触媒を硬化剤として併用するが、架橋剤とし
てポリオール類、例えば、エチレングリコール、1,4
−ブタジエングリコール、2,3−ブタジエングリコー
ル、ハイドロキノンエチロールエーテル、グリセリン等
を配合しても良い。また、ポリオールの硬化触媒として
用いられる金属触媒を併用することができる。金属触媒
としては、通常、ポリウレタン組成物に使用される金属
触媒を使用することができ、例えば、本発明の第1の態
様の組成物に用いられる金属触媒と同様のものを用いる
ことができる。金属触媒の配合量は、硬化剤中で0.0
5〜2重量%が好ましい。この範囲であれば得られる本
発明の第2の態様の組成物の耐熱性を劣化させることは
ない。
須の化合物のほかに、本発明の目的を損なわない範囲
で、その他の添加剤、例えば、可塑剤、充填剤、酸化防
止剤、老化防止剤、顔料を配合することができる。これ
らの添加剤としては、本発明の第1の態様の組成物に用
いられる添加剤と同様のものを用いることができ、その
量範囲も同様のものを用いることができる。
ネート末端ウレタンプレポリマーと加水分解性ケイ素含
有基を有する有機重合体とを主成分とする主剤と、ジア
ミン化合物と酸触媒を主成分とする硬化剤を、必要に応
じてその他の添加剤と共に、主剤中のイソシアネート基
と硬化剤中のアミノ基との当量比が、好ましくは、NC
O/NH2 =0.8〜2.1となるように混合して製造
する。配合比が0.8未満では、可使時間が取れず硬化
不良になる。2.1超では、硬化性が低下し、機械的強
度も低い。より好ましくはNCO/NH2 =0.9〜
1.8である。本発明の組成物は、二液型なので、施工
現場にて主剤と硬化剤の混合を行い、得られた組成物
を、金ごてあるいはローラー等を用いて塗装する。
は、0℃の低温でも硬化性に優れ、本発明の第2の態様
の組成物を塗装した翌日には塗膜が硬化し十分な硬度を
持つ。従って、0℃においても、防水材組成物を塗装す
る工程の後、次の工程へ短時間で進むことができる。さ
らに、本発明の第2の態様の組成物は、主剤に、加水分
解性ケイ素含有基を有する有機重合体を含有するので、
本発明の組成物または他の塗膜を何層か重ね塗りした場
合、塗膜間の接着性に優れる。主剤のウレタンプレポリ
マーと、ジアミン化合物と酸触媒の配合量を調整すれ
ば、硬化速度を調整することができる。本発明の第2の
態様の組成物は、硬化速度が速く、さらに重ねて塗布し
ても、塗膜間の接着性が高いため、本発明の第2の態様
の組成物は、耐久性、防水性に優れる好適な防水塗膜を
形成することができる。従って、広い面積に本発明の第
2の態様の組成物を防水材組成物として塗布し、全体が
硬化するのを待って更に本発明の組成物をその上から塗
布しても、塗膜接着性に優れ、優れた防水塗膜を与え
る。本発明の第2の態様の組成物の硬化剤の主成分のひ
とつとして用いられるジアミン化合物は、従来、ウレタ
ン塗膜を得るための硬化剤として用いられているMOC
Aと異なり、常温で液状であるので、硬化剤製造時に、
加熱して溶解する必要がない。また、特定化学物質では
なく、取り扱い上の安全性にも問題がない。また、本発
明の第2の態様の組成物は、硬化剤に含有される酸触媒
の量を調節することで、十分な可使時間を確保すること
ができる。さらに、本発明の第2の態様の組成物は、耐
熱性に優れ、塗膜防水、塗り床材等に好適に用いること
ができる。
様の組成物と同様に、耐熱性、機械的強度に優れ、防水
効果に優れ、ビルディングの屋上、ベランダ、廊下等の
コンクリート面などの防水効果に優れる防水用積層物を
与える。すなわち、本発明の第2の態様の組成物を用い
た本発明の防水用積層物は、コンクリートに、本発明の
第2の態様の組成物を塗装して塗膜を形成し、好ましく
は、この塗膜上に本発明の第2の態様の組成物をさらに
塗装して塗膜を2層以上有する防水塗膜層を形成した積
層物である。本発明の第2の態様の組成物からなる塗膜
上に、さらに、塗装面に光沢等を与えるためにトップコ
ートを塗装して防水塗膜層を形成してもよい。補強のた
めにガラスクロスを塗膜上に貼っても良い。このような
構成をとる、本発明の第2の態様の組成物を用いた本発
明の防水用積層物は、耐熱性、機械的強度、防水効果に
優れる。このような本発明の防水用積層物における本発
明の第2の態様の組成物よりなる塗膜の厚さは、1〜2
mmで十分である。このような厚さでも、十分に防水性
に優れる。トップコートとしては、本発明の第1の態様
の組成物を用いた本発明の防水用積層物に用いるのと同
様の塗料を用いることができる。
明するが、本発明はこれらに限られるものではない。
に示す組成でポリオールを反応容器に入れて、粘度調節
のために可塑剤(フタル酸ジオクチル)を加え、110
℃、10mmHgの条件で、24時間脱水処理した。つ
いで、TDIを、NCO基/OH基の当量比が下記表1
に示す値となるよう加え、80℃窒素雰囲気下で20時
間混合撹拌し、ウレタンプレポリマーを得た。ウレタン
プレポリマーのNCO基含量を、下記表1に示す。得ら
れたプレポリマー100重量部に対し、下記表1に示す
化合物を、表1に示す配合比で混合して、防水材組成物
を得た。得られた防水材組成物について、20℃におけ
る可使時間、0℃18時間後の硬度、組成物硬化後の機
械的物性(引張強度、伸び、引裂強さ)、耐熱性を評価
した。
粘度が100Pa・sになるまでの時間(分)を測定し
た。これは、支障なく塗工できる限度の時間を表す。2
0℃可使時間は、15分以上が好ましく、20分以上が
より好ましい。 (2)0℃18時間後の硬度 組成物を1層塗装後、塗膜を0℃で18時間硬化させた
後、JIS A硬度を測定した。 (3)機械的物性 組成物を塗装後、塗膜を20℃で7日間硬化させた後、
JIS A 6021に記載の方法に準拠して、引張強
度、伸び、引裂強さを測定した。JIS規格では、引張
強度は、245.2N/cm2 以上、伸びは450%以
上、引裂強さは、147.1N/cm2 以上である。 (4)耐熱性 20℃で7日間硬化させた後、80℃のオーブンで7日
間加熱した後の塗膜の引張強度、伸び、引張強度保持率
を測定した。引張強度保持率は、耐熱試験での引張強度
の、20℃における引張強度に対する強度比%である。
℃での可使時間が15分以上と問題なかった。0℃にお
ける18時間硬化後の硬度は、実施例3、5、7では、
若干低いものの、20℃においては全て30以上であっ
た。機械的物性についても、JIS A 6021に定
めるところの引張強度、伸び、引裂強さ、耐熱性におい
ていずれも問題なかった。これに対し、比較例では、酸
触媒として配合した2−エチルヘキサン酸を6.0g配
合したところ(比較例1)可使時間がとれず、0.04
g(比較例2)では、0℃で硬化しなかった。ウレタン
プレポリマーとメチルチオトルエンジアミンの配合比に
ついては、NCO/NH2 =2.2(比較例3)では、
0℃で硬化せず、0.5(比較例4)では20℃で硬化
不良が起こった。ウレタンプレポリマーのイソシアネー
ト含有量が6%(比較例7)では、可使時間がほとんど
取れず、1.2%(比較例8)では、JIS A 6021
に定めるところの伸び、耐熱性に劣った。MOCAを配
合した比較例5〜8では、2−エチルヘキサン酸が5.
0gでは、伸びが出ず、10gでは伸び、耐熱性がいず
れもJIS A 6021の定める規格値に達さなかった。
示す組成で、平均分子量5000のトリオール、平均分
子量2000、700のジオールを反応容器に入れて、
粘度調節のために可塑剤(フタル酸ジオクチル)を加
え、110℃、10mmHgの条件で、24時間脱水処
理した。ついで、TDIを、NCO基/OH基=2.0
となるよう加え、80℃窒素雰囲気下で36時間混合撹
拌し、ウレタンプレポリマーを得た。ウレタンプレポリ
マーのNCO基含量を、下記表3に示す。得られたプレ
ポリマー100重量部に対し、加水分解性ケイ素含有基
を有する有機重合体(変性シリコーン樹脂)を実施例9
では15重量部、実施例10では5重量部、実施例11
では1重量部、比較例では配合しないで、主剤とした。
上記主剤に、下記表3に示す化合物を、表に示す配合比
で混合して、防水材組成物を得た。得られた組成物につ
いて、20℃における可使時間、0℃18時間後の硬
度、組成物硬化後の機械的物性(引張強度、伸び、引裂
強さ)、耐熱性、および、塗膜層間の接着性を評価し
た。20℃における可使時間、0℃18時間後の硬度、
組成物硬化後の機械的物性(引張強度、伸び、引裂強
さ)、耐熱性の測定法は、実施例1〜8と同様である。
られた組成物を、コンクリート片(50mm×180m
m×5mm)に塗装し(塗装厚み約2mm)、塗装後2
0℃、72時間後に、さらに組成物を塗装した(塗布厚
み1mm、塗布幅25mm)。塗装後、さらに、20
℃、72時間養生して、二層目の塗膜を一層目の塗膜か
ら180°剥離した。なお、一層目の塗膜上に組成物を
塗布する際、一層目の塗膜の端部にスペーサーを置き、
ここを一層目と二層目の塗膜を剥離するためのつかみ部
とした。
℃可使時間、0℃18時間硬化後の硬度、機械的物性、
耐熱性はともに問題なく良好であった。比較例9の組成
物は、塗膜が層間で全く接着しなかった。なお、表3
中、TCFとは、Thin Cohesive Fai
lure(薄凝集破壊)の略称で、薄く接着剤(本実施
例、比較例では、防水剤組成物)が破壊されることを表
す。
00、旭硝子社製 T4000:ポリプロピレンエーテルトリオール、分子量40
00、旭硝子社製 D2000:ポリプロピレンエーテルジオール、分子量200
0、旭硝子社製 D1000:ポリプロピレンエーテルジオール、分子量100
0、旭硝子社製 D700 :ポリプロピレンエーテルジオール、分子量700
、旭硝子社製 TDI:三井化学社製 変性シリコーン樹脂:S203 、鐘淵化学社製 メチルチオトルエンジアミン:エタキュアー300 、アル
べマール社製 MOCA:キュアミンMT、イハラケミカル社製 可塑剤(DOP):三菱ダイヤサイザー、三菱化学社製 炭酸カルシウム:丸尾カルシウム社製 2−エチルヘキサン酸:関東化学社製
は、低温での硬化性に優れ、0℃においても短時間で硬
化する。また、硬化剤に配合される酸触媒の量を調節す
ることで容易に硬化性の調整でき、十分な可使時間を確
保しながら、低温での硬化性に優れる。従って、1年を
とおして安定した常温施工ができる。また、機械的物
性、耐熱性に優れる。従来、ウレタン塗膜の硬化剤とし
て用いられているMOCAと異なり、常温で液状なの
で、硬化剤製造時に加熱する必要がなく硬化剤の調整が
容易である。また、MOCAと異なり、特定化学物質で
はないので、安全性にも問題ない。組成物の主剤に、加
水分解性ケイ素含有基を有する有機重合体を含有する本
発明の組成物では、さらに、塗膜層間の接着性に優れ
る。このような本発明の組成物は、塗膜防水材、塗り床
材等に好適に用いることができる。本発明の防水用積層
物は、屋上、ベランダ、廊下等のコンクリート製の建材
の一部を構成するものとして、防水性、耐熱性、機械的
強度に優れる。
Claims (4)
- 【請求項1】トリレンジイソシアネートとポリオールと
の反応で得られるイソシアネート末端ウレタンプレポリ
マーを主成分とする主剤と、メチルチオトルエンジアミ
ンおよび酸触媒を主成分とする硬化剤とからなり、 該ウレタンプレポリマーが、トリレンジイソシアネート
とポリオールとを、当量比でNCO基/OH基=1.5
〜2.1の範囲で反応させてなり、該ウレタンプレポリ
マーのNCO%が1.5〜6.0重量%であり、 該硬化剤中のメチルチオトルエンジアミンの含有量が、
該ウレタンプレポリマーに対し、当量比でNCO基/N
H2 基=0.8〜2.1であり、酸触媒の含有量が該硬
化剤の0.05〜5重量%である二液常温硬化型防水材
組成物。 - 【請求項2】トリレンジイソシアネートとポリオールと
の反応で得られるイソシアネート末端ウレタンプレポリ
マー、および、分子内に少なくとも1個の加水分解性ケ
イ素官能基を有する有機重合体を主成分とする主剤と、
トルエンジアミン構造を有するジアミン化合物、およ
び、酸触媒を主成分とする硬化剤とからなる二液常温硬
化型防水材組成物。 - 【請求項3】前記ジアミン化合物が、メチルチオトルエ
ンジアミン、および/または、ジエチレントルエンジア
ミンである請求項2に記載の二液常温硬化型防水材組成
物。 - 【請求項4】コンクリート上に請求項1〜3のいずれか
に記載の二液常温硬化型防水材組成物からなる塗膜を少
なくとも1層有する防水塗膜層を含む防水用積層物。
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-
1998
- 1998-12-25 JP JP37021798A patent/JP4162790B2/ja not_active Expired - Fee Related
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