JP2000191428A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP2000191428A
JP2000191428A JP10370313A JP37031398A JP2000191428A JP 2000191428 A JP2000191428 A JP 2000191428A JP 10370313 A JP10370313 A JP 10370313A JP 37031398 A JP37031398 A JP 37031398A JP 2000191428 A JP2000191428 A JP 2000191428A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 40℃以上の融点をもつ水溶性固形シリ
コーンを含有してなることを特徴とする化粧料。 【効果】 本発明の化粧料は、使用時のべたつきがな
く、良好な感触を与え、皮膚用、毛髪用として有用であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用時のべたつき
がなく、良好な感触を与え、皮膚用、毛髪用として有用
な化粧料、更には使用時のべたつきがなく、スタイリン
グ性、毛髪の仕上がり感、まとまりやすさ、セット維持
力、自然な手触り感等に優れ、ヘアスタイリングフォー
ム、ヘアスプレー、ヘアクリーム等として好適に利用さ
れる毛髪用化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
化粧料には、良好な感触を付与するためにシリコーン類
を配合するのが一般的である。しかし、シリコーンは溶
解性が悪いため、エマルションにして配合したり、変性
して溶解性を上げるといった方策がとられている。最も
一般的な方法は、ポリエーテル化であり、ポリエーテル
変性シリコーンを配合したものが特開昭55−1088
11号、同56−92811号、特開平1−16311
3号、同1−180813号、同1−180814号公
報等に提案されている。
【0003】しかしながら、ポリエーテル変性シリコー
ンを配合した化粧料は、使用時にべたつき、毛髪の手触
り感に劣るという欠点を有していた。
【0004】また、毛髪化粧料には、毛髪セット用高分
子化合物等を配合したスタイリング剤を用いるのが一般
的であるが、更にこの高分子化合物単独の配合では得ら
れない性能を達成するため、ポリエーテル変性シリコー
ンが配合される。
【0005】しかしながら、毛髪セット用高分子化合物
とポリエーテル変性シリコーンを配合した毛髪化粧料
は、セット維持力が低下するとともにべたつくという欠
点を有し、この点の改善が望まれていた。なお、改善策
として、毛髪セット性高分子化合物とポリエーテル変性
シリコーンとグリセリン誘導体を組み合わせた例が特開
平9−255538号公報に提案されているが、この例
も未だ十分ではない。
【0006】更に、従来、髪型を整え、その髪型を長く
保持するため、毛髪化粧料として種々のグリセリン誘導
体を配合した毛髪化粧料が知られている(特開昭58−
64128号、同61−137810号、特表平7−5
02284号、特開平7−285843号公報参照)。
【0007】しかし、これらのグリセリン誘導体を含有
する毛髪化粧料は、べたつきがあり、自然な手触り感を
得ることはできない。改善策として、グリセリン誘導体
と油性成分を組み合わせたものが特開平3−25151
6号、同6−128135号、同6−219923号、
同8−217649号公報に提案されているが、これら
もべたつきについては十分ではなかった。
【0008】また、整髪時に良好な仕上がり感とまとま
り性を付与する目的で、シリコーンオイル、油類、ポリ
オール類、蛋白質等の化合物が数々の毛髪化粧料に多用
されている。例えば、特開平8−26944号公報に
は、2−メチル−2,4−ペンタンジオール等の特定の
ジオール及びカチオン性化合物を配合し、しっとり感に
優れた毛髪化粧料が提案されている。しかし、この化粧
料で毛髪を処理した場合には、仕上がり感がなめらかで
ない、柔らかい感触には仕上がらないなどの不具合があ
った。
【0009】この欠点を克服すべく特開平8−2694
5号公報には、高重合度メチルポリシロキサンと3−メ
チル−1,3−ブタンジオールを配合し、柔らかくなめ
らかな仕上がりになる整髪料組成物が開示されている
が、仕上がり感がべたつき、使用感、嗜好性において十
分なものでなかった。
【0010】更に、特開昭60−126209号公報に
は、疎水性シリコーンオイルとポリエーテル変性ポリシ
ロキサンを含有する化粧料、特開昭63−313714
号公報には高分子量シリコーンとシリコーンポリエーテ
ルコポリマーを含む特定のシリコーン誘導体を配合した
毛髪化粧料が提示されている。
【0011】しかしながら、これらの化粧料で毛髪を処
理した場合には、仕上がり感が油っぽくべたついたり、
なめらかでやわらかな仕上がりになるものの処理後時間
を経ると十分な効果が維持されず、髪がぱさついてしま
うなどの問題点があった。
【0012】本発明は、このような従来の化粧料、毛髪
化粧料のもつ欠点を解決するためになされたもので、使
用時のべたつきがなく、良好な感触を与える化粧料、更
には使用時のべたつきがなく、スタイリング性、毛髪の
仕上がり感、まとまりやすさ、セット維持力、自然な手
触り感等に優れ、ヘアスタイリングフォーム、ヘアスプ
レー、ヘアクリーム等として好適に利用される毛髪用化
粧料を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
目的を達成するためになされたもので、下記の化粧料及
び毛髪用化粧料を提供する。 (1)40℃以上の融点をもつ水溶性固形シリコーンを
含有してなることを特徴とする化粧料、(2)40℃以
上の融点をもつ水溶性固形シリコーンと毛髪セット用高
分子化合物とを併用してなることを特徴とする毛髪用化
粧料、(3)40℃以上の融点をもつ水溶性固形シリコ
ーンとモノもしくはポリグリセリン又はその誘導体とを
併用してなることを特徴とする毛髪用化粧料、(4)4
0℃以上の融点をもつ水溶性固形シリコーンとメチルポ
リシロキサンとを併用してなることを特徴とする毛髪用
化粧料、(5)40℃以上の融点をもつ水溶性固形シリ
コーンと平均粒子径2μm以上10μm未満の粒子を1
5%以上、2μm未満の粒子を15%未満含有するポリ
メチルシルセスキオキサン粉末とを併用してなることを
特徴とする毛髪用化粧料。
【0014】即ち、本発明者は、シリコーン類の中でも
特に40℃以上の融点をもつ水溶性固形シリコーンを配
合した化粧料は、かかるシリコーンが常温で固体である
ことからべたつきが生じることがなく、手触り感に優
れ、良好な感触を与え、毛髪用、皮膚用として有用であ
ることを見いだした。
【0015】更に、本発明者は、上記水溶性固形シリコ
ーンと毛髪セット用高分子化合物とを併用することによ
り、両成分が相乗的に作用してセット維持力が増強さ
れ、セットを良好に維持し得ると共に、使用時のべたつ
きがなく良好な感触を与える毛髪用化粧料が得られるこ
とを見いだした。
【0016】また、本発明者は、上記水溶性固形シリコ
ーンとモノもしくはポリグリセリン又はその誘導体とを
併用することにより、両成分が相乗的に作用して使用時
にべたつきがない上、グリセリンまたはその誘導体由来
の毛髪のまとまり易さが増強し、自然な手触り感とまと
まり易さとを両立して与えることができる毛髪用化粧料
が得られることを見いだした。
【0017】更にまた、本発明者は、上記水溶性固形シ
リコーンとメチルポリシロキサンとを組み合わせて用い
ることにより、両成分が相乗的に作用して毛髪にしっと
り柔らかな仕上がり感を付与し得、べたつきが少なく手
触りも良く、かつ経時での毛髪のぱさつきを抑える効果
に優れた毛髪用化粧料が得られることを知見した。更に
また、本発明者は、平均粒子径2μm以上10μm未満
の粒子を15%以上、2μm未満の粒子を15%未満含
有するポリメチルシルセスキオキサン粉末と、40℃以
上の融点をもつ水溶性固形シリコーンとを組み合わせて
配合することにより、べたつきが生じることがなく、そ
の効果が持続して長時間に亘って自然な手触り感が得ら
れ、しかも毛髪に不自然な光沢を付与することもない毛
髪用化粧料が得られることを見出し、本発明をなすに至
ったものである。
【0018】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明の第一発明の化粧料は、40℃以上の融点を
もつ水溶性固形シリコーンを含有することを特徴とする
もので、毛髪用化粧料、皮膚用化粧料として好適に使用
される。ここで、水溶性固形シリコーンは、40℃以
上、好ましくは42〜48℃の融点をもつ常温で固体の
ものである。融点が低すぎると、常温で固体ではなくな
るため化粧料がべたついてしまい、良好な感触を付与す
ることができない。更に、後述するような成分と併用し
た場合、併用効果が満足に得られなかったり、溶剤に対
する溶解性が低下し、製剤化が困難になる。このような
水溶性固形シリコーンとしては、具体的に信越化学工業
(株)製のKF6004等が好適に使用される。
【0019】本発明において、上記水溶性固形シリコー
ンの配合量は、化粧料全体に対して0.01〜5重量
%、特に0.1〜3重量%の範囲が好ましい。配合量が
少なすぎると使用時のべたつきや毛髪の不自然な光沢の
解消といった所期の効果が十分に発揮されない場合があ
り、多すぎると良好な感触が低下してしまう場合があ
る。
【0020】次に、第二発明の毛髪用化粧料は、上記水
溶性固形シリコーンと毛髪セット用高分子化合物とを併
用して配合するもので、これにより優れたセット維持
力、使用時のべたつきがなく良好な感触を与えることが
できる。
【0021】この場合、上記水溶性固形シリコーンの配
合量は、上記と同様の範囲(化粧料全体に対して0.0
1〜5重量%)とすることができるが、とりわけ化粧料
全体に対して0.01〜3重量%、特に0.1〜2重量
%の範囲が好ましい。配合量が少なすぎると所期の効果
が十分に発揮されない場合があり、多すぎると毛髪セッ
ト性が低下してしまう場合がある。
【0022】毛髪セット用高分子化合物としては、通常
毛髪用化粧料に配合されるものを用いることができる
が、例えばポリ酢酸ビニル、ポリビニルピロリドン、ビ
ニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体、ポリアクリルア
ミド等の非イオン性高分子化合物、アクリル酸系両性ポ
リマー等の両性高分子化合物、ポリアクリル酸、ポリメ
タクリル酸及び/又はこれらの共重合体、ポリアクリル
酸アルキルエステル共重合体等のアニオン性高分子化合
物、カチオン化セルロース等のカチオン性重合体などが
好適である。これらの毛髪セット用高分子化合物は、1
種を単独で用いても2種以上を組み含わせて用いてもよ
い。
【0023】毛髪セット用高分子化合物の配合量は、毛
髪用化粧料全体に対して0.1〜10重量%、特に低い
セット力で十分の場合は0.1〜2重量%、高いセット
力が要求される場合は2〜5重量%が好ましい。配合量
が少なすぎるとセット性が十分に発揮されない場合があ
り、多すぎると使用感が低下する場合がある。
【0024】第三発明の毛髪用化粧料は、上記水溶性固
形シリコーンとモノもしくはポリグリセリン又はその誘
導体とを併用して配合するもので、これにより使用時の
べたつきがない上、グリセリンまたはその誘導体由来の
毛髪のまとまり易さが増強し、自然な手触り感とまとま
り易さとを両立して与えることができる。
【0025】第三発明に用いるモノもしくはポリグリセ
リン又はその誘導体としては、モノもしくはポリグリセ
リン類、モノもしくはポリグリセリン脂肪酸エステル、
モノもしくはポリグリセリンのアルキレンオキサイド付
加物などが例示され、これらの1種を単独で、又は2種
以上を組み合わせて使用できる。
【0026】具体的にモノもしくはポリグリセリン類と
しては、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、
テトラグリセリン、ヘキサグリセリン、オクタグリセリ
ン、デカグリセリン等が挙げられる。
【0027】また、モノもしくはポリグリセリン脂肪酸
エステルとしては、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリス
チン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、ヘプタデシル
酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ノナデカン酸、
アラキン酸、べヘン酸等の炭素数12〜22の脂肪酸が
モノもしくはポリグリセリン類にエステル結合したもの
などが例示される。
【0028】また、モノもしくはポリグリセリンのアル
キレンオキサイド付加物としては、上記したモノもしく
はポリグリセリンにアルキレン基の炭素数が2〜4のア
ルキレンオキサイドを付加させたものが好ましく、特に
グリセリン2量体にアルキレンオキサイドを付加させる
ことにより得ることができるジグリセリンのアルキレン
オキサイド付加物、とりわけプロピレンオキサイドを付
加させたものが好適である。なお、このようなジグリセ
リンのプロピレンオキサイド付加物は、特開昭53−1
5435号公報に記載されているようにジグリセリンに
酸化プロピレンを付加重合させることにより容易に得る
ことができる。
【0029】モノもしくはポリグリセリンのアルキレン
オキサイド付加物の付加モル数は2〜30、特に5〜2
0のものが好ましい。付加モル数が小さすぎるとまとま
り性が発現されない場合があり、大きすぎると所期の効
果が充分発現されなくなる場合がある。
【0030】モノもしくはポリグリセリン又はその誘導
体の配合量は、毛髪化粧料全体に対して0.01〜20
重量%、特に0.1〜15重量%が好適である。配合量
が少なすぎると所期の効果が十分発揮できなくなる場合
があり、多すぎると手触りが好ましくない場合がある。
【0031】更に、モノもしくはポリグリセリンのアル
キレンオキサイド付加物を用いる場合は、その配合量を
毛髪用化粧料全体に対して0.1〜20重量%、特に
0.3〜15重量%が好適である。配合量が少なすぎる
と所期の効果が十分発揮できなくなる場合があり、多す
ぎると手触りが好ましくない場合がある。
【0032】第四発明の毛髪用化粧料は、上記水溶性固
形シリコーンとメチルポリシロキサンとを併用して配合
するもので、これにより毛髪にしっとり柔らかな仕上が
り感を付与し得、べたつきが少なく手触りが良く、しか
も経時での毛髪のぱさつきを抑制することができる。
【0033】ここで、メチルポリシロキサンは、好まし
くは25℃における粘度が30〜1,000,000c
st(センチストークス)、より好ましくは30〜10
0,000cstのものである。メチルポリシロキサン
の粘度が小さすぎると、毛髪に十分なやわらかさ、なめ
らかさ、しっとり感が付与できない場合があり、大きす
ぎると毛髪を処理した後の経時で、髪がぱさついたり、
きしみ感が発現してしまう場合があり、好ましくない。
【0034】また、第四発明においては、上記水溶性固
形シリコーンとメチルポリシロキサンとの総配合量が毛
髪用化粧料全体の1〜30重量%、特に5〜20重量%
で、かつ両成分の配合割合が重量比で水溶性固形シリコ
ーン:メチルポリシロキサン=1:99〜30:70、
特に3:97〜20:80であることが好ましい。総配
合量が少なすぎるとしっとり感、ぱさつきを抑える効果
が得られず、大きすぎるとべたつきが発現することがあ
る。また、水溶性固形シリコーンとメチルポリシロキサ
ンとの配合比が小さすぎるとしっとり感、ぱさつきを抑
える効果が得られない場合があり、大きすぎるとべたつ
きが発現することがある。
【0035】更に第四発明には、好ましくはピロリドン
カルボン酸のナトリウム塩等のピロリドンカルボン酸塩
が配合される。この成分の配合により毛髪処理後の経時
でのぱさつき防止効果をより向上させることができる。
ピロリドンカルボン酸塩の配合量は、毛髪用化粧料全体
の0.1〜5重量%、特に0.5〜3重量%が好まし
い。配合量が少なすぎると効果が発揮されない場合があ
り、多すぎると毛髪が硬くなり、かつべたつきが生じる
場合がある。
【0036】第五発明は、上記水溶性固形シリコーンと
特定のポリメチルシルセスキオキサン粉末とを併用した
ものである。
【0037】ここで、ポリメチルシルセスキオキサン粉
末は、平均粒子径2μm以上10μm未満、好ましくは
平均粒子径6±2μmの粒子であり、10μm未満の粒
子を15重量%以上、2μm未満の粒子を15重量%未
満含有するものである。本発明では、このような広い粒
度分布を持つ特定のポリメチルシルセスキオキサン粉末
を使用し、これを後述する水溶性固形シリコーンと併用
することにより、さらっとしたすべり感が出て、べたつ
きを抑制することができ、しかも毛髪の不自然な光沢を
抑制することもできる。粒度分布が上記範囲外のもので
は本発明の効果を達成することができない
【0038】上記ポリメチルシルセスキオキサン粉末と
しては、トスパール2000B(平均粒子径6±2μ
m、10μm以上のもの15%未満、2μm未満のもの
15%未満含有、東芝シリコーン社製)などが挙げられ
る。
【0039】上記ポリメチルシルセスキオキサン粉末の
配合量は、毛髪化粧料全体に対して0.01〜2重量
%、特に0.1〜1.5重量%の範囲が好ましい。配合
量が少なすぎると十分な配合効果が発揮されない場合が
あり、多すぎると分散性が低下してしまう場合がある。
【0040】本発明の化粧料には、上記成分以外に本発
明の目的を損なわない範囲で、その剤型に応じて従来の
毛髪用化粧料、皮膚用化粧料に慣用されている各種添加
成分を必要に応じて任意に配合することができる。
【0041】毛髪用化粧料の場合、任意添加成分として
は、上記以外の整髪用皮膜形成高分子化合物、上記以外
の整髪用油剤、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫
酸塩等の陰イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油等の非イオン性界面活性剤、塩化ステアリル
トリメチルアンモニウム等のカチオン性界面活性剤、両
性界面活性剤、炭化水素、エステル油等の油分、保湿
剤、増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、アルコール類、上
記以外の高重合シリコーン化合物、グリシン、アラニン
等のアミノ酸、高級アルコール、ポリオール、着色剤、
香料、溶剤(エタノール、水等)、液化石油ガス等の噴
射剤、脂肪酸などが挙げられる。これらの添加成分は1
種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を組み合わせ
て用いてもよく、また、その添加方法も特に制限はな
く、毛髪用化粧料調製の適当な段階で適宜配合すること
ができる。
【0042】また、皮膚用化粧料の場合は、任意添加成
分として上記と同様の界面活性剤、油分、保湿剤、増粘
剤、防腐剤、紫外線吸収剤、アルコール類、上記以外の
高重合シリコーン化合物、アミノ酸、高級アルコール、
ポリオール、着色剤、香料、溶剤(エタノール、水
等)、液化石油ガス等の噴射剤、脂肪酸などが挙げら
れ、これらの1種又は2種類以上を添加できる。
【0043】本発明の化粧料は、例えば液状、クリーム
状、エアゾール状、ポンプスプレー状、スプレー状、フ
ォーム状、ジェル状、ワックス状等の各種形状に調製し
て、毛髪用化粧料、皮膚用化粧料として利用することが
できる。
【0044】更に、本発明に係る化粧料は、ヘアクリー
ム、ヘアジェル、ヘアスプレー、ヘアフォーム、ヘアス
タイリングフォーム、ヘアウォーター、ヘアワックス等
の毛髪用化粧料として幅広く利用できる。また、化粧
水、スキンクリーム等の皮膚用化粧料として利用するこ
とができる。
【0045】この場合、本発明の化粧料を泡沫生成エア
ゾール型とする場合に配合する噴射剤としては、例えば
液化石油ガス、窒素ガス等を使用することができる。更
に、調製方法は通常の方法を採用し得、具体的には上記
試料成分の中の水溶性成分と油溶性成分とを別々に溶解
混合し、場合によってはこれらをさらに混合した後、こ
れら試料溶液と噴射剤とを共に密閉容器に充填するとい
う通常のエアゾールタイプ化粧料と同様の方法で調製し
て利用することができる。液状組成物とする場合には、
上記成分のうち、水溶性成分と油溶性成分とを別々に溶
解混合し、さらにこれらを混合後に容器に充填し、利用
することができる。
【0046】
【発明の効果】本発明の化粧料は、使用時のべたつきが
なく、良好な感触を与え、皮膚用、毛髪用化粧料として
有用である。
【0047】第二発明の毛髪用化粧料は、セット維持力
が増強され、セットが良好に維持されると共に、使用時
のべたつきがなく良好な感触を与える。
【0048】第三発明の毛髪用化粧料は、使用時にべた
つきがない上、グリセリンまたはその誘導体由来の毛髪
のまとまり易さが増強し、自然な手触り感とまとまり易
さとを両立して付与し得るものである。
【0049】第四発明の毛髪用化粧料は、しっとり柔ら
かな仕上がり感を付与し得、べたつきが少なく手触りも
良く、かつ経時でのぱさつきを抑える効果に優れたもの
である。
【0050】第五発明の毛髪用化粧料は、べたつきが生
じることがなく、その効果が持続して長時間に亘って自
然な手触り感が得られ、しかも毛髪に不自然な光沢を付
与することもない。
【0051】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限され
るものではない。なお、各例中の%はいずれも重量%で
ある。
【0052】〔実施例1〜6、比較例1〜4〕表1、2
に示す組成のスプレー方式の毛髪用化粧料を製造し、使
用時の感触(毛髪の手触りの良さ、べたつきのなさ)を
下記方法で評価した。結果を表1,2に示す。 評価方法: ・使用感評価 女性パネラー20名にシャンプー、リンス後にそれぞれ
の毛髪用化粧料を使用してもらい、毛髪の手触りの良
さ、べたつきのなさを下記基準により評価した。 ◎:良好と回答したものが20名中16名以上 ○:良好と回答したものが20名中10名〜15名 △:良好と回答したものが20名中4名〜9名 ×:良好と回答したものが20名中4名未満
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】 注1:融点45℃の水溶性固形シリコーンA(KF60
04、信越化学工業社製) 注2:ポリエーテル変性シリコーンA(KF6011、
信越化学工業社製) 注3:ポリエーテル変性シリコーンB(KF6012、
信越化学工業社製) 注4:SYグリスターML750(阪本薬品社製) 注5:ユカフォーマー(三菱化学社製) 注6:ルビマー(BASF社製) 注7:SY−DP14T(阪本薬品社製)
【0055】〔実施例7〜10、比較例5〜8〕表3に
示す組成の化粧液を製造し、使用したときの感触(肌の
手触りの良さ、べたつきのなさ)を上記と同様にして評
価した。結果を表3に示す。
【0056】
【表3】
【0057】〔実施例11〜16、比較例9〜12〕表
4,5に示す組成のポンプスプレーを製造し、使用した
ときの感触(毛髪のセット維持力、べたつきのなさにつ
いて上記と同様の方法で評価した。結果を表4,5に示
す。
【0058】
【表4】
【0059】
【表5】 注8:ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体(BAS
F社製) 注9:カチオン化セルロース(Amerchol社製)
【0060】〔実施例17〜21、比較例13〜14〕
表6,7に示す毛髪用化粧料を調製し、それらを使用し
たときの感触(まとまりやすさ、べたつきのなさ)につ
いて、上記と同様に評価した。結果を表6,7に示す。
【0061】
【表6】
【0062】
【表7】 注10 SフェイスL−601(阪本薬品社製)
【0063】〔実施例22〜25、比較例15〜17〕
表8,9に示す組成の噴射剤以外の成分を含む原液を調
製し、噴射剤とともに密閉容器に充填して泡沫エアゾー
ル型毛髪化粧料を得た。これを使用したときの感触(し
っとり感、まとまり(スタイリング)のよさ、髪のべた
つきのなさ、経時でのぱさつきのなさ)について上記と
同様に評価した。結果を表8,9に示す。
【0064】
【表8】
【0065】
【表9】 注11:KF−96(25℃粘度30cst、信越化学
工業社製) 注12:SH−200(25℃粘度10万cst、東レ
ダウコーニング社製) 注13:SH−200(25℃粘度100万cst、東
レダウコーニング社製) 注14:PCA−Na(味の素社製)
【0066】〔実施例26〜29、比較例18〜22〕
表10,11に示す組成のポンプスプレーを製造し、使
用時の感触(毛髪の光沢のなさ、毛髪の感触の良さ(べ
たつきのなさ)、これら効果の持続性)を評価した。結
果を表10,11に示す。
【0067】
【表10】
【0068】
【表11】 注15:ポリメチルシルセスキオキサン粉末A(トスパ
ール2000B、東芝シリコーン社製) 注16:ポリメチルシルセスキオキサン粉末B(比較
品、平均粒子径0.5μm、粒径10μm以上が0%)
(トスパール105、東芝シリコーン社製) 注17:ポリメチルシルセスキオキサン粉末C(比較
品、平均粒子径12.0μm、トスパール3120、東
芝シリコーン社製) 注18:融点40℃以上の水溶性固形シリコーン(KF
6004、信越化学工業社製) 注19:ポリエーテル変性シリコーン(KF6011、
信越化学工業社製) 注20:ポリエーテル変性シリコーン(KF6012、
信越化学工業社製)
【0069】 〔実施例30〕ヘアジェル 水溶性シリコーンA 注1 0.5% グリセリン 1.0 ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体 3.0 ジイソステアリン酸デカグリセリル 0.5 メチルポリシロキサン 3.0 プロピレングリコールモノステアレート 2.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2.0 カルボキシビニルポリマー 0.1 ジヒドロキシベンゾフェノン 0.1 メチルパラベン 0.3 フェノキシエタノール 0.5 トリエタノールアミン 0.1 香料A 0.1精製水 残部 計 100.0%
【0070】 〔実施例31〕ヘアスタイリングフォーム 水溶性シリコーンA 注1 0.5% 3−メチル−1,3−ブタンジオール 1.0 アクリル酸系両性ポリマー 注5 1.5 スクワラン 0.1 グリセリンモノステアレート 0.2 トリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0 メチルパラベン 0.3 トリエタノールアミン 0.1 香料A 0.1 エタノール 20.0 液化石油ガス 7.0精製水 残部 計 100.0%
【0071】 〔実施例32〕ヘアクリーム 水溶性シリコーンA 注1 0.5% 2−メチル−2,4−ペンタジオール 1.0 パラフィンワックス140 3.0 スクワラン 1.0 グリセリンモノステアレート 1.0 ソルビタンモノステアレート 1.0 ポリエチレングリコールモノステアレート 1.0 カルボキシビニルポリマー 0.1 ジヒドロキシベンゾフェノン 0.1 メチルパラベン 0.3 フェノキシエタノール 0.5 トリエタノールアミン 0.1 香料A 0.1 精製水 残部 計 100.0%
【0072】 〔実施例33〕スキンクリーム 水溶性シリコーンA 注1 1.0% 植物性スクアラン 5.0 イソステアリン酸イソセチル 1.0 セトステアリルアルコール 1.0 POE(40)モノステアレート 1.0 モノステアリン酸ソルビタン 1.0 メチルパラベン 0.3 プロピルパラベン 0.1 香料C 0.1 グリセリン 3.0 PCAナトリウム 3.0 1,3−ブチレングリコール 2.0 ベントナイト 1.5精製水 残部 計 100.0%
【0073】〔実施例34〕下記に示す処方のヘアジェ
ルを調製した。 水溶性シリコーンA 注1 2.0% ポリグリセリン脂肪酸エステル 注21 5.0 カルボキシビニルポリマー 注22 1.0 N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチル アミノエチル−α−N−メチルカルボキシベタイン・ メタクリル酸アルキルエステル共重合体 注23 3.0 ポリオキシエチレンステアリルエーテル 0.3 ジヒドロキシベンゾフェノン 0.1 メチルパラベン 0.1 トリエタノールアミン 1.0 香料B 0.5 エタノール 20.0精製水 残部 計 100.0% 注21:SフェイスIS−1002(阪本薬品社製) 注22:カルボポール 940(BF Goodrich社製) 注23:ユカフォーマー 510(三菱化学社製)
【0074】 〔実施例35〕 下記に示す処方のヘアスプレーを製造した。 原液組成: 水溶性シリコーンA 注1 2.0% ポリグリセリン脂肪酸エステル 注24 3.0 ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体 注25 1.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.4 メチルパラベン 0.1 香料B 0.3エタノール 残部 計 100.0% 上記原液 50.0% LPGガス: 50.0% 注24:Decaglyn 1−L(日光ケミカルズ社製) 注25:ルビスコール VA−73(BASF)
【0075】〔実施例36〕下記に示す処方のヘアクリ
ームを製造した。 水溶性シリコーンA 注1 0.5% ポリグリセリン脂肪酸エステル 注26 5.0 パラフィンワックス 3.0 スクワラン 2.0 グリセリンモノステアレート 1.0 ソルビタンモノステアレート 1.0 ポリオキシエチレングリコールモノステアレート 1.0 ジヒドロキシベンゾフェノン 0.1 メチルパラベン 0.3 プロピルパラベン 0.2 クエン酸ナトリウム 0.1 香料C 0.3精製水 残部 計 100.0% 注26:サンソフトA−141C(太陽化学社製)
【0076】〔実施例37〕下記に示す処方のヘアワッ
クスを製造した。 水溶性シリコーンA 注1 0.5% ポリグリセリン脂肪酸エステル 注27 8.0 カルナウバロウワックス 3.0 スクワラン 10.0 メチルポリシロキサン 2.0 セトステアリルアルコール 3.0 グリセリンモノステアレート 1.0 ポリオキシエチレングゾコールモノステアレート 1.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2.0 ヒドロキシエチルセルロース 0.2 オキシベンゾン 0.1 メチルパラベン 0.3 フェノキシエタノール 0.5 クエン酸 0.1 香料A 0.2精製水 残部 計 100.0% 注27: SYグリスターML−310(阪本薬品社製)
【0077】〔実施例38〕下記に示す処方のヘアジェ
ルを製造した。 水溶性シリコーンA 注1 2.0% ポリオキシプロピレン(14)ジグリセリルエーテル 15.0 アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 注28 1.0 3−メチル−1,3−ブタンジオール 0.5 ポリオキシエチレンステアリルエーテル 0.3 オキシベンゾン 0.1 メチルパラベン 0.1 2−アミノ−2−メチルプロパノール 1.0 香料A 0.5 エタノール 20.0精製水 残部 計 100.0% 注28:Pemu1en TR−1(BF Goodrich社製)
【0078】〔実施例39〕下記に示す処方のヘアスプ
レーを製造した。 原液組成: 水溶性シリコーンA 注1 3.0% ポリオキシプロピレン(4)ジグリセリルエーテル 8.0 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.4 メチルパラベン 0.1 香料C 0.3エタノール 残部 計 100.0% 上記原液 50.0% LPGガス 50.0%
【0079】〔実施例40〕下記に示す処方のヘアフォ
ームを製造した。 原液組成: 水溶性シリコーンA 注1 3.0% ポリオキシプロピレン(9)ジグリセリルエーテル 8.0 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5 メチルパラベン 0.1 香料A 0.3エタノール 残部 計 100.0% 上記原液 90.0% LPGガス 10.0%
【0080】〔実施例41〕下記に示す処方のヘアクリ
ームを製造した。 水溶性シリコーンA 注1 0.5% ポリオキシプロピレン(20)ジグリセリルエーテル 10.0 パラフィンワックス 3.0 ホホバ油 2.0 グリセリンモノステアレート 1.0 ソルビタンモノステアレート 1.0 ポリオキシエチレングリコールモノステアレート 1.0 ジヒドロキシベンゾフェノン 0.1 メチルパラベン 0.3 プロピルパラベン 0.2 クエン酸ナトリウム 0.1 香料C 0.3精製水 残部 計 100.0%
【0081】〔実施例42〕下記に示す処方のヘアワッ
クスを製造した。 水溶性シリコーンA 注1 0.5% ポリオキシプロピレン(10)ジグリセリルエーテル 5.0 カルナウバロウワックス 3.0 ヒマワリ油 10.0 メチルポリシロキサン 2.0 セトステアリルアルコール 3.0 グリセリンモノステアレート 1.0 ポリオキシエチレングリコールモノステアレート 1.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2.0 ヒドロキシエチルセルロース 0.2 オキシベンゾン 0.1 メチルパラベン 0.3 フェノキシエタノール 0.5 クエン酸 0.1 香料B 0.2精製水 残部 計 100.0% 上記実施例34〜42について、使用感を評価したとこ
ろ、いずれもセット力、べたつきのなさに優れるもので
あった。
【0082】 〔実施例43〕ヘアスタイリングフォーム 水溶性シリコーンA 注1 0.5% メチルポリシロキサンA(30万cst)注11 10.0 メチルポリシロキサンB(10万cst)注12 5.0 ピロリドンカルボン酸ナトリウム 注14 1.0 スクワラン 1.0 3−メチル−1,3−ブタンジオール 10.0 ヤシ油脂肪酸ソルビタン 0.5 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.3 ラウリルジメチルアミンオキシド 0.5 ポリオキシエチレンステアリルエーテル 0.3 メチルパラベン 0.3 トリエタノールアミン 0.1 香料A 0.1 エタノール 20.0 液化石油ガス 8.0精製水 残部 計 100.0%
【0083】 〔実施例44〕ヘアスタイリングフォーム 水溶性シリコーンA 注1 1.0% メチルポリシロキサンA(30万cst) 注11 12.0 メチルポリシロキサンB(10万cst) 注12 3.0 ピロリドンカルボン酸ナトリウム 注14 1.0 3−メチル−1,3ブタンジオール 10.0 カチオン化セルロース 注29 0.5 N−ヤシ油脂肪酸アシル−L −グルタミン酸トリエタノールアミン 0.3 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.3 ポリオキシエチレンステアリルエーテル 0.3 オキシベンゾン 0.3 トリエタノールアミン 0.1 香料C 0.1 エタノール 20.0 液化石油ガス 7.0精製水 残部 計 100.0% 注29:レオガードKG(ライオン社製)
【0084】 〔実施例45〕ヘアクリーム 水溶性シリコーンA 注1 0.5% メチルポリシロキサンB(10万cst) 注12 5.0 ピロリドンカルボン酸ナトリウム 注14 1.0 流動パラフィン 5.0 パラフィンワックス 3.0 3−メチル−1,3−ブタンジオール 10.0 ヤシ油脂肪酸ソルビタン 2.0 モノステアリン酸グリセリン 1.0 モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0 ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 2.0 カルボキシビニルポリマー 0.1 ジヒドロキシベンゾフェノン 0.1 メチルパラベン 0.3 フェノキシエタノール 0.5 トリエタノールアミン 0.1 香料A 0.1精製水 残部 計 100.0%
【0085】 〔実施例46〕ヘアクリーム 水溶性シリコーンA 注1 1.0% メチルポリシロキサンA(30万cst)注11 5.0 トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン 3.0 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0 セトステアリルアルコール 5.0 グリセリン 10.0 モノステアリン酸ソルビタン 2.0 モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0 モノステアリン酸ポリエチレングリコール 2.0 カルボキシビニルポリマー 0.1 ジヒドロキシベンゾフェノン 0.1 メチルパラベン 0.3 プロピルパラベン 0.1 トリエタノールアミン 0.1 香料C 0.1精製水 残部 計 100.0%
【0086】 〔実施例47〕ヘアスプレー 水溶性シリコーンA 注1 1.0% メチルポリシロキサンA(30万cst)注11 3.0 メチルポリシロキサンB(10万cst)注12 7.0 ステアリン酸ジエタノールアミド 0.3 ミリスチン酸イソプロピル 0.3 香料A 0.1 エタノール 20.0 液化石油ガス 60.0精製水 残部 計 100.0%
【0087】 〔実施例48〕ヘアウォーター 水溶性シリコーンA 注1 1.0% メチルポリシロキサンB(10万cst)注12 3.0 ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸 0.5 ポリオキシエチレンラウリルエーテル 0.5 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5 シラカバエキス 1.0 ピロリドンカルボン酸ナトリウム 注14 1.0 ソルビット液 1.0 ポリオキシエチレン(40モル)硬化ヒマシ油 0.5 クエン酸ナトリウム 0.1 ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸 0.1 メチルパラベン 0.1 香料C 0.1 エタノール 20.0精製水 残部 計 100.0%
【0088】 〔実施例49〕ヘアジェル ポリメチルシルセスキオキサン粉末 注15 0.1% 水溶性固形シリコーン 注18 0.5 グリセリン 1.0 ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体 3.1 ジイソステアリン酸デガグリセル 0.5 メチルポリシロキサン 3.0 プロピレングリコールモノステアレート 2.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2.0 カルボキシビニルポリマー 0.1 ジヒドロキシベンゾフェノン 0.1 フェノキシエタノール 0.5 トリエタノールアミン 0.1 香料A 0.1精製水 残部 計 100.0%
【0089】 〔実施例50〕ヘアクリーム ポリメチルシルセスキオキサン粉末 注15 0.15% 水溶性固形シリコーン 注18 1.0 パラフィンワックス140 3.0 スクワラン 1.0 グリセリンモノステアレート 1.0 ソルビタンモノステアレート 1.0 ポリエチレングリコールモノステアレート 1.0 カルボキシビニルポリマー 0.1 ジヒドロキシベンゾフェノン 0.1 メチルパラベン 0.3 フェノキシエタノール 0.5 トリエタノールアミン 0.1 香料C 0.1精製水 残部 計 100.0%
【0090】上記実施例49,50の毛髪用化粧料は、
使用時の感触(毛髪の光沢のなさ、感触の良さ、これら
効果の持続性)に優れ、かつ毛髪のセット力も良好であ
った。
【0091】上記各例で使用した香料は、下記の通りの
組成である。 香料A: イランイラン油(Ylang Ylang oil) 3% レモン油(Lemon oil) 5 スウィートオレンジ油(Orange Sweet oil) 10 ラベンダー油(Lavender oil) 6 ネロリ油(Neroli oil) 2 ローズ ベース(Rose Base) 5 ローズ オキサイド(Rose oxide) 0.1 ジャスミン ベース(Jasmin Base) 3 リリアール(Lilial) 5 グリーン ベース(Green Base) 2 プチグレン油(Petitgrain oil) 3 ミュゲ ベース(Muguet Base) 1 ヘディオン(Hedion) 8 ベルトフィックス(Vertofix) 3 サンダルウッド油(Sandalwood oil) 1 アブソリュート オークモス(Absolute Oakmoss) 1 シス−3−へキセニル サリシレート (cis−3−Hexenyl Salicylate) 5 ヘキシル シンナミック アルデヒド (Hexyl cinnamic aldehyde) 5.9 ベンジル アセテート(Benzyl acetate) 1 ベンジル ベンゾエート(Benzyl benzoate) 1 ベンジル サリシレート(Benzyl Salicylate) 3 ペンタリド(Pentalide) 1 カーネーション ベース(Carnation Base) 1 カシメラン(Cashmeran) 3 メチル ヨノン(Methyl ionone) 3 ネオベルガメート(Neobergamate) 3 ゲラニル ニトリル(Geranyl nitrile) 1 アルデヒド C−9 10%ジプロピレングリコール溶液 (Aldehyde C−9 10% in DPG) 3 アルデヒド C−10 10%ジプロピレングリコール溶液 (Aldehyde C−10 10% in DPG) 1 アルデヒド C−12 MNA 10%ジプロピレングリコール溶液 (Aldehyde C−12 MNA 10% in DPG) 2 ヘリオトロピン(Heliotropine) 1 ジプロピレングリコール(Dipropylene glycol) 7 計 100%
【0092】 香料B: イランイラン油(Y1ang Ylang oi1) 5% ローズ油(Rose oil) 5 アブソリュート ジャスミン(Jasmin absolute) 3 レモン油(Lemon oil) 20 クローブ バッド油(Clove bud oil) 3 ガルバナム油(Galbanum oil) 1 アルデヒド C−10(Aldehyde C−10) 1 アルデヒド C−11(Aldehyde C−11(lic)) 1 アルデヒド C−12(Aldehyde C−12(ric)) 1 ガンマ ウンデカラクトン (Undecalactone gamma) 1 ヘリオトロピン(Heliotropin) 5 ヘキシル シンナミック アルデヒド (Hexyl cinnamic aldehyde) 5 リリアール(Lilial) 10 ヒドロキシ シトロネラール (Hydroxy citronellal) 5 アミル シンアミック アルデヒド (Amyl cinnamic aldehyde) 3 リナロール(Linalool) 30 リナリル アセテート(Linalyl acetate) 10 シス−3−へキセニル サリシレート (cis−3−Hexenyl salicylate) 20 フェニル エチル アルコール (Phenyl ethyl alcohol) 70 スチラリル アセテート(Styrallyl acetate) 5 リラール(Lyral) 60 シクロヘキシル サリシレート (Cyclohexyl salicylate) 50 ベンジル アセテート(Benzyl acetate) 10 ネロール(Nerol) 2 シトロネロール(Citronellol) 70 ゲラニオール(Geraniol) 30 シトラール ジエチルアセタール(Citral DEA) 5 メチル ベンジル エーテル (Methyl benzyl ether) 5 ガラクソライド 50% ベンジル ベンゾエート溶液 (Galaxolide 50 BB) 50 メチル ジヒドロ ジャスモネート (Methyl dihydro jasmonate) 80 パラ−ターシャリーブチル シクロヘキシル アセテート (p−Tert.butyl cyclohexyl acetate) 30 ガンマ メチル ヨノン クール (Methyl ionone gamma coeur) 30 ウッディーフロー(Woodyflor) 30 デルタ ダマスコン(Damascone delta) 1 ペンタリド(Pentalide) 10 合成モス(Synthetic moss) 2 アンブロキサン(Ambroxane) 1 ヒアシンス ベース(Hyacinth base) 100 ジプロピレン グリコール(Dipropylene glycol) 230 計 100%
【0093】 香料C: レモン油(Lemon oil) 5% ライム油(Lime oil) 2 オレンジ油(Orange oil) 10 ベルガモット油(Bergamot oil) 1 グレープフルーツ油(Grapefruit oil) 2 ローズ油(Rose oil) 1 ジャスミン油(Jasmin oil) 0.4 ラベンダー油(Lavender oil) 0.2 ラバンジン油(Lavandin oil) 0.1 プチグレン油(Petitgrain oil) 0.1 ネロリ油(Neroli oil) 0.2 イランイラン油(Ylang Ylang oil) 3 アブソリュート バニラ(Vanilla absolute) 1 アブソリュート オークモス(Absolute Oakmoss) 1 サンダルウッド油(Sandalwood oil) 1 グリーン ベース(Green base) 1 フルーティ ベース(Fruity base) 5 アンバー ベース(Amber base) 1 リナロール(Linalool) 2 リナリル アセテート(Linalyl Acetate) 10 l−メントール(l−Menthol) 5 ヘディオン(Hedion) 3 ガラクソリド(Galaxolide) 5 トナリド(Tonalide) 5 ベルトフィックス(Vertofix) 3 イソ E スーパー(Iso E Super) 1 ヘキシル シンナミック アルデヒド (Hexyl cinnamic aldehyde) 5 アルデヒド C−8 10%ジプロピレングリコール溶液 (Aldehyde C−8 10% in DPG) 5 アルデヒド C−10 10%ジプロピレングリコール溶液 Aldehyde C−10 10% in DPG 2 アルデヒド C−12 10%ジプロピレングリコール溶液 Aldehyde C−12 MNA10% in DPG 5 ジプロピレングリコール(Dipropylene Glycol)14 計 100%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾本 典隆 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 水島 由香子 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4C083 AA122 AC022 AC072 AC102 AC122 AC182 AC302 AC422 AC432 AC472 AC482 AC542 AC582 AC611 AC612 AD092 AD132 AD151 AD152 AD162 BB41 CC01 CC05 CC32 CC33 DD08 EE07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 40℃以上の融点をもつ水溶性固形シリ
    コーンを含有してなることを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】 40℃以上の融点をもつ水溶性固形シリ
    コーンと毛髪セット用高分子化合物とを併用してなるこ
    とを特徴とする毛髪用化粧料。
  3. 【請求項3】 40℃以上の融点をもつ水溶性固形シリ
    コーンとモノもしくはポリグリセリン又はその誘導体と
    を併用してなることを特徴とする毛髪用化粧料。
  4. 【請求項4】 40℃以上の融点をもつ水溶性固形シリ
    コーンとメチルポリシロキサンとを併用してなることを
    特徴とする毛髪用化粧料。
  5. 【請求項5】 ピロリドンカルボン酸塩を含有する請
    求項4記載の毛髪用化粧料。
  6. 【請求項6】 40℃以上の融点をもつ水溶性固形シリ
    コーンと平均粒子径2μm以上10μm未満の粒子を1
    5%以上、2μm未満の粒子を15%未満含有するポリ
    メチルシルセスキオキサン粉末とを併用してなることを
    特徴とする毛髪用化粧料。
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