JP2000191064A - 煙草パックとその製造方法および製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】煙草パックとその製造方法および製造装置 【解決手段】薄い包装材料の内部包装部材を備える煙草
パックを製造する間は、内部包装部材のブランクは、複
数本の刻設線すなわち煙草グループがＵ字状態様をなし
て包み込まれるときに、煙草グループによって最初に接
触される底部壁を区画する横断方向の刻設線を具備す
る。これらの刻設線のお陰でＵ字状折り曲げ工程におい
て煙草グループに掛かる機械的負荷が減少する。さら
に、煙草グループを移送する煙草コンベヤーは、不均一
な態様で、つまり、ブランクを受け止めた場合は低速
で、その他の移送作業の場合は高速で駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、煙草の端部面を
介して底部壁と向き合って接する煙草グループが、プロ
セス中においてＵ字状をなして包み込まれ、この場合底
部壁は、底部折り曲げタブと隣接し、前部壁と後部壁
は、側部タブによって横方向に接続されて包装部材の折
り曲げられた両側部壁を形成する、紙、錫箔等の薄い包
装材料から作られる細長いブランクを有し、ブランク
が、前部壁と後部壁と隣接する連続した単一層の底部壁
を備える、煙草グループを包装するための煙草パックに
関する。この発明はまた、上記タイプの煙草パックを製
造する方法と装置にも関連する。

【０００２】

【従来の技術】世界に遍く知れ渡った煙草パックのタイ
プ、すなわち、ヒンジ蓋付きパックとソフトカートンパ
ックは、煙草グループが、薄い包装材料すなわち特に錫
箔または紙から製造される内部包装部材によって包み込
まれる。煙草グループは、煙草がそれらの端部面を介し
て向き合って接する連続底部壁を形成して包装される。
（細長い）両側部壁と、底部壁の反対側に設けられる１
つの端部壁は、重なる折り曲げタブによって形成され
る。

【０００３】第１の折り曲げステップにおいては、内部
包装部材のブランクは、Ｕ字状態様で煙草グループの周
囲に折り曲げられる。この場合、前記煙草グループは、
煙草コンベヤーによって移送され、ブランクは前記煙草
グループによって連行されるためのカーテンとして移送
面を横断して待機する。

【０００４】包装機の作業速度が増大するとともに、煙
草の機械的なローディングという問題が大きくなる。包
装工程中における加圧と衝撃を伴ったローディングは品
質が損なわれる結果になる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、包
装機の高作業速度であるにも拘わらず、煙草が損なわれ
る危険を回避または減少する方策を提案することであ
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明の煙草パックは、下記の諸特徴を有する。

【０００７】(a)底部壁は、直角に折り曲げられた折り
曲げ縁部の区域に刻設付与された横断方向線よって、前
部壁と後部壁から分離される。

【０００８】(b)これらの刻設付与された横断方向線
は、底部壁、前部壁および後部壁の区域にのみ延出して
おり、側部折り曲げタブと底部折り曲げタブの区域には
延出しない。

【０００９】この発明によれば、煙草グループ、および
／または、前もって形成された、および／または、前も
って印刻形成された折り曲げ線によって区画された底部
壁によって図示されるように移送方向前部に位置する煙
草の端部によって直接グリップされるのはブランクのこ
れらの区域だけであるから、発生する機械的なローディ
ングがブランクの折り曲げによって減少する。横断方向
の刻設はブランクの横方向区域内には延出しない。その
理由は底部折り曲げタブと折り曲げガセットによって他
の複雑な折り曲げ形成部が設けられるからである。

【００１０】別に刻設される折り曲げ線、すなわち、長
手方向刻設線はブランクの中央連続区域を横方向の折り
曲げタブから分離するために設けられる。

【００１１】この発明によれば、すべての折り曲げタブ
は、ブランクを製造するための材料ウエブに設けられ、
長手方向刻設線は連続する刻設線である。

【００１２】この発明によれば、他の方策が包装機の区
域に設けられる。すなわち、１つのエンドレス煙草コン
ベヤーが設けられ、このコンベヤーが煙草グループを煙
草マガジンから取り出すとともに、煙草グループが内部
包装部材用のブランクを受け止めたとき、これらを移送
し、この発明にしたがって、次のように不均一な態様で
駆動される。すなわち、煙草がマガジンから取り出され
るとき、および／または、横断方向に向くブランクが受
け止められたときは移送速度が小さく、その他の場合は
移送速度が対照的に大きいように駆動される。したがっ
て、煙草コンベヤーの移動特性が不均一であり、波状を
なす加速特性を伴う。

【００１３】この発明の装置の別の特徴は、装置に専用
の刻設副アセンブリーが設けられる点であり、前記アセ
ンブリーは、ブランクがそれぞれの煙草グループに供給
される区域に直接設けられることが好ましく、この発明
の形成態様にしたがって、ブランクが材料ウエブから切
断される前に、刻設線を供給する。

【００１４】別の細部は、ブランクを煙草グループに移
送し、これをＵ字状に折り曲げることを有効に行う移送
諸部材に関する。

【００１５】パック、方法および装置の細部は、添付図
面を参照しつつ以下に詳細に説明する。

【００１６】

【発明の実施の形態】各図面は、錫箔、紙またはフィル
ム製の内部包装部材を備える煙草パックの構造と製造に
関する。そのような内部包装部材は、特に、ヒンジ蓋付
きパックとソフトカートンパックに使用される。図１
は、折り曲げられた底面の原理によって設計されたその
ような内部包装部材用のブランク１０を示す。連続する
底部壁１１が、前部壁１２および後部壁１３と隣接す
る。底部壁１１の反対側に位置する（頂部）端部壁
は。、折り曲げられた、部分的に重なる端部折り曲げタ
ブ１４、１５を有する。直立した細長い両側部壁も同様
に折り曲げタブすなわち側部折り曲げタブ１６、１７を
備える。底部壁１１の区域においては、これらの諸タブ
は、底部壁１１と隣り合う底部折り曲げタブ４２、４３
と合体するとともに、底部折り曲げタブに沿って配置さ
れる折曲げガセット４４と隣り合う。これらの底部折り
曲げタブと折り曲げガセットは、折り曲げ線４５によっ
て互いに分離される。

【００１７】前部壁１２の区域には、ブランクの一方の
端部区域を区画する横断方向のミシン目１８が設けられ
る。この端部区画は、いわゆるフラップとして機能し、
パックが最初に開かれるときにグリップされる端部折り
曲げタブ１４によって引き裂かれる。

【００１８】ブランク１０は薄い包装材料から構成され
るにもかかわらず、刻設線、すなわち、材料に溝状の変
形部を形成する刻み目を備える（図２参照）。この発明
は、２本の平行な横断方向の刻設線１９、２０を有す
る。これらの刻設線は前部壁１２と後部壁１３に関して
底部壁１１を区画する。横断方向の刻設線１９、２０
は、直角断面を備える底部側の折り曲げ縁部を形成す
る。

【００１９】同じ構造を有する長手方向の刻設線２１、
２２も設けられる。これらは、ブランク１０の長手方向
に延出する。これらは、ストリップ状の側部折り曲げタ
ブ１６、１７をブランク１０の残部から分離する。この
具体例の場合は、横断方向刻設線１９、２０が、長手方
向刻設線２１、２２の間に延出するが、前記の横断方向
刻設線１９、２０はブランク１０の幅全体に亘って延出
しても差支えない。

【００２０】包装対象である煙草グループ２３は、煙草
マガジン専用に設けられた煙草タレット２４から取り出
されて移送される（図３、４、５参照）。一定間隔に設
けられた移送部材２６（図４、５）が煙草グループ２３
の後側をグリップする。煙草グループ２３は、煙草通路
２７の面上を移送される。

【００２１】ブランク１０は、ブランクステーション２
８の区域において次々に供給されて毎回１つの煙草グル
ープ２３によって受け止められるように、待機保持され
る。ブランク１０は、紙、錫箔或いはその他の包装材料
製の連続材料ウエブ２９から切断され、煙草グループ２
３の移送方向を横断する位置において、カーテンとして
待機状態で保持される。

【００２２】ブランクステーション２８の区域におい
て、ブランク１０は、煙草グループ２３が、底部壁１１
の区域において、すなわち正確に言えば、２つの横断方
向刻設線１９、２０の間において、移送方向に見て前方
にある煙草グループの端部面‐フィルターを備えていな
い端部‐を介してブランク１０をグリップするように配
置される。煙草グループ２３の移送運動が連続するの
で、このブランクはＵ字状に折り曲げられる。ブランク
ステーション２８の区域には、この目的で案内部材すな
わちマウスピースプレート３１、３２を有するマウスピ
ース３０が、煙草グループ２３の移送通路の直上、直下
に配置される。

【００２３】ブランクステーション２８には、ブランク
副アセンブリー３３が専用に配設される。このブランク
副アセンブリー３３は、リール３４から到達する材料ウ
エブ２９用に設けられる(図３参照）。ブランク１０
は、切断副アセンブリー、すなわち、切断刀４６を備え
る切断ローラー３５によって切断され、それぞれの煙草
グループ２３に供給される。切断ローラー３５はミシン
目線１８を創り出すための穿孔カッター３６も備える。

【００２４】ブランク副アセンブリー３３は、横断方向
刻設線１９、２０をもたらすための刻設部材を有する。
この部材は、刻設ローラー３７である。刻設ローラー３
７の周面には刻設ツールすなわち横断方向を向く２つの
リブ状の突起３８を備える。この刻設ローラー３７は、
移送方向に見て切断ローラー３５の上流側に配置され
る。横断方向刻設線１９、２０はしたがって材料ウエブ
２９の面に設けられる。刻設ローラー３７と対をなす加
圧部材、すなわち、（移動可能な）加圧ローラー３９
が、少なくとも刻設作業中は刻設ローラー３７または材
料ウエブ２９と接触する。この加圧ローラー３９は、例
えばクランクを介して周期的に移動され、部分的に弾性
材料例えばVulkolanから形成される。刻設ローラー３７
の上流側には、転向ローラー４０が設けられており、こ
れが刻設ローラー３７に大きな巻き付け角度をもたら
す。

【００２５】横断方向の刻設線２１、２２は、現行模範
具体例においては、移送方向に見てブランク副アセンブ
リー３３の上流側に設けられる独立した刻設副アセンブ
リーによって材料ウエブ２９内に発生する。別体に設け
られた刻設副アセンブリー４９は、２つの刻設ローラー
５５、５６を備え、これらは、常に互いに接触してお
り、その一方のローラー、‐例えば、刻設ローラー５５
‐は、長手方向の刻設線２１、２２の位置に対応する２
つの周回する溝状のリブ(図示しない）を備える。他方
の刻設ローラー５６は、好ましくは弾性外皮層を有する
加圧ローラーとして機能する。刻設副アセンブリー４９
によって定常的に刻設が施される材料ウエブは、転向ロ
ーラーと案内ローラーを巡回して上記のブランク副アセ
ンブリー３３に供給される。

【００２６】特に特徴的な点は、刻設部材を含むブラン
ク副アセンブリーは、独立して、すなわち、包装機の中
央駆動機構によってではなく、これと協働する態様で駆
動されることである。ブランク副アセンブリーにはモー
ターすなわちサーボモーター４１が専用に設けられる。
サーボモーター４１は中央駆動ホイールを駆動する。

【００２７】ブランク副アセンブリー３３の駆動は、供
給された煙草グループ２３の位置に応じて制御される。
この手法は、ブランク１０が横断方向刻設線１９、２０
に関する限り、煙草グループ２３によって受け止められ
るために正確な相対位置において、待機状態で保持され
る状況を実現する。煙草グループ２３の通路の上方に
は、探知部材すなわち電子光学的なセンサー４７が設け
られる。このセンサー４７は、光障壁を介して煙草グル
ープ２３の前面側を探知してサーボモーター４１を制御
するとともに、実際に到着煙草グループ２３と正確に協
働しつつブランク１０を正確に供給する。もしも、ブラ
ンク副アセンブリー３３に煙草グループが供給されなか
ったり、センサー４７によって探知されなかったりした
場合は、包装材料の供給も停止される。

【００２８】しかしながら、ブランク副アセンブリー３
３は、包装機のタイミングと協働または同調してサーボ
モーター４１によって駆動される。この目的で、１つの
センサー、すなわち１つのイニシエーター５８がブラン
クの副アセンブリー３３に専用に設けられる。前記のイ
ニシエーターは、ブランク副アセンブリー３３の（金
属）マーク５９と相互作用を行う。このマーク５９は、
切断ローラー３５の面に設けられ包装機のタイミングと
協働しつつブランク副アセンブリー３３の駆動を制御す
る。

【００２９】装置の特徴点は、煙草グループ２３が不均
一な態様で、すなわち、増速されて、および対応して減
速される移送速度で移送されることである。この駆動
は、煙草グループ２３が、煙草タレット２４の区域に収
容されるにしたがって、煙草コンベヤー２５が減速され
るように選択される。同様に、煙草コンベヤー２５の減
速は、ブランク１０が煙草グループ２３によって受け止
められるに連れてもたらされる。これら以外の煙草移送
フェーズにおいては、煙草コンベヤー２５は、高速で駆
動される。この手順は、１つの煙草グループ２３が煙草
マガジン２４の区域においてグリップされるのと同時
に、ブランク１０が他の煙草グループによってグリップ
されるようにすることが好ましい。この場合、煙草コン
ベヤーは、例えば、ＤＥ１，２８８，９７０号にしたが
って、すなわち、周期的に変速される速度で駆動するこ
とができる。

【００３０】ブランク副アセンブリー３３の運動特性
は、煙草コンベヤー２５のそれと合致するように適合さ
れる。すなわち、ブランク副アセンブリー３３の運動特
性は不均一で、波状に変化するとともに、沈静化する。
運搬運動の特性は、ブランク１０が煙草グループ２３に
よって受け止められると、ブランク１０の運搬速度が減
少するように選択されるが、さもなければ対応して加速
される。材料ウエブ２９および／またはブランク１０の
この運搬運動は、刻設ローラー３７によってもたらされ
る。これは、偏心ローラーとして設計されマウントされ
る。言い換えれば、前記ローラーは１つの回転偏心軸４
８を備える。その構造は、刻設作業中、つまり、横断方
向の刻設線１９、２０が付与される時間帯は刻設ローラ
ー３７が減速運転され、それ以後は高速運転されるよう
になっている。

【００３１】材料ウエブ２９から切断されるブランク１
０は、切断ローラー３５から複数個の回転吸着ディスク
５１へと移動される。これらの回転吸着ディスク５１
は、周辺部に沿って吸着孔を備えており、ブランクの横
方向境界部をグリップする。煙草グループ２３は、これ
らの複数個の吸着ディスク５１の間を通過して運搬され
る。この過程でブランクは煙草グループ２３によってグ
リップされ、底部壁１１の区域において吸着ディスク５
１から引き離される。

【００３２】マウスピース３０の区域には、ブランク１
０を負荷が掛からない態様で煙草グループ２３によって
運搬することを補助する更に別の補助部材が設けられ
る。これらの部材は、回転軸が煙草グループ２３の移動
通路の上下に、煙草グループ２３の移送方向を横断する
ように配置される吸着ローラー５３、５４である。前記
吸着ローラーは、特に、マウスピース３０の導入部材の
形態をなす。煙草グループ２３は、上下の吸着ローラー
５３、５４の間をブランク１０とともに移送される。

【００３３】煙草コンベヤー２５の特定の駆動方法もま
た、他の個所において、すなわち、内部包装部材の刻設
作業とは独立して使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】煙草パックの内部包装部材用の展開ブランク。

【図２】ブランクのII‐II線に沿う一部断面。

【図３】煙草包装機の一部の概略側面図。

【図４】図３の装置の一細部の拡大図。

【図５】ブランクを煙草グループに供給し、移送する副
アセンブリーの別の拡大図。

【符号の説明】

１０…ブランク，１１…底部壁，１２…前部壁，１３…
後部壁，１４，１５…端部折り曲げタブ，１６，１７…
側部タブ，１９，２０…横断方向刻設線，２１，２２…
長手方向刻設線，２３…煙草グループ，２６…移送部
材，２７…煙草通路，２９…材料ウエブ，３３…ブラン
ク副アセンブリー，３５…切断ローラー，３７…刻設ロ
ーラー，３８…突起，３９…加圧ローラー，４１…サー
ボモーター，４２，４３…底部折り曲げタブ，４７…セ
ンサー，５５，５６…刻設ローラー。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルマン・ブローメ ドイツ連邦共和国、デー−27337 ブレン ダー−アインステ、ビュッセンシュット− シュトラーセ 21 (72)発明者 ブルカルト・レスラー ドイツ連邦共和国、デー−27337 ブレン ダー、リッツェンベルガー・ベーク 17

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 下記の(a）（b）（c）に特徴を有し、 煙草の端部面を介して底部壁（１１）と向き合って接す
   る煙草グループ（２３）が、プロセス中においてＵ字状
   をなして包み込まれ、この場合底部壁（１１）は、底部
   折り曲げタブ（４２，４３）と隣接し、前部壁（１２）
   と後部壁（１３）は、側部タブ（１６，１７）によって
   横方向に接続されて包装部材の折り曲げられた両側部壁
   を形成する、 紙、錫箔等の薄い包装材料から作られる細長いブランク
   （１０）を有し、ブランク（１０）が、前部壁（１２）
   と後部壁（１３）と隣接する連続した単一層の底部壁
   （１１）を備える、煙草グループ（２３）を包装するた
   めの煙草パック。 （a）底部壁（１１）は、直角をなす折り曲げ縁部の区
   域において、横断方向刻設線（１９，２０）によって前
   部壁（１２）および後部壁（１３）から分離されてい
   る、（b）前記横断方向刻設線（１９，２０）は、底部
   壁（１１）、前部壁（１２）および後部壁（１３）の区
   域にのみ延出しており、側部折り曲げタブ（１６，１
   ７）および底部折り曲げタブ（４２，４３）の区域には
   延出していない、（c）底部壁（１１）、前部壁（１
   ２）、後部壁（１３）および端部折り曲げタブ（１４，
   １５）を有するブランク（１０）の中央区域は、ブラン
   クの幅全体に亘って延出する、それぞれの連続した長手
   方向刻設線（２１，２２）によって、側部折り曲げタブ
   （１６，１７）から区画される、
2. 【請求項２】 下記の（a）（b）（c）（d）（e）（f）
   に特徴を有し、 煙草グループ（２３）は、煙草通路（２７）に沿って移
   送され、Ｕ字状をなして煙草グループ（２３）を包み込
   むためのブランク（１０）は、煙草通路（２７）を横断
   する面内で待機状態で保持される、 煙草グループ（２３）が、紙、錫箔等の薄い包装材料製
   のブランク（１０）内に包装される煙草パックの製造方
   法。 （a）ブランクは、その長手方向が運搬方向に一致する
   ように、煙草通路（２７）に供給される、（b）ブラン
   クの運搬移動の結果として、煙草グループ（２３）によ
   って連行されるブランク（１０）は、底部壁（１１）の
   区域において、煙草グループ（２３）によって、隣り合
   う前部壁（１２）と隣り合う後部壁（１３）がＵ字状態
   様で折り曲げられるようにグリップされるように、待機
   状態で保持される、（c）ブランク（１０）は、煙草通
   路（２７）に運搬される前に連続材料ウエブから切断さ
   れる、（d）前記材料ウエブを横断する方向を向くとと
   もに、それらの長さが、材料ウエブ（２９）および／ま
   たは切断対象であるブランク（１０）の幅よりも相当に
   短い横断方向刻設線（１９，２０）が、材料ウエブ（２
   ９）の区域に付与される、（e）横断方向刻設線（１
   ９，２０）は、底部壁（１１）と、これに隣り合う前部
   壁（１２）および後部壁（１３）との間の境界として付
   与される、（f）底部壁（１１）、前部壁（１２）、後
   部壁（１３）および端部折り曲げタブ（１４，１５）を
   横方向の側部折り曲げタブ（１６，１７）および底部折
   り曲げタブ（４２，４３）から区画する長手方向刻設線
   （２１，２２）は、連続材料ウエブ（２９）の区域にお
   いて、連続した中断されない長手方向の刻設線として付
   与される、
3. 【請求項３】 下記の（a）（b）（c）（d）（e）に特
   徴を有する、 煙草グループ（２３）が、紙、錫箔等の薄い包装材料製
   のブランク（１０）によって包囲される煙草パックの製
   造装置。 （a）煙草グループ（２３）は、煙草通路（２７）に沿
   って互いに一定間隔で移送される、（b）ブランク副ア
   センブリー（３３）の区域において、ブランク（１０）
   は、煙草通路（２７）の上方において、材料ウエブ（２
   ９）から切断されることができ、煙草通路（２７）を横
   断する位置に運搬される、（c）ブランク副アセンブリ
   ー（３３）には、１つの刻設副アセンブリー、すなわ
   ち、ブランク（１０）の底部壁（１１）用の境界とし
   て、材料ウエブ（２９）内に、横断方向刻設線（１９，
   ２０）を付与するために外周面に軸線に平行な２つの刻
   設用の突起（３８）を設けた１つの刻設ローラー（３
   ７）が専用に設けられる、（d）刻設ローラー（３７）
   は、材料ウエブ（２９）用の加圧部材すなわち１つの
   (弾性）加圧ローラー（３９）と相互作用を行う、（e）
   刻設ローラー（３７）は、移送方向に見てその下流側
   に、材料ウエブ（２９）からブランク（１０）を切断す
   るために、切断副アセンブリー‐切断ローラー（３５）
   ‐を設ける、
4. 【請求項４】 材料ウエブ（２９）内に２つの平行な長
   手方向刻設線（２１，２２）を付与するための別体の刻
   設副アセンブリー、すなわち、２つの接する刻設ローラ
   ー（５５，５６）を備え、そのうちの一方が、外周面に
   沿う２つの離間した刻設突起を備える前記別体の刻設副
   アセンブリーに特徴を有する請求項３記載の装置。
5. 【請求項５】 煙草グループ（２３）を連行し、移送す
   る１つのエンドレスコンベヤー‐煙草コンベヤー（２
   ５）‐は、移送部材（２６）が煙草マガジンから煙草グ
   ループ（２３）を受け取る場合およびブランク（１０）
   が煙草グループ（２３）によって受け止められたとき
   は、移送の他のの残部フェーズ中におけるよりも低速で
   駆動されるように、連続して不均一に、‐波状をなす‐
   態様で駆動される点に特徴を有する請求項３記載の装
   置。
6. 【請求項６】 ブランク副アセンブリーは、駆動機構の
   他の残部からは独立したそれ自身の駆動部を備えてお
   り、すなわち、前記副アセンブリーは、サーボモーター
   （４１）によって構成されており、ブランク副アセンブ
   リー（３３）の駆動が、移送される煙草グループ（２
   ３）にしたがって制御される、好ましくは、煙草通路
   （２７）に専用に設けられ、これを通過する煙草グルー
   プ（２３）を探知するセンサー（４７）によって制御さ
   れる点に特徴を有する請求項３記載の装置。