JP2000190931A - 結束体切断装置 - Google Patents

結束体切断装置

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JP2000190931A
JP2000190931A JP10373189A JP37318998A JP2000190931A JP 2000190931 A JP2000190931 A JP 2000190931A JP 10373189 A JP10373189 A JP 10373189A JP 37318998 A JP37318998 A JP 37318998A JP 2000190931 A JP2000190931 A JP 2000190931A
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Japan
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load
sheet group
cutting
support
pressing
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JP10373189A
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English (en)
Inventor
Hisanori Miyata
久典 宮田
Tomotaka Okamoto
伴貴 岡本
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
Original Assignee
ISHII SANGYO
Ishii Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】積載物を傷付けること無く、結束体のみを切断
する作業が確実且つ容易に行える結束体切断装置を提供
する。 【解決手段】凸状の押圧部材をシート群の上部一側面に
押圧して、シート群の上部側を水平方向に変形させ、凹
状の支持部材を、押圧部材により変形される積載物の上
部他側面に押圧して、シート群の上部一側面を凹状に変
形した状態に保持する。シート群と結束体との間に隙間
を確保した後、シート群から離間された結束体を回転カ
ッタにより切断するので、シートを傷付けることなく、
結束体のみを確実に切断することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば段ボール
製シート、包装シート、定形用紙、説明書等のシートを
多数枚積重ねてなる積載物を運搬するとき、積載物が荷
崩れするのを防止するために巻回された結束体(例えば
バンド、番線、ワイヤ、ロープ、紐等)を切断する作業
に用いられる結束体切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のようなシート群に巻回さ
れた結束体を切断する装置としては、例えば、図13に
示すように、パレットBに積載されたシート群Dの下部
側面に沿って切断ユニット6を水平方向に移動させ、パ
レットBとシート群Dとの段差又は天板Cとシート群D
との段差を利用して、シート群Dに巻回された結束体E
を回転カッタ49で切断する装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したシー
ト群Dを、パレットBの端面を基準として載置したり、
パレットBの端面よりも突出して積載した場合、パレッ
トBとシート群Dとに段差が無く、シート群Dの側面に
対して結束体Eが密着しているため、切断時に於いて、
シートDaを誤って切断したり、傷付けたりしやすく、
結束体Eのみを切断することが困難であり、シートDa
の商品価値が損なわれるという問題点を有している。
【0004】また、シート群Dの下部側面を押圧して、
パレットBとシート群Dとに段差を形成しようとして
も、上部側に積重ねられたシートDa…の重量が重く、
接触抵抗が大きいので、シート群D全体が変位しやす
く、シート群Dを部分的に変形したり、元の状態に復元
することが困難であるという問題点を有している。
【0005】この発明は上記問題に鑑み、積載物の上部
側を水平方向に変形して、積載物と結束体の間に隙間を
確保するので、積載物を傷付けることなく、結束体のみ
を確実且つ容易に切断することができる結束体切断装置
の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
運搬台に積載された積載物の側面に対接して、該積載物
の側面に巻回された結束体を切断刃で切断する結束体切
断装置であって、上記積載物の一側上部に、該積載物の
上部側面を水平方向に押圧する凸状の押圧部材を設け、
上記積載物の他側上部に、上記押圧部材により変形され
る積載物の突出部を支持する凹状の支持部材を設け、上
記切断刃を、上記積載物の上部側面に形成される凹部と
対向して設けた結束体切断装置であることを特徴とす
る。
【0007】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記支持部材を、上記積載物の突出側
上下面を略垂直状態に支持する形状に形成した結束体切
断装置であることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記積載物の上部他側面と対向して、
該他側面に突出された突出部を元の状態に復元する復元
手段を設けた結束体切断装置であることを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の結束体切断装置は、凸状の押圧
部材を、運搬台に積載された積載物の上部一側面に押圧
して、積載物の上部側を水平方向に変形させる。凹状の
支持部材を、積載物の上部他側面に対接して、押圧部材
により変形される積載物の突出部を支持し、積載物の上
部側面を凹状に変形した状態に保持する。積載物の上部
一側面に凹部を形成して、積載物と結束体との間に隙間
を確保した後、その凹部に対向した切断刃により積載物
の側面から分離した結束体を切断するので、積載物を傷
付けることなく、結束体のみを確実に切断することがで
きる。
【0010】請求項2記載の結束体切断装置は、上記請
求項1記載の作用と併せて、積載物の突出側上下面を支
持部材により略垂直状態に支持するので、他の部分が変
位又は荷崩れするのを防止することができる。
【0011】請求項3記載の結束体切断装置は、上記請
求項1記載の作用と併せて、積載物の突出部を復元手段
により水平方向に押圧して、積載物を略垂直に積載され
た元の状態に復元するので、積載物が障害物(例えば装
置の一部)に当接したり、引っ掛かったりするのを防止
することができる。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、積載物の上部側を水
平方向に変形して、積載物と結束体との間に隙間を確保
するので、従来例のように運搬台と積載物とに段差が無
かったり、運搬台よりも積載物が突出していても、結束
体のみを確実且つ容易に切断することができる。
【0013】しかも、結束体を、積載物の側面から分離
して切断するので、積載物が傷付いたり、商品価値が損
なわれたりするのを確実に防止することができる。且
つ、積載物の上部側を変形するので、その部分に付与さ
れる重量が軽く、接触抵抗が小さいため、積載物を変形
及び復元する作業が容易に行える。
【0014】さらに、押圧部材により変形される部分を
除いて、積載物の上下側面を支持部材により略垂直状態
に支持するので、変形時に於いて、他の部分を変位又は
荷崩れさせることなく、積載物の一部のみを確実に変形
することができる。
【0015】さらにまた、切断後に於いて、積載物の突
出部を復元手段により略垂直状態に復元するので、積載
物が障害物に当接したり、引っ掛かったりせず、荷崩れ
が起きるのを確実に防止することができる。且つ、積載
物を変形前の状態に復元するため、次工程に搬送した
り、方向転換したりする作業が円滑に行え、作業の省力
化及び能率アップを図ることができる。
【0016】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1、図2、図3は、結束体切断装置1を、シ
ート群Dに巻回された結束体Eを切断する場所又は工程
に設置した例を示し、搬送機構2は、シート群Dが積載
されたパレットBを搬送路上の切断位置aに搬送し、切
断位置aに配設した回転機構3は、シート群Dが積載さ
れたパレットBを方向転換(略90度)する。
【0017】搬送路の一側上部に配設した進退機構4
は、切断ユニット6を、シート群Dの上部一側面と対向
する方向に進退移動し、移動機構5は、切断ユニット6
を、シート群Dに巻回された結束体Eと対向する位置に
水平移動する。
【0018】搬送路の他側上部に配設した支持機構7
は、支持ユニット8を、シート群Dの上部他側面と対向
する方向に進退移動する。
【0019】上述したシート群Dは、例えば製函前の段
ボール製シート、包装シート、定形用紙、説明書等のシ
ートDaを多数枚積重ねて構成され、そのシート群D
を、略正方形に形成したパレットBに積載(例えば1群
又は複数群)し、その最上面に、略正方形の天板Cを積
載して、パレットB及び天板Cの端面を基準として段差
の無い状態に積載している。
【0020】シート積載後、帯状又は線条の結束体D
(例えばPPバンド、シグノードバンド、番線、ワイ
ヤ、ロープ、紐等)を、パレットBと天板Cとに周回し
て、平面から見て略キ字状(又は略井字状)となるよう
に巻回している。なお、結束体Dを、パレットBに積載
されたシート群Dの最上面に直接巻回してもよい。
【0021】前述した搬送機構2は、搬送路両側部に配
設した搬送チェーン10を、始端部及び終端部に軸支し
たスプロケット9,9と、その間に架設したチェーンガ
イド11とに架設している。
【0022】終端側下部に配設した減速機付きモータ1
2は、スプロケット13,14及びチェーン15を介し
て、搬送チェーン10を送り方向に回転させ、搬送チェ
ーン10,10上に載置されたパレットBを送り方向に
搬送する。
【0023】且つ、例えば光電センサ、リミットスイッ
チ等の検知手段による検知に基づいて、搬送チェーン1
0を回転停止したり、ストッパを出没動作する等して、
パレットBを、搬送路上の切断位置aに停止する。
【0024】前述した回転機構3は、切断位置aに配設
した昇降台16の上面側に、搬送チェーン10,10の
間よりも小径に形成した回転テーブル18を水平回転可
能に軸受している。
【0025】切断位置a下部に配設した昇降シリンダ2
1は、回転テーブル18を、パレットBが搬送チェーン
10,10に載置される降下位置と、搬送チェーン1
0,10よりも上方に浮上される上昇位置とに昇降す
る。昇降台16の一側部に固定した減速機付きモータ2
2は、検知センサ(図示省略)による検知に基づいて、
パレットBが載置された回転テーブル18を正逆回転
(略90度)する。
【0026】前述した進退機構4は、支持枠27の両側
上端部を、送り方向に直交して切断位置aの一側上部に
架設したレール25,25に対して前後移動可能に係合
し、支持枠27の両側部を、レール25と平行して軸架
したネジ軸26に対して前後移動可能に係合している。
【0027】一側上部に配設した減速機付きモータ29
は、同側上部に水平軸架した連動軸30aと、両側部に
垂直軸架した回転軸31aと、ギャ32a,32b,3
2c,32dとを介してネジ軸26を正逆回転させ、切
断ユニット6が取付けられた支持枠27を、その切断ユ
ニット6がシート群Dの上部一側面に対接される前進位
置と、シート群Dの回転及び搬送が許容される後退位置
とに前後移動する。
【0028】且つ、後述する押付け板65をシート群D
の側面に押圧したとき、検知手段(図示省略)による検
知に基づいてモータ29を停止させ、シート群Dの側面
に対して押付け板50が押圧される位置に移動停止す
る。
【0029】前述した移動機構5は、支持台36の下面
側を、支持枠27の下側枠部に敷設したレール33,3
3に対して左右移動可能に係合し、支持台36の下面側
に固定した移動チェーン35を、支持枠27の両側端部
に軸支したスプロケット34,34の間に張架してい
る。
【0030】支持枠27の一側下部に固定した減速機付
きモータ37は、スプロケット38,39及びチェーン
40を介して、移動チェーン35を正逆回転させ、支持
台36を、シート群Dの側面に沿って左右方向に往復平
行移動し、切断ユニット6を、シート群Dに巻回された
結束体Eと対向する位置に移動停止する。
【0031】前述した切断ユニット6は、図4、図5、
図6にも示すように、支持板46,46を、支持台36
の上面側に対して所定間隔に隔てて立設し、その支持板
46,46の上側対向壁面間に取付けた進退シリンダ4
7は、モータ48が直結された回転カッタ49を、支持
板46,46の上端側前面に固定した押付け板50より
も前方に突出する位置と、押付け板50よりも後方に没
入する位置とに前後動作する。なお、回転カッタ49に
代わる他の切断手段として、例えば市販のカッタ、ハサ
ミ等の切断具を用いてもよい。
【0032】且つ、揺動アーム52,52の基端側は、
回転カッタ49の後方側下部であって、支持板46,4
6の後側対向壁面間に軸架した支軸51に固定され、揺
動アーム52,52の遊端側には押圧ローラ53を回転
可能に軸架している。
【0033】一側支持板46に取付けた揺動シリンダ5
4は、押圧ローラ53を、後述する挾持アーム59の前
後移動が許容される上動位置と、後述する送りローラ6
2に結束体Eを押圧する下動位置とに上下揺動する。
【0034】且つ、支持板46,46の後側対向壁面間
に取付けた進退シリンダ55は、そのロッド端部を、挾
持アーム59を構成する受け板57の後面側に固定し
て、挾持アーム59を、後述する押圧部材79でシート
群Dの側面に形成した凹部Ddと対向する方向に前後移
動させ、押付け板50よりも前方に突出した挾持位置
と、押圧ローラ34の下動位置よりも後方に後退した回
収位置とに前後移動する。
【0035】受け板57の一側部に固定した挾持シリン
ダ56は、そのロッド端部を、押圧板58の基端部に固
定して、押圧板58を、受け板57と対向する方向に前
後移動させ、結束体Eを挾持する閉位置と、挾持が解除
される開位置とに移動する。
【0036】上述した挾持アーム59の下方には、送り
ローラ62を、支持板46,46の前側対向壁面間に対
して回転可能に軸架している。
【0037】支持台36の一側部に固定した減速機付き
モータ63は、送りローラ62を、回収方向(矢印方
向)に回転し、その送りローラ62に押圧された押圧ロ
ーラ53を従動回転する。
【0038】且つ、支持板46,46の前側対向壁面間
に固定した引込みガイド64,64は、挾持アーム59
により挾持した結束体Eを、送りローラ62の中央部周
面に対して押付けられる位置にガイドする。
【0039】支持板46,46の前面側上部及び前面側
下部には、押付け板65を、シート群Dの側面と対向し
て取付けられ、支持板46に軸受した支軸66を押付け
板65の後面側に固定し、支軸66に巻回したコイルス
プリング67は、押付け板65を、シート群Dの側面に
対して押圧される方向に付勢している。
【0040】押付け板65の上端側中央部に形成した凹
状の引込み溝65aは、挾持アーム59により挾持した
結束体Eを、送りローラ62の中央部周面に対して押付
けられる位置にガイドする。
【0041】一方、送りローラ62の後方には、回収通
路68を、支持板46,46の後側対向壁面間に対して
斜め下方に向けて斜設している。なお、回収通路68の
入口側に噴射ノズル(図示省略)を設けて、結束体E
を、噴射ノズルから吐出される加圧エアにより回収方向
に誘導してもよい。
【0042】回収通路68の出口側には、回転刃70
を、支持板46,46の後側対向壁面間に対して回転可
能に軸架し、固定刃71を、回転刃70の刃先に近接し
て回収通路68の出口側下部に配設している。
【0043】支持台36の一側後部に固定した減速機付
きモータ72は、ギャ74a,74bを介して、回転刃
70を切断方向(矢印方向)に回転する。
【0044】回転刃70の下方には、流下板73を、固
定刃71の後側下部に対して斜め下方に向けて斜設して
いる。
【0045】支持台36の後部には、下面側が開放され
た回収箱75を、回転刃70及び固定刃71が囲繞され
る状態に固定している。支持台36の後側下部には、上
面側及び後方側が開放された受け箱76を、回収箱75
の下面側開口部と対向する方向に対して上下回動可能に
枢着している。
【0046】他側支持板46に取付けた開閉シリンダ7
7は、受け箱76を、回収箱75の下面側が開放される
開位置と、閉塞される閉位置とに上下回動する。なお、
受け箱76にストックされた切断片Eaは、切断ユニッ
ト6を作業開始前の待機位置に復帰移動したとき、シュ
ータ90を介して、待機位置下部に配置したストック箱
91に投入し、定期的に回収する。
【0047】支持台36の両側枠部に固定した進退シリ
ンダ78は、側面から見て略横台形に形成した凸状の押
圧部材79を、シート群Dの上部一側面に対して押圧さ
れる前進位置と、シート群Dの回転及び搬送が許容され
る後退位置とに前後移動する。なお、押圧部材79の押
圧面79a及び後述する支持部材87の受け面87a
を、例えば四角形、三角形、楕円形、円形等の任意形状
に形成してもよい。
【0048】支持台36の前側両端部には、ガイドロー
ラ82を、シート群D(及び天板C)の側面と対向して
水平回転可能に軸支している。
【0049】他側支持板46の前側外壁面に取付けた進
退シリンダ80は、検知片80aを、結束体Eが検知さ
れる前進位置と、その検知が解除される後退位置とに前
後動する。検知片80aは、シート群Dに巻回された結
束体Eを検知し、その検知に基づいて、切断ユニット6
を、予め設定したタイムラグだけ移動させ、結束体Eと
対向する位置に移動する。
【0050】一側支持板46の前側外壁面に取付けた進
退シリンダ81は、検知片81aを、結束体Eが検知さ
れる前進位置と、その検知が解除される後退位置とに前
後動する。検知片81は、シート群Dに巻回された結束
体Eの切断及び切断ミスを検知する。また、その検知に
基づいて、切断ユニット6を、結束体Eと対向する位置
に復帰移動する。
【0051】なお、受け板57及び押圧板58の挾持面
と、ローラ53,62,82の周面とを、例えば軟質樹
脂、合成ゴム等の部材で形成又は被覆してもよい。
【0052】前述した支持機構7は、図1、図2、図7
に示すように、支持ユニット8が取付けられた支持枠8
4の上端部を、送り方向に直交して他側上部に架設した
レール85,85に対して前後移動可能に係合してい
る。
【0053】その間に架設したロッドレス型の移動シリ
ンダ86は、支持ユニット8を、シート群Dの上部他側
面に対して対接される前進位置と、シート群Dの回転及
び搬送が許容される後退位置とに前後移動する。
【0054】支持ユニット8の両側前部には、凹状の支
持部材87を、前述した押圧部材79により変形される
シート群Dの突出部Dcと対向して架設している。支持
部材87の受け面87aは、押圧部材79の押圧面79
aと略合致する形状に形成している。
【0055】支持枠84の両側枠部に固定した進退シリ
ンダ88は、板状の復元部材89を、押圧部材79によ
り変形されたシート群Dの突出部Dcに対して押圧され
る前進位置と、その押圧が解除される後退位置とに前後
移動する。なお、復元部材89に代わる他の復元手段と
して、例えばローラ、プッシャ等の復元具を用いたり、
作業者の手で復元してもよい。
【0056】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、結束体切断装置1によりシート群Dに巻回さ
れた結束体Eを切断するときの動作を説明する。先ず、
平面から見てシート群Dに対して左右方向に巻回された
結束体Eを切断する場合、図1、図2に示すように、搬
送機構2を駆動して、シート群Dが積載されたパレット
Bを、搬送路上の切断位置aに搬送停止した後、図8に
示すように、進退機構4を駆動して、切断ユニット6及
び押付け板65とガイドローラ82とを、シート群Dの
上部一側面に対接する。
【0057】一方、支持機構7を駆動して、支持ユニッ
ト8及び支持部材87を、シート群Dの上部他側面に対
接する。
【0058】次に、図9に示すように、押圧部材79の
凸状押圧面79aを、シート群Dの上部一側面に押圧し
て、一部のシートDa…を水平方向に変位させ、上部一
側面に凹部Dbを形成すると共に、押圧部材79により
変形されたシートDa…と、シート群Dの側面に巻回さ
れた結束体Eとを離間する。同時に、支持部材87の凹
状受け面87aに、押圧部材79により変形されるシー
トDa…の突出部Dcを当接する。
【0059】支持部材87の上下支持面を、一部のシー
トDa…を除いて、その上下に積重ねられたシートDa
…の他側端面に当接して、上下のシートDa…を略垂直
状態に支持し、同一方向に変位するのを阻止するので、
シート群Dの上部側に積重ねられた一部のシートDa…
のみを変形することができる。この後、押圧部材79を
初期位置に復帰する。
【0060】次に、図10、図11に示すように、挾持
アーム59を構成する受け板57と押圧板58とを結束
体Eが挿入許容される間隔に離間して、シート群Dの上
部一側面に形成した凹部Dbに挿入する。
【0061】切断ユニット6を、シート群D及び天板C
に対接した状態のまま水平移動及び前後移動させ、検知
片80aによる検知に基づいて、予め設定したタイムラ
グだけ移動させ、結束体Eと対向する位置に停止する。
【0062】挾持アーム59を構成する受け板57と押
圧板58とで1本目の結束体Eを挾持した後、その結束
体Eを、切断ユニット6側に牽引して、切断ユニット6
よりも前方に突出した回転カッタ49で、挾持アーム5
9で挾持された結束体Eの上位側を切断する。
【0063】次に、図4に示すように、挾持アーム59
で挾持した結束体Eを送りローラ62に押付けた後、結
束体Eを、押圧ローラ53と送りローラ62とで押圧す
る。挾持アーム59を構成する受け板57と押圧板58
とを離間して、結束体Eの挾持を解除した後、ローラ5
3,62を回収方向に回転して、結束体Eを、回収通路
68に供給すると共に、回収通路68から繰出される結
束体Eを回転刃70と固定刃71とで連続した細断し、
その細断される切断片Fa…を受け箱76に投入する。
【0064】次に、1本目の結束体Eを切断した後、回
転カッタ49及び押圧ローラ53を初期位置に復帰させ
る。上述と同様にして、切断ユニット6を、シート群D
の上部一側面に対接した状態のまま移動させ、シート群
Dに巻回された2本目の結束体Eを切断する。なお、切
断ミスした場合、切断ユニット6を、検知片81aによ
る検知に基づいて初期位置に復帰移動させ、再度、結束
体Eの切断作業を行ってもよい。
【0065】次に、図12に示すように、復元部材89
を、押圧部材79により変形されたシートDa…の突出
部Dcに対して水平方向に押圧し、上下に積重ねられた
シートDa…の他側端面と略垂直となる状態に復元す
る。この後、復元部材89を初期位置に復帰させる。
【0066】一方、左右方向に巻回された結束体E…を
切断した後、切断ユニット6及び支持ユニット8を作業
開始前の待機位置に復帰移動させる。この時、受け箱7
6を開放して、受け箱76にストックされた切断片Fa
…を、シュータ90を介して、待機位置下部に配置した
ストック箱91に投入する。
【0067】次に、平面から見てシート群Dに対して前
後方向に巻回された結束体Eを切断する場合、図2に示
すように、回転機構3を駆動して、シート群Dが積載さ
れたパレットBを、回転テーブル18により所定高さに
持上げて方向転換(略90度)する。
【0068】上述と同様にして、シート群Dに巻回され
た残りの結束体Eを切断ユニット6で切断する。切断ユ
ニット6及び支持ユニット8を初期位置に復帰した後、
搬送機構2を駆動して、結束体切断済みのシート群Dを
次工程(例えば製函工程)に搬送する。以下同様に、次
のシート群Dが積載されたパレットBを切断位置aに搬
送し、結束体Eの切断作業を継続して行なう。
【0069】以上のように、押圧部材82を、シート群
Dの上部一側面に押圧して一部のシートDa…を水平方
向に変位させ、シート群Dと結束体Eとの間に隙間を確
保するので、従来例のようにパレットBとシート群Dと
に段差が無かったり、パレットBよりもシート群Dが突
出していても、結束体Eのみを確実且つ容易に切断する
ことができる。
【0070】しかも、結束体Eを、シート群Dの側面か
ら分離して切断するので、シート群Dが傷付いたり、商
品価値が損なわれたりするのを確実に防止することがで
きる。且つ、シート群Dの上部側を変形するので、その
部分に付与される重量が軽く、接触抵抗が小さいため、
シート群Dを変形及び復元する作業が容易に行える。
【0071】さらに、押圧部材79により変形される一
部のシートDa…を除いて、シート群Dの上下側面を支
持部材87により略垂直状態に支持するので、変形時に
於いて、他の部分を変位又は荷崩れさせることなく、シ
ート群Dの一部のみを確実に変形することができる。
【0072】さらにまた、シート群Dの突出部Dcを、
復元部材89により押圧して略垂直状態に復元するの
で、シート群Dが障害物に当接したり、引っ掛かったり
せず、荷崩れが起きるのを確実に防止することができ
る。且つ、シート群Dを変形前の状態に復元するため、
次工程に搬送したり、方向転換したりする作業が円滑に
行え、作業の省力化及び能率アップを図ることができ
る。
【0073】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の運搬台は、実施例のパレットBに
対応し、以下同様に、積載物は、シート群Dに対応し、
切断刃は、回転カッタ49及びその他の切断具に対応
し、復元手段は、復元部材89及びその他の復元具に対
応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定
されるものではない。
【0074】上述した実施例の支持枠27と、支持台3
6と、支持枠84とを、例えばチェーン、ネジ軸、流体
圧シリンダ、ソレノイド等の移動手段で移動してもよ
い。
【0075】また、実施例のシリンダに代わる他の駆動
手段として、例えばソレノイド、モータ等を用いて駆動
してもよい。
【0076】さらに、挾持アーム59及びローラ53,
62に代わる他の回収手段として、例えばブロワ、真空
ポンプ、バキューム等の負圧発生装置により切断された
結束体B及び細断された切断片Eaを吸引回収してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 結束体切断装置による切断動作を示す側面
図。
【図2】 シート群の搬送動作及び結束体の切断動作を
示す平面図。
【図3】 切断ユニットの取付け構造を示す正面図。
【図4】 切断ユニットの内部構造を示す縦断側面図。
【図5】 押付け板を取除いた切断ユニットの内部構造
を示す正面図。
【図6】 回転カッタを取除した切断ユニットの内部構
造を示す平面図。
【図7】 支持ユニットの取付け構造を示す正面図。
【図8】 切断ユニット及び支持ユニットの対接状態を
示す側面図。
【図9】 押圧部材の押圧状態及び支持部材の支持状態
を示す側面図。
【図10】 挾持アームによる結束体の牽引動作を示す
側面図。
【図11】 挾持アームによる結束体の挾持動作を示す
平面図。
【図12】 復元部材によるシート群の復元動作を示す
側面図。
【図13】 従来例の装置による結束体の切断動作を示
す側面図。
【符号の説明】
B…パレット D…シート群 Da…シート Db…凹部 Dc…突出部 E…結束体 Ea…切断片 1…結束体切断装置 2…搬送機構 3…回転機構 4…進退機構 5…移動機構 6…切断ユニット 7…支持機構 8…支持ユニット 49…回転カッタ 53…押圧ローラ 59…挾持アーム 62…送りローラ 68…回収通路 70…回転刃 71…固定刃 75…回収箱 79…押圧部材 87…支持部材 89…復元部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運搬台に積載された積載物の側面に対接し
    て、該積載物の側面に巻回された結束体を切断刃で切断
    する結束体切断装置であって、上記積載物の一側上部
    に、該積載物の上部側面を水平方向に押圧する凸状の押
    圧部材を設け、上記積載物の他側上部に、上記押圧部材
    により変形される積載物の突出部を支持する凹状の支持
    部材を設け、上記切断刃を、上記積載物の上部側面に形
    成される凹部と対向して設けた結束体切断装置。
  2. 【請求項2】上記支持部材を、上記積載物の突出側上下
    面を略垂直状態に支持する形状に形成した請求項1記載
    の結束体切断装置。
  3. 【請求項3】上記積載物の突出部と対向して、該積載物
    の突出部を元の状態に復元する復元手段を設けた請求項
    1記載の結束体切断装置。
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