JP2000190478A - インクジェット記録方法および装置 - Google Patents

インクジェット記録方法および装置

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JP2000190478A JP37667198A JP37667198A JP2000190478A JP 2000190478 A JP2000190478 A JP 2000190478A JP 37667198 A JP37667198 A JP 37667198A JP 37667198 A JP37667198 A JP 37667198A JP 2000190478 A JP2000190478 A JP 2000190478A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印字区間中もヘッド駆動周波数を上げて高速の
印字を行える高速印字モードを有するインクジェット記
録装置を提供する。 【解決手段】受信したベクタデータに対してその濃度に
応じたシェードパターンを形成する(S51)。高速印
字モードが設定されている場合(S42)、間引きテー
ブルを参照してシェードパターンを変更する(S5
6)。なお、線幅が所定ドット数以下のとき(S4
3)、線幅を1ドット増加させる(S44)。シェード
パターンの変更に利用するテーブルは、ヘッド走査方向
にインクドットの吐出が連続しないように、テーブル入
力データをテーブル出力データに変更する。高速印字モ
ードでは、変更されたシェードパターンに基づいてベク
タのラスタ化を行い、このラスタ化された印字ドットデ
ータに基づいてインクジェットヘッドを高速に走査し、
高いヘッド駆動周波数で駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、用紙搬送方向と
ほぼ直交する方向に走査されるキャリッジ上に搭載され
たインクジェットヘッドにより用紙上にインクドットを
吐出して画像を形成するインクジェット記録装置に関
し、特に、シングルパス方式で記録を行うインクジェッ
ト記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置では、通常、記
録ヘッドの走査方向とほぼ直交する方向に、インクを吐
出する複数の吐出口(ノズル)を配列している。したが
って、キャリッジの一度の走査で帯状の画像領域(バン
ド)が形成される。走査の速度が速いほど、印字速度も
速くなる。これは、通常、キャリッジの位置を所定の分
解能(例えば360DPI)で識別するリニアスケール
センサ等の出力パルスに基づいて印字が行われ、キャリ
ッジの走査速度に対応して当該出力パルスの周波数(ヘ
ッド駆動周波数またはドット周波数)が決まるからであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】印字速度の向上を制約
する要因として、インクジェットヘッドのインク吐出が
印字速度上昇に追従可能か否かということがある。も
し、インクの供給が間に合わない状態でヘッド駆動周波
数を上げてしまうと印字速度は上がるが不吐という現象
が生じて印字ができない部分が発生するため、印字品質
が大幅に劣化してしまう。
【0004】これを防ぐためには、印字する区間だけヘ
ッド駆動周波数を抑え(インク供給が間に合う速度)、
印字しない区間のみをヘッド駆動周波数を上げるという
技術がある。
【0005】しかし、印字速度を上げるためには、印字
する区間内においてもヘッド駆動周波数を上げることが
好ましい。
【0006】本発明はこのような背景においてなされた
もので、印字区間中もヘッド駆動周波数を上げて高速の
印字を行える高速印字モードを有するインクジェット記
録装置を提供することを目的とする。
【0007】本発明の他の目的は、インクジェット記録
装置側での塗りつぶしパターン形成や太線のシェードパ
ターン形成を行うインタープリタ部において、ヘッド走
査方向に連続しインクドットが吐出されないように印字
ドットを間引きを行うことにより、ヘッド駆動周波数を
あげてもインク供給が間に合うシングルパス方式のイン
クジェット記録装置を提供することにある。
【0008】本発明のさらに他の目的は、間引き時に細
線の欠落を緩和することのできるシングルパス方式のイ
ンクジェット記録装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるインクジェット記録方法は、第1の印
字速度の第1の印字モードとこれより高速な第2の印字
速度の第2の印字モードとを設け、第2の印字モードで
は、インクジェット記録の対象となる画像データに基づ
いて、インクドットの吐出が連続することのないように
印字ドットの間引きを行い、この間引き後の印字ドット
データに基づいてインクジェットヘッドの駆動を行うと
ともに、インクジェットヘッドの駆動周波数を第1の印
字モード時より高くすることを特徴とする。
【0010】これにより、第1の印字モードでは通常の
印字が行われるが、第2の印字モードでは、インク不吐
による過度の印字品質劣化を招来することなく高速の印
字を行える。
【0011】前記間引き処理は、好ましくは、プロッタ
記述言語で記述された画像データを解析した後、ベクタ
をラスタに変換する際に行う。これにより、フレームメ
モリ内に展開された画像データに基づいて行う場合に比
べて効率的にソフトウェアで上記間引き処理が行える。
【0012】前記ベクタの線幅が予め定めたドット数以
下であるとき当該ベクタの線幅に1ドット加算すること
が好ましい。これにより、間引き処理によるベクタの欠
落が防止される。
【0013】本発明によるインクジェット記録装置は、
用紙搬送方向とほぼ直交する方向に走査されるインクジ
ェットヘッドにより用紙上にインクドットを吐出して画
像を形成するインクジェット記録装置において、第1の
印字速度の第1の印字モードとこれより高速な第2の印
字速度の第2の印字モードを設定する手段と、画像デー
タを受信する手段と、受信した画像データに基づいてイ
ンクジェットヘッドに与える印字ドットデータを作成す
る印字ドットデータ作成手段と、前記印字ドットデータ
に基づいてインクジェットヘッドを駆動するヘッド駆動
手段とを備え、前記第2の印字モードでは、前記印字ド
ットデータ作成手段は、前記画像データに基づいて、ヘ
ッド走査方向にインクドットの吐出が連続することのな
いように印字ドットの間引きを行い、前記ヘッド駆動手
段は、この間引き後の印字ドットデータに基づいてイン
クジェットヘッドの駆動を行うとともに、インクジェッ
トヘッドの駆動周波数を第1の印字モード時より高くす
ることを特徴とする。
【0014】前記印字ドットデータ作成手段は、好まし
くは、ベクタデータおよび塗りつぶしデータなどのプロ
ッタ記述言語を解析するインタープリタと、このインタ
ープリタでの解析後、ベクタをラスタに変換する手段と
を有する。
【0015】ベクタデータに対するシェードパターンや
多角形データに対する塗りつぶしパターンのようなマス
クパターンを用いる場合には、前記印字ドットデータ作
成手段は、間引き前の印字ドットデータに対するマスク
パターンを、ヘッド走査方向にインクドットの吐出が連
続しないように変更し、この変更されたマスクパターン
により印字ドットデータの間引きを行う。
【0016】イメージデータを直接受ける場合には、前
記印字ドットデータ作成手段は、間引き前の印字ドット
データに対して、ヘッド走査方向にインクドットの吐出
が連続しないように、単位データ量毎に所定の間引きを
行うことができる。
【0017】前記印字ドットデータ作成手段は、単位デ
ータ量の入力データを、ヘッド走査方向に連続するON
ドットが存在しない出力データに変更するためのテーブ
ルを有する。このテーブルの利用により、テーブルの入
力データパターンを迅速に任意のデータパターンに変更
することができる。
【0018】前記印字ドットデータ作成手段は、前記受
信した画像データ中の与えられたベクタの線幅が予め定
めたドット数以下であるとき当該ベクタの線幅に1ドッ
ト加算して印字ドットデータを作成することが望まし
い。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0020】図1は本発明のインクジェット記録装置の
構成を示すブロック図である。図1中、11は装置全体
の動作を制御するCPU、12はCPU11の作業領域
およびデータの一時記憶領域として利用されるRAMで
ある。13はインクジェット記録装置を駆動するための
プログラムやデータ(後述するテーブルを含む)が書き
込まれているROMであり、CPU11により使用され
る。14は外部のコンピュータ端末装置等(図示せず)
と接続するためのインタフェース部であり、これを介し
てベクタデータや塗りつぶしデータなどのプロッタ記述
言語データが転送されてくる。15はマンマシンインタ
フェースのための表示を行うLCD表示装置、16はイ
ンクジェット記録装置の各種設定を選択するためのキー
操作部である。17はインクジェットヘッドによる印字
部、18はCPU11と他の各要素とを接続するシステ
ムバスである。
【0021】印字部17のインクジェットヘッドは、本
実施の形態では、ブラック1色の160個のノズルを持
ち、ベクタからラスタに変換されたラスタ化された画像
データに対応してインク滴を吐出する。160個のノズ
ルはヘッド走査方向とほぼ直交する方向に配列されてい
る。
【0022】図2は入力データ受信から印字までの処理
フローを示す。
【0023】まず、外部から入力データ(ベクタデータ
等)を受信し(S21)、この受信したデータをプロッ
タ記述言語のフォーマットにしたがってデータ解析を行
う(S22)。このデータ解析手段を一般にインタープ
リタを呼んでいる。データ解析は印字開始データ(コマ
ンド)の解析終了まで行われる(S24)。続くベクタ
ラスタ変換(VRC)処理では、インクジェットヘッド
の記録に適した1バンド分の印字データを用意して実際
の印字(S25)動作が開始される。VRC処理および
印字動作は、各バンド毎に繰り返し実行される。
【0024】図3は、データ解析の出力を説明するため
の図である。
【0025】データ解析の出力は、VRC処理を行うた
めにベクタの始点、終点座標値と線幅情報およびベクタ
のつなぎ形状や先端形状が主である。これらのベクタデ
ータは一時的にRAM12にデータ登録される(S3
2)。また、ラスタライズを行うためにベクタのシェー
ドパターンが同様に登録される(S31)。これは、ベ
クタのラスタライズを行うときに参照されるマスクパタ
ーンである。シェードパターンは、例えば、与えられた
ベクタの濃度毎にディザパターンを参照して作成され
る。
【0026】また、塗りつぶし(多角形)データの各座
標点の登録も行われる(S33)。これに対応して、ラ
スタライズを行うために塗りつぶしパターンが登録され
る(S34)。塗りつぶしパターンもマスクパターンで
あり、予め用意しておいた複数の典型的パターンの中か
ら選択することができる。
【0027】図4は、図3の塗りつぶしパターン登録処
理S34の具体的な処理手順を示すフローチャートであ
る。この例では、まず、データ解析の結果に基づいて、
塗りつぶしパターンが形成される(S41)。ついで、
高速印字モードが設定されているか否かを判断する(S
42)。高速印字モードは、通常印字モードより印字時
のキャリッジの走行速度(ひいてはヘッド駆動周波数)
が高い印字モードであり、ユーザにより操作キー部16
等から、あるいは、上位のコンピュータ端末装置等から
インタフェース14を介して指定される。
【0028】高速印字モードが設定されていると認識さ
れれば、実際に印字ドットの間引きが行われる。そのた
めに、予め定められた間引きテーブル(後述)から該当
する間引きパターンを獲得し(S45)、前記S41で
得られた塗りつぶしパターンの変更を行う(S46)。
すなわち、ヘッド走査方向に連続ONドットが生成され
ないように間引きを行う。間引きテーブルの具体的な構
成例については後述する。そこで、後続のVRC処理の
ために塗りつぶしパターンの登録(RAM12への記
憶)を行う(S34)。この登録された塗りつぶしパタ
ーンは後続のVRC処理で利用される。
【0029】図5は、図3のベクタシェードパターン登
録処理S31の具体的な処理手順を示すフローチャート
である。
【0030】この例では、まず、データ解析の結果に基
づいてベクタのシェードパターンを形成し(S51)、
その後に高速印字モードが設定されているか否かを判断
する(S42)。高速印字モードでなければ、ステップ
S31のシェードパターンの登録へ進む。高速印字モー
ドであれば、当該ベクタの線幅が所定ドット(ここでは
5ドット)以下かを判定する(S43)。所定ドットよ
り大きければ、ステップS45へ進む。所定ドット以下
であれば、ベクタの線幅を1ドット加算して太くする
(S44)。これは、細いベクタの場合に間引き処理に
よりベクタ全体が欠落する可能性があり、これを予め回
避するためである。ついで、図4の場合と同様、間引き
テーブルから間引きパターンを獲得して(S45)、前
記のベクタシェードパターンの変更を行う(S56)。
そしてVRCのためのベクタのシェードパターンの登録
を行う(S31)。
【0031】図9はベクタに対してシェードパターンを
適用したときの結果を示す。図中の矢印の左側はVRC
処理において得られる複数ラスタ(全ドットON)から
なるベクタの画像であり、これに対してシェードパター
ンを適用した結果が矢印の右側のようになる。シェード
パターンの適用とは、この例では8×8のマトリクスパ
ターンをタイリングしたものにベクタの画像を重ね合わ
せて、両データの論理積をとる処理に相当する。(塗り
つぶしパターンの適用も同様である。)したがって、シ
ェードパターン自体も一種の間引きパターンであり、図
9の例では偶然1ドット置きにONドットを間引く間引
きパターンになっている。しかし、シェードパターンに
よっては、複数のONドットが連続して発生する場合が
ある。このようなシェードパターンを、少なくとも複数
のONドットがヘッド走査方向に連続しないように変更
するのが本実施の形態における間引きテーブルの役割で
ある。塗りつぶしパターンについても同様である。
【0032】図6は、本実施の形態において、シェード
パターンの単位データ毎に所定の間引きパターンへ変更
する予め設定した間引きテーブル28の説明図である。
【0033】この間引きテーブル28は、シェードパタ
ーン(塗りつぶしパターン)に対して適用される場合
も、イメージデータに対して直接適用される場合にも、
ヘッド走査方向に連続したドットが形成されないように
構成されている。ここでは、8×8の入力パターンを想
定している。これは8バイトのデータで表される。1バ
イトのテーブル入力データ(0から255)に対してそ
れぞれONドットが連続しないようなテーブル出力デー
タパターンが設定されている。図の縦軸は2桁の16進
数入力の上位桁の数値、横軸はその下位桁の数値を示
す。各格子内の数値は、その入力16進数に対して出力
される2桁の16進数を示す。
【0034】例えば、図7(a)に示すように、この間
引きテーブル28から、入力データ0x03(2進数で
00000011)は、出力データ0x05(2進数で0000010
1)に変更されることが分かる。(ここに”0x”はそ
れに続く数値が16進数であることを示す。)同様に、
0x26(00100110)は0x25(00100101)に変更さ
れ(同図(b))、0x99(10011001)は0x55
(01010101)に変更される(同図(c))。このよう
に、ドット位置の変更で対処できるテーブル入力データ
に対しては、”1”の個数を減らすことなくその位置の
変更で対処している。これは、高速印字モードでも、極
力、印字濃度を変えないようにしようとする配慮によ
る。同図(e)についても同様である。同図(d)の入
力データにはONドット”1”は1個しかなく、連続し
た”1”は存在しないが、入力データが変更されてい
る。出力データの一方の端(ここでは前方)を”0”と
するようにしているためである。すなわち、隣接する1
バイトデータ同士の境界で”1”が連続する可能性を排
除するためである。同図(f)のように”1”の個数が
5個以上あるような場合は、”1”のシフトでは対処で
きないので”1”の個数を低減している。
【0035】8×8のシェードパターンの水平の1バイ
トごとに8回この間引きテーブル28による変更を繰り
返すことにより、変更後の8×8シェードパターンが得
られる。これが図5で説明したステップS56のシェー
ドパターン変更に対応する。
【0036】図8(a)に、特定のシェードパターン
と、これを図6の間引きパターンで変更した変更後のシ
ェードパターンとを、8×8のマトリクスの数値で示
す。また、同図(b)に、両パターンに対応するドット
マトリクスを示す。この図から分かるように、元のシェ
ードパターンのうちのONドット(”1”)の連続は、
変更後のシェードパターンでは存在しなくなっているこ
とが分かる。このシェードパターンを通して出力された
画像データは、ヘッド走査方向にONドットが連続する
ことがなくなり、ヘッド駆動周波数を通常モードより2
倍程度上げてもインク吐出が正常に追従することが可能
となる。
【0037】なお、VRC処理でベクタデータがフレー
ムメモリにイメージとして展開された状態で連続したO
Nドットをなくすような処理を行うことも可能である
が、これをソフトウエアで行うとするとビット検索を行
う必要があり処理時間が増加する。また、ハードウエア
で行うとするとコストが増加するためインクジェット記
録装置の普及機では一般的でない。したがって、上記の
ようにベクタデータの展開を行う前の段階で(すなわち
インタープリタ部で)間引き処理を行うのが好適であ
る。
【0038】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明したが、種々の変更を行うことが可能である。
【0039】例えば、本発明の変形例として、ベクタデ
ータ入力ではなくイメージデータ入力でランレングスや
パックビッツなどの圧縮データの解凍処理部(インター
プリタ部)を有する場合、当該解凍処理部でインクの吐
出が連続すると認識された場合に図6のテーブルでデー
タの間引きを行うことも可能である。このようなイメー
ジデータ入力に対しては、シェードパターンや塗りつぶ
しパターンは存在せず、解凍されたイメージデータに対
して直接間引きパターンが適用される。解凍処理部で本
処理を行うのは、ランレングスやパックビッツなどの圧
縮データの場合、ONドットが連続するか否かの判断が
容易であることに基づく。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、シングルパス方式のイ
ンクジェット記録装置において、ヘッド走査方向におけ
るインクの吐出が連続しないようにドットを間引いて印
字させることにより、ヘッド駆動周波数を上げてもイン
ク供給が間に合うようになる。これにより、インク不吐
を起こすことなく印字速度を高速化することができる。
【0041】また、インタープリタ部でインクドットの
間引き処理を行うことにより、外部のコンピュータ端末
装置等における処理は何ら変更する必要なく、インクジ
ェット記録装置側で処理を行うことができる。また、イ
ンタープリタ部で処理することにより処理負荷を軽減す
ることができる。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1のインクジェット記録装置の入力データ受
信から印字までの処理フローを示すフローチャートであ
る。
【図3】図2におけるデータ解析の出力を説明するため
の図である。
【図4】図3の塗りつぶしパターン登録処理S34の具
体的な処理手順を示すフローチャートである。
【図5】図3のベクタシェードパターン登録処理S31
の具体的な処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態において、シェードパター
ンの単位データ毎に所定の間引きパターンへ変更する予
め設定した間引きテーブルの説明図である。
【図7】図6の間引きテーブルによるテーブル入力デー
タの変更例を示す図である。
【図8】特定のシェードパターンと、これを図6の間引
きパターンで変更した変更後のシェードパターンとを、
8×8のマトリクスの数値で示す図(a)と、両パター
ンに対応するドットマトリクスを示す図(b)である。
【図9】ベクタに対してシェードパターンを適用したと
きの結果を示す図である。
【符号の説明】
11…CPU、12…RAM、13…ROM、14…イ
ンターフェース、15…液晶表示(LCD)装置、16
…キー操作部、17…印字部、18…システムバス、2
8…間引きテーブル。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の印字速度の第1の印字モードとこれ
    より高速な第2の印字速度の第2の印字モードとを設
    け、 第2の印字モードでは、インクジェット記録の対象とな
    る画像データに基づいて、インクドットの吐出が連続す
    ることのないように印字ドットの間引きを行い、この間
    引き後の印字ドットデータに基づいてインクジェットヘ
    ッドの駆動を行うとともに、インクジェットヘッドの駆
    動周波数を第1の印字モード時より高くすることを特徴
    とするインクジェット記録方法。
  2. 【請求項2】前記間引き処理は、プロッタ記述言語で記
    述された画像データを解析した後、ベクタをラスタに変
    換する際に行うことを特徴とする請求項1記載のインク
    ジェット記録方法。
  3. 【請求項3】前記ベクタの線幅が予め定めたドット数以
    下であるとき当該ベクタの線幅に1ドット加算すること
    を特徴とする請求項2記載のインクジェット記録方法。
  4. 【請求項4】用紙搬送方向とほぼ直交する方向に走査さ
    れるインクジェットヘッドにより用紙上にインクドット
    を吐出して画像を形成するインクジェット記録装置にお
    いて、 第1の印字速度の第1の印字モードとこれより高速な第
    2の印字速度の第2の印字モードを設定する手段と、 画像データを受信する手段と、 受信した画像データに基づいてインクジェットヘッドに
    与える印字ドットデータを作成する印字ドットデータ作
    成手段と、 前記印字ドットデータに基づいてインクジェットヘッド
    を駆動するヘッド駆動手段とを備え、 前記第2の印字モードでは、前記印字ドットデータ作成
    手段は、前記画像データに基づいて、ヘッド走査方向に
    インクドットの吐出が連続することのないように印字ド
    ットの間引きを行い、前記ヘッド駆動手段は、この間引
    き後の印字ドットデータに基づいてインクジェットヘッ
    ドの駆動を行うとともに、インクジェットヘッドの駆動
    周波数を第1の印字モード時より高くすることを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】前記印字ドットデータ作成手段は、ベクタ
    データおよび塗りつぶしデータなどのプロッタ記述言語
    を解析するインタープリタと、このインタープリタでの
    解析後、ベクタをラスタに変換する手段とを有すること
    を特徴とする請求項4記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】前記印字ドットデータ作成手段は、間引き
    前の印字ドットデータに対するマスクパターンを、ヘッ
    ド走査方向にインクドットの吐出が連続しないように変
    更し、この変更されたマスクパターンにより印字ドット
    データの間引きを行うことを特徴とする請求項4または
    5記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】前記印字ドットデータ作成手段は、間引き
    前の印字ドットデータに対して、ヘッド走査方向にイン
    クドットの吐出が連続しないように、単位データ量毎に
    所定の間引きを行うことを特徴とする請求項4または5
    記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】前記印字ドットデータ作成手段は、単位デ
    ータ量の入力データを、ヘッド走査方向に連続するON
    ドットが存在しない出力データに変更するためのテーブ
    ルを有する請求項6または7記載のインクジェット記録
    装置。
  9. 【請求項9】前記印字ドットデータ作成手段は、前記受
    信した画像データ中の与えられたベクタの線幅が予め定
    めたドット数以下であるとき当該ベクタの線幅に1ドッ
    ト加算して印字ドットデータを作成することを特徴とす
    る請求項4〜9のいずれかに記載のインクジェット記録
    装置。
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