JP2000190410A - 積層シート - Google Patents
積層シートInfo
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Abstract
用する炊飯米保温用袋や、パン・菓子等を包装する食品
包装用袋に好適に使用可能であり、通気性が良好で、透
過した水蒸気をその表面において吸水することが可能
で、適度な保湿性も備えた積層シートを提供すること。 【解決手段】吸水・放湿性を備えた保水層13と、包装
面層15とが、直接的に又は間接的に熱融着されて積層
一体化されてなる積層シート11。結露しない蒸気放散
を確保できるように、シート体を貫通する多数の通気孔
21が形成されている。
Description
るものであり、包装後に水蒸気やガス等が発生する食品
の包装材に好適に使用されるものである。本発明の積層
シートは、特に、炊飯米の包装や、パン、菓子等の包装
に好適に使用されるものである。以下に、炊飯米の包装
の従来技術について主に説明するが、従来技術としては
これに限られるものではない。
流通方法として、ライスセンターで集中して大量に炊飯
を行い、炊き上がった炊飯米を輸送用保温器に詰めて、
各販売店の店頭へ配送する方法が採られている。
は、一般には、蓋付きのプラスチックの容器で、温度を
維持するために容器の中央部分がウレタン発泡樹脂で形
成される容器が使用されており、炊き上がった炊飯米
は、この容器に直接収容されるか、または、ポリエチレ
ン製の袋等に入れた上で収容されていた。
容後に多量の水蒸気が発生するものであり、従来の輸送
用保温器では、炊飯米から発生する水蒸気が保温容器内
にこもってしまい、炊飯米に逆に付着して炊飯米がべと
つく上に、炊飯米が保温容器内に付着して取り出しにく
いという問題点があった。これは、炊飯米をポリエチレ
ン製の袋に入れた場合にも同様であった。
には、容器内にこもった水蒸気によってすし飯に混合さ
れている酢分が飛散してしまうため、風味が落ちるとい
う問題点があった。
公平6−30704号公報に下記構成のライスパックシ
ートが記載されている。
ングされた紙部と、通気性を有し熱接着可能な不織布部
と、からなり、前記紙部は、樹脂膜がコーティングされ
た面から他面側へ貫通する多数の通気孔を有し、前記紙
部の樹脂膜と前記不織布部の一面側とが熱接着されてな
ることを特徴とするライスパックシート。」 しかし、上記構成のライスパックシートは、通気孔が、
紙部と樹脂膜を貫通するのみであり、不織布部には通気
孔は形成されていないものであった。
収穫した季節や産地によって差が大きく、特に、古米は
含水量が少ない。この米の含水量によって炊飯時の水の
量を調節する必要があり、含水量の少ない米、特に古米
は、炊飯時に多量の水が必要となる。炊飯時に使用した
水の量と、炊き上がった炊飯米から発生する水蒸気の量
は略比例するため、炊き上がった炊飯米から発生する水
蒸気は米によって差が大きいものであった。
部に通気孔が形成されていないため、通気性が十分でな
く、発生する水蒸気が多い炊飯米を内蔵する場合には、
内蔵した炊飯米がべとつくおそれがあった。
紙部と樹脂膜にのみ通気孔が形成されているため、その
製造方法は、紙部に溶融した樹脂を塗布して樹脂膜を形
成した後、通気孔を形成し、その後再び紙部及び樹脂膜
を加熱して不織布と熱接着させるものであり、工数が嵩
むものであった。
上がった炊飯米を輸送する際に使用する炊飯米保温用袋
や、パン・菓子等を包装する食品包装用袋に好適に使用
可能であり、通気性が良好で、透過した水蒸気をその表
面において吸水することが可能で、適度な保湿性も備え
た積層シートを提供することを目的とする。
記構成により解決するものである。
面層とが、直接的に又は間接的に熱融着されて積層一体
化されてなる積層シートであって、結露しない蒸気放散
を確保できるように、シート体を貫通する多数の通気孔
が形成されていることを特徴とする。
長繊維の不織布で形成されてなる構成とすれば、保温性
に優れた積層シートが得られるため、望ましい。
と熱可塑性樹脂薄膜が部分熱融着されて多数の空気溜り
を形成する空気溜り形成層が介在されている構成とすれ
ば、保温効果が増大し、かつ、吸水・放湿効果も増大す
るため望ましい。
備えている構成とすれば、積層シートを使用して保水層
が外側に配置されるようにして袋を形成する場合に、容
易に形成でき、望ましい。
方法を、下記に示す。
面層形成フィルムとを供給すると同時に、両フィルム間
に熱可塑性樹脂を押出すラミネート(積層)工程と、ラ
ミネート工程で形成された素材積層シートに多数の通気
孔を形成する通気孔形成工程とからなり、圧着ロールの
一方を凹凸ロールとして保水層と包装面層との間に空気
溜り形成層を形成可能としたことを特徴とする。
針ロールとブラシロールとの間を通過させて行うことと
すれば、通気孔の形成が容易となり、望ましい。
で形成される構成の積層シートを形成することも可能で
ある。
装面層と保水層とが部分熱融着されて、該両層間に多数
の空気溜りを形成する空気溜り形成層が介在されている
構成とすれば、保温効果が増大し、かつ、保湿効果も増
大するため望ましい。
ている構成とすれば、積層シートを使用して保水層が外
側に配置されるようにして袋を形成する場合に、容易に
形成でき、望ましい。
方法を、下記に示す。
すると同時に熱可塑性樹脂を押出すラミネート(積層)
工程と、ラミネート工程で形成された素材積層シートに
多数の通気孔を形成する通気孔形成工程とからなり、圧
着ロールの一方を凹凸ロールとして保水層と包装面層と
の間に空気溜り形成層を形成可能としたことを特徴とす
る。
針ロールとブラシロールとの間を通過させて行うことと
すれば、通気孔の形成が容易となり、望ましい。
保水層が外側に配置されるようにして、炊飯米保温用袋
若しくは食品包装用袋を形成することも可能である。
に基づいて説明する。
シートについて説明する。
に、吸水・放湿性を備えた保水層13と、包装面層15
とが、熱可塑性樹脂薄膜17を介して熱融着されて積層
一体化されてなる構成であり、保水層13と熱可塑性樹
脂薄膜17との間及び熱可塑性樹脂薄膜17と包装面層
15との間には、それぞれ、多数の空気溜りを形成する
空気溜り形成層19が形成されており、シート体を貫通
するように、多数の通気孔22が形成されている構成で
ある。通気孔22は、内径が包装面層15から保水層1
3に向かって若干小さくなる、断面テーパ状に形成され
ている。
で、吸水して内蔵されている水分を空気が乾燥したら放
出する作用を奏するものが望ましく、内蔵した水分を放
出可能な吸水性ポリマーをシート状に加工したものや、
吸水紙、クラフト紙等を使用することが可能である。こ
れらのうちで、吸水紙を使用することが好ましい。吸水
紙を使用する場合、その坪量は、包装する食品によって
も異なるが、15〜80g/m2 (望ましくは20〜6
5g/m2 )のものが好適に使用可能である。
イド−バイ−サイド型)、芯鞘型、キドニー型、マトリ
ックス型等の2成分以上のポリマーを用いた複合糸を使
用した長繊維構造の不織布を使用することが繊維強度が
得やすく好ましい。この包装面層15は、被包装物と接
する際の非付着性(非粘着性)の見地から、その表面
が、通常、非極性熱可塑性樹脂で形成されていることが
好ましく、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン
等のポリオレフィンで形成されることが好ましいが、極
性材料を使用することも可能である。
チレン、ポリプロピレン、ポリブテン等のポリオレフィ
ン、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)、ス
チレンエラストマー、ポリアミド、等、通常合成繊維に
使用される汎用の熱可塑性樹脂を使用することが可能で
ある。また、包装面層15を構成する繊維として、単一
のポリマーからなる繊維を使用することも可能である。
しかし、全体をポリオレフィンで形成すると、袋等に成
形した場合の強度等の見地から、現時点においては、少
なくとも表面の一部をポリオレフィンで形成した複合糸
を使用することが望ましい。
しては、目付が3〜50g/m2 (望ましくは5〜30
g/m2 )のものを使用することが好ましい。目付が3
g/m2 未満では、薄過ぎて保温性が悪くまた強度も弱
いためである。
15との相溶性を備えた材料で形成されることが望まし
く、通常、非極性熱可塑性樹脂で形成されることが好ま
しい。本実施形態では、熱可塑性樹脂薄膜17は、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンで形成さ
れることが好ましい。また、熱可塑性樹脂薄膜17の厚
みは、3〜20μm(好ましくは5〜15μm)とする
ことが望ましい。
ても異なるが、包装面層15側の内径が0.1〜2mm
(望ましくは0.2〜1mm、さらに望ましくは0.3
〜0.8mm)の範囲内にあり、3〜20mm(好まし
くは5〜10mm)間隔で、1m2 当たり6000〜8
0000個(好ましくは8000〜40000個)形成
され、積層シート11の面積に対して、開孔率が0.1
〜15%(望ましくは0.5〜10%、更に望ましくは
0.8〜8.5%)であることが好ましい。
ように、通気孔22として、内径が、包装面層15側か
ら保水層13側に向かって若干小さくなる断面テーパ状
のものが示されている。通気孔の形状としては、これに
限られるものではなく、包装面層15側から保水層13
側まで同一の内径を有する形状のものも勿論使用可能で
ある。しかし、高い保水効果を保ちつつ、良好な通気性
を得るという見地から、通気孔は断面テーパ状に形成さ
れていることが好ましい。
うな構成であるため、通気性が良好で、かつ、透過した
水蒸気をその表面において吸水することが可能である。
従って、袋状に形成して密閉容器内において使用する場
合にも、通気孔22を通過して袋外部に放出された水蒸
気は、保水層13に吸水されるため、一旦袋内部から放
出された水蒸気が再び内容物に滞留したり付着したりす
ることがなく、内容物のべとつきを抑制することができ
る。また、保水層13は、周囲が乾燥すれば内蔵されて
いる水分を包装面層15を介して放出する作用を奏する
ため、袋状にして使用する場合には、袋内部の湿度は常
に適度な状態に保たれ、内容物が乾燥してしまうおそれ
がない。さらに、包装面層15として不織布を使用して
いるため、保温性も良好であり、保温容器内において使
用する場合には、その保温効果を一層向上させることが
できる。
及び包装面層15の間には、多数の空気溜りを形成する
空気溜り形成層19が形成されているが、これに限られ
るものではなく、空気溜り形成層19を備えないものも
使用可能である。しかし、空気溜り形成層19が形成さ
れている方が、保温性に優れており、また、空気溜り形
成層19が形成されていれば、通気孔22を通って一旦
袋外に排出された水蒸気は、保水層13に内蔵されると
同時に、空気溜り形成層19内に一時的に溜められ、周
囲が乾燥すれば、包装面層15を介して徐々に水分を放
出するという水分の貯蔵庫的な作用も奏するため、吸水
・放湿性ともに優れている。従って、空気溜り形成層1
9を形成したものの方が吸水・放湿性にも優れており、
空気溜り形成層19は形成されていることが望ましい。
樹脂薄膜17は、保水層13及び包装面層15の間に、
全面にわたって介在されているが、これに限られるもの
ではなく、例えば、帯状に配置したり、ランダムに点在
するように配置すること等も可能である。熱可塑性樹脂
薄膜17をこのように形成した場合、熱可塑性樹脂薄膜
17が配置されていない部分が空気溜り形成層19と同
様の作用を奏するため、この場合は空気溜り形成層19
を形成する必要はない。
せずに、保水層13に包装面層15を直接熱融着により
接着させることも可能である。しかし、熱可塑性樹脂薄
膜17が介在されていると、空気溜り形成層19が、保
水層13と熱可塑性樹脂薄膜17との間と、熱可塑性樹
脂薄膜17と包装面層15との間の両方に、二重に形成
されるため、熱可塑性樹脂薄膜17を備えない場合に比
して、保温効果及び吸水・放湿効果が増大する。従っ
て、熱可塑性樹脂薄膜17は介在されることが好まし
い。
製造方法について説明する。
略図を図2に示す。まず、保水層13が保水層供給ロー
ル23より供給され、その一面側に熱可塑性樹脂薄膜1
7として、溶融した熱可塑性樹脂を押出ラミネーターの
Tダイス24より押し出して塗布すると同時に、包装面
層供給ロール25から包装面層15を、保水層13の反
対側において、熱可塑性樹脂薄膜17を保水層13と包
装面層15とでサンドイッチするように供給し、その
後、冷却ロール26と、表面が碁盤目状の凹凸に形成さ
れたゴムロール28とでプレスし、空気溜り形成層19
を形成すると同時に、保水層13と包装面層15とを熱
融着により接着させる。その後、針つきロール29とブ
ラシロール30との間を通し、針つきロール29に突き
刺すことによって通気孔22を形成させて、積層シート
巻き取りロール31に巻き取り、本実施形態の積層シー
ト11を得る。
て、針つきロール29の位置は固定されており、ブラシ
ロール30を保水層13側から押し上げて包装面層15
側から針を刺して通気孔22を形成する。通気孔22の
大きさや深さは、ブラシロール30を移動させることに
より容易に調整可能である。
膜17は全面に形成されるが、Tダイス24のリップに
銅版等を適当な間隔で差し込み、強制的に幕切れを発生
させて帯状に配置させることも可能である。この場合、
空気溜り形成層19を形成する必要はないが、形成する
ことも可能である。
方法は、上記方法に限られるものではなく、例えば、予
め保水層13に熱可塑性樹脂薄膜17を形成しておき、
包装面層15と熱融着させることも可能である。また、
通気孔22も、上記製造方法では、シートの製造と同一
工程において形成されているが、これに限られるもので
はなく、シートを製造した後、別工程において、例えば
穿孔機で形成することも可能である。
水層とを熱融着後に通気孔を形成するため、従来のごと
く、接着剤層を塗布して通気孔を形成した後、再び接着
剤層を加熱して熱融着させる必要がない。そのため、工
数が嵩まず、コスト的にも従来に比して安価に製造でき
る。
用いて形成する炊飯米保温用袋32について説明をす
る。
にくるようにして形成されるものであり、図3にその使
用態様を示す。炊飯米保温用袋32の製造方法として
は、例えば、積層シート11を所定の大きさに裁断し、
保水層13が外側に配置されるようにして、包装面層1
5の一部を相互に熱融着させることによって袋状に形成
する方法等を挙げることができる。
2に、炊飯米等を装入して使用する。通常、白飯の場合
は、炊き上がった炊飯米は約95℃の温度で袋内に装入
される。この炊飯米を袋内に装入し、輸送用保温器に入
れると、炊飯米からは多量の水蒸気が発生する。この水
蒸気は通気孔22を通過して外部へ放出され、放出され
た水蒸気は保水層13において吸水されるため、炊飯米
及び炊飯米と接触する包装面層15表面には水分の滞留
及び付着がなく、水分の結露を防止することが可能とな
る。従って、炊飯米のべとつきが抑制され、炊飯米が袋
内に付着することもなくなり、良好な状態での輸送が可
能となる。
収穫した季節や産地によって差が大きく、特に、古米は
含水量が少ない。この米の含水量によって炊飯時の水の
量を調節する必要があり、含水量の少ない米、特に古米
は、炊飯時に多量の水が必要となる。炊飯時に使用した
水の量と、炊き上がった炊飯米から発生する水蒸気の量
は略比例するため、炊き上がった炊飯米から発生する水
蒸気は米によって差が大きく、米の含水量に応じて、通
気孔22の数や保水層13を適宜変更することが好まし
い。
調味後袋内に装入されるため、通常、50〜65℃位で
袋内に装入される。従って、水蒸気は急激には発生しな
いが、徐々に発生する。この発生した水蒸気を通気孔2
2を通して外部に放出することによって、酢分の飛散が
抑制され、風味の低下もなくなり、良好な状態での輸送
が可能となる。
した炊飯米保温用袋32は、包装面層15が不織布で形
成されているため、保温性にも優れており、輸送用保温
器に入れて保管する場合にも、保温効果を一層向上させ
ることができる。
成した炊飯米保温用袋32は、保水層13が、周囲が乾
燥すれば内蔵されている水分を放出する作用を奏するた
め、例えば、輸送用保温器に入れずに密閉しない状態で
使用しても、袋内部の湿度は常に適度な状態に保たれ、
炊飯米が乾燥してしまうことがない。
成した炊飯米保温用袋32は、炊飯米から発生する水蒸
気を放出し、かつ、炊飯米の湿度を適度な状態で保つこ
とができるため、古来より炊飯米の保存に使用されてき
たお櫃と同様の役割を果たし、炊飯米の食味の劣化及び
黄ばみを防止することが可能である。
炊飯米に使用することが例示されているが、本実施形態
の積層シート11の用途はこれに限定されるものではな
く、焼きたてのパン、餡、焼き麩、ちくわ・かまぼこ等
の魚肉練製品等、加工後水蒸気が発生する食品や、野菜
等のエチレンガスを発生する食品等の包装材としても使
用可能であり、また、吸油及び吸水性を備えているた
め、揚げ物の敷紙や、魚や肉等の包装材等にも使用可能
である。さらに、炊飯器内の炊き立ての炊飯米の上に本
実施形態の積層シート11を被せておけば、保水性を備
えているため炊飯米の湿度を適度な状態で保つことがで
きるため、炊飯米が乾燥しすぎることがなく、食味の劣
化を防止することができる。
積層シートについて説明する。
に、吸水性を備えた保水層13と、包装面層27とが熱
融着により積層一体化されてなる構成であり、保水層1
3と包装面層27との間には、多数の空気溜りを形成す
る空気溜り形成層19が形成されており、保水層13か
ら包装面層27に貫通するように、多数の通気孔22が
形成されている構成である。
料が使用可能であり、同様に吸水紙を使用することが好
ましい。吸水紙を使用する場合、その坪量は、包装する
食品によっても異なるが、10〜80g/m2 (望まし
くは15〜75g/m2 、さらに望ましくは20〜65
g/m2 )のものが好適に使用可能である。
際の非付着性(非粘着性)の見地から、通常、非極性熱
可塑性樹脂で形成されていることが好ましく、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリブテン等のポリオレフィン
で形成されることが好ましいが、極性材料を使用するこ
とも可能である。また、包装面層27の厚みは、3〜2
0μm(好ましくは5〜15μm)とすることが望まし
い。
ても異なるが、前述の実施形態の積層シートと同様に形
成することが好ましい。
として、前述の実施形態の積層シートと同様、内径が包
装面層27側から保水層13側に向かって若干狭くなる
断面テーパ状のものが示されているが、これに限られる
ものではなく、同一の内径を有する形状のものも勿論使
用可能である。しかし、前述の実施形態の積層シートと
同様、高い保水効果を保ちつつ、良好な通気性を得ると
いう見地からは、通気孔22はテーパ状に形成されてい
ることが好ましい。
うな構成であるため、通気性が良好で、かつ、透過した
水蒸気をその表面において吸水することが可能である。
従って、袋状に形成して密閉容器内において使用する場
合にも、通気孔22を通過して袋外部に放出された水蒸
気は、保水層13に吸水されるため、一旦袋内部から放
出された水蒸気が再び内容物に滞留したり付着したりす
ることがなく、内容物のべとつきを抑制することができ
る。また、保水層13は、周囲が乾燥すれば内蔵されて
いる水分を放出する作用を奏するため、袋状にして使用
する場合には、袋内部の湿度は常に適度な状態に保た
れ、内容物が乾燥してしまうおそれがない。
と包装面層27との間には、空気溜り形成層19が形成
されているが、これに限られるものではなく、空気溜り
形成層19を備えないものも使用可能である。しかし本
実施形態においても、空気溜り形成層19は前述の実施
形態と同様の作用を奏するため、空気溜り形成層19は
形成されていることが好ましい。
製造方法について説明する。
略図を図5に示す。まず、保水層13が保水層供給ロー
ル23より供給され、その一面側に包装面層27とし
て、溶融した熱可塑性樹脂を押出ラミネーターのTダイ
ス24から押し出して塗布する。その後、冷却ロール2
6と、表面が碁盤目状の凹凸に形成されたゴムロール2
8とでプレスし、空気溜り形成層19を形成すると同時
に、保水層13と包装面層27とを熱融着により融着さ
せる。その後、針つきロール29とブラシロール30と
の間を通し、針つきロール29に突き刺すことによって
通気孔22を形成させて、積層シート巻き取りロール4
1に巻き取り、本実施形態の積層シート21を得る。
針つきロール29及びブラシロール30は前述の実施形
態の積層シートの製造に使用したものと同様のものを使
用可能であり、通気孔22の調整も前述の実施形態の積
層シートの製造と同様にして行う。
方法は、上記方法に限られるものではなく、また、通気
孔22の製法も、前述の実施形態と同様、上記製造方法
に限られるものではない。
用いて形成する食品包装用袋42について説明する。
くるようにして形成されるものであり、図6にその使用
態様の一例を示す。食品包装用袋42の製造方法として
は、例えば、積層シート21を所定の大きさに裁断し、
保水層13が外側に配置されるようにして、包装面層2
7の一部を相互に熱融着させることによって袋状に形成
する方法等を挙げることができる。
に、焼き立てのパンや菓子等を装入して使用する。以下
に、焼き立てのパンを例に採って説明する。
袋42内に装入して、輸送用容器内に入れると、パンか
ら発生した水蒸気は通気孔22を通過して外部へ放出さ
れ、放出された水蒸気は保水層13において吸水される
ため、パン及びパンと接触する包装面層27表面には水
分の滞留及び付着がなく、水分の結露を防止することが
できる。従って、パンのべとつきが抑制され、ふっくら
した良好な状態での輸送が可能となる。
した食品包装用袋42は、保水層13が、周囲が乾燥す
れば内蔵されている水分を放出する作用を奏するため、
袋内部の湿度は常に適度な状態に保たれ、パンが乾燥し
て表面が固くなる等の不具合が生じない。
パンを入れて輸送すれば、集積包装による二次汚染や、
異物の混入等を防止することも可能である。
はパンや菓子等に限られるものではなく、前述の実施形
態と同様、様々な食品に使用することが可能である。
説明する。
2 の吸水紙を使用し、包装面層として芯がポリエステル
で、鞘がポリエチレンで形成される芯鞘構造で、目付が
15g/m2 の不織布を用いる。保水層と包装面層との
間に、熱可塑性樹脂薄膜として、押出ラミネーターのT
ダイスから320℃に溶融したポリエチレンを10μm
の厚みとなるように押し出し、ゴムロールでプレスして
空気溜り形成層を形成すると同時に、熱融着により保水
層と包装面層とを接着させる。次いで、針つきロールに
より0.3〜0.5mmの内径の通気孔を、5mm間隔
で、1m2 当たり40000個を形成して積層シートを
得た。
所定の大きさに裁断し、保水層が外側に配置されるよう
にして、包装面層の一部を相互に熱融着させることによ
って袋状に形成し、炊飯米保温用袋を得た。
を内蔵して、輸送用保温器に詰めて輸送したところ、炊
飯米のべとつきが抑制され、炊飯米が袋内に付着するこ
ともなくなり、炊飯米の取扱性も良好であった。また、
すし飯に使用した場合にも、酢分の飛散が抑制され、風
味の低下もなくなった。
2 の吸水紙を使用し、押出ラミネーターのTダイスか
ら、包装面層として320℃に溶融したポリエチレンを
8μmの厚みとなるように押し出し、ゴムロールでプレ
スして空気溜り形成層を形成すると同時に、保水層と包
装面層とを熱融着させる。次いで、針つきロールにより
0.3〜0.5mmの内径の通気孔を、5mm間隔で、
1m2 当たり40000個を形成して積層シートを得
た。
所定の大きさに裁断し、保水層が外側にくるようにし
て、包装面層の一部を相互に熱融着させることによって
袋状に形成し、食品包装用袋を得た。
して、輸送用容器に詰めて輸送したところ、パンのべと
つきが抑制されると同時に乾燥しすぎることもなく、ふ
っくらとした良好な状態で輸送することができた。
うな構成であるため、以下のような作用・効果を奏す
る。
とが、直接的に又は間接的に熱融着されて積層一体化さ
れてなる積層シートであって、結露しない蒸気放散を確
保できるように、シート体を貫通する多数の通気孔が形
成されている構成であるため、通気性が良好で、かつ、
透過した水蒸気をその表面において吸水することが可能
である。従って、袋状に形成した密閉容器内において使
用する場合にも、通気孔を通過して袋外部に放出された
水蒸気が再び被包装物に滞留したり付着したりすること
がなく、被包装物のべとつきを抑制することができる。
また、保水層は、周囲が乾燥すれば内蔵されている水分
を放出する作用を奏するため、袋状にして使用する場
合、袋内部の湿度は常に適度な状態に保たれ、内容物が
乾燥してしまうおそれがない。
長繊維の不織布で形成されてなる構成とすれば、保温性
も良好であり、保温容器内において使用する場合には、
その保温効果を一層向上させることができる。
と熱可塑性樹脂薄膜が部分熱融着されて多数の空気溜り
を形成する空気溜り形成層が介在されている構成とした
場合には、包装面層が不織布で形成されている場合に比
して保温性に優れており、また、空気溜り形成層が形成
されていれば、通気孔を通って一旦袋外に排出された水
蒸気は、保水層に内蔵されると同時に、空気溜り形成層
内に一時的に溜められ、周囲が乾燥すれば、包装面層を
介して徐々に水分を放出するという水分の貯蔵庫的な作
用も奏するため、吸水・放湿性も向上する。
備えた構成とした場合には、積層シートを使用して保水
層が外側に配置されるようにして袋を形成する場合に、
容易に形成できる。
保水層とを熱融着後に通気孔を形成するため、工数が嵩
まず、安価に製造可能である。
保水層が外側に配置されるようにして形成した炊飯米保
温用袋は、通気性に優れており、袋外部に放出された水
蒸気は保水層に吸水されてしまうため、炊き上がった炊
飯米を内蔵して、輸送用保温器に詰めて密閉しても、炊
飯米のべとつきが抑制される。そのため、炊飯米が袋内
に付着することもなく、取扱性が良好である。また、従
来、輸送時に容器内にこもった水蒸気によって酢分が飛
散し、風味の落ちていたすし飯も、この炊飯米保温用袋
を使用した場合には、水蒸気は保水層に吸水されて酢分
の飛散が抑制されるため、輸送による風味の低下もなく
なった。
周囲が乾燥すれば内蔵されている水分を放出する作用を
奏するため、例えば、輸送用保温器にいれずに密閉しな
い状態で使用しても、袋内部の湿度は常に適度な状態に
保たれ、内蔵された炊飯米が乾燥してしまうことがな
い。
が形成された積層シートを使用して、保水層が外側に配
置されるようにして形成した食品包装用袋は、通気性に
優れているため、水蒸気を発生する食品を内蔵した場合
に、食品から発生した水蒸気は通気孔を通過して外部へ
放出され、放出された水蒸気は保水層において吸水され
るため、内蔵された食品及び食品と接触する包装面層表
面には水分の滞留及び付着がなく、結露を防止すること
ができる。従って、内蔵された食品のべとつきが抑制さ
れ、良好な状態での輸送が可能となる。
が、周囲が乾燥すれば内蔵されている水分を放出する作
用を奏するため、例えば、袋内部の湿度は常に適度な状
態に保たれ、内蔵された食品が乾燥して、表面が硬化す
る等の不具合が生じない。
使用態様図
図
用態様図
Claims (13)
- 【請求項1】 吸水・放湿性を備えた保水層と、包装面
層とが、直接的に又は間接的に熱融着されて積層一体化
されてなる積層シートであって、 結露しない蒸気放散を確保できるように、シート体を貫
通する多数の通気孔が形成されていることを特徴とする
積層シート。 - 【請求項2】 前記包装面層が、熱可塑性樹脂からなる
長繊維の不織布で形成されてなることを特徴とする請求
項1記載の積層シート。 - 【請求項3】 前記保水層と前記包装面層との間に、該
両層と熱可塑性樹脂薄膜が部分熱融着されて多数の空気
溜りを形成する空気溜り形成層が介在されていることを
特徴とする請求項1又は2記載の積層シート。 - 【請求項4】 前記包装面層が、ヒートシール性を備え
ていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の積層
シート。 - 【請求項5】 請求項3に記載の積層シートの製造方法
であって、 圧着ロール間に保水層形成フィルムと包装面層形成フィ
ルムとを供給すると同時に、該両フィルム間に熱可塑性
樹脂を押出すラミネート(積層)工程と、 該ラミネート工程で形成された素材積層シートに多数の
通気孔を形成する通気孔形成工程とからなり、 前記圧着ロールの一方を凹凸ロールとして保水層と包装
面層との間に空気溜り形成層を形成可能としたことを特
徴とする積層シートの製造方法。 - 【請求項6】 前記通気孔の形成を、前記素材積層シー
トを針ロールとブラシロールとの間を通過させて行うこ
とを特徴とする請求項5記載の積層シートの製造方法。 - 【請求項7】 前記包装面層が熱可塑性樹脂薄膜で形成
されてなることを特徴とする請求項1記載の積層シー
ト。 - 【請求項8】 前記包装面層と前記保水層とが部分熱融
着されて、該両層間に多数の空気溜りを形成する空気溜
り形成層が介在されていることを特徴とする請求項7記
載の積層シート。 - 【請求項9】 前記包装面層がヒートシール性を備えて
いることを特徴とする請求項7又は8記載の積層シー
ト。 - 【請求項10】 請求項7に記載の積層シートの製造方
法であって、 圧着ロール間に保水層形成フィルムを供給すると同時に
熱可塑性樹脂を押出すラミネート(積層)工程と、 該ラミネート工程で形成された素材積層シートに多数の
通気孔を形成する通気孔形成工程とからなり、 前記圧着ロールの一方を凹凸ロールとして保水層と包装
面層との間に空気溜り形成層を形成可能としたことを特
徴とする積層シートの製造方法。 - 【請求項11】 前記通気孔の形成を、前記素材積層シ
ートを針ロールとブラシロールとの間を通過させて行う
ことを特徴とする請求項10記載の積層シートの製造方
法。 - 【請求項12】 請求項1、2、3又は4記載の積層シ
ートを使用して、前記保水層が外側に配置されるように
して形成されることを特徴とする炊飯米保温用袋。 - 【請求項13】 請求項7、8又は9記載の積層シート
を使用して、前記保水層が外側に配置されるようにして
形成されることを特徴とする食品包装用袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36803498A JP3430331B2 (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 積層シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36803498A JP3430331B2 (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 積層シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000190410A true JP2000190410A (ja) | 2000-07-11 |
JP3430331B2 JP3430331B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=18490815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36803498A Expired - Lifetime JP3430331B2 (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 積層シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3430331B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002370320A (ja) * | 2001-06-18 | 2002-12-24 | Daicel Chem Ind Ltd | パン包装用積層フィルム及びその製造方法並びにパン包装袋 |
KR20030046284A (ko) * | 2001-12-05 | 2003-06-12 | 강남화성 (주) | 통기성을 부여한 복합방수공법 |
US7119649B2 (en) | 2004-05-28 | 2006-10-10 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Common mode noise filter |
JP2011162202A (ja) * | 2010-02-04 | 2011-08-25 | Mitsui Chemical Fabro Inc | 食品トレー用吸水性フィルム及びそれを用いた食品包装体 |
KR101089592B1 (ko) | 2011-09-01 | 2011-12-05 | 주식회사 화인 | 통기성 고무 시트와 그의 제조 장치 및 방법 |
-
1998
- 1998-12-24 JP JP36803498A patent/JP3430331B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR20030046284A (ko) * | 2001-12-05 | 2003-06-12 | 강남화성 (주) | 통기성을 부여한 복합방수공법 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3430331B2 (ja) | 2003-07-28 |
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