JP2000190165A - 工具経路作成装置 - Google Patents
工具経路作成装置Info
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- JP2000190165A JP2000190165A JP10372951A JP37295198A JP2000190165A JP 2000190165 A JP2000190165 A JP 2000190165A JP 10372951 A JP10372951 A JP 10372951A JP 37295198 A JP37295198 A JP 37295198A JP 2000190165 A JP2000190165 A JP 2000190165A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 工具干渉を起こさない最適な工具径と工具経
路を、工具経路の再計算を1度行なうという簡単な操作
で短時間かつ容易に求めることができるようにする。 【解決手段】 新工具径計算部で、検索された干渉部に
含まれる最初と最後の加工形状の形状間距離を求め、前
記形状間距離より小さい工具径を工具干渉を起こさない
新しい工具径とし、この新工具径と加工形状とに基づき
工具干渉の無い新工具経路を求める。
路を、工具経路の再計算を1度行なうという簡単な操作
で短時間かつ容易に求めることができるようにする。 【解決手段】 新工具径計算部で、検索された干渉部に
含まれる最初と最後の加工形状の形状間距離を求め、前
記形状間距離より小さい工具径を工具干渉を起こさない
新しい工具径とし、この新工具径と加工形状とに基づき
工具干渉の無い新工具経路を求める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された加工形
状および工具径に基づき、工具経路を自動的に作成する
工具経路作成装置に関する。
状および工具径に基づき、工具経路を自動的に作成する
工具経路作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】加工形状および工具径を入力し、加工形
状に沿う輪郭加工を行なうための工具経路を自動的に作
成する工具経路作成装置は、従来から提案されていた。
図2、図4および図5はそのような工具経路作成装置の
一例を示すものであり、以下、図面に基づき説明する。
状に沿う輪郭加工を行なうための工具経路を自動的に作
成する工具経路作成装置は、従来から提案されていた。
図2、図4および図5はそのような工具経路作成装置の
一例を示すものであり、以下、図面に基づき説明する。
【0003】図2に示すように、加工形状入力部1から
加工形状DS、すなわち図4に示すSL1、SL2、・
・・、SL11を入力し、工具径入力部2から工具径D
Rを入力し、工具経路作成部3において、加工形状DS
を工具半径、すなわちDR/2だけオフセットすること
により、工具経路CLを作成する。つまり、第4図にお
けるオフセット形状OL1、OL2、・・・、OL17
を作成し、これらを連結して工具経路CLを作成する。
そして、求めた工具経路CLの工具干渉部DI、すなわ
ち図4における交点P1および交点P2を図2に示す工
具干渉検索部4において求め、図2の工具干渉無し経路
作成部7において、工具干渉部DI、すなわち図4にお
ける交点P1を開始点としたオフセット形状OL3の一
部とOL4、OL5と交点P1を終点としたOL6の一
部までの連結した工具経路を削除し、さらに、交点P2
を開始点としたオフセット形状OL11の一部とOL1
2、OL13、OL14、OL15と交点P2を終点と
したL16の一部までの連結した工具経路を削除するこ
とにより、図5に示した工具干渉のない工具経路CL1
を作成する。
加工形状DS、すなわち図4に示すSL1、SL2、・
・・、SL11を入力し、工具径入力部2から工具径D
Rを入力し、工具経路作成部3において、加工形状DS
を工具半径、すなわちDR/2だけオフセットすること
により、工具経路CLを作成する。つまり、第4図にお
けるオフセット形状OL1、OL2、・・・、OL17
を作成し、これらを連結して工具経路CLを作成する。
そして、求めた工具経路CLの工具干渉部DI、すなわ
ち図4における交点P1および交点P2を図2に示す工
具干渉検索部4において求め、図2の工具干渉無し経路
作成部7において、工具干渉部DI、すなわち図4にお
ける交点P1を開始点としたオフセット形状OL3の一
部とOL4、OL5と交点P1を終点としたOL6の一
部までの連結した工具経路を削除し、さらに、交点P2
を開始点としたオフセット形状OL11の一部とOL1
2、OL13、OL14、OL15と交点P2を終点と
したL16の一部までの連結した工具経路を削除するこ
とにより、図5に示した工具干渉のない工具経路CL1
を作成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すように、前
記の工具経路CL1により加工を行なうと、加工形状S
L2の一部とSL3、SL4とに囲まれた領域を加工す
ることができず、削り残してしまう。削り残しを生じな
いように加工するためには、前記工具径DRより小さい
工具径の工具により再度加工経路を求める必要がある。
工具経路を再度求める際にあまり工具径を小さくしてし
まうと、小さい工具径の工具では送り速度を上げること
ができないため、加工効率が悪くなる。また、工具経路
を再度求める際に少ししか工具径を小さくしないと、再
度工具干渉が起きてしまい、再々度工具経路を求める必
要がある。
記の工具経路CL1により加工を行なうと、加工形状S
L2の一部とSL3、SL4とに囲まれた領域を加工す
ることができず、削り残してしまう。削り残しを生じな
いように加工するためには、前記工具径DRより小さい
工具径の工具により再度加工経路を求める必要がある。
工具経路を再度求める際にあまり工具径を小さくしてし
まうと、小さい工具径の工具では送り速度を上げること
ができないため、加工効率が悪くなる。また、工具経路
を再度求める際に少ししか工具径を小さくしないと、再
度工具干渉が起きてしまい、再々度工具経路を求める必
要がある。
【0005】以上のように、従来の工具経路作成装置
は、工具干渉を生じないようにする工具径の設定を試行
錯誤的に何度も行わなければならず、簡単な操作で短時
間に最適な工具径と工具経路とを求めることが困難であ
るという問題点を有していた。
は、工具干渉を生じないようにする工具径の設定を試行
錯誤的に何度も行わなければならず、簡単な操作で短時
間に最適な工具径と工具経路とを求めることが困難であ
るという問題点を有していた。
【0006】本発明の課題は、上述の問題点を解消し、
1度の再計算により、簡単な操作で短時間に最適な新工
具径と新工具経路を求めることができる工具経路作成装
置を提供することにある。
1度の再計算により、簡単な操作で短時間に最適な新工
具径と新工具経路を求めることができる工具経路作成装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、加
工形状入力部より入力された加工形状と工具径入力部よ
り入力された工具径とに基づき工具経路を求めるに当た
り、工具干渉検索部において干渉部を検索し、新工具径
計算部において検索された干渉部に含まれる最初と最後
の加工形状の形状間距離を求め、形状間距離より小さい
工具径を工具干渉を起こさない新しい工具径として求
め、この新工具径と加工形状とに基づき工具干渉無し新
経路作成部において工具干渉の無い新しい工具経路を求
めることにより、効果的に達成される。
工形状入力部より入力された加工形状と工具径入力部よ
り入力された工具径とに基づき工具経路を求めるに当た
り、工具干渉検索部において干渉部を検索し、新工具径
計算部において検索された干渉部に含まれる最初と最後
の加工形状の形状間距離を求め、形状間距離より小さい
工具径を工具干渉を起こさない新しい工具径として求
め、この新工具径と加工形状とに基づき工具干渉無し新
経路作成部において工具干渉の無い新しい工具経路を求
めることにより、効果的に達成される。
【0008】さらに、新工具径計算部では、複数の干渉
部が存在し、複数の形状間距離が求められた場合に、求
めた形状間距離の中で最小値を用いて新工具径を計算す
ることで、より効果的に達成される。
部が存在し、複数の形状間距離が求められた場合に、求
めた形状間距離の中で最小値を用いて新工具径を計算す
ることで、より効果的に達成される。
【0009】本発明の工具経路作成装置によれば、工具
経路の再計算を1度行なうだけで、最適な新工具径と工
具干渉の無い新工具経路を求めることができるため、簡
単な操作で短時間かつ容易に最適な工具径および新工具
経路を求めることができる。
経路の再計算を1度行なうだけで、最適な新工具径と工
具干渉の無い新工具経路を求めることができるため、簡
単な操作で短時間かつ容易に最適な工具径および新工具
経路を求めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る工具経路作成
装置の一実施形態を示すブロック図であり、図2と同様
の要素には同じ符号を付してある。図1に示すように、
加工形状入力部1より加工形状DSを入力し、工具径入
力部2より工具径DRを入力し、工具経路作成部3にお
いて加工形状DSを工具半径の分、すなわちDR/2だ
けオフセットして、図4に示す工具経路CLを作成す
る。そして、この工具経路CL中の工具干渉部DIを工
具干渉検索部4により検索して求め、かつ、新工具径計
算部5において、前記検索して求めた工具干渉部DIに
対応する加工形状間における距離を求めると共に、加工
形状間における距離の値が複数ある場合、それらの距離
の中で最小の値を求める。そして、この加工形状間にお
ける距離の中の最小の値から、工具干渉を起こさない新
工具径DTを求め、この新工具径DTおよび加工形状D
Sに基づき、工具干渉無し新経路作成部6において工具
干渉無し新経路を求める。
装置の一実施形態を示すブロック図であり、図2と同様
の要素には同じ符号を付してある。図1に示すように、
加工形状入力部1より加工形状DSを入力し、工具径入
力部2より工具径DRを入力し、工具経路作成部3にお
いて加工形状DSを工具半径の分、すなわちDR/2だ
けオフセットして、図4に示す工具経路CLを作成す
る。そして、この工具経路CL中の工具干渉部DIを工
具干渉検索部4により検索して求め、かつ、新工具径計
算部5において、前記検索して求めた工具干渉部DIに
対応する加工形状間における距離を求めると共に、加工
形状間における距離の値が複数ある場合、それらの距離
の中で最小の値を求める。そして、この加工形状間にお
ける距離の中の最小の値から、工具干渉を起こさない新
工具径DTを求め、この新工具径DTおよび加工形状D
Sに基づき、工具干渉無し新経路作成部6において工具
干渉無し新経路を求める。
【0011】以上のような構成を有する本実施形態の装
置の動作を図3に示すフローチャート、図4および図6
を参照して説明する。
置の動作を図3に示すフローチャート、図4および図6
を参照して説明する。
【0012】今、加工形状DSが、図4に示すように、
区分された加工形状SL1、SL2、・・・、SL11
からなるものとする。これらの加工形状SL1、SL
2、・・・、SL11を、工具半径、すなわちDR/2
だけオフセットしてオフセット形状OL1、OL2、・
・・、OL17を作成し、これらを連結して工具経路C
Lを作成する(図3のステップ1)。次いで、ステップ
2で変数nとtとに、それぞれ、1をセットし、さらに
ステップ3に進んで、工具経路CLを構成するオフセッ
ト形状OLnを1つずつ取りだし、最後のオフセット形
状かどうかをチェックし、最後でなければステップ4に
進み、最後であればステップ11に進む。今の時点でO
LnすなわちOL1は明らかに最後ではないので、ステ
ップ4に進み、mにn+1をセットする。現時点のnは
1なので、mは2となる。続くステップ5では、オフセ
ット形状OLmを1つずつ取りだし、最後のオフセット
形状かどうかをチェックし、最後でなければステップ6
に進み、最後であればステップ10に進む。前記のよう
に、現在のmは2であるから、オフセット形状OLmは
すなわちOL2であり、このオフセット形状OL2は最
後ではないので、ステップ6に進む。このステップ6で
は、オフセット形状OLnとオフセット形状OLmとの
交点があるかどうかをチェックし、交点があればステッ
プ7に進み、交点がなければステップ9に進む。現時点
では、交点がないのでステップ9に進み、変数mにm+
1をセットする。その後はステップ5に戻る。
区分された加工形状SL1、SL2、・・・、SL11
からなるものとする。これらの加工形状SL1、SL
2、・・・、SL11を、工具半径、すなわちDR/2
だけオフセットしてオフセット形状OL1、OL2、・
・・、OL17を作成し、これらを連結して工具経路C
Lを作成する(図3のステップ1)。次いで、ステップ
2で変数nとtとに、それぞれ、1をセットし、さらに
ステップ3に進んで、工具経路CLを構成するオフセッ
ト形状OLnを1つずつ取りだし、最後のオフセット形
状かどうかをチェックし、最後でなければステップ4に
進み、最後であればステップ11に進む。今の時点でO
LnすなわちOL1は明らかに最後ではないので、ステ
ップ4に進み、mにn+1をセットする。現時点のnは
1なので、mは2となる。続くステップ5では、オフセ
ット形状OLmを1つずつ取りだし、最後のオフセット
形状かどうかをチェックし、最後でなければステップ6
に進み、最後であればステップ10に進む。前記のよう
に、現在のmは2であるから、オフセット形状OLmは
すなわちOL2であり、このオフセット形状OL2は最
後ではないので、ステップ6に進む。このステップ6で
は、オフセット形状OLnとオフセット形状OLmとの
交点があるかどうかをチェックし、交点があればステッ
プ7に進み、交点がなければステップ9に進む。現時点
では、交点がないのでステップ9に進み、変数mにm+
1をセットする。その後はステップ5に戻る。
【0013】そして、OL1と交わるオフセット形状O
Lmは存在しないので、OLmが最後のオフセット形状
OL17になるまでステップ5、ステップ6およびステ
ップ9からなるループが繰り返し実行される。オフセッ
ト形状OL17になると、ステップ5における判定によ
りステップ10に進み、変数nにn+1をセットする。
現時点で変数nは1なのでn+1は2となりステップ3
に戻る。ステップ3では、再び、オフセット形状OLn
すなわちOL2が最後かどうかをチェックし、明らかに
OL2は最後ではないのでステップ4に進み、変数mに
n+1をセットする。現時点の変数nは2なので変数m
は3となる。そして、OL2と交わるオフセット形状O
Lmは存在しないので、OLmが最後のオフセット形状
OL17となるまで、ステップ5、ステップ6およびス
テップ9からなるループが繰り返し実行され、オフセッ
ト形状OL17となったら、ステップ5における判定に
よりステップ10に進み、変数nにn+1をセットす
る。現時点で変数nは2なので、n+1は3となり、ス
テップ3に戻って、OLnすなわちOL3が最後かどう
かをチェックする。OL3は最後ではないのでステップ
4に進み、変数mにn+1をセットする。この時点で変
数nは3なので、変数mは4となる。
Lmは存在しないので、OLmが最後のオフセット形状
OL17になるまでステップ5、ステップ6およびステ
ップ9からなるループが繰り返し実行される。オフセッ
ト形状OL17になると、ステップ5における判定によ
りステップ10に進み、変数nにn+1をセットする。
現時点で変数nは1なのでn+1は2となりステップ3
に戻る。ステップ3では、再び、オフセット形状OLn
すなわちOL2が最後かどうかをチェックし、明らかに
OL2は最後ではないのでステップ4に進み、変数mに
n+1をセットする。現時点の変数nは2なので変数m
は3となる。そして、OL2と交わるオフセット形状O
Lmは存在しないので、OLmが最後のオフセット形状
OL17となるまで、ステップ5、ステップ6およびス
テップ9からなるループが繰り返し実行され、オフセッ
ト形状OL17となったら、ステップ5における判定に
よりステップ10に進み、変数nにn+1をセットす
る。現時点で変数nは2なので、n+1は3となり、ス
テップ3に戻って、OLnすなわちOL3が最後かどう
かをチェックする。OL3は最後ではないのでステップ
4に進み、変数mにn+1をセットする。この時点で変
数nは3なので、変数mは4となる。
【0014】このように各ステップを繰り返し実行する
中で、ステップ6において、OL3は変数mが6の場合
にOL6と交わり、この場合にステップ7に進む。そし
て、OL3に対応する加工形状、即ち干渉部の最初の加
工形状であるSL2とOL6に対応する加工形状、即ち
干渉部の最後の加工形状であるSP4との距離を求め、
その値を距離の変数LTtにセットする。この時点にお
ける前記距離はLL1であり、また、変数tが1である
ので、変数LT1にLL1をセットし、続くステップ8
で、変数tにt+1をセットする。この時点における変
数tの値は1なのでt+1は2となる。次に、ステップ
9で変数mにm+1をセットする。この時点で変数mは
6なので、m+1は7となった状態でステップ5に戻
る。OL3と交わるオフセット形状OLmはOL7以降
には存在しないので、最後のオフセット形状OL17と
なるまでステップ5、ステップ6およびステップ9を繰
り返し実行し、ステップ5においてオフセット形状OL
17と判定されたらステップ10に進み、変数nにn+
1をセットする。この時点で変数nは3なのでn+1は
4となり、ステップ3に戻る。同様の動作を繰り返す中
で、OLnがOL4、OL5、OL6、OL7、OL
8、OL9、OL10の場合には交わるOLmが存在し
ないので、変数nが10すなわちOL10となるまでス
テップ3、ステップ4、ステップ5、ステップ6、ステ
ップ9、およびステップ10が繰り返し実行される。
中で、ステップ6において、OL3は変数mが6の場合
にOL6と交わり、この場合にステップ7に進む。そし
て、OL3に対応する加工形状、即ち干渉部の最初の加
工形状であるSL2とOL6に対応する加工形状、即ち
干渉部の最後の加工形状であるSP4との距離を求め、
その値を距離の変数LTtにセットする。この時点にお
ける前記距離はLL1であり、また、変数tが1である
ので、変数LT1にLL1をセットし、続くステップ8
で、変数tにt+1をセットする。この時点における変
数tの値は1なのでt+1は2となる。次に、ステップ
9で変数mにm+1をセットする。この時点で変数mは
6なので、m+1は7となった状態でステップ5に戻
る。OL3と交わるオフセット形状OLmはOL7以降
には存在しないので、最後のオフセット形状OL17と
なるまでステップ5、ステップ6およびステップ9を繰
り返し実行し、ステップ5においてオフセット形状OL
17と判定されたらステップ10に進み、変数nにn+
1をセットする。この時点で変数nは3なのでn+1は
4となり、ステップ3に戻る。同様の動作を繰り返す中
で、OLnがOL4、OL5、OL6、OL7、OL
8、OL9、OL10の場合には交わるOLmが存在し
ないので、変数nが10すなわちOL10となるまでス
テップ3、ステップ4、ステップ5、ステップ6、ステ
ップ9、およびステップ10が繰り返し実行される。
【0015】次に、ステップ3において変数nが11、
すなわちOL11の場合に、変数mが16の時にOL1
6と交わるので、この場合にステップ7に進み、オフセ
ット形状OL11に対応する加工形状、即ち干渉部の最
初の加工形状であるSL7とオフセット形状OL16に
対応する加工形状、即ち干渉部の最後の加工形状である
SP10との距離を求め、距離の変数LTtにセットす
る。この時点の距離はLL2であり、また、変数tは2
であるから、変数LT2に距離の値LL2をセットす
る。次いで、ステップ8で変数tにt+1をセットする
が、この時点における変数tの値は2なので、t+1は
3となる。続くステップ9で、変数mにm+1をセット
するが、この時点で変数mは16なので、m+1は17
となってステップ5に戻る。そして、オフセット形状O
LmすなわちOL17は最後なので、ステップ10に進
み、変数nにn+1をセットするが、この時点の変数n
は11なのでn+1は12となり、ステップ3に戻る。
その後、オフセット形状OLnが最後となるOL17ま
で交わるオフセット形状OLmは存在しないので、変数
nが17すなわちオフセット形状OL17となるまで
は、ステップ3、ステップ4、ステップ5、ステップ
6、ステップ9およびステップ10が繰り返し実行され
る。次に、オフセット形状OLnすなわちOL17が最
後となった場合にステップ11に進み、求めた距離LT
t、すなわちLT1およびLT2の中で最も短い距離と
してLL2を求め、このLL2より小さな値を工具干渉
を起こさない新工具径DTとする(ステップ11)。次
いで、図6に示すように、加工形状SL1、SL2、・
・・、SL11を、新工具径の半分であるDT/2を工
具半径としてこの工具半径の分だけオフセットしたオフ
セット形状NL1、NL2、・・・、NL16を作成
し、これらを連結して工具干渉のない新工具経路CL2
を作成して、一連のプログラミング工程を終了する(ス
テップ12)。
すなわちOL11の場合に、変数mが16の時にOL1
6と交わるので、この場合にステップ7に進み、オフセ
ット形状OL11に対応する加工形状、即ち干渉部の最
初の加工形状であるSL7とオフセット形状OL16に
対応する加工形状、即ち干渉部の最後の加工形状である
SP10との距離を求め、距離の変数LTtにセットす
る。この時点の距離はLL2であり、また、変数tは2
であるから、変数LT2に距離の値LL2をセットす
る。次いで、ステップ8で変数tにt+1をセットする
が、この時点における変数tの値は2なので、t+1は
3となる。続くステップ9で、変数mにm+1をセット
するが、この時点で変数mは16なので、m+1は17
となってステップ5に戻る。そして、オフセット形状O
LmすなわちOL17は最後なので、ステップ10に進
み、変数nにn+1をセットするが、この時点の変数n
は11なのでn+1は12となり、ステップ3に戻る。
その後、オフセット形状OLnが最後となるOL17ま
で交わるオフセット形状OLmは存在しないので、変数
nが17すなわちオフセット形状OL17となるまで
は、ステップ3、ステップ4、ステップ5、ステップ
6、ステップ9およびステップ10が繰り返し実行され
る。次に、オフセット形状OLnすなわちOL17が最
後となった場合にステップ11に進み、求めた距離LT
t、すなわちLT1およびLT2の中で最も短い距離と
してLL2を求め、このLL2より小さな値を工具干渉
を起こさない新工具径DTとする(ステップ11)。次
いで、図6に示すように、加工形状SL1、SL2、・
・・、SL11を、新工具径の半分であるDT/2を工
具半径としてこの工具半径の分だけオフセットしたオフ
セット形状NL1、NL2、・・・、NL16を作成
し、これらを連結して工具干渉のない新工具経路CL2
を作成して、一連のプログラミング工程を終了する(ス
テップ12)。
【0016】尚、加工形状間距離より小さな工具を求め
る方法は、例えば、複数の工具径をテーブル化してお
き、そのテーブルの中から加工形状間距離より小さな工
具径を選択しても良いし、加工形状間距離から一定の値
を減算したり、加工形状間距離の小数点以下を切り捨て
た値を新工具径として求めても良く、本発明ではその算
出方法を限定する必要はない。
る方法は、例えば、複数の工具径をテーブル化してお
き、そのテーブルの中から加工形状間距離より小さな工
具径を選択しても良いし、加工形状間距離から一定の値
を減算したり、加工形状間距離の小数点以下を切り捨て
た値を新工具径として求めても良く、本発明ではその算
出方法を限定する必要はない。
【0017】
【発明の効果】本発明の工具経路作成装置によれば、加
工形状入力部より入力された加工形状と工具径入力部よ
り入力された工具径とに基いて検索された工具干渉部の
最初と最後の加工形状の加工形状間距離から工具干渉を
起こさない新工具径を算出して、工具干渉無し新経路作
成部においてこの新工具径と加工形状とに基づき工具干
渉の無い新工具経路を求めることにより、工具経路の再
計算を1度行なうだけの簡単な操作で短時間かつ容易
に、工具干渉を起こさない最適な新工具径と工具干渉の
無い新工具経路を求めることができる。
工形状入力部より入力された加工形状と工具径入力部よ
り入力された工具径とに基いて検索された工具干渉部の
最初と最後の加工形状の加工形状間距離から工具干渉を
起こさない新工具径を算出して、工具干渉無し新経路作
成部においてこの新工具径と加工形状とに基づき工具干
渉の無い新工具経路を求めることにより、工具経路の再
計算を1度行なうだけの簡単な操作で短時間かつ容易
に、工具干渉を起こさない最適な新工具径と工具干渉の
無い新工具経路を求めることができる。
【図1】 本発明の工具経路作成装置の実施形態を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】 従来の工具経路作成装置の一例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】 本発明の実施形態の工具干渉無し新経路作成
動作を示すフローチャートである。
動作を示すフローチャートである。
【図4】 従来および本実施形態におけるオフセット形
状作成動作を説明するための図である。
状作成動作を説明するための図である。
【図5】 従来の装置の工具干渉無し経路作成動作を説
明するための図である。
明するための図である。
【図6】 本発明の実施形態の工具干渉無し新経路作成
動作を説明するための図である。
動作を説明するための図である。
1 加工形状入力部、2 工具径入力部、3 工具経路
作成部、4 工具干渉検索部、5 新工具径計算部、6
工具干渉無し新経路作成部、7 工具干渉無し経路作
成部。
作成部、4 工具干渉検索部、5 新工具径計算部、6
工具干渉無し新経路作成部、7 工具干渉無し経路作
成部。
Claims (2)
- 【請求項1】 加工形状を入力する加工形状入力部と、
工具の工具径を入力する工具径入力部と、入力された前
記加工形状と工具の工具径から加工における干渉部を検
索する工具干渉検索部とを備え、加工形状と工具径とに
基づき工具経路を自動的に作成する工具経路作成装置に
おいて、 前記検索された干渉部に含まれる最初と最後の加工形状
の形状間距離を求め、前記形状間距離より小さい工具径
を工具干渉を起こさない新しい工具径とする新工具径計
算部と、 前記求めた新工具径と前記加工形状とに基づき工具干渉
の無い新しい工具経路を求める工具干渉無し新経路作成
部と、 を備えることを特徴とする工具経路作成装置。 - 【請求項2】 前記新工具径計算部は、複数の前記干渉
部が存在し、複数の前記形状間距離が求められた場合、
求めた形状間距離の中で最小値を用いて新工具径を計算
することを特徴とする請求項1記載の工具経路作成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10372951A JP2000190165A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 工具経路作成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10372951A JP2000190165A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 工具経路作成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000190165A true JP2000190165A (ja) | 2000-07-11 |
Family
ID=18501317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10372951A Pending JP2000190165A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 工具経路作成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000190165A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007015084A (ja) * | 2005-07-11 | 2007-01-25 | Okuma Corp | 加工経路作成装置及び方法 |
CN116160141A (zh) * | 2023-03-24 | 2023-05-26 | 中国科学院西安光学精密机械研究所 | 一种零件激光加工干涉检查方法及零件激光加工方法 |
-
1998
- 1998-12-28 JP JP10372951A patent/JP2000190165A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007015084A (ja) * | 2005-07-11 | 2007-01-25 | Okuma Corp | 加工経路作成装置及び方法 |
JP4568185B2 (ja) * | 2005-07-11 | 2010-10-27 | オークマ株式会社 | 加工経路作成装置及び方法 |
CN116160141A (zh) * | 2023-03-24 | 2023-05-26 | 中国科学院西安光学精密机械研究所 | 一种零件激光加工干涉检查方法及零件激光加工方法 |
CN116160141B (zh) * | 2023-03-24 | 2024-01-30 | 中国科学院西安光学精密机械研究所 | 一种零件激光加工干涉检查方法及零件激光加工方法 |
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