JP2000189856A - エアゾ―ル内容物の噴霧パタ―ンの形成方法およびその装置 - Google Patents
エアゾ―ル内容物の噴霧パタ―ンの形成方法およびその装置Info
- Publication number
- JP2000189856A JP2000189856A JP10371044A JP37104498A JP2000189856A JP 2000189856 A JP2000189856 A JP 2000189856A JP 10371044 A JP10371044 A JP 10371044A JP 37104498 A JP37104498 A JP 37104498A JP 2000189856 A JP2000189856 A JP 2000189856A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aerosol
- spray
- aerosol contents
- contents
- nozzles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Nozzles (AREA)
Abstract
求される事なく、種々の噴霧パターンを得る事を可能と
するものである。 【解決手段】エアゾール容器の内部と制御弁を介して連
通する複数の噴射ノズル形成する。この噴射ノズルを、
噴射方向が交差し、噴射したエアゾール内容物が衝突す
るようエアゾール容器の本体に配置する。
Description
霧パターンを簡易に設定できるようにしたエアゾール内
容物の噴霧パターンの形成方法およびその装置に係るも
のである。
噴霧目的に応じて種々の噴霧パターンが選択的に用いら
れている。その噴霧パターンを得るためには噴射ノズル
の形状、噴射口の形状等に工夫を加えた、1つの噴射ノ
ズルによってエアゾール内容物の種々の噴霧パターンを
得るものとしている。
ズルの形状を工夫する事により、種々の噴霧パターンを
得る方法は、極めて高度の工作精度を必要とし、加工に
多くの手数を要し、製品単価を高くするものとなる。ま
た、複雑な形状の噴霧パターンを得ようとすると、噴射
ノズルの形状が複雑となるため、目詰まり等も発生しや
すいものとなる欠点を有している。
形状の噴射ノズルを用いながら、複雑な種々の噴霧パタ
ーンを簡易に形成する事ができるようにしようとするも
のである。
題を解決するため、複数の噴射ノズルから噴射したエア
ゾール内容物を衝突させ、エアゾール内容物の噴射方向
を変換させる事により行う事を特徴として成るものであ
る。
ては、エアゾール容器の内部と制御弁を介して連通する
複数の噴射ノズルを、噴射方向が交差し、噴射したエア
ゾール内容物が衝突するようエアゾール容器の本体に配
置して成るものである。
°であっても良い。
直であっても良い。
した噴射ノズルは、一対であっても良い。
した噴射ノズルは、複数対であっても良い。
るものであっても良い。
ら、エアゾール内容物を、エアゾール容器の制御弁を開
放して噴射ノズルから噴射すると、噴射ノズルは、噴射
されたエアゾール内容物が衝突し得るよう、その複数の
噴射ノズルを配置しているから、噴射方向に於てエアゾ
ール内容物は衝突を生じるものとなる。すると、この衝
突によって、エアゾール内容物の噴射方向が変換され
る。このエアゾール内容物の噴射方向の変換に伴い種々
の噴霧パターンが形成されるものとなる。
ノズルを、同一軸線上に対向させ、垂直方向にエアゾー
ル内容物を噴射して衝突させると、略水平な360°方
向に噴霧パターンを得る事が可能となる。
置して、噴射したエアゾール内容物を衝突させると、衝
突方向の力が合成された方向にエアゾール内容物の噴射
の方向が変化するものとなる。また、この場合に、噴射
ノズルを一対設ければ1つの方向への噴射が行われる
が、噴射ノズルを複数対形成すれば、複数方向へのエア
ゾール内容物の噴射が可能となる。
に調整する事により、エアゾール内容物の噴射角が種々
に変更する事が可能となるから、様々の噴霧パターンを
噴射ノズルの角度を変更するのみで極めて容易に形成す
る事が可能となる。
ルを用いる必要はなく、直線状にエアゾール内容物を噴
射し得るものであれば良い。本発明に於いて、噴霧パタ
ーンの形成に重要な事は、エアゾール内容物を衝突させ
る噴射ノズルの形成角度であって、噴射ノズルの構成そ
のものではない。
配置角度は、容易に設定する事ができるものであるか
ら、高度の工作技術を必要とする事なく廉価に様々の噴
霧パターンを得る事ができるものとなる。また、噴射ノ
ズルの形状を複雑な形状とする必要はないから、目詰ま
り等を生じる恐れもないものである。
説明すれば、(1)はエアゾール容器の本体で、制御弁
(図示せず)を介してエアゾール容器の内部と連通するス
テム(2)に接続体(3)を接続し、この接続体(3)に噴射
ノズル(4)を形成している。この噴射ノズル(4)は、ス
テム(2)の流路(5)と連通する連通路(6)に、垂直上部
方向に向けて噴射ノズル(4)を配置する。また、連通路
(6)に連通してコ字型に立ち上げた連通管(7)の下端
に、前記とは別個の噴射ノズル(4)を、前記の噴射ノズ
ル(4)と噴射方向を同一軸線上に対向して配置する。
エアゾール容器の制御弁を開放し、ステム(2)からエア
ゾール内容物(8)を連通路(6)に導入するとともに噴射
ノズル(4)から噴射する。同一軸線上に対向して配置し
た噴射ノズル(4)から噴射されたエアゾール内容物(8)
は、図1に示す如く噴射方向に於て衝突する。そして、
その衝突に於て垂直方向の噴射角は360°方向に変換
されるため、図2に示す如く360°方向の噴射が可能
となる。
噴霧しようとするような場合に好都合なものである。こ
の殺虫剤等の噴霧に於ては、この噴霧操作を行う人間
が、殺虫剤等を吸引する事がないよう、遅延噴射機構
(図示せず)に接続して用いる事が好ましい。また、36
0°方向の噴射に於ては、殺虫剤の噴霧の他、消臭剤、
芳香剤等を広い範囲に噴霧する事が好ましいエアゾール
剤形に用いれば好適なものとなる。
ターンは任意にこれを決定する事ができるものであっ
て、他の異なる実施例に於ては、図3、図4、図5に示
す如き噴霧パターンを得る事ができるものとなる。図3
に示す噴霧パターンは、一対の噴射ノズル(4)を90°
の角度で配置し、その噴射方向に於て90°の角度でエ
アゾール内容物(8)を衝突させるものである。この場
合、90°の角度に衝突したエアゾール内容物(8)は、
噴射方向の力が変化し、図3に於ては水平方向にエアゾ
ール内容物(8)の噴射が行われる。
突する一対の噴射ノズル(4)が、二対形成されるように
配置している。これを平面的に見た状態に於いて噴射ノ
ズル(4)を、三対形成するものとすれば、図4に示す如
く3方向への噴射が可能となる。また、この噴射ノズル
(4)を、四対90°の間隔で形成すれば、図5に示す如
く4方向への噴射が可能となる。この噴射ノズル(4)は
一対とすれば当然の事ながら1方向への噴射となるし、
複数対設ければ複数方向への噴射が可能となり、多数の
噴射ノズル(4)を形成すれば360°方向への噴射も可
能となる。
図8、図9に示す如きものが可能となる。この図8に示
す噴霧パターンは、90°の角度でエアゾール内容物
(8)を噴射して衝突を生じさせる点に於ては図3に示す
実施例と同一であるが、図3に示す実施例に於ては、上
下方向から90°の角度にエアゾール内容物(8)を衝突
させているが、図8,図9に示す噴霧パターンは、図6
に示す如く、左右方向、即ち水平方向90°角度でエア
ゾール内容物(8)を衝突させて噴射を行わせている。
の噴霧拡散範囲が、上下方向に広い角度を得る事ができ
るものとなる。図3に示す実施例に於ては水平方向に広
い噴射角を得る事ができたが、噴霧パターンを側面から
見ると、図8に示す如く水平方向にエアゾール内容物
(8)を衝突させるものに於ては、上下方向に広い噴霧パ
ターンを得る事ができるものとなる。
上下方向に広い噴霧パターンを得る事ができる。また、
このエアゾール内容物(8)の噴射射角を、90°よりも
狭い噴射角に形成した場合には、図9に示す如く幅が狭
く噴射距離の長い噴射を得る事ができるものとなる。
本体(1)に固定的に形成しているが、本体(1)に対して
可動可能とし、使用者が噴射角度を任意の角度で設定す
ることにより、噴霧パターンを調整することも可能であ
る。
パターンを、噴射ノズル(4)の形成角、即ち、エアゾー
ル内容物(8)の衝突角度を、製造時又は使用者が調整す
る事によってエアゾール内容物(8)の噴霧パターンを任
意に調整する事が可能となる。その為、従来方法の如
く、エアゾール内容物(8)を噴射する噴射ノズル(4)の
構成を複雑に加工したりする必要がなく、単純な噴射ノ
ズル(4)を用い、その噴射角度を単に調整する事のみに
よって、種々の噴霧パターンが得る事が可能となる。そ
の結果、工作が容易で工作精度を要求される事がないか
ら、複雑なパターンの噴射を可能としたエアゾール装置
を廉価に、しかも簡易に得る事ができるものである。
るから、簡易なノズル構成によって高度の工作精度を要
求される事なく、種々の噴霧パターンを得る事が可能と
なるものである。
態の実施例を示す断面図である。
る。
アゾール内容物が衝突するように配置した実施例の断面
図である。
噴霧パターンの平面図である。
噴霧パターンの平面図である。
で配置した噴霧パターンで、図7のA−A線断面図であ
る。
ンを構成した状態の平面図である。
を狭くした状態の噴霧パターンを示す平面図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 複数の噴射ノズルから噴射したエアゾー
ル内容物を衝突させ、エアゾール内容物の噴射方向を変
換させる事により行う事を特徴とするエアゾール内容物
の噴霧パターンの形成方法。 - 【請求項2】 エアゾール容器の内部と制御弁を介して
連通する複数の噴射ノズルを、噴射方向が交差し、噴射
したエアゾール内容物が衝突するようエアゾール容器の
本体に配置した事を特徴とするエアゾール内容物の噴霧
パターンの形成装置。 - 【請求項3】 エアゾール内容物の衝突角度は、90°
である事を特徴とする請求項1のエアゾール内容物の噴
霧パターンの形成方法。 - 【請求項4】 エアゾール内容物の衝突角度は90°で
ある事を特徴とする請求項1のエアゾール内容物の噴霧
パターンの形成装置。 - 【請求項5】 エアゾール内容物の衝突角度は、垂直で
ある事を特徴とする請求項1のエアゾール内容物の噴霧
パターンの形成方法。 - 【請求項6】 エアゾール内容物の衝突角度は、垂直で
ある事を特徴とする請求項1のエアゾール内容物の噴霧
パターンの形成装置。 - 【請求項7】 エアゾール内容物の衝突方向に配置した
噴射ノズルは、一対である事を特徴とする請求項1のエ
アゾール内容物の噴霧パターンの形成方法。 - 【請求項8】 エアゾール内容物の衝突方向に配置した
噴射ノズルは、一対である事を特徴とする請求項2のエ
アゾール内容物の噴霧パターンの形成装置。 - 【請求項9】 エアゾール内容物の衝突方向に配置した
噴射ノズルは、複数対である事を特徴とする請求項1の
エアゾール内容物の噴霧パターンの形成方法。 - 【請求項10】 エアゾール内容物の衝突方向に配置し
た噴射ノズルは、複数対である事を特徴とする請求項2
のエアゾール内容物の噴霧パターンの形成装置。 - 【請求項11】 噴射ノズルは、噴射角度を変更できる
ものである事を特徴とする請求項1のエアゾール内容物
の噴霧パターンの形成方法。 - 【請求項12】 噴射ノズルは、噴射角度を変更できる
ものである事を特徴とする請求項2のエアゾール内容物
の噴霧パターンの形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10371044A JP2000189856A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | エアゾ―ル内容物の噴霧パタ―ンの形成方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10371044A JP2000189856A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | エアゾ―ル内容物の噴霧パタ―ンの形成方法およびその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000189856A true JP2000189856A (ja) | 2000-07-11 |
Family
ID=18498044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10371044A Pending JP2000189856A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | エアゾ―ル内容物の噴霧パタ―ンの形成方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000189856A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000229254A (ja) * | 1999-02-03 | 2000-08-22 | Wella Ag | エアゾール容器から噴霧可能な製品を放出するための装置 |
KR101626150B1 (ko) | 2015-12-25 | 2016-05-31 | 이언우 | 농업용 분무장치 |
CN105722598A (zh) * | 2013-09-09 | 2016-06-29 | Beneq有限公司 | 用于产生气溶胶的设备和方法以及聚集部 |
KR102160200B1 (ko) * | 2020-03-06 | 2020-09-25 | 안점순 | 농업용 분무 노즐 장치 |
-
1998
- 1998-12-25 JP JP10371044A patent/JP2000189856A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000229254A (ja) * | 1999-02-03 | 2000-08-22 | Wella Ag | エアゾール容器から噴霧可能な製品を放出するための装置 |
JP4484178B2 (ja) * | 1999-02-03 | 2010-06-16 | ウエラ アクチェンゲゼルシャフト | エアゾール容器から噴霧可能な製品を放出するための装置 |
CN105722598A (zh) * | 2013-09-09 | 2016-06-29 | Beneq有限公司 | 用于产生气溶胶的设备和方法以及聚集部 |
US9987642B2 (en) | 2013-09-09 | 2018-06-05 | Beneq Oy | Apparatus and method for producing aerosol and a focusing part |
KR101626150B1 (ko) | 2015-12-25 | 2016-05-31 | 이언우 | 농업용 분무장치 |
KR102160200B1 (ko) * | 2020-03-06 | 2020-09-25 | 안점순 | 농업용 분무 노즐 장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS62204873A (ja) | 噴霧ノズル | |
CN106573258A (zh) | 具有共用的相互作用区域的多个入口、多个喷射的射流杯喷嘴和喷射产生方法 | |
CN101365544A (zh) | 用于流体振荡器的封壳 | |
KR101786120B1 (ko) | 다수의 스로트를 갖는 고효율의 유체 오실레이터 | |
CA2318983A1 (en) | Apparatus and method for using bubble as virtual valve in microinjector to eject fluid | |
JP2007500595A (ja) | 液滴の噴霧を生成するための方法および装置 | |
JP2017529493A (ja) | 改良された3噴流アイランド流体オシレータ回路、方法およびノズル組立体 | |
EP0703739B1 (de) | Spenderkopf für ein schaumaerosol | |
JPH03238061A (ja) | ノズル孔より流出する液体又は溶融体をその周辺よりの気体噴出流により偏向分配する方法 | |
JP2000189856A (ja) | エアゾ―ル内容物の噴霧パタ―ンの形成方法およびその装置 | |
JP3163646U (ja) | 泡噴出器における噴出装置 | |
JP2003534124A (ja) | 流体噴射装置 | |
JPH0790186B2 (ja) | 扇形噴霧ノズル | |
JP6678786B1 (ja) | ノズル装置 | |
JPH025883Y2 (ja) | ||
JP4311844B2 (ja) | エアゾール用ノズル | |
JPH07167017A (ja) | 有孔装置 | |
JP6810447B2 (ja) | エアゾール用スプレーキャップ、および、エアゾール | |
JPS591094B2 (ja) | 流体噴射ノズル | |
JP2003205984A (ja) | 広角噴射ボタン | |
JP2002168408A (ja) | 蒸気変換弁 | |
JP2005219031A (ja) | エアゾール用噴射ノズル | |
JPH0658164B2 (ja) | 多孔式スプレーノズル | |
JP4766623B2 (ja) | 気液混合流の噴射装置 | |
JP4447079B2 (ja) | 殺虫用エアゾール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050209 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20061107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071022 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071025 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071206 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071228 |