JPH0658164B2 - 多孔式スプレーノズル - Google Patents

多孔式スプレーノズル

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JPH0658164B2
JPH0658164B2 JP8742890A JP8742890A JPH0658164B2 JP H0658164 B2 JPH0658164 B2 JP H0658164B2 JP 8742890 A JP8742890 A JP 8742890A JP 8742890 A JP8742890 A JP 8742890A JP H0658164 B2 JPH0658164 B2 JP H0658164B2
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JP
Japan
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spray
nozzle hole
spray nozzle
wall
spray water
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JP8742890A
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JPH03286904A (ja
Inventor
富夫 末広
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は過熱器蒸気温度減温管の中にスプレー水を噴射
して該減温管内の蒸気温度を制御する多孔式スプレーノ
ズルに関するものである。
〔従来の技術〕 従来のこの種の多孔式スプレーノズルは、たとえば、そ
の一部を断面図で示した第6図のような構成からなって
いる。
第6図において、21は底部を有するスプレー水管、2
2はその底部付近に多数設けられた噴射ノズル孔、23
は該ノズル孔22から噴射される噴射水の噴射方向を示
した矢印、24は図示されていない過熱器蒸気温度減温
管の中の過熱蒸気の流れ方向を示した矢印である。
すなわち、スプレー水管21内のスプレー水を各噴射孔
22から放射状に噴射するようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、第6図に示した従来の多孔式スプレーノ
ズルにおいては、前述したように、スプレー水管21内
のスプレー水が各噴射孔22から放射状に噴射される
が、それぞれの噴射孔22からは一直線上に噴射される
だけのことなので、各噴射流は互いに衝突することがな
いため、その噴射流の細霧化がなされなく、したがっ
て、過熱蒸気とのよりよい混合が得られないという問題
点があった。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもの
で、すなわち、本発明は、各噴射流が互いに衝突してそ
の噴射流の細霧化がなされ、過熱蒸気とのよりよい混合
が得られる多孔式スプレーノズルを提供することを目的
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、スプレー管台に
取り付けられたスプレー水管のスプレー水出口部を過熱
器蒸気温度減温管の中に入れて多数の噴射ノズル孔から
該減温管の中にスプレー水を噴射する多孔式スプレーノ
ズルにおいて、前記スプレー水管のスプレー水出口部が
分割されていてそれぞれに各別に連通するようにして適
当な角度で設けられた一方の噴射ノズル孔配列壁と他方
の噴射ノズル孔配列壁とを備え、かつ、前記一方の噴射
ノズル孔配列壁の噴射ノズル孔から噴射されるスプレー
水と前記他方の噴射ノズル孔配列壁の噴射ノズル孔から
噴射されるスプレー水とが、互いに衝突するように、前
記各噴射ノズル孔が該一方の噴射ノズル孔配列壁と他方
の噴射ノズル孔配列壁とにそれぞれ多数設けられている
ものとした。
〔作用〕
本発明によれば、スプレー水管のスプレー水出口部が分
割されていてそれぞれに各別に連通するようにして適当
な角度で設けられた一方の噴射ノズル孔配列壁と他方の
噴射ノズル孔配列壁とを備え、かつ、前記一方の噴射ノ
ズル孔配列壁の噴射ノズル孔から噴射されるスプレー水
と前記他方の噴射ノズル孔配列壁の噴射ノズル孔から噴
射されるスプレー水とが、互いに衝突するように、前記
各噴射ノズル孔が該一方の噴射ノズル孔配列壁の他方の
噴射ノズル孔配列壁とにそれぞれ多数設けられているの
で、前記一方の噴射ノズル孔配列壁の噴射ノズル孔から
の噴射流と前記他方の噴射ノズル孔配列壁の噴射ノズル
孔からの噴射流とが、互いに2重または3重あるいはそ
れ以上に衝突してそれら噴射流の細霧化が確実になさ
れ、過熱蒸気とのよりよい混合がなされる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示し、第2図ないし第5図
はその一部のみを拡大して示している。
第1図において、1は公知の過熱器蒸気温度減温管、2
は該減温管1に取り付けられたスプレー管台、3は該管
台2に取り付けられたスプレー水管、4は該スプレー水
管3のスプレー水出口部である。
第1図ないし第5図において、5は一方の噴射ノズル孔
配列壁、第2図、第3図および第5図において、6は他
方の噴射ノズル孔配列管壁、第1図、第3図ないし第5
図において、7は該一方の噴射ノズル孔配列壁5に多数
設けられた一方の噴射ノズル孔、第3図および第5図に
おいて、8は該他方の噴射ノズル孔配列壁6に多数設け
られた他方の噴射ノズル孔、第1図および第3図におい
て、9は前記減温管1内の過熱蒸気の流れ方向を示した
矢印、第3図において、10は該一方の噴射ノズル孔7
からのスプレー水の噴射流の方向を示した矢印、11は
該他方の噴射ノズル孔8からのスプレー水の噴射流の方
向を示した矢印である。
すなわち、スプレー水管3のスプレー水出口部4が分割
されていて、それぞれ各別に連通するようにして適当な
角度(この角度を第2図では、θで示し、この実施例で
は、θが90度である。)で設けられた一方の噴射ノズル
孔配列壁5と他方の噴射ノズル孔配列壁6とを備えてお
り、かつ、一方の噴射ノズル孔7から噴射されるスプレ
ー水(第3図の噴射流の矢印10参照)と他方の噴射ノ
ズル孔8から噴射されるスプレー水(第3図の噴射流の
矢印11参照)とが、互いに衝突するように、両噴射ノ
ズル孔7,8が配列されている。つまり、第5図にみら
れるように、一方の噴射ノズル孔7(群)と、他方の噴
射ノズル孔8(群)が、中央を示した縦線12に対して
左右対称に設けられている。
第1図に示すように構成された多孔式スプレーノズルに
おいては、第3図にみられるように、一方の噴射ノズル
孔7から噴射流と他方の噴射ノズル孔8からの噴射流と
が、互いに2重または3重あるいはそれ以上に衝突し
て、それら噴射流の細霧化が確実に行なわれる。したが
って、過熱器蒸気温度減温管1内の過熱蒸気とのよりよ
い混合がなされるので、該過熱蒸気の均一な減温が可能
となって、その温度制御がきわめて容易となる。
なお一方の噴射ノズル孔7と他方の噴射ノズル孔8の形
状を、丸形、楕円形、星形にすることが望ましく、また
該噴射ノズル孔7と8の配列は、第5図にみられるよう
に、中央を示した縦線12に対して完全に対称にするこ
とが望ましいが、完全に対称にしなくても、それらから
の噴射流が互いに衝突するようになっておれば、多少ず
れてもよい。また第2図にみられる角度θを、90度にす
ることが望ましいが、それよりもある程度小さく、ある
いはある程度大きく、設計変更をしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、スプレー水管の
スプレー水出口部が分割されていてそれぞれに各別に連
通するように適当な角度で設けられた一方の噴射ノズル
孔配列壁と他方の噴射ノズル孔配列壁とを備え、かつ、
前記一方の噴射ノズル孔配列壁の噴射ノズル孔から噴射
されるスプレー水と前記他方の噴射ノズル孔配列壁の噴
射ノズル孔から噴射されるスプレー水とが、互いに衝突
するように、前記各噴射ノズル孔が該一方の噴射ノズル
孔配列壁と他方の噴射ノズル孔配列壁とにそれぞれ多数
設けられているので、前記一方の噴射ノズル孔配列壁の
噴射ノズル孔からの噴射流と前記他方の噴射ノズル孔配
列壁の噴射ノズル孔からの噴射流とが、互いに2重また
は3重あるいはそれ以上に衝突してそれら噴射流の細霧
化が確実に行なわれ、過熱蒸気とのよりよい混合がなさ
れる。したがって、該過熱蒸気の均一な減温が可能とな
って、その温度制御がきわめて容易となるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した断面側面図、第2図
は第1図の切断線A−Aに沿う拡大断面平面図、第3図
は同じく切断線B−Bに沿う拡大断面平面図、第4図は
第2図の切断線C−Cに沿う断面側面図、第5図は第4
図の正面図、第6図は従来の技術の一例を示した断面平
面図である。 1……過熱器蒸気温度減温管、2……スプレー管台、3
……スプレー水管、4……スプレー水出口部、5……一
方の噴射ノズル孔配列壁、6……他方の噴射ノズル孔配
列壁、7……一方の噴射ノズル孔、8……他方の噴射ノ
ズル孔、12……中央を示した縦線、θ……両噴射ノズ
ル孔配列壁のなす角度。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプレー管台に取付けられたスプレー水管
    のスプレー水出口部を過熱器蒸気温度減温管の中に入れ
    て多数の噴射ノズル孔から該減温管の中にスプレー水を
    噴射する多孔式スプレーノズルにおいて、前記スプレー
    水管のスプレー水出口部が分割されていてそれぞれに各
    別に連通するようにして適当な角度で設けられた一方の
    噴射ノズル孔配列壁と他方の噴射ノズル孔配列壁とを備
    え、かつ、前記一方の噴射ノズル孔配列壁の噴射ノズル
    孔から噴射されるスプレー水と前記他方の噴射ノズル孔
    配列壁の噴射ノズル孔から噴射されるスプレー水とが、
    互いに衝突するように、前記各噴射ノズル孔が該一方の
    噴射ノズル孔配列壁と他方の噴射ノズル孔配列壁とにそ
    れぞれ多数設けられていることを特徴とする、多孔式ス
    プレーノズル。
  2. 【請求項2】一方の噴射ノズル孔配列壁と他方の噴射ノ
    ズル孔配列壁とのなす角度が、直角になっている請求項
    1記載の多孔式スプレーノズル。
  3. 【請求項3】噴射ノズル孔の形状が、丸形と楕円形と星
    形の、いずれかからなる請求項1または2記載の多孔式
    スプレーノズル。
  4. 【請求項4】一方の噴射ノズル孔群と他方の噴射ノズル
    孔群とが、中央の縦線に対して対称に設けられている請
    求項1、2または3記載の多孔式スプレーノズル。
JP8742890A 1990-04-03 1990-04-03 多孔式スプレーノズル Expired - Lifetime JPH0658164B2 (ja)

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