JPS6221331Y2 - - Google Patents

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JPS6221331Y2
JPS6221331Y2 JP9240884U JP9240884U JPS6221331Y2 JP S6221331 Y2 JPS6221331 Y2 JP S6221331Y2 JP 9240884 U JP9240884 U JP 9240884U JP 9240884 U JP9240884 U JP 9240884U JP S6221331 Y2 JPS6221331 Y2 JP S6221331Y2
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liquid
gas
slit
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主に各種液体と各種気体等の混合流
体を幅広く噴出し、且つこの拡り幅方向に均等な
噴射パターンを必要とする例えば連続鋳造の二次
冷却用又は圧延機の圧延油用又は冷却用の流体噴
射ノズルに関するものである。
(従来の技術) 従来の流体噴射ノズルとしては、例えば少流量
の液体を均等に被噴射体に噴射しようとする場
合、該液体を気体によつて噴霧噴射させる、所謂
気液噴射ノズルを多く採用している。
前記気液噴射ノズルの従来例を、第1図〜第5
図に示す。
即ち、第1図の二重ノズルはノズルA先端部に
混合部1を設け、これに2重構造とした液体噴出
管2と気体噴出管3を連通したものであるが、流
体流量が或る量を超えると均等霧化が不可能とな
り気体圧力、液体圧力の独立制御が困難であるば
かりかノズル詰りが多発する。
又、第2図のスリツトノズルBは4から予め混
合した気液流体を供給し、スリツト5から噴射す
るものであるが、ノズル詰りは解消されず、霧化
も粗く、不均一噴射となり拡り巾もスリツトの長
さに限定される。第3図のぬれ壁式ノズルCは6
から液体、7から気体を供給し、6からの液体を
内壁に伝わらしめて流し空洞部を形成し7からの
気体で噴射ノズル口8から流体を噴出させるもの
であるが、気体量と液体量の調節が困難であり調
節が悪いと噴出が不均一となる、拡りもせまい、
第4図の外部アトマイズノズルDは気体ノズル部
7内に液体導入管6とその先部に噴射ノズル8を
収容したものであるが、気体流速によつては霧化
しない場合があり拡がりもせまく、噴霧形状も円
錐形となる、第5図の霧吹ノズルは水が少ない場
合のみ霧化が安定するだけで、拡りがせまく噴霧
形状も円錐形となる。
又、実公昭31−11253号公報第1〜4図に示す
ノズルの如く弧形面(凹面)4に放出口5を設け
て、扇形偏平濃細噴霧を15m〜20mの広域に、60
〜90度に拡散して放出する家庭の散水用、液体消
毒撒布用のノズルがある。以上これらは、いずれ
も拡がり不良、ノズル詰り、霧化困難、拡大範囲
への濃細噴霧等の問題を有し特に多量の水量を必
要とし短い距離で均等撒布するところの例えば連
続鋳造装置又は熱間圧延装置の冷却装置には全く
使用することができなかつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は以上従来ノズルのかゝえる問題点を有
利に解決し優れた流体噴射ノズルを提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段・作用) 本考案は第6図、第7図に示す各実施例の如く
流体導入管10を後端に連通接続した流体噴出ノ
ズルにおいて、アーチ状のスリツト噴出口13,
14を開口し、該スリツト噴出口13,14に対
して直角方向左右の夫々に均等容量の膨出部11
−L,11−R,12−L,12−Rを有したも
のである。
即ち、本考案の流体噴出ノズルは、流体導入管
10から導入した流体が、ノズル前部中央部のス
リツト噴出口13,14に達するまでの流れを、
流体導入管10との接続部で左右に分流させ、次
いでスリツト噴出口13,14の両側である前部
内壁面に沿つてその中央部に変流させスリツト噴
出口13,14直前にて略直角に衝突させて、そ
の衝突面に沿いアーチ状にスリツト開口した該ス
リツト噴出口13,14に向つて変流せしめ、該
スリツト噴出口13,14から任意の拡り角度
で、しかも該スリツト噴出口13,14の透間
(スキマ)に応じた厚み、又は量で噴出せしめる
ものである。これにより各種流体を所望の噴射パ
ターンでノズル詰りを惹起させることなく噴射す
ることができるものである。しかも導入流体を噴
射ノズルに供給する以前に予め気体と液体との混
合流体として導入することによつて、本考案の効
果を充分達成可能とするものである。
実施例 以下本考案の各実施例を第6図〜第7図ととも
に説明する。
第6図イ,ロ、の実施例の流体噴射ノズルN1
は本体を球状体11とし、この後部を流体導入管
10の先端に連通接続し前部中央にアーチ状のス
リツト噴出口13を開口したものであり、内部に
導入した流体が矢印の如く分流及び合流可能にす
るノズル内部の左右に膨出部11−L,11−R
を有する。
第7図イ,ロ、の実施例の流体噴射ノズルN2
は流体導入管10の先端に直角に接続した円筒状
体12でその内部左右に、導入流体が矢印の如く
分流及び合流可能にする膨出部12−L,12−
Rを有し、前部中央にアーチ状のスリツト噴出口
14を開口したものである。
第8図イ,ロ、に示す例は、比較例であり流体
噴射ノズルN3の本体を、前記膨出部のない先細
状体15とし、その先端にアーチ状のスリツト噴
出口16を開口し、後端を流体導入管10に連通
接続せしめたものである。
これらの各例において、供給流体を予め事前に
気水混合流体にして各ノズル本体11,12,1
5に導入すると、該当スリツト噴出口13,1
4,16からの被噴射体又は被冷却体S表面幅方
向の噴射パターンと受水量分布は、各図ハ,ニに
示す通りとなり、本考案の前記各実施例は、該比
較例に比し、良好な噴霧状態で、しかも、該被噴
射体又は、被冷却体S表面幅方向に対し広範囲で
均等に噴射することができるものである。
なお各図ニは空気比0.25、冷却水流量5/
min、噴射距離300mmの場合のものである。
この活用範囲は、前例気水混合流体に限らず液
体、或いは気体の各単独の場合も同様に適用され
る。
第9図〜第11図は第7図イ,ロ例の流体噴射
ノズルN2を連続鋳造装置における二次冷却帯の
気水冷却装置に採用した場合の応用例であり、鋳
片ガイド路幅方向で、しかもガイドロールR各間
に350mm間隔で流体噴射ノズルN2を臨設配列す
る。この配列は鋳片S表面とのノズル対向距離h
が150mmの時各流体噴射ノズルN2の噴射拡り幅W
(350mm)と同一設置間隔で配列する。各流体噴射
ノズルN2は、夫々内径15mmの冷却気水導入管1
0に接続し、各冷却気水導入管10を冷却気水供
給管17を介して圧空供給ヘツダー18に接続す
る。冷却水供給管19は、冷却水供給ヘツダー2
0に接続し、その前部を圧空供給ヘツダー18内
を貫通し冷却気水供給管17の上部内軸心上に位
置せしめてあり、この先端位置部を圧空と冷却水
の混合部とするものである。図中21は圧空供給
本管を示す。
今、冷却水供給管19から好ましくは圧力0.5
〜3Kg/cm2、流量1〜8/minの冷却水を、冷
却気水供給管17内に供給すると同時に圧空供給
ヘツダー18から好ましくは圧力0.5〜3Kg/
cm2、流量0.2〜2.0Nm3/minの圧空を冷却気水供
給管17内に供給して冷却水に対する圧空の重量
流量比を0.1〜0.3にし、これを冷却気水導入管1
7を経てノズル本体12の内径12aが20mm、長
さ12が25mm、スリツト噴出口14の透間(スキ
マ)12sが2.5mm、開口角度12θが140゜の流体噴
射ノズルN2から鋳片Sの表面に気水混合流体を
噴射した結果、噴霧状態は良好で、且つ第12図
に示す鋳片表面受水量パターン(曲線A1)が得ら
れ鋳片S幅方向を均一に緩冷却することができ
た。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように本考案の流体噴射
ノズルは、小型で簡単な構造であり、各種の流体
主に気液混合流体を所望の噴射パターン即ち、拡
り幅被噴射体への受水量分布、噴霧状態にするこ
とができ、しかもノズル詰りを惹起させることな
く該噴射パターンを長期に亘つて安定維持するこ
とができる。
しかもこれによつて例えば連続鋳造装置の二次
冷却部における狭隘なガイドロール配列各間等へ
の臨設が容易に可能となり、高温鋳片、或いは熱
間圧延装置におけるストリツプ、圧延ロールに良
好なパターンで冷却水を噴射し所望の性状に冷却
することができる。又該冷却水のみならず圧延ロ
ール表面への圧延油の噴射供給各種塗料の塗布等
その他適宜な分野に広く適用することができ極め
て汎用性の富んだものである。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は従来の流体噴射ノズルの各例を示
す説明図、第6図イ,第7図イは、本考案の各実
施例を示す側断面説明図、同各図ロは、イの矢視
a−a,b−bからの断面説明図、同各図ハは、
被噴射体幅方向への噴射パターンを示し、同各図
ニは、被噴射体幅方向の受水量分布を示すグラ
フ、第8図イ,ロ,ハ,ニは比較例を示しイは側
断面説明図、ロはイの矢視c−cからの断面説明
図、ハは被噴射体幅方向への噴射パターンを示
し、ニは被噴射体幅方向の受水量パターンを示
す。第9〜12図は、第7図イ,ロの実施例で示
す流体噴射ノズルN2の適用例の説明図、第9図
は第10図矢視−からの正面図、第10図は
第9図矢視−からの側面図、第11図は、第
10図の円内Eの詳細断面図、第12図は鋳片表
面受水量パターンを示す図である。 1……混合部、2……液体噴射管、3……気体
噴射管、4……気液流体管、5……スリツト、6
……液体導入管、7……気体ノズル管、8……噴
射ノズル、10……流体導入管、11,12,1
5……ノズル本体、11−L,11−R,12−
L,12−R……膨出部、13,14,16……
スリツト噴出口、17……冷却気水供給管、18
……圧空供給ヘツダー、19……冷却水供給管、
20……冷却水供給ヘツダー、21……圧空供給
本管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 後端の流体導入管の連通開口に対向する後記膨
    出部先端の凸部に設けたアーチ状のスリツト噴出
    口と、前記開口接続部とスリツト噴出口との間に
    該スリツト噴出口に対して直角方向左右の夫々に
    均等容量の膨出部を有する流体噴射ノズル。
JP9240884U 1984-06-20 1984-06-20 流体噴射ノズル Granted JPS6058263U (ja)

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JP9240884U JPS6058263U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 流体噴射ノズル

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Publication Number Publication Date
JPS6058263U JPS6058263U (ja) 1985-04-23
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