JP2000189543A - ゴルフボ―ル - Google Patents

ゴルフボ―ル

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールの飛び性能、耐久性を損なうことな
く、離型性を改善して生産性を向上させたゴルフボール
を提供する。 【解決手段】 基材ゴム100重量部に、(A):(メ
タ)アクリル酸マグネシウムを10〜60重量部、及び
(B):常温で液体のα,β−不飽和カルボン酸アルキ
ルエステルを10〜60重量部を含有し、且つ上記
(B)成分に対する(A)成分の含有量割合〔A/B〕
の値が0.2〜4であるゴム組成物の硬化体からなる層
を少なくとも1層有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飛び性能、打球
感、耐久性を損なうことなく、プレス成形の際の離型性
を改善し、生産性を向上したゴルフボールに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ソリッ
ドゴルフボールのコアを構成するゴム組成物としては、
従来より基材ゴムに、基材ゴムの共架橋剤としてアクリ
ル酸やメタクリル酸の亜鉛塩、さらに架橋開始剤として
有機過酸化物を配合したゴム組成物が従来より知られて
いる。
【0003】このようなゴム組成物で構成されるソリッ
ドコアは、優れた反発性を有し、ひいては優れた飛び性
能を有する点で優れているが、アクリル酸亜鉛又はメタ
クリル酸亜鉛(以下、両者を区別しないときは「(メ
タ)アクリル酸亜鉛」と総称する)を配合したゴム組成
物は、金型に対する離型性が極めて悪く、このことが生
産性アップの支障となる。このため、ゴム組成物に多量
のフッ素系離型剤やシリコーン系離型剤を配合したり、
あるいは金型にクロムメッキやフッ素樹脂コーティング
等の離型処理を施すことにより、離型性を確保すること
が考えられる。
【0004】離型剤を配合したゴム組成物を用いた場
合、離型剤を配合した分だけゴム硬化体が軟らかくなる
ので、離型剤を配合した分を補償するように新たに硬化
剤を添加することが必要となり、結局、組成物中のゴム
分率が低下することになり、ひいては耐久性の低下を招
くことになる。
【0005】一方、金型に離型処理を行なう方法では、
ゴム組成物に直接影響を与えることはないので、上記の
ような問題は生じない。しかし、転写性を有する離型剤
を用いた場合には、次工程に進む前に転写した離型剤を
除くための洗浄工程などが必要となり、生産性向上の支
障となる。非転写性の離型剤の場合には。洗浄工程等の
追加は不要となるが、離型剤が高価なためにボールの価
格アップの原因となる。
【0006】共架橋剤として、(メタ)アクリル酸亜鉛
よりも離型性が良好な(メタ)アクリル酸マグネシウム
を使用することも考えられる。しかし、(メタ)アクリ
ル酸マグネシウムは(メタ)アクリル酸亜鉛を用いた場
合と比べて得られるゴルフボールよりも反発性が劣り、
ひいては飛び性能が低下するという問題がある。
【0007】本発明は、この様な事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的とするところは、ボールの飛び
性能、耐久性を損なうことなく、離型性を改善して生産
性を向上させたゴルフボールを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のゴルフボール
は、基材ゴム100重量部に、(A):(メタ)アクリ
ル酸マグネシウムを10〜60重量部、及び(B):
α,β−不飽和カルボン酸アルキルエステルを10〜6
0重量部を含有し、且つ上記(B)成分に対する(A)
成分の含有量割合〔A/B〕の値が0.2〜4であるゴ
ム組成物の硬化体からなる層を少なくとも1層有するこ
とを特徴とする。
【0009】前記(B)成分はトリメチロールプロパン
トリメタクリレートであることが好ましい。
【0010】また、不飽和カルボン酸系化合物の含有総
量は、100重量部以下であることが好ましく、より好
ましくは前記ゴム組成物に含有されている不飽和カルボ
ン酸系化合物が(メタ)アクリル酸マグネシウム及び
(メタ)アクリル酸エステルである。さらに、前記基材
ゴムは、シス1,4結合が90%以上のブタジエンゴム
であることが好ましい。さらにまた、前記ゴム組成物の
硬化体はコアを構成していることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のゴルフボールは、基材ゴ
ム、アクリル酸又はメタクリル酸(以下、これらをまと
めて「(メタ)アクリル酸」という)のマグネシウム
塩、及びα,β−不飽和カルボン酸のアルキルエステル
を含有するゴム組成物の硬化体を少なくとも1層有する
ものである。
【0012】上記基材ゴムとしては、分子内にジエン成
分を有しているジエン系ゴムであればよく、具体的に
は、ブタジエンゴム(BR)、エチレンプロピレンジエ
ン3元共重合体(EPDM)、イソプレンゴム(I
R)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、アクリロニ
トリルブタジエンゴム(NBR)などの1種又は2種以
上を用いることができるが、これらのうち、ブタジエン
を主成分とすることが好ましく、具体的には使用される
ゴム成分の50重量%以上がブタジエンゴムであること
が好ましい。また、ブタジエンゴムとしては、シス1,
4結合の含有割合が90%以上のハイシスポリブタジエ
ンが好ましく用いられる。ハイシスポリブタジエンが反
発性の点で優れているからである。
【0013】(メタ)アクリル酸マグネシウム(以下、
単に「A成分」ということがある)は、基材ゴムの共架
橋剤として配合される。一般に共架橋剤として用いられ
るα,β−不飽和カルボン酸の金属塩のうち、マグネシ
ウム塩が最も離型性に優れているからである。
【0014】(メタ)アクリル酸マグネシウムの含有量
は、基材ゴム100重量部に対して10〜60重量部、
好ましくは15〜60重量部である。10重量部未満で
は架橋性が低下して、反発性が低下し、ひいては飛距離
の低下を招来する。逆に60重量部を超えると、架橋密
度が高くなりすぎて硬化体が硬くなりすぎ、打撃時にプ
レーヤーが感じる衝撃(打球感)が悪くなるからであ
る。
【0015】上記α,β−不飽和カルボン酸のアルキル
エステル(以下、単に「B成分」ということがある)と
は、メタクリル酸又はアクリル酸と脂肪族アルコールの
反応生成物として得られるエステルであり、融点100
℃以下のものを用いることが好ましい。融点100℃以
下のものを用いることにより、通常120℃以上で行わ
れるゴム練り時の加熱により液体となり、分散性が良く
なるからである。尚、エステルを生成できるものであれ
ば、脂肪族アルコールは、直鎖状アルキルアルコール、
分岐を有するアルキルアルコールのいずれでもよく、ま
た水酸基が1個の1価アルコールだけでなく、水酸基を
2個以上有する多価アルコールであってもよい。但し、
α,β−不飽和カルボン酸のアルキルエステルはジエン
系ゴムや不飽和カルボン酸と架橋反応する必要があるこ
と、反発性確保のためには、組成物中の分散性が良好で
ある必要があることから、その立体構造が大きくなりす
ぎないように、直鎖状アルキルアルコールが好ましく、
1〜3価アルコール程度が好ましいと考えられる。好ま
しく使用されるα,β−不飽和カルボン酸のアルキルエ
ステルの具体例としては、(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル、ラウリル(メタ)アクリレ
ート等の1価アルコールのエステル;エチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート等の2価アルコールのエステ
ル;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート
等の3価アルコールのエステルなどがが挙げられる。こ
れらの1種又は2種以上混合して用いてもよい。尚、こ
れらのエステルの製造方法は、α,β−不飽和カルボン
酸と対応する脂肪族アルコールのエステル化反応に限定
されず、これらのエステルが得られる反応であればよ
い。
【0016】上記のようなα,β−不飽和カルボン酸の
アルキルエステルを配合することにより、マグネシウム
塩との共架橋のミクロ構造が改善され、これにより反発
性が向上する。また、ゴム組成物中の有機過酸化物が開
裂して加硫反応がはじまると、不飽和カルボン酸エステ
ルも重合反応の一部に利用されて、ジエン系ゴムととも
に架橋されることになるため、共架橋剤として働いて反
発性の向上に寄与すると共に、離型剤のように、加硫成
形体から抽出されたり染み出したりすることがない。さ
らにはアクリル酸亜鉛ほどの反発性はないにしても、硬
度アップによりクラブの打撃時の過大な変形を抑え、エ
ネルギーロスを減少させるのにも役立つ。一方、可塑剤
(フタル酸エステルに代表される芳香族カルボン酸エス
テル、アジピン酸エステルに代表される飽和脂肪族カル
ボン酸エステル)は、加硫成形時においてゴム成分や共
架橋剤であるα,β−不飽和カルボン酸又はその金属塩
との間で結合を形成できないために、加硫成形体から染
み出し、さらにはカバー等に移行してカバー強度の低下
やボールの耐久性、反発性の低下をもたらすことにな
る。
【0017】α,β−不飽和カルボン酸のアルキルエス
テルは、基材ゴム100重量部に対して、10〜60重
量部含有される。10重量部未満では、不飽和カルボン
酸エステルの含有効果が少なすぎて、共架橋に基づくミ
クロ構造の改善向上を期待できないからである。一方、
60重量部を超えると、(メタ)アクリル酸エステルに
対する(メタ)アクリル酸マグネシウムの含有比率を満
足するためには、不飽和カルボン酸系化合物の含有総量
が多くなり過ぎて、共架橋に基づくミクロ構造改善によ
る反発性の向上を期待できず、打球感が低下するからで
ある。
【0018】また、(メタ)アクリル酸マグネシウム
(A成分)とα,β−不飽和カルボン酸のアルキルエス
テル(B成分)との含有量比率〔A/B〕は、0.2〜
4であり、好ましくは1〜4である。0.2未満では、
すなわち相対的にA成分が少な過ぎて反発低下のために
打球感が劣るからである。一方、4を超えると相対的に
B成分の含有量が少なくなるために、ミクロ構造改善に
よってもたらされる反発性の向上効果が不十分となるか
らである。
【0019】基材ゴムの共架橋剤であるα,β−不飽和
カルボン酸系化合物としては、上記A成分及びB成分以
外の不飽和カルボン酸又はその金属塩を含有してもよ
く、その場合、架橋密度及び打球感との関係から、不飽
和カルボン酸系化合物の含有総量として120重量部以
下とすることが好ましく、より好ましくは110重量部
以下、さらに好ましくは100重量部以下、最も好まし
くは50重量部以下とする。しかしながら、共架橋剤と
して含有される不飽和カルボン酸系化合物は、上記含有
割合で含まれるA成分及びB成分に限られることが好ま
しい。
【0020】ゴム組成物としては、上記必須成分(基材
ゴム、(メタ)アクリル酸マグネシウム、α,β−不飽
和カルボン酸のアルキルエステル)の他に、共架橋開始
剤として、ジクミルパーオキサイド、1,1―ビス(t
―ブチルパーオキシ)−3,5−トリメチルシクロヘキ
サン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t―ブチルパー
オキシ)ヘキサン、ジ−t−ブチルパーオキサイド等の
有機過酸化物を含有することが好ましく、その含有量は
ジエン系ゴム100重量部に対して0.1〜3.0重量
部が好ましく、特に0.3〜2.5重量部が好ましい。
【0021】また、本発明に係るゴム組成物には、上記
成分の他に、ゴルフボールとして従来より用いられ得る
公知の充填剤を必要に応じて配合してもよい。例えば、
酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等の充填剤;
タングステン粉末、モリブデン粉末等の高比重金属粉
末;老化防止剤;しゃく解剤などが挙げられる。尚、老
化防止剤を配合する場合には、ジエン系ゴム100重量
部に対して、0.2〜0.5重量部が好ましい。
【0022】また、可塑剤は含有しないことが好まし
い。フタル酸エステルやアジピン酸エステル等の可塑剤
を含有させなくても、α,β−不飽和カルボン酸エステ
ルの含有により、可塑剤の配合と同等の粘度低減効果を
得ることができるからである。逆に、可塑剤を配合した
場合にはブリーディングが起ったり、可塑剤がアイオノ
マー製カバーへ移行した場合には、カバーの強度や剛性
が低下し、ひいてはボールの耐久性や反発性を低下させ
ることになるからである。
【0023】本発明のゴルフボールは、上記ゴム組成物
の加硫成形体で形成されるゴム層を有するものであれば
よく、本発明のゴム組成物の加硫成形体単独でボール本
体が形成されるような1ピースゴルフボール;上記ゴム
組成物の加硫成形体でコアが形成される2ピースゴルフ
ボール;コアが複数層で構成されているマルチコアのゴ
ルフボールにおいて上記ゴム組成物の加硫成形体がコア
の少なくとも1層を構成するマルチピースゴルフボール
が挙げられる。これらのうち、上記ゴム組成物の硬化体
は、一般にプレス成形、インジェクション成形、又はイ
ンジェクショントランスファー成形により作製される部
分に用いられることが好ましい。
【0024】硬化体部分の形成方法は特に限定せず、プ
レス成形方法、動的架橋を利用する射出成形方法のいず
れでもよい。本発明に係るゴム組成物は離型性に優れて
いるので、プレス成形しても金型部分にゴム組成物が付
着したり、金型から取外せない等の問題は起らないから
である。また、組成物の粘度を下げる効果があり、ひい
てはせん断応力による内部発熱を少なくできるので、射
出成形を利用する場合でもスコーチ等の問題が生じにく
いからである。
【0025】
【実施例】〔測定、評価方法〕 キャリー ツルーテンパー社製のスイングロボットに、ゴルフクラ
ブW#1(ヘッドスピード:45m/秒)を取り付け、
各ゴルフボールを打球したときの飛距離(ヤード)を測
定した。
【0026】打球感 プロゴルファー10人が試打した結果、反発感、クラブ
フェースの密着感、質感を伴った軽さ等を総合して、打
球感が良いと感じた人数に応じて、打球感が良好である
と感じた人数が8人以上の場合を良好として「○」、4
〜7人の場合を普通として「△」、3人以下の場合を悪
いとして「×」とした。
【0027】離型性 プレス成形によりコアを成形し、成形したコアを通常の
力で取り出せる場合は、離型性が良好であるとして
「○」とした。簡単に手で取り出せなかった場合、フッ
素系離型剤を適量塗布した後、同様にプレス成形して取
り出せた場合を離型性は普通として「△」とした。離型
剤を塗布しても離型できない場合を離型性不良として
「×」とした。
【0028】耐久性 エアーガンでボールを45m/secの速度で金属板に
衝突させ、割れるまでの回数で示した。値が大きい程、
ボールの耐久性が優れている。
【0029】〔ゴルフボールの製造〕まず、表1に示す
配合のコア用ゴム組成物を、金型温度155℃、20分
間プレス成形により、直径38.4mmの球状のコアを
得た。このコアに、ハイミラン1605(三井デュポン
ポリケミカル社製)50重量部、ハイミラン1706
(三井デュポンポリケミカル社製)50重量部、酸化チ
タン2重量部を押出機で混練して、射出成形で射出して
コアに被覆することによりカバーを形成して、No.1
〜10のゴルフボールを作製した。(メタ)アクリル酸
マグネシウム及びトリメチロールプロパントリメタクリ
レートを本発明の範囲内で配合したゴム組成物でコアが
形成されているNo.1〜5のゴルフボールが実施例に
該当し、他は比較例に該当する。得られたゴルフボール
の飛距離、打球感、離型性、耐久性を上記評価方法に従
って評価した。結果を表1に示す。
【0030】尚、ブタジエンゴムとしてはBR01(日
本合成ゴム社製のハイシスブタジエンゴムで、シス1,
4結合が96%)を用い、トリメチロールプロパンメタ
クリレートとしては、三新化学工業株式会社製のサンエ
ステルTMP(商品名)を用いた。また、表中の配合組
成の単位は重量部である。
【0031】
【表1】
【0032】No.3,5,8からわかるように、不飽
和カルボン酸系化合物の含有総量が同じであっても、ア
クリル酸亜鉛を用いた場合(No.8)には離型性が不
良であった。
【0033】不飽和カルボン酸系化合物として、メタク
リル酸マグネシウムとメタクリレートとの組合わせを用
いた場合であっても、マグネシウム塩の含有量が10重
量部以下であったり(No.10)、エステル類が10
重量部以下であったり(No.9)して、含有量比率が
0.2〜4の範囲内にないときは、打球感が低下し、キ
ャリーも低下する。
【0034】一方、マグネシウム塩とエステル類との含
有量比率が1で配合バランスに優れていても、不飽和カ
ルボン酸系化合物の配合総量が少ない場合(No.6)
には耐久性に劣り、また反発性にも劣るためにキャリー
が伸びず、しかも打球感も低下する。軟らかいので打撃
時の衝撃は少ないが、打撃時のボール離れ、はじき感等
が低下したためと考えられる。逆に不飽和カルボン酸系
化合物の配合総量が多すぎる場合(No.7)、架橋密
度が高くなりすぎて打球感が低下する。
【0035】また、No.2から、マグネシウム塩とメ
タクリレートとの含有総量が100重量部を超えると、
打球感が低下することがわかる。
【0036】
【発明の効果】本発明のゴルフボールは、離型性及び反
発性を確保できる不飽和カルボン酸系化合物を使用して
いるので、飛び性能、打球感を損なうことなく、離型性
にも優れている。従って、飛び性能及び打球感に優れた
ゴルフボールを、効率よく生産することができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材ゴム100重量部に、 (A):(メタ)アクリル酸マグネシウムを10〜60
    重量部、 (B):α,β−不飽和カルボン酸アルキルエステルを
    10〜60重量部 を含有し且つ上記(B)成分に対する(A)成分の含有
    量割合〔A/B〕の値が0.2〜4であるゴム組成物の
    硬化体からなる層を少なくとも1層有することを特徴と
    するゴルフボール。
  2. 【請求項2】 前記(B)成分はトリメチロールプロパ
    ントリメタクリレートである請求項1に記載のゴルフボ
    ール。
  3. 【請求項3】 不飽和カルボン酸系化合物の含有総量
    は、100重量部以下である請求項1又は2に記載のゴ
    ルフボール。
  4. 【請求項4】 前記ゴム組成物に含有されている不飽和
    カルボン酸系化合物は、(メタ)アクリル酸マグネシウ
    ム及び(メタ)アクリル酸エステルである請求項1〜3
    のいずれかに記載のゴルフボール。
  5. 【請求項5】 前記基材ゴムは、シス1,4結合が90
    %以上のブタジエンゴムである請求項1〜4のいずれか
    に記載のゴルフボール。
  6. 【請求項6】 前記ゴム組成物の硬化体はコアを構成し
    ている請求項1〜5のいずれかに記載のゴルフボール。
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