JP2000189382A - 簡易型内視鏡装置 - Google Patents

簡易型内視鏡装置

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JP2000189382A
JP2000189382A JP10369231A JP36923198A JP2000189382A JP 2000189382 A JP2000189382 A JP 2000189382A JP 10369231 A JP10369231 A JP 10369231A JP 36923198 A JP36923198 A JP 36923198A JP 2000189382 A JP2000189382 A JP 2000189382A
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light
light supply
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Takashi Koeda
隆司 小枝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作部を持った方の手で被写体の明るさを観察
に適した明るさに随時調整することができる簡易型内視
鏡装置を提供すること。 【解決手段】光源ランプ32からライトガイド9に入射
する照明光量を調整するための照明光量調整手段を照明
光供給ユニット30に設けると共に、操作部2を握持す
る方の手の指で操作できる位置に、照明光量調整手段を
操作するための光量調整操作部材62を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ライトガイドに
照明光を供給するための光源ランプを内蔵した照明光供
給ユニットが操作部に取り付けられた簡易型内視鏡装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】操作部に照明用の発光体を設けたいわゆ
る簡易型の内視鏡装置は、一般に、豆電球等からなる光
源ランプとその電源となる乾電池等を内蔵した照明光供
給ユニットが内視鏡の操作部に取り付けられている。
【0003】そしてさらに、内視鏡観察中に被写体まで
の距離によって大幅に変動する被写体の明るさを観察に
適した明るさに調整するために、光源ランプの発光量を
調整するための発光明るさ調整装置が照明光供給ユニッ
トに設けられたものがある。
【0004】図6は、そのような従来の簡易型内視鏡装
置を示しており、操作部80から側方に棒状に突出して
取り付けられた照明光供給ユニット90の突端部に、光
源ランプの発光明るさを調整するための明るさ調整操作
環91が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の簡
易型内視鏡装置においては、明るさ調整操作環91が照
明光供給ユニット90の突端に設けられているので、操
作者が操作部80を保持した手でそれを操作をすること
ができず、操作部80を保持していない方の手で操作す
ることになる。
【0006】しかし、操作部80を保持していない方の
手は挿入部81を掴んで体内への誘導操作を行う必要が
あるので、なかなか明るさ調整操作環91の操作まで行
うことができず、観察にとって不適切な明るさのままで
観察が続行される場合が珍しくなかった。
【0007】そこで本発明は、操作部を持った方の手で
被写体の明るさを観察に適した明るさに随時調整するこ
とができる簡易型内視鏡装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の簡易型内視鏡装置は、被写体を照明する照
明光を伝達するためのライトガイドの入射端部が操作部
に配置され、上記ライトガイドに照明光を供給するため
の光源ランプを内蔵した照明光供給ユニットが上記操作
部に取り付けられた簡易型内視鏡装置において、上記光
源ランプから上記ライトガイドに入射する照明光量を調
整するための照明光量調整手段を上記照明光供給ユニッ
トに設けると共に、上記操作部を握持する方の手の指で
操作できる位置に、上記照明光量調整手段を操作するた
めの光量調整操作部材を配置したことを特徴とする。
【0009】なお、上記照明光供給ユニットが上記操作
部から側方に棒状に突出して配置されており、上記光量
調整操作部材が上記照明光供給ユニットの外周面に沿っ
て上記照明光供給ユニットの軸線周りに回動するように
配置されたレバーであってもよく、上記照明光量調整手
段が、上記光源ランプの発光明るさを調整するものであ
ってもよい。
【0010】また、上記照明光供給ユニットが上記操作
部に対して着脱自在であってもよく、上記光量調整操作
部材が上記照明光供給ユニットに対して着脱自在であっ
てもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図1は、内視鏡の操作部2部分の背面
図、図2は側面図であり、操作部2の下端部には、可撓
管によって外装された挿入部1の基端が連結されてい
る。
【0012】操作部2の下側約4分の3の部分は握り部
2aであり、その握り部2aと挿入部1との間に、鉗子
挿入口部4が斜め前方に向けて突出して設けられてい
る。3は、気密に構成された内視鏡の内部の圧力を調整
するための圧力調整弁である。
【0013】操作部2の握り部2aより上方の操作機構
部5には、挿入部1内に挿通された鉗子チャンネル(図
示せず)を通して吸引操作を行うための吸引操作弁6
と、挿入部1の先端部分に形成された湾曲部(図示せ
ず)を遠隔的に屈曲操作するための湾曲操作レバー7と
が前面と後面に配置され、接眼部8が上面に突設されて
いる。
【0014】被写体を照明する照明光を伝達するための
照明用ライトガイドファイババンドル9は、入射端部が
操作機構部5内に配置されていて、挿入部1内と操作部
2の握り部2a内を通って、射出端部は挿入部1の先端
に配置されている。
【0015】そして、ライトガイドファイババンドル9
に対して照明光を供給するための照明光供給ユニット3
0が、操作機構部5の側面部分に着脱自在に取り付けら
れている。
【0016】照明光供給ユニット30は、操作部2に突
設された接続環10に対して着脱自在に螺合接続され、
操作部2から側方(操作者が操作部2を保持した状態に
おいて左方)に棒状に突出している。
【0017】照明光供給ユニット30には、ライトガイ
ドファイババンドル9に供給するための照明光を放射す
る光源ランプ32と、その光源ランプ32を点灯させる
ための電源である電池100等が内蔵されている。
【0018】光源ランプ32としては、凸レンズ付きの
豆電球が用いられている。電池100としては、乾電池
または充電可能なニッケルカドミウム電池等どのような
電池を用いてもよい。
【0019】電池100は、照明光供給ユニット30の
端部に着脱自在に取り付けられたキャップ部50を外す
ことにより交換自在であり、電池100に代えて、交流
/直流アダプタ等を接続することもできる。
【0020】図3は照明光供給ユニット30を示してお
り、電池100が収容されている中間部分(電池室)は
図示を省略し、操作部寄りの先側は輪郭線により略示
し、キャップ部50側は断面を詳細に図示してある。
【0021】光源ランプ32の第1電極32aは、電池
100の正極と電気的に常に導通された状態になってい
る。また、電池室の外側ケース33は耐蝕性の良い材料
で形成され、内側ケース34は良導電性の金属によって
形成されている。
【0022】キャップ部50には、光源ランプ32を点
灯及び消灯させるために、電池100と光源ランプ32
との間の通電をオン、オフさせるための回転スイッチが
組み込まれている。
【0023】53は、耐蝕性の良い材料からなる外側筒
体であり、キャップ部50の外壁を形成している。そし
てその内側には、電池室の内側ケース34に対して着脱
自在に螺合される良導電性の金属からなる内側筒体54
が内接して配置され、外側筒体53と内側筒体54とが
螺合、接着により一体化されている。55はシール用の
Oリングである。
【0024】そして、外側筒体53と電池室側の外側ケ
ース33の端部外周面との嵌合部には、シール用のOリ
ング56が装着されていて、そこから内部に水が入らな
いようになっている。
【0025】内側筒体54の他端側には、外側筒体53
の内側に、良導電性金属からなるキャップ部本体57が
螺合接着されて一体的に連結されている。そのキャップ
部本体57の内端面には、電気絶縁性の基板58上に電
気抵抗接片59が取り付けられており、キャップ部本体
57と電気抵抗接片59とは固定ビス60を介して電気
的に導通している。
【0026】その結果、電気抵抗接片59は、固定ビス
60、キャップ部本体57、内側筒体54及び内側ケー
ス34等を介して、光源ランプ32の第2電極32bに
電気的に常時導通している。なお電気抵抗接片59は、
図4に示されるように、照明光供給ユニット30の軸線
を中心とする円弧状に形成配置されている。
【0027】外側筒体53の突端部の中心位置には、回
転軸体61が軸線回りに回転自在に嵌合配置されてお
り、その回転軸体61の外端側には、光量調整操作レバ
ー62が螺合接着により一体的に連結されている。ただ
し、光量調整操作レバー62を回転軸体61に対して着
脱自在に構成してもよい。63はシール用のOリング、
64は飾り蓋である。
【0028】光量調整操作レバー62は照明光供給ユニ
ット30の軸線回りに回転自在であるが、Oリング63
等によって摺動抵抗が加わっているので、任意の位置で
静止させることができる。
【0029】光量調整操作レバー62の回転範囲は、そ
の内面に突設されたストッパ66とキャップ部本体57
及び外側筒体53に対してビス止め固定されたストッパ
67との当接によって、例えば図2にAで示される所定
範囲に規制されている。
【0030】また、図3に示されるように、光量調整操
作レバー62の回転部に装着されたOリング63の方が
外側筒体53の回転部に装着されたOリング56よりリ
ング径が小さくて、回転運動に対して作用する抵抗が小
さいので、光量調整操作レバー62を所定範囲内で回転
操作する際には、外側筒体53、内側筒体54及びキャ
ップ部本体57などは回転しない。
【0031】回転軸体61の内端側には、電気絶縁性の
絶縁軸体69が一体的に接合されている。そして、絶縁
軸体69から側方に突設された良導電性のブラシ台72
に良導電性のブラシ71が固定されていて、基板57に
対向している。
【0032】その結果、ストッパ66,67により規制
された所定範囲で光量調整操作レバー62を回転させる
と、それと共に導電ブラシ71が照明光供給ユニット3
0の軸線回りに回動して、電気抵抗接片59に接触する
オン状態と電気抵抗接片59から離れるオフ状態とが得
られる。
【0033】絶縁軸体69の内側端部には、圧縮コイル
バネ74によって付勢された可動接点73が、電池10
0の負極に押し付けられている。75は、圧縮コイルバ
ネと可動接点73との間に介装された押し棒、76は電
気絶縁体である。
【0034】そして、可動接点73の外周面には、基部
がブラシ台72に固定されたバネ性のある導電接片77
が弾力的に押し付けられている。その結果、導電ブラシ
71は、ブラシ台72、導電接片77及び可動接点73
等を介して、電池100の負極と電気的に常時導通して
いる。
【0035】図4と図5は、光量調整操作レバー62を
回転操作したときの、回転範囲の両端位置における導電
ブラシ71と電気抵抗接片59との位置関係を示してい
る。図4に示される状態では、導電ブラシ71と電気抵
抗接片59とが離れているので、電池100の負極と光
源ランプ32の第2電極32bとの間がそこで遮断され
ていて、スイッチオフ状態であり、光源ランプ32が消
灯している。
【0036】図5に示される状態では、導電ブラシ71
が固定ビス60の近傍において電気抵抗接片59に接触
しているので、電池100の負極と光源ランプ32の第
2電極32bとの間が殆ど電圧降下なく導通してスイッ
チオンの状態になっており、光源ランプ32が最も明る
い状態に点灯している。
【0037】また、導電ブラシ71が電気抵抗接片59
の中間位置に接触する状態で光量調整操作レバー62を
静止させることにより、電気抵抗接片59における電圧
降下によって光源ランプ32の発光明るさを任意に調整
することができ、それによってライトガイドファイババ
ンドル9に入射する照明光量が任意に調整される。
【0038】したがって、導電ブラシ71と電気抵抗接
片59等は、光源ランプ32からライトガイドファイバ
バンドル9に入射する照明光量を調整するための照明光
量調整手段である。
【0039】光量調整操作レバー62は、照明光供給ユ
ニット30の突端側から照明光供給ユニット30の外周
面に沿って操作部2の近傍に至る細長い形状に形成され
ており、図2に示されるように、操作部2の背面側の位
置において照明光供給ユニット30の軸線周りに回動す
る。
【0040】したがって、図1に示されるように、操作
部2を握持する操作者の左手の親指を操作部2の背面か
ら少し照明光供給ユニット30側にずらすだけで光量調
整操作レバー62の操作を行うことができ、内視鏡検査
を行いながら、操作部2を保持する方の手で被写体の明
るさを観察に適した明るさに随時調整することができ
る。
【0041】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば光量調整操作レバー62は操作
部2を握持する操作者の手の指で操作できる範囲に設け
ればどのようなものでもよく、また、ライトガイドファ
イババンドル9に入射する照明光量の調整は、例えば遮
光フィルターの偏位その他、光源ランプ32の発光量調
整以外の手段によってもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、光源ランプからライト
ガイドに入射する照明光量を調整するための照明光量調
整手段を照明光供給ユニットに設けると共に、操作部を
握持する方の手の指で操作できる位置に、照明光量調整
手段を操作するための光量調整操作部材を配置したこと
により、操作者が操作部を持った方の手で被写体の明る
さを観察に適した明るさに随時調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の簡易型内視鏡装置の背面
図である。
【図2】本発明の実施の形態の簡易型内視鏡装置の側面
図である。
【図3】本発明の実施の形態の照明光供給ユニットを一
部を省略して示す背面断面図である。
【図4】本発明の実施の形態のオフ状態のスイッチ部分
の正面図である。
【図5】本発明の実施の形態のオン状態のスイッチ部分
の正面図である。
【図6】従来の簡易型内視鏡装置の背面図である。
【符号の説明】
2 操作部 9 ライトガイドファイババンドル 30 照明光供給ユニット 32 光源ランプ 59 電気抵抗接片 62 光量調整操作レバー 71 導電ブラシ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を照明する照明光を伝達するための
    ライトガイドの入射端部が操作部に配置され、上記ライ
    トガイドに照明光を供給するための光源ランプを内蔵し
    た照明光供給ユニットが上記操作部に取り付けられた簡
    易型内視鏡装置において、 上記光源ランプから上記ライトガイドに入射する照明光
    量を調整するための照明光量調整手段を上記照明光供給
    ユニットに設けると共に、上記操作部を握持する方の手
    の指で操作できる位置に、上記照明光量調整手段を操作
    するための光量調整操作部材を配置したことを特徴とす
    る簡易型内視鏡装置。
  2. 【請求項2】上記照明光供給ユニットが上記操作部から
    側方に棒状に突出して配置されており、上記光量調整操
    作部材が上記照明光供給ユニットの外周面に沿って上記
    照明光供給ユニットの軸線周りに回動するように配置さ
    れたレバーである請求項1記載の簡易型内視鏡装置。
  3. 【請求項3】上記照明光量調整手段が、上記光源ランプ
    の発光明るさを調整するものである請求項1又は2記載
    の簡易型内視鏡装置。
  4. 【請求項4】上記照明光供給ユニットが上記操作部に対
    して着脱自在である請求項1、2又は3記載の簡易型内
    視鏡装置。
  5. 【請求項5】上記光量調整操作部材が上記照明光供給ユ
    ニットに対して着脱自在である請求項1、2、3又は4
    記載の簡易型内視鏡装置。
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