JP3548318B2 - 内視鏡の照明装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、射出端部側が二つに分離して配置されたライトガイドファイババンドルに対して照明光を供給するための内視鏡の照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡の観察像に照明の影などが発生しないように、また内視鏡の内部スペースを有効に活用するために、照明用ライトガイドファイババンドルの射出端部は二つに分離して内視鏡の観察窓の両側に配置することが望ましい。
【0003】
しかし、そのように射出端部が二つに分離して配置されたライトガイドファイババンドルであっても、入射端部は一つの束にまとめられて、一つの光源から放射された照明光を受光するようになっている。
【0004】
図12は、ライトガイドファイババンドルの入射端部91を示しており、射出端部側で分離される二つの部分91a,91bが各々半円状に配置され、両者が隣接して並べられて一つの円状の断面形状を有する入射端部91が形成されている。
【0005】
一般に内視鏡の照明装置においては、光源から放射された照明光がライトガイドファイババンドルの入射端部91にできるだけロス無く収束するように設計されており、例えば図13に示されるように、ライトガイドファイババンドルの入射端部91に照明光束のスポット200ができるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、光源ランプや反射鏡等の取り付け位置が少々ずれて、例えば図14に示されるように、照明光束のスポット200の位置がライトガイドファイババンドルの入射端部の二つの部分91a,91bの並び方向にずれると、一方の部分91aに入射する照明光の量はあまり減らないが、他方の部分91bに入射する照明光の量が大幅に減って、被写体に対する照明ムラが発生してしまう。
【0007】
そこで、例えばライトガイドファイババンドルの入射端部91における照明光のスポット200の面積を大きくしてしまえば、収束位置のずれがある程度あっても照明ムラの発生を防止することができる。
【0008】
しかしそのようにすると、照明光束の収束位置がずれていないときに、ライトガイドファイババンドルに入射する照明光の量が大幅に減って、被写体に対する照明が暗くなってしまうので好ましくない。
【0009】
そこで本発明は、光源ランプや反射鏡の取り付け位置がずれても照明ムラが発生せず、しかも被写体に対する通常時の照明の明るさを犠牲にする必要のない内視鏡の照明装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の照明装置は、射出端部側が二つに分離して配置されたライトガイドファイババンドルの入射端部側において、上記二つの部分に連なる光学ファイバをランダムに入り混じらないように隣接して配置し、光源ランプから放射された照明光を上記入射端部に収束させるようにした内視鏡の照明装置において、上記光源ランプの発光部にフィラメントを用いると共に、上記入射端部における上記ライトガイドファイババンドルの上記二つの部分の並び方向と上記フィラメントの長手方向とが一致するように配置したことを特徴とする。
【0011】
なお、上記ライトガイドファイババンドルの入射端部が上記内視鏡の操作部に配置されると共に、上記光源ランプが、上記操作部に対して着脱自在な光源ユニットに配置されていてもよい。
【0012】
その場合、上記光源ユニットが上記操作部に取り付けられた状態では上記フィラメントの長手方向が上記操作部に対して所定の方向を向くように、上記操作部に対する上記光源ユニットの取り付き方向を規制するための方向規制手段が設けられているとよい。
【0013】
そして、上記方向規制手段が、上記光源ユニットと上記操作部の一方に設けられた位置決めピンと、その位置決めピンが係合するように他方に設けられた溝とを有していてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図3は、内視鏡の操作部2部分の側面図、図4は正面図であり、操作部2の下端部には、可撓管によって外装された挿入部1の基端が連結されている。
【0015】
操作部2の下側約4分の3の部分は握り部2aであり、その握り部2aと挿入部1との間に、鉗子挿入口部4が斜め前方に向けて突出して設けられている。3は、気密に構成された内視鏡の内部の圧力を調整するための圧力調整弁である。
【0016】
操作部2の握り部2aより上方の操作機構部5には、挿入部1内に挿通された鉗子チャンネル(図示せず)を通して吸引操作を行うための吸引操作弁6と、挿入部1の先端部分に形成された湾曲部(図示せず)を遠隔的に屈曲操作するための湾曲操作レバー7とが前面と後面に配置され、接眼部8が上面に突設されている。
【0017】
被写体を照明する照明光を伝達するための照明用ライトガイドファイババンドル9は、入射端部が操作機構部5内に配置されていて、操作部2の握り部2a内から挿入部1内を通って、射出端部は挿入部1の先端に配置されている。
【0018】
このライトガイドファイババンドル9は、射出端部が二つに分けられていて、挿入部1の先端において観察窓を挟んでその両側に配置されている。そして、ライトガイドファイババンドル9は二本に分離されたまま挿入部1内に挿通されていて、図4に示されるように操作部2内で一本にまとめられている。
【0019】
操作部2には、ライトガイドファイババンドル9に対して照明光を供給するための光源ユニット30が、操作機構部5の側面部分に着脱自在に連結されて側方に突出している。
【0020】
光源ユニット30には、ライトガイドファイババンドル9に供給するための照明光を放射する光源ランプ32がライトガイドファイババンドル9の入射端部91に対向して配置されていて、その光源ランプ32を点灯させるための電源である電池100等が内蔵されている。電池100としては、乾電池または充電可能なニッケルカドミウム電池等どのような電池を用いてもよい。
【0021】
電池100は、光源ユニット30の端部に着脱自在に取り付けられたキャップ部50を外すことにより交換自在であり、電池100に代えて、交流/直流変換アダプタなどを接続してもよい。
【0022】
図5は、光源ユニット30が操作部2から取り外された状態を示している。操作部2側には、後述するようにユニット接続口金27が突設されていて、その突端部分に雄ネジ部27aが形成されている。26は、プラスチック製のカバー筒である。
【0023】
一方、光源ユニット30には、操作部2側の雄ネジ部27aと螺合する雌ネジが内面部分に形成された締め環37が、軸線周りに回転自在に設けられている。
そして光源ユニット30には、ユニット接続口金27の突端部分に形成された規制溝28に嵌まる位置決めピン38が突設されていて、光源ユニット30が操作部2に連結固定される際の操作部2に対する向きの規制が行われるようになっている。25は、位置合わせ用の指標である。
【0024】
図1は、操作部2と光源ユニット30との連結部付近を示しており、操作部2の操作機構部5部分を外装する本体ケース11は、電気絶縁性のプラスチックにより形成されている。
【0025】
本体ケース11に大きく形成された側面開口には、電気絶縁性のプラスチックからなる蓋体15が嵌め込まれ、その嵌合面にはシール用のOリング16が装着されていて、隙間から操作部2の内部に水が侵入しないようになっている。
【0026】
また、蓋体15と本体ケース11との嵌合部には、両者の相対的回転を規制するための回転止め(図示せず)が形成されている。なお、Oリング16は装着されることによって潰されるが、図には潰される前の自然状態の断面が示されている(以下、同じ)。
【0027】
蓋体15の中央部分に穿設された貫通孔の中心軸位置には、基部が操作部2内の金属フレーム13に固定された支持筒17が配置されている。そして、支持筒17の頭部に螺合するナット14によって、接続口金受け18が蓋体15に押圧固定されている。ただし、接続口金受け18とナット14との間には、両者が接触しないように電気絶縁性のプラスチックからなる絶縁座19が介装されている。
【0028】
接続口金受け18は蓋体15の外表面に大きく開口しており、そこに、光源ユニット30を受ける(連結接続する)ために筒状に形成されて外方に向けて突出する例えばステンレス鋼製のユニット接続口金27の基部が、ビス止め固定されている。そして、ユニット接続口金27と接続口金受け18の外周面を被覆するように、熱伝導率の低いプラスチック製のカバー筒26が取り付けられている。
【0029】
ユニット接続口金27の底部の中心軸線位置には、ライトガイドファイババンドル9の入射端部91がネジ止め固定されている。
入射端部91の端面部分は、図12に示される従来のものと同様に、射出端部側で分離されている二つの部分91a,91bに連なる光学ファイバが各々半円状に配置されて両者が隣接して並べられ、一つの円状になるようにまとめられている。
【0030】
そして、ライトガイドファイババンドル9は、入射端部91の二つの部分91a,91bの並び方向が予め設定された所定方向になるように調整されて、ユニット接続口金27にビス止め固定されている。
【0031】
なお、ライトガイドファイババンドル9の入射端部91は、二つの部分91a,91bの各光学ファイバがランダムに入り混じらない程度になっていればよく、例えば図6に示されるように、二つの部分91a,91bの境界が直線的でなくてもよい。
【0032】
ライトガイドファイババンドル9の入射端面に対向する位置には、凸メニスカスレンズ20が、ユニット接続口金27の底面部分に螺合する押さえナット21によって固定されている。
【0033】
なお、蓋体15の孔の内側に配置された各部材間の嵌合部には、シール用のOリングが装着されていて、操作部2は、全ての部分において外部から水が侵入しない水密構造に構成されている。挿入部1が同様に水密構造に形成されていることは勿論である。
【0034】
光源ユニット30は、全体として真っ直ぐな筒状に形成されていて、操作部2との連結部に近いランプ室部30aと、操作部2との連結部から離れた電池室部30bとに分かれており、図1にはランプ室部30aの全体が示されている。
【0035】
ユニット接続口金27内に嵌合するランプ室ケース35の先端部分の内側には、光源ランプ32から放射された照明光をライトガイドファイババンドル9の入射端面に向けて収束させるための回転楕円面反射鏡34が、光源ランプ32を囲むように固定されている。
【0036】
そして、その反射鏡34の前端面には、透明なカバーガラス49が押さえナット40によって固定されている。カバーガラス49の内端外縁部にはOリング48が装着されていて、外部からランプ室ケース35内に水が侵入しないように封止されている。
【0037】
光源ランプ32の発光体はフィラメント32aであり、光源ランプ32から後方に突出する2本の電極は、ソケット33内に挿入されてその後方の接続ピンに電気的に接続されており、各接続ピンは、絶縁座44を間に挟んで配置された二つの導電部材43a,43bに分かれて固定されている。
【0038】
その一方の導電部材43aには、電池100のプラス電極が常時接触している。そしてもう一方の導電部材43bには、電池室ケース31が、電気的にも接続される状態で螺合連結されていて、それによって導電部材43aと絶縁板44が電池室ケース31に固定されている。
【0039】
ソケット33は、予め設定された所定の向きに固定されている。したがって、そのソケット33に電極が差し込まれる光源ランプ32のフィラメント32aの向きも、必ず所定の向きになる。
【0040】
フィラメント32aの中心部分は回転楕円面反射鏡34のほぼ第1焦点位置にあるので、そこから放射された光線束は、図7に示されるように、第2焦点位置に配置されたライトガイドファイババンドル9の入射端部91の中央部分に小さなスポットで収束する。
【0041】
しかし、図8に示されるように、フィラメント32aの端の方から放射された光線束は、ライトガイドファイババンドル9の入射端部91において、フィラメント32aの長手方向に大きく広がる。その結果、入射端部91における照明光束のスポットは、フィラメント32aの長手方向を長軸方向とする楕円状になる。
【0042】
そこで本発明においては、図1に示されるように、ライトガイドファイババンドル9の入射端部91の二つの部分91a,91bの並び方向とフィラメント32aの長手方向とが一致するように、ソケット33がライトガイドファイババンドル9の入射端部91の固定方向と関連づけて固定されている。
【0043】
その結果、図9に示されるように、ライトガイドファイババンドル9の入射端部91における照明光束のスポット200は、入射端部91の二つの部分91a,91bの並び方向を長軸方向とする楕円状になる。
【0044】
したがって、光源ランプ32や反射鏡34などの取り付けがずれて、図10に示されるように、照明光束のスポット200の位置がライトガイドファイババンドル9の入射端部91の二つの部分91a,91bの並び方向にずれた場合でも、スポット200は入射端部91の二つの部分91a,91bの全体に当たるので、大きな照明ムラは発生しない。
【0045】
ただし、照明光束のスポット200の中央部が入射端部91の中心から外れるので、ライトガイドファイババンドル9に入射する照明光の明るさはある程度暗くなるが、大幅なものにはならない。
【0046】
また、図11に示されるように、照明光束のスポット200の位置がライトガイドファイババンドル9の入射端部91の二つの部分91a,91bの並び方向と直角方向にずれた場合には、従来と同様に、スポット200が二つの部分91a,91bに対して同量だけ位置ずれするので、ライトガイドファイババンドル9に入射する照明光の明るさは低下するが、照明ムラは発生しない。
【0047】
36は、ランプ室ケース35と電池室ケース31とを連結するように両部材に対して螺合固定された連結筒であり、ソケット33は連結筒36と導電部材43bとの間に、絶縁部材を介して挟み込まれて固定されている。位置決めピン38は、この連結筒36に突設されている。
【0048】
45,46は、ランプ室ケース35と連結筒36との間及び電池室ケース31と連結筒36との間の嵌合面をシールするためのOリングである。なお、連結筒36の先端側部分はユニット接続口金27内に嵌挿される。
【0049】
締め環37は、先端部分がその他の部分より少し細い径に形成されていて、その部分に、ユニット接続口金27の雄ネジ部27aと螺合する雌ネジ部37aが螺設されている。
【0050】
また、締め環37の中間部分の内周面には、電池室ケース31の外周面に回転自在に嵌合する環状部材39がネジ止め固定されており、連結筒36に突設された鍔部36aが、環状部材39と雌ネジ部37aとの間に緩く挟まれている。
【0051】
したがって、締め環37は軸線方向にはほとんど動かないが、軸線回りには回転自在であり、締め環37を回転させることによって、その先端部分に形成された雌ネジ部37aを、ユニット接続口金27の雄ネジ部27aと螺合させ、あるいは螺合状態を解くことができる。
【0052】
したがって、操作部2に突設されたユニット接続口金27内に光源ユニット30の先端のランプ室ケース35を差し込み、位置決めピン38が規制溝28内に嵌まるように回転方向の位置を合わせた状態で締め環37を回転させ、締め環37の雌ネジ部37aをユニット接続口金27の突端の雄ネジ部27aに螺合させて適度に締め付ければ、光源ユニット30が操作部2に連結された状態になる。その状態では、連結筒36の先端側部分もユニット接続口金27内に嵌合し、その嵌合面がOリング41によってシールされる。
【0053】
そのようにして、光源ユニット30が操作部2に連結された状態においては、光源ランプ32から放射された照明光が、反射鏡34で反射されたあと、カバーガラス49及び凸メニスカスレンズ20を通過して、ライトガイドファイババンドル9の入射端面に収束、入射する。そして、ユニット受け口金27と締め環37との螺合を解けば、図5に示されるように光源ユニット30が操作部2から取り外される。
【0054】
図2は、電池室部30bを示している。電池100を収容した筒状の電池室ケース31の端部には、キャップ部50が着脱自在に螺合されており、このキャップ部50には、電池100と光源ランプ32との間の通電をオン、オフさせるためのスイッチが組み込まれている。
【0055】
51は、良導電性の金属からなるキャップ部本体であり、電池室ケース31の端部外周面とキャップ部本体51の内周面との嵌合部には、シール用のOリング53が装着されていて、そこから内部に水が入らないようになっている。
【0056】
キャップ部本体51内には、キャップ部本体51に一端が受けられた第1の圧縮コイルスプリング55が、軸線方向に移動自在に設けられた押し環56を介して、電池100をランプ室部30aの方向に付勢している。これによって、電池100のプラス電極と導電部材43aとの接触が確保されている。
【0057】
第1の圧縮コイルスプリング55は電池100と同軸に配置されていて、押し環56は、電池100のマイナス電極に接触しないように、電池100の周縁部に当接している。57は、滑りのよいリング状の座金である。
【0058】
また、キャップ部本体51の内側には、キャップ部50の軸線を中心に回転自在な回転カム筒63が嵌合しており、キャップ部50の突端側に突出する回転カム筒63の頭部には、スイッチ操作環64が螺合接着されて一体的に連結されている。スイッチ操作環64は、ほぼ椀状に形成されてキャップ部50の端部を囲むように配置されている。65は飾り板である。
【0059】
回転カム筒63の頭部部分はキャップ部本体51の端部内周面に回転自在に嵌合しており、その嵌合部にはシール用のOリング67が装着されている。このようにして、光源ユニット30は、全ての部分において外部から水が侵入しない水密構造に構成されている。
【0060】
58は、電池100のマイナス電極に接触する可動接点部材であり、良導電性金属からなる剛体によって底面を有する筒状に形成されていて、軸方向に進退自在に回転カム筒63内に嵌挿されている。
【0061】
そして、可動接点部材58の底面に形成された接点が、第2の圧縮コイルスプリング66によって付勢されて、電池100のマイナス電極の中央部分に押し付けられている。
【0062】
可動接点部材58の外周面に突設された良導電部材からなる一対のガイドピン59は、回転カム筒63に形成されたカム溝63a内を貫通して、キャップ部本体51に軸方向に形成された長溝54aに係合している。
【0063】
したがって、ガイドピン59と長溝54aとの係合によって、可動接点部材58は軸線回りには回転せず、スイッチ操作環64を回転操作すると、それと共に回転カム筒63が軸線回りに回転して、可動接点部材58と一体のガイドピン59がカム溝63aによって軸線方向に変位し、可動接点部材58が電池100のマイナス電極と接触するオン状態と、離れるオフ状態とが切り換わる。
【0064】
60は、ガイドピン59の頭部に当接してキャップ部本体51との間の電気的導通を確保するための板バネである。スイッチオン状態においては、電池100のマイナス電極が、可動接点部材58、ガイドピン59、板バネ60、キャップ部本体51、電池室ケース31などを介して、マイナス側導電部材43bに電気的に導通する。
【0065】
電池100が消耗したときは、キャップ部本体51を軸線回りに回転させることにより、キャップ部50全体が光源ユニット30から外れるので、電池100を容易に交換することができる。なお、キャップ部本体51を回転させる際に電池室ケース31を保持し易いように、電池室ケース31には目の粗いローレット部47が太めに形成されている。
【0066】
このようにして、スイッチ操作環64を回転操作したり、キャップ部本体51を回転させたりすると、その際に電池室ケース31に対しても回転力が作用するが、電池室ケース31に連結固定された連結筒36と操作部側のユニット接続口金27とが、位置決めピン38と規制溝28との係合によって回転不能に係合しているので、電池室ケース31は回転しない。
【0067】
そして、仮に電池室ケース31が少し回転したとしても、ユニット接続口金27の雄ネジ部27aと螺合する締め環37の雌ネジ部37aには回転力は全く伝わらないので、操作部2に対する光源ユニット30の連結状態には全く影響しない。
【0068】
なお本発明は、光源ユニット30を内視鏡操作部2に対して着脱自在にしたいわゆる簡易型内視鏡装置以外の内視鏡の照明装置に適用してもよい。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、射出端部側で二つに分離されたライトガイドファイババンドルの入射端部における二つの部分の並び方向と光源ランプのフィラメントの長手方向とを一致させて配置したことにより、光源ランプや反射鏡の取り付け位置がずれても、ライトガイドファイババンドルの二つの部分に入射する照明光束に大きな差ができないので、照明ムラが発生しない。
【0070】
そして、ライトガイドファイババンドルの入射端部における照明光束のスポットの大きさをいたずらに大きくする必要がないので、取り付け位置のずれがないときの照明光の明るさが犠牲にならず、十分に明るい照明を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の内視鏡操作部と光源ユニットとの接続部の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の光源ユニットの電池室部とキャップ部の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態の簡易型内視鏡装置の側面図である。
【図4】本発明の実施の形態の簡易型内視鏡装置の正面図である。
【図5】本発明の実施の形態の内視鏡操作部から光源ユニットが取り外された状態の部分正面図である。
【図6】本発明の実施の形態のライトガイドファイババンドルの入射端面の一例を示す正面図である。
【図7】本発明の実施の形態の照明光の収束状態を示す光線図である。
【図8】本発明の実施の形態の照明光の収束状態を示す光線図である。
【図9】本発明の実施の形態の照明光が収束したスポットとライトガイドファイババンドルの入射端面との関係を示す略示図である。
【図10】本発明の実施の形態の照明光が収束したスポットとライトガイドファイババンドルの入射端面との関係を示す略示図である。
【図11】本発明の実施の形態の照明光が収束したスポットとライトガイドファイババンドルの入射端面との関係を示す略示図である。
【図12】従来のライトガイドファイババンドルの入射端面の一例を示す正面図である。
【図13】従来の照明光が収束したスポットとライトガイドファイババンドルの入射端面との関係を示す略示図である。
【図14】従来の照明光が収束したスポットとライトガイドファイババンドルの入射端面との関係を示す略示図である。
【符号の説明】
9 ライトガイドファイババンドル
32 光源ランプ
32a フィラメント
91 入射端部
91a,91b 二つの部分

Claims (4)

  1. 射出端部側が二つに分離して配置されたライトガイドファイババンドルの入射端部側において、上記二つの部分に連なる光学ファイバをランダムに入り混じらないように隣接して配置し、光源ランプから放射された照明光を上記入射端部に収束させるようにした内視鏡の照明装置において、
    上記光源ランプの発光部にフィラメントを用いると共に、上記入射端部における上記ライトガイドファイババンドルの上記二つの部分の並び方向と上記フィラメントの長手方向とが一致するように配置したことを特徴とする内視鏡の照明装置。
  2. 上記ライトガイドファイババンドルの入射端部が上記内視鏡の操作部に配置されると共に、上記光源ランプが、上記操作部に対して着脱自在な光源ユニットに配置されている請求項1記載の内視鏡の照明装置。
  3. 上記光源ユニットが上記操作部に取り付けられた状態では上記フィラメントの長手方向が上記操作部に対して所定の方向を向くように、上記操作部に対する上記光源ユニットの取り付き方向を規制するための方向規制手段が設けられている請求項2記載の内視鏡の照明装置。
  4. 上記方向規制手段が、上記光源ユニットと上記操作部の一方に設けられた位置決めピンと、その位置決めピンが係合するように他方に設けられた溝とを有している請求項3記載の内視鏡の照明装置。
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