JP2000188972A - マルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置 - Google Patents
マルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置Info
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- JP2000188972A JP2000188972A JP10368648A JP36864898A JP2000188972A JP 2000188972 A JP2000188972 A JP 2000188972A JP 10368648 A JP10368648 A JP 10368648A JP 36864898 A JP36864898 A JP 36864898A JP 2000188972 A JP2000188972 A JP 2000188972A
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- mulching film
- winding drum
- rotating shaft
- stripping
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 マルチングフィルムの巻き取り時に大きな労
力を不要とするとともにダイオキシン類の発生などの環
境悪化をきたす惧れがなく、しかも回収時に土砂類が巻
き込まれることがない剥ぎ取り回収装置を得ることを目
的とする。 【解決手段】 枠体で構成された架台1と、該架台1下
側部の車幅方向両側にあってリヤ方向からフロント方向
に延長して配備された左右一対の車輪支持部材5と、該
車輪支持部材5に回転自在に支持された左右一対の後輪
7及び前輪9と、架台1に回転自在に支承された回転軸
14及び該回転軸に取付けられた巻取りドラム17と、
巻取りドラム17の両端にあって回転軸14とともに回
転する回転軸受13及びリング16と、回転軸を回転さ
せる駆動源とを具備してなり、マルチングフィルム31
が巻き付く際の反力トルクによって自走するように構成
したマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置を基本構成
とする。
力を不要とするとともにダイオキシン類の発生などの環
境悪化をきたす惧れがなく、しかも回収時に土砂類が巻
き込まれることがない剥ぎ取り回収装置を得ることを目
的とする。 【解決手段】 枠体で構成された架台1と、該架台1下
側部の車幅方向両側にあってリヤ方向からフロント方向
に延長して配備された左右一対の車輪支持部材5と、該
車輪支持部材5に回転自在に支持された左右一対の後輪
7及び前輪9と、架台1に回転自在に支承された回転軸
14及び該回転軸に取付けられた巻取りドラム17と、
巻取りドラム17の両端にあって回転軸14とともに回
転する回転軸受13及びリング16と、回転軸を回転さ
せる駆動源とを具備してなり、マルチングフィルム31
が巻き付く際の反力トルクによって自走するように構成
したマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置を基本構成
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチングフィルム
の剥ぎ取り回収装置に関し、特には圃場に敷設したマル
チングフィルムを剥ぎ取ってロール状に回収するための
新規な装置に関するものである。
の剥ぎ取り回収装置に関し、特には圃場に敷設したマル
チングフィルムを剥ぎ取ってロール状に回収するための
新規な装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マルチングとは圃場等の土壌表面を藁と
かプラスチックフィルムを用いて覆う処理手段を指して
おり、このマルチング処理を行うことによって野菜等の
作物栽培における水分の蒸発を抑制するとともに雑草の
繁殖を抑え、かつ、土壌の消毒作用を高め、土の跳上り
を防止することができる。特に作物の植え付けから活着
までに乾燥とか雑草の繁殖に起因して枯損してしまうこ
とがあるため、このような枯損を防止するために上記マ
ルチング処理が行われている。
かプラスチックフィルムを用いて覆う処理手段を指して
おり、このマルチング処理を行うことによって野菜等の
作物栽培における水分の蒸発を抑制するとともに雑草の
繁殖を抑え、かつ、土壌の消毒作用を高め、土の跳上り
を防止することができる。特に作物の植え付けから活着
までに乾燥とか雑草の繁殖に起因して枯損してしまうこ
とがあるため、このような枯損を防止するために上記マ
ルチング処理が行われている。
【0003】従来のマルチング処理の一例として、作物
の周辺の土壌表面にロールから巻き出したマルチングフ
ィルムを一面に敷きつめて固定する方法が知られてい
る。尚、他の方法として藁とかスギ,ヒノキ等の間伐木
材とか樹皮を適宜の長さに切断してから粉砕処理してチ
ップとし、これら藁とかチップを紙袋とか不織布等に袋
詰めして土壌に敷きつめるようにして被覆する手段も知
られているが、圃場等の場合には作業効率の面からポリ
エチレンなどのマルチングフィルムを使用するのが通例
である。
の周辺の土壌表面にロールから巻き出したマルチングフ
ィルムを一面に敷きつめて固定する方法が知られてい
る。尚、他の方法として藁とかスギ,ヒノキ等の間伐木
材とか樹皮を適宜の長さに切断してから粉砕処理してチ
ップとし、これら藁とかチップを紙袋とか不織布等に袋
詰めして土壌に敷きつめるようにして被覆する手段も知
られているが、圃場等の場合には作業効率の面からポリ
エチレンなどのマルチングフィルムを使用するのが通例
である。
【0004】このようなマルチング処理を行うことによ
って表土の流出防止作用と土壌からの水分の蒸発抑制作
用、雑草抑制作用、土壌の消毒作用、土の跳上り防止作
用が得られ、乾燥及び雑草の繁殖に起因する作物の枯損
を防止することができる。
って表土の流出防止作用と土壌からの水分の蒸発抑制作
用、雑草抑制作用、土壌の消毒作用、土の跳上り防止作
用が得られ、乾燥及び雑草の繁殖に起因する作物の枯損
を防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記ロールから巻き出
したマルチングフィルムによるマルチング処理は、使用
後のマルチングフィルムの処理が問題となる。従来は現
場での手作業による巻き取りとか野焼き処理が主として
実施されているが、手作業による巻き取りは処理に多く
の労力を必要とし、他方の野焼き処理はポリエチレンな
どのプラスチックからダイオキシン類が発生する惧れが
あり、周辺の環境の悪化をきたすという課題がある。
したマルチングフィルムによるマルチング処理は、使用
後のマルチングフィルムの処理が問題となる。従来は現
場での手作業による巻き取りとか野焼き処理が主として
実施されているが、手作業による巻き取りは処理に多く
の労力を必要とし、他方の野焼き処理はポリエチレンな
どのプラスチックからダイオキシン類が発生する惧れが
あり、周辺の環境の悪化をきたすという課題がある。
【0006】更に通常土壌表面をロールから巻き出した
マルチングフィルムを用いて覆う際に、風等によって該
マルチングフィルムが吹き飛ばされないようにするた
め、マルチングフィルムの上面に適量の土砂類をかける
のが普通であるため、手作業による巻き取り回収時に土
砂類が該マルチングフィルム内に巻き込まれてしまい、
回収物の重量が増大するという問題があり、又、マルチ
ングフィルムの内側に多量の水滴が付着するため、手作
業による巻き取り回収作業は重労働になりやすいという
問題点もある。
マルチングフィルムを用いて覆う際に、風等によって該
マルチングフィルムが吹き飛ばされないようにするた
め、マルチングフィルムの上面に適量の土砂類をかける
のが普通であるため、手作業による巻き取り回収時に土
砂類が該マルチングフィルム内に巻き込まれてしまい、
回収物の重量が増大するという問題があり、又、マルチ
ングフィルムの内側に多量の水滴が付着するため、手作
業による巻き取り回収作業は重労働になりやすいという
問題点もある。
【0007】そこで本発明はこのような従来のマルチン
グ処理が有している課題を解消して、マルチングフィル
ムの巻き取り処理に大きな労力を不要とし、ダイオキシ
ン類の発生などの環境悪化をきたす惧れがなく、しかも
回収時に土砂類がマルチングフィルム内に巻き込まれる
ことがない剥ぎ取り回収装置を得ることを目的とするも
のである。
グ処理が有している課題を解消して、マルチングフィル
ムの巻き取り処理に大きな労力を不要とし、ダイオキシ
ン類の発生などの環境悪化をきたす惧れがなく、しかも
回収時に土砂類がマルチングフィルム内に巻き込まれる
ことがない剥ぎ取り回収装置を得ることを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、土壌表面を覆っているマルチングフィルム
を回転軸に巻装した巻取りドラム上に順次ロール状に巻
き付けるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置におい
て、巻取りドラムとして平板状に展開可能なものを回転
軸に巻装して使用するマルチングフィルムの剥ぎ取り回
収装置を基本として提供する。そして、マルチングフィ
ルムの巻き取り終了後に回転軸から取り外した際に、巻
取りドラムの断面積が縮小する構成、巻取りドラムの断
面積が縮小してロール状のマルチングフィルムから抜き
取り可能となるようにした構成、巻取りドラムとして平
板状に展開可能なものを間隙を残して回転軸に巻装して
使用することにより、マルチングフィルムの巻き取り終
了後に回転軸から取り外した際に、巻取りドラムが前記
間隙から内方に折り込まれるようにした構成、マルチン
グフィルムの巻き取り終了後に回転軸から取り外した際
に、巻取りドラムが前記間隙から内方に折り込まれてロ
ール状のマルチングフィルムから抜き取り可能となるよ
うにした構成、巻取りドラムは平板状に展開可能な断面
略多角形の形状を有する構成、及び巻取りドラムは所定
枚数の小片を連結してなる構成を提供する。
するために、土壌表面を覆っているマルチングフィルム
を回転軸に巻装した巻取りドラム上に順次ロール状に巻
き付けるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置におい
て、巻取りドラムとして平板状に展開可能なものを回転
軸に巻装して使用するマルチングフィルムの剥ぎ取り回
収装置を基本として提供する。そして、マルチングフィ
ルムの巻き取り終了後に回転軸から取り外した際に、巻
取りドラムの断面積が縮小する構成、巻取りドラムの断
面積が縮小してロール状のマルチングフィルムから抜き
取り可能となるようにした構成、巻取りドラムとして平
板状に展開可能なものを間隙を残して回転軸に巻装して
使用することにより、マルチングフィルムの巻き取り終
了後に回転軸から取り外した際に、巻取りドラムが前記
間隙から内方に折り込まれるようにした構成、マルチン
グフィルムの巻き取り終了後に回転軸から取り外した際
に、巻取りドラムが前記間隙から内方に折り込まれてロ
ール状のマルチングフィルムから抜き取り可能となるよ
うにした構成、巻取りドラムは平板状に展開可能な断面
略多角形の形状を有する構成、及び巻取りドラムは所定
枚数の小片を連結してなる構成を提供する。
【0009】更に、巻取りドラムにマルチングフィルム
が巻き付く際の反力トルクによって自走するように構成
したマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置、マルチン
グフィルムを一度巻取りドラムより上方の位置に搬送
し、その後巻取りドラムの回転により下向きに引っ張っ
て巻き取るマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置を提
供する。
が巻き付く際の反力トルクによって自走するように構成
したマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置、マルチン
グフィルムを一度巻取りドラムより上方の位置に搬送
し、その後巻取りドラムの回転により下向きに引っ張っ
て巻き取るマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置を提
供する。
【0010】また、枠体で構成された架台と、該架台下
側部の車幅方向両側にあってリヤ方向からフロント方向
に延長して配備された左右一対の車輪支持部材と、該車
輪支持部材に回転自在に支持された左右一対の後輪及び
前輪と、前記架台に回転自在に支承された回転軸及び該
回転軸に取付けられた巻取りドラムと、巻取りドラムの
両端にあって回転軸とともに回転する回転軸受及びリン
グと、回転軸を回転させる駆動源とを具備してなり、土
壌表面を覆っているマルチングフィルムを順次巻取りド
ラム上にロール状に巻き付けるとともに、マルチングフ
ィルムが巻き付く際の反力トルクによって後輪と前輪が
回転して自走するように構成したマルチングフィルムの
剥ぎ取り回収装置を提供する。
側部の車幅方向両側にあってリヤ方向からフロント方向
に延長して配備された左右一対の車輪支持部材と、該車
輪支持部材に回転自在に支持された左右一対の後輪及び
前輪と、前記架台に回転自在に支承された回転軸及び該
回転軸に取付けられた巻取りドラムと、巻取りドラムの
両端にあって回転軸とともに回転する回転軸受及びリン
グと、回転軸を回転させる駆動源とを具備してなり、土
壌表面を覆っているマルチングフィルムを順次巻取りド
ラム上にロール状に巻き付けるとともに、マルチングフ
ィルムが巻き付く際の反力トルクによって後輪と前輪が
回転して自走するように構成したマルチングフィルムの
剥ぎ取り回収装置を提供する。
【0011】上記回転軸と駆動源とを、ハンドル操作に
より連結及び連結解除するようにし、回転軸の他方側の
端部を架台に支持された軸受に嵌合するとともに、作動
杆の操作により軸受と回転軸を嵌合及び嵌合解除する。
また、リングを回転軸受を介して回転軸にロックし、該
リングに枢支したロックピンの操作により、リングと回
転軸受及び回転軸間のロックとロック解除を行う。
より連結及び連結解除するようにし、回転軸の他方側の
端部を架台に支持された軸受に嵌合するとともに、作動
杆の操作により軸受と回転軸を嵌合及び嵌合解除する。
また、リングを回転軸受を介して回転軸にロックし、該
リングに枢支したロックピンの操作により、リングと回
転軸受及び回転軸間のロックとロック解除を行う。
【0012】巻取りドラムは、金属片の複数枚を蝶番を
用いて連結し、一部分に間隙を設けた断面が略多角形の
筒状の構成として該巻取りドラムの太さを適宜に調節可
能としてある。
用いて連結し、一部分に間隙を設けた断面が略多角形の
筒状の構成として該巻取りドラムの太さを適宜に調節可
能としてある。
【0013】更に架台上の車幅方向両端部に左右一対の
支柱を立設し、該支柱の上端部に、駆動源からの駆動力
を受けて回転することにより巻き取られるマルチングフ
ィルムの表面に付着している土砂等の付着物を落とすバ
イブレータを取付けてある。このバイブレータは、両端
部が軸受により軸支された支持杆と、この支持杆に結合
杆を介して連結された複数本の支杆とから構成し、支持
杆及び支杆の回転に伴う振動によって付着物を落とす。
支柱を立設し、該支柱の上端部に、駆動源からの駆動力
を受けて回転することにより巻き取られるマルチングフ
ィルムの表面に付着している土砂等の付着物を落とすバ
イブレータを取付けてある。このバイブレータは、両端
部が軸受により軸支された支持杆と、この支持杆に結合
杆を介して連結された複数本の支杆とから構成し、支持
杆及び支杆の回転に伴う振動によって付着物を落とす。
【0014】支柱の上方中途部に、マルチングフィルム
を巻取りドラムに巻き取る際のガイド機能と、該マルチ
ングフィルムの幅員を規制する機能を持つガイドバーを
固定してある。
を巻取りドラムに巻き取る際のガイド機能と、該マルチ
ングフィルムの幅員を規制する機能を持つガイドバーを
固定してある。
【0015】かかるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収
装置によれば、作業員の手操作により土壌表面からマル
チングフィルムの端末部を掴んでガイドバー間に通し、
バイブレータが配備されている場合には該バイブレータ
の上方を通してから巻取りドラムに導いて部分的に巻き
つけ、駆動源を起動する。すると駆動源の回転駆動力が
回転軸に伝達され、該回転軸と回転軸受及びリングが同
時に回転する。これによってマルチングフィルムの幅員
がガイドバーによって規制され、同時に駆動源によって
バイブレータが回転駆動し、回転に伴う振動によってマ
ルチングフィルムの表面に付着している土砂等の付着物
が落下した後、巻取りドラム上に順次ロール状に巻き付
けられる。
装置によれば、作業員の手操作により土壌表面からマル
チングフィルムの端末部を掴んでガイドバー間に通し、
バイブレータが配備されている場合には該バイブレータ
の上方を通してから巻取りドラムに導いて部分的に巻き
つけ、駆動源を起動する。すると駆動源の回転駆動力が
回転軸に伝達され、該回転軸と回転軸受及びリングが同
時に回転する。これによってマルチングフィルムの幅員
がガイドバーによって規制され、同時に駆動源によって
バイブレータが回転駆動し、回転に伴う振動によってマ
ルチングフィルムの表面に付着している土砂等の付着物
が落下した後、巻取りドラム上に順次ロール状に巻き付
けられる。
【0016】そしてマルチングフィルムが巻取りドラム
上にロール状に巻き付く際の反力トルクによって車輪支
持部材に回転自在に支持された左右一対の後輪と前輪が
回転を開始し、剥ぎ取り回収装置自体がマルチングフィ
ルムに沿って自走する。この剥ぎ取り回収装置の自走に
よって敷設されたマルチングフィルムの端末部まで達し
た際には自動的に自走の状態も停止する。そこで作業員
のハンドル操作により装置の旋回を行い、同様な操作を
繰り返してマルチングフィルムの巻取りドラムへの巻き
付け作用が行われる。
上にロール状に巻き付く際の反力トルクによって車輪支
持部材に回転自在に支持された左右一対の後輪と前輪が
回転を開始し、剥ぎ取り回収装置自体がマルチングフィ
ルムに沿って自走する。この剥ぎ取り回収装置の自走に
よって敷設されたマルチングフィルムの端末部まで達し
た際には自動的に自走の状態も停止する。そこで作業員
のハンドル操作により装置の旋回を行い、同様な操作を
繰り返してマルチングフィルムの巻取りドラムへの巻き
付け作用が行われる。
【0017】一定量のマルチングフィルムを巻取りドラ
ムへ巻き付けた後、架台の側部に支持された軸受を外方
に開いて該軸受に嵌合されている回転軸の端部の嵌合状
態を解除して他方側のリングと回転軸受を取り外し、更
にハンドル操作によって一方側のリングと回転軸受及び
回転軸間のロックを解除して回転軸の一方側の端部の嵌
合状態を解除して一方側のリングと回転軸受を取り外
す。更に巻取りドラムの内側から回転軸を抜き取った
後、巻取りドラムの蝶番の曲折度合と間隙の変更によっ
て該巻取りドラム自体の断面積が縮小して、前記間隙か
ら内方に折り込まれるようになってロール状のマルチン
グフィルムから抜き取り可能となるため、マルチングフ
ィルムの内方から巻取りドラムを取り出すことにより、
ロール状のマルチングフィルムのみが得られる。
ムへ巻き付けた後、架台の側部に支持された軸受を外方
に開いて該軸受に嵌合されている回転軸の端部の嵌合状
態を解除して他方側のリングと回転軸受を取り外し、更
にハンドル操作によって一方側のリングと回転軸受及び
回転軸間のロックを解除して回転軸の一方側の端部の嵌
合状態を解除して一方側のリングと回転軸受を取り外
す。更に巻取りドラムの内側から回転軸を抜き取った
後、巻取りドラムの蝶番の曲折度合と間隙の変更によっ
て該巻取りドラム自体の断面積が縮小して、前記間隙か
ら内方に折り込まれるようになってロール状のマルチン
グフィルムから抜き取り可能となるため、マルチングフ
ィルムの内方から巻取りドラムを取り出すことにより、
ロール状のマルチングフィルムのみが得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明にかか
るマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置の実施の形態
例を説明する。図1は本発明を適用した剥ぎ取り回収装
置の側面図、図2は同正面図であり、図中の1は上下左
右及び前後に空間部を有する直方体状の枠体で構成され
た架台であって、この架台1のフロントF方向下側部に
左右一対のシリンダ2,2が固着されている。このシリ
ンダ2,2は車幅方向中央の固着部2aにて固着されて
おり、各シリンダ2,2内にロッド3,3が左右方向へ
摺動自在に挿通されている。
るマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置の実施の形態
例を説明する。図1は本発明を適用した剥ぎ取り回収装
置の側面図、図2は同正面図であり、図中の1は上下左
右及び前後に空間部を有する直方体状の枠体で構成され
た架台であって、この架台1のフロントF方向下側部に
左右一対のシリンダ2,2が固着されている。このシリ
ンダ2,2は車幅方向中央の固着部2aにて固着されて
おり、各シリンダ2,2内にロッド3,3が左右方向へ
摺動自在に挿通されている。
【0019】架台1のリヤR方向下側部には同様に左右
一対のシリンダ4,4が固着されていて、このシリンダ
4,4の車幅方向中央が固着部(図示せず)にて固着さ
れており、該シリンダ4,4内にもロッド3,3と同様
なロッドが左右方向へ摺動自在に挿通されている。
一対のシリンダ4,4が固着されていて、このシリンダ
4,4の車幅方向中央が固着部(図示せず)にて固着さ
れており、該シリンダ4,4内にもロッド3,3と同様
なロッドが左右方向へ摺動自在に挿通されている。
【0020】フロントF側のシリンダ2,2内に挿通さ
れたロッド3,3の車幅方向先端部に左右一対の車輪支
持部材5,5が固着されており、リヤR側のシリンダ
4,4内に挿通されたロッドの車幅方向先端部にも同様
に車輪支持部材5,5が固着されている。この車輪支持
部材5は架台1のリヤR側からフロントF方向に向けて
下方に傾斜した状態で長く延長していて、リヤR側の下
方部位に固着された車軸6により左右一対の後輪7,7
が回転自在に支持され、フロントF側の下方部位に固着
された車軸8により左右一対の前輪9,9が回転自在に
支持されている(図2では前輪9,9の図示は省略)。
れたロッド3,3の車幅方向先端部に左右一対の車輪支
持部材5,5が固着されており、リヤR側のシリンダ
4,4内に挿通されたロッドの車幅方向先端部にも同様
に車輪支持部材5,5が固着されている。この車輪支持
部材5は架台1のリヤR側からフロントF方向に向けて
下方に傾斜した状態で長く延長していて、リヤR側の下
方部位に固着された車軸6により左右一対の後輪7,7
が回転自在に支持され、フロントF側の下方部位に固着
された車軸8により左右一対の前輪9,9が回転自在に
支持されている(図2では前輪9,9の図示は省略)。
【0021】このようにシリンダ2,2内に挿通された
ロッド3,3と、シリンダ4,4内に挿通されたロッド
の車幅方向先端部に車輪支持部材5,5が固着されてい
ることにより、左右一対の後輪7,7と前輪9,9の車
幅方向の長さは自在に調整可能となる。
ロッド3,3と、シリンダ4,4内に挿通されたロッド
の車幅方向先端部に車輪支持部材5,5が固着されてい
ることにより、左右一対の後輪7,7と前輪9,9の車
幅方向の長さは自在に調整可能となる。
【0022】図1,図2に示したように架台1のリヤR
側端面に作業員が把持して旋回等の操作を行うハンドル
1a,1aが取付けられ、架台1の上側部にエンジン支
持部材10が取付けられている。該エンジン支持部材1
0の上部に駆動源としてのエンジン11と減速機11a
が配備されている。13,13は回転軸受であり、14
は回転軸受13,13に回転自在に支承された回転軸で
ある。前記エンジン11の回転を受ける減速機11aの
駆動力伝達軸11bは、回転軸14の一方側に穿設され
た係合孔14aに脱着可能に嵌合されている。
側端面に作業員が把持して旋回等の操作を行うハンドル
1a,1aが取付けられ、架台1の上側部にエンジン支
持部材10が取付けられている。該エンジン支持部材1
0の上部に駆動源としてのエンジン11と減速機11a
が配備されている。13,13は回転軸受であり、14
は回転軸受13,13に回転自在に支承された回転軸で
ある。前記エンジン11の回転を受ける減速機11aの
駆動力伝達軸11bは、回転軸14の一方側に穿設され
た係合孔14aに脱着可能に嵌合されている。
【0023】回転軸14の他方側の端部は、架台1の側
部に支持された軸受15に嵌合されている。この軸受1
5は作動杆15aを把持して外方に開くことにより、回
転軸14との嵌合状態が解除されるようになっている。
部に支持された軸受15に嵌合されている。この軸受1
5は作動杆15aを把持して外方に開くことにより、回
転軸14との嵌合状態が解除されるようになっている。
【0024】16,16は回転軸受13,13を介して
回転軸14にロックされて同時に回転するリングであ
り、17はリング16,16間の回転軸14上に取付け
られた巻取りドラムである。図3,図4に示したように
リング16,16にはロックピン18,18が枢支され
ていて、このロックピン18,18に固定されたハンド
ル19,19をA方向に操作することにより、リング1
6,16と回転軸受13,13及び回転軸14間のロッ
クとロック解除が行われる。
回転軸14にロックされて同時に回転するリングであ
り、17はリング16,16間の回転軸14上に取付け
られた巻取りドラムである。図3,図4に示したように
リング16,16にはロックピン18,18が枢支され
ていて、このロックピン18,18に固定されたハンド
ル19,19をA方向に操作することにより、リング1
6,16と回転軸受13,13及び回転軸14間のロッ
クとロック解除が行われる。
【0025】巻取りドラム17は平板状に展開可能なも
の、例えば所定枚数の小片を連結して断面略多角形の形
状としたもの、具体的には図5,図6に示すようにアル
ミ等でなる金属片20,20の複数枚を蝶番21,21
を用いて連結し、一部分に間隙22を設けた断面が略多
角形の構成となっている。従って蝶番21,21により
巻取りドラム17が筒状に曲折可能であるとともに間隙
22の存在に伴って巻取りドラム17自体の断面積を適
宜に調節することが可能となっている。
の、例えば所定枚数の小片を連結して断面略多角形の形
状としたもの、具体的には図5,図6に示すようにアル
ミ等でなる金属片20,20の複数枚を蝶番21,21
を用いて連結し、一部分に間隙22を設けた断面が略多
角形の構成となっている。従って蝶番21,21により
巻取りドラム17が筒状に曲折可能であるとともに間隙
22の存在に伴って巻取りドラム17自体の断面積を適
宜に調節することが可能となっている。
【0026】図1,図2に示す23,23は架台1上の
車幅方向両端部に立設された左右一対の支柱であり、該
支柱23,23の上端部に配置された軸受24,24間
にバイブレータ25の支持杆25aの両端部が軸支され
ている。バイブレータ25は支持杆25aと支杆25
b,25c及びこれら支持杆25a、支杆25b,25
cを連結する結合杆25d,25dとから構成されてお
り、回転に伴う振動によって巻き取られるマルチングフ
ィルムの表面に付着している土砂等の付着物を落とす機
能を有している。
車幅方向両端部に立設された左右一対の支柱であり、該
支柱23,23の上端部に配置された軸受24,24間
にバイブレータ25の支持杆25aの両端部が軸支され
ている。バイブレータ25は支持杆25aと支杆25
b,25c及びこれら支持杆25a、支杆25b,25
cを連結する結合杆25d,25dとから構成されてお
り、回転に伴う振動によって巻き取られるマルチングフ
ィルムの表面に付着している土砂等の付着物を落とす機
能を有している。
【0027】バイブレータ25の駆動系について説明す
ると、前記減速機11aの駆動力伝達軸11bに大径の
ギヤ26が固定され、このギヤ26とチェーン26aを
介して連結された小径のギヤ27と、該ギヤ27と一体
に回動するスプロケット27aを設け、このスプロケッ
ト27aと前記支持杆25aの一端に固定されたスプロ
ケット28間にチェーン29が掛け渡されている。従っ
てエンジン11の回転力によってバイブレータ25を回
転駆動することができる。
ると、前記減速機11aの駆動力伝達軸11bに大径の
ギヤ26が固定され、このギヤ26とチェーン26aを
介して連結された小径のギヤ27と、該ギヤ27と一体
に回動するスプロケット27aを設け、このスプロケッ
ト27aと前記支持杆25aの一端に固定されたスプロ
ケット28間にチェーン29が掛け渡されている。従っ
てエンジン11の回転力によってバイブレータ25を回
転駆動することができる。
【0028】30,30は支柱23,23の上方中途部
に固定されたガイドバーであり、このガイドバー30,
30は土壌表面に敷きつめられたマルチングフィルムを
巻取りドラム17に巻き取る際のガイドとなり、かつ、
該マルチングフィルムの幅員を規制する機能を有してい
る。
に固定されたガイドバーであり、このガイドバー30,
30は土壌表面に敷きつめられたマルチングフィルムを
巻取りドラム17に巻き取る際のガイドとなり、かつ、
該マルチングフィルムの幅員を規制する機能を有してい
る。
【0029】かかる構成を有するマルチングフィルムの
剥ぎ取り回収装置の動作態様を以下に説明する。前記し
たように圃場等の土壌表面をロールから巻き出されたプ
ラスチックでなるマルチングフィルムにより覆って作物
栽培における水分の蒸発の抑制と雑草の繁殖を抑え、消
毒作用と植付時の活着作用を高めて野菜等の作物の栽培
を行う。そして作物の収穫後に本発明にかかる剥ぎ取り
回収装置をマルチングフィルムの端末部にセットする。
剥ぎ取り回収装置の動作態様を以下に説明する。前記し
たように圃場等の土壌表面をロールから巻き出されたプ
ラスチックでなるマルチングフィルムにより覆って作物
栽培における水分の蒸発の抑制と雑草の繁殖を抑え、消
毒作用と植付時の活着作用を高めて野菜等の作物の栽培
を行う。そして作物の収穫後に本発明にかかる剥ぎ取り
回収装置をマルチングフィルムの端末部にセットする。
【0030】予め剥ぎ取り回収装置の回転軸14上に、
蝶番21,21により略多角形の筒状に曲折した巻取り
ドラム17を装着し、ハンドル19,19の操作によっ
てロックピン18,18を用いて回転軸14と回転軸受
13,13及びリング16,16をロックする。これに
よって回転軸14、回転軸受13,13、リング16,
16、巻取りドラム17等は図1,図2に示した状態に
組み付けられ、エンジン11の回転駆動力がスムーズに
回転軸14に伝達される。
蝶番21,21により略多角形の筒状に曲折した巻取り
ドラム17を装着し、ハンドル19,19の操作によっ
てロックピン18,18を用いて回転軸14と回転軸受
13,13及びリング16,16をロックする。これに
よって回転軸14、回転軸受13,13、リング16,
16、巻取りドラム17等は図1,図2に示した状態に
組み付けられ、エンジン11の回転駆動力がスムーズに
回転軸14に伝達される。
【0031】先ず準備作業として、作業員の手操作によ
り土壌表面からマルチングフィルムの端末部を掴んで、
図1の破線Bに示すように該マルチングフィルム31を
ガイドバー30,30間に通し、更にバイブレータ25
の上方を通してから巻取りドラム17まで導き、このマ
ルチングフィルム31の端末部を巻取りドラム17に部
分的に巻きつける。
り土壌表面からマルチングフィルムの端末部を掴んで、
図1の破線Bに示すように該マルチングフィルム31を
ガイドバー30,30間に通し、更にバイブレータ25
の上方を通してから巻取りドラム17まで導き、このマ
ルチングフィルム31の端末部を巻取りドラム17に部
分的に巻きつける。
【0032】この準備作業が終了した後にエンジン支持
部材10の上部に配備されたエンジン11を起動する。
すると該エンジン11の回転駆動力が減速機11aから
回転軸14に伝達されて、該回転軸14と回転軸受1
3,13及びリング16,16が同時に回転する。これ
によって先ずマルチングフィルム31の幅員がガイドバ
ー30,30によってリング16,16間の長さと略同
一の長さに規制され、同時にエンジン11の回転駆動力
がギヤ26からチェーン26a、ギヤ27、スプロケッ
ト27a、チェーン29を介してスプロケット28に伝
えられて、軸受24に軸支された支持杆25aが回転す
る。支持杆25aの回転は結合杆25d,25dを介し
て支杆25b,25cに伝えられてバイブレータ25が
回転駆動する。
部材10の上部に配備されたエンジン11を起動する。
すると該エンジン11の回転駆動力が減速機11aから
回転軸14に伝達されて、該回転軸14と回転軸受1
3,13及びリング16,16が同時に回転する。これ
によって先ずマルチングフィルム31の幅員がガイドバ
ー30,30によってリング16,16間の長さと略同
一の長さに規制され、同時にエンジン11の回転駆動力
がギヤ26からチェーン26a、ギヤ27、スプロケッ
ト27a、チェーン29を介してスプロケット28に伝
えられて、軸受24に軸支された支持杆25aが回転す
る。支持杆25aの回転は結合杆25d,25dを介し
て支杆25b,25cに伝えられてバイブレータ25が
回転駆動する。
【0033】このバイブレータ25の回転に伴う振動に
よってマルチングフィルム31の表面に付着している土
砂等の付着物が落下した後に該マルチングフィルム31
が巻取りドラム17上に順次ロール状に巻き付く。前記
したように通常土壌表面にロールから巻き出されたマル
チングフィルム31を覆う際に、風等によって該マルチ
ングフィルム31が吹き飛ばされないように上面に適量
の土砂類をかけるのが普通であるため、マルチングフィ
ルム31の回収時に土砂類が該マルチングフィルム31
内に巻き込まれることが考えられるが、バイブレータ2
5の回転に伴う振動によって土砂類をマルチングフィル
ム31から確実に落とすことができる。
よってマルチングフィルム31の表面に付着している土
砂等の付着物が落下した後に該マルチングフィルム31
が巻取りドラム17上に順次ロール状に巻き付く。前記
したように通常土壌表面にロールから巻き出されたマル
チングフィルム31を覆う際に、風等によって該マルチ
ングフィルム31が吹き飛ばされないように上面に適量
の土砂類をかけるのが普通であるため、マルチングフィ
ルム31の回収時に土砂類が該マルチングフィルム31
内に巻き込まれることが考えられるが、バイブレータ2
5の回転に伴う振動によって土砂類をマルチングフィル
ム31から確実に落とすことができる。
【0034】このようにマルチングフィルム31が巻取
りドラム17上にロール状に巻き付く際の反力トルクに
より、車輪支持部材5,5に回転自在に支持された左右
一対の後輪7,7と前輪9,9が回転を開始し、その結
果剥ぎ取り回収装置自体がマルチングフィルム31に沿
って自走する。つまり後輪7,7と前輪9,9に何等の
駆動源が連結されていなくても、マルチングフィルム3
1が巻取りドラム17上に巻き付く時の反力トルクだけ
で装置自体を自走させることができる。
りドラム17上にロール状に巻き付く際の反力トルクに
より、車輪支持部材5,5に回転自在に支持された左右
一対の後輪7,7と前輪9,9が回転を開始し、その結
果剥ぎ取り回収装置自体がマルチングフィルム31に沿
って自走する。つまり後輪7,7と前輪9,9に何等の
駆動源が連結されていなくても、マルチングフィルム3
1が巻取りドラム17上に巻き付く時の反力トルクだけ
で装置自体を自走させることができる。
【0035】剥ぎ取り回収装置の自走により、土壌表面
に敷設されたマルチングフィルム31の端末部まで達し
た際には、マルチングフィルム31が巻き付く際の反力
トルクがなくなるので、自動的に自走の状態も停止す
る。そこで作業員が架台1のリヤR側端面に取付けられ
たハンドル1a,1aを把持して剥ぎ取り回収装置の旋
回操作を行い、同様な操作を再度行ってマルチングフィ
ルム31の巻取りドラム17への巻き付け操作を繰り返
す。
に敷設されたマルチングフィルム31の端末部まで達し
た際には、マルチングフィルム31が巻き付く際の反力
トルクがなくなるので、自動的に自走の状態も停止す
る。そこで作業員が架台1のリヤR側端面に取付けられ
たハンドル1a,1aを把持して剥ぎ取り回収装置の旋
回操作を行い、同様な操作を再度行ってマルチングフィ
ルム31の巻取りドラム17への巻き付け操作を繰り返
す。
【0036】操作時のマルチングフィルム31の形状と
か大きさに応じてシリンダ2,2内に挿通されたロッド
3,3と、シリンダ4,4内に挿通されたロッドを車幅
方向に伸縮させて各ロッドの先端部に固着されている車
輪支持部材5,5の位置を変化させることにより、後輪
7,7と前輪9,9の車幅方向の長さを自在に調整する
ことができる。
か大きさに応じてシリンダ2,2内に挿通されたロッド
3,3と、シリンダ4,4内に挿通されたロッドを車幅
方向に伸縮させて各ロッドの先端部に固着されている車
輪支持部材5,5の位置を変化させることにより、後輪
7,7と前輪9,9の車幅方向の長さを自在に調整する
ことができる。
【0037】このようにして一定量のマルチングフィル
ム31を巻取りドラム17へ巻き付けた後、ロール状の
マルチングフィルム31の回収作業を行う。この回収作
業は先ず架台1の側部に支持された軸受15の作動杆1
5aを外方に開くことにより、この軸受15に嵌合され
ている回転軸14の他方側の端部の嵌合状態を解除する
とともに、回転軸14の一方側の端部の嵌合状態を解除
することにより、ロール状に巻き取られたマルチングフ
ィルム31をリング16,16と巻取りドラム17及び
回転軸14と一体として架台1から地面に降ろす。
ム31を巻取りドラム17へ巻き付けた後、ロール状の
マルチングフィルム31の回収作業を行う。この回収作
業は先ず架台1の側部に支持された軸受15の作動杆1
5aを外方に開くことにより、この軸受15に嵌合され
ている回転軸14の他方側の端部の嵌合状態を解除する
とともに、回転軸14の一方側の端部の嵌合状態を解除
することにより、ロール状に巻き取られたマルチングフ
ィルム31をリング16,16と巻取りドラム17及び
回転軸14と一体として架台1から地面に降ろす。
【0038】次にハンドル19,19をA方向に操作す
ることによって、ロックピン18,18を解除して、左
右両側のリング16,16を取り外す。その後に巻取り
ドラム17の内側から回転軸14を抜き取る。この操作
によって剥ぎ取り回収装置から巻取りドラム17と、該
巻取りドラム17に巻き付けられたマルチングフィルム
31だけが残ることとなる。
ることによって、ロックピン18,18を解除して、左
右両側のリング16,16を取り外す。その後に巻取り
ドラム17の内側から回転軸14を抜き取る。この操作
によって剥ぎ取り回収装置から巻取りドラム17と、該
巻取りドラム17に巻き付けられたマルチングフィルム
31だけが残ることとなる。
【0039】次にマルチングフィルム31内に残ってい
る巻取りドラム17の取り出し作業を行う。巻取りドラ
ム17は平板状に展開可能なもの、例えば所定枚数の小
片を連結して断面略多角形の形状としたもの、具体的に
は金属片20,20の複数枚を蝶番21,21を用いて
連結し、一部分に間隙22を設けた断面が略多角形の構
成を有していて、蝶番21,21により筒状に曲折して
形成されているため、蝶番21,21の曲折度合と間隙
22の変更によって金属片20,20が巻き取り終了後
に回転軸14から取り外した際に内方に折り込まれるた
め、巻取りドラム17自体の太さ、即ち断面積を小さく
することが可能であり、マルチングフィルム31の内方
から巻取りドラム17を容易に抜き取ることができる。
従って作業終了時には、ロール状のマルチングフィルム
31のみが得られる。
る巻取りドラム17の取り出し作業を行う。巻取りドラ
ム17は平板状に展開可能なもの、例えば所定枚数の小
片を連結して断面略多角形の形状としたもの、具体的に
は金属片20,20の複数枚を蝶番21,21を用いて
連結し、一部分に間隙22を設けた断面が略多角形の構
成を有していて、蝶番21,21により筒状に曲折して
形成されているため、蝶番21,21の曲折度合と間隙
22の変更によって金属片20,20が巻き取り終了後
に回転軸14から取り外した際に内方に折り込まれるた
め、巻取りドラム17自体の太さ、即ち断面積を小さく
することが可能であり、マルチングフィルム31の内方
から巻取りドラム17を容易に抜き取ることができる。
従って作業終了時には、ロール状のマルチングフィルム
31のみが得られる。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置によれば、
作業に際して作業員の手操作により土壌表面からマルチ
ングフィルムの端末部を掴んでガイドバー間に通し、バ
イブレータが配備されている場合には該バイブレータの
上方を通してから巻取りドラムに導いて部分的に巻きつ
け、駆動源を起動するという操作を行うだけで、剥ぎ取
り回収装置が自走しながらマルチングフィルムを巻取り
ドラム上に順次ロール状に巻き付けることができる。ま
た、バイブレータを配備したことにより、該バイブレー
タの回転に伴う振動によってマルチングフィルムの表面
に付着している土砂等の付着物を落してから巻取りドラ
ム上に巻き付けることができるので、土砂類がマルチン
グフィルム内に巻き込まれることに起因する回収物の重
量増大は生じない。
かるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置によれば、
作業に際して作業員の手操作により土壌表面からマルチ
ングフィルムの端末部を掴んでガイドバー間に通し、バ
イブレータが配備されている場合には該バイブレータの
上方を通してから巻取りドラムに導いて部分的に巻きつ
け、駆動源を起動するという操作を行うだけで、剥ぎ取
り回収装置が自走しながらマルチングフィルムを巻取り
ドラム上に順次ロール状に巻き付けることができる。ま
た、バイブレータを配備したことにより、該バイブレー
タの回転に伴う振動によってマルチングフィルムの表面
に付着している土砂等の付着物を落してから巻取りドラ
ム上に巻き付けることができるので、土砂類がマルチン
グフィルム内に巻き込まれることに起因する回収物の重
量増大は生じない。
【0041】本発明にかかる剥ぎ取り回収装置自体が自
走し、しかも敷設されたマルチングフィルムの端末部ま
で達した際には自動的に自走の状態も停止するため、作
業員は単にハンドル操作により装置の旋回を行ってから
同様な操作を繰り返し行えばよいため、作業員の負担は
軽減され、仮にマルチングフィルムの内側に多量の水滴
が付着していても手作業による巻き取り回収作業のよう
に重労働になる虞れはない。
走し、しかも敷設されたマルチングフィルムの端末部ま
で達した際には自動的に自走の状態も停止するため、作
業員は単にハンドル操作により装置の旋回を行ってから
同様な操作を繰り返し行えばよいため、作業員の負担は
軽減され、仮にマルチングフィルムの内側に多量の水滴
が付着していても手作業による巻き取り回収作業のよう
に重労働になる虞れはない。
【0042】また、一定量のマルチングフィルムを巻取
りドラムへ巻き付けた後は、回転軸の端部の嵌合状態の
解除と、ハンドル操作に伴うリングと回転軸受及び回転
軸間のロックの解除によってリングと回転軸受を回転軸
から取り外し、更に巻取りドラムの内側から回転軸を抜
き取った後に、巻取りドラム自体の太さを小さくしてマ
ルチングフィルムの内方から巻取りドラムを取り出すこ
とができるため、作業終了時にはロール状のマルチング
フィルムのみを得ることができる。特に従来のように野
焼き処理は必要としないので、ポリエチレンなどのプラ
スチックからダイオキシン類が発生する惧れがなくな
り、周辺の環境浄化面でも有効である。
りドラムへ巻き付けた後は、回転軸の端部の嵌合状態の
解除と、ハンドル操作に伴うリングと回転軸受及び回転
軸間のロックの解除によってリングと回転軸受を回転軸
から取り外し、更に巻取りドラムの内側から回転軸を抜
き取った後に、巻取りドラム自体の太さを小さくしてマ
ルチングフィルムの内方から巻取りドラムを取り出すこ
とができるため、作業終了時にはロール状のマルチング
フィルムのみを得ることができる。特に従来のように野
焼き処理は必要としないので、ポリエチレンなどのプラ
スチックからダイオキシン類が発生する惧れがなくな
り、周辺の環境浄化面でも有効である。
【0043】従って本発明によれば、マルチングフィル
ムの巻き取り処理に大きな労力を不要とし、ダイオキシ
ン類の発生などの環境悪化をきたす惧れがなく、しかも
回収時に土砂類がマルチングフィルム内に巻き込まれる
ことがない剥ぎ取り回収装置を提供することができる。
ムの巻き取り処理に大きな労力を不要とし、ダイオキシ
ン類の発生などの環境悪化をきたす惧れがなく、しかも
回収時に土砂類がマルチングフィルム内に巻き込まれる
ことがない剥ぎ取り回収装置を提供することができる。
【図1】本発明の実施形態にかかるマルチングフィルム
の剥ぎ取り回収装置の構造を示す側面図。
の剥ぎ取り回収装置の構造を示す側面図。
【図2】図1の正面図。
【図3】本実施形態におけるリングと回転軸受及び回転
軸の取付例を示す要部正面図。
軸の取付例を示す要部正面図。
【図4】図3の側面図。
【図5】本実施形態における巻取りドラムの形状例を示
す正面図。
す正面図。
【図6】図5の側面図。
1…架台 2,4…シリンダ 3…ロッド 5…車輪支持部材 6,8…車軸 7…後輪 9…前輪 10…エンジン支持部材 11…エンジン 11a…減速機 11b…駆動力伝達軸 13…回転軸受 14…回転軸 16…リング 17…巻取りドラム 18…ロックピン 19…ハンドル 23…支柱 25…バイブレータ 25a…支持杆 25b,25c…支杆 25d…結合杆 30…ガイドバー 31…マルチングフィルム 整理番号 P2907
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月7日(2000.1.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】そこで本発明はマルチングフィルムの巻き
付け芯としての巻取りドラムを改良し、巻き取ったマル
チングフィルムの内方から巻取りドラムのみを容易に抜
き取ることができるようにして再利用を図り、経費の節
減を図ることができるようにしたものである。
付け芯としての巻取りドラムを改良し、巻き取ったマル
チングフィルムの内方から巻取りドラムのみを容易に抜
き取ることができるようにして再利用を図り、経費の節
減を図ることができるようにしたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、土壌表面を覆っているマルチングフィルム
を回転軸に巻装した巻取りドラム上に順次ロール状に巻
き付けるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置におい
て、巻取りドラムとして相互に連結された所定枚数の小
片からなり、これを展開すると平板状となるものを回転
軸に巻装して使用するマルチングフィルムの剥ぎ取り回
収装置を基本として提供する。そして、マルチングフィ
ルムの巻き取り終了後に回転軸から取り外した際に、巻
取りドラムの断面積が縮小する構成、巻取りドラムの断
面積が縮小してロール状のマルチングフィルムから抜き
取り可能となるようにした構成、巻取りドラムとして相
互に連結された所定枚数の小片からなり、これを展開す
ると平板状となるものを間隙を残して回転軸に巻装して
使用することにより、マルチングフィルムの巻き取り終
了後に回転軸から取り外した際に、巻取りドラムが前記
間隙から内方に折り込まれるようにした構成、マルチン
グフィルムの巻き取り終了後に回転軸から取り外した際
に、巻取りドラムが前記間隙から内方に折り込まれてロ
ール状のマルチングフィルムから抜き取り可能となるよ
うにした構成を提供する。
するために、土壌表面を覆っているマルチングフィルム
を回転軸に巻装した巻取りドラム上に順次ロール状に巻
き付けるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置におい
て、巻取りドラムとして相互に連結された所定枚数の小
片からなり、これを展開すると平板状となるものを回転
軸に巻装して使用するマルチングフィルムの剥ぎ取り回
収装置を基本として提供する。そして、マルチングフィ
ルムの巻き取り終了後に回転軸から取り外した際に、巻
取りドラムの断面積が縮小する構成、巻取りドラムの断
面積が縮小してロール状のマルチングフィルムから抜き
取り可能となるようにした構成、巻取りドラムとして相
互に連結された所定枚数の小片からなり、これを展開す
ると平板状となるものを間隙を残して回転軸に巻装して
使用することにより、マルチングフィルムの巻き取り終
了後に回転軸から取り外した際に、巻取りドラムが前記
間隙から内方に折り込まれるようにした構成、マルチン
グフィルムの巻き取り終了後に回転軸から取り外した際
に、巻取りドラムが前記間隙から内方に折り込まれてロ
ール状のマルチングフィルムから抜き取り可能となるよ
うにした構成を提供する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】かかるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収
装置によれば、マルチングフィルムの巻き取り終了後に
回転軸から取り外した際に、巻取りドラムの曲折度合と
間隙の変更によって該巻取りドラム自体の断面積が縮小
して、前記間隙から内方に折り込まれるようになってロ
ール状のマルチングフィルムから抜き取り可能となるた
め、マルチングフィルムの内方から巻取りドラムを取り
出すことにより、ロール状のマルチングフィルムのみが
得られる。 ─────────────────────────────────────────────────────
装置によれば、マルチングフィルムの巻き取り終了後に
回転軸から取り外した際に、巻取りドラムの曲折度合と
間隙の変更によって該巻取りドラム自体の断面積が縮小
して、前記間隙から内方に折り込まれるようになってロ
ール状のマルチングフィルムから抜き取り可能となるた
め、マルチングフィルムの内方から巻取りドラムを取り
出すことにより、ロール状のマルチングフィルムのみが
得られる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月18日(2000.4.1
8)
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 土壌表面を覆っているマルチングフィル
ムを回転軸に巻装した巻取りドラム上に順次ロール状に
巻き付けるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置にお
いて、巻取りドラムとして相互に連結された所定枚数の
小片からなり、これを展開すると平板状となるものを間
隙を残して回転軸に巻装して使用することにより、マル
チングフィルムの巻き取り終了後に回転軸から取り外し
た際に、巻取りドラムが前記間隙から内方に折り込まれ
るようにしたことを特徴とするマルチングフィルムの剥
ぎ取り回収装置。
ムを回転軸に巻装した巻取りドラム上に順次ロール状に
巻き付けるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置にお
いて、巻取りドラムとして相互に連結された所定枚数の
小片からなり、これを展開すると平板状となるものを間
隙を残して回転軸に巻装して使用することにより、マル
チングフィルムの巻き取り終了後に回転軸から取り外し
た際に、巻取りドラムが前記間隙から内方に折り込まれ
るようにしたことを特徴とするマルチングフィルムの剥
ぎ取り回収装置。
【請求項2】 土壌表面を覆っているマルチングフィル
ムを回転軸に巻装した巻取りドラム上に順次ロール状に
巻き付けるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置にお
いて、巻取りドラムとして相互に連結された所定枚数の
小片からなり、これを展開すると平板状となるものを間
隙を残して回転軸に巻装して使用することにより、マル
チングフィルムの巻き取り終了後に回転軸から取り外し
た際に、巻取りドラムが前記間隙から内方に折り込まれ
てロール状のマルチングフィルムから抜き取り可能とな
るようにしたことを特徴とするマルチングフィルムの剥
ぎ取り回収装置。
ムを回転軸に巻装した巻取りドラム上に順次ロール状に
巻き付けるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置にお
いて、巻取りドラムとして相互に連結された所定枚数の
小片からなり、これを展開すると平板状となるものを間
隙を残して回転軸に巻装して使用することにより、マル
チングフィルムの巻き取り終了後に回転軸から取り外し
た際に、巻取りドラムが前記間隙から内方に折り込まれ
てロール状のマルチングフィルムから抜き取り可能とな
るようにしたことを特徴とするマルチングフィルムの剥
ぎ取り回収装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、土壌表面を覆っているマルチングフィルム
を回転軸に巻装した巻取りドラム上に順次ロール状に巻
き付けるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置におい
て、巻取りドラムとして相互に連結された所定枚数の小
片からなり、これを展開すると平板状となるものを間隙
を残して回転軸に巻装して使用することにより、マルチ
ングフィルムの巻き取り終了後に回転軸から取り外した
際に、巻取りドラムが前記間隙から内方に折り込まれる
ようにしたマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置、及
びマルチングフィルムの巻き取り終了後に回転軸から取
り外した際に、巻取りドラムが前記間隙から内方に折り
込まれてロール状のマルチングフィルムから抜き取り可
能となるようにした構成を提供する。
するために、土壌表面を覆っているマルチングフィルム
を回転軸に巻装した巻取りドラム上に順次ロール状に巻
き付けるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置におい
て、巻取りドラムとして相互に連結された所定枚数の小
片からなり、これを展開すると平板状となるものを間隙
を残して回転軸に巻装して使用することにより、マルチ
ングフィルムの巻き取り終了後に回転軸から取り外した
際に、巻取りドラムが前記間隙から内方に折り込まれる
ようにしたマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置、及
びマルチングフィルムの巻き取り終了後に回転軸から取
り外した際に、巻取りドラムが前記間隙から内方に折り
込まれてロール状のマルチングフィルムから抜き取り可
能となるようにした構成を提供する。
Claims (18)
- 【請求項1】 土壌表面を覆っているマルチングフィル
ムを回転軸に巻装した巻取りドラム上に順次ロール状に
巻き付けるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置にお
いて、巻取りドラムとして平板状に展開可能なものを回
転軸に巻装して使用することを特徴とするマルチングフ
ィルムの剥ぎ取り回収装置。 - 【請求項2】 土壌表面を覆っているマルチングフィル
ムを回転軸に巻装した巻取りドラム上に順次ロール状に
巻き付けるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置にお
いて、巻取りドラムとして平板状に展開可能なものを回
転軸に巻装して使用することにより、マルチングフィル
ムの巻き取り終了後に回転軸から取り外した際に、巻取
りドラムの断面積が縮小することを特徴とするマルチン
グフィルムの剥ぎ取り回収装置。 - 【請求項3】 土壌表面を覆っているマルチングフィル
ムを回転軸に巻装した巻取りドラム上に順次ロール状に
巻き付けるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置にお
いて、巻取りドラムとして平板状に展開可能なものを回
転軸に巻装して使用することにより、マルチングフィル
ムの巻き取り終了後に回転軸から取り外した際に、巻取
りドラムの断面積が縮小してロール状のマルチングフィ
ルムから抜き取り可能となるようにしたことを特徴とす
るマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置。 - 【請求項4】 土壌表面を覆っているマルチングフィル
ムを回転軸に巻装した巻取りドラム上に順次ロール状に
巻き付けるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置にお
いて、巻取りドラムとして平板状に展開可能なものを間
隙を残して回転軸に巻装して使用することにより、マル
チングフィルムの巻き取り終了後に回転軸から取り外し
た際に、巻取りドラムが前記間隙から内方に折り込まれ
るようにしたことを特徴とするマルチングフィルムの剥
ぎ取り回収装置。 - 【請求項5】 土壌表面を覆っているマルチングフィル
ムを回転軸に巻装した巻取りドラム上に順次ロール状に
巻き付けるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置にお
いて、巻取りドラムとして平板状に展開可能なものを間
隙を残して回転軸に巻装して使用することにより、マル
チングフィルムの巻き取り終了後に回転軸から取り外し
た際に、巻取りドラムが前記間隙から内方に折り込まれ
てロール状のマルチングフィルムから抜き取り可能とな
るようにしたことを特徴とするマルチングフィルムの剥
ぎ取り回収装置。 - 【請求項6】 巻取りドラムは平板状に展開可能な断面
略多角形の形状を有する請求項1,2,3,4又は5記
載のマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置。 - 【請求項7】 巻取りドラムは所定枚数の小片を連結し
てなる請求項6記載のマルチングフィルムの剥ぎ取り回
収装置。 - 【請求項8】 土壌表面を覆っているマルチングフィル
ムを回転軸に巻装した巻取りドラム上に順次ロール状に
巻き付けるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置にお
いて、巻取りドラムにマルチングフィルムが巻き付く際
の反力トルクによって自走するように構成したことを特
徴とするマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置。 - 【請求項9】 土壌表面を覆っているマルチングフィル
ムを回転軸に巻装した巻取りドラム上に順次ロール状に
巻き付けるマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置にお
いて、マルチングフィルムを一度巻取りドラムより上方
の位置に搬送し、その後巻取りドラムの回転により下向
きに引っ張って巻き取ることを特徴とするマルチングフ
ィルムの剥ぎ取り回収装置。 - 【請求項10】 枠体で構成された架台と、該架台下側
部の車幅方向両側にあってリヤ方向からフロント方向に
延長して配備された左右一対の車輪支持部材と、該車輪
支持部材に回転自在に支持された左右一対の後輪及び前
輪と、前記架台に回転自在に支承された回転軸及び該回
転軸に取付けられた巻取りドラムと、巻取りドラムの両
端にあって回転軸とともに回転する回転軸受及びリング
と、回転軸を回転させる駆動源とを具備してなり、土壌
表面を覆っているマルチングフィルムを巻取りドラム上
に順次ロール状に巻き付けるとともに、マルチングフィ
ルムが巻き付く際の反力トルクによって後輪と前輪が回
転して自走するように構成したことを特徴とするマルチ
ングフィルムの剥ぎ取り回収装置。 - 【請求項11】 枠体で構成された架台と、該架台下側
部のリヤ側及びフロント側に固着された各一対のシリン
ダと、シリンダ内に摺動自在に挿通されて車幅方向に伸
長及び短縮するロッドと、各ロッドの車幅方向先端部に
固着されて、リヤ方向からフロント方向に延長して配備
された左右一対の車輪支持部材と、該車輪支持部材に回
転自在に支持された左右一対の後輪及び前輪と、前記架
台に回転自在に支承された回転軸及び該回転軸に取付け
られた巻取りドラムと、巻取りドラムの両端にあって回
転軸とともに回転する回転軸受及びリングと、回転軸を
回転させるエンジン及び減速機とを具備してなり、土壌
表面を覆っているマルチングフィルムを巻取りドラム上
に順次ロール状に巻き付けるとともに、マルチングフィ
ルムが巻き付く際の反力トルクによって後輪と前輪が回
転して自走するように構成したことを特徴とするマルチ
ングフィルムの剥ぎ取り回収装置。 - 【請求項12】 回転軸と駆動源とを、ハンドル操作に
より連結及び連結解除する請求項10又は11記載のマ
ルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置。 - 【請求項13】 回転軸の他方側の端部を架台に支持さ
れた軸受に嵌合するとともに、作動杆の操作により軸受
と回転軸を嵌合及び嵌合解除する請求項10,11又は
12記載のマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置。 - 【請求項14】 リングを回転軸受を介して回転軸にロ
ックし、該リングに枢支したロックピンの操作により、
リングと回転軸受及び回転軸間のロックとロック解除を
行う請求項10,11,12又は13記載のマルチング
フィルムの剥ぎ取り回収装置。 - 【請求項15】 巻取りドラムは、金属片の複数枚を蝶
番を用いて連結し、一部分に間隙を設けた断面が略多角
形の筒状の構成としたことにより、該巻取りドラムの太
さを適宜に調節可能としたことを特徴とする請求項1
0,11,12,13又は14記載のマルチングフィル
ムの剥ぎ取り回収装置。 - 【請求項16】 架台上の車幅方向両端部に左右一対の
支柱を立設し、該支柱の上端部に、駆動源からの駆動力
を受けて回転することにより巻き取られるマルチングフ
ィルムの表面に付着している土砂等の付着物を落とすバ
イブレータを取付けた請求項10,11,12,13,
14又は15記載のマルチングフィルムの剥ぎ取り回収
装置。 - 【請求項17】 バイブレータは、両端部が軸受により
軸支された支持杆と、この支持杆に結合杆を介して連結
された複数本の支杆とから構成し、支持杆及び支杆の回
転に伴う振動によってマルチングフィルムの表面に付着
している土砂等の付着物を落とすことを特徴とする請求
項16記載のマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置。 - 【請求項18】 支柱の上方中途部に、マルチングフィ
ルムを巻取りドラムに巻き取る際のガイド機能と、該マ
ルチングフィルムの幅員を規制する機能を持つガイドバ
ーを固定したことを特徴とする請求項16又は17記載
のマルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10368648A JP3081597B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | マルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10368648A JP3081597B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | マルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000001686A Division JP2000188974A (ja) | 2000-01-01 | 2000-01-07 | マルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000188972A true JP2000188972A (ja) | 2000-07-11 |
JP3081597B2 JP3081597B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=18492376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10368648A Expired - Fee Related JP3081597B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | マルチングフィルムの剥ぎ取り回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3081597B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112314074A (zh) * | 2020-11-30 | 2021-02-05 | 石河子大学 | 后翻式卷膜装置及残膜回收机 |
-
1998
- 1998-12-25 JP JP10368648A patent/JP3081597B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112314074A (zh) * | 2020-11-30 | 2021-02-05 | 石河子大学 | 后翻式卷膜装置及残膜回收机 |
CN112314074B (zh) * | 2020-11-30 | 2021-07-16 | 石河子大学 | 后翻式卷膜装置及残膜回收机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3081597B2 (ja) | 2000-08-28 |
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