JP3316903B2 - マルチフイルムのペグ回収装置 - Google Patents

マルチフイルムのペグ回収装置

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JP3316903B2
JP3316903B2 JP01176593A JP1176593A JP3316903B2 JP 3316903 B2 JP3316903 B2 JP 3316903B2 JP 01176593 A JP01176593 A JP 01176593A JP 1176593 A JP1176593 A JP 1176593A JP 3316903 B2 JP3316903 B2 JP 3316903B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マルチフイルムのペ
グ回収装置に関する。この発明は、圃場表面をマルチフ
イルムで覆い、この覆ったマルチフイルムをペグで固定
したものを作物収穫後取り除くものにおいて、少なくと
もペグの回収を機械化しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、固定したペグは、シーズン終了
後作業者が一個づつ引き抜いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の作業
方法では、作業開始当初に柔らかかった泥土が数ケ月経
過後のシーズン終了時には、風雨や中間作業時の通行等
により硬化してしまい数の多いペグ引き抜き回収に非常
な労力を必要としていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な、従来作業の不具合を解消しようとするものであっ
て、次のような技術的手段を講じた。即ち、圃場泥土表
面を一定幅のフイルムシート1で覆い、このフイルムシ
ート1を固定用のペグ2で、フイルムシート1の長手方
向に並べて圃場表面に固定する形態のマルチフイルム敷
設において、前記ペグ2と共に前記フイルムシート1及
び前記ペグ2,2間に張り亘すフイルムシート1上の押
え用の紐18を下方から掘り上げる掘上げ具3を設け、
この掘上げ具3より上位に、前記掘り上げられたペグ2
を前記押え用の紐18から自重で落下させるべく同ペグ
2の上下方向を反転させるペグ反転具6と、前記落下さ
せたペグ2を収納する収納箱4と、前記ペグ2を落下さ
せた後の前記押え用の紐18を回収する回収ローラ2
2、並びに前記フイルムシート1を巻収納するフイルム
引出具5と、を配設することを特徴としたマルチフイル
ムのペグ回収装置の構成とする。
【0005】
【発明の作用効果】この発明は、前記の構成により、次
のような技術的効果を奏する。即ち、ペグ2を回収する
に際し、走行車輌の端部にこの装置を取り付けて走行す
ることにより、先ず、ペグ2の下部の圃場表面泥土を
上げ具3で掘り上げて膨軟にし、その後にフイルムシー
ト1を走行距離量に略同調してフイルム引出具5で引っ
張ると、ペグ2を載せた状態でフイルム押さえ用の紐1
が上方に持ち上がり、次に、ペグ反転具6によりペグ
2が下向きになるから、ペグ2は収納箱4内に重力によ
フイルム押さえ用の紐18から分離落下する。一方フ
イルムシート1はフイルム引出具により引っ張られなが
ら巻き取られる。これにより、ペグ2の引き抜きを手作
業で行なう必要が無いから、力の無い作業者でも容易に
ペグ2の回収が行なえるようになる。
【0006】
【実施例】以下に、図面を参照して、この発明の実施例
をくわしく説明する。ただし、この実施例に記載されて
いる構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、
特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそ
れらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例
にすぎない。
【0007】図例は、農用トラクター(図示せず)の機
体端部に、昇降自在に配設した三点リンク7に着脱する
装置としている。この三点リンク7に取り付けるリンク
枠8上部から、後方に向かって主枠9が幅方向調節自在
に取り付けられ、下部には収納箱4が一個または複数個
着脱自在に設けられる。
【0008】主枠9の後端部にはフイルム引出具5であ
る、フイルムシート1を巻き取るフイルム回収ローラ1
0が設けられ、その下部の転輪11に一体の下部スプロ
ケット13と、フイルム回収ローラ10に一体の上部ス
プロケット12との間をチェーン24で巻き廻して回転
する。フイルム回収ローラ10は、単にフイルムシート
1を後方の地面上に排出するだけでもよいが、図例のよ
うに外周に巻き付けて回収しても良い。但し、外周に巻
き付けて回収する場合、ロール径が回収により大きくな
っていくから上下部スプロケット12,13間に変速
(図示せず)機構が必要になる。また、転輪11から駆
動力を取らず、農用トラクター側のPTO軸で駆動して
も良い。
【0009】ここで、ペグ2周りについて説明する。ペ
グ2はプラスチック系や塩化ビニール系等の、復元弾力
の有る材料から成る頭14付きの棒15であり、圃場の
泥土16表面や畝盛り土17部を覆うフイルムシート1
を圃場に固定する杭である。図2で示すペグ2は、棒1
5の部分が二又に別れ、この部分にフイルムシート1の
長手方向に連続する押え紐18を挟持保持しているが、
ペグ2の数を増やせば押え紐18は無くても良い。
【0010】図1で示すペグ回収装置は押え紐18を使
用しているので、先ず、押え紐18付きで説明する。前
部の収納箱4と後部のフイルム回収ローラ10の間上方
には、ペグ2を上方に送りながらペグ2の上下方向を反
転する、コンベアー19と上下一方が駆動すれば良い上
下駆動輪20,21から成る、ペグ反転具6が設けら
れ、下方にはペグ2を先行して地表上方に膨出押し上げ
る掘上げ具3を設ける。
【0011】収納箱4の前方上方には紐回収ローラ22
が配設され、前述の上駆動輪20とこの紐回収ローラ2
2の間をチェーン23で駆動連結する。次に、装置の作
用について説明する。矢印「イ」方向に農用トラクター
により進行すると、掘上げ具3によりペグ2とフイルム
シート1と押え紐18が持ち上げられる。
【0012】装置の進行によりペグ2とフイルムシート
1と押え紐18が弛んでくるが、後部上方のフイルム引
出具5により弛んだ分フイルムシート1が案内ロール2
5,25に案内され巻き取られる。押え紐18とペグ2
は、押え紐18が紐回収ローラ22に巻き取られるの
で、ペグ2は、ペグ反転具6のコンベアー19面に押し
つけられて反転し収納箱4上に移動し、ペグ2の自重に
より落下回収される。
【0013】押え紐18が無い装置の場合、紐回収ロー
ラ22部にフイルム引出具5を配設すれば良い。図4,
図5,図6は、ペグ2の別形状の実施例である。図4の
ペグ26は、プラスチック系や塩化ビニール系等の復元
弾力の有る材料の点は同じであり、丸形頭27付きのネ
ジ棒28の上部に角形の着脱握り部29を有している。
【0014】このペグ26は、図7で示すように泥土1
6上のフイルムシート1端部にハンマー等の殴打具で叩
き込むか、図8で示すようにハンドル30の下部に電動
モーター31で正逆回転する回転具32を有する着脱具
を使っても良い。図5で示すペグ33は、図9,図10
断面図で表わすように、中央内部に上下移動調節する拡
開具34を設け、拡開具34を図10のように押し込む
と棒35部が外方に開いて抜けにくくなり、拡開具34
を上に引くと図9の状態を経て容易に抜くことができ
る。
【0015】図6で示すペグ36はこのペグ33の改良
型であって、拡開具34aを押し込むと爪37,37が
棒35aから外側に突出し、ロック部40により戻しバ
ネ39の戻り力を制限保持する。38は引き込みバネで
あって、爪37を内方に戻す板バネである。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の実施例を示す。
【図1】一部断面した、要部全体側面図である。
【図2】ペグの第一実施例である。
【図3】図1の要部、部分の背面図である。
【図4】ペグの第二実施例の、斜視図である。
【図5】ペグの第三実施例の、斜視図である。
【図6】ペグの第四実施例の断面側面図である。
【図7】第二実施例ペグを、使用状態の斜視図である。
【図8】第二実施例ペグの、着脱使用状態の説明側面図
である。
【図9】第三実施例ペグの、取外し状態の断面図であ
る。
【図10】第三実施例ペグの、取付け状態の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 フイルムシート 2 ペグ 3 掘上げ具 4 収納箱 5 フイルム引出具 6 ペグ反転具
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−304804(JP,A) 実開 昭64−24950(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 13/00 302

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圃場泥土表面を一定幅のフイルムシート
    1で覆い、このフイルムシート1を固定用のペグ2で、
    フイルムシート1の長手方向に並べて圃場表面に固定す
    る形態のマルチフイルム敷設において、前記ペグ2と共に前記フイルムシート1及び前記ペグ
    2,2間に張り亘すフイルムシート1上の押え用の紐1
    8を下方から掘り上げる掘上げ具3を設け、 この掘上げ具3より上位に、 前記掘り上げられたペグ2を前記押え用の紐18から自
    重で落下させるべく同ペグ2の上下方向を反転させるペ
    グ反転具6と、前記落下させたペグ2を収納する収納箱
    4と、前記ペグ2を落下させた後の前記押え用の紐18
    を回収する回収ローラ22、並びに前記フイルムシート
    1を巻収納するフイルム引出具5と、 を配設することを
    特徴としたマルチフイルムのペグ回収装置。
JP01176593A 1993-01-27 1993-01-27 マルチフイルムのペグ回収装置 Expired - Fee Related JP3316903B2 (ja)

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JP6293205B2 (ja) * 2016-06-06 2018-03-14 ニポロジャパン株式会社 アンカー部材
JP6647718B2 (ja) * 2018-07-31 2020-02-14 株式会社グリーンフィールド シート押さえ具

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