JP2000188030A - 壁板用取付押さえ金具 - Google Patents

壁板用取付押さえ金具

Info

Publication number
JP2000188030A
JP2000188030A JP10363978A JP36397898A JP2000188030A JP 2000188030 A JP2000188030 A JP 2000188030A JP 10363978 A JP10363978 A JP 10363978A JP 36397898 A JP36397898 A JP 36397898A JP 2000188030 A JP2000188030 A JP 2000188030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
main body
wall plate
mounting
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10363978A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiro Kitazawa
国浩 北沢
Masuo Kitamura
満寿雄 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP10363978A priority Critical patent/JP2000188030A/ja
Publication of JP2000188030A publication Critical patent/JP2000188030A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】仮固定の強度を向上させる。 【解決手段】壁板用取付押さえ金具A1は、上横片21
aと下横片21b及びこれらを一端部で連結する縦片2
2とで略コ字状の主体20が構成される。上横片21a
と下横片21bの先端内側端縁からはねじ孔24aを有
する取付部24が内方に向けて突設される。上横片21
aと下横片21bの略中央内側端縁には、先端部が幅広
となった帯状のアーム片23a,23bが対向する横片
21a,21bの方へ略垂直に突設されている。仮固定
用のアーム片23a,23bを上下両側の横片21a,
21bに各々一つずつ突設したために従来よりも仮固定
時の強度を向上させることができ、しかも、主体20を
上下逆にして取り付けた場合にも全く同等の強度で仮固
定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁板に設けられた
開口部の裏面側開口縁に配置され、配線器具用の取付枠
が取り付けられる壁板用取付押さえ金具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の壁板用取付押さえ金具としては、
図17に示すようなものがある(特公平4−29282
号公報参照)。この壁板用取付押さえ金具3は、略ロ字
型の枠状に形成された主体3aの片方の側枠部6aにア
ーム片7が設けられるとともに、主体3aの下枠部6d
略中央には開口部5の内周面に係止される突起8が設け
られている。而して、開口部5が設けられた壁板4の裏
面側開口縁に沿って壁板用取付押さえ金具3を配置した
状態で、突起8を開口部5の内周面に係止し、さらにア
ーム片7を開口部5の裏面側から表面側へ引き出し且つ
折り曲げて開口部5の表面側開口縁に係止することで開
口部5に壁板用取付押さえ金具3が仮固定されるように
なっている(図18参照)。12はボックスねじが螺合
されるねじ孔13を中央部に備えた突片であり、主体3
aの上枠部6cと下枠部6dからそれぞれ対向するよう
に内方に向けて突設されている。そして、仮固定状態の
壁板用取付押さえ金具3にはコンセント等の配線器具が
取り付けられる取付枠がボックスねじによって連結固定
されるものであり、ボックスねじの先端を連結板12に
設けられたねじ孔13に螺合することで壁板用取付押さ
え金具3と取付枠とが相互に連結固定され、壁板用取付
押さえ金具3と取付枠とで開口部5が設けられた壁板4
の開口縁を挟持して壁板用取付押さえ金具3が本固定さ
れるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来例に
おいては、側枠部6aから突設されたアーム片7のみで
壁板4に仮固定されるため、仮固定の強度が弱いという
問題があった(第1の問題点)。なお、突起8はアーム
片7を折り曲げて仮固定するまでの間、壁板用取付押さ
え金具3が落下するのを防止しているものである。
【0004】また、上記従来例では、アーム片7が側枠
部6aに対して略直交する方向へ突設されているため、
折り曲げた状態でのアーム片7と壁板4との接触面積が
大きくとれず、このために仮固定の強度が弱いという問
題があった(第2の問題点)。また、突起8が下枠部6
dのみにしか設けられていないから、壁板用取付押さえ
金具3を上下逆に取り付けた場合に突起8による落下防
止が図れないという問題もあった(第3の問題点)。
【0005】請求項1〜請求項3の発明は上記第1の問
題点の解決を目的とするものであり、仮固定の強度を向
上させた壁板用取付押さえ金具を提供しようとするもの
である。
【0006】請求項4の発明は上記第2の問題点の解決
を目的とするものであり、仮固定の強度を向上させた壁
板用取付押さえ金具を提供しようとするものである。
【0007】また、請求項5の発明は上記第2の問題点
に加えて第3の問題点の解決を目的とするものであり、
仮固定の強度向上とともに主体を上下逆にして取り付け
た場合にも落下防止が図れる壁板用取付押さえ金具を提
供しようとするものである。
【0008】請求項6〜8の発明は上記第3の問題点の
解決を目的とするものであり、主体を上下逆にして取り
付けた場合にも落下防止が図れる壁板用取付押さえ金具
を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、略コ字状に形成され壁板に設け
られた開口部の裏面側開口縁に配置される主体と、主体
を構成する上下両側の横片より対向する他方の横片の方
へそれぞれ突設されるとともに開口部の裏面側から表面
側へ引き出され且つ折り曲げられて開口部の表面側開口
縁に係止される仮固定用のアーム片と、埋込型の配線器
具用の取付枠が取り付けられる取付部とを備えたことを
特徴とし、上下両側の横片にアーム片を設けることで仮
固定の強度を向上させることができる。
【0010】上記目的を達成するために、請求項2の発
明は、略コ字状に形成され壁板に設けられた開口部の裏
面側開口縁に配置される主体と、主体を構成する上下両
側の横片よりそれぞれ突設され壁板の裏面に係止する仮
固定用の爪片と、埋込型の配線器具用の取付枠が取り付
けられる取付部とを備えたことを特徴とし、上下両側の
横片に爪片を設けることで仮固定の強度を向上させるこ
とができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、主体を構成する上横片及び下横片の少なくと
も何れか一方に、開口部の裏面側開口縁に係止される係
止突起を設けて成ることを特徴とし、請求項1又は2の
発明の作用に加えて、係止突起が開口部の裏面側開口縁
に係止されることで仮固定前の落下防止が図れる。
【0012】上記目的を達成するために、請求項4の発
明は、略コ字状に形成され壁板に設けられた開口部の裏
面側開口縁に配置される主体と、主体を構成する縦片よ
り突設されるとともに開口部の裏面側から表面側へ引き
出され且つ折り曲げられて開口部の表面側開口縁に係止
される仮固定用のアーム片と、埋込型の配線器具用の取
付枠が取り付けられる取付部とを備え、アーム片の縦片
側基端と先端とを結ぶ直線が縦片の長手方向と略直交し
ないようにアーム片を形成したことを特徴とし、アーム
片と壁板との接触面積を大きくして仮固定の強度を向上
させることができる。
【0013】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、主体を構成する上横片及び下横片に、開口部の裏面
側開口縁に係止する係止突起を設けたことを特徴とし、
請求項4の発明の作用に加えて、主体を上下逆にして取
り付けられた場合にも主体の落下防止が図れる。
【0014】上記目的を達成するために、請求項6の発
明は、略コ字状に形成され壁板に設けられた開口部の裏
面側開口縁に配置される主体と、主体を構成する縦片よ
り突設されるとともに開口部の裏面側から表面側へ引き
出され且つ折り曲げられて開口部の表面側開口縁に係止
される仮固定用のアーム片と、主体を構成する上横片及
び下横片から突設され開口部の裏面側開口縁に係止する
係止部と、埋込型の配線器具用の取付枠が取り付けられ
る取付部とを備えたことを特徴とし、主体を上下逆にし
て取り付けられた場合にも主体の落下防止が図れる。
【0015】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、上下両側の横片にそれぞれ複数の係止部を設けたこ
とを特徴とし、請求項6の発明の作用に加えて、仮固定
前の落下防止をさらに確実に図ることができる。
【0016】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、係止部に取付部を設けたことを特徴とし、請求項7
の発明の作用に加えて、係止部と取付部を別々に設ける
よりも製造工程が簡素化でき、コストダウンが図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本発明の実施形態
1を図1及び図2を参照して詳細に説明する。
【0018】図1に示すように石膏ボード等によって形
成される壁板4の一部を矩形状に切り欠くことによって
開口部5が設けられており、この開口部5の裏面側開口
縁に本発明に係る壁板用取付押さえ金具A1が取付けら
れる。
【0019】壁板用取付押さえ金具A1は、例えば薄金
属板を打抜き加工することにより略コ字状に形成されて
おり、上下で対向する上横片21aと下横片21b及び
これらを一端部で連結する縦片22とで主体20が構成
されている。なお、主体20の裏面側には突条25が設
けられており、主体20の曲げ強度を向上させるように
なっている。
【0020】上横片21aと下横片21bの先端内側端
縁からはそれぞれ取付部24が内方に向けて突設されて
いる。この取付部24にはねじ孔24aが設けられてお
り、取付枠1を取り付けるための取付ねじであるボック
スねじ17が上記ねじ孔24aに螺合される。ここで、
本実施形態における取付枠1はJISにおいて規格化さ
れている大角形連用配線器具の取付枠(JIS C 8
375)であって、取付部24に設けた一対のねじ孔2
4a間のピッチが、取付枠1に設けられたボックスねじ
17用の長孔状のねじ挿通孔1a間のピッチと略同一と
なっている。但し、取付枠の形状や寸法はこれに限定さ
れるものではない。
【0021】一方、上横片21aと下横片21bの略中
央内側端縁には、先端部が幅広となった帯状のアーム片
23a,23bが対向する横片21a,21bの方へ略
垂直に突設されている。
【0022】上記壁板用取付押さえ金具A1は、以下の
ようにして壁板4に設けられた開口部5の裏面側開口縁
に取り付けられる。
【0023】まず、主体20を開口部5から壁板4の裏
側に挿入し、開口部5の裏面側開口縁に主体20を当接
させた状態で各アーム片23a,23bを開口部5の裏
面側から表面側へ引き出すように開口部5の内周面に沿
って折り曲げる。さらに各アーム片23a,23bを開
口部5の表面側開口縁に沿って折り曲げれば、図2に示
すようにアーム片23a,23bの先端部分を壁板4の
表面側に係止して、壁板用取付押さえ金具A1を壁板4
に仮固定することができる。なお、主体20の上下横片
21a,21bと縦片22とが連結する角の部分を円弧
状に切り欠いてRを付けることにより、壁板用取付押さ
え金具A1を開口部5内に挿入し易くしてある。
【0024】続いて、開口部5を覆うようにスイッチ等
の配線器具2が取着される取付枠1を開口部5に配置
し、仮固定された壁板用取付押さえ金具A1の上横片2
1a及び下横片21bに突設された取付部24のねじ孔
24aに取付枠1のねじ挿通孔1aに挿通されたボック
スねじ17を螺合して締め込む。つまり、壁板用取付押
さえ金具A1と取付枠1とが相互に連結され、壁板用取
付押さえ金具A1と取付枠1とで開口部5が設けられた
壁板4の開口縁を挟持することになり、その結果壁板用
取付押さえ金具A1が壁板4に本固定されるものであ
る。
【0025】そして、壁板用取付押さえ金具A1に固定
された取付枠1には、大角連用形の1個モジュールの配
線器具2が3個まで取り付けることができるようになっ
ている。また、取付枠1の前面には配線器具2を露出す
るための開口窓38aを有するプレート38が図示しな
いねじによって取着され、開口部5並びに取付枠1が覆
い隠されるようになっている。
【0026】上記構成によれば、仮固定用のアーム片2
3a,23bを上下両側の横片21a,21bに各々一
つずつ突設したために従来よりも仮固定時の強度を向上
させることができ、しかも、主体20を上下逆にして取
り付けた場合にも全く同等の強度で仮固定することがで
きる。
【0027】(実施形態2)本発明の実施形態2を図3
及び図4を参照して説明する。但し、本実施形態の基本
的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する部分
については同一の符号を付して説明を省略し、本実施形
態の特徴となる部分についてのみ説明する。
【0028】本実施形態の壁板用取付押さえ金具A2
は、仮固定用のアーム片23a,23bがそれぞれ上横
片21a及び下横片21bの縦片22との連結部分近傍
から他方の横片21b,21aの取付部24に向けて斜
め方向に突設されている点と、上横片21a及び下横片
21bのアーム片23a,23bが突設されている部位
近傍に主体20表面側に突出する落下防止用の係止突起
27がそれぞれ突設されている点に特徴がある。
【0029】而して、仮固定用のアーム片23a,23
bを、それぞれ上横片21a及び下横片21bの縦片2
2との連結部分近傍から他方の横片21b,21aの取
付部24に向けて斜め方向に突設しているため、実施形
態1と比較してアーム片23a,23bの長さ寸法を長
くすることができる。このため、アーム片23a,23
bを折り曲げて壁板4に仮固定したときに、アーム片2
3a,23bと壁板4との接触面積を大きくして仮固定
の強度をさらに向上させることができる。
【0030】また、壁板用取付押さえ金具A2を仮固定
する際に、主体20の下横片21bに突設された係止突
起27を開口部5の裏面側開口縁に係止することによっ
て主体20が壁板4に仮止めされるため、壁板用取付押
さえ金具A2が壁板4の内側に落下することを防止でき
る。しかも、係止突起27を上横片21aにも設けてあ
るので、主体20を上下逆にして取り付けた場合にも上
横片21aの突起27が開口部5の裏面側開口縁に係止
されることで壁板用取付押さえ金具A2の落下防止が図
れるという利点がある。なお、上記落下防止用の係止突
起27を実施形態1の壁板用取付押さえ金具A1に設け
ても同様の作用効果が得られる。
【0031】(実施形態3)本発明の実施形態3を図5
及び図6を参照して説明する。但し、本実施形態の基本
的な構成は実施形態1及び2と共通であるので、共通す
る部分については同一の符号を付して説明を省略し、本
実施形態の特徴となる部分についてのみ説明する。
【0032】本実施形態の壁板用取付押さえ金具A3
は、アーム片の代わりに、壁板4の裏面に係止する仮固
定用の爪片28が上横片21a及び下横片21bにそれ
ぞれ切り起こして突設されている点に特徴がある。な
お、上横片21a及び下横片21bの縦片22との連結
部分近傍には、実施形態2と同様に主体20表面側に突
出する落下防止用の係止突起27がそれぞれ突設されて
いる。
【0033】上記壁板用取付押さえ金具A3は、以下の
ようにして壁板4に設けられた開口部5の裏面側開口縁
に仮固定される。
【0034】まず、主体20を開口部5から壁板4の裏
側に挿入し、下横片21bに突設された係止突起27を
開口部5の裏面側開口縁に係止する。而して、この状態
においては壁板用取付押さえ金具A3が上記係止突起2
7によって壁板4に仮止めされるため、実施形態2と同
様に壁板用取付押さえ金具A3が壁板4の内側に落下す
ることを防止できる。続いて上下の横片21a,21b
を壁板4の方へ押し付けることで爪片28を壁板4の裏
面に突き刺すようにして係止することにより、壁板用取
付押さえ金具A3を壁板4に仮固定する。
【0035】上記構成によれば、仮固定用の爪片28を
上下両側の横片21a,21bに各々一つずつ突設した
ために従来よりも仮固定時の強度を向上させることがで
き、しかも、主体20を上下逆にして取り付けた場合に
も全く同等の強度で仮固定することができる。さらに上
下の横片21a,21bを切り起こして爪片28を形成
しているので、アーム片23a,23bを突設する場合
に比較して壁板用取付押さえ金具A3の形状が簡素化さ
れ、コストダウンが図れるという利点がある。
【0036】(実施形態4)本発明の実施形態4を図7
及び図8を参照して説明する。但し、本実施形態の基本
的な構成は実施形態1及び2と共通であるので、共通す
る部分については同一の符号を付して説明を省略し、本
実施形態の特徴となる部分についてのみ説明する。
【0037】本実施形態の壁板用取付押さえ金具A4
は、主体20を構成する縦片22の内側端縁から略L字
形に屈曲したアーム片29が突設されている点に特徴が
ある。なお、上横片21a及び下横片21bの縦片22
との連結部分近傍には、実施形態2と同様に主体20表
面側に突出する落下防止用の係止突起27がそれぞれ突
設されている。
【0038】而して、仮固定用のアーム片29を、アー
ム片29の縦片22側基端と幅広の先端部とを結ぶ直線
が縦片22の長手方向と略直交しないように、屈曲した
略L字形に形成しているので、従来例のようにアーム片
7を側枠部6aに直交するように形成している場合に比
較して、アーム片29の長さ寸法を長くすることができ
る。このため、アーム片29を折り曲げて壁板4に仮固
定したときに、アーム片29と壁板4との接触面積を大
きくして仮固定の強度をさらに向上させることができ
る。
【0039】(実施形態5)本発明の実施形態5を図9
及び図10を参照して説明する。但し、本実施形態の基
本的な構成は実施形態1及び2と共通であるので、共通
する部分については同一の符号を付して説明を省略し、
本実施形態の特徴となる部分についてのみ説明する。
【0040】本実施形態の壁板用取付押さえ金具A5
は、主体20を構成する縦片22の内側端縁から下横片
21bの方へ斜行するアーム片29が突設されている点
に特徴がある。
【0041】而して、仮固定用のアーム片29を、アー
ム片29の縦片22側基端と幅広の先端部とを結ぶ直線
が縦片22の長手方向と略直交しないように、縦片22
の内側端縁から下横片21bの方へ斜行させているの
で、従来例のようにアーム片7を側枠部6aに直交する
ように形成している場合に比較して、アーム片29の長
さ寸法を長くすることができる。このため、アーム片2
9を折り曲げて壁板4に仮固定したときに、アーム片2
9と壁板4との接触面積を大きくして仮固定の強度をさ
らに向上させることができる。
【0042】(実施形態6)本発明の実施形態6を図1
1及び図12を参照して説明する。但し、本実施形態の
基本的な構成は実施形態1及び2と共通であるので、共
通する部分については同一の符号を付して説明を省略
し、本実施形態の特徴となる部分についてのみ説明す
る。
【0043】本実施形態の壁板用取付押さえ金具A6
は、主体20を構成する縦片22の内側端縁から略へ字
形に屈曲したアーム片29が突設されている点に特徴が
ある。
【0044】而して、仮固定用のアーム片29を、アー
ム片29の縦片22側基端と幅広の先端部とを結ぶ直線
が縦片22の長手方向と略直交しないように、屈曲した
略へ字形に形成しているので、従来例のようにアーム片
7を側枠部6aに直交するように形成している場合に比
較して、アーム片29の長さ寸法を長くすることができ
る。このため、アーム片29を折り曲げて壁板4に仮固
定したときに、アーム片29と壁板4との接触面積を大
きくして仮固定の強度をさらに向上させることができ
る。
【0045】(実施形態7)本発明の実施形態7を図1
3及び図14を参照して説明する。但し、本実施形態の
基本的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する
部分については同一の符号を付して説明を省略し、本実
施形態の特徴となる部分についてのみ説明する。
【0046】本実施形態の壁板用取付押さえ金具A7
は、上横片21a及び下横片21bのの先端内側端縁か
ら主体20の表面側に突出する落下防止用の略L字形の
係止部30が突設されている点と、これら係止部30の
先端部分にボックスねじ17が螺合するねじ孔30aが
設けられている点とに特徴がある。なお、仮固定用のア
ーム片31は、主体20を構成する縦片22の内側端縁
から縦片22の長手方向に略直交する方向へ突設されて
いる。
【0047】而して、壁板用取付押さえ金具A7を仮固
定する際に、主体20の下横片21bに突設された係止
部30を開口部5の裏面側開口縁に係止することによっ
て主体20が壁板4に仮止めされるため、壁板用取付押
さえ金具A7が壁板4の内側に落下することを防止で
き、しかも、係止部30を上横片21aにも設けてある
ので、主体20を上下逆にして取り付けた場合にも上横
片21aの係止部30が開口部5の裏面側開口縁に係止
されることで壁板用取付押さえ金具A7の落下防止が図
れるという利点がある。さらに、係止部30を略L字形
に形成するとともにその先端部にねじ孔30aを設けて
取付部としているので、係止部30と取付部を別々に設
けるよりも製造工程が簡素化でき、コストダウンが図れ
るという利点がある。
【0048】(実施形態8)本発明の実施形態8を図1
5及び図16を参照して説明する。但し、本実施形態の
基本的な構成は実施形態1及び2と共通であるので、共
通する部分については同一の符号を付して説明を省略
し、本実施形態の特徴となる部分についてのみ説明す
る。
【0049】本実施形態の壁板用取付押さえ金具A8
は、上横片21a及び下横片21bのの両端部から主体
20の表面側に突出する落下防止用の係止突起27が突
設されている点に特徴がある。なお、仮固定用のアーム
片31は、主体20を構成する縦片22の内側端縁から
縦片22の長手方向に略直交する方向へ突設されてい
る。
【0050】而して、壁板用取付押さえ金具A8を仮固
定する際に、主体20の下横片21b両端部に突設され
た係止突起27を開口部5の裏面側開口縁に係止するこ
とによって主体20が壁板4に仮止めされるため、壁板
用取付押さえ金具A7が壁板4の内側に落下することを
防止でき、しかも、係止突起27を上横片21aの両端
部にも設けてあるので、主体20を上下逆にして取り付
けた場合にも上横片21aの係止突起27が開口部5の
裏面側開口縁に係止されることで壁板用取付押さえ金具
A8の落下防止が図れるという利点がある。しかも、係
止突起27が上下の横片21a,21bの両端部に設け
てあるので、仮固定前の落下防止をさらに確実に図るこ
とができるとともに、ボックスねじ17を締め付けると
きに右回りの力が加わっても主体20がボックスねじ1
7と連れ回りすることがなく、作業がし易いという利点
がある。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明は、略コ字状に形成され
壁板に設けられた開口部の裏面側開口縁に配置される主
体と、主体を構成する上下両側の横片より対向する他方
の横片の方へそれぞれ突設されるとともに開口部の裏面
側から表面側へ引き出され且つ折り曲げられて開口部の
表面側開口縁に係止される仮固定用のアーム片と、埋込
型の配線器具用の取付枠が取り付けられる取付部とを備
えたので、上下両側の横片にアーム片を設けることで仮
固定の強度を向上させることができるという効果があ
る。
【0052】請求項2の発明は、略コ字状に形成され壁
板に設けられた開口部の裏面側開口縁に配置される主体
と、主体を構成する上下両側の横片よりそれぞれ突設さ
れ壁板の裏面に係止する仮固定用の爪片と、埋込型の配
線器具用の取付枠が取り付けられる取付部とを備えたの
で、上下両側の横片に爪片を設けることで仮固定の強度
を向上させることができるという効果がある。
【0053】請求項3の発明は、主体を構成する上横片
及び下横片の少なくとも何れか一方に、開口部の裏面側
開口縁に係止される係止突起を設けて成るので、係止突
起が開口部の裏面側開口縁に係止されることで仮固定前
の落下防止が図れるという効果がある。
【0054】請求項4の発明は、略コ字状に形成され壁
板に設けられた開口部の裏面側開口縁に配置される主体
と、主体を構成する縦片より突設されるとともに開口部
の裏面側から表面側へ引き出され且つ折り曲げられて開
口部の表面側開口縁に係止される仮固定用のアーム片
と、埋込型の配線器具用の取付枠が取り付けられる取付
部とを備え、アーム片の縦片側基端と先端とを結ぶ直線
が縦片の長手方向と略直交しないようにアーム片を形成
したので、アーム片と壁板との接触面積を大きくして仮
固定の強度を向上させることができるという効果があ
る。
【0055】請求項5の発明は、主体を構成する上横片
及び下横片に、開口部の裏面側開口縁に係止する係止突
起を設けたので、請求項4の発明の効果に加えて、主体
を上下逆にして取り付けられた場合にも主体の落下防止
が図れるという効果がある。
【0056】請求項6の発明は、略コ字状に形成され壁
板に設けられた開口部の裏面側開口縁に配置される主体
と、主体を構成する縦片より突設されるとともに開口部
の裏面側から表面側へ引き出され且つ折り曲げられて開
口部の表面側開口縁に係止される仮固定用のアーム片
と、主体を構成する上横片及び下横片から突設され開口
部の裏面側開口縁に係止する係止部と、埋込型の配線器
具用の取付枠が取り付けられる取付部とを備えたので、
主体を上下逆にして取り付けられた場合にも主体の落下
防止が図れるという効果がある。
【0057】請求項7の発明は、上下両側の横片にそれ
ぞれ複数の係止部を設けたので、請求項6の発明の効果
に加えて、仮固定前の落下防止をさらに確実に図ること
ができるという効果がある。
【0058】請求項8の発明は、係止部に取付部を設け
たので、請求項7の発明の効果に加えて、係止部と取付
部を別々に設けるよりも製造工程が簡素化でき、コスト
ダウンが図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す斜視図である。
【図2】同上の取付状態を示す斜視図である。
【図3】実施形態2を示す斜視図である。
【図4】同上の取付状態を示す斜視図である。
【図5】実施形態3を示す斜視図である。
【図6】同上の取付状態を示す斜視図である。
【図7】実施形態4を示す斜視図である。
【図8】同上の取付状態を示す斜視図である。
【図9】実施形態5を示す斜視図である。
【図10】同上の取付状態を示す斜視図である。
【図11】実施形態6を示す斜視図である。
【図12】同上の取付状態を示す斜視図である。
【図13】実施形態7を示す斜視図である。
【図14】同上の取付状態を示す斜視図である。
【図15】実施形態8を示す斜視図である。
【図16】同上の取付状態を示す斜視図である。
【図17】従来例の正面図である。
【図18】同上の取付状態を示す斜視図である。
【符号の説明】 A1 壁板用取付押さえ金具 20 主体 21 横片 22 縦片 23 アーム片 24 取付部 24a ねじ孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略コ字状に形成され壁板に設けられた開
    口部の裏面側開口縁に配置される主体と、主体を構成す
    る上下両側の横片より対向する他方の横片の方へそれぞ
    れ突設されるとともに開口部の裏面側から表面側へ引き
    出され且つ折り曲げられて開口部の表面側開口縁に係止
    される仮固定用のアーム片と、埋込型の配線器具用の取
    付枠が取り付けられる取付部とを備えたことを特徴とす
    る壁板用取付押さえ金具。
  2. 【請求項2】 略コ字状に形成され壁板に設けられた開
    口部の裏面側開口縁に配置される主体と、主体を構成す
    る上下両側の横片よりそれぞれ突設され壁板の裏面に係
    止する仮固定用の爪片と、埋込型の配線器具用の取付枠
    が取り付けられる取付部とを備えたことを特徴とする壁
    板用取付押さえ金具。
  3. 【請求項3】 主体を構成する上横片及び下横片の少な
    くとも何れか一方に、開口部の裏面側開口縁に係止する
    係止突起を設けて成ることを特徴とする請求項1又は2
    記載の壁板用取付押さえ金具。
  4. 【請求項4】 略コ字状に形成され壁板に設けられた開
    口部の裏面側開口縁に配置される主体と、主体を構成す
    る縦片より突設されるとともに開口部の裏面側から表面
    側へ引き出され且つ折り曲げられて開口部の表面側開口
    縁に係止される仮固定用のアーム片と、埋込型の配線器
    具用の取付枠が取り付けられる取付部とを備え、アーム
    片の縦片側基端と先端とを結ぶ直線が縦片の長手方向と
    略直交しないようにアーム片を形成したことを特徴とす
    る壁板用取付押さえ金具。
  5. 【請求項5】 主体を構成する上横片及び下横片に、開
    口部の裏面側開口縁に係止する係止突起を設けたことを
    特徴とする請求項4記載の壁板用取付押さえ金具。
  6. 【請求項6】 略コ字状に形成され壁板に設けられた開
    口部の裏面側開口縁に配置される主体と、主体を構成す
    る縦片より突設されるとともに開口部の裏面側から表面
    側へ引き出され且つ折り曲げられて開口部の表面側開口
    縁に係止される仮固定用のアーム片と、主体を構成する
    上横片及び下横片から突設され開口部の裏面側開口縁に
    係止する係止部と、埋込型の配線器具用の取付枠が取り
    付けられる取付部とを備えたことを特徴とする壁板用取
    付押さえ金具。
  7. 【請求項7】 上下両側の横片にそれぞれ複数の係止部
    を設けたことを特徴とする請求項6記載の壁板用取付押
    さえ金具。
  8. 【請求項8】 係止部に取付部を設けたことを特徴とす
    る請求項7記載の壁板用取付押さえ金具。
JP10363978A 1998-12-22 1998-12-22 壁板用取付押さえ金具 Withdrawn JP2000188030A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10363978A JP2000188030A (ja) 1998-12-22 1998-12-22 壁板用取付押さえ金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10363978A JP2000188030A (ja) 1998-12-22 1998-12-22 壁板用取付押さえ金具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000188030A true JP2000188030A (ja) 2000-07-04

Family

ID=18480677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10363978A Withdrawn JP2000188030A (ja) 1998-12-22 1998-12-22 壁板用取付押さえ金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000188030A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150001944U (ko) * 2013-11-13 2015-05-21 이-위엔 첸 부가 보호 구조를 갖는 스위칭 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150001944U (ko) * 2013-11-13 2015-05-21 이-위엔 첸 부가 보호 구조를 갖는 스위칭 장치
KR200481011Y1 (ko) * 2013-11-13 2016-08-03 이-위엔 첸 부가 보호 구조를 갖는 스위칭 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2932385B1 (ja) 部品の取付構造
US20010030491A1 (en) Front cabinet and television set
JP2000188030A (ja) 壁板用取付押さえ金具
JPH11330717A (ja) 箱型電装部品の取付構造
JP2001206127A (ja) クリップ
JP2600239Y2 (ja) 電装部品の固定構造
JP3202820B2 (ja) 壁板用取付押え金具の設置構造
JP3891242B2 (ja) サポート及び配線装置
JP2002084616A (ja) 中空壁用配線器具取付装置
JP2633483B2 (ja) プリント配線基板固定構造
JPH09303817A (ja) 空気調和機の室内機における配管クランプ具
JP2002285962A (ja) 圧縮機の電装部品
JPH10174246A (ja) 壁板用取付押さえ金具
JP4641689B2 (ja) 回路遮断器の取り付け構造
JP2002010431A (ja) 壁板用取付押さえ金具
JP3969353B2 (ja) 壁パネルの連結構造
JP2004040878A (ja) 電気接続箱の取付構造
JP2998114B2 (ja) 配線器具の蓋止構造
JPH11214066A (ja) 壁板用取付押さえ金具
JP2528186Y2 (ja) 配線器具の取付装置
JP2724135B2 (ja) 配線器具用取付枠
JP2001049789A (ja) 天井板取付金具
JPS62223878A (ja) 前面パネル固定装置
JP3259955B2 (ja) 電気装置用取付金具、および電気装置
JP2013223336A (ja) 配線器具取付体及び配線器具取付体の設置方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060307