JP2000187911A - チャッキング装置 - Google Patents

チャッキング装置

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JP2000187911A
JP2000187911A JP10363064A JP36306498A JP2000187911A JP 2000187911 A JP2000187911 A JP 2000187911A JP 10363064 A JP10363064 A JP 10363064A JP 36306498 A JP36306498 A JP 36306498A JP 2000187911 A JP2000187911 A JP 2000187911A
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JP
Japan
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magnet
chucking
turntable
chassis
disk
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JP10363064A
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Hideki Kume
秀樹 久米
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アンチャッキング力を低減できるようにする。 【解決手段】シャーシ21の前面に前後方向に移動自在
にトレイ22を設け、トレイ22の移動によりディスク
Dをシャーシ21内に挿入しかつディスクDをシャーシ
21内から排出する。また、シャーシ21内に挿入され
た状態のディスクDの上方位置におけるシャーシ21の
上面内側に皿形状のホルダ23を取り付け、ホルダ23
の中央部の円形開口24に上下動自在にチャッキングユ
ニット25を配設し、可動部材31の上下動する前端部
にターンテーブル33を取付け、ホルダ23の下部上面
の前側に突起36を形成し、チャッキングユニット25
の押え板28の前端部下面が突起36に当接すること
で、マグネット26の前端側を持ち上げた状態で傾斜さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD、CD−R
OMやDVD等の記録ディスクを固定保持するチャッキ
ング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録ディスクを固定保持するチャ
ッキング装置の構成について、図5ないし図8を参照し
て説明する。但し、図5ないし図8はそれぞれ異なる状
態における側面図である。
【0003】図5ないし図8に示すように、シャーシ1
の前面には、ディスクDをシャーシ1内に挿入しかつデ
ィスクDをシャーシ1内から排出するトレイ2が前後方
向に移動自在に設けられている。また、シャーシ1内に
挿入された状態のディスクDの上方位置におけるシャー
シ1の上面内側には断面コ字状の皿形状のホルダ3が取
り付けられ、このホルダ3の中央部には円形の開口4が
形成され、この開口4にはチャッキングユニット5が上
下動自在に配設されている。
【0004】このチャッキングユニット5は、リング状
のマグネット6と、開口4内に配設されマグネット6を
保持する樹脂製の円筒状のガイド体7と、開口4の口径
よりも径大の円板状を有しガイド体7に取り付けられて
マグネット6を押える樹脂製の押え板8とにより構成さ
れている。尚、押え板8の中央部に下方に伸びて一体形
成されたボス8aがマグネット6の中央の透孔に嵌挿し
ている。
【0005】このとき、押え板8が開口4の口径よりも
径大の円形であるため、押え板8の周縁下面が開口4周
縁のホルダ3の上面に当接してチャッキングユニット5
の下動が規制されている。一方、ガイド体7は下端外周
部に鍔部7aが一体形成され、この鍔部7aが開口4周
縁のホルダ3の下面に当接してチャッキングユニット5
の上動が規制されている。更に、図には明示されていな
いが、押え板8とマグネット6との間には金属製の円板
状のバックヨークが介在されており、これによってマグ
ネット6の磁束の集中が図られている。
【0006】また、図5ないし図8に示すように、平面
視ほぼロ字状を成す可動部材11がシャーシ1内に配設
されると共に、この可動部材11の後端部がシャーシ1
に回動自在に支持されてその前端部が上下動するように
なっている。そして、この可動部材11の前端部にはモ
ータ12が固定され、モータ12のシャフト12aに
は、モータ12に連動して回転すべくターンテーブル1
3が固着されている。
【0007】このターンテーブル13は、肉厚のボス部
13aと、このボス部13aの外周下部に一体形成され
た鍔部13bとから成り、ボス部13aの下面に形成さ
れた穴にモータ12のシャフト12aが嵌入されてい
る。更に、ボス部13aの上面には金属製のチャッキン
グヨーク15がその上面を露出して埋設され、このチャ
ッキングヨーク15の存在により、マグネット6の下面
にターンテーブル13が接離自在に吸引されるようにな
っている。
【0008】次に、このようなチャッキング装置の動作
について説明する。まず、チャッキング時の動作につい
て説明すると、図6に示すように、可動部材11の前端
部の下動によりターンテーブル13が下動した状態で、
ディスクDが載置されたトレイ2が後方へ移動してディ
スクDがシャーシ1内に挿入され、ディスクDがチャッ
キングユニット5とターンテーブル13との間に配設さ
れると、可動部材11の前端部が上動してターンテーブ
ル13が上動する。
【0009】更に、ターンテーブル13のボス部13a
がディスクDの中央の位置決め孔に嵌挿してディスクD
がトレイ2から持ち上げられると共に、マグネット6の
磁力によりチャッキングヨーク15が吸引されることで
ターンテーブル13がチャッキングユニット5側に吸着
され、これによってガイド体7の鍔部7aとターンテー
ブル13の鍔部13bとの間にディスクDが挟持されて
チャッキングが完了し、その後図5に示すように、ガイ
ド体7の鍔部7a及び押え板8のいずれもがホルダ3か
ら離れた状態でモータ12が回転し、ターンテーブル1
3が回転してディスクDが回転駆動される。
【0010】続いて、アンチャッキング時の動作につい
て説明すると、ディスクDの回転停止後、可動部材11
の前端部が下動してターンテーブル13がマグネット6
の吸引力に抗して下動し、図6に示すように、ターンテ
ーブル13がチャッキングユニット5から離間した状態
となってアンチャッキングが完了し、ディスクDが再び
トレイ2上に載置され、その後トレイ2が前方へ移動し
てディスクDの排出が行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ディスクDが
ない状態でチャッキングが行われた場合には、図7に示
すように、チャッキングヨーク15がマグネット6に直
接吸着するため、アンチャッキング時に、図8に示すよ
うにこれを離反しようとして可動部材11の前端部を下
動したときに、マグネット6による吸着力に抗してター
ンテーブル13を下動させるには、非常に大きな駆動力
(以下、これをアンチャッキング力と称する)で可動部
材11の前端部を下動させる必要があり、ディスクDが
ある場合におけるアンチャッキング力と比べて非常に大
きな駆動力を要するという問題がある。また、ディスク
Dがある場合において、アンチャッキング力を従来より
も低減できれば、可動部材11の駆動源の負担を軽減で
き、好都合である。
【0012】ところで、実開昭64−56069号公報
には、チャッキングマグネットの一部に突起を設けるこ
とが記載されているが、この突起はアンチャッキング力
を低減させるためのものではない。また、特開昭62−
197953号公報には、ディスクを支承するフランジ
に駆動ピンを備えることが記載されているが、この突起
状の駆動ピンはフロッピディスクを駆動するためのもの
であって、アンチャッキング力を低減させるためのもの
ではない。
【0013】この発明が解決しようとする課題は、アン
チャッキング力を低減できるようにすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は、マグネットを有し固定部材に上下動
自在に保持されるチャッキングユニットと、前記チャッ
キングユニットよりも大きく上下動することで前記マグ
ネットの下面に接離自在に吸引されて前記チャッキング
ユニットとの間にディスクを挟持するターンテーブルと
により構成されるチャッキング装置において、前記ター
ンテーブルの下動によって前記ターンテーブルの前記マ
グネットへの吸引状態を解除する際に、前記マグネット
を傾斜させる傾斜手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0015】このような構成によれば、特にディスクが
ない状態でチャッキングが行われた場合において、ター
ンテーブルのマグネットへの吸引状態を解除する際に、
傾斜手段によりマグネットが傾斜されるため、このよう
な傾斜によってターンテーブルを下動したときにマグネ
ットとターンテーブルとの吸着面間に隙間が生じ、傾斜
しない場合に比べて吸着力が低下する。そのため、その
ままターンテーブルを下動することで、より少ない力で
ターンテーブルのマグネットへの吸引状態を解除するこ
とが可能になる。
【0016】また、本発明は、前記固定部材が、シャー
シ及びこのシャーシに設けられた保持部材から成り、前
記チャッキングユニットが、前記保持部材に上下動自在
に保持され、前記ターンテーブルが、前記シャーシにほ
ぼ上下方向に移動自在に支持されたモータのシャフトに
固着され、前記傾斜手段が、前記保持部材または前記チ
ャッキングユニットに形成されていることを特徴として
いる。
【0017】こうすれば、アンチャッキングのためにタ
ーンテーブルがチャッキングユニットよりも大きく下動
したときに、保持部材またはチャッキングユニットに形
成された傾斜手段により、マグネットが傾斜されてマグ
ネットとターンテーブルとの吸着面間に隙間が生じ、マ
グネットを傾斜しない場合よりもマグネットのターンテ
ーブルに対する吸着力が低減される。
【0018】さらに、本発明は、前記傾斜手段が、突起
または凹部から成り、前記チャッキングユニットまたは
前記保持部材の前記傾斜手段への当接により、前記チャ
ッキングユニットを傾斜させて前記マグネットを傾斜さ
せることを特徴としている。
【0019】こうすることで、傾斜手段を簡単に形成す
ることができて、マグネットを容易に傾斜させることが
できる。
【0020】また、本発明は、前記ディスクが、水平移
動するトレイにより前記チャッキングユニットと前記タ
ーンテーブルとの間に挿入、排出自在に配設され、前記
傾斜手段により、前記マグネットの前記ディスクの挿
入、排出側が持ち上がった状態に傾斜することを特徴と
している。
【0021】このようにすれば、チャッキング時におい
て、トレイの移動によりディスクがチャッキングユニッ
トとターンテーブルとの間に挿入される際に、傾斜手段
によってマグネットのディスクの挿入側が持ち上がった
状態になっているため、チャッキングユニットがディス
クの挿入の邪魔になることを防止できる。
【0022】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態について図
1ないし図4を参照して説明する。但し、図1は一部の
切断右側面図、図2ないし図4はそれぞれ異なる状態に
おける切断右側面図である。
【0023】図1ないし図4において、21は樹脂等か
ら成るシャーシ、22はトレイであり、シャーシ21の
前面に前後方向に移動自在に設けられて、ディスクDを
シャーシ21内に挿入しかつディスクDをシャーシ21
内から排出する。また、23はシャーシ21内に挿入さ
れた状態のディスクDの上方位置におけるシャーシ21
の上面内側に取り付けられた断面コ字状の保持部材とし
ての皿形状のホルダ、24はこのホルダ23の中央部に
形成された円形の開口、25はこの開口24に上下動自
在に配設されたチャッキングユニットである。ここで、
シャーシ21及びホルダ23が固定部材に相当する。
【0024】このチャッキングユニット25は、リング
状のマグネット26と、開口24内に配設され内側にマ
グネット26を保持する樹脂製のガイド体27と、開口
24の口径よりも径大の円板状を有しガイド体27に取
り付けられてマグネット26を押える円板状の金属製の
押え板28とにより構成されている。
【0025】このとき、押え板28が開口24の口径よ
りも径大の円形を成しているため、押え板28の周縁下
面が開口24周縁のホルダ23の上面に当接し、チャッ
キングユニット25の下動が規制されている。一方、ガ
イド体27は円筒状の基部27aの下端外周部に鍔部2
7bが一体形成され、この鍔部27bが開口24周縁の
ホルダ23の下面に当接し、チャッキングユニット25
の上動が規制されている。
【0026】また、ガイド体27の基部27aの底面に
は、薄板若しくは放射状の複数の梁(いずれも図示せ
ず)が設けられ、その底面の中央部にはボス27cが一
体形成され、マグネット26の中央の透孔にこのボス2
7cが嵌挿している。更に、ガイド体27の基部27a
の上端には複数個の爪27dが形成され、これらの爪2
7dが押え板28に透設された透孔に挿通されて係止さ
れ、押え板28のガイド体27からの脱離が防止されて
いる。ここで、押え板28がその下面をマグネット26
の上面に当接した状態で保持されており、金属から成る
押え板28はバックヨークとしてマグネット26の磁束
を集中すべく機能している。
【0027】更に図において、31はシャーシ21内に
配設された平面視ほぼロ字状を成す可動部材であり、こ
の可動部材31が後端中央部Aにおいてシャーシ21に
回動自在に支持され、その前端部が上下動するようにな
っている。32は可動部材31の前端部に固定されたモ
ータ、33はターンテーブルであり、肉厚のボス部33
aと、このボス部33aの外周下部に一体形成された鍔
部33bとから成り、ボス部33aの下面に形成された
穴33cにモータ32のシャフト32aが嵌入され、こ
れによってターンテーブル33がシャフト32aに固着
されてモータ32に連動して回転すると共に、可動部材
31によってターンテーブル33がチャッキングユニッ
ト25よりも大きな範囲で上下動する。
【0028】また図において、35は金属から成るチャ
ッキングヨークであり、その上面を露出してターンテー
ブル33のボス部33aの上面に埋設され、このチャッ
キングヨーク35の存在により、マグネット26の下面
にターンテーブル33が接離自在に吸引されるようにな
っている。36は傾斜手段としての突起であり、ホルダ
23の下部上面の前側に形成され、チャッキングユニッ
ト25の下動によって押え板28の前端部下面がこの突
起36に当接したときに、突起36によってマグネット
26がその前側を持ち上げた状態で傾斜されるようにな
っている。
【0029】次に、このようなチャッキング装置の動作
について説明する。まず、チャッキング時の動作につい
て説明すると、図1に示すように、可動部材31の前端
部の下動によりターンテーブル33が下動した状態で、
ディスクDが載置されたトレイ22が後方へ移動してデ
ィスクDがシャーシ21内に挿入され、ディスクDがチ
ャッキングユニット25とターンテーブル33との間に
配設されると、可動部材31の前端部が上動してターン
テーブル33が上動する。
【0030】更に、ターンテーブル33のボス部33a
がディスクDの中央の位置決め孔に嵌挿してディスクD
がトレイ22から持ち上げられると共に、マグネット2
6の磁力によりチャッキングヨーク35が吸引されるこ
とでターンテーブル33がチャッキングユニット25側
に吸着される。
【0031】これにより、ガイド体27の鍔部27bと
ターンテーブル33の鍔部33bとの間にディスクDが
挟持されてチャッキングが完了し、その後図2に示すよ
うに、ガイド体27の鍔部27b及び押え板28のいず
れもがホルダ23から離れた状態でモータ32が回転
し、ターンテーブル33が回転してディスクDが回転駆
動される。
【0032】続いて、アンチャッキング時の動作につい
て説明すると、ディスクDの回転停止後、可動部材31
の前端部が下動してターンテーブル33が下動し、押え
板28の前端部下面がホルダ23の突起36に当接して
押え板28の前端部が持ち上げられ、これによってマグ
ネット26が傾斜される。このように、マグネット26
を傾斜することで、マグネット26とチャッキングヨー
ク35との吸着面間に一部隙間が生じ、傾斜しない場合
に比べて吸着力が低下し、少ない力でチャッキングヨー
ク35をマグネット26から離すことが可能になる。
【0033】そして、このようにマグネット26が傾斜
された状態で、可動部材31の前端部が更に下動する
と、ターンテーブル33がマグネット26の吸引力に抗
して下動を続け、図1に示すように、ターンテーブル3
3がチャッキングユニット25から離間した状態となっ
てアンチャッキングが完了し、ディスクDが再びトレイ
22上に載置され、その後トレイ22が前方へ移動して
ディスクDの排出が行われる。
【0034】ところで、ディスクDがない状態でチャッ
キングが行われた場合には、図3に示すように、チャッ
キングヨーク35がガイド体27の基部27aの底面を
介してマグネット6に吸着するため、チャッキングヨー
ク35はほぼその上面全体でマグネット26に吸引され
る。
【0035】そして、アンチャッキング時に、図4に示
すようにチャッキングヨーク35をマグネット26から
離反しようとして可動部材31の前端部を下動したとき
に、上記したように、押え板28の前端部下面がホルダ
23の突起36に当接してマグネット26が傾斜される
ため、マグネット26とチャッキングヨーク35との吸
着面間に一部隙間が生じ、より少ない力でターンテーブ
ル33のマグネット26への吸引状態を簡単に解除でき
る。この突起36によるマグネット26の傾斜は、特に
ディスクDがない状態でのアンチャッキング時に、その
アンチャッキング力を大きく低減できる点で非常に効果
がある。
【0036】従って、上記した実施形態によれば、ホル
ダ23に形成した突起36への押え板28の前端部の当
接により、押え板28の前端部を持ち上げてマグネット
26を傾斜させることができるため、アンチャッキング
時に、ターンテーブル33の下動によってマグネット2
6とターンテーブル33との吸着面間に隙間を形成で
き、マグネット26を傾斜しない場合に比べて吸着力を
低下させることが可能になり、より少ない力でターンテ
ーブル33のマグネット26への吸引状態を解除するこ
とが可能になり、可動部材31の下動に要するアンチャ
ッキング力を大きく低減することができる。特に、ディ
スクDがないままチャッキングされた状態からのアンチ
ャッキング時において、このマグネット26の傾斜によ
る吸着力の低減効果は顕著である。
【0037】また、突起36によりチャッキングユニッ
ト25の押え板28の前端部を持ち上げて、ディスクD
の挿入、排出側であるマグネット26の前部を持ち上げ
ているため、特にチャッキング時において、トレイ22
の移動によりディスクDがチャッキングユニット25と
ターンテーブル33との間に挿入される際に、チャッキ
ングユニット25が邪魔になることを防止でき、円滑な
チャッキングを実現することができる。
【0038】なお、上記した実施形態では、ホルダ23
の下部上面の前側に突起36を形成してこれに当接する
押え板28の前端部を持ち上げるようにした場合につい
て説明したが、ホルダ23の下部上面の後側に押え板2
8の後端部が嵌挿するような凹部を形成し、この凹部へ
の押え板28の後端部の嵌挿により、押え板28の前端
部を持ち上げるようにしてもよいのは勿論であり、この
場合も上記した実施形態と同等の効果を得ることができ
るのはいうまでもない。
【0039】また、上記した実施形態では、ホルダ23
の下部上面の前側に突起36を形成してマグネット26
のディスクDの挿入、排出側である前端部を持ち上げて
傾斜させるようにした場合について説明したが、必ずし
もマグネット26の前端部を持ち上げて傾斜させる必要
はなく、要するにマグネット26を傾斜させることがで
きるものであれば、どこに設けられていてもよく、例え
ば押え板28側に突起等の傾斜手段を設けても構わな
い。
【0040】更に、マグネット26を傾斜させる傾斜手
段は、上記した突起36や凹部に限定されるものでない
のは勿論であり、チャッキングユニット25の上下動を
妨げないように設けられてチャッキングユニット25の
一部(特にディスクDの挿入、排出側)に係止してこれ
を持ち上げるようなフック状のもののほか、磁気的にマ
グネット26の例えば前端側を持ち上げるようなもの等
であってもよい。
【0041】また、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲におい
て、上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能で
ある。
【0042】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、マグネットの傾斜によって、下動するターンテ
ーブルとチャッキングユニットのマグネットとの吸着面
間に隙間を形成することができるため、マグネットを傾
斜しない場合に比べ、アンチャッキング力の低減を図る
ことができる。
【0043】特に、ディスクがない状態でチャッキング
が行われた場合には、マグネットによるターンテーブル
の吸引力はディスクが介在している場合よりも遙かに大
きくなり、このような状態からのアンチャッキング時に
は、マグネットの吸引力に抗してターンテーブルを下動
させるのに非常に大きな力を必要とするが、マグネット
を傾斜させることで、アンチャッキング力を大幅に低減
することができ、ディスクがない状態でのアンチャッキ
ング力の低減効果は非常に顕著である。
【0044】また、請求項2に記載の発明によれば、ア
ンチャッキングのためにターンテーブルがチャッキング
ユニットよりも大きく下動したときに、保持部材または
チャッキングユニットに形成された傾斜手段により、マ
グネットが傾斜されてマグネットとターンテーブルとの
吸着面間に隙間を形成できるため、マグネットを傾斜し
ない場合よりもマグネットのターンテーブルに対する吸
着力を低減することができ、アンチャッキング力の低減
を図ることができる。
【0045】また、請求項3に記載の発明によれば、傾
斜手段を簡単に形成することが可能で、マグネットを容
易に傾斜させることができる。
【0046】また、請求項4に記載の発明によれば、チ
ャッキング時において、トレイの移動によりディスクが
チャッキングユニットとターンテーブルとの間に挿入さ
れる際に、傾斜手段によってマグネットのディスク挿入
側が持ち上がった状態になっているため、チャッキング
ユニットがディスクの挿入の邪魔になることを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の一部の切断右側面図で
ある。
【図2】一実施形態のある状態における切断右側面図で
ある。
【図3】一実施形態の他の状態における切断右側面図で
ある。
【図4】一実施形態の異なる状態における切断右側面図
である。
【図5】従来例のある状態における切断右側面図であ
る。
【図6】従来例の他の状態における切断右側面図であ
る。
【図7】従来例の異なる状態における切断右側面図であ
る。
【図8】従来例の更に異なる状態における切断右側面図
である。
【符号の説明】
21 シャーシ(固定部材) 22 トレイ 23 ホルダ(保持部材) 25 チャッキングユニット 26 マグネット 32 モータ 32a シャフト 33 ターンテーブル 36 突起(傾斜手段) D ディスク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネットを有し固定部材に上下動自在
    に保持されるチャッキングユニットと、前記チャッキン
    グユニットよりも大きく上下動することで前記マグネッ
    トの下面に接離自在に吸引されて前記チャッキングユニ
    ットとの間にディスクを挟持するターンテーブルとによ
    り構成されるチャッキング装置において、 前記ターンテーブルの下動によって前記ターンテーブル
    の前記マグネットへの吸引状態を解除する際に、前記マ
    グネットを傾斜させる傾斜手段を備えていることを特徴
    とするチャッキング装置。
  2. 【請求項2】 前記固定部材が、シャーシ及びこのシャ
    ーシに設けられた保持部材から成り、前記チャッキング
    ユニットが、前記保持部材に上下動自在に保持され、前
    記ターンテーブルが、前記シャーシにほぼ上下方向に移
    動自在に支持されたモータのシャフトに固着され、前記
    傾斜手段が、前記保持部材または前記チャッキングユニ
    ットに形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    のチャッキング装置。
  3. 【請求項3】 前記傾斜手段が、突起または凹部から成
    り、前記チャッキングユニットまたは前記保持部材の前
    記傾斜手段への当接により、前記チャッキングユニット
    を傾斜させて前記マグネットを傾斜させることを特徴と
    する請求項2に記載のチャッキング装置。
  4. 【請求項4】 前記ディスクが、水平移動するトレイに
    より前記チャッキングユニットと前記ターンテーブルと
    の間に挿入、排出自在に配設され、前記傾斜手段によ
    り、前記マグネットの前記ディスクの挿入、排出側が持
    ち上がった状態に傾斜することを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載のチャッキング装置。
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JP (1) JP2000187911A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7757246B2 (en) 2005-07-11 2010-07-13 Funai Electric Co., Ltd. Disc apparatus with clamp holder having top surface of first flange higher than top surface of second flange

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