JP2000186527A - 吸音ダクト構造体 - Google Patents

吸音ダクト構造体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸排気経路のダクトで発生する例えば低周波
数領域の騒音を中心に効率よく低減させることができる
コンパクトな構造の吸音ダクト構造体を提供する。 【解決手段】 断面形状を問わない気体流路5を形成す
るダクト6の一部に多数の小孔6hを設けるとともに、
小孔6hを設けた部分のダクト6の内径を基準として内
径を拡張した拡張ダクト部6dを持ち、拡張ダクト部6
d内の一部もしくは全部に、圧電性を有する圧電材料2
と導電性を有する導電材料3を用いた吸音部4が設置さ
れている吸音ダクト構造体1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車や
建築構造物等の吸音を目的とした吸音ダクト構造体に関
し、特に、低周波数から高周波数の全周波数領域におい
て優れた吸音特性を有する吸音ダクト構造体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、気相流体の吸排気システム内
の騒音は、送風機の発生音、ブロアー、高圧弁、ノズル
等の気流音、内燃機関、ガス発生機の吸排気音、オイル
またはガスバーナーの燃焼音を音源としており、この騒
音を低減するために消音器等が用いられている。また、
ダクト内を流れる流体の速度によっては、高周波領域に
周波数特性を有する気流音が発生するので、この騒音を
減衰させるために一部でグラスウール等の吸音材も使用
されている。
【0003】この騒音を低減するために従来行われてい
ることは、流体とダクトとの間での抵抗をできるだけ小
さくし、音源となる音響エネルギーを極力減衰させるこ
と、および、吸音材や消音器等を取り付けることであ
る。
【0004】しかしながら、消音器等の構造体は、特定
の周波数には効果があるものの、全周波数に効果を持た
せることができないこと、また、吸音材においては比較
的高い周波数の騒音にしか効果は得られないこと、など
といった問題点がある。
【0005】内燃機関の吸気騒音はエンジンの吸気によ
る脈動を音源とし、主として500Hz以下の低周波数
領域にある。この吸気音を低減させるために、主とし
て、レゾネータやサイドブランチ等の吸音構造体を設置
しているが、上記の例にもれず、この構造体には特定周
波数に起因する周波数の減衰効果しかないため、多数の
周波数の吸音を行うには多数の構造体を設置する必要が
あり、スペースに制約がある場合にはその設置が困難に
なることがあった。
【0006】この騒音を低減するためには、気化器とエ
アクリーナとを連結する吸気管に多数の小孔を設け、更
に、この小孔部分の外側に吸音材を装着するタイプのも
の(特開昭53−148617号公報、実開昭55−1
67562号公報)や、内燃機関側とエアクリーナエレ
メント側を仕切る仕切り壁を配置してこの仕切り壁に絞
り孔を設けるタイプのもの(特開昭64−53055号
公報)が提案されている。
【0007】そのほか、エアクリーナケースや各ダクト
に騒音の減衰を目的としたバイパスチューブを用いるタ
イプのもの(特開平5−18329号公報)や、特殊な
共鳴ダクトをエアクリーナケースに連通接続して特定周
波数領域の共鳴を減衰させるタイプのもの(特開平5−
18330号公報)が提案されている。
【0008】一方、吸音材を用いたものには開口端近傍
に吸音材を設置するタイプのもの(特開昭53−148
67号公報)が提案されているが、低周波数にはほとん
ど効果がない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】例えば、自動車の吸気
系の騒音は、エンジン回転数に応じて変化はあるもの
の、基本的には500Hz以下の低周波数領域の騒音が
問題となっており、この低周波数領域は言うまでもな
く、全周波数域にわたり特に効果の大きな吸音構造体を
得ることが課題となる。同時に、自動車のエンジンルー
ム内はスペースが限られているため、高性能でコンパク
トな吸音構造を達成することも重要な課題である。
【0010】
【発明の目的】従って、本発明は、吸排気経路のダクト
や内燃機関のダクト等の低周波数領域の騒音を中心に低
減させることを目的とし、特に、騒音の低減効果が大き
く、しかも、コンパクトな構造の吸音ダクト構造体を提
供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記した
従来技術の課題を解決すべく吸音ダクト構造体について
鋭意検討した結果、コンパクトにしてしかも騒音低減効
果が大きい吸音ダクト構造体とこれに用いる材料を特定
して本発明を完成するに至った。
【0012】すなわち、本発明に係わる吸音(遮音)ダ
クト構造体は、請求項1に記載しているように、断面形
状を問わない気体流路の一部または全部に、圧電性を有
する圧電材料と導電性を有する導電材料を用いた吸音部
が設置されているものとしたことを特徴としている。こ
こで、気体流路の断面形状は、丸型、四角型、楕円型
等、いずれの形状でもよく、気相流体の流路となりさえ
すれば良い。また、圧電材料と吸音材料を用いた吸音部
は、それ自体が気体流路を構成してもよく、また、他の
材料によって構成された気体流路の一部を置換しもしく
はダクト等に貼設しても良い。
【0013】そして、本発明に係わる吸音ダクト構造体
の実施態様においては、請求項2に記載しているよう
に、断面形状を問わない気体流路を形成するダクトの一
部に多数の小孔を設けるとともに、小孔を設けた部分の
ダクトの内径を基準として前記内径を拡張した拡張ダク
ト部を持ち、拡張ダクト部内の一部もしくは全部に、圧
電性を有する圧電材料と導電性を有する導電材料を用い
た吸音部が設置されているものとしたことを特徴として
いる。
【0014】ここで、ダクトの断面形状は、丸型、四角
型、楕円型、等、いずれの形状でもよく、気相流体の流
路となりさえすれば良い。また、拡張ダクト部の断面形
状についても、丸型、四角型、楕円型、等、いずれの形
状でもよく、ダクトの内径を拡張させることができさえ
すれば良い。さらにまた、ダクトと拡張ダクト部とは、
互いに断面形状に制約を与える必要は無く、例えば、ダ
クトが丸型断面の場合に、拡張ダクト部の断面形状が丸
型断面以外のものであっても良い。従って、ダクトの断
面中心と拡張ダクト部の断面中心とは一致してもしなく
ても良く、ダクトの外周と拡張ダクト部の外周が一辺で
接している極端な配置であっても良い。また、拡張ダク
ト部内は、圧電性を有する圧電材料と導電性を有する導
電材料を用いた吸音部で埋めつくされないものとしても
良い。つまり、拡張ダクト部内には、空気などの気体層
だけの部分を作っても良く、また、ポリエステル繊維等
からなる不織布製吸音材等の他の吸音材で占められる部
分を作っても良い。
【0015】同じく、本発明に係わる吸音ダクト構造体
の実施態様においては、請求項3に記載しているよう
に、吸音部の設置によって音響系が変化するために新た
に発生する共鳴の周波数域に、その新たな共鳴により発
生する騒音を少なくとも前記吸音部を設置する前の状態
に低減するために、前記共鳴の周波数に設定しまたは任
意の周波数に設定した少なくとも1つ以上の挿入型の首
部を有する空洞型消音器が設置されているものとしたこ
とを特徴としている。
【0016】ここで用いることができる空洞型消音器で
は、消音要素を適切にモデル化することにより、透過損
失TLを理論的に算出することができる。この場合の理
論式を下記式に示す。
【0017】
【数1】TL=10・log|1+{1/2(m−1/
m)sin2kL}2| m:内径の拡張比 k:波長定数 k=2πf/C(f:周波数、C:音
速) L:拡張部長さ これにより、目的とする周波数に設定した空洞型消音器
の作製が可能になる。
【0018】さらに望ましくは、この空洞型消音器に
も、圧電性を有する圧電材料と導電性を有する導電材料
を用いた吸音部、および/または、ポリエステル繊維等
からなる布製吸音材等が、例えば、この空洞型消音器の
首部に設置されているものとすることもできる。ただ
し、首部への設置は、工法上難易度が高いため、経済的
な利点を損なう可能性が生じるので、吸音性能を高めた
い場合に限定されることもありうる。
【0019】同じく、本発明に係わる吸音ダクト構造体
の実施態様においては、請求項4に記載しているよう
に、吸音部の設置によって音響系が変化するために新た
に発生する共鳴の周波数域に、その新たな共鳴により発
生する騒音を少なくとも前記吸音部を設置する前の状態
に低減するために、前記共鳴の周波数に設定しまたは任
意の周波数に設定した少なくとも1つ以上の前記吸音部
と同様の構造を持つ吸音部が設置されているものとした
ことを特徴としている。
【0020】同じく、本発明に係わる吸音ダクト構造体
の実施態様においては、請求項5に記載しているよう
に、複数の圧電性を有する圧電材料が導電性を有する導
電材料と共に積層された吸音部が設置されているものと
したことを特徴としている。
【0021】この場合、比較的高価な圧電材料の使用量
が増すため、経済的な利点を損なう可能性も生じるが、
吸音性能を高めたい場合には非常に有効な手段となり得
る。
【0022】同じく、本発明に係わる吸音ダクト構造体
の実施態様においては、請求項6に記載しているよう
に、導電性を有する導電材料と共に積層された複数の圧
電性を有する圧電材料の少なくとも一方が、他方の圧電
材料と厚さ方向における分極の向きが異なるように設置
されているものとしたことを特徴としている。
【0023】この場合、厚さ方向における分極の向きが
異なるように設置された複数の圧電材料間では、向き合
う側の表面に正負同一の電荷が発生して、圧電材料の変
形量が小さくなるので、圧電材料それ自体から発せられ
る騒音をも低減することが可能となる。
【0024】同じく、本発明に係わる吸音ダクト構造体
の実施態様においては、請求項7に記載しているよう
に、導電材料の体積固有抵抗が10〜100000Ω・
cmであるものとしたことを特徴としている。
【0025】この場合、導電材料の体積固有抵抗が10
Ω・cmよりも小さいと、圧電材料によって変換された
電気エネルギーの消費量が小さくなって振動を効率よく
抑制することができがたくなる傾向となり、10000
0Ω・cmよりも大きいときにも圧電層によって変換さ
れた電気エネルギーの消費量が小さくなって振動を効率
よく抑制することができがたくなる傾向となる。
【0026】同じく、本発明に係わる吸音ダクト構造体
の実施態様においては、請求項8に記載しているよう
に、導電材料が炭素繊維を主成分とする布(織布および
不織布等)ないしは炭素繊維および熱可塑性の融着繊維
からなるバインダ繊維を主成分とする布であるものとし
たことを特徴としている。
【0027】ここで、導電材料を布製のものとすること
によって、導電材料においても高い吸音特性を発現させ
ることが可能となり、ダクトから出力される騒音を効率
良く抑制することができるものとなる。特に、導電材料
を炭素繊維および熱可塑性の融着繊維からなるバインダ
繊維を主成分とする布であるものとした場合、導電材料
においても高い吸音特性を発現するものとすることが可
能となるだけでなく、融着繊維と炭素繊維との混合比率
を適切に選定することにより体積固有抵抗を所望のもの
にすることができ、設計を容易とする効率の良い遮音構
造体とすることができると共に、炭素繊維の使用量を低
減することで安価な遮音構造体を提供することも可能に
なる。
【0028】同じく、本発明に係わる吸音ダクト構造体
の実施態様においては、請求項9に記載しているよう
に、圧電性を有する圧電材料が樹脂製のフィルムである
ものとしたことを特徴としている。
【0029】ここで、圧電性を有する圧電材料を樹脂製
のフィルムとすることによって、樹脂製であるが故に薄
くすることができ、柔軟な圧電材料になり得ることによ
り吸音構造体の取り扱いが容易になり、取り付け作業時
等において作業性を高め、工法を含めた経済的なものを
得ることができる。
【0030】同じく、本発明に係わる吸音ダクト構造体
の実施態様においては、請求項10に記載しているよう
に、圧電性を有する圧電材料がポリフッ化ビニリデン樹
脂成形物にポーリング処理を施したものであるようにし
たことを特徴としている。
【0031】ここで、圧電性を有する圧電材料をポリフ
ッ化ビニリデン樹脂成形物にポーリング処理を施したも
のとすることによって、樹脂製のフィルムが取り扱い上
においても有利であることに加え、ポリフッ化ビニリデ
ン樹脂が分子構造上において圧電性を帯び易いと共に、
市場からの入手のし易さという利点をも得ることができ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面に基づき詳細に説明する。
【0033】図1は本発明に係わる吸音ダクト構造体の
一つの実施の形態を示すものであって、この吸音ダクト
構造体1は、圧電処理を施したポリフッ化ビニリデン樹
脂(PVDF)製の圧電フィルム(圧電材料;圧電層)
2と、炭素繊維製の吸音材(導電材料;導電層)3とを
積層した吸音部4の内部に気体流路5が形成されている
ものとした構造をなすものである。
【0034】この図1に示す吸音ダクト構造体1は、圧
電性を有する圧電材料2と導電性を有する導電材料3と
が積層した吸音部4が設けられていることから、気体の
流れによって発現する音圧により圧電材料2が振動して
電荷が発生し、この電荷を導電材料3によって消費する
ことで音圧を低減することが可能となる。その結果、気
体流路5内での気体の流通時に発生する騒音を低減する
ことが可能となる。
【0035】図2は本発明に係わる吸音ダクト構造体の
他の実施の形態を示すものであって、この吸音ダクト構
造体1は、圧電処理を施したポリフッ化ビニリデン樹脂
(PVDF)製の圧電フィルム(圧電材料;圧電層)2
と、炭素繊維製の吸音材(導電材料;導電層)3とを積
層した吸音部4の内部に気体流路5が形成されているも
のとし、同じく気体流路5を有するダクト6の一部に形
成した小孔6hをもつ拡張ダクト部6dの内部に前記吸
音部4を設置した構造をなすものである。
【0036】この図2に示す吸音ダクト構造体1では、
圧電性を有する圧電材料2と導電性を有する導電材料3
とが積層した吸音部4が設けられていることから、気体
の流れによって発現する音圧により圧電材料2が振動し
て電荷が発生し、この電荷を導電材料3によって消費す
ることで音圧を低減することが可能となる。しかも、気
体流路5の一部に設けた小孔6hをもつ拡張ダクト部6
dを介して吸音部4が設置されているため、気体流路5
の内部に発生する目的とする音圧の腹の位置に選択設置
することが可能となり、気体の流通時に発生する騒音を
効率よく低減することが可能となる。
【0037】図3は本発明に係わる吸音ダクト構造体の
さらに他の実施の形態を示すものであって、この吸音ダ
クト構造体1は、圧電処理を施したポリフッ化ビニリデ
ン樹脂(PVDF)製の圧電フィルム(圧電材料;圧電
層)2と、炭素繊維製の吸音材(導電材料;導電層)3
とを積層した吸音部4の内部に気体流路5が形成されて
いるものとし、同じく気体流路5を有するダクト6の一
部に形成した小孔6hをもつ拡張ダクト部6dの内部に
前記吸音部4を設置し、さらに首部7nをもつ空洞型消
音器(レゾネータ)7を追加設置した構造をなすもので
ある。
【0038】この図3に示す吸音ダクト構造体1では、
圧電性を有する圧電材料2と導電性を有する導電材料3
とが積層した吸音部4が設けられていることから、気体
の流れによって発現する音圧により圧電材料2が振動し
て電荷が発生し、この電荷を導電材料3によって消費す
ることで音圧を低減することが可能となる。しかも、気
体流路5の一部に設けた小孔6hをもつ拡張ダクト部6
dを介して吸音部4が設置されているため、気体流路5
の内部に発生する目的とする音圧の腹の位置に選択設置
することが可能となり、気体の流通時に発生する騒音を
効率よく低減することが可能となる。しかしながら、設
置された吸音部4によって新たに形成される音圧の腹が
必ず出現するため、設定周波数は消音されるもののその
近傍の周波数に跳ね返りの共鳴が発現する。そこで、こ
の新たに発生する共鳴の消音のために空洞型消音器7を
追加設置することによって、気体の流通時に発生する騒
音を効率よく、悪化代なしに低減することが可能とな
る。
【0039】図4は本発明に係わる吸音ダクト構造体の
さらに他の実施の形態を示すものであって、この吸音ダ
クト構造体1は、圧電処理を施したポリフッ化ビニリデ
ン樹脂(PVDF)製の圧電フィルム(圧電材料;圧電
層)2と、炭素繊維製の吸音材(導電材料;導電層)3
とを積層した吸音部4の内部に気体流路5が形成されて
いるものとし、同じく気体流路5を有するダクト6の2
箇所にそれぞれ形成した小孔6hをもつ拡張ダクト部6
d,6dの内部に前記吸音部4,4を各々設置した構造
をなすものである。
【0040】この図4に示す吸音ダクト構造体1では、
圧電性を有する圧電材料2と導電性を有する導電材料3
とが積層した吸音部4が設けられていることから、気体
の流れによって発現する音圧により圧電材料2が振動し
て電荷が発生し、この電荷を導電材料3によって消費す
ることで音圧を低減することが可能となる。
【0041】しかも、気体流路5に設けた小孔6hをも
つ拡張ダクト部6dを介して吸音部4が設置されている
ため、気体流路5の内部に発生する目的とする音圧の腹
の位置に選択設置することが可能となり、気体の流通時
に発生する騒音を効率よく低減することが可能となる。
しかしながら、設置された吸音部4によって新たに形成
される音圧の腹が必ず出現するため、設定周波数は消音
されるもののその近傍の周波数に跳ね返りの共鳴が発現
する。そこで、この新たに発生する共鳴の消音のために
小孔6hをもつ拡張ダクト部6dを介してもうひとつの
吸音部4を設置することによって、気体の流通時に発生
する騒音を効率よく低減することが可能となる。
【0042】図5は本発明に係わる吸音ダクト構造体の
さらに他の実施の形態を示すものであって、この吸音ダ
クト構造体1は、圧電処理を施した2枚のポリフッ化ビ
ニリデン樹脂(PVDF)製の圧電フィルム(圧電材
料;圧電層)2と、炭素繊維製の3枚の吸音材(導電材
料;導電層)3とを積層した吸音部4の内部に気体流路
5が形成されているものとし、同じく気体流路5を有す
るダクト6の一部に形成した小孔6hをもつ拡張ダクト
部6dの内部に前記吸音部4を設置した構造をなすもの
である。
【0043】この図5に示す吸音ダクト構造体1では、
圧電性を有する2枚の圧電材料2と導電性を有する3枚
の導電材料3とが積層した構造の吸音部4が設けられて
いることから、気体の流れによって発現する音圧により
圧電材料2が振動して電荷が発生し、この電荷を導電材
料3によって消費することで音圧を低減することが可能
であり、圧電材料を2枚とすることで1枚の場合に比べ
てより音圧を低減することが可能となる。
【0044】図6は本発明に係わる吸音ダクト構造体の
さらに他の実施の形態を示すものであって、この吸音ダ
クト構造体1は、厚さ方向における分極の向きが異なる
圧電処理を施した2枚の圧電性を有するポリフッ化ビニ
リデン樹脂(PVDF)製の圧電フィルム(圧電材料;
圧電層)2(2A,2B)と、炭素繊維製の3枚の吸音
材(導電材料;導電層)3とを積層した吸音部4の内部
に気体流路5が形成されているものとし、同じく気体流
路5を有するダクト6の一部に設けた小孔6hをもつ拡
張ダクト部6dの内部に前記吸音部4を設置した構造を
なすものである。
【0045】この図6に示す吸音ダクト構造体1では、
厚さ方向における分極の向きが異なる圧電処理を施した
2枚の圧電性を有する圧電材料2(2A,2B)と導電
性を有する3枚の導電材料3とが積層した構造の吸音部
4が設けられていることから、気体の流れによって発現
する音圧により圧電材料2が振動して電荷が発生し、こ
の電荷を導電材料3によって消費することで音圧を低減
することが可能であり、圧電材料を2枚とすることで1
枚の場合に比べてより音圧を低減することが可能である
とともに、厚さ方向における分極の向きが異なる圧電処
理を施した2枚の圧電性を有する圧電材料2(2A,2
B)の静電的な反発力によって、すなわち、圧電材料2
B側の圧電材料2Aの表面、および、圧電材料2A側の
圧電材料2Bの表面に生じる電荷は正負が同一になって
反発しあうため、厚さ方向における分極の向きを同じに
した場合に比べて、フィルムの変形によって生じる騒音
をも低減することが可能となる。
【0046】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わる吸音ダクト構
造体によれば、断面形状を問わない気体流路に、圧電性
を有する圧電材料と導電性を有する導電材料を用いた吸
音部が設置されているものとしたから、流通する気体に
より発生する音圧で圧電材料が振動することによって電
荷が発生し、この電荷を導電材料によって消費すること
により吸音するため、コンパクトにして、従来の吸音材
では困難であった低い周波数の騒音を低減することがで
きるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0047】そして、本発明の請求項2に係わる吸音ダ
クト構造体によれば、断面形状を問わない気体流路を形
成するダクトの一部に多数の小孔を設けるとともに、小
孔を設けた部分のダクトの内径を基準として前記内径を
拡張した拡張ダクト部を持ち、拡張ダクト部内の一部も
しくは全部に、圧電性を有する圧電材料と導電性を有す
る導電材料を用いた吸音部が設置されているものとした
から、流通する気体によりダクト内に発生する音圧で圧
電材料が振動することによって電荷が発生し、この電荷
を導電材料によって消費することにより吸音するため、
コンパクトにして、従来の吸音材では困難であった低い
周波数の騒音を低減することができるという著しく優れ
た効果がもたらされる。しかも、拡張ダクト部位を設け
ることによって、目的とする周波数の音圧の腹の位置に
なるように拡張ダクト部位を選択設置することができ、
効率よく騒音を低減することが可能になるという著しく
優れた効果がもたらされる。
【0048】また、本発明の請求項3に係わる吸音ダク
ト構造体によれば、吸音部の設置によって音響系が変化
するために新たに発生する共鳴の周波数域に、その新た
な共鳴により発生する騒音を少なくとも前記吸音部を設
置する前の状態に低減するために、前記共鳴の周波数に
設定しまたは任意の周波数に設定した少なくとも1つ以
上の挿入型の首部を有する空洞型消音器が設置されてい
るものとしたから、流通する気体によりダクト内に発生
する音圧で圧電材料が振動することによって電荷が発生
し、この電荷を導電材料によって消費することにより吸
音するため、コンパクトにして、従来の吸音材では困難
であった低い周波数の騒音を低減することができるとい
う著しく優れた効果がもたらされる。しかも、拡張ダク
ト部位を設けることによって、目的とする周波数の音圧
の腹の位置になるように拡張ダクト部位を設置すること
ができ、効率よく騒音を低減することが可能になるとい
う著しく優れた効果がもたらされる。一方、設置された
吸音部によって新たに形成される音圧の腹が必ず出現す
るため、設定周波数は消音されるもののその近傍の周波
数に跳ね返りの共鳴が発現するが、この新たに発生する
共鳴の消音のために空洞型消音器を設置することによっ
て、気体の流通時に発生する騒音をまんべんなく、しか
も効率よく低減することが可能になるという著しく優れ
た効果がもたらされる。
【0049】さらに、本発明の請求項4に係わる吸音ダ
クト構造体によれば、吸音部の設置によって音響系が変
化するために新たに発生する共鳴の周波数域に、その新
たな共鳴により発生する騒音を少なくとも前記吸音部を
設置する前の状態に低減するために、前記共鳴の周波数
に設定しまたは任意の周波数に設定した少なくとも1つ
以上の前記吸音部と同様の構造を持つ吸音部が設置され
ているものとしたから、流通する気体によりダクト内に
発生する音圧で圧電材料が振動することによって電荷が
発生し、この電荷を導電材料によって消費することによ
り吸音するため、コンパクトにして、従来の吸音材では
困難であった低い周波数の騒音を低減することができる
という著しく優れた効果がもたらされる。しかも、拡張
ダクト部位を設けることによって、目的とする周波数の
音圧の腹の位置になるように拡張ダクト部位を設置する
ことができ、効率よく騒音を低減することが可能になる
という著しく優れた効果がもたらされる。一方、設置さ
れた吸音部によって新たに形成される音圧の腹が必ず出
現するため、設定周波数は消音されるもののその近傍の
周波数に跳ね返りの共鳴が発現するが、この新たに発生
する共鳴の消音のために、さらに同様の構造をもつ拡張
ダクト部位を設けることによって、気体の流通時に発生
する騒音をまんべんなく、しかも効率よく低減すること
が可能になるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0050】さらに、本発明の請求項5に係わる吸音ダ
クト構造体によれば、複数の圧電性を有する圧電材料が
導電性を有する導電材料と共に積層された吸音部が設置
されているものとしたから、大きなスペースを必要とす
ることなしに、高い騒音低減効率を発揮することが可能
になるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0051】さらに、本発明の請求項6に係わる吸音ダ
クト構造体によれば、導電性を有する導電材料と共に積
層された複数の圧電性を有する圧電材料の少なくとも一
方が、他方の圧電材料と厚さ方向における分極の向きが
異なるように設置されているものとしたから、複数の圧
電材料間で同符号の電荷が発生し、この同符号の電荷に
よって圧電材料が相互に反発しあうこととなるので、さ
らに効率の良い吸音ダクト構造体を得ることが可能にな
るという著しく優れた効果がもたらされる。
【0052】さらに、本発明の請求項7に係わる吸音ダ
クト構造体によれば、導電材料の体積固有抵抗が10〜
100000Ω・cmであるものとしたから、吸音部に
入力された振動は圧電材料によって電気エネルギーに変
換され、さらに適度の体積固有抵抗を有する導電材料の
導通および電気抵抗によって消費することで、構造体か
ら出力された振動を効率よく抑制することができるとい
う著しく優れた効果がもたらされる。
【0053】さらにまた、本発明の請求項8に係わる吸
音ダクト構造体によれば、導電材料が炭素繊維を主成分
とする布ないしは炭素繊維および熱可塑性の融着繊維か
らなるバインダ繊維を主成分とする布であるものとした
から、導電材料においても高い吸音特性を発現させるこ
とが可能となり、ダクトから出力される騒音を効率良く
抑制することができるという著しく優れた効果がもたら
される。特に、導電材料を炭素繊維および熱可塑性の融
着繊維からなるバインダ繊維を主成分とする布であるも
のとした場合、導電材料においても高い吸音特性を発現
するものとすることが可能となるだけでなく、融着繊維
と炭素繊維との混合比率を適切に選定することにより体
積固有抵抗を所望のものにすることができるので、設計
を容易とする効率の良い吸音ダクト構造体を提供するこ
とができると共に、炭素繊維の使用量を低減することで
安価な吸音ダクト構造体を提供することが可能になると
いう著しく優れた効果がもたらされる。
【0054】さらにまた、本発明の請求項9に係わる吸
音ダクト構造体によれば、圧電性を有する圧電材料が樹
脂製のフィルムであるものとしたから、樹脂製であるが
故に薄くすることができ、柔軟な圧電材料(圧電体)と
なり得ることにより吸音部の取り扱いが容易になり、取
り付け作業時等において作業性を高めことが可能になる
という著しく優れた効果がもたらされる。
【0055】さらにまた、本発明の請求項10に係わる
吸音ダクト構造体によれば、圧電性を有する圧電材料が
ポリフッ化ビニリデン樹脂成形物にポーリング処理を施
したものとしたから、樹脂製のフィルムが吸音部の取り
扱い上においても有利なものとすることに加え、ポリフ
ッ化ビニリデン樹脂が分子構造上において圧電性を容易
に帯び易いことの効果および市場での入手がし易いこと
の効果をも得ることができる。
【0056】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例とともに添付
図面に基づいて詳細に説明するが、本発明はこれによっ
て限定されるものではない。
【0057】また、本発明の実施例および比較例におい
ては、以下に示す要領で消音特性を調べた。すなわち、
実施例および比較例によって得られた吸音ダクト構造体
1を使用し、図7に示すように、半無響室に設置した4
気筒エンジンのインテークマニホールド11を含む吸気
システム系のエアクリーナ12のダクト6に前記吸音ダ
クト構造体1を取り付けた。このシステムについて、エ
ンジンに連結されたインテークマニホールド11側の音
圧と吸気口側の音圧との差である挿入損失(IL)を測
定した。そして、その時の音圧レベル差をdB表示で各
周波数毎に測定し、300Hz未満の低周波数、300
以上1kHz未満の中周波数、および1kHz以上の高
周波数領域で平均を取り、その結果を表1にまとめて示
した。
【0058】(実施例1)図8は本発明の実施例1によ
る吸音ダクト構造体を示すものであって、この吸音ダク
ト構造体1は、図7に示したダクト(直径5cm)6と
略同一径のものに圧電処理を施したポリフッ化ビニリデ
ンフィルムからなる圧電材料2と、炭素繊維製の不織布
吸音材からなる導電性材料(体積固有抵抗=100Ω・
cm)3とを積層した吸音部4によって内部に気体流路
5が形成されたダクト形状(長さ20cm)を作製して
計測を行った。
【0059】(実施例2)図9は本発明の実施例2によ
る吸音ダクト構造体を示すものであって、この吸音ダク
ト構造体1は、図7にも示したダクト(直径5cm)6
に対して20cmにわたり小孔6hを多数設けた部分を
有し、この小孔6hの部分を覆うように拡張比1.5倍
の拡張ダクト部6dを設け、この拡張ダクト部6d内
に、圧電処理を施したポリフッ化ビニリデンフィルムか
らなる圧電材料2と、炭素繊維製の不織布吸音材からな
る導電性材料(体積固有抵抗=100Ω・cm)3とを
積層した吸音部4を設置した構造のものを作製して計測
を行った。
【0060】(実施例3)図10は本発明の実施例3に
よる吸音ダクト構造体を示すものであって、この吸音ダ
クト構造体1は、図7にも示したダクト(直径5cm)
6に対して20cmにわたり小孔6hを多数設けた部分
を有し、この小孔6hの部分を覆うように拡張比1.5
倍の拡張ダクト部6dを設け、この拡張ダクト部6d内
に、圧電処理を施したポリフッ化ビニリデンフィルムか
らなる圧電材料2と、炭素繊維製の不織布吸音材からな
る導電性材料(体積固有抵抗=100Ω・cm)3とを
積層した吸音部4を設置し、この場合、ダクト6の1.
25倍の径までの内部に吸音部4を設置して外側に空間
部分8を有する構造のものを作製して計測を行った。
【0061】(実施例4)図11は本発明の実施例4に
よる吸音ダクト構造体を示すものであって、この吸音ダ
クト構造体1は、図7にも示したダクト(直径5cm)
6に対して20cmにわたり小孔6hを多数設けた部分
を有し、この小孔6hの部分を覆うように拡張比1.5
倍の拡張ダクト部6dを設け、この拡張ダクト部6d内
に、圧電処理を施したポリフッ化ビニリデンフィルムか
らなる圧電材料2と、炭素繊維製の不織布吸音材からな
る導電性材料(体積固有抵抗=100Ω・cm)3とを
積層した吸音部4を設置し、この場合、ダクト6の1.
25倍の径までの内部に吸音部4を設置し、ダクト6の
1.25から1.5倍までの内部にポリエステル繊維製
の不織布吸音材9を設けた構造のものを作製して計測を
行った。
【0062】(実施例5)図12は本発明の実施例5に
よる吸音ダクト構造体を示すものであって、この吸音ダ
クト構造体1は、図7にも示すダクト(直径5cm)6
に対して20cmにわたり小孔6hを多数設けた部分を
有し、この小孔6hの部分を覆うように拡張比1.5倍
の拡張ダクト部6dを設け、この拡張ダクト部6d内
に、圧電処理を施したポリフッ化ビニリデンフィルムか
らなる圧電材料2と、炭素繊維製の不織布吸音材からな
る導電性材料(体積固有抵抗=100Ω・cm)3とを
積層した吸音部4を前記小孔6hを多数設けた部分の周
りの略上半分のところに設置し、残りの略下半分のとこ
ろにポリエステル繊維製の不織布吸音材9を設置した構
造のものを作製して計測を行った。
【0063】(実施例6)図13は本発明の実施例6に
よる吸音ダクト構造体を示すものであって、この吸音ダ
クト構造体1は、図9に示した実施例2の吸音ダクト構
造体1に対して、さらに、開口部の断面積が9cm2で
あり、周波数130Hzに共鳴を持つ空洞型消音器7を
取り付けたものであって、このような吸音ダクト構造体
1を作製して計測を行った。
【0064】(実施例7)図14は本発明の実施例7に
よる吸音ダクト構造体を示すものであって、この吸音ダ
クト構造体1は、図9に示した実施例2の吸音ダクト構
造体1に対して、さらに、ダクト6の図示左側部分の1
0cmにわたり小孔6hを多数設けた部分を有するもの
とし、この小孔6hを覆うように拡張比1.75倍の拡
張ダクト部6dを設け、この拡張ダクト部6d内に、圧
電処理を施したポリフッ化ビニリデンフィルムからなる
圧電材料2と、炭素繊維製の不織布吸音材からなる導電
性材料(体積固有抵抗=100Ω・cm)3とを積層し
た吸音部4を設置した構造のものを作製して計測を行っ
た。
【0065】(実施例8)図15は本発明の実施例8に
よる吸音ダクト構造体を示すものであって、この吸音ダ
クト構造体1は、図9に示した実施例2の吸音ダクト構
造体1において、圧電処理を施したポリフッ化ビニリデ
ンフィルムからなる2枚の圧電材料2と、炭素繊維製の
不織布吸音材からなる3枚の導電性材料(体積固有抵抗
=100Ω・cm)3とを積層した吸音部4を設置した
構造のものを作製して計測を行った。
【0066】(実施例9)図16は本発明の実施例9に
よる吸音ダクト構造体を示すものであって、この吸音ダ
クト構造体1は、図15に示した実施例8の吸音ダクト
構造体1において、圧電方向が逆向きとなるように圧電
処理を施したポリフッ化ビニリデンフィルムからなる2
枚の圧電材料2(2A,2B)と、炭素繊維製の不織布
吸音材からなる3枚の導電性材料(体積固有抵抗=10
0Ω・cm)3とを積層した吸音部4を設置した構造の
ものを作製して計測を行った。
【0067】(実施例10)この実施例では図9に示し
た実施例2の吸音ダクト構造体1において、炭素繊維製
の不織布吸音材からなる導電性材料3の体積固有抵抗を
10Ω・cmと小さくした以外は同一の構造のものを作
製して計測を行った。
【0068】(実施例11)この実施例では図9に示し
た実施例2の吸音ダクト構造体1において、炭素繊維製
の不織布吸音材からなる導電性材料3の体積固有抵抗を
100000Ω・cmと大きくした以外は同一の構造の
ものを作製して計測を行った。
【0069】(比較例1)この比較例1では図9に示し
た実施例2の吸音ダクト構造体1において、炭素繊維製
の不織布吸音材からなる導電性材料3の体積固有抵抗を
5Ω・cmとさらに小さくしたものとし、その他は全て
同じにした構造のものを作製して計測を行った。
【0070】(比較例2)この比較例2では図9に示し
た実施例2の吸音ダクト構造体1において、炭素繊維製
の不織布吸音材からなる導電性材料3の体積固有抵抗を
220000Ω・cmとさらに大きくしたものとし、そ
の他は全て同じにした構造のものを作製して計測を行っ
た。
【0071】(比較例3)この比較例3では図9に示し
た実施例2の吸音ダクト構造体1において、ポリフッ化
ビニリデン(PVDF)フィルムを非圧電性のものと
し、その他は全て同じにした構造をもつものを作製して
計測を行った。
【0072】(参考例1)従来の例として、図17に示
すように、ダクト6に、開口部の断面積が9cm2、周
波数200Hzに共鳴を持つ空洞型消音器7を取り付け
た吸音ダクト構造体を作製して計測を行った。
【0073】
【表1】
【0074】表1に示した結果より明らかなように、実
施例1〜11のいずれにおいても、優れた消音特性を有
する吸音ダクト構造体となっていることが認められた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる吸音ダクト構造体の一実施の形
態による基本構成を示す縦断面図(図の(A)),横断
面図(図の(B))および部分拡大断面図(図の
(C))である。
【図2】本発明に係わる吸音ダクト構造体の他の実施の
形態による基本構成を示す縦断面図(図の(A)),横
断面図(図の(B))および部分拡大断面図(図の
(C))である。
【図3】本発明に係わる吸音ダクト構造体のさらに他の
実施の形態による基本構成を示す縦断面図(図の
(A)),横断面図(図の(B))および部分拡大断面
図(図の(C))である。
【図4】本発明に係わる吸音ダクト構造体のさらに他の
実施の形態による基本構成を示す縦断面図(図の
(A)),横断面図(図の(B))および部分拡大断面
図(図の(C))である。
【図5】本発明に係わる吸音ダクト構造体のさらに他の
実施の形態による基本構成を示す縦断面図(図の
(A)),横断面図(図の(B))および部分拡大断面
図(図の(C))である。
【図6】本発明に係わる吸音ダクト構造体のさらに他の
実施の形態による基本構成を示す縦断面図(図の
(A)),横断面図(図の(B))および部分拡大断面
図(図の(C))である。
【図7】吸音ダクト構造体をエンジンの吸気系に配置し
た様子を示す説明図である。
【図8】本発明の実施例1による吸音ダクト構造体の基
本構成を示す縦断面図(図の(A)),横断面図(図の
(B))および部分拡大断面図(図の(C))である。
【図9】本発明の実施例2による吸音ダクト構造体の基
本構成を示す縦断面図(図の(A)),横断面図(図の
(B))および部分拡大断面図(図の(C))である。
【図10】本発明の実施例3による吸音ダクト構造体の
基本構成を示す縦断面図(図の(A)),横断面図(図
の(B))および部分拡大断面図(図の(C))であ
る。
【図11】本発明の実施例4による吸音ダクト構造体の
基本構成を示す縦断面図(図の(A)),横断面図(図
の(B))および部分拡大断面図(図の(C))であ
る。
【図12】本発明の実施例5による吸音ダクト構造体の
基本構成を示す縦断面図(図の(A)),横断面図(図
の(B))および部分拡大断面図(図の(C))であ
る。
【図13】本発明の実施例6による吸音ダクト構造体の
基本構成を示す縦断面図(図の(A)),横断面図(図
の(B))および部分拡大断面図(図の(C))であ
る。
【図14】本発明の実施例7による吸音ダクト構造体の
基本構成を示す縦断面図(図の(A)),横断面図(図
の(B))および部分拡大断面図(図の(C))であ
る。
【図15】本発明の実施例8による吸音ダクト構造体の
基本構成を示す縦断面図(図の(A)),横断面図(図
の(B))および部分拡大断面図(図の(C))であ
る。
【図16】本発明の実施例2による吸音ダクト構造体の
基本構成を示す縦断面図(図の(A)),横断面図9図
の(B))および部分拡大断面図(図の(C))であ
る。
【図17】本発明の参考例1による吸音ダクト構造体の
基本構成を示す縦断面図(図の(A)),横断面図(図
の(B))である。
【符号の説明】
1 吸音ダクト構造体 2,2A,2B 圧電材料(圧電層,圧電体) 3 導電材料(導電層,導電体) 4 吸音部 5 気体流路 6 ダクト 6d 拡張ダクト部 6h 小孔 7 空洞型消音器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 35/12 F02M 35/12 H D (72)発明者 伊 藤 仁 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 山 内 武 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G004 AA01 CA02 CA04 CA13 DA14 FA01 FA02 FA08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面形状を問わない気体流路に、圧電性
    を有する圧電材料と導電性を有する導電材料を用いた吸
    音部が設置されていることを特徴とする吸音ダクト構造
    体。
  2. 【請求項2】 断面形状を問わない気体流路を形成する
    ダクトの一部に多数の小孔を設けるとともに、小孔を設
    けた部分のダクトの内径を基準として前記内径を拡張し
    た拡張ダクト部を持ち、拡張ダクト部内の一部もしくは
    全部に、圧電性を有する圧電材料と導電性を有する導電
    材料を用いた吸音部が設置されていることを特徴とする
    請求項1に記載の吸音ダクト構造体。
  3. 【請求項3】 吸音部の設置によって音響系が変化する
    ために新たに発生する共鳴の周波数域に、その新たな共
    鳴により発生する騒音を少なくとも前記吸音部を設置す
    る前の状態に低減するために、前記共鳴の周波数に設定
    しまたは任意の周波数に設定した少なくとも1つ以上の
    挿入型の首部を有する空洞型消音器が設置されているこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の吸音ダクト構
    造体。
  4. 【請求項4】 吸音部の設置によって音響系が変化する
    ために新たに発生する共鳴の周波数域に、その新たな共
    鳴により発生する騒音を少なくとも前記吸音部を設置す
    る前の状態に低減するために、前記共鳴の周波数に設定
    しまたは任意の周波数に設定した少なくとも1つ以上の
    前記吸音部と同様の構造を持つ吸音部が設置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    吸音ダクト構造体。
  5. 【請求項5】 複数の圧電性を有する圧電材料が導電性
    を有する導電材料と共に積層された吸音部が設置されて
    いることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載の吸音ダクト構造体。
  6. 【請求項6】 導電性を有する導電材料と共に積層され
    た複数の圧電性を有する圧電材料の少なくとも一方が、
    他方の圧電材料と厚さ方向における分極の向きが異なる
    ように設置されていることを特徴とする請求項5に記載
    の吸音ダクト構造体。
  7. 【請求項7】 導電材料の体積固有抵抗が10〜100
    000Ω・cmであることを特徴とする請求項1ないし
    6のいずれかに記載の吸音ダクト構造体。
  8. 【請求項8】 導電材料が炭素繊維を主成分とする布な
    いしは炭素繊維および熱可塑性の融着繊維からなるバイ
    ンダ繊維を主成分とする布であることを特徴とする請求
    項1ないし7のいずれかに記載の吸音ダクト構造体。
  9. 【請求項9】 圧電性を有する圧電材料が樹脂製のフィ
    ルムであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれ
    かに記載の吸音ダクト構造体。
  10. 【請求項10】 圧電性を有する圧電材料がポリフッ化
    ビニリデン樹脂成形物にポーリング処理を施したもので
    あることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記
    載の吸音ダクト構造体。
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