JP5052038B2 - 燃料電池用消音器 - Google Patents

燃料電池用消音器 Download PDF

Info

Publication number
JP5052038B2
JP5052038B2 JP2006139707A JP2006139707A JP5052038B2 JP 5052038 B2 JP5052038 B2 JP 5052038B2 JP 2006139707 A JP2006139707 A JP 2006139707A JP 2006139707 A JP2006139707 A JP 2006139707A JP 5052038 B2 JP5052038 B2 JP 5052038B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silencer
fuel cell
exhaust
gas
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006139707A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007311215A (ja
Inventor
俊行 近藤
潔 吉積
一徳 柳原
秀明 谷口
敏博 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sango Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Sango Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sango Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Sango Co Ltd
Priority to JP2006139707A priority Critical patent/JP5052038B2/ja
Priority to CN2007800182332A priority patent/CN101449412B/zh
Priority to DE112007001028.2T priority patent/DE112007001028B4/de
Priority to US12/297,345 priority patent/US20090087719A1/en
Priority to KR1020087027742A priority patent/KR20090005176A/ko
Priority to PCT/JP2007/059994 priority patent/WO2007135904A1/ja
Publication of JP2007311215A publication Critical patent/JP2007311215A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5052038B2 publication Critical patent/JP5052038B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/06Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues
    • H01M8/0662Treatment of gaseous reactants or gaseous residues, e.g. cleaning
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N1/00Silencing apparatus characterised by method of silencing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N1/00Silencing apparatus characterised by method of silencing
    • F01N1/24Silencing apparatus characterised by method of silencing by using sound-absorbing materials
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/04Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

本発明は、燃料電池から排出されるオフガスの排気音を消音する燃料電池用消音器に関し、特に、静電気の帯電を抑制する燃料電池用消音器に関する。
水素ガス等の燃料ガスを用いて発電する燃料電池から排出されるオフガスの排気音を消音するための燃料電池用消音器が知られている。この種の燃料電池用消音器は、燃料電池から排出されるオフガスを通す配管(排気系)に設置される。
上記燃料電池のオフガス中には、燃料として消費されずに排出された水素ガスが含まれる場合がある。その為、上記排気系の近傍に、火種が存在すると、その火種によって、オフガス中の水素ガスが着火する可能性がある。
特許文献1は、燃料電池自動車用の消音器において、消音器の有する排気管の出口に、網目状の火炎侵入防止部材を装着する技術を開示する。この火炎侵入防止部材によって、排気管の出口から火炎が侵入するのを防止している。
特開2005−69189号公報
ところで、燃料電池用消音器内をガス(特に、乾燥したガス)が通過すると静電気が発生し、燃料電池用消音器が帯電する。特に、ガラスウールや樹脂繊維からなる不織布等の非導電性消音材を用いる燃料電池用消音器においては、静電気が帯電しやすい。この帯電した静電気が放電すると、燃料電池から排出されたオフガス中に含まれる水素ガス等に着火する恐れがあり、問題であった。
本発明の目的は、燃料電池用消音器において、静電気の帯電を抑制することである。
本発明に係る燃料電池用消音器は、消音材を充填した消音室と、前記消音室内を貫通し、周壁に複数個の孔部を有する配管であって、燃料電池から排出された排気が貫流する排気貫流配管と、を備える燃料電池用消音器において、前記消音材は、繊維状の非導電性材料からなり、これに繊維状の導電性材料を添加したことを特徴とする。本発明によれば、排気貫流配管内に排気が通過しても静電気の帯電を防止することができる。
上記燃料電池用消音器において、消音材の内、少なくとも排気貫流配管の周縁の消音材に導電性材料を添加する。排気貫流配管の周縁の消音材は、静電気が発生し易い個所であるが、少なくともこの個所の消音材に導電性材料を添加することによって、発生した静電気の帯電を防止することができる。
上記燃料電池用消音器において、導電性材料は、カーボン繊維であることが好ましい。消音材が、ガラス繊維等からなる場合、導電性材料としてカーボン繊維を均一に、添加、混合し易い。均一に添加、混合された導電性材料によって、消音材は、全体的に均一な放電(除電)効果を得ることが出来る。
上記燃料電池用消音器において、消音室に、消音材を所定の間隔で仕切る仕切導体板を挿入してもよい。また、上記燃料電池用消音器において、消音室に、消音材を貫通する導体棒を挿入してもよい。仕切導体板や、導体棒を消音室内に挿入し、設けることによっても、発生した静電気を逃がすことができる。また、カーボン繊維等の高価な材料を用いることなく、静電気の帯電を防止することが出来る。
上記燃料電池用消音器において、消音材に親水性コーティングを施してもよい。消音材の保水量を増加させることによって、静電気の帯電防止効果を向上させることができる。
上記燃料電池用消音器において、消音材の体積抵抗が10Ωcm以下であることが好ましい。この程度の体積抵抗であれば、充分な静電気の帯電防止効果を得られる。
上記燃料電池用消音器において、消音室を接地することが好ましい。例えば、燃料電池用消音器の消音室を、車両ボディに接地することによって、燃料電池用消音器において発生した静電気を確実に、車両ボディへ逃がすことが出来る。
上記燃料電池用消音器は、燃料電池に設けられ、オフガスが排出される燃料電池のガス排出口に近接配置されることが好ましい。このような配置によって、燃料電池から排出されたオフガスが、燃料電池用消音器へ到達する前の途中の配管で、水分や熱を奪われ難くすると、オフガスの乾燥を防止することが出来る。ひいては、静電気の発生量や、発生した静電気の帯電量を少なくすることができる。
上記燃料電池用消音器は、例えば、水素ガスおよび酸化ガスの電気化学反応により発電する燃料電池に用いられる。このような燃料電池に用いても、本発明の燃料電池用消音器によれば、静電気の放電による水素ガス等の着火を防止することが出来る。
本発明によれば、燃料電池用消音器における静電気の帯電を抑制出来る。
以下、本発明の実施形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る燃料電池用消音器10の概略構成図(側断面図)である。燃料電池用消音器10は、水素ガスおよび酸化ガス(通常は、空気中の酸素)を利用して発電する燃料電池(図示せず)を備える燃料電池システムに用いられる。本実施形態において、燃料電池システムは、車両搭載用燃料電池システムである。燃料電池は、両面に電極を形成したイオン伝導性電解質膜を備える。電解質膜の一方の面上の電極には水素ガスが供給され、他方の面上の電極には酸化ガスが供給される。供給されたガスは、電極において反応し、消費される。なお、すべてのガスが電極で消費される訳では無い。未消費のガスは、排気(オフガス)として燃料電池から所定の配管を通って排出される。燃料電池用消音器10は、燃料電池から配管を通って排出されるオフガスの排気音を消音する為に用いられる。燃料電池用消音器10は、水素ガスが供給される電極側から排出されるオフガスの消音、および酸化ガス(空気)が供給される電極側から排出されるオフガスの消音に用いることが出来る。オフガスには、電極で消費されずに残った水素ガス、酸化ガス(酸素)、空気(酸素、窒素等を含む)、反応で生じた水(水蒸気)等が含まれる。
燃料電池用消音器10は、消音材3を充填した消音室5と、消音室5内を貫通する排気貫流配管7とを備える。
消音材3は、ガラス繊維(ウール)、ポリエステル等の樹脂繊維等からなる非導電性(絶縁性)材料と、カーボン繊維等の導電性材料4との混合材料からなる。非導電性材料として用いられる樹脂繊維としては、例えば、アラミド繊維、ポリフェニレンスルフィド繊維、ポリベンズオキサゾール繊維、ポリベンズイミダゾール繊維、ポリエーテルエーテルケトン繊維、ポリアリレート繊維、ポリイミド繊維等の樹脂繊維がある。非導電性材料に対する導電性材料4の混合比率(質量%)は、0.01質量%〜2.0質量%であることが好ましい。導電性材料4は、非導電性材料に対して、均一に混合されることが好ましい。消音材3の体積抵抗(Ωcm)は、10Ωcm以下に設定される。体積抵抗が10Ωcmを超える場合、静電気による帯電の抑制効果が弱い。消音材3は、多孔質材料であり、不織布、ウェブ、フェルト等の公知の形態を取り得る。導電性材料4は、繊維状、粉末状(フィラー)等の種々の形態を取り得る。消音材3において、非導電性材料および導電性材料4の好ましい組合せとしては、例えば、ガラス繊維およびカーボン繊維がある。カーボン繊維は、ガラス繊維中に均一に混合し易い。非導電性材料と導電性材料4とを、樹脂で結着してもよい。
消音室5は、消音材3を充填する。消音室5は、略円筒状の容器(筐体)であり、アルミニウム、ステンレス等の金属材料等の導電性材料からなる。消音室5の内表面は、消音材3と接触した状態にある。即ち、消音材料3は、その表面が導電性材料で被覆された状態にある。略円筒状の消音室5において、略円形状の両端面15には、排気貫流配管7を挿通する為の挿通孔16を備える。
排気貫流配管7は、アルミニウム、ステンレス等の金属材料等の導電性材料からなる。排気貫流配管7は、略円筒状の配管であり、内部を燃料電池から排出された排気が貫流する。図1において示される矢印の向きに排気が排気貫流配管7内を貫いて流れる。排気貫流配管7は、周壁に複数個の孔部8を備える。孔部8は、排気貫流配管7の軸方向(排気の貫流方向)に沿って、所定の間隔を置いて配置される。また、孔部8は、排気貫流配管7の周方向に沿って、同様に、所定の間隔を置いて配置される。排気貫流配管7は、消音室5の端面15の挿通孔16内を通り、消音材3を充填した消音室5を貫通した状態にある。排気貫流配管7の周壁の外表面と、挿通孔16の周縁部とは、溶接等により隙間無く接続固定されている。排気貫流配管7は、燃料電池から排出された排気(オフガス)が通る所定の配管(図示せず)と接続される。
図2は、図1中の破線X−Xにおける燃料電池用消音器10の断面図を示す。消音材3が、排気貫流配管7の周壁を覆う様子が示される。消音材3は、排気貫流配管7の外表面および消音室5の内表面と接触した状態にある。なお、消音材3の内、少なくとも排気貫流配管7の周壁の近傍の領域(例えば、領域A)の消音材3が導電性材料4を含む態様であってもよい。
図1において示されるように、燃料電池用消音器10は、車両ボディ17と、導体部材18を介して接地(アース)されている。導体部材18は、消音室5の端面15および車両ボディ17と、接続固定されている。
燃料電池用消音器10において、排気貫流配管7内を排気が通過する際、排気の一部が排気貫流配管7の周壁の孔部8を透過し、消音室5内の消音材3内へ拡散する。燃料電池用消音器10は、排気を消音室5内へ拡散させることによって、排気音を小さくする。なお、排気貫流配管7内を排気が通過する際、排気と排気貫流配管7との摩擦によって燃料電池用消音器10に静電気が発生する。特に、低温で始動する等の条件で、燃料電池から水分の少ない乾燥したオフガスが排出され、排気貫流配管7内を貫流する際、特に静電気が発生し易い。燃料電池用消音器10において、燃料電池用消音器10の消音材3は、ガラス繊維等の非導電性材料を含むため、静電気が発生し易い場所である。特に、排気貫流配管7と近距離(周壁の近傍、周縁)にある消音材3は、静電気が発生し易い個所である(例えば、図2の領域A参照)。しかし、本実施形態に係る燃料電池用消音器10の消音材3は、所定量の導電性材料4を含む。少なくとも静電気が最も発生し易い個所である排気貫流配管7と近距離(周壁の近傍、周縁)の消音材3に、導電性材料4が含まれる。その為、消音材3において静電気が発生しても、導電性材料4によって速やかに除電される。なお、燃料電池用消音器10は、車両ボディ17と接地されているため、消音材3において静電気が発生しても、消音材3から消音室5、導体部材18および車両ボディ17へと静電気を確実に逃がすことができる。
以下、他の実施形態について、図3および図4を用いて説明する。図3は、他の実施形態に係る燃料電池用消音器20の概略構成図(側断面図)である。燃料電池用消音器20は、消音室5内において、消音材3を所定の間隔で仕切る仕切導体板22を備える。図4は、仕切導体板22の平面図である。なお、図3および図4において、上記実施形態に係る燃料電池用消音器10と同じ構成については、同符号を用いて示した。仕切導体板22は、アルミニウム、ステンレス等の導電性材料からなる。仕切導体板22は、中央に挿通孔25を備える略円形状の板である。仕切導体板22の挿通孔25内には、排気貫流配管7が通される。仕切導体板22は、排気貫流配管7の軸方向に沿って所定の間隔を置いて、消音室5内に配置される。各仕切導体板22において、挿通孔25の周縁部24は、排気貫流配管7の周壁の表面と接続固定される。また仕切導体板22の外周縁部23は、消音室5の内表面と接続固定されている。仕切導体板22と隣接する仕切導体板22との間の空間に、消音材3が隙間無く充填された状態にある。本実施形態においても同様、消音材3には導電性材料4が添加されている。
燃料電池用消音器20において、排気貫流配管7内をオフガスが通過すると、オフガスとの摩擦によって、静電気が発生する。特に、消音材3において静電気が発生する。しかし、発生した静電気は、導電性材料4により除電される(帯電防止される)。また発生した静電気を、仕切導体板22を通し消音室5へ逃がすことができる。消音室5が車両ボディと接地されていれば、車両ボディまで逃がすことができる。本実施形態の燃料電池用消音器20は、消音材3に導電性材料4が添加されているが、他の変形例においては、消音材3に導電性材料4を含めなくてもよい。仕切導体板22のみで充分、帯電防止を図ることができる。この変形例によれば、カーボン繊維等の高価な材料を用いることなく、静電気による帯電を防止(抑制)することができる。
以下、更に、他の実施形態について、図5および図6を用いて説明する。図5は、他の実施形態に係る燃料電池用消音器30の概略構成図(側断面図)である。図6は、図5中の破線Y−Yにおける燃料電池用消音器30の断面図を示す。なお、図5および図6において、上記実施形態に係る燃料電池用消音器10と同じ構成については、同符号を用いて示した。燃料電池用消音器30は、消音材3を充填した消音室5内を、貫通する導体棒33を備える。導体棒33は、消音室5と同様の部材(例えば、ステンレス)からなる。導体棒33の両端は、消音室5の端面15と接続固定される。導体棒33は、消音材3の内部を貫通している。なお、消音材3には、導電性材料4が含まれている。燃料電池用消音器30において、複数本の導体棒33を備えることが好ましい。
燃料電池用消音器30においても、排気貫流配管7内をオフガスが通過すると、オフガスとの摩擦によって、静電気が発生し、特に、消音材3において静電気が発生する。しかし、発生した静電気は、導電性材料4によって除電される為、静電気による帯電が防止される。また発生した静電気を、導体棒33を通し消音室5へ逃がすことができる。消音室5が車両ボディと接地されていれば、車両ボディまで逃がすことができる。本実施形態の燃料電池用消音器30は、消音材3に導電性材料4が添加されているが、他の変形例においては、消音材3に導電性材料4を含めなくてもよい。導体棒33のみで充分、帯電防止を図ることができる。この変形例によれば、カーボン繊維等の高価な材料を用いることなく、静電気による帯電を防止(抑制)することができる。
以下、更に、他の実施形態について、図7を用いて説明する。図7は、他の実施形態に係る燃料電池用消音器40の概略構成図(側断面図)である。なお、図7において、上記実施形態に係る燃料電池用消音器10と同じ構成については、同符号を用いて示した。燃料電池用消音器40は、消音室5内に、表面に親水性コーティングを施した多孔性の消音材44が充填される。消音材44は、例えば、上記消音材4に用いられるガラス繊維等の非導電性材料に、親水性樹脂等をコーティングすることによって製造される。消音材44は、消音性の機能を損なわない程度の親水性被膜を、表面に備えるものである。
燃料電池用消音器40において、排気貫流配管7内をオフガスが通過すると、オフガス中に含まれる水分を、消音材44が吸着する。消音材44は、適度な水分を保持した状態にある。排気貫流配管7内をオフガスが通過し、消音材44において静電気が発生しても、静電気は水によって除電される。
以下、更に、他の実施形態について、図8を用いて説明する。図8は、燃料電池用消音器50の概略構成図(側断面図)である。燃料電池用消音器50は、排気貫流配管75および消音室55が樹脂等の非導電性材料からなる。消音室55には、消音材35が充填されている。消音材35は、ガラス繊維等の非導電性材料からなる。排気貫流配管75は、その周壁に複数個の孔部85を備える。燃料電池用消音器50において、排気貫流配管75内をオフガスが通過する際、静電気が発生する。消音材35は帯電した状態となる。しかし、燃料電池用消音器50の周囲には、導体部品が存在しない。したがって、静電気が帯電しても燃料電池用消音器50の周囲に導体が存在しないため、放電が抑制さる。その為、排気貫流配管75内を水素ガス等が通過しても、水素ガス等を着火させる火種の発生を抑制できる。
以下、図9を用いて、燃料電池用消音器10の設置個所について説明する。図9(a)は、燃料電池用消音器10を燃料電池100と直接、連絡した状態にある。燃料電池100のオフガス排出口(図示せず)と、燃料電池用消音器10の排気貫流配管7とを直接、連絡した状態にある。燃料電池用消音器10の排出側には、所定の配管200が連絡している。なお図9中で示される矢印の向きへオフガスが流れる。
ところで、発電中の燃料電池100から排出されるオフガスは、ある程度の温度(熱量)を持った状態にある。オフガスは、燃料電池100内で温められた状態で排出される。オフガスの温度が高いと、オフガス中に含まれる水分量が多くなる。したがって、静電気を防止する観点においては、オフガスの温度はある程度、高い方が好ましい。図9(a)において示されるように、燃料電池用消音器10が燃料電池100と直接、連絡した状態にあると、燃料電池用消音器10は、燃料電池100内で温められた状態のオフガスを消音することになる。このようにすれば、燃料電池100から排出されたオフガスが途中の配管等で冷やされ、熱および水分を失うのを防止することが出来る。このようにすれば、静電気の発生を抑制し、帯電量を減少することが出来る。なお、図9(b)において示されるように、燃料電池用消音器10と燃料電池100とを、ある程度の間隔を置いて配置しても、燃料電池用消音器10は、充分に帯電防止機能を発揮する。
なお、燃料電池用消音器は、家庭等で用いられる定置用燃料電池の消音の為に使用されてもよい。
本実施形態に係る燃料電池用消音器の概略構成図である。 図1において示される燃料電池用消音器の断面図である。 他の実施形態に係る燃料電池用消音器の概略構成図である。 図3において示される燃料電池用消音器の備える仕切導体板22の平面図である。 他の実施形態に係る燃料電池用消音器の概略構成図である。 図5中の破線Y−Yにおける燃料電池用消音器の断面図を示す。 他の実施形態に係る燃料電池用消音器の概略構成図である。 他の実施形態に係る燃料電池用消音器の概略構成図である。 燃料電池と燃料電池用消音器との配置関係を示す説明図である。(a):燃料電池の近傍に燃料電池用消音器を配置した状態を示す説明図である。(b):燃料電池と燃料電池用消音器との間に、所定の配管を介して配置される状態を示す説明図である。
符号の説明
10,20,30,40,50 燃料電池用消音器、3 消音材、4 導電性材料、5 消音室、7 排気貫流配管、8 孔部、15 消音室の端面、16 挿通孔、17 車両ボディ、18 導体部材、22 仕切導体板、23 仕切導体板の外周縁部、24 挿通孔の周縁部、25 仕切導体板の挿通孔、33 導体棒。

Claims (10)

  1. 消音材を充填した消音室と、
    前記消音室内を貫通し、周壁に複数個の孔部を有する配管であって、燃料電池から排出された排気が貫流する排気貫流配管と、を備える燃料電池用消音器において、
    前記消音材は、繊維状の非導電性材料からなり、これに繊維状の導電性材料を添加したことを特徴とする燃料電池用消音器。
  2. 請求項1記載の燃料電池用消音器において、
    前記消音材の内、少なくとも排気貫流配管の周縁の消音材に導電性材料を添加したことを特徴とする燃料電池用消音器。
  3. 請求項1記載の燃料電池用消音器において、
    前記導電性材料は、カーボン繊維であることを特徴とする燃料電池用消音器。
  4. 請求項1記載の燃料電池用消音器において、
    前記消音室に、消音材を所定の間隔で仕切る仕切導体板を挿入したことを特徴とする燃料電池用消音器。
  5. 請求項1記載の燃料電池用消音器において、
    前記消音室に、消音材を貫通する導体棒を挿入したことを特徴とする燃料電池用消音器。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の燃料電池用消音器において、
    前記消音材に親水性コーティングを施すことを特徴とする燃料電池用消音器。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の燃料電池用消音器において、
    前記消音材の体積抵抗が106Ωcm以下であることを特徴とする燃料電池用消音器。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の燃料電池用消音器において、
    前記消音室を接地することを特徴とする燃料電池用消音器。
  9. 請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の燃料電池用消音器において、
    燃料電池に設けられ、オフガスが排出される燃料電池のガス排出口に近接配置されることを特徴とする燃料電池用消音器。
  10. 請求項1〜請求項9の何れか1項に記載の燃料電池用消音器において、
    水素ガスおよび酸化ガスの電気化学反応により発電する燃料電池に用いられることを特徴とする燃料電池用消音器。
JP2006139707A 2006-05-19 2006-05-19 燃料電池用消音器 Active JP5052038B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006139707A JP5052038B2 (ja) 2006-05-19 2006-05-19 燃料電池用消音器
CN2007800182332A CN101449412B (zh) 2006-05-19 2007-05-09 燃料电池用消声器
DE112007001028.2T DE112007001028B4 (de) 2006-05-19 2007-05-09 Geräuschbeseitiger für eine Brennstoffzelle
US12/297,345 US20090087719A1 (en) 2006-05-19 2007-05-09 Noise eliminator for fuel cell
KR1020087027742A KR20090005176A (ko) 2006-05-19 2007-05-09 연료전지용 소음기
PCT/JP2007/059994 WO2007135904A1 (ja) 2006-05-19 2007-05-09 燃料電池用消音器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006139707A JP5052038B2 (ja) 2006-05-19 2006-05-19 燃料電池用消音器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007311215A JP2007311215A (ja) 2007-11-29
JP5052038B2 true JP5052038B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=38723218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006139707A Active JP5052038B2 (ja) 2006-05-19 2006-05-19 燃料電池用消音器

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20090087719A1 (ja)
JP (1) JP5052038B2 (ja)
KR (1) KR20090005176A (ja)
CN (1) CN101449412B (ja)
DE (1) DE112007001028B4 (ja)
WO (1) WO2007135904A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8541117B2 (en) * 2009-11-11 2013-09-24 Blackberry Limited Low noise battery with a magnetic compensation structure for wireless mobile communication device
KR101306818B1 (ko) * 2011-01-13 2013-09-10 세종공업 주식회사 연료전지용 배기소음기
JP2012243416A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Toyota Motor Corp 車両用燃料電池の空気供給装置
CN103280214B (zh) * 2012-11-21 2018-07-10 尼米仪器株式会社 一种混合动力车辆消音器
JP6153371B2 (ja) * 2013-04-15 2017-06-28 ニチアス株式会社 マフラーカッター
CN103256258A (zh) * 2013-05-10 2013-08-21 同济大学 一种用于燃料电池汽车空气辅助系统的消声器
CN104948507B (zh) * 2015-05-29 2017-07-28 重庆长安汽车股份有限公司 一种压气机放气噪音控制结构
CN114909201A (zh) * 2021-02-07 2022-08-16 广州汽车集团股份有限公司 一种排气消声装置及汽车

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3969559A (en) * 1975-05-27 1976-07-13 Monsanto Company Man-made textile antistatic strand
US4681830A (en) * 1980-06-16 1987-07-21 Minnesota Mining And Manufacturing Company Fluorinated carbon-containing developer composition
JP3508592B2 (ja) 1998-12-21 2004-03-22 日産自動車株式会社 吸音ダクト構造体
JP2004039462A (ja) * 2002-07-04 2004-02-05 Toyota Motor Corp 燃料電池用マフラ
JP4383101B2 (ja) * 2003-06-18 2009-12-16 本田技研工業株式会社 燃料電池の排出ガス処理装置
JP4291648B2 (ja) 2003-08-27 2009-07-08 カルソニックカンセイ株式会社 燃料電池自動車用の排気装置
JP2005073463A (ja) * 2003-08-27 2005-03-17 Calsonic Kansei Corp 燃料電池自動車用の排気装置
JP4730643B2 (ja) 2003-11-07 2011-07-20 トヨタ自動車株式会社 ガス処理装置
JP2005216751A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Toyota Motor Corp 消音器
JP2005353402A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Toyota Motor Corp 燃料電池システム
JP2006151298A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Honda Motor Co Ltd 燃料電池自動車
JP5034167B2 (ja) * 2005-04-21 2012-09-26 トヨタ自動車株式会社 希釈装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101449412A (zh) 2009-06-03
JP2007311215A (ja) 2007-11-29
KR20090005176A (ko) 2009-01-12
WO2007135904A1 (ja) 2007-11-29
DE112007001028T5 (de) 2009-02-19
CN101449412B (zh) 2012-02-01
US20090087719A1 (en) 2009-04-02
DE112007001028B4 (de) 2023-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5052038B2 (ja) 燃料電池用消音器
JP4464854B2 (ja) 燃料電池用消音器
JP2006151298A (ja) 燃料電池自動車
JP2007046801A (ja) 加湿装置
KR20090017966A (ko) 디젤엔진의 배기장치
JP2007091584A (ja) 燃料改質装置
JP4674189B2 (ja) ディーゼルエンジンの排気装置
KR101464658B1 (ko) 연료전지 자동차용 배기소음기
KR101265198B1 (ko) 연료 개질장치
JP5034167B2 (ja) 希釈装置
KR101126200B1 (ko) 연료 전지 시스템 및 일산화탄소 정화기
JP2006004821A (ja) 燃料電池のケース構造
CN217522084U (zh) 防回火锂电池
EP3473594B1 (en) Reformer, cell stack device, fuel cell module and fuel cell device
JP2005171874A (ja) 消音器
JP2010237007A (ja) ガスセンサ
JP5292767B2 (ja) 燃料電池システム
CN212296577U (zh) 一种排气消声器及全地形车
JP4291648B2 (ja) 燃料電池自動車用の排気装置
JP2006120455A (ja) 燃料電池用マフラ
JP5413806B2 (ja) 燃料電池
JP3696456B2 (ja) 防爆型可燃性ガスセンサ
CN221074406U (zh) 一种排气消声器
KR20070045549A (ko) 자동차용 연축전지
CN218602672U (zh) 电池组

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120724

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5052038

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150803

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250