JP2000185922A - 硫酸第2鉄溶液の製造方法 - Google Patents

硫酸第2鉄溶液の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程中でスラリー状態を生じることな
く、操作性の向上を図り、また装置の摩耗、配管内の圧
損、目詰まり等のおそれがなく、また酸化反応も従来よ
りもかなり短時間ですむ、硫酸第2鉄溶液を製造する方
法を提供する。 【解決手段】 鉄イオンと硫酸イオンのモル比が1以上
1.8以下で且つ全鉄濃度が3.0〜8.0重量%にな
るように第1鉄イオンを主成分とする硫酸鉄溶液を調製
し、第1鉄イオンを第2鉄イオンに酸化し、酸化された
硫酸鉄溶液の鉄濃度を10.0〜13.0重量%になる
ように75℃以下で濃縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水、し尿、ある
いは各種産業排水用の凝集剤として用いられる硫酸第2
鉄溶液の製造方法に関し、特に一般式〔Fe(OH)
(SO3− n/2m〕(但しn<2、m>10)
で示される塩基度を有したポリ硫酸第2鉄溶液の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄系凝集剤として古くから用いられてい
た塩化第2鉄溶液に代わり、近年では硫酸第2鉄溶液
が、下水、し尿、及び各種産業排水のための凝集剤とし
て広く用いられるようになっている。特に特公昭51−
17516号公報(特許第842085号)に記載され
ているように、全鉄分を50g/リットル以上含む硫酸
第1鉄溶液中の硫酸を、硫酸第1鉄1モルに対して0.
5モル未満となるように調節して、空気中の酸素で直接
酸化したり、過酸化水素や二酸化マンガン等の酸化剤に
より酸化することで得られ、上記一般式で表される塩基
度を有したポリ硫酸第2鉄溶液は、低腐食性で、pH低
下が少ないといった利点を有している。
【0003】このようなポリ硫酸第2鉄溶液の製造法に
ついては、上記特許公報に開示された方法の他、特開昭
61−286228号公報に記載されるように、四三酸
化鉄と硫酸とを混合して硫酸鉄溶液を得た後、溶液中の
硫酸第1鉄を空気や過酸化水素により酸化するやり方が
知られている。また特開平6−47205号公報に開示
されるように、硫酸第2鉄溶液あるいは硫酸と、含水三
酸化二鉄とを100℃の温度で混合溶解することで、硫
酸第2鉄を部分中和することでポリ硫酸第2鉄を製造す
る方法もある。
【0004】けれども、硫酸や第1鉄イオンを空気中の
酸素で直接酸化する場合、空気中に窒素や不活性ガスが
大量に含まれているために、硫酸や第1鉄イオンと酸素
とを効率良く接触させることができず、硫酸や第1鉄イ
オンの酸化に例えば10時間以上といった多大な時間を
要するという問題がある。
【0005】また過酸化水素や二酸化マンガン等の酸化
剤で酸化する場合、酸化剤が高価であるために経済的に
不利であるという問題がある。更に硫酸第2鉄溶液ある
いは硫酸と、含水三酸化二鉄とを100℃の温度で混合
溶解する方法では、100℃という高い温度を必要とす
るためにエネルギー消費が大きくなるという問題があ
る。
【0006】そこで短時間で酸化を終了させることがで
きながら安価である方法として、例えば特開平8−25
3327号公報では、亜硝酸ソーダを触媒として、酸素
ガスにより酸化を行い、硫酸第2鉄溶液乃至塩基性硫酸
第2鉄溶液を製造する方法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】凝集剤は一般的に含有
される鉄、アルミ等の濃度が高いほうが添加量当たりの
効果が高いことが知られている。ポリ硫酸第2鉄溶液
は、浄水効果を有することが従来から知られている硫酸
第1鉄や硫酸第2鉄と比べて溶解度が高いことから、鉄
濃度を13重量%程度まで高くすることができることに
特徴があり、効果に優れた凝集剤である。また、濃度を
高くできれば、輸送コストの低減にもつながり一層の商
品価値がある。そのため、これまで上記のような鉄濃度
で酸化処理を行っているが、上記各製法において酸化処
理の前段階で硫酸第1鉄や硫酸等から調製された原料は
いずれもスラリー状態となり、これをそのままで酸化処
理しているので、処理装置の摩耗、配管内の圧損、目詰
まり等のおそれを伴っている。また酸化反応速度も、ス
ラリー状態の原料のために遅いという問題がある。例え
ば鉄濃度11重量%の硫酸鉄溶液を酸化し、ポリ硫酸第
2鉄溶液を製造するのに6時間以上を要する。
【0008】ところで、鉄鋼関係の硫酸洗浄工程等から
排出される硫酸鉄廃液は、大量の鉄塩を含み、また酸性
が強いことから、そのまま放流できないので、中和処理
し廃棄する必要があり、一方で処分費、埋め立て等によ
る環境問題の観点もあって、その処理方法として、
(1)廃硫酸を減圧下で加熱し水分を蒸発させ、溶出す
る塩類を晶析分離して硫酸を回収する真空濃縮法、
(2)廃硫酸を冷却し、溶解度の低下によって塩類を晶
析分離して硫酸を回収する冷却濃縮法、(3)減圧下で
加熱濃縮し冷却して溶出する塩類を晶析分離して硫酸を
回収する真空冷却濃縮法等が確立し、硫酸と硫酸第1鉄
の結晶として回収されている。このように回収された硫
酸第1鉄の有効な利用法として、凝集剤たるポリ硫酸第
2鉄溶液の原料としての利用が提案されたものである。
鉄鋼関係の硫酸洗浄工程等から排出される硫酸鉄廃液
は、通常、溶液状態として存在できる程度の鉄濃度、即
ち8重量%以下で排出され、また酸濃度がフリーの硫酸
として8〜10重量%と比較的高い。したがって、この
硫酸鉄廃液を鉄系凝集剤の原料として考えた場合、鉄濃
度を上げる操作、酸濃度を調整する操作が必要となり、
通常は硫酸鉄廃液から、硫酸第1鉄及びフリーの硫酸を
濃縮晶析操作により硫酸第1鉄の結晶と回収酸として回
収後、鉄濃度を10〜13重量%程度、また鉄イオンと
硫酸イオンのモル比を所定の比に濃度調整した後、酸化
製造している。
【0009】ところが、この製造法は、硫酸鉄廃液を減
圧、濃縮、冷却、結晶分離等の操作にかけて回収した粉
体の硫酸第1鉄を原料として使うため、装置の大型化
や、原料の供給等、操作性の点で改善が期待されてい
る。既述したように、スラリー状態での酸化処理という
問題もある。
【0010】本発明は上記の点を鑑みてなされたもので
ある。即ち、従来は硫酸鉄廃液から回収される等した粉
末の硫酸鉄を原料として硫酸第2鉄溶液乃至ポリ硫酸鉄
溶液を製造することにより種々の問題が生じていた技術
に対して、製造工程中でスラリー状態を生じることな
く、操作性の向上を図り、また装置の摩耗、配管内の圧
損、目詰まり等のおそれがなく、また酸化反応も従来よ
りもかなり短時間ですむ、硫酸第2鉄溶液を製造する方
法を提供することを本発明の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にしたがって、次の工程にしたがって硫酸第
2鉄溶液を製造する。先ず第1工程として、鉄イオンと
硫酸イオンのモル比が1以上1.8以下、望ましくは
1.3以上1.6以下で、且つ全鉄濃度を3.0〜8.
0重量%、望ましくは4.0〜5.5重量%となるよう
に、第1鉄イオンを主成分とする硫酸鉄溶液を調製す
る。
【0012】ここで、全鉄濃度を3.0〜8.0重量%
とするのは、硫酸鉄が結晶として析出せず溶液として扱
える範囲とするためである。また温度によって結晶が析
出することもあることから、望ましくは7重量%以下と
するのがよい。一方、3%以下の液で酸化反応を行うと
得られる硫酸鉄溶液から水酸化鉄等の澱物が発生し、好
ましくない。また最終工程である濃縮工程において蒸発
させる水分量が多くなり、エネルギーを多く必要とする
ことにもなるので、この程度を下限とすべきである。ま
た鉄イオンと硫酸イオンのモル比を1.8以下とするの
は、硫酸イオンのモル比が高いと、凝集剤としての使用
時にpH調整用のアルカリを多く必要とするためであ
る。またモル比を1以上とするのは、それ以下では不安
定で液として存在できないためである。液の安定性、凝
集剤としての使用を考慮すると、望ましくは鉄イオンと
硫酸イオンのモル比を1.3以上1.6以下とするのが
よい。
【0013】硫酸洗浄工程等から排出される硫酸鉄廃液
を用いる場合には、当該廃液の酸濃度が高いので、鉄、
酸化鉄又は硫酸第1鉄を添加して鉄イオンと硫酸イオン
のモル比を調整する。この際に添加される鉄、酸化鉄等
としては、硫酸鉄廃液を排出する工場から廃棄物として
排出される鉄板等の切削屑等を利用することができる。
また添加される鉄、酸化鉄等は通常100%溶解するこ
とが不可能であり、溶け残りが発生する。そのままの状
態で酸化を行うと、ポンプのインパラ等、装置の摩耗、
配管内の圧損、目詰まり等を生じさせるので、濾過を行
う必要がある。従来方法では、この段階で鉄濃度を11
〜13重量%に調整していたので、硫酸第1鉄の結晶が
析出しスラリー状態となり、結晶が分離されてしまうた
めに濾過を行うことができなかった。これに比べて本発
明の濃度範囲においては結晶が析出しないことから、濾
過を行うことが可能である。
【0014】また他の酸濃度の調整方法として、陰イオ
ン交換膜を介して硫酸鉄廃液と水を向流させて濃度差に
よる拡散と陰イオン交換膜の選択透過性により水側に硫
酸を移行させて回収する拡散透析法等により鉄イオンと
硫酸イオンのモル比を調整することができる。また、酸
洗い等の工程において排出される硫酸鉄廃液を本発明の
濃度範囲になるようにあらかじめ管理し対応するように
してもよい。
【0015】次に第2工程として、上記第1工程で得ら
れた硫酸鉄溶液中の第1鉄イオンを空気、酸素又は酸化
剤を用いて第2鉄イオンに酸化する。これによって、第
1工程で調整された濃度で硫酸第2鉄溶液若しくはポリ
硫酸鉄溶液が得られる。酸化方法としては、コスト的な
観点から亜硝酸ソーダを触媒とし、酸素ガスにより酸化
を行うやり方が望ましい。ここで、第1工程で得られた
硫酸鉄液は溶液であることから容易に酸化反応槽に移送
することができ、配管内の圧損、目詰まり等のおそれが
ない。酸化反応においても、装置の摩耗等が少なく、ま
た溶液で酸化反応を行うことから、スラリー状態で行う
よりも酸化反応は速く進行する。通常、鉄濃度11重量
%の硫酸鉄溶液を酸化してポリ硫酸鉄溶液を製造するの
に6時間以上要しているところ、鉄濃度だけを7重量%
としその他を同じ条件とする場合に当該7重量%溶液か
らポリ硫酸鉄溶液を製造するのに2時間程度ですむ。
【0016】第3工程として、第2工程で得られたポリ
硫酸鉄若しくは硫酸第2鉄溶液を、75℃以下で、望ま
しくは65℃以下で10.0〜13.0%に濃縮するこ
とにより、市販されているポリ硫酸鉄溶液と同等濃度の
ポリ硫酸鉄溶液若しくは硫酸第2鉄溶液が製造できる。
一般にヘマタイトの合成にみられるように、高温で濃縮
すると澱物が発生する。本工程においても、例えば10
0℃で濃縮すると澱物が発生し問題となるが、減圧下で
加熱し水分を蒸発させる減圧濃縮法を用いると澱物は全
く発生せず、この問題は回避される。例えば60Torrの
圧力では42〜47℃の温度で濃縮することが可能であ
る。
【0017】本発明は、従来、硫酸第1鉄の結晶等の粉
末を用い、鉄濃度を上げる操作、酸濃度を調整する操作
を行って、スラリー状態で酸化製造していたやり方に比
べ、溶液状態のまま酸濃度調整し、酸化した後に濃縮し
て鉄濃度を上げることで市販されているポリ硫酸鉄溶液
と同等のものを得ることができ、しかも従来の問題点を
解決した点に特徴がある。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を、以下の例に基づ
いて説明する。なお当然ながら、以下の例は、好適な形
態として本発明を例示するものであり、本発明の技術的
範囲を限定するものではない。
【0019】(例-1)鉄鋼関係の硫酸洗浄工程から排
出された、第1鉄イオン5.5重量%、第2鉄イオン痕
跡程度、硫酸イオン17.0重量%からなる硫酸鉄廃液
100リットルに鉄屑4.0kgを添加し、溶解させ
て、濾過した。これにより、全鉄イオン6.9重量%、
硫酸イオン16.7重量%、鉄イオンと硫酸イオンのモ
ル比が1:1.41の硫酸鉄溶液を得た。また濾過した
際に約1.6kgの溶け残りがあり、鉄屑の溶解率は6
0%であった。
【0020】この得られた硫酸鉄溶液を反応槽にポンプ
を用いて供給し、亜硝酸ソーダ300gを添加し、酸素
ガスにより酸化を行うことにより、鉄濃度6.9重量%
のポリ硫酸鉄溶液を得た。その際、酸化反応時間は1時
間50分であった。この得られたポリ硫酸鉄溶液を60
Torr、42〜47℃で減圧濃縮操作を行うことにより、
鉄濃度11.6重量%、59リットルのポリ硫酸鉄溶液
を得た。
【0021】(例-2)鉄鋼関係の硫酸洗浄工程から排
出された、第1鉄イオン6.4重量%、第2鉄イオン痕
跡程度、硫酸イオン17.5重量%、鉄イオンと硫酸イ
オンのモル比が1:1.6からなる硫酸鉄廃液100リ
ットルを反応槽にポンプを用いて供給し、亜硝酸ソーダ
280gを添加し、酸素ガスにより酸化を行うことによ
り、鉄濃度6.4重量%のポリ硫酸鉄溶液を得た。その
際、酸化反応時間は1時間40分であった。この得られ
たポリ硫酸鉄溶液を60Torr、42〜47℃で減圧濃縮
操作を行うことにより、鉄濃度12.1重量%、53リ
ットルの硫酸第2鉄溶液を得た。
【0022】(比較例-1)鉄鋼関係の硫酸洗浄工程か
ら排出された、第1鉄イオン5.5重量%、第2鉄イオ
ン痕跡程度、硫酸イオン17.0重量%からなる硫酸鉄
廃液を減圧濃縮操作することによって、溶出する硫酸第
1鉄一水塩の結晶を遠心分離器により分離し、鉄29.
7重量%、硫酸57重量%の硫酸第1鉄一水塩を得た。
【0023】この得られた硫酸第1鉄一水塩35kgと
上記硫酸鉄廃液105kgを反応槽に供給し、亜硝酸ソ
ーダ540gを添加し、酸素ガスにより酸化を行うこと
により、鉄濃度11.1重量%、鉄イオンと硫酸イオン
のモル比1:1.39からなるポリ硫酸鉄溶液100リ
ットルを得た。その際、酸化反応時間は6時間5分であ
った。
【0024】以上の例-1、例-2、比較例-1における
原料中の鉄濃度と酸化速度の関係をグラフに表すと、図
1のようになる。モル比や鉄濃度を変えた他の例での酸
化速度を合わせて図1に示し、下記表1にそれらの関係
を列記する。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、原料供給等において操
作性が良く、また装置の摩耗、配管内の圧損、目詰まり
等のおそれがなく、また酸化反応も速く、硫酸第2鉄溶
液を製造することができる。酸化して得られた硫酸第2
鉄溶液を澱物の生じない温度で濃縮することによって、
市販されているポリ硫酸鉄溶液と同等のものが得られ
る。設備的にも結晶分離器、粉体である硫酸第1鉄の供
給設備等が必要なくなる。本発明によって製造されたポ
リ硫酸鉄溶液は、従来法で製造されたポリ硫酸鉄溶液と
比べて、凝集剤としての効果において全く遜色ないもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】原料の鉄濃度と酸化速度の関係を示すグラフで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五十嵐 太覚 東京都西多摩郡日出町平井8−1 日鉄鉱 業株式会社内 Fターム(参考) 4D062 BA10 BA11 BB05 DA16 DA39 DC02 4G048 AA07 AB02 AC08 AE05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄イオンと硫酸イオンのモル比が1以上
    1.8以下で且つ全鉄濃度が3.0〜8.0重量%にな
    るように第1鉄イオンを主成分とする硫酸鉄溶液を調製
    する第1工程と、 第1鉄イオンを第2鉄イオンに酸化する第2工程と、 上記酸化された硫酸鉄溶液の鉄濃度を10.0〜13.
    0重量%になるように75℃以下で濃縮する第3工程と
    からなる硫酸第2鉄溶液を製造する方法。
  2. 【請求項2】 鉄、酸化鉄又は硫酸第1鉄を用いて上記
    第1工程の硫酸鉄溶液調製を行うことを特徴とする請求
    項1に記載の硫酸第2鉄溶液を製造する方法。
  3. 【請求項3】 鉄イオンと硫酸イオンのモル比及び全鉄
    濃度が上記範囲に収まるように調整した、硫酸洗浄工程
    から排出される硫酸鉄廃液を原料として用いることを特
    徴とする請求項1に記載の硫酸第2鉄溶液を製造する方
    法。
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