JP2000185863A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000185863A
JP2000185863A JP36058298A JP36058298A JP2000185863A JP 2000185863 A JP2000185863 A JP 2000185863A JP 36058298 A JP36058298 A JP 36058298A JP 36058298 A JP36058298 A JP 36058298A JP 2000185863 A JP2000185863 A JP 2000185863A
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靖司 橋本
Akira Terakado
晃 寺門
Masato Miwa
正人 三輪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カールを帯びたシートに対しても装置のスルー
プットを損なうことなく確実にシート反転を実現するこ
とが可能な画像形成装置を提供する。 【解決手段】引込み路(19)と反転路(22)との分岐点(E1)
に対しシート搬送方向下流部における引込み路に、反転
路が存在する側とは反対側に屈曲もしくは湾曲して設け
られ、シートのカールを矯正するシートガイド部(E2,E
3,E4)を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタや複写機
等に代表される画像形成装置に係り、特に1枚ずつ搬送
されるシートをスイッチバックさせ、シート面を反転さ
せて排出するシート反転装置を備えた画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】画像形成部から送り出されたシートを排
紙ローラへ導く送紙路と、送紙路から分岐して設けられ
た引込み路と、引込み路から分岐して設けられ引込み路
に引き込まれたシートを送紙路へ導く反転路とを備えた
画像形成装置については、従来から種々構成が提案され
ている。上記構成の他に、引込み路と反転路とを1つの
搬送路で兼用させて単一の搬送路内でシートの引き込み
および反転を行わせる構成のものも知られているが、単
一搬送路内でシートの引き込みおよび反転を行わせる場
合には、先行シートと後続シートとの搬送間隔を十分に
取る必要があるため装置のスループットが低下してしま
うという欠点がある。これに対しシートの引き込みと反
転とを個々の搬送路、即ち引込み路と反転路とで行うよ
うにした構成の場合は、シートの搬送間隔を狭めること
が可能になり装置のスループット向上の点で有利と考え
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に引込み路と反転路を備えた画像形成装置においては、
少なくとも2箇所に分岐点が設けられる。即ち、送紙路
と引込み路の分岐点と、引込み路と反転路の分岐点とが
設けられることになる。分岐点には一般的に回動可能な
ゲート部材が設けられるのだが、それぞれの分岐点にゲ
ート部材を設けたのでは構成ならびに制御の複雑化、な
らびにコスト高を招いてしまうという欠点が生じてい
た。
【0004】また、搬送されてくるシートがカールを帯
びている場合には、反転したシートの端部が分岐点など
で引っ掛かったり、うまく反転路側に搬送されずに再び
引込み路へ逆送されてしまい搬送ジャムが生じてしまう
等の問題も発生していた。特に画像形成装置が熱定着に
より画像をシート上に定着させるレーザビームプリンタ
等である場合には、加熱作用によりシートに大きなカー
ルが生じるため装置の信頼性を落とす要因となってい
る。搬送ジャムを防止する方策としては、逆送防止のた
めに分岐点上流側の引込み路出口の隙間をできるだけ狭
めることが有効であるが、引込み路の隙間を調整する調
整機構が別に必要となったり、マイラシート等の可撓性
シート部材からなる戻り防止弁の設置が必要となり、組
み立て性の低下およびコスト高を招いてしまうという欠
点が生じていた。
【0005】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解
消し、カールを帯びたシートに対しても装置のスループ
ットを損なうことなく確実にシート反転を実現すること
が可能な画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、画像形成
部から送り出されたシートを排紙ローラへ導く送紙路
と、前記送紙路から分岐して設けられた引込み路と、前
記引込み路から分岐して設けられ前記引込み路に引き込
まれたシートを前記送紙路へ導く反転路とを備えた画像
形成装置において、前記引込み路と反転路との分岐点に
対しシート搬送方向下流部における引込み路に、前記反
転路が存在する側とは反対側に屈曲もしくは湾曲して設
けられ、シートのカールを矯正するシートガイド部を備
えることにより達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて詳細に説明する。
【0008】図3において、1は画像形成装置、2は用
紙後処理装置であり、用紙後処理装置2は画像形成装置
1の後段に接続されている。本実施例において、画像形
成装置1としては、感光体を用い、周知の電子写真プロ
セスにより用紙上にトナー像を記録形成するレーザプリ
ンタが例示されている。また、用紙後処理装置2として
は、プリンタ1から排出された用紙にステープル処理を
施すことが可能なフィニッシャが例示されている。
【0009】プリンタ1において、3,4,5は用紙収容
部であり、用紙を一枚ずつ堆積収容している。6は感光
ドラムで、コントローラ(図示せず)からの信号に基づ
いて矢印の方向へ回転を始める。感光ドラム6が回転を
開始すると、コロナ帯電器7によって感光ドラム6表面
は均一に帯電される。帯電した感光ドラム6には露光装
置8から出射されたレーザビームによって静電潜像が形
成される。静電潜像は現像装置9の位置に到達するとト
ナーによって現像され、感光ドラム6上にトナー像とし
て可視化される。この様にして形成されたトナー像は転
写器10により用紙収容部3,4,5または後述する戻し
路20から送り出されてきた用紙に転写される。11は
定着装置であり、本実施例において定着装置11は、互
いに圧接させた熱ローラ11aと加圧ローラ11bとか
ら構成されており、熱ローラ11aと加圧ローラ11b
との圧接部において用紙を挟持搬送するとともに、用紙
に加熱加圧作用を付与し転写されたトナー像を用紙に定
着させる。定着装置11から送り出された用紙は、搬送
ローラ12によって搬送され、ゲート13の位置に応じ
てプリンタ1上部に設けられた排紙トレイ14か、ある
いは搬送ローラ15側へ選択的に搬送される。
【0010】搬送ローラ15側へ搬送された用紙は、ゲ
ート16の位置に応じて排紙口17か、あるいは後述す
る引込み路19側へ選択的に搬送される。
【0011】ここで、プリンタ1内に構成された用紙搬
送路に関し、以下の説明においては、便宜上、次の様に
定義しておくこととする。
【0012】まず、用紙収容部3,4,5−画像形成手段
6,7,8,9,10,11−搬送ローラ12−搬送ローラ
15−排紙口17を連絡する用紙搬送路18を「送紙
路」と呼ぶ。
【0013】また、19は「引込み路」と呼ぶことと
し、前記画像形成手段に対し用紙搬送方向下流側の送紙
路18から分岐して設けられており、ゲート16の切り
替え制御により搬送ローラ15から送り出されてきた用
紙を選択的に引き込む。
【0014】また、20は「戻し路」と呼ぶこととし、
引込み路19の途中に設けられた分岐点21から分岐
し、その終端を前記画像形成手段に対し用紙搬送方向上
流側の送紙路18に合流させて設けられている。また、
22は「反転路」と呼ぶこととし、ゲート16および分
岐点21間における引込み路19の途中から分岐し、そ
の終端をゲート16に対し用紙搬送方向下流側の送紙路
18に合流させて設けられている。
【0015】なお、図3において、23は排紙ローラ、
24は引込み路19上に設けられた搬送ローラ、25お
よび26は引込み路19上に設けられた正転/逆転切り
替え可能な搬送ローラである。
【0016】上記構成により、用紙の印刷面を上に向け
たままの状態で用紙をプリンタ1からフィニッシャ2へ
排出させる場合(以下、「排出モード1」と称する。)
は、定着装置11から送り出された用紙を送紙路18に
沿ってそのまま排紙口17から排出し、フィニッシャ2
側へ送り出す。
【0017】また、用紙の印刷面を下に向けた状態で用
紙をプリンタ1からフィニッシャ2へ排出させる場合
(以下、「排出モード2」と称する。)は、定着装置1
1から送り出された用紙をゲート16の案内により引込
み路19に引き込み、用紙後端が引込み路19内の適所
に設けたセンサ位置(図示せず)に到達したタイミング
で、搬送ローラ25および搬送ローラ26を引き込み時
とは逆方向に回転させて、用紙を反転路22を経由させ
て排紙ローラ23側へ搬送し、排紙口17から排出して
フィニッシャ2側へ送り出す。
【0018】また、用紙の両面に印刷を行う場合は、定
着装置11から送り出されてきた用紙を引込み路19へ
引き込み、この引き込んだ用紙を戻し路20に送り出す
ことによって、片面印刷済の用紙を再び画像形成手段に
送り込み、これによって両面印刷が実行される。
【0019】なお、図3において、3a,4a,5aは用
紙収容部3,4,5に収容された用紙を繰り出すピックロ
ーラ、3b,4b,5bは一般にフィードローラとリター
ドローラから構成されることで知られる給紙ローラ対で
ある。給紙ローラ対3b,4b,5bは、ピックローラ3
a,4a,5aによって繰り出された用紙が複数枚重なっ
た状態で搬送されるのを防止しながら用紙を一枚ずつ送
紙路18へ供給する機能を有する。27,28,29,3
0は送紙路18内の用紙を搬送する搬送ローラ、31は
感光ドラム6上に形成されたトナー像を用紙へ転写させ
るタイミングに同期させて、用紙の搬送を行うレジスト
ローラである。また、32,33,34,35は、戻し路
20内の用紙を搬送する搬送ローラである。
【0020】次にフィニッシャ2の構成を説明する。フ
ィニッシャ2は、その搬入口36がプリンタ1の排紙口
17と連絡するように接続される。フィニッシャ2内に
は、搬入口36と排紙トレイ37とを連絡する搬送パス
38と、搬送パス38上に設けられた分岐点(ゲート3
9近傍)と排紙トレイ40とを連絡する搬送パス41
と、搬送パス38および搬送パス41内の用紙を排紙ト
レイ37,40に向けて搬送する搬入ローラ42および
搬送ローラ43,44,45,46,47が設けられてい
る。なお、48は排紙トレイ37側に排出された用紙束
に対しステープル処理を施すステープラを示す。
【0021】上記構成により、フィニッシャ2は、プリ
ンタ1の排紙口17から送り出されてきた用紙を搬入口
36から導入し、ステープル処理が必要な場合は、用紙
を排紙トレイ37側へ搬送し、作業用トレイ49上に用
紙を積み重ねて行き、所定枚数の用紙が積載されたなら
ば、ステープラ48によりステープル処理を行い、排出
装置(図示せず)によりステープル処理された用紙束を
排紙トレイ37上へ排出する。
【0022】また、ステープル処理を必要としない場合
は、ゲート39により用紙を搬送パス41側へ案内し、
搬送ローラ45,46,47により排紙トレイ40上へ用
紙を排出する。ここで、ゲート39は後述する用紙排出
信号がローレベルからハイレベルに変化した時を契機と
し、コマンド信号線によって送信された用紙後処理方法
で指定された用紙排出先に用紙を搬送する方向へ動作す
る。
【0023】なお、排紙トレイ37,40は、いずれも
矢印方向へ昇降移動可能に設けられており、トレイ上の
用紙積載量に応じてフィニッシャ2の各排出口に対し各
トレイの上面が、予め設定された位置関係をなすように
制御される。
【0024】上記プリンタおよびフィニッシャからなる
プリンタシステムにおいて、プリンタ1に設けられたピ
ックローラ3a,4a,5a、給紙ローラ対3b,4b,5
b、搬送ローラ27,28,29,30、レジストローラ
31、感光ドラム6、定着装置11を構成する定着ロー
ラ対11a,11b、搬送ローラ12,15,23,24,
25,26および戻し路20内に設けられた搬送ローラ
32,33,34,35の用紙搬送速度は約17.5インチ
/秒(約444.5mm/秒)に設定されている。な
お、搬送ローラ12,15は、一方向クラッチを内蔵し
ており、搬送ローラ対12,15の駆動軸の速度よりも
大なる速度でローラ外周が回された場合には搬送ローラ
12,15は駆動軸と切り離されて回転可能となるよう
に構成されている。
【0025】また、排紙ローラ23および搬送ローラ2
5,26の用紙搬送速度は、約17.5インチ/秒に設定
された第1の用紙搬送速度と、約33インチ/秒(約8
38.2mm/秒)に設定された第2の用紙搬送速度と
で切り替え可能に設定されている。さらに、排紙ローラ
23の用紙搬送速度は、後述するフィニッシャ2の搬入
ローラ42の用紙搬送速度である約22.83インチ/
秒(約580mm/秒)に設定された第3の用紙搬送速
度にも切り替え可能に設定されている。
【0026】そして、プリンタ1から、用紙を上述の排
出モード1にて排出する場合は、定着ローラ対11a,
11b、搬送ローラ12,15および排紙ローラ23を
感光ドラム6と同じ速度の約17.5インチ/秒の用紙
搬送速度(以下、17.5インチ/秒の用紙搬送速度を
「V1」とも記載する)で駆動させて用紙搬送を行い、
排紙ローラ23の用紙搬送速度を所定のタイミングでV
1から約22.83インチ/秒(約580mm/秒)の
用紙搬送速度に切り替える(以下、22.83インチ/
秒の用紙搬送速度を「V3」とも記載する)。用紙搬送
速度V1からV3への切り替えは、例えば用紙先端がフ
ィニッシャ2の搬入ローラ42に対して上流の所定の位
置を通過したタイミングを契機に行われる。
【0027】また、プリンタ1から、用紙を排出モード
2にて排出する場合は、用紙後端が引込み路19内の所
定位置に到達したタイミングを契機に、搬送ローラ2
5,26を引き込み時とは逆方向に回転させて、且つ、
搬送ローラ25,26および排紙ローラ23の用紙搬送
速度をV1から33インチ/秒の用紙搬送速度に切り替
える(以下、33インチ/秒の用紙搬送速度を「V2」
とも記載する)。ここで、排出モード1と排出モード2
とで用紙搬送速度を切り替えている理由は、排出モード
2の場合は、定着装置11を通過後の用紙を一旦、引込
み路19に引き込んでから反転路22を経て、送紙路1
8へ戻す工程を必要とするためであり、装置のスループ
ットを排出モード1と同等にするためである。
【0028】用紙反転後、排紙ローラ23の用紙搬送速
度を所定のタイミングでV2からV3に切り替える。用
紙搬送速度V2からV3への切り替えは、例えば用紙後
端が搬送ローラ25を通過した後であって用紙先端がフ
ィニッシャ2の搬入ローラ42に対して上流の所定の位
置を通過したタイミングを契機に行われる。
【0029】これに対し、フィニッシャ2の搬入ローラ
42、搬送ローラ43,44,45,46,47の用紙搬送
速度は全て一定の値に設定されている(本実施例におい
ては、約22.83インチ/秒(約580mm/秒)に
設定している)。
【0030】プリンタ1とフィニッシャ2はインタフェ
ース信号線を介して通信可能に接続されている。インタ
フェース信号線は、プリンタ1から搬送されてくる用紙
の種類や、フィニッシャ2での用紙の後処理方法等の情
報(排紙トレイの選択、ステープル処理の要否、ステー
プルする位置等)をシリアル転送方式により送信するコ
マンド信号線と、プリンタ1からフィニッシャ2に用紙
が排出される際に電圧レベルがローレベルからハイレベ
ルに変化することで用紙の排出を連絡するハード信号を
扱う用紙排出信号線等からなる。
【0031】印刷が開始するとプリンタ1より、上記印
刷用紙の種類や後処理方法の情報をコマンド信号線によ
ってフィニッシャ2に送信し、その用紙がフィニッシャ
2に排出される時には用紙排出信号線がローレベルから
ハイレベルに変化する。フィニッシャ2は、用紙排出信
号のハイレベルへの変化を契機に、用紙の印刷開始とと
もに送信された用紙後処理方法の情報で指定された用紙
後処理を開始、実行する。
【0032】次に、スイッチバック反転時の用紙受け渡
しの様子を図2を用いて説明する。図2に示すローラ
は、プリンタ1の定着ローラ対11a,11bと、搬送
ローラ対12,15,24と、反転ローラ対25と、排
紙ローラ対23と、戻し路20内に設けられた搬送ロー
ラ対32である。図2において、L1は搬送ローラ対2
4から反転ローラ対25に至る搬送経路の平均長さであ
る。L2は反転ローラ対25から排紙ローラ対23に至
る反転路22を通る搬送経路の平均長さである。L3は
反転ローラ対25から搬送ローラ対32に至る搬送経路
の平均長さである。
【0033】また、同図においてMは搬送ローラ対24
から所定位置P1に至る搬送経路の平均長さである。N
は搬送ローラ対24から所定位置P2までの搬送経路の
長さである。
【0034】なお、本実施例においては、L1が約14
0mm、L2が約170mm、L3が約150mm、M
が約27mm、Nが約100mmに設定されている。こ
こで、L1,L2,L3は用紙の搬送を確実に行うために
画像形成装置で取り扱うシートの最小長さ以下に設定し
てある。
【0035】まず、片面印刷済み用紙をフェースダウン
排出する場合の用紙受け渡しの様子について、用紙間隔
3.5インチ(約88.9mm)で連続して搬送されるレ
ターサイズ用紙(長さ8.5インチ:約215.9mm)
を用いて行う場合を例示して説明する。
【0036】このプロセスにおいて、用紙の後端が所定
位置P1に到達してから反転した用紙の後端が反転ロー
ラ25を通過し、再度反転ローラ25が停止し、再逆転
するまでに要する時間T1は、反転ローラ25が停止・
逆転に要する時間をtmm秒、用紙長をLmmとする
と、T1=(L+M−L1)/V2+2t=322.8
mm秒となる。用紙後端がP1に到達した時間から後続
用紙先端が反転ローラ25に到達するまでに要する時間
T2は、用紙間隔をQとすると、T2=(L1−M+
Q)/V1=454.2mm秒となる。この結果、T1
<T2であるため、反転ローラ25に同時に2枚の用紙
が存在することなく受け渡しが可能になる。
【0037】次に、両面印刷を行う場合の用紙受け渡し
の様子について、用紙間隔3.5インチ(約88.9m
m)で連続して搬送されるレターサイズ用紙(長さ8.
5インチ:約215.9mm)を用いて行う場合を例示
して説明する。このプロセスにおいて、用紙後端が所定
位置P2に到達してから反転した用紙の後端が反転ロー
ラ25を通過し、再度反転ローラ25が停止し、再逆転
するまでに要する時間T3は、T3=(L+N−L1)
/V1+2t=595.7mm秒となる。用紙後端がP
2に到達した時間から後続用紙先端が反転ローラ25に
到達するまでに要する時間T4は、両面印刷済みの用紙
は引込み路19に引き込まれずに、送紙路18から排紙
口17に排出されるために、次に引込み路19に引き込
まれてくる用紙との間隔は2Q+Lとなるために、T4
=(L1−N+2Q+L)/V1=975.7mm秒と
なる。この結果、T3<T4であるため反転ローラ25
に同時に2枚の用紙が存在することなく受け渡しが可能
となる。
【0038】次に、引込み路19の分岐点におけるシー
ト端部の振り分けの様子を所定位置P1近傍を例に図1
を用いて説明する。
【0039】図1において、引込み路19はP1上流の
用紙ガイド端E1で反転路22と分岐している。また、
P1から下流に距離Sの点E2で反転路22と反対方向
にP1上流の搬送面に対して40°未満の交差角度θで
屈曲し、P1上流の搬送面から距離D移動した搬送面に
点E3で連絡して形成している。
【0040】交差角度を40°未満とすることで、突入
角度が大きくなる方向にカールの生じた用紙であって
も、E2点で折れが発生することなくE2点下流へのス
ムーズな搬送を達成している。ここで、Yは搬送ローラ
対24により引込み路19に引き込まれた用紙である。
Y1は用紙YがP1に到達する直前の状態である。Y2
は用紙YがP1に到達した後、引込み路19下流に設け
られた反転ローラ25(図2参照)により反転した直後
の状態である。Rは用紙Yが熱定着により印刷した場合
に生じたカールの半径を示す。図1ではシートの反りに
よる復元力を利用した構成で問題となる逆送搬送ジャム
が生じ易いカールの方向で示している。
【0041】上記のように構成した搬送経路では、用紙
Yは引込み路19のE2,E3,E4点により積極的にカ
ールと逆方向に姿勢が規制されているため、E2,E3,
E4の経路では用紙にカール方向と反対方向のたわみ角
が生じる。この結果、E2から上流の用紙端部は、E1
点を離れた時にE2点に生じたたわみ角だけ反転路22
側を指向する。経験的にはレーザビームプリンタ等の熱
定着により生じるカールの半径はR30mm以上である
ため、近似的にはE2,E3,E4を通る円弧に対してE
2で接するR30mmの円弧がE1より反転路22側を
通るように搬送路の位置関係を規制することで、進入路
への逆送ジャムは解消できる。なお、当然ながら上記搬
送路の位置関係は両面印刷のための分岐点であるP2近
傍にも適用可能である。
【0042】以上のようにスイッチバック反転のための
搬送経路の長さおよび形状、ならびに反転ローラ25と
排紙ローラ23および戻し路20の搬送ローラ対の用紙
搬送速度を関係づけることにより、カールしたシートで
も装置のスループットを損なうことなく確実にスイッチ
バックできる安定したシート搬送が可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
カールを帯びたシートに対しても装置のスループットを
損なうことなく確実にシート反転を実現することが可能
な画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置のスイッチバック反転機
構部の用紙受け渡しの様子を示す説明図。
【図2】本発明の画像形成装置における用紙受け渡しの
様子を示す説明図。
【図3】本発明の画像形成装置を用いたシステムの全体
構成図。
【符号の説明】
16…ゲート、18…送紙路、19…引込み路、22…
反転路、23…排紙ローラ、24…搬送ローラ対。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成部から送り出されたシートを排紙
    ローラへ導く送紙路と、前記送紙路から分岐して設けら
    れた引込み路と、前記引込み路から分岐して設けられ前
    記引込み路に引き込まれたシートを前記送紙路へ導く反
    転路とを備えた画像形成装置において、前記引込み路と
    反転路との分岐点に対しシート搬送方向下流部における
    引込み路に、前記反転路が存在する側とは反対側に屈曲
    もしくは湾曲して設けられ、シートのカールを矯正する
    シートガイド部を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
JP36058298A 1998-12-18 1998-12-18 画像形成装置 Expired - Lifetime JP3904130B2 (ja)

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