JP2000185211A - 穀物乾燥機用の集塵機 - Google Patents

穀物乾燥機用の集塵機

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JP2000185211A
JP2000185211A JP10365254A JP36525498A JP2000185211A JP 2000185211 A JP2000185211 A JP 2000185211A JP 10365254 A JP10365254 A JP 10365254A JP 36525498 A JP36525498 A JP 36525498A JP 2000185211 A JP2000185211 A JP 2000185211A
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JP
Japan
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dust
exhaust
grain dryer
exhaust gas
dust collector
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Application number
JP10365254A
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English (en)
Inventor
Soichi Yamamoto
惣一 山本
Masami Ishiyama
正巳 石山
Tetsuo Saito
鉄雄 斉藤
Toshinori Yuki
利則 結城
Masaji Kamata
正司 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamamoto and Co Ltd
Yamamoto Co Ltd
Original Assignee
Yamamoto and Co Ltd
Yamamoto Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穀物乾燥機周辺の作業環境をクリーンな環境
にする。 【解決手段】 穀物乾燥機用の集塵機10は、回転可能
なドラムフィルタ40、網等からなるプレフィルタ8
0、サイクロン原理を利用した補助集塵機82等を備え
ている。また、ドラムフィルタ40の周面下側には、吸
引機76と接続されたブラシ付きのフィルタ吸引部68
が配設されている。穀物乾燥機の送風機からの排気(矢
印A)はプレフィルタ80で予め粉塵が除去された後、
又穀物乾燥機の除塵機からの排気(矢印B)は補助集塵
機82及びプレフィルタ80で予め粉塵が除去された
後、更に両排気(矢印C)はドラムフィルタ40で粉塵
が除去される。そして、除塵排気(矢印D)となって外
部へ放出される。従って、穀物乾燥機周辺の作業環境を
クリーンな環境にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀物乾燥機用の集
塵機に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、米などの穀物を乾燥させるべく穀物乾燥機が使用さ
れている。かかる従来の穀物乾燥機においては、送風機
から排出される排気並びに除塵機から排出される排気の
いずれも穀物乾燥機外へそのまま放出していた。このた
め、穀物乾燥機周辺の作業場に粉塵が飛散するという問
題があった。
【0003】本発明は上記事実を考慮し、穀物乾燥機周
辺の作業環境をクリーンな環境にすることができる穀物
乾燥機用の集塵機を得ることが目的である。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る穀物乾燥機用の集塵機は、穀物乾燥機から排出され
た排気を導く排気導入路と接続されかつ除塵排気を外部
へ放出する除塵排気放出部を備えた箱状のケースと、こ
のケース内における排気導入路の接続部位と除塵排気放
出部との間に回転可能に配置され、排気導入路を通って
送り込まれた排気が外周側から内周側へ通過する際に当
該排気中から粉塵を除去する内部空洞のドラムフィルタ
と、このドラムフィルタの外周部に吸引部が接するよう
に配置され、作動することにより当該ドラムフィルタの
外周部から掻き落とされた粉塵を吸引して除去する吸引
除去手段と、を有することを特徴としている。
【0005】請求項2記載の本発明に係る穀物乾燥機用
の集塵機は、請求項1に記載の発明において、前記ケー
スにおける排気導入路の接続部位と前記ドラムフィルタ
との間に、排気中の粉塵の一部を予め除去するプレフィ
ルタを設置した、ことを特徴としている。
【0006】請求項3記載の本発明に係る穀物乾燥機用
の集塵機は、請求項1又は請求項2に記載の発明におい
て、前記ケースを開閉可能にした、ことを特徴としてい
る。
【0007】請求項4記載の本発明に係る穀物乾燥機用
の集塵機は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
発明において、前記排気導入路は、穀物乾燥機の送風機
からの排気導入用の第1排気導入路と穀物乾燥機の除塵
機からの排気導入用の第2排気導入路とに分けられてお
り、当該第2排気導入路に当該穀物乾燥機の除塵機から
の排気中の粉塵を予め除去する補助集塵機を設置した、
ことを特徴としている。
【0008】請求項1記載の本発明によれば、穀物乾燥
機から排出された排気(粉塵を含む)は、排気導入路を
通ってケース内へ送り込まれる。ケース内における排気
導入路の接続部位と除塵排気放出部との間にはドラムフ
ィルタが配置されており、粉塵を含む排気はこのドラム
フィルタを外周側から内周側へと通過される。そして、
この際に当該排気中の粉塵がドラムフィルタの外周部に
付着して集塵され、当該排気中から粉塵が除去される。
ドラムフィルタの外周部には吸引除去手段の吸引部が接
するように配置されており、ドラムフィルタを回転させ
ながら吸引除去手段を作動させることにより、ドラムフ
ィルタの外周部から掻き落とされた粉塵が順次吸引され
てドラムフィルタの外周部からも除去される。
【0009】このようにして粉塵が除去された除塵排気
は、ケースに設けられた除塵排気放出部から外部へと放
出される。よって、穀物乾燥機周辺の作業場に粉塵が飛
散するといった事態は解消される。
【0010】請求項2記載の本発明によれば、ケースに
おける排気導入路の接続部位とドラムフィルタとの間に
プレフィルタを設置したので、排気中の粉塵の一部(例
えば比較的大きめの粉塵等)はプレフィルタに付着して
除去される。プレフィルタを通過した残りの粉塵は、ド
ラムフィルタによって除去される。つまり、本発明で
は、排気中の粉塵が二段階に集塵されて除去される。
【0011】請求項3記載の本発明によれば、ケースが
開閉可能とされているため、集塵機の内部を清掃したり
や保守点検をするとき等に便利である。
【0012】請求項4記載の本発明によれば、穀物乾燥
機の送風機からの排気は第1排気導入路からケース内へ
導入され、穀物乾燥機の除塵機からの排気は第2排気導
入路からケース内へ導入される。
【0013】ここで、本発明では、第2排気導入路に補
助集塵機を設置したので、穀物乾燥機の除塵機からの排
気中の粉塵は、当該補助集塵機によって予め集塵されて
除去された後に、ケース内へ送り込まれる。ケース内へ
送り込まれた排気は、請求項1記載の発明との関係では
ドラムフィルタによって更に残りの粉塵の除去がなさ
れ、請求項2記載の発明との関係ではプレフィルタによ
って再度粉塵の除去がなされた後にドラムフィルタによ
って更に残りの粉塵の除去がなされることになる。つま
り、本発明では、穀物乾燥機の除塵機からの排気中の粉
塵が二段階、三段階に集塵されて除去される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を用いて、本発
明の一実施形態に係る穀物乾燥機用の集塵機10につい
て説明する。
【0015】図1には本実施形態に係る穀物乾燥機用の
集塵機10の全体斜視図が示されており、又図2には本
実施形態に係る穀物乾燥機用の集塵機10の要部斜視図
が示されており、更に図3には本実施形態に係る穀物乾
燥機用の集塵機10の縦断面図が示されている。
【0016】これらの図に示されるように、集塵機10
はその外郭を構成するケース12を備えている。このケ
ース12は、略直方体形状に枠組みされた機枠14と、
この機枠14を覆う第1テント16乃至第3テント20
とによって構成されている。まず、機枠14の構成と第
1テント16乃至第3テント20の構成について概説す
る。
【0017】特には図2に示されるように、機枠14の
右側部の上フレーム14A及び左側部の上フレーム14
B間には、パイプをコ字形に屈曲させた棟フレーム22
が配設されている。また、機枠14の左側部の近くに
は、右側部の上フレーム14A及び下フレーム14Cに
対して平行に上中間フレーム14D及び下中間フレーム
14Eが配設されている。さらに、右側部の上フレーム
14A及び下フレーム14Cの長手方向の中間部間に
は、所定幅の第1支持プレート24が掛け渡されてい
る。同様に、上中間フレーム14Dと下中間フレーム1
4Eの長手方向の中間部間には、第1支持プレート24
と同一幅の第2支持プレート26が掛け渡されている。
【0018】特には図1に示されるように、第1テント
16は機枠14の大半を覆うべく略箱状に形成されてお
り、又第2テント18は機枠14の底部を覆うべく略皿
状に形成されており、更に第3テント20は第1テント
16における機枠14の右側部側に形成された「除塵排
気放出部」としての除塵排気口28(図3参照)を覆う
べく出窓状に形成されている。これらの第1テント16
と第2テント18は第1チャック30によって分離可能
に接合されており、又第1テント16と第3テント20
は第2チャック32(図3参照)によって分離可能に接
合されている。さらに、第1テント16において後述す
る補助集塵機82が設置される側の側面中央には、第1
テント16自体を開閉するための第3チャック33が取
り付けられている。
【0019】また、第1テント16における機枠14の
左側部側の上部には、大径かつ筒状のダクト接続部34
が一体に形成されている。このダクト接続部34には、
穀物乾燥機の送風機と接続された「第1排気導入路」と
しての送風機側ダクト36が接続されるようになってい
る。さらに、第1テント16におけるダクト接続部34
付近には、小径のホース接続用開口部38(図3参照)
が形成されている。このホース接続用開口部38には、
後述する補助集塵機82の排気筒88が接続されるよう
になっている。
【0020】次に、本実施形態に係る穀物乾燥機用の集
塵機10の要部の構成について詳述する。
【0021】図2及び図3に示されるように、上述した
機枠14の第1支持プレート24及び第2支持プレート
26の高さ方向中間部間には、ドラムフィルタ40の回
転中心軸となる回転横軸42が軸支されている。回転横
軸42における第2支持プレート26側には、従動プー
リ44が固着されている。また、第2支持プレート26
の下部側には、モータ46が配設されている。モータ4
6の出力軸48は第2支持プレート26の下部を貫通し
ており、その貫通端部には駆動プーリ50が固着されて
いる。駆動プーリ50と従動プーリ44は上下に対向し
て配置されており、両者は駆動力伝達用のベルト52が
巻き掛けられることによって相互に連結されている。
【0022】上述した回転横軸42には、内部空洞の円
筒体であるドラムフィルタ40が取り付けられている。
ドラムフィルタ40は、図3に示されるように、互いに
平行に配置された円板状の閉止プレート54と環状のリ
ングプレート56とを備えている。これらの閉止プレー
ト54の周縁部及びリングプレート56の周縁部は互い
に接近する方向へ屈曲されており、両者の屈曲部54
A、56Aの外周面間にはフィルタ58が巻き付けられ
ている。フィルタ58は不織布等によって構成されてお
り、一対の押さえバンド60によって屈曲部54A、5
6Aに固定されている。
【0023】さらに、第1支持プレート24には、ドラ
ムフィルタ40のリングプレート56に隣接するかたち
で大径の支持リング62が差し込まれている。この支持
リング62の内側には、気密性を確保すべく、リングプ
レート56の端面に固着された断面略コ字形のパッキン
64が嵌着されている。なお、パッキン64はスポンジ
を環状に成形したものである。また、支持リング62の
外側には第1テント16の除塵排気口28の端末部が巻
き付けられており、当該端末部には断面U字形のシート
押さえ66が嵌着されている。
【0024】図2〜図4に示されるように、上述したド
ラムフィルタ40の外周部の下端側には、フィルタ吸引
部68が近接して配置されている。フィルタ吸引部68
は、ドラム軸方向を長手方向として配置されかつ両端が
閉止された樋状のカバー70と、先端がフィルタ58の
外周面に接触するようにカバー70内に収容されたブラ
シ72と、カバー70の底部中央に連通されてカバー7
0と直交する方向へ延びるパイプ74とを含んで構成さ
れている。フィルタ吸引部68のパイプ74には、集塵
機10の外部に置かれた「吸引手段」としての吸引機
(掃除機)76のホース78が接続されている。
【0025】また、図2及び図3に示されるように、上
述した機枠14の左側部とドラムフィルタ40の閉止プ
レート54との間には、略矩形状に形成されたプレフィ
ルタ80が取り外し可能に張設されている。なお、プレ
フィルタ80は、網等によって構成されている。
【0026】さらに、図1、図2、及び図5に示される
ように、上述した集塵機10の外部には、サイクロン原
理を利用して集塵する(即ち、旋回流による遠心力によ
って粉塵と気流とを分離して粉塵を集塵する)補機であ
る補助集塵機82が設置されている。この補助集塵機8
2は、ビニール等によって構成された有底円筒状の本体
部84と、この本体部84の外周部に接続された円筒状
のホース接続部86と、本体部84の頂部を貫通して配
置されたL字管状の排気筒88とによって構成されてい
る。補助集塵機82のホース接続部86には、穀物乾燥
機の除塵機と接続された「第2排気導入路」としての除
塵機側ダクトホース90が接続されるようになってい
る。また、図2に示されるように、上述した補助集塵機
82の本体部84は、アングル状の留め具92を介して
ビス94により機枠14の縦フレーム14Fに固定され
るようになっている。
【0027】次に、本実施形態の作用並びに効果につい
て説明する。
【0028】穀物乾燥機の送風機から排出された排気中
には粉塵が含まれており、図1及び図2では当該排気を
斜線矢印Aで表している。かかる排気は、送風機側ダク
ト36を通ってダクト接続部34から第1テント16内
へ送り込まれる。
【0029】また、穀物乾燥機の除塵機から排出された
排気中にも粉塵が含まれており、図1及び図2では当該
排気を斜線矢印Bで表している。なお、粉塵の量は、除
塵機から排出された排気(斜線矢印B)の方が送風機か
ら排出された排気(斜線矢印A)よりもはるかに多い。
除塵機側から排出された排気は、除塵機側ダクトホース
90を通ってホース接続部86から補助集塵機82の本
体部84内へ送り込まれる。補助集塵機82の本体部8
4内へ送り込まれた排気は、図5に示される如く、サイ
クロン原理によって粉塵と気流とに分離される。分離さ
れた気流中にも粉塵は残存しているが、当該気流は排気
筒88を通ってホース接続用開口部38から第1テント
16内へ送り込まれる。
【0030】上記の如くして第1テント16内へ送り込
まれた二種類の排気は、次にプレフィルタ80を通るこ
とになる。この際に各排気中の粉塵の一部がプレフィル
タ80に付着し、これにより各排気中から更に粉塵が除
去される。しかし、プレフィルタ80を通過して合流し
た排気中にもまだ多少の粉塵が含まれており、図2では
当該排気を斜線矢印Cで表している。かかる排気は、次
工程として控えているドラムフィルタ40へ送られる。
【0031】図2及び図3に示されるように、プレフィ
ルタ80を通過した後の排気がドラムフィルタ40側へ
送り込まれてくる際には、既にモータ46が駆動されて
ドラムフィルタ40はゆっくりと回転横軸42回りに回
転している状態にある。この状態でプレフィルタ80を
通過した後の排気は、ドラムフィルタ40の外周側から
内周側へと通過される。そして、この際に当該排気中の
粉塵がドラムフィルタ40におけるフィルタ58の外周
部に付着して集塵され、当該排気中に残存している残り
の粉塵が除去される。
【0032】ドラムフィルタ40の外周部の下端側には
フィルタ吸引部68が近接して配置されており、ドラム
フィルタ40をゆっくりと回転させていく過程で、カバ
ー70内のブラシ72がフィルタ58に付着した粉塵を
掻き落としていく。掻き落とされた粉塵は、カバー70
内に落下する。そして、吸引機76を作動させることに
より、カバー70内に落下した粉塵はパイプ74及びホ
ース78を通って吸引機76内へ吸い込まれて回収され
る。
【0033】このようにして粉塵が完全に除去された除
塵排気(クリーン排気)は、ドラムフィルタ40のリン
グプレート56から第1テント16の除塵排気口28を
通って第3テント20へ送り込まれ、更に第3テント2
0の下端部から外部へと放出されていく。従って、穀物
乾燥機周辺の作業場に粉塵が飛散するといった事態は解
消される。
【0034】なお、図1及び図2では粉塵が完全に除去
された除塵排気を白抜き矢印Dで表している。また、図
3では集塵機10内での二種類の排気の流れを矢印P
(穀物乾燥機の送風機からの排気の流れに相当)及び矢
印Q(穀物乾燥機の除塵機からの排気の流れに相当)で
表している。
【0035】以上説明したように本実施形態では、穀物
乾燥機の送風機及び除塵機から排出される各排気を送風
機側ダクト36及び除塵機側ダクトホース90等を使っ
てケース12内へ導き、当該ケース12内に回転可能に
配置されたドラムフィルタ40を通過させることにより
当該排気中の粉塵を除去すると共に、フィルタ58に付
着した粉塵をフィルタ吸引部68のブラシ72で掻き落
とし吸引機76で吸引して回収する構成としたので、粉
塵が除去された除塵排気のみが第3テント20から外部
へ放出され、その結果、穀物乾燥機周辺の作業環境をク
リーンな環境にすることができる。
【0036】また、本実施形態では、第1テント16に
おけるダクト接続部34及びホース接続用開口部38と
ドラムフィルタ40との間にプレフィルタ80を張設し
たので、ドラムフィルタ40を使って排気中の粉塵の除
去を行う前にプレフィルタ80で予め排気中の粉塵の一
部(例えば比較的大きめの粉塵等)を除去しておくこと
ができる。つまり、穀物乾燥機の送風機から排出される
排気を例にすれば、当該排気中の粉塵を二段階に集塵し
て除去することができる。その結果、排気中の粉塵を効
率良く除去することができる。
【0037】さらに、本実施形態では、穀物乾燥機の除
塵機から排出される排気の通り道となる除塵機側ダクト
ホース90と第1テント16との間に別置きの補助集塵
機82を設置したので、除塵機から排出される多量の粉
塵を含む排気については第1テント16内へ送り込む前
に予めある程度の粉塵を除去しておくことができる。こ
のため、除塵機から排出される排気に限って観れば、当
該排気中の粉塵を三段階に集塵して除去することができ
る。その結果、排気中の粉塵を一層効率良く除去するこ
とができる。
【0038】また、本実施形態では、ケース12を機枠
14と第1テント16乃至第3テント20とによって構
成すると共に、第1テント16については第3チャック
33から容易に両開きに開放することができる。このた
め、集塵機10の内部を清掃したりやドラムフィルタ4
0やプレフィルタ80等の保守点検をするとき等に便利
である。さらに大掛かりな作業等を行う場合には、第1
チャック30及び第2チャック32を開放させて、第1
テント16乃至第3テント20を相互に分離することも
可能である。その結果、本実施形態によれば、メンテナ
ンス性を極めて向上させることができる。因みに、本実
施形態では、ドラムフィルタ40のフィルタ58につい
ては消耗品として扱うことにしているため、定期的に交
換して使い捨てる。一方、プレフィルタ80について
は、定期的に取り外して清掃した上で繰り返し使用する
ことにしている。
【0039】なお、本実施形態では、ドラムフィルタ4
0を回転横軸42回りに回転するように構成したが、回
転縦軸回りに回転するように構成してもよい。
【0040】また、本実施形態では、フィルタ吸引部6
8のブラシ72を固定的に配設したが、これに限らず、
回転式ブラシを使用してもよい。
【0041】さらに、本実施形態では、ドラムフィルタ
40の他にプレフィルタ80を張設したが、請求項1記
載の本発明との関係においては、プレフィルタ80を省
略した構成も含まれる。
【0042】また、本実施形態では、第1テント16乃
至第3テント20を第1チャック30乃至第3チャック
33によって自在に開閉したり分離したりすることがで
きるように構成したが、ケースを開閉させる構成として
は他の構成も採用可能である。例えば、気密性がなるべ
く高い面ファスナ(商品名;マジックテープ)を使った
り、補機類が設置されない面にシャッタを設ける等の構
成を採ってもよい。
【0043】さらに、本実施形態では、除塵排気口28
を出窓状の第3テント20で覆うように構成したが、第
3テント20は必ずしも必要ではなく、省略しても差し
支えない。
【0044】また、本実施形態では、集塵機10の外部
に補助集塵機10を設置したが、請求項1乃至請求項3
記載の本発明との関係においては、補助集塵機10を備
えていない構成も含まれる。
【0045】さらに、本実施形態では、穀物乾燥機の送
風機から排出される排気の導入路と穀物乾燥機の除塵機
から排出される排気の導入路とを別個独立に有していた
が、請求項1乃至請求項3記載の本発明との関係におい
ては、いずれか一方の排気導入路に対して本発明を適用
した構成も含まれる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の本発
明に係る穀物乾燥機用の集塵機は、ケース内における排
気導入路の接続部位と除塵排気放出部との間に内部空洞
のドラムフィルタを回転可能に配置し、穀物乾燥機から
排出された排気を排気導入路を介してケース内へ導いて
ドラムフィルタで排気中の粉塵を除去すると共にドラム
フィルタの外周部に付着した粉塵を掻き落として吸引除
去手段を使って吸引して除去するように構成したので、
粉塵が除去された除塵排気のみがケースの除塵排気放出
部から外部へ放出され、その結果、穀物乾燥機周辺の作
業環境をクリーンな環境にすることができるという優れ
た効果を有する。
【0047】請求項2記載の本発明に係る穀物乾燥機用
の集塵機は、請求項1に記載の発明において、ケースに
おける排気導入路の接続部位とドラムフィルタとの間に
排気中の粉塵の一部を予め除去するプレフィルタを設置
したので、排気中の粉塵が二段階に集塵されて除去さ
れ、その結果、排気中の粉塵を効率良く除去することが
できるという優れた効果を有する。
【0048】請求項3記載の本発明に係る穀物乾燥機用
の集塵機は、請求項1又は請求項2に記載の発明におい
て、ケースを開閉可能にしたので、集塵機の内部を清掃
するとき或るいは保守点検をするとき等の利便性を向上
させることができ、その結果、メンテナンス性を向上さ
せることができるという優れた効果を有する。
【0049】請求項4記載の本発明に係る穀物乾燥機用
の集塵機は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
発明において、排気導入路は、穀物乾燥機の送風機から
の排気導入用の第1排気導入路と穀物乾燥機の除塵機か
らの排気導入用の第2排気導入路とに分けられており、
当該第2排気導入路に当該穀物乾燥機の除塵機からの排
気中の粉塵を予め除去する補助集塵機を設置したので、
排気中の粉塵が二段階、三段階に集塵されて除去され、
その結果、排気中の粉塵を一層効率良く除去することが
できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る穀物乾燥機用の集塵機の全体
斜視図である。
【図2】本実施形態に係る穀物乾燥機用の集塵機の要部
斜視図である。
【図3】本実施形態に係る穀物乾燥機用の集塵機の縦断
面図である。
【図4】図3に示されるフィルタ吸引部の内部構造を示
す図3の4−4線に沿う縦断面図である。
【図5】図2に示される補助集塵機の内部構造を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
10 集塵機 12 ケース 28 除塵排気口(除塵排気放出部) 30 第1チャック 32 第2チャック 33 第3チャック 36 送風機側ダクト(第1排気導入路) 40 ドラムフィルタ 68 フィルタ吸引部 76 吸引機(吸引手段) 80 プレフィルタ 82 補助集塵機 90 除塵機側ダクトホース(第2排気導入路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 51/00 B01D 51/00 F B04C 5/04 B04C 5/04 F26B 17/14 F26B 17/14 C 21/00 21/00 L // B02B 7/00 104 B02B 7/00 104Z (72)発明者 斉藤 鉄雄 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 (72)発明者 結城 利則 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 (72)発明者 鎌田 正司 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 Fターム(参考) 3L113 AC30 AC44 AC53 AC54 AC60 AC62 AC63 AC68 AC83 BA03 DA01 DA22 DA26 DA30 4D043 JB02 JB07 JF10 4D053 AA03 AB01 BA01 BB08 BC01 BD04 DA02 4D058 JA42 JB25 LA01 MA31 MA33 MA48 QA01 QA08 QA11 QA30 SA20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀物乾燥機から排出された排気を導く排
    気導入路と接続されかつ除塵排気を外部へ放出する除塵
    排気放出部を備えた箱状のケースと、 このケース内における排気導入路の接続部位と除塵排気
    放出部との間に回転可能に配置され、排気導入路を通っ
    て送り込まれた排気が外周側から内周側へ通過する際に
    当該排気中から粉塵を除去する内部空洞のドラムフィル
    タと、 このドラムフィルタの外周部に吸引部が接するように配
    置され、作動することにより当該ドラムフィルタの外周
    部から掻き落とされた粉塵を吸引して除去する吸引除去
    手段と、 を有することを特徴とする穀物乾燥機用の集塵機。
  2. 【請求項2】 前記ケースにおける排気導入路の接続部
    位と前記ドラムフィルタとの間に、排気中の粉塵の一部
    を予め除去するプレフィルタを設置した、 ことを特徴とする請求項1に記載の穀物乾燥機用の集塵
    機。
  3. 【請求項3】 前記ケースを開閉可能にした、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の穀物乾
    燥機用の集塵機。
  4. 【請求項4】 前記排気導入路は、穀物乾燥機の送風機
    からの排気導入用の第1排気導入路と穀物乾燥機の除塵
    機からの排気導入用の第2排気導入路とに分けられてお
    り、 当該第2排気導入路に当該穀物乾燥機の除塵機からの排
    気中の粉塵を予め除去する補助集塵機を設置した、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載の穀物乾燥機用の集塵機。
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