JP2000185110A - 閉鎖型スプリンクラーヘッド - Google Patents
閉鎖型スプリンクラーヘッドInfo
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Abstract
けが簡単な感熱部の保護構造とする。 【解決手段】ヘッド本体の下部に露出した感熱部9の周
囲を囲むように複数枚のフィン32を起立した保護枠3
0を設ける。保護枠30は、ヘッド本体の下部に装着す
る固定用円環部31の上に、熱気流がヘッド外周から中
央の感熱分解部に向かうように複数枚のフィン32を放
射状に起立して配置する。
Description
けて所定温度に達した際に分解して消火用水を放水する
閉鎖型スプリンクラーヘッドに関し、特に、外部に露出
している感熱部の破損を防ぐ保護構造を備えた閉鎖型ス
プリンクラーヘッドに関する。
天井面等に設置された状態で感熱部がヘッド下部から下
方に突出して取り付けられている。そのため、スプリン
クラーヘッドの感熱部に物が接触し破壊する危険性があ
った。
18のように、天井面に取り付けられたスプリンクラー
ヘッド134の感熱部ブロック125の周囲を囲んで保
護カバー128を装着し、外部からの物の衝突で感熱部
ブロック125が破壊されることを防止している。
うな従来の保護カバー128は、感熱部ブロック125
の周囲を完全に覆っている構成のため、火災による熱気
流がヘッドの真下から上昇してくる場合は良いが、真下
ではなく周辺から天井を伝わってくる熱気流の場合に
は、保護カバー128により熱気流が遮られて感熱部ブ
ロック125に伝わりづらいという問題点がある。
6の先端に形成した係止片127にカバー内側を引っか
けるだけの構成であり、横から強い力が保護カバー12
8に伝わった場合には、保護カバー128が左右に動
き、場合によっては係止片127から外れて脱落してし
まうことが考えられる。
撃に強く、しかも、取付けが簡単な感熱部の保護構造を
備えた閉鎖型スプリンクラーヘッドを提供することを目
的とする。
本発明は次のように構成する。本発明は、消火用水が圧
送される消火配管に接続され、感熱部が火災により所定
温度に達して熱分解した際に内部流路を開いて消火用水
を放出する閉鎖型スプリンクラーヘッドを対象とする。
つき本発明は、ヘッド本体の下部に露出した感熱部の周
囲を囲むように複数枚のフィンを起立した保護枠を設け
たことを特徴とする。このようにヘッド先端の感熱部が
突出した先端側端面の部分にのみ保護枠が設けられるた
め、構造が簡単で小型にできる。
感熱部に向かうように複数枚のフィンを放射状に起立し
て配置する。このため、横方向から熱気流を受けても、
保護枠で遮断することがなく、熱気流を感熱部に向かせ
る制御板として機能し、熱気流に対する応答性がよい。
定用円環部の上に、複数枚のフィンを放射状に起立して
配置し、更に、フィンの先端及び又はフィンの中間位置
に保護用円環部を設ける。この保護用円環部の追加によ
りさらに堅牢な保護枠となる。
部を形成した環状板部材を形成し、この環状板部材に固
定用円環部材に固着した構造を備える。保護枠は固定用
円環部に複数のフィンを起立しており、機械加工が煩雑
になる。そこで板金加工でフィンを備えた環状板部材を
形成して固定用円環部を組み合わせることで加工を簡単
にしコストを下げる。
感熱部として、内側から軸方向にスライダ、バランサ、
感熱分解部を配置してネジ部材で連結し、ヘッド開口部
の外周部とバランサの外周部でボールを内側から支持す
ると共に、ヘッド開口部の内周段付縁部によりボールを
外側から支持してバルブ部材を内部流路を閉鎖位置に保
持する構造を備える。そこで本発明は、この感熱部の構
造を利用して保護枠を取り付ける。
部に装着すると共に、感熱部のスライダの外周部に設け
た鍔部でヘッド側に支持固定する。また保護枠をヘッド
開口部外周面の嵌合部に装着すると共に、保護枠を感熱
部のバランサの外周部に設けた鍔部でヘッド側に固定す
る。
で、簡単に保護枠を取り付けることができる。また保護
枠は、組立時に取り付けることができるため、完成後に
装着する従来のような保護カバーを別部品として必要と
しない。
ンクラーヘッドの第1実施形態の断面図である。図1に
おいて、本発明の閉鎖型スプリンクラーヘッド1Aは、
ヘッド本体2aとヘッド本体2bで構成される。ヘッド
本体2aの上部には消火用水を加圧供給する給水管に接
続する接続ねじ部4が設けられ、ヘッド本体2bの下部
には火災による所定温度で分解して離脱する感熱部9を
突出している。
火用水が加圧供給される流入路5が設けられ、流入路5
の内部にバルブピストン6を配置し、内部流路を閉鎖し
ている。なお、バルブピストン6にはOリング29が設
けられてシールしている。
6aには、この実施形態にあってはデフレクタ7を一体
に形成している。デフレクタ7は軸部6aの周囲に、放
射状に枝を伸ばして上方に屈曲した形状をもち、デフレ
クタ7の外周部の途中にストッパ27を突出している。
の間にはコイルばね28が組み込まれ、デフレクタ7を
介して軸6aをヘッド本体2b側に付勢している。ここ
でヘッド本体2aとヘッド本体2bの連結は、ヘッド本
体2aの内周のねじ部80とヘッド本体2bの外周のね
じ部81のねじ込みにより行っている。
イダ10、バランサ11及び感熱分解組立体9aを備え
る。感熱分解組立体9aは、断熱材20、感熱板21、
感熱プレート22,23、ヒューズ24及び取付フラン
ジ25で構成される。即ち、取付フランジ25にヒュー
ズ24を挿入し、次に感熱板21を挿入し、更に断熱材
20を挿入する。更にその外側に感熱プレート22,2
3を重ねて挿入する。
部にバランサ11及びスライダ10を配置した状態で、
セットボルト26の取付フランジ25中央のねじ部に対
するねじ込みで固定される。
受け18を複数形成している。ボール受け18には左側
に示すようにボール12が収納される。ボール12はス
ライダ10のボール受け18、バランサ11の外周のテ
ーパ面、及びヘッド本体2bの開口部13における内部
周縁13aの3点で当接し、組込み時の荷重によりヘッ
ド本体2bに対しボール12を介してスライダ10及び
バランサ11側を支持し、この状態で上部の軸部6aを
支持してバルブピストン6を内部流路の閉鎖位置に保持
している。
の周囲には、保護枠30Aが装着される。保護枠30A
は、ヘッド本体2bの開口部13の外側端面に取り付け
る固定用円環部31と、固定用円環部31より下方に起
立した複数のフィン32で構成される。保護枠30Aの
固定用円環部31は、ヘッド本体2bにおける開口部1
3の外側端面部分に形成した嵌合部8に嵌め込まれ、こ
の状態でバランサ11の外周から放射状に分割して延在
した鍔部15の下側への嵌込みを受けて支持固定されて
いる。
スプリンクラーヘッド1Aにおけるヘッド本体2bの組
立分解図であり、上下を逆にして表わしている。
3の外側端面には嵌合部8が設けられ、この嵌合部8に
保護枠30Aの固定用円環部31が嵌め込まれる。保護
枠30Aは固定用円環部31上に、この実施形態では6
枚のフィン32を起立している。フィン32のそれぞれ
は、フィンの方向が中心に向かうように放射状に配置さ
れている。
8つのボール受け18を形成し、ボール受け18と反対
側にL字型に屈曲したガイド部16と鍔部15を形成し
ている。バランサ11は円板状の部材である。感熱分解
組立体9aは、図1の断熱材20、感熱板21、感熱プ
レート22,23、ヒューズ24、取付フランジ25を
組み立てたものである。
護枠30Aをヘッド本体2bの開口部13の外側端面に
形成した嵌合部8に、その固定用円環部31を嵌め入れ
るように乗せる。次に、ヘッド本体2bに乗せた保護枠
30Aの段部14にスライダ10を乗せる。このとき、
スライダ10の鍔部15が保護枠30Aの段部14に位
置して、スライダ10の抜けを止める。
31と鍔部15で指示されているスライダ10の間のボ
ール受け18の位置にボール12を押し込む。次にバラ
ンサ11を乗せ、更に感熱組立体9aを乗せた状態で、
下側からセットボルト26を通して締付け固定する。こ
れによって、ヘッド本体2bに対し保護枠30A、スラ
イダ10、バランサ11及び感熱分解組立体9aが組付
け固定される。
る。図3(A)が正面図、図3(B)が底面図、図3
(C)が図3(B)のX−X断面図である。この保護枠
30Aにおいて、固定用円環部31上に起立したフィン
32は図3(B)から明らかなように、フィン32の方
向が中心を向いており、これによって横方向から受けた
気流を中心部に位置する感熱部9に向かわせるようにし
ている。
びフィン32を加えた高さをもつリング状の金属材料を
切り出し、その片面側を切削加工してフィン32を起立
させている。フィン32は内側コーナー部は矩形エッジ
となっているが、外側コーナー部はアール付けによる面
取りが行われており、手が当たった場合の怪我を起こさ
ないようにしている。
Aのヘッド本体2bへの固定支持に使用しているスライ
ダ10を取り出している。ここで図4(A)が平面図、
図4(B)が正面図、図4(C)が底面図である。この
スライダ10は、板部材の打ち抜き加工により円板の片
側となる周囲8か所にボール受け18を形成し、ボール
受け18の間となる反対側にL字型のガイド部16及び
鍔部15を形成している。
プリンクラーヘッド1Aの動作を説明する。図1の閉鎖
型スプリンクラーヘッド1Aは、天井内に配管された給
水管から分岐した立下げ管に接続ねじ部4をねじ込ん
で、天井面より感熱部9側を突出させた状態で設置され
ている。
バルブピストン6が内部流路を閉鎖した状態に保持して
いる。火災が発生して感熱部9が熱気流を受けると、ヒ
ューズ24が所定温度に達したときに溶け、組立て荷重
によるバランサ11の支持が緩み、これによってボール
12が外れ、スライダ10、バランサ11及び感熱分解
組立体9aを含む感熱部9及び保護枠30Aが離脱して
落下する。
保持が解除され、流入路5からの消火用水の加圧及びコ
イルばね28によりバルブピストン6が下降して内部流
路を開き、消火用水を放出する。バルブピストン6はデ
フレクタ7と共に下降し、デフレクタ7の外周に形成し
ているストッパ27がヘッド本体2bの内側のコーナー
部に当たる位置で停止し、デフレクタ7をヘッド本体2
bの開口部13より下方に突出した状態で流入路5から
の消火用水の放出を受けて消火用水を周囲に散水する。
部9によって保持した通常監視状態で、室内作業等によ
り閉鎖型スプリンクラーヘッド1Aに物がぶつかった場
合、ヘッド下方に突出している感熱部9の周囲には保護
枠30Aのフィン32が配置されており、フィン32に
物が当たり、これによって感熱部9に直接に物が当たっ
て破壊されることを防ぐ。
の嵌合部8に嵌合しているため、保護枠30Aに加わっ
た衝撃を感熱部9に伝えることがなく、スライダ10、
バランサ11、ボール12等の感熱部9の組立構造に影
響を与えることがない。
が、このとき横方向から熱気流が来ても、保護枠30A
のフィン32は横方向からの熱気流を中央部に集めるよ
うに流す制御板として機能し、これによって横方向から
の気流も効率良く感熱部9に当たり、所定温度に達した
ときヒューズ24が溶けて感熱部9が離脱することで、
消火用水の放水が確実にできる。
ドで使用する保護枠の他の実施形態である。図5の保護
枠30Bは、固定用円環部31上に複数のフィン32を
起立すると同時に、フィン32の先端に保護用円環部3
3を一体に形成している。
部33を一体に設けたことで、図1の保護枠30Aのよ
うな固定用円環部31に対する片持ちで設けられたフィ
ン32に比べ、フィン32の強度を保護用円環部33に
よって更に高め、より堅牢な保護枠30Bを得ることが
できる。
(A)が正面図、図6(B)が底面図、図6(C)が図
6(B)のY−Y断面図である。このようなフィン32
の先端に保護用円環部33を備えた保護枠30Bは、比
較的複雑な構造であることから、例えば金属射出成形す
る。また、構造的に堅牢であることから、エンジニアリ
ングプラスチック等の合成樹脂の射出成形としても良
い。
ドで使用する保護枠の他の実施形態であり、図7の保護
枠30Cは固定用円環部31上に複数枚のフィン32を
起立すると同時に、フィン32の中間位置に保護用円環
部34を設けたことを特徴とする。このフィン32の中
間位置に保護用円環部34を設けた場合にも、図5の場
合と同様、保護枠30Cを堅牢な構造とし、物が当たっ
た時の破損を極力防ぐことができる。
34を設けているため、図5のフィン32の先端に保護
用円環部33を設けた場合に比べ、感熱部9の気流に対
する当たり具合がより良好となる。
面図を図8(A)に、底面図を図8(B)に、図8
(B)のZ−Z断面を図8(C)に表わしている。この
ようなフィン32の中間位置に保護用円環部33を備え
た構造の保護枠30Cは、構造が比較的複雑であること
から、金属やエンジニアリングプラスチック等で射出成
形で製造する。
ッドで使用する他の保護枠30Dの説明図である。この
保護枠30Dは、図10に示すように、板金加工で形成
した環状板部材34と、板部材の打ち抜きなどで作られ
た固定用円環部材36を組み立てて一体化している。
5を屈曲形成している。環状板部材34と固定用円環部
材36は、スポット溶接等により固着しても良いし、別
部品とした状態で図1のようにヘッド本体2bに対する
スライダ10の鍔部15による組付けで固定するように
しても良い。
Dにあっては、三角フィン35が板金加工で簡単に形成
できるため、図3の保護枠30A、図5の保護枠30B
及び図7の保護枠30Cに比べると、製造コストを大幅
に低減することができる。
本発明で使用する保護枠30Eの説明図である。この保
護枠30Eは、図12に示すように、板金加工により矩
形フィン37を円周上の複数個所に中心に対し放射状に
形成した環状板部材34と、板部材の打ち抜きなとで作
られた固定用円環部材36を組み合わせたものである。
この場合も、図9,図10の保護枠30Dと同様、製造
コストを大幅に低減できる。尚、板金加工により形成す
るフィンの形状は、図9の三角フィン35、図11の矩
形フィン37以外に、半円筒等適宜の形状でよい。
よる閉鎖型スプリンクラーヘッド1Bの断面図である。
この閉鎖型スプリンクラーヘッド1Bにあっては、ヘッ
ド本体2bの下端部に対する保護枠30Aの取付けに、
感熱部9に設けているバランサ11を使用したことを特
徴とする。
6によりスライダ10、バランサ11を下部の感熱分解
組立体9aにおける取付けフランジ25にねじ込んで支
持固定し、ボール12を介してヘッド本体2b側に支持
し、これによってバルブピストン6を閉鎖状態に保持し
ている。
ド本体2bの開口部周縁に形成した嵌合部8に嵌め込ま
れ、内側の段部14にはバランサ11の外周のボール1
2の組込み位置の間から外側に延在した鍔部11aを位
置させることで支持固定している。尚、他の構造は図1
の第1実施形態と同じである。
鍔部11aによって保護枠30Aをヘッド本体2bの下
方に突出した感熱部9の周囲に配置する構造にあって
も、感熱部9の組立てと同時に保護枠30Aを組み付け
ることができる。また、火災による熱気流を横方向から
受けたときのフィン32による感熱部9に対する制御板
としての機能も同等に得られる。
る閉鎖型スプリンクラーヘッド1Cの断面図である。こ
の閉鎖型スプリンクラーヘッド1Cにあっては、ヘッド
本体2bの下部に突出した感熱部9の周囲に取り付ける
保護枠30Aとして、フィン32を起立している固定用
円環部31の外周にヘッド本体2bの外周エッジ部に嵌
合する鍔部40を形成している。
には図1のように嵌合部8を形成する必要はなく、鍔部
40のヘッド本体2bの先端側への嵌込みで保護枠30
Aの位置決めができる。また保護枠30Aの支持固定は
図1と同様、固定用円環部31に形成した段部に、スラ
イダ10の外周部に形成した鍔部15を嵌め合わせて支
持固定する。
熱部9の周囲にフィン32を配置した保護枠30Aの装
着で、物が当たった際に確実に感熱部9を破壊から保護
することができる。また火災時に横方向から熱気流を受
けても、フィン32の制御盤としての機能により熱気流
を効率良く感熱部9に当てて確実に作動させることがで
きる。
閉鎖型スプリンクラーヘッド1Dの断面図である。この
実施形態にあっては、保護枠30Aに図1のように段部
14が設けられずにフラットととなっており、ヘッド本
体2bの下端部外周の嵌合部8に保護枠30Aの固定用
円環部31とスライダ10の鍔部42を重ねて配置し、
嵌合部8に対し固定用円環部31及び鍔部42を独立に
位置決めしている。
方向の長さは若干長くなるが、保護枠30Aの固定用円
環部31の段部14が不要となり、その分、構造が簡単
で製造コストを低減できる。
閉鎖型スプリンクラーヘッド1Eの断面図であり、レバ
ーリンクタイプの感熱部を用いたことを特徴とする。
プリンクラーヘッド1Eは、ヘッド本体42とヘッド本
体43で構成され、ヘッド本体43の下部に感熱部49
を突出している。ヘッド本体42の上部には消火用水を
加圧供給する消火配管に接続する接続ねじ部44が設け
られ、接続ねじ部44の内部に流入路45を設けてい
る。
が配置され、バルブ46の外周には放射状に爪を広げた
デフレクタ47が設けられ、デフレクタ47は上部のデ
フレクタリング47aによりヘッド本体43内に位置決
めされている。
れ、弁軸48の下部にはガイド50が嵌合固定されてい
る。ガイド50は下側の外周部に外側にL字型に屈曲形
成した鍔部45を複数か所に形成している。感熱部49
は、バランサ41の外側に嵌着された感熱シリンダ65
の内部にヒューズ64を設け、下側から感熱ピストン6
6を貫通して封止し、更にセッティングプレート68を
貫通して上部でナット67により締付け固定している。
端が係合し、レバーの途中にセッティングプレート68
を貫通してナット67の締付けで固定し、更にレバー5
1の上部先端をガイド50の下に当接し、レバー51の
先端下端部はヘッド本体43の内側のコーナーエッジの
部分に係合している。更に感熱シリンダ65には、周囲
を覆う形状の感熱板60が固着されている。
端面に形成した嵌合部58に固定用円環部71を嵌着
し、固定用円環部71より下方に突出して複数枚のフィ
ン72を起立している。固定用円環部71は内側に段部
54を有し、この段部54に、ヘッド本体43内に組み
込んだガイド50の外周に形成している鍔部55を嵌合
して支持固定している。
保護枠70及びガイド50の組立分解図である。図17
において、ガイド50は円板部材の外周8か所にL字型
に鍔部45を形成している。保護枠70は固定用円環部
71上に6か所に分けてフィン72を形成しており、フ
ィン72は中心に向かう放射方向に配列されている。
嵌め入れるための段部44が形成されている。ヘッド本
体43は開口部の外周端面に嵌合部48を形成してお
り、嵌合部48に保護枠70の固定用円環部71が嵌め
込まれる。
は、ヘッド本体43の嵌合部48に保護枠70の固定用
円環部71を位置合せして嵌め込む。続いて保護枠70
の段部44にガイド50を乗せる。この状態で図16に
示す感熱部49を組み付けることで、レバー51による
保持で鍔部45を介して、ヘッド本体43の下端部に保
護枠70が固定できる。
リンクラーヘッド1Eの動作は、火災による熱気流を感
熱部49の感熱板60が受けると、所定温度に達したと
きにヒューズ64が溶けて下部の隙間から流出し、バラ
ンサ41とレバー51の係合関係が解除される。
状態で組立荷重による回転トルクを受けており、このた
めバランサ41との係合が解除されると、感熱部49及
び保護枠70が脱落して飛散し、バルブ46,弁軸48
及びガイド50で構成された弁部の保持力を開放する。
力を受けて弁部は下方に落下し、デフレクタリング47
aがヘッド本体43の内部下端部のコーナー部に係合
し、バルブ46及びデフレクタ47を下側に突出して支
持する。流入路40を通って放出された消火用水は、下
部に突出したデフレクタ47に衝突して周囲にほぼ均一
に消火用水を放水する。
の定常監視状態において、閉鎖型スプリンクラーヘッド
1Eに物が当たった場合、感熱部49の周囲には保護枠
70のフィン72が突出しているため、感熱部49に物
が直接当たることをフィン72により保護し、感熱部4
9の破損を防止する。
の嵌合部58に嵌合しているため、保護枠70に加わっ
た衝撃がガイド50の鍔部55を介して感熱部49に伝
わることがなく、感熱部49の組立構造に影響を与える
ことがない。
合、フィン72は中央の感熱部49に気流を流すように
放射状に配置されて制御板として機能し、横方向からの
熱気流を効率良く感熱部49に当てて確実に作動させる
ことができる。
2〜第5実施形態にあっては図3に示した構造の保護枠
を使用しているが、この代わりに図5,図7,図9,図
11の他の構造の保護枠を使用しても良いことはもちろ
んである。
ず、その目的と利点を損なわない適宜の変形を含む。更
にフィン72の数は上記の実施例のような6枚に限定さ
れるものではなく、任意の数で良い。
ば、ヘッド先端の感熱部が突出した周辺の部分にのみ保
護枠が設けられるため、構造が簡単で小型にできる。
央の感熱部に向かうように複数枚のフィンを放射状に起
立しているため、横方向からの熱気流を遮断することな
く、効率良く感熱部に向かわせる制御板として機能し、
熱気流に対する応答性が向上する。
に嵌合されるため、保護枠に衝撃が加わった場合でも、
ヘッド本体で衝撃を吸収するため、感熱部の組立構造に
衝撃を伝えることがなく、感熱部の組立構造に影響を与
えることがない。
み込むため、組み立て作業が容易に行うことができる。
は、保護枠は嵌合部から簡単にはずれて感熱部と一緒に
落ちるため、放水時の動作が簡単に行うことができ、放
水時のじゃまにならない。
図
図
施形態の説明図
他の実施形態の説明図
5実施形態の断面図
Claims (10)
- 【請求項1】消火用水が圧送される消火配管に接続さ
れ、感熱部が火災により所定温度に達して熱分解した際
に内部流路を開いて消火用水を放出する閉鎖型スプリン
クラーヘッドに於いて、 ヘッド本体の下部に露出した前記感熱部の周囲を囲むよ
うに複数枚のフィンを起立した保護枠を設けたことを特
徴とする閉鎖型スプリンクラーヘッド。 - 【請求項2】請求項1記載の閉鎖型スプリンクラーヘッ
ドに於いて、前記保護枠は、熱気流がヘッド外周から中
央の感熱部に向かうように前記複数枚のフィンを放射状
に起立して配置したことを特徴とする閉鎖型スプリンク
ラーヘッド。 - 【請求項3】請求項1,2記載の閉鎖型スプリンクラー
ヘッドに於いて、前記保護枠はヘッド本体の下部に嵌合
する固定用円環部の上に前記復数枚のフィンを起立して
配置し、前記スプリンクラーヘッドの下部には前記保護
枠の固定用円環部を装着させる嵌合部を設けたことを特
徴とする閉鎖型スプリンクラーヘッド。 - 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の閉鎖型
スプリンクラーヘッドに於いて、前記保護枠は、前記ヘ
ッド本体の下部に装着する固定用円環部の上に、前記複
数枚のフィンを放射状に起立して配置し、更に、前記フ
ィンの先端に保護用円環部を設けたことを特徴とする閉
鎖型スプリンクラーヘッド。 - 【請求項5】請求項1乃至3のいずれかに記載の閉鎖型
スプリンクラーヘッドに於いて、前記保護枠は、前記ヘ
ッド本体の下部に装着する固定用円環部の上に、前記複
数枚のフィンを放射状に起立して配置し、更に、前記フ
ィンの中間位置に保護用円環部を設けたことを特徴とす
る閉鎖型スプリンクラーヘッド。 - 【請求項6】請求項1乃至3のいずれかに記載の閉鎖型
スプリンクラーヘッドに於いて、前記保護枠は、板金加
工により前記複数枚のフィン部を形成した環状板部材を
形成し、該環状板部材を固定用円環部材に固着したこと
を特徴とする閉鎖型スプリンクラーヘッド。 - 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかに記載の閉鎖型
スプリンクラーヘッドに於いて、前記保護枠は前記ヘッ
ド本体の下部に装着されると共に前記感熱部により支持
固定され、火災時の前記感熱部の脱落により前記ヘッド
本体から脱落することを特徴とする閉鎖型スプリンクラ
ーヘッド。 - 【請求項8】請求項7記載の閉鎖型スプリンクラーヘッ
ドに於いて、前記感熱部は、内側から軸方向にスライ
ダ、バランサ、感熱分解組立体を配置してネジ部材で連
結し、ヘッド開口部の外周部とバランサの外周部でボー
ルを内側から支持すると共に、前記ヘッド開口部の内周
段付縁部により前記ボールを外側から支持して前記バル
ブ部材を前記流入路の閉鎖位置に保持する構造を備え、 前記保護枠をヘッド開口部外周面の嵌合部に装着すると
共に、前記感熱部のスライダの外周部に設けた鍔部でヘ
ッド本体側に支持固定したことを特徴とする閉鎖型スプ
リンクラーヘッド。 - 【請求項9】請求項7記載の閉鎖型スプリンクラーヘッ
ドに於いて、前記感熱部は、内側から軸方向にスライ
ダ、バランサ、感熱分解組立体を配置してネジ部材で連
結し、ヘッド開口部の外周部とバランサの外周部でボー
ルを内側から支持すると共に、前記ヘッド開口部の内周
段付縁部により前記ボールを外側から支持して前記バル
ブ部材を前記流入路の閉鎖位置に保持する構造を備え、 前記保護枠をヘッド開口部外周面の嵌合部に装着すると
共に、前記保護枠を前記感熱部のバランサの外周部に設
けた鍔部でヘッド本体側に固定したことを特徴とする閉
鎖型スプリンクラーヘッド。 - 【請求項10】請求項7記載の閉鎖型スプリンクラーヘ
ッドに於いて、前記感熱部は、ヘッド本体内部のエッジ
に係合したレバーと、前記レバーの上面に当接したガイ
ドとを備え、前記レバーとヘッド本体内部のエッジとの
係合を保持して前記バルブ部材を前記流入路の閉鎖位置
に保持し、火災を検出したとき前記レバーの係合を解除
し前記ガイド及びレバーを脱落させ前記流入路を開放す
る構造を備え、 前記保護枠をヘッド本体下部の嵌合部に装着すると共
に、前記感熱部のガイドの外周部に設けた鍔部でヘッド
側に支持固定したことを特徴とする開閉型スプリンクラ
ーヘッド。
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---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36372298A JP3844176B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | 閉鎖型スプリンクラーヘッド |
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Family Applications (1)
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JP36372298A Expired - Fee Related JP3844176B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | 閉鎖型スプリンクラーヘッド |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009291266A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Nohmi Bosai Ltd | スプリンクラヘッド |
JP2012105952A (ja) * | 2010-10-21 | 2012-06-07 | Nohmi Bosai Ltd | スプリンクラヘッド |
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-
1998
- 1998-12-22 JP JP36372298A patent/JP3844176B2/ja not_active Expired - Fee Related
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