JP2000184905A - 開閉用押圧止具 - Google Patents

開閉用押圧止具

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JP2000184905A JP10366749A JP36674998A JP2000184905A JP 2000184905 A JP2000184905 A JP 2000184905A JP 10366749 A JP10366749 A JP 10366749A JP 36674998 A JP36674998 A JP 36674998A JP 2000184905 A JP2000184905 A JP 2000184905A
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敏明 滝沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】衣類に対する縫着時の作業が容易で且つ正確に
でき、ある程度の肉厚をもって成形しても止具の開放操
作が容易で且つ円滑性が確保され、しかも開放操作時の
外力によっても縫着糸に無理な力がかからず耐久性に富
むと共にコスト的にも低減できる合成樹脂製の一体成形
押圧止具を提供する。 【解決手段】連結部(13)を介して一端縁が連結された2
枚の略平行な長さの異なる熱可塑性合成樹脂製の第1及
び第2の平板部(11,12) からなる断面が略J字状をなし
た一体成形品からなり、表面積の大きい前記第1の平板
部表面には多数の係合素子(15)が直立状態で形成される
と共に、その全周縁部に沿って溝状の縫着線(11b) が形
成され、表面積の小さい前記第2の平板部表面には第1
の平板部に形成された前記縫着線の一部に対応して端部
が開放する溝状の縫着線(12b) が形成されており、前記
連結部(13)には同連結部(13)から前記平板部(11,12) に
平行に外方へ向けて突出する同一樹脂材料からなる摘片
(14,104)が一体に成形されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、従来のスナップ釦
や通常の釦に代わる合成樹脂製の開閉用押圧止具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来も、この種の合成樹脂製の開閉用押
圧止具としては、例えば特開平9−75113号公報に
開示されている。この公報に開示された発明は本出願人
により提案されたものであって、その構成の概略は、同
一形状をもつ2枚の略平行な熱可塑性合成樹脂製平板部
の一端が連結部により連結された断面が略コ字状の一体
成形品からなり、前記連結部を挟んだ一方の平板部表面
には多数の係合素子が直立状態で形成されており、前記
連結部には同連結部から前記平板部に平行に外方へ向け
て突出する同一樹脂材料からなる摘み片が一体成形され
ている。また、前記2枚の各平板部表面には、その全周
縁部に沿って溝状の縫着線が形成されている。
【0003】この開閉押圧止具は、熱可塑性合成樹脂か
らなる一体成形品であるため形態が安定しているばかり
でなく、単一の成形工程により所望の形態と模様などを
もつファッション性に富んだ製品が低コストで得られ、
特に、この押圧止具の成形時に第1及び第2の平板部を
平行状態を維持して連結部をもって連結した形態で成形
するため、同止具を衣類などに取り付ける際に整然とし
た状態で装着ができ、且つその位置決めも容易である。
また、この開閉押圧止具には前記連結部から外方に向け
て摘み片が一体に成形されているため、その開閉操作が
容易である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記開閉押
圧止具は衣類の柔軟性を確保するため、各平板部の肉厚
を出来るかぎり薄く成形する必要があるが、前述のごと
く全周縁に沿って更に肉厚の薄い縫着線を形成するた
め、その部分で裂断しやすく平板部の肉厚を薄くするに
も限度がある。更に、その肉厚が薄くなればなるほど衣
類の端縁に2枚の平板部をセットするとき、各平板部の
外郭を一致させることが難しくなり、両平板部に形成さ
れた前記縫着線がずれることが多く、同縫着線に沿って
正確に縫着することが困難となる。
【0005】こうした不具合に対処するため、たとえ各
平板部の肉厚を最小限に押さえるとしても、衣類などの
端縁に取り付けられると、その取付部分において衣類の
端縁が表裏を2枚の平板部で挟持された状態となり、そ
の部分が極めて剛直感が増し、閉鎖操作時は単に押圧す
れば足りるため格別の問題はないが、特に開放操作時に
は開放が終了するまで相手方の雌の面ファスナー部材を
押さえるようにして開放操作を行わないと、合わせ部ご
と一緒に動いてしまい、円滑な開放操作が不可能であ
る。これは、面ファスナーの脱着、特にその係着を外す
とき、全面を一気に外すことは難しく、一方の面ファス
ナー部材を捲り上げるようにしながら剥離して外さなけ
ればならないという面ファスナーに特有の脱着操作によ
るものである。
【0006】また、更に、衣類の表面側の平板部が全周
縁に渡って縫着されているため、前述のごとき開放操作
時には、開放操作方向と直交して縫着された縫着糸に剪
断方向の力が作用し、開放操作の繰り返しにより同縫着
糸が破断してしまうといった不具合も生じる。
【0007】そして、この開閉押圧止具にとって最も取
り扱い難い点は、2枚の平板部が平面的に同一形態から
構成されているため、これを衣類の取付部端縁に装着す
るにあたっては、2枚の平板部を連結部を中心としてそ
れぞれ外側に回動させて端部を開き、その開口部に衣類
の取付部端縁を挿入するという煩雑な作業が必要にな
る。
【0008】本発明は、これらの課題を解決すべく前記
開閉押圧止具に改良を加えたものであり、衣類に対する
縫着時の作業が容易で且つ正確にでき、ある程度の肉厚
をもって成形しても止具の開放操作が容易で且つ円滑性
が確保され、しかも開放操作時の外力によっても縫着糸
に無理な力がかからず耐久性に富むと共にコスト的にも
低減できる合成樹脂製の一体成形押圧止具を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用効果】かかる目的
は、以下に述べるように本件請求項1〜3に係る発明に
より効果的に達成される。請求項1に係る発明は、連結
部を介して一端縁が連結された2枚の略平行な熱可塑性
合成樹脂製の第1及び第2の平板部をもち、断面が略J
字状をなす一体成形品からなり、表面積の大きい前記第
1の平板部表面には多数の係合素子が直立状態で形成さ
れると共に、その全周縁部に沿って溝状の縫着線が形成
され、表面積の小さい前記第2の平板部表面には第1の
平板部に形成された前記縫着線の一部と対応して端部が
開放する溝状の縫着線が形成されており、前記連結部に
は同連結部から前記平板部に平行に外方へ向けて突出す
る同一樹脂材料からなる摘片が一体に成形されてなるこ
とを特徴とする開閉用押圧止具にある。
【0010】本発明は、上記公報に開示された押圧止具
とは異なり、連結部を介して連結された2枚の平板部の
一方が短く形成されているため、縫着にあたっても2枚
の平板部を開くことなく衣類の端縁を2枚の平板部の間
に容易に挿入することができ、また一方の表面積が大き
い第1の平板部にはその全周縁に沿って溝状の縫着線が
形成されているが、表面積の小さい他方の第2の平板部
には前記第1の平板部に形成された縫着線の一部に重な
るように対応する部位に、連結部とは反対側の端縁で終
わる端部が開放したコ字状の溝状の縫着線が形成されて
いるに過ぎないため、第1及び第2の平板部の縫着線同
士のずれが少なくなり、縫着線に沿った縫着が確実に実
現されるばかりでなく、衣類の表面側では第2の平板部
の縫着に続いて生地に直接縫着がなされるようになるた
め、止具の開閉操作、特にその開放操作時に上記公報に
開示された止具のように第2の平板部側では縫着糸に同
平板部による剪断方向の無理な力がかからず、縫着糸を
破断させるようなこともない。
【0011】また、本発明によれば衣類の止具取付部位
には裏面側に表面積の大きい第1の平板部が配され、衣
類の表面側に表面積の小さい第2の平板部が配されるた
め、外観的にも実質的にも同取付部位の剛直感がなくな
ると共に見栄えも増し、更には平板部の肉厚を多少厚く
しても、所要の可撓性が確保できるようになり、止具の
開放操作も円滑になされる。
【0012】請求項2に係る発明は、前記多数の係合素
子が第1の前記平板部の表面に一体成形により形成され
ることを規定し、請求項3に係る発明では、前記多数の
係合素子が製編織により基布表面に一体に形成され、第
1の前記平板部の表面に前記基布の裏面を接着等により
固着することを規定している。しかるに、請求項2のよ
うに係合素子を平板部と共に一体成形する場合には、生
産性が向上し、コストの低減にもつながることから望ま
しい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図示実施例に基づいて具体的に説明する。図1は同
実施例に係る開閉用押圧止具の正面図であり、図2は同
背面図、図3は側面図、図4は図1のII-II 線に沿った
矢視断面図である。また、図5は同押圧止具の使用態様
の一例を示す断面図である。
【0014】本実施例に係る開閉用押圧止具10は、略
矩形状をなす第1の平板部11と、第1の平板部11の
短辺と同一長さの長辺をもち、第1の平板部11の長辺
の略1/5の長さをもつ短辺とからなる同じく矩形状の
第2の平板部12と、第1の平板部11の短辺側端縁と
第2の平板部の長辺側短縁とを所要の間隔をもって平行
に連結する連結部13とを備えた、全体の側面形状が略
J字形を呈している。
【0015】本実施例によれば、前記連結部13には第
1及び第2の平板部11,12と平行な摘み片14が外
方に向けて突設されている。なお、前記第1及び第2の
平板部11,12の前記間隔は、本発明の押圧止具10
を取り付ける衣類などの取付部の厚みにより任意に決め
られる。
【0016】前記第1の平板部11の表面(止具10の
背面)には、図2及び図3に示すように多数の係合素子
15が多列に突出形成されている。本実施例における前
記係合素子15は、図3に示すように第2の平板部12
から立ち上がる起立部15aと同起立部15aの先端か
ら湾曲して外方に延びる係合部15bとを有するフック
状をなしており、図示例では全ての係合部15bが同一
方向を向いて延出している。また、各フック状係合素子
15は上記摘み片14の突出方向と反対方向に、その係
合部15bの先端を向けて形成されるため、図5に示す
ように多数のループ片20aを有する相手方の面ファス
ナー部材20との係合強度は前記湾曲する係合部15b
の延出方向とは逆方向の一方向に最も強くなる。また、
更に前記第1平板部11の表面全周縁部には縫着部をな
す連続溝部11bが形成されている。この溝部11bは
第1平板部11の肉厚が縫着に支障を来さない場合には
不要であるが、縫着線が確認できる点から僅かであって
も溝部11bを形成することが好ましい。
【0017】前記第2平板部12の表面には、図示を省
略しているが様々な装飾模様が形成されてもよい。この
模様は成形時に同時に形成することが望ましいが、各種
ウェルダーやプリントにより成形後に形成することも可
能である。また、この第2の平板部12の表面にも第1
平板部11の表面に形成された上記溝部11bの一部に
対応する縫着線に沿った溝部12bがコ字状に形成され
ている。すなわち、図示例によれば同溝部12bは第2
の平板部12の前記連結部13により連結される端縁及
び同端縁を挟んだ左右両端縁に沿って連続して形成さ
れ、その終端は第2の平板部12の前記連結部13とは
反対側の端縁まで延びて開放端12b′とされている。
【0018】かかる構成からなる本実施例に係る開閉押
圧止具10は、例えば射出成形により単一工程で簡単に
成形することができる。即ち、例えば図示を省略する可
動金型には第1平板部11、多数の係合素子15及び連
結部13の一部を成形するためのキャビティを有し、一
方の固定金型には第2平板部12の外形、装飾模様及び
連結部13の一部を成形するためのキャビティを有する
と共に、前記固定金型及び可動金型の中間に所定の肉厚
を有する平板状の挿入金型を有する射出成形金型をもっ
て容易に成形が可能である。
【0019】なお、前記フック状係合素子15のキャビ
ティはその形状から単独の金型表面に刻設することは不
可能であるため、複数の薄板材の端面に同キャビティの
全形状又は一部の形状を形成し、これを適当に組み合わ
せて積層することにより形成する。また、その成形時に
は図示せぬエジェクタピンなどの離型部材によって前記
フック状キャビティから直接引き抜くことができるが、
前記複数の薄板材を板厚方向に適宜手段により離間させ
ることによっても容易に分離させることが可能である。
【0020】かかる構成を備えた本実施例の押圧止具1
0を衣類などに取り付けるには、図5に示すようにその
摘み片14を外側にすると共に係合素子15の突出する
面が衣類の内側となるように、例えば図6に示すような
スキーウェアー30の前立部の上前端縁30aを第1及
び第2の平板部11,12で挟む込むようにして予め決
められた位置にセットし、溝部11bに沿って縫糸16
をもって縫着する。なお、この縫着に代えて接着剤によ
る接着も可能である。この接着による取り付けの場合に
も、後述する理由により前記溝部11bを形成すること
が好ましい。一方、前記前立部の下前端縁30bには、
図5に示すように前記押圧止具10の取付位置に対応し
て同止具10に係脱する多数のループ片20aをもつ相
手方の面ファスナー部材20が縫着、接着などにより取
り付けられる。
【0021】ところで、本実施例の押圧止具10の第1
及び第2の平板部11,12の間に衣類などの上前端縁
30aを差し込むにあたっては、断面が略J字状をなす
ため既述した公報に記載された押圧止具と異なり、その
開口端を改めて開くことなく衣類などの上前端縁30a
を容易に差し込むことができ、しかもその差し込み端縁
を上記連結部13の内壁面に当接させることにより、自
動的に押圧止具10の取付姿勢が決まるため、同押圧止
具10を整然と取り付けることができる。更には、例え
ば前記第1及び第2の平板部11,12と連結部13と
により、少なくとも止具取付部の衣類端縁を挟持するご
とく固定するため、その衣類端縁と止具10の各端縁が
剥離状態となることがなく、しかも連結部から外方に延
設された摘み片14を有するため、耐久性と開閉操作性
を確保する。
【0022】また、第2の平板部12の連結部13から
の延設長さが第1平板部11の延設長さより大幅に短い
ため、第1平板部11と第2平板部12との端縁にずれ
が生じにくく、従って各平板部11,12の表面に形成
される縫着線を構成する溝部11b,12b同士の位置
のずれも極めて小さくできる。このことは、上述のごと
く第1平板部11の前記溝部11bに沿って縫着を行い
さえすれば、衣類を挟んで裏側に存在する第2平板部1
2の溝部12bに沿って必然的に縫着されることなり、
美麗な仕上りとなる。
【0023】しかも、第2平板部12に形成された縫着
線を構成する溝部12bは、既述したとおり第1平板部
11の表面に形成された溝部11bの一部に対応する縫
着線に対応してコ字状に形成されており、その溝部12
bの終端は開放されているため、第1平板部11の残る
溝部11bに沿って縫着される縫着糸は第2平板部12
の側では衣類などに直接縫着されることになる。
【0024】かかる構成により、開閉押圧止具10の開
放操作時にあって、同止具10を雌ファスナー部材20
のループ片20aから剥離させるとき、その剥離方向に
直交して縫着される縫着糸が衣類に直接縫着され、同縫
着糸により固定される第2平板部12が存在しないた
め、従来であれば全周縁に沿って縫着糸により固定され
た第2平板部が特に連結部とは反対側の部分を開放方向
に直交して縫着固定する縫着糸部分に剪断方向の無理な
力がかかるところ、本実施例では第2平板部12が存在
しないため、そうした無理な力がかからず衣類や或いは
縫着糸を破断させるような不具合を極めて生じにくくし
ている。
【0025】図6は本実施例の開閉押圧止具10と図示
せぬ相手方の面ファスナー部材とが取り付けられたスキ
ーウェアーの外観を示しており、本発明の上記開閉押圧
止具10の第1平板部11に対応する位置に取り付けら
れた相手方の面ファスナー部材20に向けて押圧すれ
ば、両者は簡単に係合して同図に示す前立部が閉塞状態
となる。このとき、本実施例によれば全てのフック状係
合素子15の係合部15bが身開き方向に向いているた
め、たとえ前立部を開こうとする滑り方向に強い外力が
かかったとしても、ループ片20aがフック状係合素子
15の起立部15aの剪断方向、即ち係合強度の最も強
い方向に作用するため、簡単には離脱することがない。
【0026】また、この閉鎖状態では図5に仮想線で示
すように押圧止具10の摘み片14と前立部の下前部分
との間に間隙Dが形成されるため、同間隙Dに指を挿入
しやすくしており、以降の押圧止具10を相手方の面フ
ァスナー部材20から剥離させる剥離操作を容易にす
る。即ち、この閉鎖状態から前記摘み片14を摘み、押
圧止具10を剥離方向(図5の下方)に操作すると、止
具取付部分の大部分が第1平板部11によって衣類の片
面に固着されることになるため、従来のように第1平板
部11及び第2平板部12により、その両面を全て挟持
するごとく固定される場合に較べて十分な可撓性を有し
ており、円滑な剥離操作を可能にする。
【0027】なお、図7は本発明の他の実施例である押
圧止具100の取付状態を示す断面図であり、同図によ
れば連結部13から突出する摘み片104を第2平板部
12の延長線上に突出させると共に、その先端に第1平
板部11の側に向けて突片104aを突出させた鉤状と
している。なお、前記突片104aに代えて円筒部に形
成すようにしてもよい。摘み片104に凹部又は円筒を
形成するときは、前記摘み片104を指で摘みやすくな
り、開閉操作を確実に且つ容易にする。
【0028】また、本発明にあって上記実施例のごとく
フック状係合素子のフック方向を必ずしも全て一致させ
る必要はなく、例えば隣合う列に配される上記フック状
の係合素子15のフック方向が互いに逆方向に向けるこ
ともある。この場合には、前立部におけるいずれの方向
にも必要な係合力が確保できるようになる。
【0029】更に、本発明にあっては第1平板部11の
表面にフック状係合素子15を一体に成形することな
く、第1平板部11の表面を溝部11bを残して、平坦
面12aとして成形し、これとは別に第1平板部11と
同様の外形を有し、編織物からなる基布の表面に通常の
モノフィラメントからなるフック片をもつ通常の繊維製
面ファスナーを前記第1平板部11の平坦面に、例えば
接着剤をもって接着一体化してもよい。
【0030】図8は上記実施例の第1変形例を示し、同
図に示すように第2平板部12の自由端部の裏面側にリ
ブ12cを、その端縁に沿って延設したものである。か
かる構成により、衣類などの端縁を第1平板部11、及
び第2平板部12により挟持させたとき、同衣類の挟持
端を前記がリブ12cにて押圧挟持するため、縫着時に
衣類等のずれを抑制する。
【0031】図9及び図10は更に他の変形例を示して
おり、この変形例によれば第2平板部12の上記縫着線
を構成する溝部12bの開放端12b′を僅かに肉厚と
して、補強部12dを形成している。その縫着方向の幅
寸法は縫い目の1個分ぐらいが適当である。このよう
に、補強部12dを形成することにより、溝部12bの
開放端12b′が肉薄のため縫着糸により裂断すること
が回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る開閉止具の代表的な実施例を示す
正面図である。
【図2】同背面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】図1におけるII-II 線に沿った矢視断面図であ
る。
【図5】前記開閉止具の取付時の要部断面図である。
【図6】本発明の開閉止具を装着した衣類の一例を示す
正面図である。
【図7】本発明の他の実施例である開閉止具の取付時の
要部断面図である。
【図8】前記実施例の変形例を示す部分側面図である。
【図9】前記実施例の他の変形例を示す部分正面図であ
る。
【図10】図9に示すIII-III 線に沿った矢視断面図で
ある。
【符号の説明】
10,100 開閉押圧止具 11,12 第1及び第2平板部 11b,12b 溝部 12b′ 開放端 12c リブ 12d 補強部 13 連結部 14,104 摘み片 104a 突片 15 (フック状)係合素子 15a 起立部 15b 係合部 16 縫着糸 20 (相手方の)面ファスナー 20a ループ片 30 衣類 30a 上前端縁 30b 下前端縁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結部(13)を介して一端縁が連結された
    2枚の略平行な熱可塑性合成樹脂製の第1及び第2の平
    板部(11,12) をもち、断面が略J字状をなす一体成形品
    からなり、 表面積の大きい前記第1の平板部表面には多数の係合素
    子(15)が直立状態で形成されると共に、その全周縁部に
    沿って溝状の縫着線(11b) が形成され、 表面積の小さい前記第2の平板部表面には第1の平板部
    に形成された前記縫着線の一部に対応して端部が開放す
    る溝状の縫着線(12b) が形成されており、 前記連結部(13)には同連結部(13)から前記平板部(11,1
    2) に平行に外方へ向けて突出する同一樹脂材料からな
    る摘片(14,104)が一体に成形されてなる、ことを特徴と
    する開閉用押圧止具。
  2. 【請求項2】 前記多数の係合素子(15)が第1の前記平
    板部(11)の表面に一体に成形されてなる請求項1記載の
    開閉用押圧止具。
  3. 【請求項3】 前記多数の係合素子(15)が製編織により
    基布表面に一体に形成されてなり、一方の前記平板部(1
    1)の表面に前記基布の裏面を固着してなる請求項1記載
    の開閉用押圧止具。
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