JPH1033210A - テープ付きスナップ - Google Patents

テープ付きスナップ

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JPH1033210A
JPH1033210A JP19904396A JP19904396A JPH1033210A JP H1033210 A JPH1033210 A JP H1033210A JP 19904396 A JP19904396 A JP 19904396A JP 19904396 A JP19904396 A JP 19904396A JP H1033210 A JPH1033210 A JP H1033210A
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Shinichiro Ishida
真一郎 石田
Toshifumi Yamaguchi
利文 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂製の雄スナップと雌スナップの係合
手段の利点と、鈎フックと掛け環の利点を発揮する、ボ
ディースーツ等の下着類、ドレススーツ等の上着類等用
の止め具として最適のテープ付きスナップを提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 複数個の樹脂製の雄スナップ(1) 及び雌
スナップ(4) を、生地テープ(2)、(5) にそれぞれ成形固
定した雄側テープ(3) と雌側テープ(6) とからなり、雄
基体(11)の中心から係着用突起(12)が突設された雄スナ
ップ(1) の係着用突起(12)については、頸部(13)を雄基
体(11)に対して同一中心とし、係着用頭(14)を頸部(13)
の中心軸線から偏心させて係合用縁(16)を形成し、雌基
体(41)には、頭挿入用ガイド穴(42)と、係着用頭(14)が
弾性変形通過する係着用穴(43)及び通過した係着用頭(1
4)が納まる頭室穴(44)を、頭挿入用ガイド穴(42)と係着
用穴(43)とは同一中心で、頭室穴(44)については、前記
係着用頭(14)の偏心に対応した偏心位置に形成し、その
底部周囲の偏心側に張り出し量の大きい係止段(45)を形
成した構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にボディースー
ツ、ブラジャー、コルセット、スリップ等の下着類、ド
レススーツ、ワンピーススーツ、ブラウス等の上着類、
おしめカバー等の止め具として使用するテープ付きスナ
ップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、衣服類の掛け合せ部分や接続部
分に限らず、他の商品、例えば、袋物の開閉部や結束バ
ンドの締縛接続部等には、ボタン、スナップボタン、フ
ァスナー、鈎フックと掛け環からなる止め具等が使用さ
れているが、ボディースーツ等の下着類、ドレススーツ
等の上着類の掛け合せ部分や接続部分は、止め具の脱着
作業の仕難い胴側部、背中部、首後部等が多く、しかも
下着類においては肌に直接又は薄い下着の上に接する部
分であることから、不用意に外れることなく脱着作業が
簡単であること、身体に損傷を与えたり疼痛を与えない
こといった特有の要求があるとともに、止め具の取り付
けが容易であることが要求される関係上、上記止め具の
中の鈎フックと掛け環からなる止め具が多用されてい
る。
【0003】すなわち、ボタンは嵩張り、露呈による不
体裁、ボタン穴へのボタンの掛け止めの困難性から余り
歓迎されず、またスナップボタンは係着作業性において
は比較的容易であるが、不用意な外れを防止するために
強固な係合とする必要があり、このため止める時に強く
押圧すると身体に疼痛を与えるだけでなく、外す場合に
生地を破損する等の不都合があり、さらにファスナーは
見難い状態での作業では生地や皮膚の咬み込みが生じた
り、不用意にスライダーが移動して開く等の不都合があ
ることから、相当昔から使用されている金属製の鈎フッ
クと掛け環からなる止め具が多用されているのが現状で
ある。
【0004】この金属製の鈎フックと掛け環からなる止
め具の場合は、他の止め手段に比べると脱着が比較的容
易であるとともに、フィット状態で着用される下着類で
は、接続後に加わる生地等の引っ張りによって確実に係
止され不用意な外れがないことが、現在においても使用
されている原因であると思われる。ただ、鈎フックと掛
け環を個々に取り付けなければならない点に問題がある
ことから、予め所定間隔でテープに取り付けた鈎フック
側テープ、掛け環側テープ(通称、フックアイテープ)
を、所定サイズに切断して対象品に縫着できるようにし
て、取扱いや取り付け作業を便利としたものが商品化さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし改良されたフッ
クアイテープの場合、対象物への縫着によって簡単に取
り付けることができるものの、テープへ鈎フック、掛け
環を所定間隔で縫着固定する必要があるため、コスト高
となるだけでなく、鈎フックや掛け環によって肌や下着
に損傷を与え易く、また金属製であることから錆の発生
を招き、さらに洗濯時等において他の洗濯物を引っ掛け
て損傷したり、洗濯槽を傷付けるといった多くの解決す
べき課題が存在している。
【0006】本発明は、合成樹脂製の雄スナップと雌ス
ナップの係合手段の利点を生かした上で問題点を解決す
るとともに、鈎フックと掛け環が有する課題も解決し、
ボディースーツ等の下着類、ドレススーツ等の上着類等
に使用する止め具として最適のテープ付きスナップを提
供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂成形手段
によって、合成樹脂製の雄スナップ(1) を任意の間隔で
生地テープ(2) に成形固定した雄側テープ(3) と、合成
樹脂製の雌スナップ(4) を任意の間隔で生地テープ(5)
に成形固定した雌側テープ(6) とからなるテープ付きス
ナップにおいて、生地テープ(2) に固定されている雄基
体(11)の中心から係着用突起(12)が突設された雄スナッ
プ(1) の係着用突起(12)については、該係着用突起(12)
部分を構成する頸部(13)と係着用頭(14)の内、頸部(13)
は雄基体(11)に対して同一中心とするが、係着用頭(14)
は頸部(13)の軸中心から偏心させて係合用縁(16)を形成
した構成とし、一方、生地テープ(5) に固定されている
雌基体(41)に前記係着用突起(12)を挿入する頭挿入用ガ
イド穴(42)と係着用頭(14)が弾性変形して通過する係着
用穴(43)及び通過した係着用頭(14)が納まる頭室穴(44)
を形成した雌スナップ(4) を、頭挿入ガイド穴(42)につ
いては、頭挿入用ガイド穴(42)と係着用穴(43)とを同一
中心で形成し、頭室穴(44)については、前記雄スナップ
(1) の係着用頭(14)の偏心に対応して挿入側中心から偏
心した位置に形成し、その底部周囲の偏心側に張り出し
量の大きい係止段(45)を形成したことを特徴とするもの
であり、必要に応じて係着用頭(14)の平面形状が楕円形
を含む長円形としたり、金型構造を簡単にして引っ掛か
りの大きい係合用縁(16)を形成することと頸部(13)の傾
倒を許容する貫通空間(15)を形成し、また雄スナップ
(1) 及び雌スナップ(4) の目視位置に、両者の係合方向
を示す位置決め手段を設ける。
【0008】
【発明の実施形態】及び
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて詳説する
と、図1は本発明の実施例に係る一対のテープ付きスナ
ップの部分平面略図、図2は図1のA−A線における雄
スナップの拡大断面図、図3は雄スナップの係着面側か
ら見た拡大平面図、図4は図1のB−B線における雌ス
ナップの拡大断面図、図5は雌スナップの係着面の反対
面側から見た拡大平面図であり、溶融樹脂射出成形手段
によって、ポリアセタール樹脂製の雄スナップ(1) の複
数個を所定間隔でナイロン製又は綿製の生地テープ(2)
に成形固定した雄側テープ(3) と、前記雄スナップ(1)
と同材質の雌スナップ(4) の複数個を前記雄スナップ
(1) と同一間隔又は異なる間隔で生地テープ(5) に成形
固定した雌側テープ(6) との一対のテープ付きスナップ
から構成されている。なお、一対のテープ付きスナップ
は長尺物に製作されたものであるが、図示の都合上一部
のみを示している。
【0009】生地テープ(2) に固定した雄スナップ(1)
は、雄基体(11)の中心から係着用突起(12)が突設された
ものであって、該係着用突起(12)部分を構成する頸部(1
3)と係着用頭(14)の内の頸部(13)は円柱とし、頸部(13)
の先端部には、該頸部(13)の中心軸線(c) から僅かに偏
心して、頸部(13)の円周より大きくした円周の係着用頭
(14)が形成されている。
【0010】この係着用頭(14)は、図1、図2に示すよ
うに、長軸線上の二個の中心点間隔(e) を偏心量とし、
その一方の中心点を頸部(13)の中心軸線(c) に一致さ
せ、周囲には偏心側が大きくなる係合用縁(16)を形成し
た、平面視して長円形となっている。
【0011】また雄スナップ(1) の雄基体(11)について
は、頸部(13)の根元部分であって前記偏心方向側周囲
に、引っ掛かりの大きい係合用縁(16)を簡単な割金型で
形成するための型抜き及び頸部(13)の弾性変形許容を兼
ねる貫通空間(15)を半円形に形成した構成となってお
り、この貫通空間(15)が係合方向を示す位置決めの目印
となる。
【0012】一方、生地テープ(5) に成形固定した雌ス
ナップ(4) は、雌基体(41)に、前記雄スナップ(1) の係
着用突起(12)を挿入する頭挿入用ガイド穴(42)と、係着
用突起(12)の係着用頭(14)が弾性変形して通過する係着
用穴(43)及び通過した係着用頭(14)が納まる頭室穴(44)
とが形成されており、頭挿入ガイド穴(42)については、
頭挿入用ガイド穴(42)と係着用穴(43)とを同一中心で形
成し、頭室穴(44)については、前記雄スナップ(1) の係
着用頭(14)の中心点間隔(e) 分だけ挿入側中心から偏心
した位置に形成して、その底部周囲に前記係着用穴(43)
に対する頭室穴(44)の偏心と寸法差によって形成される
係止段(45)を形成し、該係止段(45)が形成されている側
の雌基体(41)の表面に係合方向を示す凹み(46)を形成し
た構成となっている。
【0013】なお図面中の符号(a) は、成形段階におい
て生地テープ(2)、(5) を挟着するために成形金型のピン
によって形成されたピン孔である。
【0014】上記のように構成された雄スナップ(1) と
雌スナップ(4) との係着状態及び分離状態は図6、図7
に示す通りであり、係着状態を図6を参考に説明する
と、係合方向を示す位置決めの目印となる貫通空間(15)
と凹み(46)とを同一方向に一致させた状態で、雄スナッ
プ(1) の係着用突起(12)を、雌スナップ(4) の頭挿入用
ガイド穴(42)から係着用穴(43)に押し込み、該係着用穴
(43)と係着用頭(14)に弾性変形を与えながら係着用頭(1
4)を頭室穴(45)に納めることによって、係着用頭(14)の
係合用縁(16)が係止段(45)に係止され、雄スナップ(1)
と雌スナップ(4)とは係着される。
【0015】このように係着された状態で生地テープ
(2) 、(5) が互いに横方向(矢印方向)に引っ張られる
と、雄スナップ(1) の係着用突起(14)の頸部(13)が、雌
スナップ(4) の係着用穴(43)内を偏心方向に移動して、
偏心によって形成された幅広側の係止段(45)に、偏心に
よって形成された張り出し量の大きくなった係着用頭(1
4)の係合用縁(16)が係合されて、両者の係着強度が強く
なり、不用意に外れることがなくなる。
【0016】一方、雄スナップ(1) と雌スナップ(4) と
の係着を解除する場合について図7を参考に説明する
と、前記とは逆の引っ張りと分離方向(矢印方向)の力
を生地テープ(5) に作用させると、係着用突起(14)の頸
部(13)が、雌スナップ(4) の係着用穴(43)内を前記とは
逆方向に移動して、係着用穴(43)の幅広側の係止段(45)
と係着用頭(14)の係合用縁(46)との係合状態が緩くなる
ことと、係着用突起(12)の根元部分に形成した貫通空間
(15)によって、係着用突起(12)の貫通空間方向への弾性
変形スパンが長くなり、したがって分離方向に作用する
力によって係着用突起(12)が弾性変形(想像線の状態)
し易くなることから、僅かの力を加える分離操作によっ
て簡単に雄スナップ(1) と雌スナップ(4) との係着を外
すことができる。
【0017】なお上記実施例においては、係着用頭(14)
の平面形状を長円形とし、頸部(13)を中実とし、また貫
通空間(15)を形成し、さらに雌スナップ(4) に係合方向
を示す凹み(46)を形成したが、これらに限定されるもの
ではなく、係着用頭(14)の平面形状を楕円形とし、また
頸部(13)を中空とし、さらに係合方向を示す凹み(4
6)は、以下に説明する製作段階で生地テープ(5)
を基準として一定方向とすることにより形成しなくと
も、雄スナップ(1) との係合の方向性は確保され、本発
明の作用及び効果を達成することができる。
【0018】以上説明した本発明の実施例に係るテープ
付きスナップの製作及び使用は、従来から製造販売され
ているスナップファスナー(実公平1−36406号公
報)の製作と同様、雄スナップ成形部或は雌スナップ成
形部を多数形成した上下金型間に、成形部に応じた間隔
で成形位置穴を穿設した生地テープを挟着した後、成形
部へ溶融樹脂を射出することによって製作され、使用に
おいては、使用対象物に応じて、雄スナップ(1) と雌ス
ナップ(4) との同数の組合せや、アジャスト機能を発揮
させるために、例えば、図8に示すように生地テープ
(2) を雄スナップ(1) が一個となる長さに切断して対象
物の開閉部の一方縁に縫着し、他方縁には生地テープ
(5) を雌スナップ(4) が二個又は三個(図示では二個)
となる長さに切断して開閉部の他方縁に縫着して、雄ス
ナップ(1) を雌スナップ(2) の(d) 又は(b) のいずれか
を選択して係合するように使用したり、当接面の凹凸に
順応させるため等を目的として個数の異なる組合せ或は
間隔の異なる組合せに切断して縫着使用する。
【0019】
【発明の効果】本発明のテープ付きスナップによれば、
生地テープ(2) に固定されている雄基体(11)の中心から
係着用突起(12)が突設された雄スナップ(1) を、係着用
突起(12)については、該係着用突起(12)部分を構成する
頸部(13)と係着用頭(14)の内、頸部(13)は雄基体(11)に
対して同一中心とするが、係着用頭(14)は頸部(13)の軸
中心から偏心させて係合用縁(16)を形成した構成とし、
一方、生地テープ(5) に固定されている雌基体(41)に前
記係着用突起(12)を挿入する頭挿入用ガイド穴(42)と係
着用頭(14)が弾性変形して通過する係着用穴(43)及び通
過した係着用頭(14)が納まる頭室穴(44)を形成した雌ス
ナップ(4) を、頭挿入ガイド穴(42)については、頭挿入
用ガイド穴(42)と係着用穴(43)とを同一中心で形成し、
頭室穴(44)については、前記雄スナップ(1) の係着用頭
(14)の偏心に対応して挿入側中心から偏心した位置に形
成し、その底部周囲の偏心側に張り出し量の大きい係止
段(45)を形成した構成としたから、雄スナップ(1) の係
着用突起(12)を、雌スナップ(4) の頭挿入用ガイド穴(4
2)から係着用穴(43)に押し込み、該係着用穴(43)と係着
用頭(14)に弾性変形を与えながら係着用頭(14)を頭室穴
(45)に納めることによって、係着用頭(14)の係合用縁(1
6)が係止段(45)に係止され、雄スナップ(1) と雌スナッ
プ(4) とが係着された状態で互いに横方向に引っ張られ
ると、雄スナップ(1) の係着用突起(14)の頸部(13)が、
雌スナップ(4) の係着用穴(43)内を偏心方向に移動し
て、偏心によって形成された幅広側の係止段(45)に係着
用頭(14)の係合用縁(16)が係合され、両者の係着が確実
になるとともに係着強度が強くなり、不用意に外れるこ
とがなくなる。
【0020】また係着用頭(14)の平面形状が楕円形を含
む長円形としたり、頸部(13)の根元部分であって係着用
頭(14)の偏心方向側に、係合用縁(16)の形成と頸部(13)
の傾倒を許容する貫通空間(15)を形成することによっ
て、単純な割り金型によって型抜きに支障なく、偏心と
寸法差とによって形成される引っ掛かりの大きい係合用
縁(16)を形成することができ、より一層、両者の係着を
確実とし係着強度を強くし不用意な外れを防止すること
ができる。
【0021】さらに、雄スナップ(1) と雌スナップ(4)
との係着を解除する場合には、前記とは逆の引っ張りと
分離方向の力を作用させると、係着用突起(14)の頸部(1
3)が、雌スナップ(4) の係着用穴(43)内を前記とは逆方
向に移動して、係着用穴(43)の幅広側の係止段(45)と係
着用頭(14)の係合用縁(46)との係合状態が緩くなること
から、僅かの力を作用させる分離操作によって、簡単に
雄スナップ(1) と雌スナップ(4) との係着を外すことが
できるようになる。
【0022】この場合においても、前記貫通用空間(15)
を形成した場合には、該貫通空間(15)が係着用突起(12)
の貫通空間方向への弾性変形スパンを長くする結果、分
離方向に作用する力によって係着用突起(12)が弾性変形
し易くなって、雄スナップ(1) と雌スナップ(4) との係
着の分離を一層簡単にする。
【0023】したがって、ボディースーツ等の下着類、
ドレススーツ等の上着類等に使用する止め具として、他
の止め具よりも最適であることから昔から使用されてい
る金属製の鈎フックと掛け環からなる止め具或はこれら
を予め所定間隔でテープに取り付けた鈎フック側テー
プ、掛け環側テープ(通称、フックアイテープ)の場合
の、止め易さ、外し易さの機能を確保した上で、係着強
度を高めて不用意な外れを招くことがない反面、意思に
基づく離脱を容易なものとし、しかも、金属製の鈎フッ
クと掛け環からなる止め具或はフックアイテープの場合
の共通の課題であった、コスト高、鈎フックや掛け環に
よる肌や下着への損傷の付与、金属製であることから錆
の発生、洗濯時等における騒音、他の洗濯物の引っ掛
り、洗濯槽の損傷等を解消することができる。
【0024】以上のように本発明は、合成樹脂製の雄ス
ナップと雌スナップの係合手段の利点を生かした上で問
題点を解決するとともに、鈎フックと掛け環が有する課
題も解決し、ボディースーツ、ブラジャー、コルセッ
ト、スリップ等の下着類、ドレススーツ、ワンピースス
ーツ、ブラウス等の上着類、おしめカバー等の止め具と
して最適の機能を具備したテープ付きスナップを安価に
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る一対のテープ付きスナッ
プの部分平面略図である。
【図2】図1のA−A線における雄スナップの拡大断面
図である。
【図3】雄スナップの係着面側から見た拡大平面図であ
る。
【図4】図1のB−B線における雌スナップの拡大断面
図である。
【図5】雌スナップの係着面の反対面側から見た拡大平
面図である。
【図6】雄スナップと雌スナップとの係着状態を示す断
面図である。
【図7】雄スナップと雌スナップとの分離状態を示す断
面図である。
【図8】一対のテープ付きスナップの使用例を示す説明
図である。
【符号の説明】
(1) 雄スナップ (2)、(5) 生地テープ (3) 雄側テープ (4) 雌スナップ (6) 雌側テープ (11) 雄基体 (12) 係着用突起 (13) 頸部 (14) 係着用頭 (15) 貫通空間 (16) 係合用縁 (41) 雌基体 (42) 頭挿入用ガイド穴 (43) 係着用穴 (44) 頭室穴 (45) 係止段 (46) 凹み (c) 中心軸線 (e) 中心点間隔 (a) ピン孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形手段によって、合成樹脂製の雄
    スナップ(1) を任意の間隔で生地テープ(2) に成形固定
    した雄側テープ(3) と、合成樹脂製の雌スナップ(4) を
    任意の間隔で生地テープ(5) に成形固定した雌側テープ
    (6) とからなるテープ付きスナップにおいて、 生地テープ(2) に固定されている雄基体(11)の中心から
    係着用突起(12)が突設された雄スナップ(1) の係着用突
    起(12)については、該係着用突起(12)部分を構成する頸
    部(13)と係着用頭(14)の内、頸部(13)は雄基体(11)に対
    して同一中心とするが、係着用頭(14)は頸部(13)の軸中
    心から偏心させて係合用縁(16)を形成した構成とし、一
    方、生地テープ(5) に固定されている雌基体(41)に前記
    係着用突起(12)を挿入する頭挿入用ガイド穴(42)と係着
    用頭(14)が弾性変形して通過する係着用穴(43)及び通過
    した係着用頭(14)が納まる頭室穴(44)を形成した雌スナ
    ップ(4) を、頭挿入ガイド穴(42)については、頭挿入用
    ガイド穴(42)と係着用穴(43)とを同一中心で形成し、頭
    室穴(44)については、前記雄スナップ(1) の係着用頭(1
    4)の偏心に対応して挿入側中心から偏心した位置に形成
    し、その底部周囲の少なくとも偏心側に係止段(45)を形
    成した構成としたことを特徴とするテープ付きスナッ
    プ。
  2. 【請求項2】 係着用頭(14)の平面形状が楕円形を含む
    長円形である請求項1記載のテープ付きスナップ。
  3. 【請求項3】 頸部(13)の根元部分であって係着用頭(1
    4)の偏心方向側に、係合用縁(16)の形成と頸部(13)の傾
    倒を許容する貫通空間(15)を形成した請求項1又は2記
    載のテープ付きスナップ。
  4. 【請求項4】 雄スナップ(1) 及び雌スナップ(4) の目
    視位置に、両者の係合方向を示す位置決め手段を設けた
    請求項1、2又は3記載のテープ付きスナップ。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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