JP2000184780A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JP2000184780A
JP2000184780A JP10359221A JP35922198A JP2000184780A JP 2000184780 A JP2000184780 A JP 2000184780A JP 10359221 A JP10359221 A JP 10359221A JP 35922198 A JP35922198 A JP 35922198A JP 2000184780 A JP2000184780 A JP 2000184780A
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木 弘 幸 舟
Nobuo Yoshioka
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Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量のコンデンサを必要とすることなく
確実に位置データの書き込みができて、コンパクトな外
形を得ることができるモータ制御装置を提供する。 【解決手段】 電源スイッチが閉成された後に開成され
る以前にモータ回転検出手段6よりの回転信号を位置デ
ータに変換して電気的に書き込み可能な不揮発性メモリ
MEMを備えているモータ制御装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車のパワーウ
インド等の開閉装置を制御するモータ制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の開閉装置を制御するモータ制御
装置としては、コントローラに内蔵され、電気的に書き
込み可能にして消去可能な不揮発性メモリに対し、モー
タの回転信号を位置データとして取り込むことによっ
て、ウインドガラスの現在位置を間接的に検出している
ものが知られている。
【0003】上記のようなモータ制御装置では、図6に
示されるように、時刻aにおいて開スイッチ(閉スイッ
チ)がオンされることによってモータが作動される。モ
ータが作動を開始するとモータの電圧VBは無負荷の状
態に対して下がる。またモータが作動を開始することに
よってモータに内蔵された回転センサからのパルス信号
がコントローラに取り込まれる。時刻aの後の時刻bに
おいてウインドガラスがストローク端に到達すると、コ
ントローラによってモータのロックが検出されることに
よってモータに対する通電がカットオフされてモータが
作動を停止される。モータが作動を停止されるとモータ
の電圧VBは無負荷の状態に復帰する。そして、時刻b
の後の時刻cにおいて電源スイッチがオフされると、モ
ータの電圧VBは時間の経過とともに下がる。そして、
時刻cの後の時刻dにおいてモータの電圧VBがメモリ
書き込み電圧V0を下回ると、コントローラは、回転セ
ンサから与えられたパルス信号数の不揮発性メモリへの
書き込みを始め、時刻dの後の時刻eにおいてモータの
電圧VBがリセット電圧RESを下まわるまでの書き込
み可能時間t内で書き込みが行われる。メモリ書き込み
電圧V0は、回路内の電源電圧がマイコンのリセット電
圧RES以上になるような回路への供給電圧以上であっ
て、しかも、モータがその仕様の最低作動電圧でロック
したときの電圧降下以下である必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のモー
タ制御装置において、コントローラの電源電圧が遮断さ
れた時に、ウインドガラスの位置データを不揮発性メモ
リに書き込むため、不揮発性メモリにウインドガラスの
位置データを書き込むのに十分な時間を確保できるよう
にするための大容量のコンデンサが用いられており、大
容量のコンデンサをコントローラに内蔵することによっ
て、コントローラの外形が大型化するという問題点があ
った。
【0005】
【発明の目的】この発明に係わるモータ制御装置は、大
容量のコンデンサを必要とすることなく確実に位置デー
タの書き込みができて、コンパクトな外形を得ることが
できるモータ制御装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるモータ制御装置では、電源に電気的に接続される電
源スイッチと、電源スイッチに電気的に接続された駆動
回路と、駆動回路に電気的に接続されているとともに負
荷に結合され、駆動回路の作動により負荷を開側または
閉側に駆動するモータと、モータの回転により回転信号
を発生するモータ回転検出手段と、閉じられることによ
り下降指令信号を発生する開スイッチと、閉じられるこ
とにより上昇指令信号を発生する閉スイッチと、電源ス
イッチ、駆動回路、モータ回転検出手段、開スイッチ、
閉スイッチにそれぞれ電気的に接続され、開スイッチよ
り下降指令信号が与えられると駆動回路を介し負荷を開
側に駆動するための電流を供給し、且つ、閉スイッチよ
り上昇指令信号が与えられると駆動回路を介し負荷を閉
側に駆動するための電流を供給するコントローラと、電
源スイッチが閉じられ後に開かれる以前にモータ回転検
出手段よりの回転信号を位置データに変換して電気的に
書き込み可能な不揮発性メモリを備えている構成とした
ことを特徴としている。
【0008】この発明の請求項2に係わるモータ制御装
置では、電源に電気的に接続される電源スイッチと、電
源スイッチに電気的に接続された駆動回路と、駆動回路
に電気的に接続されているとともに負荷に結合され、駆
動回路の作動により負荷を開側または閉側に駆動するモ
ータと、モータの回転により回転信号を発生するモータ
回転検出手段と、閉じられることにより下降指令信号を
発生する開スイッチと、閉じられることにより上昇指令
信号を発生する閉スイッチと、電源スイッチ、駆動回
路、モータ回転検出手段、開スイッチ、閉スイッチにそ
れぞれ電気的に接続され、開スイッチより下降指令信号
が与えられると、駆動回路を通じ負荷を開側に駆動する
とともに、閉スイッチより上昇指令信号が与えられる
と、駆動回路を通じ負荷を閉側に駆動するコントローラ
と、開スイッチまたは閉スイッチが閉じられた後に開か
れた際毎にモータ回転検出手段よりの回転信号を位置デ
ータに変換して電気的に複数個連続的に書き込み可能な
不揮発性メモリを備えている構成としたことを特徴とし
ている。
【0009】この発明の請求項3に係わるモータ制御装
置では、コントローラには、開スイッチまたは閉スイッ
チが閉じられたとき毎に不揮発性メモリに書き込まれて
いる位置データを消去し、開スイッチまたは閉スイッチ
が開かれたとき毎に新たな位置データを不揮発性メモリ
に複数個連続的に書き込み可能な制御ブロックを備えて
いる構成としたことを特徴としている。
【0010】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わるモータ制御
装置において、不揮発性メモリは、電源スイッチが閉じ
られた後に開かれる以前にモータ回転検出手段よりの回
転信号を位置データに変換して電気的に書き込んでいる
ため、モータの電圧が低下していないときに位置データ
の書き込みが既に行われている。それ故、書き込みに係
わる時間を必要とせず、大容量のコンデンサを必要とし
ない。
【0011】この発明の請求項2に係わるモータ制御装
置において、不揮発性メモリは、開スイッチまたは閉ス
イッチが閉じられた後に開かれた際毎にモータ回転検出
手段よりの回転信号を位置データに変換して電気的に書
き込んでいるため、モータの電圧が低下していないとき
に位置データの書き込みが既に行われている。それ故、
書き込みに係わる時間を必要とせず、大容量のコンデン
サを必要としない。また、不揮発性メモリには、モータ
の電圧が低下していないときに、連続的に位置データの
書き込みが行われている。それ故、モータが停止するま
で位置データの書き込みを継続して行えるようにするた
めの大容量のコンデンサを必要とせずに、電源スイッチ
が再投入された際に現在位置の推定が容易に行える。
【0012】この発明の請求項3に係わるモータ制御装
置において、不揮発性メモリは、開スイッチまたは閉ス
イッチが閉じられたとき毎に不揮発性メモリに書き込ま
れている位置データが制御ブロックによって消去され、
その後に、開スイッチまたは閉スイッチが開かれたとき
毎に新たな位置データが制御ブロックによって書き込ま
れる。それ故、開スイッチ、閉スイッチの動作に応じて
常に最新の位置データが得られる。
【0013】
【実施例】図1ないし図5には、この発明に係わるモー
タ制御装置の一実施例が示されている。
【0014】図示されるモータ制御装置1は、開スイッ
チ2、閉スイッチ3、スイッチ(SW)信号入力ブロッ
ク4、モータ5、回転センサ6、モータ駆動出力ブロッ
ク7、パルス信号入力ブロック8、電源ブロック9(図
2に示される、)、変換ブロック10(図2に示され
る、)、中央処理回路(コントローラ)MCU、EEP
ROM外部メモリブロックMEMから構成されており、
中央処理回路MCUに、ワンタッチ動作記憶ブロック1
1、EEPROMメモリアドレスカウンタADCT、ク
ロックジェネレータ12、制御ブロック13、入出力制
御ブロック14、EEPROM書き込みインターバルタ
イマTM1、パルスカウンタガラス位置記憶WINDC
Tが内蔵されている。
【0015】図1に示されるモータ制御装置1は、具体
的には図2に示される回路図に表される。
【0016】開、閉スイッチ2、3は、一方が電源スイ
ッチ(イグニションスイッチ)20を通じてバッテリで
ある電源21に電気的に接続され、他方がスイッチ信号
入力ブロック4に電気的に接続されている。開スイッチ
2は、オン切換えされることによって下降指令信号を発
生する。これとは異なり、閉スイッチ3は、オン切換え
されることによって上昇指令信号を発生する。
【0017】スイッチ信号入力ブロック4は、抵抗R
6、抵抗R7から構成されており、抵抗R6が開スイッ
チ2に電気的に接続され、抵抗R7が閉スイッチ3に電
気的に接続されている。
【0018】スイッチ信号入力ブロック4では、電源ス
イッチ20がオン状態にある際に、開スイッチ2がオン
切換えされると、抵抗R6を通じ、図示しない電圧クラ
ンプ回路を介し下降指令信号(ハイレベル)を中央処理
回路MCUに備えた第1の入力ポートIN1に与える。
これとは異なり、電源スイッチ20がオン状態にある際
に、閉スイッチ3がオン切換えされると、抵抗R7を通
じ、図示しない電圧クランプ回路を介し上昇指令信号
(ハイレベル)を中央処理回路MCUに備えた第2の入
力ポートIN2に与える。
【0019】モータ5には、第1、第2のブラシ端子5
a、5bが備えられているとともに、図示しないアーマ
チュアに備えたアーマチュアシャフト5cが図示しない
ガラス昇降器を介してウインドガラス30に連結されて
いる。
【0020】モータ5は、第1のブラシ端子5aが電源
21に電気的に接続され、第2のブラシ端子5bが接地
に接続されることによってアーマチュアシャフト5cが
正回転するため、アーマチュアシャフト5cの正回転に
よってウインドガラス30を開ける。これに反して、第
2のブラシ端子5bが電源21に電気的に接続され、第
1のブラシ端子5aが接地に接続されることによってア
ーマチュアシャフト5cが逆回転するため、アーマチュ
アシャフト5cの逆回転によってウインドガラス30を
閉る。モータ5の第1、第2のブラシ端子5a、5b
は、モータ駆動出力ブロック7に電気的に接続されてい
る。
【0021】モータ駆動出力ブロック7には、第1のリ
レーRL1、第1のスイッチングトランジスタTR1、
第2のリレーRL2、第2のスイッチングトランジスタ
TR2が備えられている。
【0022】第1のリレーRL1には、第1のリレーコ
イルRL1−1、第1のリレー常開接点RL1−2、第
1の常閉接点RL1−3、第1のリレー可動接点RL1
−4が備えられている。第1のリレーコイルRL1−1
は、上流側が電源スイッチ20に接続され、下流側が第
1のスイッチングトランジスタTR1のコレクタに接続
されている。第1のリレー常開接点RL1−2は、電源
スイッチ20に接続されている。第1のリレー常閉接点
RL1−3は、接地に接続されている。第1のリレー可
動接点RL1−4は、モータ5の第1のブラシ端子5a
に接続されている。
【0023】第1のスイッチングトランジスタTR1
は、エミッタ接地のNPN型トランジスタであり、ベー
スが図示しない電圧クランプ回路を通じて中央処理回路
MCUに備えた第1の出力ポートD1に接続され、コレ
クタが前述したように第1のリレーコイルRL1−1の
下流側に接続されている。
【0024】第2のリレーRL2には、第2のリレーコ
イルRL2−1、第2のリレー常開接点RL2−2、第
2の常閉接点RL2−3、第2のリレー可動接点RL2
−4が備えられている。第2のリレーコイルRL2−1
は、上流側が電源スイッチ20に接続され、下流側が第
2のスイッチングトランジスタTR2のコレクタに接続
されている。第2のリレー常開接点RL2−2は、電源
スイッチ20に接続されている。第2のリレー常閉接点
RL2−3は、接地に接続されている。第2のリレー可
動接点RL2−4は、モータ5の第2のブラシ端子5b
に接続されている。
【0025】第2のスイッチングトランジスタTR2
は、エミッタ接地のNPN型トランジスタであり、ベー
スが図示しない電圧クランプ回路を通じて中央処理回路
MCUに備えた第2の出力ポートD2に接続され、コレ
クタが前述したように第2のリレーコイルRL2−1の
下流側に接続されている。
【0026】モータ駆動出力ブロック7では、中央処理
回路MCUの第1の出力ポートD1からハイレベルが与
えられるとともに、中央処理回路MCUの第2の出力ポ
ートD2からローレベルが与えられると、第1のスイッ
チングトランジスタTR1がオンされ、第1のリレーコ
イルRL1−1が励磁され、第1のリレー可動接点RL
1−4が第1のリレー常閉接点RL1−3から第1のリ
レー常開接点RL1−2に電気的に接続される。そし
て、電源21の電流が、第1のリレー常開接点RL1−
2、第1のリレー可動接点RL1−4、モータ5の第1
のブラシ端子5a、モータ5の第2のブラシ端子5b、
第2のリレー可動接点RL2−4、第2のリレー常閉接
点RL2−3、接地に流れるため、モータ5のアーマチ
ュアシャフト5cが正回転する。
【0027】上記に反して、モータ駆動出力ブロック7
では、中央処理回路MCUの第2の出力ポートD2から
ハイレベルが与えられるとともに、中央処理回路MCU
の第1の出力ポートD1からローレベルが与えられる
と、第2のスイッチングトランジスタTR2がオン切換
えされ、第2のリレーコイルRL2−1が励磁され、第
2のリレー可動接点RL2−4が第2のリレー常閉接点
RL2−3から第2のリレー常開接点RL2−2に電気
的に接続される。そして、電源21の電流が、第2のリ
レー常開接点RL2−2、第2のリレー可動接点RL2
−4、モータ5の第2のブラシ端子5b、モータ5の第
1のブラシ端子5a、第1のリレー可動接点RL1−
4、第1のリレー常閉接点RL1−3、接地に流れるた
め、モータ5のアーマチュアシャフト5cが逆回転す
る。
【0028】回転センサ6は、ロータリーエンコーダや
タコジェネレータまたはホール素子とマグネットを組み
合わせた回転検出器であって、モータ5のアーマチュア
シャフト5cの近くに配置されている。この回転センサ
6は、図2に示されるように、抵抗R8および抵抗9に
よって分圧され、ツェナダイオードZD3によって制限
された電圧レベルが上流側に与えられており、モータ5
のアーマチュアシャフト5cが回転していると、回転に
対応してパルス状の回転信号を発生する。回転センサ6
が発生した回転信号はパルス信号入力ブロック8に与え
られる。
【0029】パルス信号入力ブロック8は、抵抗R1
0、コンデンサC5からなる。このパルス信号入力ブロ
ック8は、回転センサ6から与えられた回転信号を安定
化したうえで、図示しない電圧クランプ回路を通じ中央
処理回路MCUに備えた第3の入力ポートIN3に与え
る。
【0030】電源ブロック9は、ダイオードD1、抵抗
R1、ツェナダイオードZD1、第1のバックアップ用
コンデンサC1、第2のバックアップ用コンデンサC
2、発振防止用コンデンサC4、電源IC22からな
る。
【0031】電源ブロック9では、ダイオードD1のア
ノードが電源スイッチ20に接続され、他端が接地され
た第2のバックアップ用コンデンサC2の一端が電源ラ
イン9aとともに作動用電源VCCに接続され、電源ラ
イン9aが中央処理回路MCUのレギュレータポートR
EGおよびEEPROM外部メモリブロック(不揮発性
メモリ)MEMに接続されている。
【0032】電源ブロック9では、電源スイッチ20が
オン状態にあると、第1のバックアップ用コンデンサC
1が充電され、電源IC22がオンし、第2のバックア
ップ用コンデンサC2が充電されて、中央処理回路MC
UのレギュレータポートREG、EEPROM外部メモ
リブロックMEMに所定のドライブ電圧を与える。そし
て、電源ブロック9では、電源スイッチ20がオフ切換
えされると、第1のバックアップ用コンデンサC1、第
2のバックアップ用コンデンサC2がそれぞれ放電さ
れ、放電電圧が、中央処理回路MCUのレギュレータポ
ートREG、EEPROM外部メモリブロックMEMに
与えられる。
【0033】EEPROM外部メモリブロックMEM
(electrically erasable programma-ble ROM )は、電
気的に書き換え可能なROMであり、非通電状態でも記
憶内容が保持される不揮発性メモリである。このEEP
ROM外部メモリブロックMEMは、中央処理回路MC
Uに備えたシリアル出力ポートSOUTより与えられた
ガラス位置データを所定のメモリエリア内に格納し、シ
リアル入力ポートSINを介して所定のメモリエリアよ
りガラス位置データを取り出す。
【0034】変換ブロック10には、抵抗R2、R3、
R4、R5、ツェナダイオードZD2、コンデンサC3
が備えられている。
【0035】変換ブロック10では、抵抗R2と抵抗R
3とによって分圧され、ツェナダイオードZD2によっ
て制限され、抵抗R4とコンデンサC3によって積分さ
れ、抵抗R5によって調整された電圧レベルの信号を中
央処理回路MCUに備えた変換ポートA/Dに与える。
【0036】中央処理回路MCU内では、開スイッチ2
がオン切換えされることによってスイッチ信号入力ブロ
ック4から第1の入力ポートIN1に与えられた下降指
令信号(ハイレベル)、閉スイッチ3がオン切換えされ
ることによってスイッチ信号入力ブロック4から第2の
入力ポートIN2に与えられた上昇指令信号(ハイレベ
ル)がそれぞれ与えられる。
【0037】ワンタッチ動作記憶ブロック11は、開ス
イッチ2がオン切換えされることによってスイッチ信号
入力ブロック4から第1の入力ポートIN1に与えられ
た下降指令信号(ハイレベル)、閉スイッチ3がオン切
換えされることによってスイッチ信号入力ブロック4か
ら第2の入力ポートIN2に与えられた上昇指令信号
(ハイレベル)の入力時間を検出している。
【0038】ワンタッチ動作記憶ブロック11では、開
スイッチ2から与えられた下降指令信号、閉スイッチ3
から与えられた上昇指令信号のそれぞれの入力信号が予
め定められた時間よりも長くなった場合、後述するもの
とは別に定められたプログラムによってフラグがセット
されることによりそれぞれの入力信号を記憶し、それぞ
れの入力信号が与えられなくなってからも、記憶したそ
れぞれの入力信号を制御ブロック14に与え続けてワン
タッチ動作を行う。
【0039】EEPROMメモリアドレスカウンタAD
CTは、制御ブロック13とのあいだで番地信号の授与
を行うカウンタである。
【0040】クロックジェネレータ12は、実行するプ
ログラムの時間管理を行う。
【0041】入出力制御ブロック14は、制御ブロック
13から与えられた書き込み指令により、書き込みイン
ターバルタイマTM1によって定められた時間毎に、E
EPROM外部メモリブロックMEM内においてEEP
ROMメモリアドレスカウンタADCTによって定めら
れた番地にパルスカウンタガラス位置記憶WINDCT
より与えられた回転信号数(ガラス位置データ)でのメ
モリ書き込みを行う機能を有し、また、入出力制御ブロ
ック14は、制御ブロック13より与えられた読み込み
指令によりEEPROM外部メモリブロックMEM内の
任意の番地の1回転信号数(ガラス位置データ)を読み
込む機能を有する。
【0042】書き込みインターバルタイマTM1は、制
御ブロック13より入出力制御ブロック14を通じて行
われるEEPROM外部メモリブロックMEMへの書き
込みを一定の時間毎に行う機能を有する。このとき、書
き込みインターバルタイマTM1は予め定められた値X
MEMWRと比較することによってインターバル時間の
経過を測る。
【0043】パルスカウンタガラス位置記憶WINDC
Tは、パルス信号入力ブロック8より制御ブロック13
に与えられた回転信号を計数する。中央処理回路MCU
に備えたリセットポートRESはリセット回路15に接
続されている。
【0044】中央処理回路MCUでは、電源スイッチ2
0がオンされている状態で、図3に示されるように、時
刻Aにおいて開スイッチ2がオン切換えされることによ
ってスイッチ信号入力ブロック4より下降指令信号が制
御ブロック13に与えられると、制御ブロック13(第
1の出力ポートD1)よりモータ駆動出力ブロック7の
第1のスイッチングトランジスタTR1のベースにハイ
レベルが与えられるため、モータ5のアーマチュアシャ
フト5cが正回転し、ウインドガラス30が開く。この
とき、開スイッチ2が発生した下降指令信号が予め定め
られた時間よりも長くなった場合、プログラム内でワン
タッチ開フラグがセットされるため、ワンタッチ動作記
憶ブロック11において下降指令信号を記憶して制御ブ
ロック13に与え続ける。そして、モータ5のアーマチ
ュアシャフト5cが正回転することによってパルス信号
入力ブロック8より制御ブロック13に回転信号が与え
られてパルスカウンタガラス位置記憶WINDCTが回
転信号の計数を開始し、制御ブロック13より入出力制
御ブロック14を通じてEEPROM外部メモリブロッ
クMEMに格納されているガラス位置データのメモリ消
去が行われる。
【0045】時刻Aの後の時刻Bにおいて、ウインドガ
ラス30が全開位置Dに到達すると、ウインドガラス3
0が移動を阻止されることによってモータ5のアーマチ
ュアシャフト5cが回転を拘束されるため、開スイッチ
2がオフ切換えされる。すると、中央処理回路MCUで
は、制御ブロック13より入出力制御ブロック14に書
き込み指令が与えられ、書き込みインターバルタイマT
M1によって定められた時間毎に、EEPROM外部メ
モリブロックMEM内においてEEPROMメモリアド
レスカウンタADCTによって定められた番地にパルス
カウンタガラス位置記憶WINDCTより与えられた回
転信号数(ガラス位置データ)でのメモリ書き込みが行
われる。
【0046】そして、時刻Bの後の時刻Cにおいて電源
スイッチ20がオフ切換えされても、時刻Bにおいて既
にメモリ書き込みが行われたガラス位置データを用いて
ウインドガラス30の現在位置の検出が行われる。それ
故、メモリ書き込みが行われる際のモータ5の電圧VB
は無負荷の状態とほぼ同一であって、電源スイッチ20
がオフ切換えされてからのように下がったものとならな
いため、電源スイッチ20がオフ切換えされてからの短
い時間を使ってメモリ書き込みを行うものと比べ、大き
な容量のバックアップコンデンサを必要とせずに、電源
ブロック9に備えられた第1のバックアップ用コンデン
サC1、第2のバックアップ用コンデンサC2は容量が
小さいものとなる。
【0047】一方、中央処理回路MCUでは、電源スイ
ッチ20がオン切換えされている状態で、図3に示され
るように、時刻Aにおいて閉スイッチ3がオン切換えさ
れることによってスイッチ信号入力ブロック4より上昇
指令信号が制御ブロック13に与えられると、制御ブロ
ック13(第2の出力ポートD2)よりモータ駆動出力
ブロック7の第2のスイッチングトランジスタTR2の
ベースにハイレベルが与えられるため、モータ5のアー
マチュアシャフト5cが逆回転し、ウインドガラス30
が閉る。このとき、閉スイッチ3が発生した上昇指令信
号が予め定められた時間よりも長くなった場合、プログ
ラム内でワンタッチ閉フラグがセットされるため、ワン
タッチ動作記憶ブロック11において上昇指令信号を記
憶して制御ブロック14に与え続ける。そして、モータ
5のアーマチュアシャフト5cが逆回転することによっ
てパルス信号入力ブロック8より制御ブロック13に回
転信号が与えられてパルスカウンタガラス位置記憶WI
NDCTが回転信号の計数を開始し、制御ブロック13
より入出力制御ブロック14を通じてEEPROM外部
メモリブロックMEMに格納されているガラス位置デー
タのメモリ消去が行われる。
【0048】時刻Aの後の時刻Bにおいて、ウインドガ
ラス30が全閉位置Eに到達すると、ウインドガラス3
0が移動を阻止されることによってモータ5のアーマチ
ュアシャフト5cが回転を拘束されるため、閉スイッチ
2がオフ切換えされる。すると、中央処理回路MCUで
は、制御ブロック13より入出力制御ブロック14に書
き込み指令が与えられ、書き込みインターバルタイマT
M1によって定められた時間毎に、EEPROM外部メ
モリブロックMEM内においてEEPROMメモリアド
レスカウンタADCTによって定められた番地にパルス
カウンタガラス位置記憶WINDCTより与えられた回
転信号数(ガラス位置データ)でのメモリ書き込みが行
われる。
【0049】そして、時刻Bの後の時刻Cにおいて電源
スイッチ20がオフ切換えされても、時刻Bにおいて既
にメモリ書き込みが行われたガラス位置データを用いて
ウインドガラス30の現在位置の検出が行われる。それ
故、メモリ書き込みが行われる際のモータ5の電圧VB
は無負荷の状態とほぼ同一であって、電源スイッチ20
がオフ切換えされてからのように下がったものとならな
いため、電源スイッチ20がオフ切換えされてからの短
い時間を使ってメモリ書き込みを行うものと比べ、大き
な容量のバックアップコンデンサを必要とせずに、電源
ブロック9に備えられた第1のバックアップ用コンデン
サC1、第2のバックアップ用コンデンサC2は容量が
小さいものとなる。
【0050】上記のようなモータ制御装置1は、図4お
よび図5に示されるプログラムに従って制御動作を行
う。図4はスイッチ信号取り込みルーチンであり、図5
はEEPROM外部メモリブロックMEMへの書き込み
ルーチンである。なお、当該プログラムにおいてワンタ
ッチ開フラグ、ワンタッチ閉フラグは、図示しない別の
プログラムにおいてセットされ、モータ5のアーマチュ
アシャフト5cが回転を拘束されることによってロック
されると図示しない別のプログラムにおいてリセットさ
れる。図4のプログラム中のステップ106はメモリ書
き込みのためのプログラムで、前述した図5に示された
EEPROM外部メモリブロックMEMへの書き込みル
ーチンとして示される。
【0051】図3に示される時刻Aにおいて開スイッチ
2がオン切換えされると、ステップ101においての判
別で「開スイッチ2がオン」なのでステップ108に移
行し、ステップ108においての判別で「メモリ消去フ
ラグFMERASEはセットされていない」のでステッ
プ109に移行し、ステップ109において「EEPR
OM外部メモリブロックMEM内に既に格納されている
ガラス位置データを全数クリア」してステップ110に
移行し、ステップ110において「メモリ消去フラグF
MERASEをリセット」してステップ112に移行
し、ステップ112において「メモリ書き込み完了フラ
グFMWRENDをリセット」する。
【0052】開スイッチ2がオン切換えされることによ
って、スイッチ信号入力ブロック4より下降指令信号が
制御ブロック13に与えられ、制御ブロック13(第1
の出力ポートD1)よりモータ駆動出力ブロック7の第
1のスイッチングトランジスタTR1のベースにハイレ
ベルが与えられ、モータ5のアーマチュアシャフト5c
が正回転し、ウインドガラス30が開く。
【0053】モータ5のアーマチュアシャフト5cが正
回転を始めることによって、回転センサ6が回転信号を
発生し、回転センサ6が発生したパルス信号がパルス信
号入力ブロック8を介して制御ブロック13に取り込ま
れ、パルスカウンタガラス位置記憶WINDCTにおい
て計数される。
【0054】ウインドガラス30が開側に移動された
後、開スイッチがオフ切換えされると、モータ5のアー
マチュアシャフト5cが停止する。
【0055】開スイッチ2がオフ切換えされると、ステ
ップ101においての判別で「開スイッチ2はオンして
いない」のでステップ102に移行し、ステップ102
においての判別で「閉スイッチ3はオンしていない」の
でステップ103に移行し、ステップ103においての
判別で「ワンタッチ開フラグはセットされていない」の
でステップ104に移行し、ステップ104においての
判別で「ワンタッチ閉フラグはセットされていない」の
でステップ105に移行し、ステップ105においての
判別で「メモリ書き込み完了フラグFMWRENDはセ
ットされていない」のでステップ106に移行する。
【0056】ステップ106が実行されることにより書
き込みルーチンが実行され、ステップ120においての
判別で「メモリ書き込み中フラグFMWRNOWはセッ
トされていない」ので、ステップ121に移行し、ステ
ップ121において「メモリ書き込み完了フラグをリセ
ット」してステップ122に移行し、ステップ122に
おいて「書き込みインターバルタイマTM1をクリア」
してステップ123に移行し、ステップ123において
「EEPROMメモリアドレスカウンタADCTをクリ
ア(メモリ書き込みの初期設定)」してステップ124
に移行し、ステップ124において「メモリ書き込み中
フラグFMWRNOWをセット」してステップ125に
移行する。
【0057】このとき、ステップ124において「メモ
リ書き込み中フラグFMWRNOWがセットされる」た
め、以降のルーチンからはステップ120からステップ
125にスキップする。
【0058】ステップ125においての判別で「書き込
みインターバルタイマTM1が予め定められたインター
バル時間を越えたか否か」の判別が行われる。インター
バル時間を越えるまでのあいだはステップ125からE
NDに移行する。一方、書き込みインターバルタイマT
M1が予め定められたインターバル時間を越えたら、ス
テップ126に移行する。
【0059】ステップ125から移行したステップ12
6において「EEPROM外部メモリブロックMEM内
でEEPROMメモリアドレスカウンタADCTによっ
て定められた番地にパルスカウンタガラス位置記憶WI
NDCTより与えられた回転信号数(ガラス位置デー
タ)でのメモリ書き込み」が行われてステップ127に
移行し、ステップ127において「EEPROMメモリ
アドレスカウンタADCTをインクリメント」してステ
ップ128に移行し、ステップ128において「書き込
みインターバルタイマTM1をクリア」してステップ1
29に移行し、ステップ129において「EEPROM
メモリアドレスカウンタADCTが最大値Nになってい
るか否か」が判別される。
【0060】ステップ129においての判別で「EEP
ROMメモリアドレスカウンタADCTが最大値Nにな
った」ら、ステップ130に移行する一方、「EEPR
OMメモリアドレスカウンタADCTが最大値Nになる
まで」の間はステップ130、ステップ131をスキッ
プする。
【0061】ステップ129から移行したステップ13
0において「メモリ書き込み中フラグFMWRNOWを
リセット」してステップ131に移行し、ステップ13
1において「メモリ書き込み完了フラグFMWREND
をセット」し、MEM書き込みルーチンを終了し、スイ
ッチ信号取り込みルーチンのステップ107に移行す
る。
【0062】ステップ107においてメモリブロックへ
の書き込みが終了したので、メモリ消去フラグFMER
ASEをリセットする。
【0063】上述したように、開スイッチ2がオン切換
えされてから、オフ切換えされたときに、EEPROM
外部メモリブロックMEMへのガラス位置データの書き
込みが行われる。
【0064】そして、開スイッチ2がオン切換えされた
際、開スイッチ2のオン時間が予め定められた時間より
も長いと、開スイッチ2がオフ切換えされた後も他のプ
ログラムによってワンタッチ開フラグがセットされるた
め、ステップ101での判別でステップ102に移行
し、ステップ102においての判別でステップ103に
移行し、ステップ103においての判別でワンタッチ開
フラグがセットされているため、ステップ108に移行
し、ステップ109、ステップ110、ステップ11
1、ステップ112に移行するルーチンを実行し、制御
ブロック13(第1の出力ポートD1)よりモータ駆動
出力ブロック7の第1のスイッチングトランジスタTR
1のベースにハイレベルが与えられ続け、モータ5のア
ーマチュアシャフト5cが正回転を続けて、ウインドガ
ラス30が開く側に移動し続けるワンタッチ動作が行わ
れる。
【0065】そして、ウインドガラス30が開側に移動
され、全開位置Dに到達すると、ウインドガラス30が
移動を阻止されることによって、モータ5のアーマチュ
アシャフト5cが正回転を拘束されてロックされるた
め、ワンタッチ開フラグがリセットされ、ステップ10
1においての判別でステップ102に移行し、ステップ
102においての判別でステップ103に移行し、ステ
ップ103においての判別でステップ104に移行し、
ステップ104においての判別でステップ105に移行
し、ステップ105においての判別でメモリ書き込み完
了フラグFMWRENDはセットされていないのでステ
ップ106に移行する。
【0066】ステップ106が実行されることにより書
き込みルーチンが実行され、ステップ120においての
判別で「メモリ書き込み中フラグFMWRNOWはセッ
トされていない」ので、ステップ121に移行し、ステ
ップ121において「メモリ書き込み完了フラグをリセ
ット」してステップ122に移行し、ステップ122に
おいて「書き込みインターバルタイマTM1をクリア」
してステップ123に移行し、ステップ123において
「EEPROMメモリアドレスカウンタADCTをクリ
ア(メモリ書き込みの初期設定)」してステップ124
に移行し、ステップ124において「メモリ書き込み中
フラグFMWRNOWをセット」してステップ125に
移行する。
【0067】このとき、ステップ124において「メモ
リ書き込み中フラグFMWRNOWがセット」されるた
め、以降のルーチンからはステップ120からステップ
125にスキップする。
【0068】ステップ125においての判別で「書き込
みインターバルタイマTM1が予め定められたインター
バル時間を越えたか否か」の判別が行われる。インター
バル時間を越えるまでのあいだはステップ125からE
NDに移行する。一方、書き込みインターバルタイマT
M1が予め定められたインターバル時間を越えたら、ス
テップ126に移行する。
【0069】ステップ125から移行したステップ12
6において「EEPROM外部メモリブロックMEM内
でEEPROMメモリアドレスカウンタADCTによっ
て定められた番地にパルスカウンタガラス位置記憶WI
NDCTより与えられた回転信号数(ガラス位置デー
タ)でのメモリ書き込み」が行われてステップ127に
移行し、ステップ127において「EEPROMメモリ
アドレスカウンタADCTをインクリメント」してステ
ップ128に移行し、ステップ128において「書き込
みインターバルタイマTM1をクリア」してステップ1
29に移行し、ステップ129において「EEPROM
メモリアドレスカウンタADCTが最大値Nになってい
るか否か」が判別される。
【0070】ステップ129においての判別で「EEP
ROMメモリアドレスカウンタADCTが最大値Nにな
った」ら、ステップ130に移行する一方、「EEPR
OMメモリアドレスカウンタADCTが最大値Nになる
まで」の間はステップ130、ステップ131をスキッ
プする。
【0071】ステップ129から移行したステップ13
0において「メモリ書き込み中フラグFMWRNOWを
リセット」してステップ131に移行し、ステップ13
1において「メモリ書き込み完了フラグFMWREND
をセット」し、MEM書き込みルーチンを終了し、スイ
ッチ信号取り込みルーチンのステップ107に移行す
る。
【0072】ステップ107において「メモリブロック
への書き込みが終了した」ので、「メモリ消去フラグF
MERASEをリセット」する。
【0073】上述したように、ワンタッチ開フラグがリ
セットされたときに、EEPROM外部メモリブロック
MEMへのガラス位置データの書き込みが行われる。
【0074】他方、図3に示される時刻Aにおいて閉ス
イッチ3がオン切換えされた場合、ステップ101にお
いての判別で「開スイッチ2はオン切換えされていな
い」のでステップ102に移行し、ステップ102にお
いての判別で「閉スイッチ3はオン切換えされている」
のでステップ108に移行し、上述と同様にしてステッ
プ108、ステップ109、ステップ110、ステップ
112を実行し、ウインドガラス30が閉側に移動され
た後、開スイッチ2がオフ切換えされることによって、
上述と同様にしてステップ101、ステップ102、ス
テップ103、ステップ104、ステップ105、ステ
ップ106、ステップ120、ステップ121、ステッ
プ122、ステップ123、ステップ124、ステップ
125、ステップ126、ステップ127、ステップ1
28、ステップ129、ステップ130、ステップ13
1、ステップ107を実行する。
【0075】この場合も、閉スイッチ3がオン切換えさ
れてから、オフ切換えされたときに、EEPROM外部
メモリブロックMEMへのガラス位置データの書き込み
が行われる。
【0076】そして、閉スイッチ3がオン切換えされた
際、閉スイッチ3のオン時間が予め定められた時間より
も長いと、他のプログラムによってワンタッチ閉フラグ
がセットされるため、ステップ101での判別でステッ
プ102に移行し、ステップ102においての判別でス
テップ103に移行し、ステップ103においての判別
でステップ104に移行し、ステップ104においての
判別でステップ108に移行し、ステップ108、ステ
ップ109、ステップ110、ステップ111、ステッ
プ112を実行し、ウインドガラス30が閉側に移動さ
れ、全閉位置Eに到達すると、ウインドガラス30が移
動を阻止されることによって、モータ5のモータシャフ
ト5cが回転を拘束されると、ワンタッチ閉フラグがリ
セットされることによって、上述と同様にしてステップ
101、ステップ102、ステップ103、ステップ1
04、ステップ105、ステップ106、ステップ10
7、ステップ120、ステップ121、ステップ12
2、ステップ123、ステップ124、ステップ12
5、ステップ126、ステップ127、ステップ12
8、ステップ129、ステップ130、ステップ13
1、ステップ107を実行する。
【0077】この場合も、ワンタッチ閉フラグがリセッ
トされたときに、EEPROM外部メモリブロックME
Mへのガラス位置データの書き込みが行われる。
【0078】上述したように、EEPROM外部メモリ
ブロックMEMへのガラス位置データの書き込みは、電
源スイッチ20がオン切換えされた後にオフ切換えされ
る以前に、モータ電圧が低下していないときに行われ
る。
【0079】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わるモータ制御装置によれば、不揮発性メモ
リは、電源スイッチが閉成された後に開成される以前に
モータ回転検出手段よりの回転信号を位置データに変換
して電気的に書き込んでいるため、モータの電圧が低下
していないときに位置データの書き込みが既に行われて
いる。それ故、モータが停止するまで位置データの書き
込みを継続して行えるようにするための大容量のコンデ
ンサを必要としない。よって、大容量のコンデンサを必
要とすることなく確実に位置データの書き込みができ
て、コンパクトな外形を得ることができるという優れた
効果を奏する。
【0080】この発明の請求項2に係わるモータ制御装
置によれば、不揮発性メモリは、開スイッチまたは閉ス
イッチが閉成された後に開成された際毎にモータ回転検
出手段よりの回転信号を位置データに変換して電気的に
書き込んでいるため、モータの電圧が低下していないと
きに位置データの書き込みが既に行われている。それ
故、開スイッチまたは閉スイッチが閉成された後に開成
された際毎にモータ回転検出手段よりの回転信号を位置
データに変換して電気的に書き込んでいるため、モータ
の電圧が低下していないときに、連続的に位置データの
書き込みが行われている。それ故、モータが停止するま
で位置データの書き込みを継続して行えるようにするた
めの大容量のコンデンサを必要とせずに、電源スイッチ
が再投入された際に現在位置の推定が誤差なしにして容
易に行える。よって、大容量のコンデンサを必要とする
ことなく確実に位置データの書き込みができて、コンパ
クトな外形を得ることができるという優れた効果を奏す
る。
【0081】この発明の請求項3に係わるモータ制御装
置によれば、不揮発性メモリは、開スイッチまたは閉ス
イッチが閉成されたとき毎に不揮発性メモリに書き込ま
れている位置データが制御ブロックによって消去され、
その後に、開スイッチまたは閉スイッチが開成されたと
き毎に新たな位置データが制御ブロックによって書き込
まれる。よって、開スイッチ、閉スイッチの動作に応じ
て常に最新の位置データが得られるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるモータ制御装置の一実施例の
ブロック構成図である。
【図2】図1に示したモータ制御装置の具体的回路図で
ある。
【図3】図1に示したモータ制御装置においてのタイミ
ングチャートである。
【図4】図1に示したモータ制御装置においての制御動
作を説明するフローチャートである。
【図5】図1に示したモータ制御装置においての制御動
作を説明するフローチャートである。
【図6】従来のモータ制御装置においてのタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1 モータ制御装置 2 開スイッチ 3 閉スイッチ 5 モータ 6 (モータ回転検出手段)回転センサ 7 (駆動回路)モータ駆動ブロック 13 制御ブロック 20 電源スイッチ、IGスイッチ、イグニションスイ
ッチ 30 (負荷)ウインドガラス MCU (コントローラ)中央処理回路 MEM (不揮発性メモリ)EEPROM外部メモリブ
ロック VB モータ電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E052 AA09 BA02 CA06 EA14 EB01 EC01 GA10 GB12 KA12 KA13 3D127 AA17 BB01 CB05 CC05 DF03 DF04 DF35 FF09 5H571 AA03 BB03 BB07 EE02 FF09 GG01 GG02 HA01 HA04 HA08 HA16 JJ02 JJ03 JJ13 JJ16 JJ18 KK06 LL03 LL07 LL10 LL32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源に電気的に接続される電源スイッチ
    と、 上記電源スイッチに電気的に接続された駆動回路と、 上記駆動回路に電気的に接続されているとともに負荷に
    結合され、駆動回路の作動により該負荷を開側または閉
    側に駆動するモータと、 上記モータの回転により回転信号を発生するモータ回転
    検出手段と、 閉じられることにより下降指令信号を発生する開スイッ
    チと、 閉じられることにより上昇指令信号を発生する閉スイッ
    チと、 上記電源スイッチ、駆動回路、モータ回転検出手段、開
    スイッチ、閉スイッチにそれぞれ電気的に接続され、該
    開スイッチより下降指令信号が与えられると駆動回路を
    介し負荷を開側に駆動するための電流を供給し、且つ、
    該閉スイッチより上昇指令信号が与えられると駆動回路
    を介し負荷を閉側に駆動するための電流を供給するコン
    トローラと、 上記電源スイッチが閉じられた後に開かれる以前に該モ
    ータ回転検出手段よりの回転信号を位置データに変換し
    て電気的に書き込み可能な不揮発性メモリを備えている
    ことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 電源に電気的に接続される電源スイッチ
    と、 上記電源スイッチに電気的に接続された駆動回路と、 上記駆動回路に電気的に接続されているとともに負荷に
    結合され、駆動回路の作動により該負荷を開側または閉
    側に駆動するモータと、 上記モータの回転により回転信号を発生するモータ回転
    検出手段と、 閉じられることにより下降指令信号を発生する開スイッ
    チと、 閉じられることにより上昇指令信号を発生する閉スイッ
    チと、 上記電源スイッチ、駆動回路、モータ回転検出手段、開
    スイッチ、閉スイッチにそれぞれ電気的に接続され、該
    開スイッチより下降指令信号が与えられると、駆動回路
    を通じ負荷を開側に駆動するとともに、該閉スイッチよ
    り上昇指令信号が与えられると、駆動回路を通じ負荷を
    閉側に駆動するコントローラと、 上記開スイッチまたは閉スイッチが閉じられた後に開か
    れた際毎に該モータ回転検出手段よりの回転信号を位置
    データに変換して電気的に複数個連続的に書き込み可能
    な不揮発性メモリを備えていることを特徴とするモータ
    制御装置。
  3. 【請求項3】 コントローラには、開スイッチまたは閉
    スイッチが閉じられたとき毎に不揮発性メモリに書き込
    まれている位置データを消去し、該開スイッチまたは閉
    スイッチが開かれたとき毎に新たな位置データを不揮発
    性メモリに複数個連続的に書き込み可能な制御ブロック
    を備えていることを特徴とする請求項2に記載のモータ
    制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2401440A (en) * 2003-05-07 2004-11-10 Tamagawa Seiki Co Ltd Servo motor with an encoder and nonvolatile memory for storing positional data.
US7268510B2 (en) 2004-01-05 2007-09-11 Asmo Co., Ltd. Control apparatus for open/close member and method for controlling open/close member
CN107975316A (zh) * 2017-11-15 2018-05-01 郑州精益达汽车零部件有限公司 电动乘客门智能控制系统及防夹方法

Cited By (4)

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