JP2000184524A - 筐体の組み立て構造および筐体の組み立て用治具 - Google Patents

筐体の組み立て構造および筐体の組み立て用治具

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JP2000184524A
JP2000184524A JP10351826A JP35182698A JP2000184524A JP 2000184524 A JP2000184524 A JP 2000184524A JP 10351826 A JP10351826 A JP 10351826A JP 35182698 A JP35182698 A JP 35182698A JP 2000184524 A JP2000184524 A JP 2000184524A
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side plate
bent
top plate
rectangular frame
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JP10351826A
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Masaru Takahashi
勝 高橋
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筐体の組み立て作業を簡単にすること。 【解決手段】 仕切板7を治具20の頂部20Aに載置
して奥行部材3の後方突起部3Eを嵌合穴7Eに嵌合す
る。つぎに、側板1を溝20Bに落とし込むと共に、奥
行部材3の前面部3Bを側板前面部1Aに当接係止し、
当該側板1を自立させる。この状態で、締結穴を介して
リベット止めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、筐体の組み立て
構造および筐体の組み立て用治具に関し、さらに詳しく
は、筐体の組み立て作業を簡単にできる筐体の組み立て
構造および筐体の組み立て用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ加工機、放電加工機などの
制御盤や配電盤に使用される直方体状の筺体は、一般的
に溶接接合によって製作されているものが多かった。ま
た、その溶接作業を合理化するため、ロボット溶接機を
使用する例も多かった。
【0003】しかし、溶接により接合する場合、第1
に、溶接焼け(酸化による肌荒れや冷却後の収縮による
溶接痕)が外表面に生じるため、塗装前にグラインダー
仕上げによって修正・除去する必要があり、これには熟
練と工数を要すること、第2に、溶接スパッタやグライ
ンダー仕上げなどの塵埃等が発生して作業環境が悪いこ
と、第3に、直方体状の筐体を溶接接合する場合は、筐
体の一方向からのみでは接合作業が終わらないため、筺
体を反転させるなどの姿勢替えが必要になり、作業性を
損なうこと、第4に、溶接は鋼板表面の溶融を伴うた
め、表面処理鋼板(防錆処理鋼板、メッキ処理鋼板、塗
装処理鋼板など)を使用することができず、高価な塗装
工程が必要になること、などの問題点があった。
【0004】このため、近年では、溶接による接合では
なく、リベットによる接合が積極的に提案されている。
例えば特開昭60−59705号公報では、天板と底板
とを側板にリベット止めした構造の配電盤筐体を開示さ
れている。また、特開平7−274313号公報では、
各フレームをコーナー金具を介してリベット止めした構
造の配電盤筐体が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の配電盤筐体では、筐体の組立を容易にすることで作
業性を向上させることを目的としているが、リベットに
よる固定を筐体の下方から行わなくてはならないため、
筐体の姿勢を変えなければならない。また、筐体を構成
する部材が自立しないため、一人の作業者により組み立
てるのが困難になる。この結果、組立作業が面倒になる
という問題点があった。
【0006】また、上記の他、リベット止めを用いた筐
体の組立技術に関し、特開平10−66208号公報に
記載のものが知られている。この筐体では、コーナー部
分の骨組み構造に工夫をしてリベット固定するようにし
ている。この筐体において、下方からリベット止め行う
必要がないため、筐体をひっくり返す必要がない。しか
しながら、長尺のフレーム端部を固定する構造であるた
め、組立時にフレームが振れて作業性が悪化するという
問題点があった。
【0007】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、筐体の組み立て作業を簡単にできる筐体の組み
立て構造および筐体の組み立て用治具を得ることを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明による筐体の組み立て構造は、縁を折り
曲げて側板前面部および側板上面部を形成した側板と、
縁を折り曲げて形成した上面部を有すると共に隅部近傍
に嵌合穴を有する仕切板と、長尺でその一端に突起部を
有すると共に、前記側板前面部の内側に当接する前面
部、および側板の側板上面部の内側に当接する水平部を
有する奥行部材と、縁を折り曲げて形成され前記前面部
の外側に当接する天板前面部を有し、天板水平部の裏面
が前記奥行部材の水平部に当接する天板と、を備えたも
のである。
【0009】仕切板の嵌合穴に対して奥行部材の突起部
を嵌合すると、仕切板に対して奥行部材が位置決めされ
る。また、側板は、その側板前面部の内側で奥行き部材
の前面部と当接すると共に側板上面部の内側で奥行部材
の水平部と当接する。天板は、奥行部材の前面部とその
天板前面部の内側で当接し、天板水平部の裏面で奥行部
材の水平部と当接する。このように組み合わせることで
各部材が自立可能になるから、一人の作業者により組み
立てが可能になる。また、奥行部材の使用により、筐体
のコーナー部分が補強される。
【0010】つぎの発明による筐体の組み立て構造は、
縁を折り曲げて側板前面部および側板上面部を形成する
と共に、前記側板前面部をさらに折り曲げて側板内曲げ
部を形成し、この側板前面部および側板上面部に締結穴
を設けた側板と、縁を折り曲げて仕切板上面部と仕切板
側面部とを形成すると共にこの仕切板水平部、仕切板側
面部および仕切板水平部に締結穴を設け、前記仕切板側
面部に嵌合穴を有する仕切板と、縁を折り曲げて前面部
および側面部を形成すると共に側面部から延出して後部
側に突起部を設け、前記前面部、側面部および水平部に
締結穴を設けた奥行部材と、縁を折り曲げて、天板前面
部を形成すると共に天板前面部をさらに折り曲げて天板
内曲げ部を形成し、この天板前面部と天板水平部とに締
結穴を設けた天板と、を備え、奥行部材の突起部が仕切
板の嵌合穴に嵌合しており、奥行部材の水平部が側板の
側板上面部の内側に当接し、奥行部材の前面部が側板の
側板前面部に当接し且つ側板曲げ部が奥行部材の前面部
と係止しており、さらに、奥行部材の水平部が天板水平
部の内側に当接し、奥行部材の前面部が天板前面部の内
側に当接し且つ天板内曲げ部が奥行部材の前面部と係止
しており、奥行部材、仕切り板、側板および天板のそれ
ぞれが締結穴にてリベット止めされているものである。
【0011】仕切板の嵌合穴に対して奥行部材の突起部
を嵌合すると、仕切板に対して奥行部材が位置決めされ
る。また、側板は、その側板前面部の内側で奥行き部材
の前面部と当接すると共に側板上面部の内側で奥行部材
の水平部と当接する。天板は、奥行部材の前面部とその
天板前面部の内側で当接し、天板水平部の裏面で奥行部
材の水平部と当接する。このように組み合わせることで
各部材が自立可能になる。また、この状態で、筐体の姿
勢を変えることなく締結穴を用いてリベット止めするこ
とができる。また、筐体のコーナー部分を奥行部材で補
強することができる。
【0012】つぎの発明による筐体組み立て用治具は、
仕切り板を載置する頂部と、頂部の両側に設けられ、側
板の側板後面部をはめ込んで仮固定する側板仮固定溝
と、を備えたものである。
【0013】まず、仕切板を頂部に載置する。つぎに、
仕切板の両側に側板を取り付けるにあたり、前記溝に側
板の後面部側を挿入して仮固定する。側板は、この仮固
定により、また奥行部材との関係により、自立可能にな
る。
【0014】つぎの発明による筐体の組み立て構造は、
縁を折り曲げて側板前面部、側板上面部および側板後面
部を形成し、さらに側板前面部を折り曲げて側板前面内
曲げ部と、側板後面部を折り曲げて側板後面内曲げ部と
を形成した側板と、縁を折り曲げて天板前面部および天
板後面部を形成し、さらに天板前面部を折り曲げて天板
内曲げ部を形成した天板と、縁を折り曲げて前面部、側
面部および後面部を形成し、さらに前記前面部に下方突
起部を形成した矩形枠と、を備え、矩形枠の前面部が側
板前面部の内側に当接すると共に矩形枠の下方突起部が
側板前面内曲げ部に係止し、矩形枠の後面部が側板の後
面部の内側に当接すると共に矩形枠の後面部の端縁が側
板後面内曲げ部に係止し、且つ、矩形枠の水平部が側板
上面部の内側に当接し、矩形枠の前面部が天板前面部の
内側に当接すると共に天板前面部の天板内曲げ部が矩形
枠の前面部に係止し、矩形枠の後面部が天板後面部に当
接し、且つ、矩形枠の水平部が天板水平部の裏側に当接
したものである。
【0015】側板に対し矩形枠をはめ込むと、前面部と
側板前面部の内側とが当接し、下方突起部が側板前面内
曲げ部と係止する。同じく、矩形枠の後面部が側板の後
面部に当接し、後面部の端縁が側板後面内曲げ部に係止
する。また、矩形枠の水平部が側板上面部の内側に当接
する。これにより、側板に対して矩形枠が自立する。ま
た、天板の天板内曲げ部が矩形枠の前面部に係止し、天
板後面部の内側が矩形枠の後面部に当接するから、天板
も自立可能になる。このように各部材が自立するので、
一人の作業者により組み立てが可能になる。また、矩形
枠の使用により、筐体のコーナー部分が補強される。矩
形枠は、天板の内面略全部に渡って設けてもよいし、コ
ーナー部分のみに設けてもよい。
【0016】つぎの発明による筐体の組み立て構造は、
縁を折り曲げて側板前面部、側板上面部および側板後面
部を形成し、さらに側板前面部を折り曲げて側板前面内
曲げ部と側板後面部を折り曲げて側板後面内曲げ部を形
成し、これら側板前面部、側板上面部および側板後面部
に締結穴を設けた側板と、縁を折り曲げて天板前面部お
よび天板後面部を形成し、さらに天板前面部を折り曲げ
て天板内曲げ部を形成し、天板前面部、天板後面部およ
び天板水平部に締結穴を設けた天板と、縁を折り曲げて
前面部、側面部および後面部を形成し、さらに前記前面
部に下方突起部を形成し、前面部および水平部に締結穴
を設けた矩形枠と、を備え、矩形枠の前面部が側板前面
部の内側に当接すると共に矩形枠の下方突起部が側板前
面内曲げ部に係止し、矩形枠の後面部が側板の後面部の
内側に当接すると共に矩形枠の後面部の端縁が側板後面
内曲げ部に係止し、且つ、矩形枠の水平部が側板上面部
の内側に当接し、矩形枠の前面部が天板前面部の内側に
当接すると共に天板前面部の天板内曲げ部が矩形枠の前
面部に係止し、矩形枠の後面部が天板後面部に当接し、
且つ、矩形枠の水平部が天板の水平部の内側に当接し、
矩形枠、側板および天板のそれぞれが締結穴にてリベッ
ト止めされているものである。
【0017】側板に対し矩形枠をはめ込むと側板に対し
て矩形枠が自立し、両者は前面部と側板前面部および水
平部と側板上面部の締結穴でリベット止めされる。ま
た、天板も自立可能であり、この状態で、前面部と天板
前面部および水平部と天板水平部との締結穴でリベット
止めされる。この構成では、矩形枠および天板がそれぞ
れ自立で締結穴の位置関係から、筐体の姿勢を変えるこ
となくリベット止めできる。また、この構成では、筐体
のコーナー部分を矩形枠で補強することができる。
【0018】つぎの発明による筐体の組み立て構造は、
上記筐体の組み立て構造において、さらに、前記天板と
対向位置に底板を設けると共に前記側板の下縁を折り曲
げて側板下面部を形成し、この側板下面部と底板水平部
に締結穴を設け、当該締結穴にて側板下面部と底板水平
部とをリベット止めしたものである。
【0019】側板下面部と底板とを固定することによ
り、側板と底板とのコーナー部分を補強することができ
る。側板と底板とは、リベット止めする。この構造によ
れば、筐体の剛性を高めることができる。
【0020】つぎの発明による筐体の組み立て構造は、
上記筐体の組み立て構造において、前記底板の4辺を折
り曲げて前後下曲げ部および左右下曲げ部を形成すると
共に、さらに前後下曲げ部および左右下曲げ部を折り曲
げて前後底面フランジ部および左右底面フランジ部を形
成し、底板の4隅に板状ナット部材を取り付けて、隣接
する前後底面フランジ部と左右底面フランジ部とを連結
すると共に板状ナット部材にキャスターを取り付けたも
のである。
【0021】隣接する前後底面フランジ部と左右底面フ
ランジ部とを板状ナット部材によって連結したので、底
板の4隅を溶接する必要がない。また、板状ナット部材
により底板の強度を高めることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる筐体の組
み立て構造および筐体の組み立て用治具につき図面を参
照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態により
この発明が限定されるものではない。
【0023】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1にかかる制御盤筐体を示す斜視図である。この制
御盤筐体101は、左右2枚の側板1と、上方において
側板1と接合した天板2と、側板1と天板2とのコーナ
ー部分において両者を繋げる奥行部材3と、下方におい
て側板1と接合した底板5と、筐体の背面に位置する仕
切板7と、底板5に取り付けたキャスター9と、筐体前
面に取り付ける扉10と、から構成されている。
【0024】図2は、側板と天板との組み立て構造を示
す説明図である。同図では、図1に示した右側の側板を
例に挙げている。左側の側板1は右側の側板1と左右対
称構造となるから説明を省略する。側板1には、前縁を
内方に折り曲げることで側板前面部1Aを形成し、さら
に側板前面部1A端縁を内側に折り曲げることで側板内
曲げ部1Bを形成し、剛性を高めている。側板前面部1
Aは、筐体開口部となる前面フランジの一部を構成す
る。また、側板前面部1Aには、後縁を折り曲げること
で側板後面部1Cが形成されており、さらに、上縁を内
方に折り曲げることで側板上面部1Dが水平形成されて
いる。側板前面部1Aの上部および側板上面部1Dに
は、リベット締結用の締結穴1Jが穿設されている。さ
らに、側板上面部1Dには吊ボルト用の半円溝1Kと、
ヒンジ取付穴1Lとが穿設されている。
【0025】天板2は、左右端縁が平坦な構造となり、
組み立て状態で左右側板1の側板上面部1Dと面一にな
る。天坂2は、前縁を下方に折り曲げることで天板前面
部2Aを形成し、さらに、天板前面部2Aの端縁を内側
に折り曲げることで天板内曲げ部2Bを形成し、剛性を
高めている。天板前面部2Aは、筐体開口部の前面フラ
ンジの一部を構成する。また、天板前面部2Aの反対側
には、後縁を折り曲げた天板後面部2Cが形成してあ
る。天板前面部2Aの左右および天板2左右端縁には、
リベット締結用の締結穴2Dが穿設されている。また、
側板1と同様、天板水平部2Hには、吊ボルト用の半円
溝2Eと、ヒンジ収付穴2Fとが穿設されている。さら
に、天板2の後方部には、多数の通気穴2Gが並設され
ている。
【0026】奥行部材3は、側板上面部1Dと天板2の
右端部(左端部)とにまたがる水平部3Aを有し、水平
部3Aの前端を下方に折り曲げて前面部3Bを形成して
いる。また、この前面部3Bの下端外寄りには、下方突
起部3Cが形成されている。さらに、奥行部材3では、
剛性を増すため、前記水平部3Aの外寄り端縁を下方に
折り曲げることで側面部3Dを形成している。側面部3
Dの後端下部には、後方突起部3Eが形成されている
(この後方突起部3Eの作用については後述する)。
【0027】また、水平部3Aの後端には、端縁を下方
に折り曲げることで後面部3Fが形成されている。ま
た、水平部3Aには、リベット締結用の締結穴1J、2
Dに対応する締結穴3Gと、吊ボルト用の半円溝1K、
2Eに対応する吊り穴3Hと、ヒンジ取付穴1L、2F
に対応するヒンジネジ穴3Jが穿設されている。さら
に、前面部3Bおよび下方突起部3Cには、前記側板前
面部1Aおよび天板前面部2Aの締結穴1J、2Dに対
応する締結穴3Gが穿設してある。符号4は、吊り穴3
Hの内面に予め固着されたナット部材である。
【0028】図3は、側板と底板との組み立て構造を示
す説明図である。側板1には、その下端を内方に折り曲
げた側板下面部1Eが形成され、側板内曲げ部1Bの下
端を左右方向に(図3の例では外方に)折り曲げた左右
方向曲げ部1Gが形成されている。また、左右方向曲げ
部1Gを受け入れるため、側板下面部1Eの前端に切欠
部1Fが設けてある。また、この側板1では、側板後面
部1Cの下端を奥行き方向に折り曲げて奥行方向曲げ部
1Hを形成している。この奥行方向曲げ部1Hに対応し
て、側板下面部1Eの後端に切り欠きが施されている。
側板水平部1P、側板下面部1E、左右方向曲げ部1G
および奥行方向曲げ部1Hには、底板5に対するリベッ
ト締結用の締結穴1Jが穿設されている。
【0029】図4に、側板1の下方部分の展開図を示
す。図中、2点鎖線は折り曲げ加工位置を示しており、
幅方向全体に延びる2点鎖線P1に沿って直角曲げ加工
を施し、下面部1E、左右方向曲げ部1Gおよび奥行き
方向曲げ部1Hを同時形成する。
【0030】図3に戻り、底板5では、その4辺周縁を
下方に折り曲げて前後下曲げ部5Aおよび左右下曲げ部
5Cを形成し、さらに上記各下曲げ部5A、5Cを内方
に折り曲げて前後底面フランジ部5Bおよび左右底面フ
ランジ部5Dを形成している。底板5の左右部分には、
前記側板下面部1Eの締結穴1Jに対応した締結穴5E
が穿設されている。また、底板5の底面4隅には、板状
ナット部材6が取り付けられている。
【0031】板状ナット部材6は、略三角形状をしてお
り、一つの頂点側にバーリング加工されたネジ穴6Aを
有し、他の二つの頂点側にリベット締結用の締結穴6B
が穿設されている。前後底面フランジ部5Bには、ネジ
穴6Aのバーリング部分が嵌合してリベット締結できる
ように、嵌合穴5Gおよび締結穴5Eが穿設されてい
る。また、同様の理由で、左右底面フランジ部5Dの隅
にも締結穴5Eが穿設されている。
【0032】仕切板7は、筐体101の後面寄りに配設
され、その背面には制御盤冷却用のフィン(図示せず)
が取り付けられる。仕切板7には、左右の側板1に当接
する側面部7Aと、天板2に当接する上面部7Bと、底
板5に当接する下面部7Cとが折り曲げ形成されてい
る。また、仕切板7には、側面部7A、上面部7Bおよ
び下面部7Cがそれぞれ当接する部材の締結穴に対応し
た締結穴7Eが穿設されている。符号7Dは、側面部7
Aをさらに折り曲げた内曲げ部であり、符号7Fは、奥
行部材3の後方突起部3Eを挿入する嵌合穴である。符
号7Gは、奥行部材3の後面部3Fと結合するための固
定穴である。
【0033】つぎに、制御盤筐体101の組立について
説明する。図5は、後面側を下に横倒しした組立途中の
筐体断面図(天井部を内側から見た状態)を示す説明図
である。図6は、制御盤筐体101の組み立てに用いる
治具を示す斜視図である。治具20は、図6の(a)に
示すように、頂部20Aと、その両側に設けた溝部20
Bと、側部20Cとを有するブロックを2つ並べたもの
である(図6では、一方のみ示す)。また、図6(b)
に示すように、板材をコの字に折り曲げて、頂部20A
と、溝部20Bおよび側部20Cを形成し、これを2つ
並べることで治具20を構成するようにしてもよい。
【0034】まず、治具20の上に仕切板7を載置す
る。治具20は、仕切板7の対向する内曲げ部7D間に
填まる頂部20Aを有するので、仕切板7の奥行き方向
(図4では上下方向)および幅方向の位置決めをするこ
とができる。つぎに、側部20Cの上端と仕切板内曲げ
部7D下端との隙間Gの間から側板後面部1Cを差し込
み、溝部20B内に側板1後部を落とし込む。これによ
り、側板1の奥行き方向が位置決めされ、側面部7Aと
側板1の水平部1Pの内側が当接するから、当該側板1
を自立させることができる。
【0035】続いて、奥行部材3の後方突起部3Eを仕
切板7の嵌合穴7Fに差し込むと同時に、水平部3Aを
側板上面部1Dの内側に密着させる。すると、奥行部材
3の前面部3Bの一部が側板前面部1A内に収まると共
に下方突起部3Cが側板内曲げ部1Bに係止するから、
奥行き部材3が位置決めされ、略垂直に自立する。つぎ
に、天板2の天板前面部2Aを奥行き部材3の前面部3
Bに引っかけることで、天板内曲げ部2Bが前面部3B
に係止するから、天板2を位置決め自立できる。このよ
うに位置決め自立した左右側板1および仕切板7の下面
に底板5をあてがい、リベット締結作業を開始する。
【0036】リベット8には、ブラインドタイプのもの
を用い、片側より締結作業が完了できるようにする。な
お、側板1と底板5とのリベット締結は、底面フランジ
部5D、5Bに設けられた円形溝穴5Fまたは嵌合穴5
Gからリベット締結工具を挿入することで行う。各部材
は簡単な治具20を使用して位置決め自立されているの
で、一人の作業者が連続して締結作業できる。また、筐
体背面側(治具20に当接する仕切板7の裏面)からの
リベット締結作業が無いので、組立途中に筺体の姿勢替
えが不要になる。このため、極めて短時間に組み立て作
業を完了できる。
【0037】また、図7および図8に示すように、側板
前面部1Aと天板前面部2Aとは、奥行部材前面部3B
を介し、リベット8にて締結されているので、面一の筐
体開口部前面フランジが形成されると共に、筐体開口部
の上部コーナー部分が補強される。さらに、側板1と天
板2の合わせ目Tは、奥行部材3を介してリベット8に
より接合されているため、奥行部材3により当該合わせ
目Tが塞がれ、筺体101の密閉性を向上させている。
【0038】また、図9に示すように、側板内曲げ部1
Bの下端より左右方向曲げ部1Gが形成され、ここで側
板1と底板5とが締結されている。側板内曲げ部1B
は、側板1の剛性向上に大きく寄与しており、リベット
8を用いて側板1の下端を底板5と連結していることか
ら、筺体開口部の下部コーナー部分が十分に補強され
る。なお、前述したように左右方向曲げ部1Gは、下面
部1Eの折り曲げ加工と同時に形成できるので、加工工
数の増加を伴わない。
【0039】つぎに、図9および図10に示すように、
リベット8で締結された板状ナット部材6によって各底
面フランジ部5B、5Dが連結されるので、底板5の4
隅の溶接を不要にできる。また、ネジ穴6Aには、キャ
スター9が螺合されている。ネジ穴6Aのバーリング突
起部は、前後底面フランジ部5Bに嵌合されているの
で、板状ナット部材6のリベット締結時に板状ナット部
材6自身を位置決めできる。また、キヤスター9を介し
て横方向の荷重が加わった場合、バーリング突起部によ
りリベット8への荷重を緩和できる。
【0040】扉10は、筐体開□部に取り付けられる。
符号11は上ヒンジであり、ヒンジネジ穴3Jに螺合す
るネジ部材12を介して天井面に固定される。扉10の
上端は、上ヒンジピン11Aにより回動自在に支持され
る。扉10の下端には下ヒンジピン13が固着され、こ
の下ヒンジヒン13が底板5の前方部に穿設されたヒン
ジ穴5Hに嵌合して回動自在に支持される。符号14
は、スペーサとして用いるワッシャである。図8に示す
2点鎖線は、扉10の4辺をコ字状に折り曲げて形成し
たフランジ部10Aの内縁を示している。このフランジ
部10Aには、パッキン15(図10参照)が貼り付け
られる。筐体前面に位置するリベット8は、上記フラン
ジ部10Aの内側に配置されている。なお、図9に示さ
れるL形部材16は、筐体開口部前面フランジの一部を
構成するもので、底板5に固着されている。
【0041】また、図7に示すように、奥行き部材3の
後面部3Fと仕切板7とを締結することにより、筐体1
01上部の剛性を向上できる。しかし、この部分の締結
作業はスペース的な制約から筐体背面から行うことにな
る。この締結をリベット接合で行うためには、治具20
上に設置した筺体を反転させる必要がある。そこで、後
工程となる筺体裏板17のネジ止め作業と同時にネジ部
材18によって締結するようにする。
【0042】実施の形態2.図11は、この発明の実施
の形態2にかかる制御盤筐体を示す要部組立斜視図であ
る。この制御盤筐体102は、内部に仕切板を設けず、
後面に裏板や扉を配設する形式のものである。矩形枠3
2は、筐体102の天井内面に密着するように配設され
ている。この矩形枠32は、ほぼ筺体の天井全体に等し
い水平部32Aを有する。この水平部32Aの中央部に
は、適宜角穴32A1を設けることで重量低減するよう
にしても良い。また、矩形枠32では、水平部32Aの
前端を下方に折り曲げて前面部32Bを形成し、この前
面部32Bの下端両外寄りに下方突起部32Cを形成し
ている(片方は図示省略)。また、水平部32Aの後端
には、高さの大きい後面部32Eが形成されている。
【0043】また、この矩形枠32では、剛性を増すた
め、水平部32Aの両側端縁を下方に折り曲げて側面部
32Dを形成している。また、水平部32Aには、前記
側板上面部1Dおよび天板2の締結穴1J、2Dに対応
する締結穴32Gと、吊ボルト用の半円溝1K、2Eに
対応する吊り穴32Hと、ヒンジ取付穴1L、2Fに対
応するヒンジネジ穴32Jが穿設されている。さらに、
前面部32Bと下方突起部32Cには、前記側板前面部
1Aと天板前面部2Aの締結穴1J、2Dに対応する締
結穴32Gが穿設されている。符号4は、吊り穴32H
の内面に予め固着されたナット部材である。
【0044】側板1には、側板後面部1C端縁を内側に
折り曲げた側板内曲げ部1Mが形成され、側板後面部1
Cの上部にも締結穴1Jが穿設されている。側板内曲げ
部1Mの上端は、矩形枠32の後面部32Eを受け入れ
得る高さとなる。天板2の天板後面部2Cは、後面部3
2Eの高さとほぼ同じになるよう形成され、当該天板後
面部2Cには、天板前面部2Aと同じく締結穴2Dが穿
設されている。側板1および天板2のその他の部分と、
底板や扉などは、実施の形態1と同様に構成されている
ので説明は省略する。
【0045】つぎに、制御盤筐体102の組立について
説明する。まず、左右いずれかの側板1を下側に置き、
その上部内面に矩形枠32をセッテングする。矩形枠3
2の前面部32Bの一部が側板前面部1Aに収まると共
に、下方突起部32Cが側板内曲げ部1Bに係止するか
ら、矩形枠32が自立する。この状態でリベット締結を
行う。つぎに、天板2および反対側の側板1上部を矩形
枠32にセッテングする。この場合、反対の側板1下部
を適宜な台で浮かしておけば、実施の形態1と同様に、
筺体の姿勢替えすることなく、一人の作業者が連続して
極めて短時間に締結作業することができる。
【0046】制御盤筐体102は、左右の側板1と天板
2とが一体の矩形枠32で締結されているので、筐体上
部がさらに補強される。また、締結部を任意に増すこと
でさらに強度を向上できる。このため、大形の筐体に適
用可能になる。また、リベット締結部が前面、左右側面
に位置しないので意匠的にも有利である。
【0047】なお、上記実施の形態2では、矩形枠32
を一体としたが、実施の形態1の奥行部材3のように分
割構造にしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の筐体の
組み立て構造によれば、筐体を構成する部材が自立する
ので、一人の作業者により組み立てが可能になる。この
ため、筐体の組み立て作業が簡単に行える。また、奥行
部材の使用により筐体の剛性が高まる。
【0049】つぎの発明の筐体の組み立て構造によれ
ば、奥行部材、側板および天板がそれぞれ自立可能であ
るから、作業者が一人でも組み立て可能であり、筐体の
姿勢を変えることなく締結穴によりリベット止めできる
から手間がかからない。このため、筐体を容易に組み立
てることができる。また、筐体のコーナー部分を奥行部
材により補強しているので、筐体の剛性が高まる。
【0050】つぎの発明の筐体組み立て用治具によれ
ば、側板を自立させることができるので、作業者が一人
でも組み立て可能になるから、筐体を容易に組み立てる
ことができる。
【0051】つぎの発明の筐体の組み立て構造では、筐
体を構成する部材が自立するので、一人の作業者により
組み立てが可能になる。このため、筐体の組み立て作業
が簡単に行える。また、矩形枠の使用により筐体の剛性
が高まる。
【0052】つぎの発明の筐体の組み立て構造によれ
ば、矩形枠および天板がそれぞれ自立可能であるから、
作業者が一人でも組み立て可能であり、自立状態で締結
穴の位置を適切に配置し、筐体の姿勢を変えることなく
リベット止めできるから、組み立てに手間がかからな
い。このため、筐体を容易に組み立てることができる。
また、筐体のコーナー部分を矩形枠により補強している
ので、筐体の剛性が高まる。
【0053】つぎの発明の筐体の組み立て構造によれ
ば、側板下面部と底板とを固定することによって側板と
底板とのコーナー部分を補強するようにしたから、筐体
の剛性を高めることができる。
【0054】つぎの発明の筐体の組み立て構造によれ
ば、隣接する前後底面フランジ部と左右底面フランジ部
とを板状ナット部材によって連結したので、底板の4隅
を溶接しなくてよい。このため、筐体の組み立てが容易
になる。また、板状ナット部材により底板の強度を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1にかかる制御盤筐体
を示す斜視図である。
【図2】 側板と天板との組み立て構造を示す説明図で
ある。
【図3】 側板と底板との組み立て構造を示す説明図で
ある。
【図4】 側板の下方部分を示す展開図である。
【図5】 後面側を下に横倒しした組立途中の筐体断面
図(天井部を内側から見た状態)を示す説明図である。
【図6】 制御盤筐体の組み立てに用いる治具を示す斜
視図である。
【図7】 図1に示した制御盤筺体上部の要部平面図で
ある。
【図8】 図1に示した制御盤筺体上部の要部正面図で
ある。
【図9】 図1に示した制御盤筺体の要部断面図であ
る。
【図10】 図1に示した制御盤筐体の前面端部側面図
である。
【図11】 この発明の実施の形態2にかかる制御盤筐
体を示す要部組立斜視図である。
【符号の説明】
1 側板、1A 側板前面部、1B 側板内曲げ部、1
D 側板上面部、1E側板下面部、1G 左右方向曲げ
部、2 天板、2A 天板前面部、2B 天板内曲げ
部、2C 天板後面部、3 奥行き部材、3A 水平
部、3B 前面部、3C 下方突起部、5 底板、5B
前後底面フランジ部、5D 左右底面フランジ部、6
板状ナット部材、6A ネジ穴、7 仕切板、8 リ
ベット、9キャスター、10 扉、32 矩形枠、32
A 水平部、32B 前面部、32C 下方突起部、3
2E 後面部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縁を折り曲げて側板前面部および側板上
    面部を形成した側板と、 縁を折り曲げて形成した上面部を有すると共に隅部近傍
    に嵌合穴を有する仕切板と、 長尺でその一端に突起部を有すると共に、前記側板前面
    部の内側に当接する前面部、および側板の側板上面部の
    内側に当接する水平部を有する奥行部材と、 縁を折り曲げて形成され前記前面部の外側に当接する天
    板前面部を有し、天板水平部の裏面が前記奥行部材の水
    平部に当接する天板と、 を備えたことを特徴とする筐体の組み立て構造。
  2. 【請求項2】 縁を折り曲げて側板前面部および側板上
    面部を形成すると共に、前記側板前面部をさらに折り曲
    げて側板内曲げ部を形成し、この側板前面部および側板
    上面部に締結穴を設けた側板と、 縁を折り曲げて仕切板上面部と仕切板側面部とを形成す
    ると共にこの仕切板水平部、仕切板側面部および仕切板
    水平部に締結穴を設け、前記仕切板側面部に嵌合穴を有
    する仕切板と、 縁を折り曲げて前面部および側面部を形成すると共に側
    面部から延出して後部側に突起部を設け、前記前面部、
    側面部および水平部に締結穴を設けた奥行部材と、 縁を折り曲げて、天板前面部を形成すると共に天板前面
    部をさらに折り曲げて天板内曲げ部を形成し、この天板
    前面部と天板水平部とに締結穴を設けた天板と、を備
    え、 奥行部材の突起部が仕切板の嵌合穴に嵌合しており、 奥行部材の水平部が側板の側板上面部の内側に当接し、
    奥行部材の前面部が側板の側板前面部に当接し且つ側板
    曲げ部が奥行部材の前面部と係止しており、 さらに、奥行部材の水平部が天板水平部の内側に当接
    し、奥行部材の前面部が天板前面部の内側に当接し且つ
    天板内曲げ部が奥行部材の前面部と係止しており、 奥行部材、仕切り板、側板および天板のそれぞれが締結
    穴にてリベット止めされていることを特徴とする筐体の
    組み立て構造。
  3. 【請求項3】 仕切り板を載置する頂部と、 頂部の両側に設けられ、側板の側板後面部をはめ込んで
    仮固定する側板仮固定溝と、を備えたことを特徴とする
    筐体組み立て用治具。
  4. 【請求項4】 縁を折り曲げて側板前面部、側板上面部
    および側板後面部を形成し、さらに側板前面部を折り曲
    げて側板前面内曲げ部と、側板後面部を折り曲げて側板
    後面内曲げ部とを形成した側板と、 縁を折り曲げて天
    板前面部および天板後面部を形成し、さらに天板前面部
    を折り曲げて天板内曲げ部を形成した天板と、 縁を折り曲げて前面部、側面部および後面部を形成し、
    さらに前記前面部に下方突起部を形成した矩形枠と、を
    備え、 矩形枠の前面部が側板前面部の内側に当接すると共に矩
    形枠の下方突起部が側板前面内曲げ部に係止し、矩形枠
    の後面部が側板の後面部の内側に当接すると共に矩形枠
    の後面部の端縁が側板後面内曲げ部に係止し、且つ、矩
    形枠の水平部が側板上面部の内側に当接し、 矩形枠の前面部が天板前面部の内側に当接すると共に天
    板前面部の天板内曲げ部が矩形枠の前面部に係止し、矩
    形枠の後面部が天板後面部に当接し、且つ、矩形枠の水
    平部が天板水平部の裏側に当接したことを特徴とする筐
    体の組み立て構造。
  5. 【請求項5】 縁を折り曲げて側板前面部、側板上面部
    および側板後面部を形成し、さらに側板前面部を折り曲
    げて側板前面内曲げ部と側板後面部を折り曲げて側板後
    面内曲げ部を形成し、これら側板前面部、側板上面部お
    よび側板後面部に締結穴を設けた側板と、 縁を折り曲げて天板前面部および天板後面部を形成し、
    さらに天板前面部を折り曲げて天板内曲げ部を形成し、
    天板前面部、天板後面部および天板水平部に締結穴を設
    けた天板と、 縁を折り曲げて前面部、側面部および後面部を形成し、
    さらに前記前面部に下方突起部を形成し、前面部および
    水平部に締結穴を設けた矩形枠と、を備え、 矩形枠の前面部が側板前面部の内側に当接すると共に矩
    形枠の下方突起部が側板前面内曲げ部に係止し、矩形枠
    の後面部が側板の後面部の内側に当接すると共に矩形枠
    の後面部の端縁が側板後面内曲げ部に係止し、且つ、矩
    形枠の水平部が側板上面部の内側に当接し、 矩形枠の前面部が天板前面部の内側に当接すると共に天
    板前面部の天板内曲げ部が矩形枠の前面部に係止し、矩
    形枠の後面部が天板後面部に当接し、且つ、矩形枠の水
    平部が天板の水平部の内側に当接し、 矩形枠、側板および天板のそれぞれが締結穴にてリベッ
    ト止めされていることを特徴とする筐体の組み立て構
    造。
  6. 【請求項6】 さらに、前記天板と対向位置に底板を設
    けると共に前記側板の下縁を折り曲げて側板下面部を形
    成し、この側板下面部と底板水平部に締結穴を設け、当
    該締結穴にて側板下面部と底板水平部とをリベット止め
    したことを特徴とする請求項1、2、4、5のいずれか
    一つに記載の筐体の組み立て構造。
  7. 【請求項7】 前記底板の4辺を折り曲げて前後下曲げ
    部および左右下曲げ部を形成すると共に、さらに前後下
    曲げ部および左右下曲げ部を折り曲げて前後底面フラン
    ジ部および左右底面フランジ部を形成し、 底板の4隅に板状ナット部材を取り付けて、隣接する前
    後底面フランジ部と左右底面フランジ部とを連結すると
    共に板状ナット部材にキャスターを取り付けたことを特
    徴とする請求項1、2、4〜6のいずれか一つに記載の
    筐体の組み立て構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002291119A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Kawamura Electric Inc 分電盤
JP2008032254A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Sanyo Electric Co Ltd 熱交換ユニット
JP2012238757A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Kawamura Electric Inc キャビネットの補強構造

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