JP2000183590A - 部品供給装置及びそれを備えた部品装着装置 - Google Patents

部品供給装置及びそれを備えた部品装着装置

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JP2000183590A
JP2000183590A JP10361363A JP36136398A JP2000183590A JP 2000183590 A JP2000183590 A JP 2000183590A JP 10361363 A JP10361363 A JP 10361363A JP 36136398 A JP36136398 A JP 36136398A JP 2000183590 A JP2000183590 A JP 2000183590A
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compressed air
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Kenji Kato
賢二 加藤
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で小型な部品供給装置及びそれを
備えた部品装着装置を提供すること。 【解決手段】 部品を貯留するための部品貯留部110
と、前記部品貯留部から供給される前記部品を取出すた
めの部品取出部120と、前記部品貯留部と部品取出部
の間に配設され、前記部品貯留部から前記部品取出部へ
前記部品を供給するための部品供給路131を有する部
品供給部130と、前記部品の供給・取出のために圧縮
空気を各部へ供給する圧縮空気供給部140を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品を供給する部
品供給装置及びその部品供給装置から部品を取出して装
着対象物に装着する部品装着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】装着対象物であるプリント基板に部品で
ある電子部品チップを実装する高速チップ部品装着装置
が多用されている。この高速チップ部品装着装置には、
バルク状態、即ちばらの状態の電子部品チップを供給す
る部品供給装置であるバルクカセットが備えられてい
る。図15及び図16は、一般的な高速チップ部品装着
装置の一例を示す斜視図及び側面図である。
【0003】この高速チップ部品装着装置1は、本体2
の側に配置された移動ベース3上の移動方向にバルクカ
セット10が複数配列された構成となっている。バルク
カセット10は、後端部に設けられているクランプ爪1
1をクランプレバー12の操作によって移動ベース3の
後端部に係合させることにより移動ベース3上に取り付
けられる。
【0004】電子部品チップは、バルクカセット10の
上部に設けられているバルクケース13内に収納され、
バルクカセット10の内部に設けられているバルク供給
路14内を通されて、バルクカセット10の先端下部に
設けられているバルク供給口15へ供給される。そし
て、バルク供給口15へ供給された電子部品チップは、
吸着ノズル4によって取出されてプリント基板に装着さ
れる。
【0005】ここで、バルクケース13内に収納される
電子部品チップは、ばらの状態で投入されるので、バル
クケース13内で架橋を起し易く、バルク供給路15内
に挿入することが困難になる場合がある。そこで、従来
のバルクカセット10には、バルクケース13を上下動
させる上下動機構が備えられており、この上下動機構に
よりバルクケース13を随時上下動させることにより、
バルクケース13内での電子部品チップの架橋を崩し、
電子部品チップをバルク供給路15内にスムーズに挿入
するようにしている。
【0006】また、バルク供給路14内を通される電子
部品チップは、当初は自重落下してある程度進むが、バ
ルク供給口15に近づくにつれてバルク供給路14が水
平になるため、バルク供給路14の途中で止まってしま
い、バルク供給口15へ供給することが困難になる場合
がある。そこで、従来のバルクカセット10には、バル
ク供給口15側からバルク供給路14内を負圧にする負
圧発生器が備えられており、この負圧発生器によりバル
ク供給路14内の電子部品チップを吸引することによ
り、バルク供給路15内をスムーズに通すようにしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のバルク
カセット10では、バルクケース13を上下動させる上
下動機構やバルク供給路14内を負圧にする負圧発生器
が必要になるため、構造が複雑で大型化するという欠点
があった。さらに、上下動機構の駆動系の配線接続が必
要となるため、接触不良によるトラブルが発生し易いと
いう欠点があった。
【0008】本発明は、上述した事情から成されたもの
であり、簡易な構成で小型な部品供給装置及びそれを備
えた部品装着装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、部品を貯留するための部品貯留部と、前記部品
貯留部から供給される前記部品を取出すための部品取出
部と、前記部品貯留部と部品取出部の間に配設され、前
記部品貯留部から前記部品取出部へ前記部品を供給する
ための部品供給路を有する部品供給部とを備えた部品供
給装置であって、前記部品の供給・取出のために圧縮空
気を各部へ供給する圧縮空気供給部を備えることにより
達成される。
【0010】また、上記目的は、本発明にあっては、部
品を貯留するための部品貯留部と、前記部品貯留部から
供給される前記部品を取出すための部品取出部と、前記
部品貯留部と部品取出部の間に配設され、前記部品貯留
部から前記部品取出部へ前記部品を供給するための部品
供給路を有する部品供給部とを備えた部品供給装置を有
し、前記部品取出部から前記部品を取出して装着対象物
に装着する部品装着装置であって、前記部品供給装置
が、前記部品の供給・取出のために圧縮空気を各部へ供
給する圧縮空気供給部を備えることにより達成される。
【0011】上記構成によれば、圧縮空気を利用して部
品の供給・取出をスムーズに行うようにしているので、
部品供給装置にはエア配管やエアバルブやエア経路等を
配設するのみでよく、簡易な構成で小型化することがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0013】図1(A)及び(B)は、本発明の部品供
給装置の実施形態を示す上面図及び平面図である。この
部品供給装置100は、バルク状態、即ちばらの状態の
電子部品チップを供給するバルクカセットであり、図1
5及び図16に示すプリント基板に電子部品チップを実
装する高速チップ部品装着装置等の種々の形式の部品装
着装置に装着されて使用される。
【0014】部品供給装置100は、電子部品チップを
貯留するためのバルクケース(部品貯留部)110、バ
ルクケース110から供給される電子部品チップを取出
すためのバルク取出部(部品取出部)120、バルクケ
ース110とバルク取出部120の間に配設され、バル
クケース110からバルク取出部120へ電子部品チッ
プを供給するためのバルク供給路(部品供給路)131
を有するバルク供給部(部品供給部)130及び電子部
品チップの供給・取出のために圧縮空気を各部へ供給す
る圧縮空気供給部140が、フレーム本体101に取り
付けられた構成となっている。
【0015】バルクケース110は、図2の拡大図にも
示すように、内部が漏斗状に形成された例えば透明アク
リル樹脂板で成り、フレーム本体101の略中央上部に
取り付けられている。部品装着作業が開始されたとき
は、複数の電子部品チップをバルクケース110内に常
時貯留しておく必要があるため、その貯留状態を確認で
きるように、バルクケース110は透明材料で形成され
ている。
【0016】これにより、複数の電子部品チップは、バ
ルクケース110上部の開放口111から投入されて貯
留される。そして、電子部品チップは、1個ずつ下部の
電子部品チップの形状に合わせた角状の穴112からバ
ルク供給部130へ供給されるようになっている。
【0017】バルク取出部120は、図3の拡大図にも
示すように、電子部品チップを取出すためのバルク取出
口121を形成するガイド122、カバー123及び位
置決めブロック124と、バルク取出口121を開閉す
るシャッタ125と、シャッタ125を移動させる移動
機構126を備えており、フレーム本体101の先端に
取り付けられている。
【0018】ガイド122は、例えばアルミニウム棒で
成り、その上面の長手方向には、電子部品チップをバル
ク供給部130からバルク取出口121へ供給するため
の電子部品チップの形状に合わせた角状のバルク供給溝
122aが形成されており、フレーム本体101の先端
上部に取り付けられている。即ち、バルク供給溝122
aの一端部分が、バルク取出口121として機能するこ
とになる。
【0019】カバー123は、例えば透明アクリル樹脂
棒で成り、バルク取出口121を除くバルク供給溝12
2aを覆うように、ガイド122の上面に取り付けられ
ている。部品装着作業が開始されたときは、複数の電子
部品チップをバルク供給溝122a内で常時密着整列さ
せておく必要があるため、その密着整列状態を確認でき
るように、カバー123は透明材料で形成されている。
【0020】位置決めブロック124は、例えばアルミ
ニウム棒で成り、バルク取出口121に供給された電子
部品チップを位置決め可能なように、バルク取出口12
1、即ちガイド122に形成されているバルク供給溝1
22aの一端に圧縮ばね124aを介して密接され、か
つフレーム本体101の先端上部に設けられている溝1
01a内に嵌め込まれている。
【0021】これにより、バルク供給部130から供給
される複数の電子部品チップは、ガイド122のバルク
供給溝122a内を水平移動してバルク取出口121に
供給され、位置決めブロック124に突き当てられて位
置決めされるようになっている。
【0022】シャッタ125は、例えばアルミニウム板
で成り、フレーム本体101の先端側面に設けられてい
るガイドねじ101bに沿って移動する移動部125a
と、この移動部125aに一体的に形成されており、バ
ルク取出口121を開閉する開閉部125b及び位置決
めブロック124に圧縮ばね124bを介して当接さ
れ、かつフレーム本体101の先端上部に設けられてい
る溝101a内に嵌め込まれている位置決め部125c
を備えている。尚、圧縮ばね124bの弾性力は、圧縮
ばね124aの弾性力よりも小さくなるように構成され
ている。
【0023】移動機構126は、例えばスチール板で成
り、略L字状であって、中央がフレーム本体101の側
面に回転可能に係止され、一端がシャッタ125の移動
部125aに係止されている第1リンク126aと、略
L字状であって、中央が第1リンク126aと同軸でフ
レーム本体101の側面に回転可能に係止されていると
共に、一端が第1リンク126aの他端と引張ばね12
6bを介して係止されている略L字状の第2リンク12
6cと、略I字状であって、中央がフレーム本体101
の側面に回転可能に係止され、一端がフレーム本体10
1に引張ばね126dを介して係止されている第3リン
ク126e(図1参照)と、略I字状であって、一端が
第3リンク126eの一端に回転可能に係止され、他端
が第2リンク126cの他端に回転可能に係止され第4
リンク126fで構成されている。
【0024】これにより、第2リンク126cの他端が
押されて第1リンク126aが引張ばね126bを介し
て引張られると、シャッタ125の移動部125aが水
平移動されるので、一体形成されている開閉部125b
も水平移動されてバルク取出口121が開けられるよう
になっている。そして、第2リンク126cの他端の押
し込みが解除されると、引張ばね126dの復元力によ
り上記動作とは逆動作して、バルク取出口121が閉じ
られるようになっている。
【0025】バルク供給部130は、図2の拡大図にも
示すように、内部に電子部品チップの形状に合わせた角
状のバルク供給路131が形成された例えばアルミニウ
ムの金属板で成り、フレーム本体101の略中央部であ
ってバルクケース110の下部及びバルク取出部120
の側部に接触するように取り付けられている。バルク供
給路131は、バルクケース110の下部の穴112か
らバルク取出部120のバルク供給溝122aの他端へ
通じるように形成されている。
【0026】即ち、バルク供給路131は、バルクケー
ス110の下部の穴112から垂直下方に延び、円弧を
描いてバルク供給溝122aの他端へ水平に延びるよう
に形成されている。尚、部品装着作業が開始されたとき
は、複数の電子部品チップをバルク供給路131内で常
時密着整列させておく必要があるため、その密着整列状
態を確認できるように、バルク供給部130の一側面側
を透明材料で覆い、バルク供給路131内を覗けるよう
に構成してもよい。
【0027】これにより、バルクケース110から供給
される複数の電子部品チップは、バルク供給部130の
バルク供給路131内を自然落下すると共に水平移動し
てバルク取出部120に供給されるようになっている。
【0028】圧縮空気供給部140は、エア供給源から
の圧縮空気をバルク取出部120及びバルク供給部13
0へ供給可能なように、フレーム本体101にエアバル
ブ、エア継手、エア配管及びエア通路が2つの系統で配
設された構成となっている。第1の系統(第1供給部)
は、図2の拡大図にも示すように、バルク供給部130
の下部のフレーム本体101に固定された断続用エアバ
ルブ141と、断続用エアバルブ141のエア入口14
1aからフレーム本体101の後方へ延びてエア供給源
と接続されるエア配管142及びエア継手143(図1
参照)と、断続用エアバルブ141のエア出口141b
からバルクケース110の下部の穴112へ通じるエア
通路144で構成されている。
【0029】これにより、エア供給源の圧縮空気は、エ
ア継手143からエア配管142を通って断続用エアバ
ルブ141に供給され、断続的にエア通路144を通っ
てバルクケース110の下部の穴112から吹き出され
るようになっている。尚、断続用エアバルブ141の代
わりに通常のエアバルブを使用して、圧縮空気を連続的
に穴112から吹き出させるようにしてもよい。
【0030】第2の系統(第2供給部)は、図2及び図
3の拡大図にも示すように、バルク取出部120の下部
のフレーム本体101に固定されたエア継手145及び
エアバルブ146と、エア継手145のエア入口145
aからフレーム本体101の後方へ延びてエア供給源と
接続されるエア配管147及びエア継手148(図1参
照)と、バルク供給部130の下部のフレーム本体10
1に固定されたエアバルブ149と、エアバルブ146
のエア出口146aとエアバルブ149のエア入口14
9aとをつなぐエア配管150と、エアバルブ149の
エア出口149bからバルク供給部130のバルク供給
路131の円弧部へ通じるエア通路151と、エア継手
145のエア出口145bやエアバルブ146のエア入
口146b等の開閉を切り替える切替弁(切替部)16
0で構成されている。
【0031】切替弁160は、ガイド122の内部に形
成され、バルク取出口121、即ちガイド122の一端
上面から中央下面に通じるエア通路161と、シャッタ
125の移動部125aに一体的に形成されて、フレー
ム本体101に形成されている溝101c内に挿入され
ており、溝101c内での移動に伴ってエア継手145
のエア出口145bとエアバルブ146のエア入口14
6b及びエア通路161との接続状態を変化させるエア
通路162aが内部に形成されているバルブブロック1
62で構成されている。
【0032】これにより、バルブブロック162のエア
通路162aがエア継手145のエア出口145bとエ
アバルブ146のエア入口146bのみにつながってい
るときは、エア供給源の圧縮空気は、エア継手148か
らエア配管147を通ってエア継手145に供給され
る。そして、エア通路162aからエアバルブ146を
介してエア配管150を通り、エアバルブ149を介し
てエア通路151を通ってバルク供給部130のバルク
供給路131の円弧部からのみ吹き出されるようになっ
ている。
【0033】一方、バルブブロック162が平行移動し
てエア通路162aがエア継手145のエア出口145
bとエア通路161のみにつながったときは、エア供給
源の圧縮空気は、エア通路162aからエア通路161
を通ってバルク取出口121からのみ吹き出されるよう
になっている。
【0034】以上のような構成において、その動作例を
図4〜図9を参照して説明する。初期状態におけるバル
ク取出部120は、図3に示すように、バルク取出口1
21が閉じられている。先ず、図4に示すように、ばら
の複数の電子部品チップCをバルクケース110内に投
入する。ここで、投入された電子部品チップCは、バル
クケース110内で山積み状態になるので、架橋を起し
易く、バルク供給路131内にスムーズに落下しない場
合がある。
【0035】そこで、図5の矢印に示すように、圧縮空
気をエア通路144を介してバルクケース110の下部
の穴112から上方へ断続的に吹き出させる。これによ
り、バルクケース110内で山積み状態の電子部品チッ
プCが吹き上げられて攪拌されるので、電子部品チップ
Cを1個ずつバルク供給路131内に自然落下させるこ
とができる。
【0036】さらに、バルク供給路131内に自然落下
してきた電子部品チップCは、バルク供給路131が水
平になる部分で勢いが削がれるので、バルク供給溝12
2a内へ到達する前に停止することがある。そこで、図
6の矢印に示すように、圧縮空気をエア通路151を介
してバルク供給路131のバルク供給溝122a方向へ
吹き出させる。
【0037】これにより、バルク供給路131の途中で
停止している電子部品チップCがバルク供給溝122a
に向けて押し出されるので、図6及び図7に示すよう
に、電子部品チップCをバルク供給溝122aからバル
ク供給路131にかけて密着整列させることができ、先
頭の電子部品チップCを位置決めブロック124に突き
当ててバルク取出口121に位置決めすることができ
る。
【0038】次に、第2リンク126cの他端を押して
シャッタ125を水平移動させ、バルク取出口121を
少し開ける。すると、図7に示すように今までエア継手
145のエア出口145bとエアバルブ146のエア入
口146bをつないでいたエア通路162aが、図8に
示すようにずれて、エアバルブ146のエア入口146
b側が塞がれ、エア継手145のエア出口145bとエ
ア通路161につながる。
【0039】そして、圧縮空気は、バルク供給路131
への供給が停止され、エア通路162aからエア通路1
61を通って先頭の電子部品チップCと2番目の電子部
品チップCの間から吹き出されるので、先頭の電子部品
チップCは位置決めブロック124に突き当てられた状
態で、2番目以降の電子部品チップCがバルクケース1
10側へ押し戻される。これにより、先頭の電子部品チ
ップCと2番目の電子部品チップCの間に隙間が生じ
る。
【0040】さらに、第2リンク126cの他端を押し
てシャッタ125を水平移動させ、バルク取出口121
を全開する。すると、エア通路162aが、図9に示す
ようにずれて、エアバルブ146のエア入口146b
と、エア継手145のエア出口145bと、エア通路1
61とが塞がれる。さらに、位置決め部125cと位置
決めブロック124との間隔があくが、圧縮ばね124
aの復元力が圧縮ばね124bの復元力よりも大きいの
で、位置決めブロック124がフレーム本体101の先
端方向へ押し出される。これにより、圧縮空気の供給は
完全に停止されると共に、先頭の電子部品チップCと位
置決めブロック124の間に隙間が生じる。
【0041】以上により、先頭の電子部品チップCは、
バルク取出口121で完全に孤立することになるので、
図示しない吸着ノズルにより容易に吸着されて取り出さ
れることになる。そして、上記動作とは逆動作により初
期状態に戻り、再び同様の動作が繰り返されて次の電子
部品チップCが取り出される。
【0042】このように、従来のバルクカセット10で
必須だった上下動機構や負圧発生器が不要になり、例え
ば工場の高圧エア供給源に接続するのみでよいため、簡
易な構成で小型化、特に薄型化することができると共
に、部品装着装置へのセッティングを容易に行うことが
できる。また、電子部品チップCの入り個数を少なくす
ることができるので、少量生産ラインでの部品在庫の削
減を行うことができる。さらに、上下動機構の駆動系の
配線接続が不要となるため、接触不良によるトラブル等
もなくすことができる。
【0043】図10(A)及び(B)は、本発明の部品
供給装置の別の実施形態を図1(A)及び(B)に対応
させて示す上面図及び平面図であり、同一構成箇所は同
一番号を付して説明を省略する。この部品供給装置20
0は、圧縮空気供給部240が、図1に示す部品供給装
置100の圧縮空気供給部140と異なる構成となって
いる。即ち、図1に示す圧縮空気供給部140は、独立
した2系統で構成されていたのに対し、この圧縮空気供
給部240は、統合された2系統で構成されている点で
異なる構成となっている。
【0044】この系統の大きな特徴は、以下の3点にあ
る。即ち、図2及び図11の拡大図にも示すように、図
1に示す圧縮空気供給部140の断続用エアバルブ14
1を廃止した点である。そして、バルクケース110の
下部の穴112へ通じるエア通路144と、バルク供給
部130のバルク供給路131の円弧部へ通じるエア通
路151への圧縮空気の供給をエアバルブ149のみで
行う点である。さらに、上記エア通路144、151の
途中に風車241を配置し、エア通路144a、144
b、151a、151bとした点である。
【0045】この風車241は、図11の拡大斜視図に
示すように、羽根部241aと、この羽根部241aの
回転軸方向に一体的に形成された本体部241bで構成
されている。そして、本体部241bには、直径方向に
1本の貫通孔241cが形成されている。羽根部241
a側には、各エア通路151a、151bが略90°離
れるように配設されており、本体部241b側には、各
エア通路144a、144bが180°離れるように配
設されている。
【0046】これにより、エア供給源の圧縮空気は、エ
ア継手143からエア配管142を通ってエアバルブ1
49に供給され、各エア通路144a、151aに分岐
される。エア通路151aを通った圧縮空気は、羽根部
241aを回転させるので、その回転に伴って運ばれる
空気は、エア通路151bを通ってバルク供給部130
のバルク供給路131の円弧部から吹き出される。
【0047】一方、エア通路144aを通った圧縮空気
は、本体部241bの貫通孔241cとつながったとき
のみ、即ち羽根部241aの回転に伴う本体部241b
の回転により、エア通路144aと貫通孔241cとエ
ア通路144bとが一直線上になったときのみ、バルク
ケース110の下部の穴112から吹き出される。
【0048】以上のような構成において、その動作例を
図7〜図9及び図12〜図14を参照して説明する。初
期状態におけるバルク取出部120は、図3に示すよう
に、バルク取出口121が閉じられている。先ず、図1
2に示すように、ばらの複数の電子部品チップCをバル
クケース110内に投入する。ここで、投入された電子
部品チップCは、バルクケース110内で山積み状態に
なるので、架橋を起し易く、バルク供給路131内にス
ムーズに落下しない場合がある。
【0049】そこで、圧縮空気をエア通路144a、1
44bを介してバルクケース110の下部の穴112か
ら上方へ断続的に吹き出させるのであるが、この断続的
な吹き出しは、図13に示すように、風車241の回転
により行われる。即ち、本体部241bが半回転する毎
に、エア通路144aと貫通孔241cとエア通路14
4bとが一直線上につながり、圧縮空気が流れてバルク
ケース110の下部の穴112から上方へ吹き出され
る。これにより、バルクケース110内で山積み状態の
電子部品チップCが風車241の半回転周期で吹き上げ
られて攪拌されるので、電子部品チップCを1個ずつバ
ルク供給路131内に自然落下させることができる。
【0050】さらに、バルク供給路131内に自然落下
してきた電子部品チップCは、バルク供給路131が水
平になる部分で勢いが削がれるので、バルク供給溝12
2a内へ到達する前に停止することがある。そこで、図
14に示すように、圧縮空気をエア通路151aから風
車241の羽根部241aを介してエア通路151bへ
送り込み、バルク供給路131のバルク供給溝122a
方向へ吹き出させる。
【0051】これにより、バルク供給路131の途中で
停止している電子部品チップCがバルク供給溝122a
に向けて押し出されるので、図14及び図7に示すよう
に、電子部品チップCをバルク供給溝122aからバル
ク供給路131にかけて、密着整列させることができ、
先頭の電子部品チップCを位置決めブロック124に突
き当ててバルク取出口121に位置決めすることができ
る。
【0052】次に、第2リンク126cの他端を押して
シャッタ125を水平移動させ、バルク取出口121を
少し開ける。すると、図7に示すように、それまでエア
継手145のエア出口145bとエアバルブ146のエ
ア入口146bをつないでいたエア通路162aが、図
8に示すようにずれて、エアバルブ146のエア入口1
46b側が塞がれ、エア継手145のエア出口145b
とエア通路161につながる。
【0053】そして、圧縮空気は、バルク供給路131
への供給が停止され、エア通路162aからエア通路1
61を通って先頭の電子部品チップCと2番目の電子部
品チップCの間から吹き出されるので、先頭の電子部品
チップCは位置決めブロック124に突き当てられた状
態で、2番目以降の電子部品チップCがバルクケース1
10側へ押し戻される。これにより、先頭の電子部品チ
ップCと2番目の電子部品チップCの間に隙間が生じ
る。
【0054】さらに、第2リンク126cの他端を押し
てシャッタ125を水平移動させ、バルク取出口121
を全開する。すると、エア通路162aが、図9に示す
ようにずれて、エアバルブ146のエア入口146b
と、エア継手145のエア出口145bと、エア通路1
61とが塞がれる。さらに、位置決め部125cと位置
決めブロック124との間隔があくが、圧縮ばね124
aの復元力が圧縮ばね124bの復元力よりも大きいの
で、位置決めブロック124がフレーム本体101の先
端方向へ押し出される。これにより、圧縮空気の供給は
完全に停止されると共に、先頭の電子部品チップCと位
置決めブロック124の間に隙間が生じる。
【0055】以上により、先頭の電子部品チップCは、
バルク取出口121で完全に孤立することになるので、
図示しない吸着ノズルにより容易に吸着されて取り出さ
れることになる。そして、上記動作とは逆動作により初
期状態に戻り、再び同様の動作が繰り返されて次の電子
部品チップCが取り出される。
【0056】このように、従来のバルクカセット10で
必須だった上下動機構や負圧発生器が不要になり、例え
ば工場の高圧エア供給源に接続するのみでよいため、簡
易な構成で小型化、特に薄型化することができると共
に、部品装着装置へのセッティングを容易に行うことが
できる。また、電子部品チップCの入り個数を少なくす
ることができるので、少量生産ラインでの部品在庫の削
減を行うことができる。さらに、上下動機構の駆動系の
配線接続が不要となるため、接触不良によるトラブル等
もなくすことができる。
【0057】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
簡易な構成で小型化することができ、部品の供給・取出
をスムーズに行って生産効率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品供給装置の実施形態を示す上面図
及び平面図。
【図2】図1の部品供給装置の部品貯留部、部品供給部
及び圧縮空気供給部の詳細を示す断面側面図。
【図3】図1の部品供給装置の部品取出部及び圧縮空気
供給部の詳細を示す断面側面図。
【図4】図1の部品供給装置の部品貯留部、部品供給部
及び圧縮空気供給部の動作例を示す第1の図。
【図5】図1の部品供給装置の部品貯留部、部品供給部
及び圧縮空気供給部の動作例を示す第2の図。
【図6】図1の部品供給装置の部品貯留部、部品供給部
及び圧縮空気供給部の動作例を示す第3の図。
【図7】図1の部品供給装置の部品取出部及び圧縮空気
供給部の動作例を示す第1の図。
【図8】図1の部品供給装置の部品取出部及び圧縮空気
供給部の動作例を示す第2の図。
【図9】図1の部品供給装置の部品取出部及び圧縮空気
供給部の動作例を示す第3の図。
【図10】本発明の部品供給装置の別の実施形態を示す
上面図及び平面図。
【図11】図10の部品供給装置の部品貯留部、部品供
給部及び圧縮空気供給部の詳細を示す断面側面図。
【図12】図10の部品供給装置の部品貯留部、部品供
給部及び圧縮空気供給部の動作例を示す第1の図。
【図13】図10の部品供給装置の部品貯留部、部品供
給部及び圧縮空気供給部の動作例を示す第2の図。
【図14】図10の部品供給装置の部品貯留部、部品供
給部及び圧縮空気供給部の動作例を示す第3の図。
【図15】一般的な高速チップ部品装着装置の一例を示
す斜視図。
【図16】図15の高速チップ部品装着装置の側面図。
【符号の説明】
100、200・・・部品供給装置、101・・・フレ
ーム本体、110・・・バルクケース、111・・・開
放口、120・・・バルク取出部、121・・・バルク
取出口、122・・・ガイド、122a・・・バルク供
給溝、123・・・カバー、124・・・位置決めブロ
ック、124a、124b・・・圧縮ばね、125・・
・シャッタ、126・・・移動機構、130・・・バル
ク供給部、131・・・バルク供給路、140、240
・・・圧縮空気供給部、141・・・断続用エアバル
ブ、142、147、150・・・エア配管、143、
145、148・・・エア継手、144、161、16
2a、144a、144b、151a、151b・・・
エア通路、146、149・・・エアバルブ、160・
・・切替弁、162・・・バルブブロック、241・・
・風車、241a・・・羽根部、241b・・・本体
部、241c・・・貫通孔

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品を貯留するための部品貯留部と、前
    記部品貯留部から供給される前記部品を取出すための部
    品取出部と、前記部品貯留部と部品取出部の間に配設さ
    れ、前記部品貯留部から前記部品取出部へ前記部品を供
    給するための部品供給路を有する部品供給部とを備えた
    部品供給装置であって、 前記部品の供給・取出のために圧縮空気を各部へ供給す
    る圧縮空気供給部を備えたことを特徴とする部品供給装
    置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮空気供給部が、前記圧縮空気を
    前記部品貯留部へ連続的もしくは断続的に供給し、貯留
    されている前記部品を攪拌して前記部品供給路内へ導く
    第1供給部を備えた請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 【請求項3】 前記圧縮空気の断続的供給が、断続用バ
    ルブを利用して行われる請求項2に記載の部品供給装
    置。
  4. 【請求項4】 前記圧縮空気の断続的供給が、風車を利
    用して行われる請求項2に記載の部品供給装置。
  5. 【請求項5】 前記圧縮空気供給部が、前記圧縮空気を
    前記部品供給路へ供給し、前記部品供給路内の前記部品
    を前記部品取出部側へ押出す第2供給部を備えた請求項
    1に記載の部品供給装置。
  6. 【請求項6】 前記圧縮空気供給部が、前記圧縮空気を
    前記部品貯留部もしくは部品供給路へ通す経路と、前記
    部品取出部の取出口へ通す経路とを切り替える切替部を
    備え、前記圧縮空気を前記取出口へ供給して前記取出口
    に供給されている前記部品とそれに密着して並んでいる
    前記部品とを切り離す請求項1に記載の部品供給装置。
  7. 【請求項7】 前記部品取出部が、取出口を開閉するた
    めのシャッタと、前記取出口に供給される前記部品に密
    着して前記部品を位置決めするための位置決めブロック
    とを備え、前記シャッタの開動作に連動させて前記位置
    決めブロックを前記取出口に供給されている前記部品か
    ら切り離す請求項1に記載の部品供給装置。
  8. 【請求項8】 前記圧縮空気供給部が、前記圧縮空気を
    前記部品貯留部もしくは部品供給路へ通す経路と、前記
    部品取出部の取出口へ通す経路とを切り替える切替部を
    備え、前記部品取出部が、前記取出口を開閉するための
    シャッタと、前記取出口に供給される前記部品に密着し
    て前記部品を位置決めするための位置決めブロックとを
    備え、前記シャッタの開動作に連動させて、前記位置決
    めブロックを前記取出口に供給されている前記部品から
    切り離すと共に、前記圧縮空気を前記取出口へ供給して
    前記取出口に供給されている前記部品とそれに密着して
    並んでいる前記部品とを切り離す請求項1に記載の部品
    供給装置。
  9. 【請求項9】 部品を貯留するための部品貯留部と、前
    記部品貯留部から供給される前記部品を取出すための部
    品取出部と、前記部品貯留部と部品取出部の間に配設さ
    れ、前記部品貯留部から前記部品取出部へ前記部品を供
    給するための部品供給路を有する部品供給部とを備えた
    部品供給装置を有し、前記部品取出部から前記部品を取
    出して装着対象物に装着する部品装着装置であって、 前記部品供給装置が、前記部品の供給・取出のために圧
    縮空気を各部へ供給する圧縮空気供給部を備えたことを
    特徴とする部品装着装置。
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